JP7455005B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、開閉体本体を横幅方向へ開閉動作させる建具に関するものである。
従来、一般的な引戸は、横幅方向へスライドして開閉する引戸本体と、前記引戸本体の上端側を開閉方向へ導く上枠と、前記引戸本体の下端側の戸車を開閉方向へ導く下枠とを具備している(例えば、特許文献1参照)。
そして、従来の引戸では、引戸本体を上枠と下枠の間に嵌め合わせるには、先ず引戸本体を上枠に嵌め合わせるように持ち上げ、引戸本体の下端側の戸車を下枠上のレールに嵌め合わせる。引戸本体を外す際には、引戸本体を持ち上げて下端側の戸車をレールから外した後に、引戸本体の上端側を上枠から外す。
このため、従来の引戸では、引戸本体の上端と上枠との間に、引戸本体を持ち上げ可能にする隙間が確保されている。
実用新案登録第3183840号公報
ところで、上記従来構造によれば、例えば地震や強風、激しい開閉動作等により引戸本体が上下方向及び厚さ方向へ複雑に振動した場合、この引戸本体が上枠と下枠の間から外れてしまうおそれがある。
そこで、例えば、一般的な網戸等においては、該網戸の戸先面の上端側と戸尻面の上端側に、上方へ突出して上枠の下面に近接する外れ止め部材が、上下位置調整可能にネジ止めされている。
しかしながら、このような構造では、戸先側と戸尻側の二つの外れ止め部材の高さを均一にする作業に時間がかかったり、ネジの緩みにより外れ止め部材は下がってしまったりするおそれがある。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決するために、以下の構成を具備するものである。
戸幅方向へスライドして開閉する開閉体本体と、前記開閉体本体の上端側を開閉方向へ導く上枠と、前記開閉体本体の下端側を開閉方向へ導くガイド部とを備えた建具において、前記開閉体本体の上端側には、少なくとも戸幅方向の一端側と他端側に、それぞれ、前記開閉体本体が上方へ移動して前記ガイド部から外れるのを阻む外止め部材が設けられ、前記一端側の外止め部材と前記他端側の外止め部材とのうち、少なくとも一方の外止め部材は、前記開閉体本体に固定された基部と、前記基部から上方へ突出して前記上枠に対し下方から近接するとともに前記基部に対し剥離可能に一体化された剥離片とを具備していることを特徴とする建具。
本発明は、以上説明したように構成されているので、外れ止め部材の高さ調節機能を向上することができる。
本発明に係る建具の一例を示す正面図である。 図1における(II)-(II)線に沿う縦断面図である。 外止め部材の一例を示し、(a)は左側面図、(b)は正面図である。 本発明に係る建具の他例を示す縦断面図である。 本発明に係る建具の他例を示す縦断面図である。 外止め部材の他例を示し、(a)は左側面図、(b)は正面図である。
本実施の形態では、以下の特徴を開示している。
第1の特徴は、戸幅方向へスライドして開閉する開閉体本体と、前記開閉体本体の上端側を開閉方向へ導く上枠と、前記開閉体本体の下端側を開閉方向へ導くガイド部とを備えた建具において、前記開閉体本体の上端側には、少なくとも戸幅方向の一端側と他端側に、それぞれ、前記開閉体本体が上方へ移動して前記ガイド部から外れるのを阻む外止め部材が設けられ、前記一端側の外止め部材と前記他端側の外止め部材とのうち、少なくとも一方の外止め部材は、前記開閉体本体に固定された基部と、前記基部から上方へ突出して前記上枠に対し下方から近接するとともに前記基部に対し剥離可能に一体化された剥離片とを具備している(図1~図6参照)。
第2の特徴として、前記基部には、前記剥離片が複数積み重ねられ互いに剥離可能に接続されている(図3及び図6等参照)。
第3の特徴として、前記複数の剥離片における戸厚方向外側の面が、上方へいくにしたがって戸厚方向内側へ向かう傾斜状に形成されている(図3及び図6等参照)。
第4の特徴として、前記基部が、前記開閉体本体の表面と上端部に沿う逆L字状に形成されている(図2、図4及び図5等参照)。
第5の特徴として、前記開閉体本体は、引き違い戸を構成するように少なくとも二枚設けられ、前記外止め部材は、前記二枚の開閉体本体のうち、その一方における戸厚方向の一端側と、他方における戸厚方向の他端側とに、それぞれ設けられている(図2、図4及び図5等参照)。
第6の特徴として、前記基部が、前記剥離片よりも硬質の材料から形成されている。
第7の特徴として、前記上枠には、下方へ突出するとともに戸幅方向へ連続するガイド片が設けられ、前記一方の外止め部材は、前記ガイド片に対し戸厚方向の一方側から近接するように設けられている(図5参照)。
第8の特徴として、前記基部と前記開閉体本体との間には、着脱可能なスペーサ部が設けられている(図4及び図5等参照)。
第9の特徴として、前記スペーサ部が、前記基部に対し、剥離可能に一体化されている(図6参照)。
<第一の実施態様>
次に、上記特徴を有する具体的な実施態様について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、「戸幅方向」とは、開閉体本体の横幅方向を意味し、左右方向、横幅方向等と称する場合もある。また、「戸厚方向」とは、開閉体本体の厚みの方向を意味する。
この建具1は、横幅方向へ直線的にスライドして開閉する左右の開閉体本体10,20と、これら開閉体本体10,20の上端側を開閉方向へ直線的に導く上枠30と、開閉体本体10,20の下端側を開閉方向へ導く下枠40と、上枠30と下枠40を左右両端側で支持する側枠51,52とを備え、上枠30、下枠40及び側枠51,52によって囲まれた開口部を左右の開閉体本体10,20によって開閉する引き違い戸を構成している(図1参照)。
一方の開閉体本体10は、上下左右の骨材10a、及び外装板10b等によって略矩形板状に形成される。
上端側の骨材10aは、図2に示すように、上方を開口した凹溝状に形成され、この凹溝状部に、振止め部材10cを内在している。
振止め部材10cは、例えば硬質樹脂材料や金属材料等から、戸幅方向へわたる縦断面凹状に形成され、その上端側に、凹溝状の被ガイド凹部10c1を有する。この被ガイド凹部10c1は、上枠30のガイド片32に対し、遊びを有する状態で凹凸状に嵌り合う。この振止め部材10cは、開閉体本体10に対し、その戸幅方向の一部分に設ければよいが、戸幅方向の全部に設けるようにしてもよい。
また、開閉体本体10の上端側には、少なくとも戸幅方向の一端側と他端側に、それぞれ、外止め部材11が設けられる(図1参照)。この外止め部材11は、開閉体本体20が上方へ移動して、該開閉体本体20の戸車12が下枠40のガイド部41から外れるのを阻む。
そして、開閉体本体10の下端側には、下端側には、下枠40上のガイド部41に沿って転動するように戸車12が設けられる。
戸車12は、開閉体本体10の下端側において、戸幅方向の一端寄りと他端寄りに回転自在に支持される。各戸車12は、外周面の下端側を下方へ突出している。
外止め部材11は、開閉体本体10に対し戸幅方向に間隔を置いて複数配設され、本実施の形態の好ましい一例によれば、開閉体本体10の戸幅方向の一端寄りと他端寄りにそれぞれ設けられる。
各外止め部材11は、開閉体本体10の上端に固定されて上方へ突出しており、その突出寸法は、開閉体本体10を上方へ持ち上げたときに、当該外止め部材11の上端部が、上枠30の対向面31に当接して、戸車12がガイド部41から外れることのないように、適宜に設定される。
なお、図示例によれば、単一の開閉体本体10(又は20)に対し、外止め部材11を2つ設けるようにしているが、外止め部材11を、例えば戸幅方向の一端寄りと他端寄りとその間の位置と等、3以上設けるようにしてもよい。
この外止め部材11は、開閉体本体10に固定された基部11aと、基部11aから上方へ突出して上枠30に対し下方から近接するとともに基部11aに対し剥離可能に一体化された剥離片群11bとを具備している。
基部11aは、開閉体本体10の表面上端側に沿う表片部11a1と、開閉体本体10の上端部に沿う上片部11a2とから縦断面逆L字状に形成さる。
この基部11aは、開閉体本体10の上端側において表面部から上端部にわたって装着され、着脱可能な止着具13によって開閉体本体10に固定される。止着具13は、例えば、ネジやボルト等であり、表片部11a1に挿通されて骨材10aに止着される。
このような逆L字状の基部11aによれば、外止め部材11を開閉体本体10に対し表側から容易に着脱することができ、外止め部材11の組付け性や、交換作業性等が良好である。
なお、図中、符号11a11は、止着具13を挿通するための貫通孔である。
剥離片群11bは、上方へ積み重ねられ互いに剥離可能な複数の板状の剥離片11b1によって構成される。
最下端の剥離片11b1と基部11aの間や、上下に隣接する剥離片11b1,11b1間等を剥離可能に接続する手段は、例えば、これら部材間に適度な粘着力の接着材(両面テープや、接着剤、粘着剤等を含む)を介在する態様や、これら部材間を部分的に一体化して引きちぎられるようにした態様等とすればよい。
そして、剥離片群11bは、開閉体本体10の表側において、戸厚方向外側の面が、上方へいくにしたがって戸厚方向内側へ向かう傾斜状に構成される(図3(a)参照)。
詳細に説明すれば、剥離片群11bを構成する複数の剥離片11b1は、上方へ重ね合わせられるにしたがって、戸厚方向の寸法が短くなっている。そして、これら複数の剥離片11b1は、戸厚方向内側の端部(図3(a)によれば左端部)を基準にして、上方へ重ね合わせられる。このため、これら複数の剥離片11b1における戸厚方向外側の端部は、上方へいくにしたがって戸厚方向内側へ向かう傾斜面状になる。
この構成によれば、開閉体本体10の開閉動作中の振動等に起因して、外止め部材11が他の不動部材(例えば上枠30等)に干渉するのを防ぐことができる。
上記構成の基部11a及び複数の剥離片11b1は、同一の材質であってもよいし、異なる材質であってもよい。
特に好ましい態様としては、基部11aを、複数の剥離片11b1よりも硬質の材料から形成する。例えば、複数の剥離片11b1を軟質や硬質の合成樹脂材料等から形成し、基部11aを、剥離片11b1よりも硬質な合成樹脂材料や硬質金属材料等から形成する。
このようにすれば、基部11aを開閉体本体10に対し頑強に固定した上で、剥離片11b1のみを容易に剥離することができる。
また、他方の開閉体本体20は、開閉体本体10と左右対称且つ表裏対称に構成され、開閉体本体10と同様にして、複数の外止め部材11、及び複数の戸車12を有する。
開閉体本体10の外止め部材11と開閉体本体20の外止め部材11は、図2に示すように、戸厚方向の一方側と他方側に位置する。
上枠30は、開閉体本体10,20の上方に隙間を置いて設けられ、開閉体本体10,20の上端部に対向する対向面31と、この対向面31から下方へ突出するガイド片32とを備える。
なお、図示例の上枠30は、複数の金属製部材を溶接等により一体化して構成されるが、この上枠30の他例としては、金属材料から引抜き成形や押出し成形により形成された単一の部材や、合成樹脂材料から一体成形された部材等とすることも可能である。
対向面31は、略水平な平坦状の面であり、両開閉体本体10,20の複数の外止め部材11の上端部に対し、上方から近接するように位置する。
ガイド片32は、開閉体本体10,20の各々に対応するようにして、戸厚方向に複数設けられる。
各ガイド片32は、上枠30の横幅方向の略全長にわたって下方へ突出する長尺板状に形成され、振止め部材10cの被ガイド凹部10c1に遊挿され、振止め部材10cにおける戸厚方向両側の内面に近接する(図2参照)。
このガイド片32の下端と、被ガイド凹部10c1内の底面との間には、開閉体本体10,20を持ち上げるようにして着脱するための隙間sが確保されている。
また、下枠40は、左右の側枠51,52の下端部間にわたる長尺状の部材であり、その上面に、ガイド部41を有する。
ガイド部41は、戸車12、12に嵌り合ってこれら戸車12、12を開閉方向へ転動させる部位であり、例えば、戸幅方向へわたって連続する凸レール状や凹溝状等に形成される。
なお、他例としては、下枠40を省いて床面等にガイド部41を設けた態様や、戸車12、12を省いて開閉体本体10,20の下端部をガイド部41に摺接させる態様等とすることが可能である。
側枠51,52は、それぞれ、上下方向へわたる長尺状の部材であり、その上端部が上枠30の横幅方向の端部に止着され、下端部が下枠40の同方向の端部に止着される。
<作用効果>
次に、上記構成の建具1について、その特徴的な作用効果を詳細に説明する。
図1に示すように、開閉体本体10,20を閉鎖した状態では、戸幅方向の両端側で、それぞれ外止め部材11,11の上端部が、上枠30の対向面31に近接して位置する。
このため、開閉動作時等の振動により、開閉体本体10,20が戸幅方向に傾くようにして戸幅方向の一端側が持ち上がるのを、左右両側の外止め部材11,11と対向面31との当接により阻むことができ、ひいては、戸車12、12がガイド部41から外れるのを効果的に防ぐことができる。
また、現場寸法の誤差等に起因して、外止め部材11の上端部が上枠30に擦れてしまう場合や、左右の外止め部材11,11の高さがアンバランスになってしまう場合等には、外止め部材11から剥離片11b1を適宜枚数剥離して、左右の剥離片群11b,11bの全高を適宜に調節することができる。
また、開閉体本体10,20を上下左右の枠から外す際は、止着具13を緩めて各外止め部材11を外し、開閉体本体10,20を持ち上げて戸厚方向へずらし、各戸車12をガイド部41から外せばよい。
よって、建具1によれば、複数の外止め部材11の高さ調節が容易な上、ネジの緩み等により外止め部材11の位置が下がってしまうようなことを阻み、これら複数の外止め部材11によって、開閉時の振動等に起因する開閉体本体10,20の外れを効果的に防ぐことができる。
<第二の実施態様>
次に、本発明に係る他の実施態様について説明する。以下に説明する実施態様は、上記建具1の一部を変更したものであるため、主にその変更部分について詳述し、重複する説明を省略する。
図4に示す建具2は、上記建具1について、開閉体本体10,20を開閉体本体50,60に置換し、各外止め部材11を、スペーサ部70を介して開閉体本体50,60の上端側に止着したものである。
一方の開閉体本体50は、上下左右の框51、これら框51内に嵌め合わせられた硝子52等によって略矩形板状に形成される。
上側の框51は、図4に示すように、上方と下方を開口するとともにこれら上下間に略水平な支持片51aを有する略H字状に形成される。
この框51は、上側の開口にガイド片32を遊挿し、下側の開口にはゴム等の弾性材料からなるパッキン53を介して硝子52を嵌め合わせている。
また、上側の框51内には、その戸厚方向の外側に補強部材54が設けられる。この補強部材54は、金属等の硬質材料から断面L字状に形成され、下方から挿通された止着具55(例えば、ネジやボルト、リベット等)によって框51に固定される。
スペーサ部70は、外止め部材11の基部11aと開閉体本体50,60の上端側との間に、着脱可能に装着される。
詳細に説明すれば、このスペーサ部70は、金属材料等の硬質材料によって、框51の上端部に沿う上片部71と、開閉体本体50,60の表面上端側に沿う表片部72とから縦断面逆L字状に形成さる。
このスペーサ部70の戸幅方向の寸法は、外止め部材11と略同一にすればよい。このスペーサ部70の表片部72には、止着具13を挿通するめの貫通孔72aが設けられる。
このスペーサ部70の上片部71は、戸厚方向においてガイド片32に近接して(図4参照)、開閉体本体50,60が開閉動作中に戸厚方向へ振れるのを防ぐ。
建具2において、外止め部材11は、スペーサ部70の上片部71と表片部72に重ね合わせられ、止着具13によって止着される。止着具13は、外止め部材11、スペーサ部70、框51の外側部分等に貫通状に挿通されて、補強部材54に螺合し締め付けられる。
よって、図4に示す建具2によれば、上記建具1と同様の作用効果が得られる。その上、外止め部材11を開閉体本体50,60の上端側に止着する際に、スペーサ部70を介在した状態と、スペーサ部70を省いた状態との二つのパターンを選択することができる。
したがって、例えば、仕様等により、上枠30の高さ位置や、開閉体本体50,60の上下寸法が異なる場合でも、スペーサ部70の有無を選択して、同一形状の外止め部材11を共通部品として用いることが可能になる。
<第三の実施態様>
図5に示す建具3は、上記構成の建具2に対し、スペーサ部70を省き、外止め部材11を外止め部材11’に置換したものである。
外止め部材11’は、上記外止め部材11における基部11aの上片部11a2の下側に、着脱可能なスペーサ部11cを設けている。
スペーサ部11cは、剥離片11b1と同様にして、基部11aにおける上片部11a2の下面に対し、剥離可能に一体化されている(図6参照)。
外止め部材11’は、スペーサ部11cを開閉体本体50,60の上端部に接触させて、開閉体本体50,60の上端側に装着される。
この外止め部材11’は、ガイド片32に対し戸厚方向の一方側から近接する。
よって、図5に示す建具3によれば、上記建具2と同様に、外止め部材11’を開閉体本体50,60の上端側に止着する際に、スペーサ部70を介在した状態と、スペーサ部70を省いた状態との二つのパターンを選択することができ、ひいては、異なる態様の上枠や開閉体本体に対し、同一形状の外止め部材11’を共通部品として用いることができる。
また、外止め部材11’が、ガイド片32に対し戸厚方向の一方側から近接して、開閉体本体50,60の厚さ方向への振れを防ぐ。
<その他の変形例>
上記建具1では、開閉体本体10,20の厚さ方向の振れを振止め部材10c(図2参照)によって抑制するようにしたが、他例としては、建具1においても、上記建具2と同様に、振止め部材10cを省いて、外止め部材11をガイド片32に近接させてれ止めとすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、上記外止め部材に対し、上記剥離片を複数重ね合わせたが(図3及び図6等参照)、他例としては、上記外止め部材に対し上記剥離片を単数設けた態様とすることも可能である。
また、上記実施態様によれば、上記外止め部材を、止着具13によって上記開閉体本体に着脱可能に止着したが(図2,図4及び図5等参照)、他例としては、上記外止め部材を図示例以外の止着具や篏合等によって、上記開閉体本体に着脱可能に装着することも可能である。
また、上記実施態様によれば、特に好ましい一例として、戸幅方向の一端側と他端側の両方の上記外止め部材にそれぞれ上記剥離片を設けたが(図2,図4及び図5等参照)、他例としては、一方の上記外止め部材のみに上記剥離片を設けるようにすることも可能である。
また、上記実施態様では、引き違いの引戸装置を構成したが、本発明の建具は引戸方式の建具であればよく、引き違いでない引戸装置や、サッシ窓、障子等を構成することが可能である。
また、本発明は上述した実施態様に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
1,2,3:建具
11,11’:外止め部材
11a:基部
11b:剥離片群
11b1:剥離片
11c,70:スペーサ部
10,20,50,60:開閉体本体
30:上枠
31:対向面
32:ガイド片
40:下枠
41:ガイド部

Claims (9)

  1. 戸幅方向へスライドして開閉する開閉体本体と、前記開閉体本体の上端側を開閉方向へ導く上枠と、前記開閉体本体の下端側を開閉方向へ導くガイド部とを備えた建具において、
    前記開閉体本体の上端側には、少なくとも戸幅方向の一端側と他端側に、それぞれ、前記開閉体本体が上方へ移動して前記ガイド部から外れるのを阻む外止め部材が設けられ、
    前記一端側の外止め部材と前記他端側の外止め部材とのうち、少なくとも一方の外止め部材は、前記開閉体本体に固定された基部と、前記基部から上方へ突出して前記上枠に対し下方から近接するとともに前記基部に対し剥離可能に一体化された剥離片とを具備していることを特徴とする建具。
  2. 前記基部には、前記剥離片が複数積み重ねられ互いに剥離可能に接続されていることを特徴とする請求項1記載の建具。
  3. 前記複数の剥離片における戸厚方向外側の面が、上方へいくにしたがって戸厚方向内側へ向かう傾斜状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の建具。
  4. 前記基部が、前記開閉体本体の表面と上端部に沿う逆L字状に形成されていることを特徴とする請求項1~3何れか1項記載の建具。
  5. 前記開閉体本体は、引き違い戸を構成するように少なくとも二枚設けられ、前記外止め部材は、前記二枚の開閉体本体のうち、その一方における戸厚方向の一端側と、他方における戸厚方向の他端側とに、それぞれ設けられていることを特徴とする請求項1~4何れか1項記載の建具。
  6. 前記基部が、前記剥離片よりも硬質の材料から形成されていることを特徴とする請求項1~5何れか1項記載の建具。
  7. 前記上枠には、下方へ突出するとともに戸幅方向へ連続するガイド片が設けられ、前記一方の外止め部材は、前記ガイド片に対し戸厚方向の一方側から近接するように設けられていることを特徴とする請求項1~6何れか1項記載の建具。
  8. 前記基部と前記開閉体本体との間には、着脱可能なスペーサ部が設けられていることを特徴とする請求項1~7何れか1項記載の建具。
  9. 前記スペーサ部が、前記基部に対し、剥離可能に一体化されていることを特徴とする請求項8記載の建具。
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