JP7454776B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関するものである。
半導体装置では、各回路を構成するためにMOSFETがシリコン基板上に構成される(例えば特許文献1)。
特開昭59-168676号公報
PMOSFETの特性を向上させるために、ソースやドレインにSiGeを使用する場合がある。しかしながら、SiGeを使用する場合には、エピ層を形成するための特別な装置(CVD装置)が必要である。このため、SiGeを使用したMOSを製造するためにはコストがかかり、このような技術は一部のハイパフォーマンストランジスタにしか用いることができなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、コストの増加を抑制しつつ特性を向上することのできる半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1態様は、シリコン基板上にゲート酸化膜を介して構成されたゲートと、前記シリコン基板において、前記ゲートの下部のチャネル領域を挟んで構成されたソース及びドレインと、前記ソース及び前記ドレインのそれぞれに対応する複数のLDDと、を備え、前記ゲート酸化膜の下部の前記シリコン基板の面を第1面とし、前記ゲート酸化膜に対する前記ソース側の前記シリコン基板の面を第2面とし、前記ゲート酸化膜に対する前記ドレイン側の前記シリコン基板の面を第3面とした場合に、前記第1面に対して、前記第2面及び前記第3面は積層方向に段差を有しており、前記段差における前記シリコン基板の側壁のそれぞれには、各前記LDDのチャネル領域側端部の位置決めを行うとともに、前記チャネル領域に応力を発生させる酸化領域が形成される半導体装置である。
上記のような構成によれば、第1面に対して、第2面及び第3面は積層方向に段差を有しており、段差におけるシリコン基板の側壁には酸化領域が形成されることで、チャネル領域(例えばチャネルの中心)に対して圧縮応力を発生させることができる。これによって、チャネル領域における移動度が向上し、オン電流が向上する。このため、動作速度が向上する。
上記半導体装置において、前記酸化領域は、前記ゲートの側壁から、前記段差における前記シリコン基板の側壁にわたって構成されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、酸化領域は、ゲートの側壁から段差におけるシリコン基板の側壁にわたって構成されることで、効果的にチャネルへ圧縮応力を発生させることができる。
上記半導体装置において、前記酸化領域は、前記シリコン基板が酸化した部材により構成されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、シリコン基板を熱酸化することで酸化領域を形成することができる。
上記半導体装置において、前記段差は、積層方向に10nm以上40nm以下であることとしてもよい。
上記のような構成によれば、段差を積層方向に10nm以上40nm以下とすることで、効果的にチャネルへ圧縮応力を発生させることができる。
上記半導体装置において、前記酸化領域は、幅が10nm以上20nm以下であることとしてもよい。
上記のような構成によれば、酸化領域の幅を10nm以上20nm以下とすることで、効果的にチャネルへ圧縮応力を発生させることができる。
上記半導体装置において、前記第1面と前記第2面とは第1側壁面を介して連続し、前記第1面と前記第3面とは第2側壁面を介して連続し、前記第1側壁面と前記第2側壁面との間の距離は積層方向下側に向かって大きくなることとしてもよい。
上記のような構成によれば、第1側壁面と第2側壁面との間の距離は積層方向下側に向かって大きくなることで、酸化領域が熱酸化で形成されたこととなり、効果的にチャネルへ圧縮応力を発生させることができる。
上記半導体装置において、前記ゲートと前記シリコン基板の間に形成された前記ゲート酸化膜は、積層方向の幅が、積層方向と直交する方向に向かって大きくなることとしてもよい。
上記のような構成によれば、ゲート酸化膜は、積層方向の幅が、積層方向と直交する方向に向かって大きくなることで、酸化領域が熱酸化で形成されたこととなり、効果的にチャネルへ圧縮応力を発生させることができる。
上記半導体装置において、前記ゲートには、前記酸化領域を介してサイドウォールが形成されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、酸化領域の周りにサイドウォールが形成される。
上記半導体装置において、前記ゲートと、前記ソースと、前記ドレインとによりPMOSが構成されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、PMOSのため、チャネルの圧縮応力で効果的に移動度が向上する。
上記半導体装置において、前記酸化領域は、前記チャネル領域に圧縮応力を発生させるように構成されることとしてもよい。
上記のような構成によれば、酸化領域によってチャネル領域に圧縮応力を発生させ、チャネル領域における移動度を向上させることが可能となる。
本発明の第2態様は、シリコン基板の表面に対してゲート酸化膜及びゲートを形成するゲート形成工程と、前記ゲートをマスクしてエッチングを行い、前記ゲート酸化膜の下部の前記シリコン基板の面を第1面とし、前記ゲート酸化膜に対するソース側の前記シリコン基板の面を第2面とし、前記ゲート酸化膜に対するドレイン側の前記シリコン基板の面を第3面とした場合に、前記第1面に対して、前記第2面及び前記第3面に積層方向の段差を形成し、前記シリコン基板に凸部を形成するエッチング工程と、熱酸化により、前記段差における前記シリコン基板の各側壁のそれぞれに、前記凸部に応力を発生させる酸化領域を形成する熱酸化工程と、前記シリコン基板に不純物を注入するとともに、前記酸化領域に基づいて前記凸部側端部の位置決めをしてLDDを形成するLDD注入工程とを有する半導体装置の製造方法である。
上記のような構成によれば、第1面に対して、第2面及び第3面は積層方向に段差を有しており、段差におけるシリコン基板の側壁には酸化領域が形成されることで、チャネル領域(例えばチャネルの中心)に対して圧縮応力を発生させることができる。これによって、チャネル領域における移動度が向上し、オン電流が向上する。このため、動作速度が向上する。
上記半導体装置において、前記熱酸化工程は、前記エッチング工程の後に行われることとしてもよい。
上記のような構成によれば、エッチング工程で段差を形成してから酸化領域を形成することができる。
上記半導体装置において、前記シリコン基板に不純物を注入してLDDを形成するLDD注入工程を有し、前記熱酸化工程は、前記LDD注入工程の前に行われることとしてもよい。
上記のような構成によれば、LDDを形成する前に、酸化領域を形成することができる。
本発明によれば、コストの増加を抑制しつつ特性を向上するという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る半導体装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係るPMOSの製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPMOSの製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPMOSの製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPMOSの製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るPMOSの製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る半導体装置の製造方法の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係るチャネル領域の周辺を示すPMOSの断面図である。 本発明の一実施形態に係るチャネル領域における積層方向の圧縮応力の変化を示した図である。 本発明の一実施形態に係るゲート電圧に対する移動度のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の一実施形態に係るゲート電圧に対する移動度のシミュレーション結果を示す図である。 本発明の一実施形態に係るチャネル領域の周辺を示すPMOSの断面図である。 本発明の一実施形態に係るPMOSのゲート酸化膜の端部周辺の拡大図である。
以下に、本発明に係る半導体装置及びその製造方法の一実施形態について、図面を参照して説明する。
(半導体装置の構造)
図1は、本実施形態に係る半導体装置10の断面図である。半導体装置10は、図1に示すようにP型のMOSFET(以下、「PMOS」という)である。なお、半導体装置10としては、後述するように、他の素子(例えばNMOS)が混載されていてもよい。例えばゲート長は60nmである。
PMOSは、ゲートGと、ソースSと、ドレインDが形成されている。ゲートGは、シリコン基板Sub上にゲート酸化膜GOを介して形成される。ソースSとドレインDは、シリコン基板Subにおいて、ゲートGの下部のチャネル領域Cを挟んで構成される。このように、ゲートGと、ソースSと、ドレインDとによりPMOSの各端子が構成される。
また、PMOSには、ソースS及びドレインDのそれぞれに対応して、LDD14とHalo15が形成される。なお、例えばゲート長が長い場合(例えば0.5μm)にはLDD14とHalo15は省略することとしても良い。ゲート長が短い場合(例えば60nm)にはLDD14とHalo15は形成されることが好ましい。
そして、PMOSには、リセス部RCが形成される。リセス部RCは、シリコン基板Subの表面が凹んでいる部分(凹部)である。すなわち、リセス部RCにおけるシリコン基板Subの表面は、ゲートG直下のシリコン基板Subの表面や、STI11の表面に対して、積層方向において低い位置となる。積層方向とは、シリコン基板Subの表面に対して要素を積層する方向である。
具体的には、図1に示すように、ゲート酸化膜GOの下部のシリコン基板Subの面を第1面SF1とし、ゲート酸化膜GOに対するソースS側のシリコン基板Subの面を第2面SF2とし、ゲート酸化膜GOに対するドレインD側のシリコン基板Subの面を第3面SF3する。すなわち、ゲート酸化膜GO(第1面SF1)からソースS側のSTI11までの間のシリコン基板Subの表面に第2面SF2があり、ゲート酸化膜GO(第1面SF1)からドレインD側のSTI11までの間のシリコン基板Subの表面に第3面SF3がある。
リセス部RCは、第2面SF2及び第3面SF3のくぼみとなる。すなわち、第1面SF1に対して、第2面SF2及び第3面SF3のそれぞれは、積層方向に段差Xを有している。段差Xとは第1面SF1の表面に対する第2面SF2(または第3面SF3)の表面の積層方向の高低差である。段差Xは、積層方向に10nm以上40nm以下となる。なお、第1面SF1と、第2面SF2または第3面SF3との段差Xの最大が10nm以上40nm以下となることが好ましい。例えば、段差Xが10nm未満の場合には酸化領域OSからの圧縮力が弱くなり十分な効果を得ることができず、段差Xが40nmより大きい場合にはLDD14とHalo15の接合位置の調整が困難となり、トランジスタの動作に支障をきたす可能性がある(オフ電流の増加やしきい値電圧のプラス方向へのシフト等)ため、段差Xは10nm以上40nm以下とすることが好ましい。
そして、リセス部RCには、酸化領域OS(オフセットスペーサー)が形成される。具体的には、酸化領域OSは、ゲートGの側壁から、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁にわたって形成される。後述するように、特に段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁に酸化領域OSが形成されることで、リセス部RCのくぼみのチャネル領域C近くの壁面に酸化領域OSを形成して、チャネル領域Cに対して圧縮応力を発生させることができる。
酸化領域OSは、後述するように、熱酸化の工程によって酸化した部材で構成される。すなわち、ゲートGの側壁の酸化領域OSはゲートGが酸化したものであり、ゲート酸化膜GOの側壁の酸化領域OSはゲート酸化膜GOが酸化したものであり、ゲートG下部のシリコン基板Subの側壁の酸化領域OSは、シリコン基板Subが酸化したものとなる。
酸化領域OSは、幅Wが10nm以上20nm以下である。幅Wとは、具体的には、積層方向と直交する方向の酸化領域OSの長さである。例えば、幅Wが10nm未満の場合には酸化領域OSからの圧縮力が弱くなり十分な効果を得ることができず、幅Wが20nmより大きい場合にはLDD14とHalo15の接合位置の調整が困難となり、トランジスタの動作に支障をきたす可能性がある(オフ電流の増加やしきい値電圧のプラス方向へのシフト等)ため、幅は10nm以上20nm以下とすることが好ましい。
(半導体装置の製造方法)
次に、本実施形態における半導体装置10の製造方法(プロセスフロー)の一例について図面を参照して説明する。図2から図6は、PMOSの製造方法の一例を示している。
まず、図2に示すように、シリコン基板Sub(P型基板)に対してSTI11を形成する。そして、例えばヒ素やリンといったN型の不純物を注入するとともに、アニールを行ってNWELL12を形成する(WELL形成工程)。
次に、図3に示すように、ゲート酸化膜GO(例えば1.2nm)を形成し、ゲートGとして、ポリシリコンゲート電極(例えば200nm)を形成する。例えば、ゲートGはリソグラフィ技術によって形成される。すなわち、図3は、シリコン基板Subの表面に対してゲート酸化膜GO及びゲートGを形成するゲート形成工程を示す。
次に、図4に示すように、ゲートGに対してパターンされたフォトレジストPRをマスクとして、シリコン基板Subの表面をエッチングする(エッチング工程)。具体的には、図4に示すように、ゲートGとSTI11との間のシリコン基板Subの表面をエッチングする。これによってリセス部RCが形成される。すなわち、ゲートGをマスクしてエッチングを行い、積層方向の段差Xを形成する。段差Xは10nm以上40nm以下である。
次に、図5に示すように、フォトレジストPRを取り除いた後、熱酸化処理を行う(熱酸化工程)。これによって表面が酸化し、図5に示すように表面に酸化膜16が形成される。この酸化膜16の幅は、10nm以上20nm以下となる。図5に示すようにSTI11の間の表面が全体的に酸化されるため、この工程で、ゲートGの側壁から、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁にわたって酸化膜16(酸化領域OS)が形成される。
そして、例えばRIE(Reactive ion etch)によってエッチングが行われることで、図6に示すように、ゲートGの側壁から、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁にわたる領域以外の酸化膜16が取り除かれる。これによって、酸化領域OSが形成される(酸化領域形成工程)。特に、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁に酸化領域OSが形成される。この酸化領域OSの幅Wは、10nm以上20nm以下となる。
そして、図6に示すように、シリコン基板Subの表面に、例えばヒ素やリンといったN型の不純物を注入することで、Halo15(N型Halo)を形成する(Halo形成工程)。また、シリコン基板Subの表面に、例えばボロンといったP型の不純物を注入することでLDD14(P型LDD)を形成する(LDD注入工程)。ゲートGとLDD14とをオーバーラップするために傾斜角を設定して不純物注入を行うことが効果的である。
その後、ソースSやドレインDが形成され、PMOSが形成される。
このように、熱酸化工程は、エッチング工程の後に行われる。また、熱酸化工程は、LDD注入工程の前に行われる。
(半導体装置の製造方法の他の例)
次に、本実施形態における半導体装置10の製造方法(プロセスフロー)の他の例について図面を参照して説明する。本例では、リセス部RCを有するPMOSと、NMOS(リセス部RCを有さない)とを混載して半導体装置10を製造する場合の例を示す。
図7から図19は、PMOS及びNMOSを混載した半導体装置10の製造方法の一例を示している。なお、各図では左側にPMOSを形成し、右側にNMOSを形成する場合を示している。PMOSとNMOSとは同じシリコン基板Sub上に形成されれば近接していても良いし離れていてもよい。
まず。図7に示すように、STI11とWELL(NWELL12とPWELL17)を形成する。図7は図2の工程に対応する。
次に、図8に示すように、ゲート酸化膜GOとゲートGを形成する。図8は図3の工程に対応する。また、このとき、ゲートGのポリシリコン上にSiN膜18が形成され、その上にフォトレジストPRが形成されて、ゲートGのポリシリコンがエッチングされる。NMOSについても同様にゲートGnが形成される。
そして、図9に示すように、ゲートG上のSiN膜18をマスクとしてエッチングを行い、PMOSにリセス部RCを形成する。SiN膜18をマスクとすることで、リセス部RCを形成する際のドライエッチングからNMOSのゲートGnを保護することができる。図9は図4のエッチング工程に対応する。なお、PMOSのリセス形成のためにエッチングを行う場合には、リセス部RCを形成しない素子であるNMOSは全体がフォトレジストPRでマスクされている。
次に、SiN膜18が溶液(例えば高温のリン酸など)によって除去され、その後、図10に示すように、熱酸化によって酸化膜16が形成される。図10は図5の工程に対応する。なお、図10に示すように、酸化膜16はNMOSに構成されても良い。NMOSにはリセス部RCが形成されないため、酸化膜16が形成されたとしてもチャネル領域Cへの圧縮応力の発生はほとんどない。
次に、図11に示すように、RIEによって酸化膜16がエッチングされ、酸化領域OSが形成される。図11は図6の工程に対応する。なお、NMOSにおいても同様に酸化膜16がエッチングされる。
次に、図12に示すように、NMOSをフォトレジストPRによりマスクした状態で、PMOSに対してLDD14とHalo15を形成する。具体的には、ホウ素などのP型の不純物の注入によりP型のLDD14を形成し、ヒ素やリンなどのN型の不純物の注入によりN型のHalo15を形成する。なお、ゲートGとLDD14とをオーバーラップするために傾斜角を設定して不純物注入を行うことが効果的である。
次に、図13に示すように、PMOSをマスクした状態で、NMOSに対してLDD19とHalo20を形成する。具体的には、ヒ素やリンなどのN型の不純物の注入によりN型のLDD19を形成し、ホウ素やインジウムなどのP型の不純物の注入によりP型のHalo20を形成する。なお、ゲートGnとLDD19とをオーバーラップするために傾斜角を設定して不純物注入を行うことが効果的である。
次に、図14に示すように、CVD(化学蒸着)により約80nmの酸化膜が形成され、サイドウォール13がRIEによって形成される。このように、ゲートGには、酸化領域OSを介してサイドウォール13が形成される。
次に、図15に示すように、NMOSをマスクした状態で、PMOSに対してソースS及びドレインDを形成する。具体的には、ホウ素などのP型の不純物を注入することで、ソースS及びドレインDを形成する。ソースS及びドレインDは、LDD14よりも深い接合部を持つように埋め込まれる。
次に、図16に示すように、PMOSをマスクした状態で、NMOSに対してソースSn及びドレインDnを形成する。具体的には、ヒ素やリンなどのN型の不純物を注入することで、ソースSn及びドレインDnを形成する。ソースSn及びドレインDnは、LDD19よりも深い接合部を持つように埋め込まれる。
次に、図17に示すように、PMOSのLDD14とソースS及びドレインDとは、RTA(ラピッドサーマルアニーリング)によってアクティブ化される。このアニーリングによって拡散が発生する。なお、NMOSも同様にアクティブ化される。
その後、図18に示すように、PVD法(スパッタリング)によりシリコン基板Subの表面にニッケル膜21を形成する。シリコンとニッケルが重なる領域は、焼きなましによってケイ化コバルトへ変化する。そして、酸化領域OS上のニッケルのみが化学処理によって選択的に除去される。NiSiなどのケイ化物は、通常のケイ化物プロセスによって形成される。
そして、図19に示すように、絶縁層22がCVD及びCMP(化学機械研磨)によって形成され、ゲートG、ソースS、ドレインDへのコンタクト23がドライエッチング等を用いて形成される。なお、図19で図示した断面図にはゲートG(及びゲートGn)のコンタクトは図示していないが、異なる位置(断面)において形成される。
このようなプロセスフローによって、PMOS及びNMOSが混載した半導体装置10が製造される。
(半導体装置の効果)
次に、半導体装置10の効果について説明する。
図20は、チャネル領域Cの周辺を示すPMOSの断面図である。図21は、チャネル領域Cの中心における積層方向の圧縮応力の変化を示した図である。各図は、段差X(リセス部RC)を40nm、酸化領域OSの幅Wを20nmとした場合のシミュレーション結果である。なお、ウェハは、MOSのソースS及びドレインD間のチャネル方向が結晶方位<110>と平行になるように配置される(ウェハは回転されない)。
図20に示すように、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁に酸化領域OSが形成されることで、その内側、すなわちチャネル領域Cの中心の方向に圧縮応力が発生する(図20の符号24)。これは、酸化によって形成された酸化領域OSは、体積が膨張するため、リセス部RCで挟んだ凸部のシリコン基板Subの側面に圧縮応力が発生する。図21は、図20におけるチャネル領域Cにおけるチャネル方向の中心であるPの位置における積層方向の圧縮応力の変化を示す図である。図21は、図20においてPの位置における深さ方向に対する応力を示している。そして、図21では、LDD注入後(すなわち、熱酸化し、酸化領域OSを形成し、LDD/Halo注入の工程)に発生する圧縮応力の特性をC1として示し、サイドウォール13の形成後(CVD法により絶縁膜を堆積しドライエッチングによりサイドウォール13を形成する工程)に発生する圧縮応力の特性をC2として示し、ソースS及びドレインDのアニーリング後(ソース/ドレインイオン注入の後に活性化アニーリングを行う工程)に発生する圧縮応力の特性をC3として示している。図20のPの位置における積層方向がYの位置の圧縮応力は、図21のYに対応する。
図21に示すように、熱酸化工程等の工程によって、LDD注入後にはチャネル領域Cに大きな圧縮応力が発生することがわかる。そして、その後の工程においても圧縮応力の発生が維持される。すなわち、PMOSが完成した後もチャネル領域Cに圧縮応力が残る。これによって、PMOSにおけるキャリアの移動度が向上する。すなわち、オン電流が向上し、動作速度が向上する。このように、特別な装置を必要とするSiGeを使用しなくても、チャネル領域Cの圧縮応力によりイオンが強化され、MOSの特性を向上させることが可能となる。
なお、ゲート長がより微小の場合(例えば30nm)には、より大きな圧縮応力が発生すると想定され、微小プロセスほど移動度向上の効果が大きいと考えられる。
図22は、チャネル領域Cの中心部分におけるゲート電圧(Vgs)に対する移動度のシミュレーション結果を示す図である。図22では例えばVd=0.05Vである。図22は、段差X(リセス部RC)を40nm、酸化領域OSの幅Wを20nmとした場合のシミュレーション結果である。図22では、ゲート電圧が-1Vの位置に着目し、リセス部RCがないPMOSの特性をW1として示し、リセス部RCがあるPMOSの特性をW2として示している。これより、W1に対してW2は20%向上している。
図23は、チャネル領域Cの端部側(チャネルエッジ側)におけるゲート電圧(Vgs)に対する移動度のシミュレーション結果を示す図である。図23では例えばVd=0.05Vである。図23は、段差X(リセス部RC)を40nm、酸化領域OSの幅Wを20nmとした場合のシミュレーション結果である。図23では、ゲート電圧が-1Vの位置に着目し、リセス部RCがないPMOSの特性をQ1として示し、リセス部RCがあるPMOSの特性をQ2として示している。これより、Q1に対してQ2は14%向上している。
このように、リセス部RCを形成して酸化領域OSを形成することで、チャネル領域Cにおける移動度を向上させて、素子特性を改善することが可能となる。
(チャネル領域周りの具体的形状)
次に、チャネル領域Cの周辺の具体的形状の一例について説明する。
図24は、チャネル領域Cの周辺を示すPMOSの断面図である。図25は、図24のPMOSのゲート酸化膜GOの端部周辺(図24のA1)の拡大図である。
上記のように、酸化領域OSは熱酸化によって形成される。図24のJ1(すなわち点線部分)は、エッチング工程の後であって熱酸化工程の前における表面形状を示している。この状態で、熱酸化工程が行われると、エッチング工程後の表面が酸化され、L2に示すように内部側及び外部側へ酸化領域OSが広がり形成される。
このように熱酸化工程により酸化領域OSが形成されると、図24のB1として示すように、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁はラウンド形状(凹状の曲面)となる。具体的には、段差Xの上段の第1面SF1と、段差Xの下段の第2面SF2とは、第1側壁面WA1を介して連続し、段差Xの上段の第1面SF1と、段差Xの下段の第3面SF3とは、第2側壁面WA2を介して連続することとなる。なお、第1側壁面WA1と第2側壁面WA2とは、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁である。そして、第1側壁面WA1と第2側壁面WA2との間の距離L1は積層方向下側(すなわち深さ方向)に向かって大きくなる。第1側壁面WA1と第2側壁面WA2と間の距離は、積層方向と直交する方向における距離である。
例えばサイドウォール13を形成するようにCVD等を使用した場合には、図24のB1のようなラウンド形状とはならない。
また、熱酸化工程によって、ゲート酸化膜GOの端部周辺の形状は図25に示すようになる(バーズビーク)。具体的には、ゲートGとシリコン基板Subとは角がとれる。すなわち、ゲートGとシリコン基板Subの間に形成されたゲート酸化膜GOは、積層方向の幅(図25のJ2)が、積層方向と直交する方向に向かって大きくなる。このように、ゲート酸化膜GOは、積層方向の幅が、端部に向かって大きくなる。
以上説明したように、本実施形態に係る半導体装置及びその製造方法によれば、第1面SF1に対して、第2面SF2及び第3面SF3は積層方向に段差Xを有しており、段差Xにおけるシリコン基板Subの側壁には酸化領域OSが形成されることで、チャネル領域C(例えばチャネルの中心)に対して圧縮応力を発生させることができる。これによって、チャネル領域Cにおける移動度が向上し、オン電流が向上する。このため、動作速度が向上する。すなわち、特別な装置を必要とするSiGeを使用しなくても、特性を向上させることが可能となる。
本発明は、上述の実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施が可能である。なお、各実施形態を組み合わせることも可能である。
10 :半導体装置
11 :STI
12 :NWELL
13 :サイドウォール
14 :LDD
15 :Halo
16 :酸化膜
17 :PWELL
18 :SiN膜
19 :LDD
20 :Halo
21 :ニッケル膜
22 :絶縁層
23 :コンタクト
C :チャネル領域
D :ドレイン
G :ゲート
GO :ゲート酸化膜
OS :酸化領域
PR :フォトレジスト
RC :リセス部
S :ソース
SF1 :第1面
SF2 :第2面
SF3 :第3面
Sub :シリコン基板
WA1 :第1側壁面
WA2 :第2側壁面
X :段差

Claims (13)

  1. シリコン基板上にゲート酸化膜を介して構成されたゲートと、
    前記シリコン基板において、前記ゲートの下部のチャネル領域を挟んで構成されたソース及びドレインと、
    前記ソース及び前記ドレインのそれぞれに対応する複数のLDDと、
    を備え、
    前記ゲート酸化膜の下部の前記シリコン基板の面を第1面とし、前記ゲート酸化膜に対する前記ソース側の前記シリコン基板の面を第2面とし、前記ゲート酸化膜に対する前記ドレイン側の前記シリコン基板の面を第3面とした場合に、前記第1面に対して、前記第2面及び前記第3面は積層方向に段差を有しており、
    前記段差における前記シリコン基板の各側壁のそれぞれには、各前記LDDのチャネル領域側端部の位置決めを行うとともに、前記チャネル領域に応力を発生させる酸化領域が形成される半導体装置。
  2. 前記酸化領域は、前記ゲートの側壁から、前記段差における前記シリコン基板の側壁にわたって構成される請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記酸化領域は、前記シリコン基板が酸化した部材により構成される請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記段差は、積層方向に10nm以上40nm以下である請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 前記酸化領域は、幅が10nm以上20nm以下である請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 前記第1面と前記第2面とは第1側壁面を介して連続し、前記第1面と前記第3面とは第2側壁面を介して連続し、前記第1側壁面と前記第2側壁面との間の距離は積層方向下側に向かって大きくなる請求項1または2に記載の半導体装置。
  7. 前記ゲートと前記シリコン基板の間に形成された前記ゲート酸化膜は、積層方向の幅が、積層方向と直交する方向に向かって大きくなる請求項1または2に記載の半導体装置。
  8. 前記ゲートには、前記酸化領域を介してサイドウォールが形成される請求項1または2に記載の半導体装置。
  9. 前記ゲートと、前記ソースと、前記ドレインとによりPMOSが構成される請求項1または2に記載の半導体装置。
  10. 前記酸化領域は、前記チャネル領域に圧縮応力を発生させるように構成される請求項1または2に記載の半導体装置。
  11. シリコン基板の表面に対してゲート酸化膜及びゲートを形成するゲート形成工程と、
    前記ゲートをマスクしてエッチングを行い、前記ゲート酸化膜の下部の前記シリコン基板の面を第1面とし、前記ゲート酸化膜に対するソース側の前記シリコン基板の面を第2面とし、前記ゲート酸化膜に対するドレイン側の前記シリコン基板の面を第3面とした場合に、前記第1面に対して、前記第2面及び前記第3面に積層方向の段差を形成し、前記シリコン基板に凸部を形成するエッチング工程と、
    熱酸化により、前記段差における前記シリコン基板の各側壁のそれぞれに、前記凸部に応力を発生させる酸化領域を形成する熱酸化工程と、
    前記シリコン基板に不純物を注入するとともに、前記酸化領域に基づいて前記凸部側端部の位置決めをしてLDDを形成するLDD注入工程とを有する半導体装置の製造方法。
  12. 前記熱酸化工程は、前記エッチング工程の後に行われる請求項11に記載の半導体装置の製造方法。
  13. 前記熱酸化工程は、前記LDD注入工程の前に行われる請求項11または12に記載の半導体装置の製造方法。
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