JP2002176171A - 半導体素子及び半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子及び半導体素子の製造方法

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JP2002176171A
JP2002176171A JP2000369509A JP2000369509A JP2002176171A JP 2002176171 A JP2002176171 A JP 2002176171A JP 2000369509 A JP2000369509 A JP 2000369509A JP 2000369509 A JP2000369509 A JP 2000369509A JP 2002176171 A JP2002176171 A JP 2002176171A
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JP
Japan
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region
dug portion
silicon substrate
drain
ldd
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JP2000369509A
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English (en)
Inventor
Shigeki Onodera
繁樹 小野寺
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Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 LDD領域を備える半導体素子の製造工程を
短縮する。 【解決手段】 シリコン基板上にゲート領域1を形成
し、ゲート領域1の周囲のシリコン基板をエッチングし
て掘り込み部2を形成し、掘り込み部2の垂直に切り立
つ側壁に傾斜イオン注入を行い、LDD領域3を形成
し、掘り込み部2の底面に垂直イオン注入を行い、ソー
ス/ドレイン領域4を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体素子及び半
導体素子の製造方法に関し、詳しくはLDD領域を備え
るMOSFET及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】MOS電界効果トランジスタ(metal ox
ide semiconductor field-effect transistor:以下、
MOSFETという。)において、ドレイン−チャネル
間の電界傾斜を緩和する目的で、ドレイン領域に同じ導
電型の低濃度領域を形成することがある。この低濃度領
域は、LDD(lightly doped drain)と呼ばれ、この
LDD領域により、ドレイン−チャネル間の耐圧を高め
ることができることが知られている。
【0003】LDD領域が形成された従来のMOSFE
Tの断面を図3に示す。このMOSFETは、p又はn
型シリコン基板に形成されたp−ウェルとn−ウェル上
に形成され、ポリシリコンゲート領域10、ソース領域
11A,ドレイン領域11B、LDD領域12等を備え
る。
【0004】ここで、このMOSFETの製造工程を説
明する。まず、n型シリコン基板に形成されたp−ウェ
ル上にLOCOS(Local oxidation of Silicon)によ
りフィールド酸化膜を形成し、さらに素子領域にゲート
酸化膜を形成し、さらにウエハ表面にポリシリコン膜を
CVDにより形成する。この状態で所定の領域をエッチ
ングして、ポリシリコンゲート領域10を形成する。続
いて、基板表面を酸化させて薄い酸化膜を形成し、LD
D領域用のフォトリソグラフィーによる他の素子(例え
ばPチャンネルMOSFET)を保護するフォトマスク
を形成(以下、LDDフォトという。)後、LDD領域
形成のためのイオン注入を行う。
【0005】続いて、基板表面全体に絶縁膜のCVD成
膜を行い、この絶縁膜がポリシリコンゲート領域10の
側部に残るようにエッチバックを行ってサイドウォール
スペーサ13を形成する。この状態で、さらにソース/
ドレイン領域用のフォトリソグラフィーによる他の素子
(例えばPチャンネルMOSFET)を保護するフォト
マスクを形成(以下、ソース/ドレインフォトとい
う。)後、ソース/ドレイン領域形成のためのイオン注
入を行う。これにより、図3に示すようなMOSFET
が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、図3に
示すMOSFETを製造するためには、サイドウォール
スペーサ13を形成するためのエッチバック工程や、L
DD領域12を形成するためのLDDフォト工程、及び
ソース/ドレイン領域11A,11Bを形成するための
ソース/ドレインフォト工程等が必要であり、工程数が
多く、煩雑であった。
【0007】本発明は、上述のような課題に鑑みてなさ
れたものであり、LDD領域を備える半導体素子におい
て、製造工程を短縮できる半導体素子及び半導体素子の
製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係る半導体素子は、シリコン基板上に形
成されたゲート領域と、上記ゲート領域の周囲のシリコ
ン基板をエッチングして形成された掘り込み部と、上記
掘り込み部の側壁に形成されたLDD領域と、上記掘り
込み部の底面に形成されたソース/ドレイン領域とを備
える。
【0009】また、上述の目的を達成するために、本発
明に係る半導体素子の製造方法は、シリコン基板上にゲ
ート領域を形成する工程と、上記ゲート領域の周囲のシ
リコン基板をエッチングして掘り込み部を形成する工程
と、上記掘り込み部の側壁に傾斜イオン注入を行い、L
DD領域を形成する工程と、上記掘り込み部の底面に垂
直イオン注入を行い、ソース/ドレイン領域を形成する
工程とを有する。
【0010】本発明に係る半導体素子及び半導体素子の
製造方法では、シリコン基板をエッチングして形成され
た掘り込み部の側壁にLDD領域を形成し、掘り込み部
の底面にソース/ドレイン領域が形成され、これら領域
形成時に別個のフォトマスク形成を行う必要がないた
め、製造工程が短縮される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る半導体素子及
びその製造方法について、図面を参照して詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明を適用したMOSFETの
断面を示す図である。本発明の実施の形態として示すM
OSFETは、n型シリコン基板に形成されたp−ウェ
ル上に形成されたMOSFETである。このMOSFE
Tは、ポリシリンコンゲート領域1と、後に詳細に説明
するように、ポリシリコンゲート領域1の周囲のp−ウ
ェルをエッチングして形成された掘り込み部2と、掘り
込み部2の垂直に切り立つ側壁に形成されたLDD領域
3と、掘り込み部2の底面に形成されたソース領域4
A,ドレイン領域4Bとを備える。LDD領域3は、ソ
ース領域4A及びドレイン領域4Bと同じ導電型(この
具体例においては、n型)の低濃度領域であり、このL
DD3により、ドレイン−チャネル間の電界傾斜が緩和
され、耐圧が高められている。
【0013】このMOSFETの製造工程について、図
2を用いて説明する。
【0014】まず、図2(a)に示すように、p−ウェ
ル上にLOCOS(Local oxidation of Silicon)
によりフィールド酸化膜(SiO2)5を形成し、さら
に素子領域にゲート酸化膜6を形成し、さらにウェハ表
面にポリシリコン膜7をCVDにより形成する。この状
態で所定の領域をフォトマスク8でマスキングして、例
えば反応性イオンエッチング装置(以下、RIEとす
る。)によるエッチングを行う。このエッチングでは、
ポリシリコン膜7のみならずシリコン基板本体に対して
も所定の深さの掘り込みを行う。このエッチングによ
り、図2(b)に示すように、マスキングされた領域に
ポリシリコン膜7が残存して、ポリシリコンゲート領域
1が形成されるとともに、シリコン基板上に掘り込み部
2が形成される。
【0015】さらに、図2(c)に示すように、上述の
ようにして形成されたポリシリコンゲート領域1及び掘
り込み部2の表面に薄い酸化膜9を形成する。続いて、
図2(d)に示すように、LDDフォトを行い(図示せ
ず。)掘り込み部2の垂直に切り立つ側壁に傾斜イオン
注入を行い、LDD領域3を形成する。さらに、図2
(e)に示すように、掘り込み部2の底面に垂直イオン
注入を行い、ソース領域4A,ドレイン領域4Bを形成
する。尚、ソース/ドレインフォトは、LDDフォトを
そのまま兼用している。 これにより、図1に示すよう
なMOSFETが完成する。
【0016】このように、本発明では、基板となるシリ
コンをエッチングする工程が必要となるが、従来必要で
あったソース/ドレインフォト、CVDによる絶縁膜形
成、エッチバックによるサイドウォールスペーサの形成
等の工程を省略することができるため、従来に比べて少
ない工程数でLDD領域を有する半導体素子を形成する
ことができる。
【0017】また、本発明では、基板シリコンのエッチ
ングの深さを調節するすることにより、掘り込み部の側
壁に形成されるLDD領域の長さを制御でき、したがっ
て、ドレイン−チャネル間の耐圧を容易に制御すること
ができる。
【0018】なお、上述の実施の形態では、半導体素子
として、NチャンネルMOSFETを例に本発明を説明
したが、本発明はPチャンネルMOSFETにも同様に
適用できることは言うまでもない。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る半導体素子
は、シリコン基板上に形成されたゲート領域の周囲のシ
リコン基板をエッチングして形成された掘り込み部の側
壁に形成されたLDD領域と、掘り込み部の底面に形成
されたソース/ドレイン領域とを備えるので、ソース/
ドレインフォト、CVDによる絶縁膜形成、エッチバッ
クによるサイドウォールスペーサの形成等の工程を省略
することができ、製造工程を短縮することができる。ま
た、掘り込み部の深さを調節することにより、LDD領
域の長さを制御できるので、ドレイン−チャネル間の耐
圧を容易に制御することができる。
【0020】また、本発明に係る半導体素子の製造方法
は、ゲート領域の周囲のシリコン基板をエッチングして
掘り込み部を形成し、掘り込み部の側壁に傾斜イオン注
入を行い、LDD領域を形成し、掘り込み部の底面に垂
直イオン注入を行い、ソース/ドレイン領域を形成する
ので、ソース/ドレインフォト、CVDによる絶縁膜形
成、エッチバックによるサイドウォールスペーサの形成
等の工程を省略することができ、製造工程を短縮するこ
とができる。また、掘り込み部の深さを調節することに
より、LDD領域の長さを制御できるので、ドレイン−
チャネル間の耐圧を容易に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した半導体素子の断面図である。
【図2】図1に示す半導体素子の製造工程を説明する図
である。
【図3】LDD領域を備える従来の半導体素子の断面図
である。
【符号の説明】
1 ポリシリコンゲート領域 2 掘り込み部 3 LDD領域 4A ソース領域 4B ドレイン領域

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に形成されたゲート領域
    と、 上記ゲート領域の周囲のシリコン基板をエッチングして
    形成された掘り込み部と、 上記掘り込み部の側壁に形成されたLDD領域と、 上記掘り込み部の底面に形成されたソース/ドレイン領
    域とを備える半導体素子。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上にゲート領域を形成する
    工程と、 上記ゲート領域の周囲のシリコン基板をエッチングして
    掘り込み部を形成する工程と、 上記掘り込み部の側壁に傾斜イオン注入を行い、LDD
    領域を形成する工程と、 上記掘り込み部の底面に垂直イオン注入を行い、ソース
    /ドレイン領域を形成する工程とを有する半導体素子の
    製造方法。
JP2000369509A 2000-12-05 2000-12-05 半導体素子及び半導体素子の製造方法 Pending JP2002176171A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102593179A (zh) * 2012-03-09 2012-07-18 上海宏力半导体制造有限公司 Mos晶体管及其制造方法
JP7454776B2 (ja) 2022-06-30 2024-03-25 合肥晶合集成電路股▲ふん▼有限公司 半導体装置及びその製造方法

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CN102593179A (zh) * 2012-03-09 2012-07-18 上海宏力半导体制造有限公司 Mos晶体管及其制造方法
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