JP7452523B2 - 支柱部材ユニット用重ね置台 - Google Patents

支柱部材ユニット用重ね置台 Download PDF

Info

Publication number
JP7452523B2
JP7452523B2 JP2021214930A JP2021214930A JP7452523B2 JP 7452523 B2 JP7452523 B2 JP 7452523B2 JP 2021214930 A JP2021214930 A JP 2021214930A JP 2021214930 A JP2021214930 A JP 2021214930A JP 7452523 B2 JP7452523 B2 JP 7452523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
plate
jib
stacking
strut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021214930A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2023098272A (ja
Inventor
慎吾 栗原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobelco Construction Machinery Co Ltd filed Critical Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2021214930A priority Critical patent/JP7452523B2/ja
Publication of JP2023098272A publication Critical patent/JP2023098272A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7452523B2 publication Critical patent/JP7452523B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)

Description

本発明は支柱部材ユニット用重ね置台及び支持台に関する。
建設機械として、大型のラッフィングジブクレーン、タワークレーン等が知られている。これらのクレーンでは、例えば、ジブ、ストラット、マスト等の支柱部材を有するものがある。これらの支柱部材は、複数のユニットで構成されているものがある。上記複数の支柱部材ユニットは、建設が行われる現場で組み立てられ、建設が終了すると上記現場で分解されることがある。
例えば、ジブの組立作業及び分解作業では、複数のジブユニットを段積みして保管することがある。段積みされたジブを安定させるため、段積みされる上方のジブの枠体を収めるための凹部を設けた緩衝材を備えるブーム(ジブユニット)が発案されている(特開平11-165986号公報)。
特開平11-165986号公報
上記公報所載の緩衝材は、ジブユニットに固定されているため、このジブユニットを組み立ててジブとすると重量が大きくなり、上記ジブの動作が不安定になるおそれがある。一方で、ジブを組み立てる際に上記緩衝材を取り外し、ジブを分解する際に上記緩衝材を取り付けると、ジブの組立作業及び分解作業が煩雑になるおそれがある。
上述のような事情を鑑みて、本発明は、下方の支柱部材ユニットに容易に配置でき、かつ段積みする上方の支柱部材ユニットを容易に載置することができる支柱部材ユニット用重ね置台とその支持台とを提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の一態様は、クレーンを構成する支柱部材の複数のユニットを上記クレーンの解体後に段積みして保管する際に、下方の支柱部材ユニットと、この支柱部材ユニットの上に段積みされる上方の支柱部材ユニットとの間に配される重ね置台であって、上記下方の支柱部材ユニットの幅方向両端にそれぞれ載置される左右一対の支持台と、上記左右一対の支持台を連結する連結部材とを備え、上記左右一対の支持台のそれぞれが、上記下方の支柱部材ユニットの上面に当接する上当接面を有する下側板状部、上記上方の支柱部材ユニットの下面に当接する下当接面を有する上側板状部、及び上記下側板状部と上記上側板状部とを上下方向に離間するように接続している接続部を有する。
本発明の他の態様は、クレーンを構成する支柱部材の複数のユニットを上記クレーンの解体後に段積みして保管する際に、下方の支柱部材ユニットと、この支柱部材ユニットの上に段積みされる上方の支柱部材ユニットとの間に配される支柱部材ユニット用重ね置台の支持台であって、上記下方の支柱部材ユニットの上面に当接する上当接面を有する下側板状部、上記上方の支柱部材ユニットの下面に当接する下当接面を有する上側板状部、及び上記下側板状部と上側板状部とを上下方向に離間するように接続している接続部を有する。
本発明の支柱部材ユニット用重ね置台及びその支持台は、容易に配置でき、かつ支柱部材ユニットを容易に段積みすることができる。
図1は、当該重ね置台が使用されるジブユニットを備えるクレーンの模式的側面図である。 図2は、図1のクレーンのジブユニットを段積みした状態を示す模式的側面図である。 図3は、図2のA-A断面図である。 図4は、図3の重ね置台を拡大した模式的正面図である。 図5は、図4の重ね置台の左方の支持台を拡大した模式的正面図である。 図6は、図5のB-B断面図である。 図7は、図5の重ね置台の模式的平面図である。 図8は、図4の重ね置台における連結部材のアウターパイプを拡大した要部拡大図である。 図9は、図4の重ね置台における連結部材のインナーパイプを拡大した要部拡大図である。 図10は、図4のC部を拡大した要部拡大図である。 図11は、図10の連結部材の模式的平面図である。 図12は、図4と異なる重ね置台を示す模式的正面図である。
本発明の一態様は、クレーンを構成する支柱部材の複数のユニットを上記クレーンの解体後に段積みして保管する際に、下方の支柱部材ユニットと、この支柱部材ユニットの上に段積みされる上方の支柱部材ユニットとの間に配される重ね置台であって、上記下方の支柱部材ユニットの幅方向両端にそれぞれ載置される左右一対の支持台と、上記左右一対の支持台を連結する連結部材とを備え、上記左右一対の支持台のそれぞれが、上記下方の支柱部材ユニットの上面に当接する上当接面を有する下側板状部、上記上方の支柱部材ユニットの下面に当接する下当接面を有する上側板状部、及び上記下側板状部と上記上側板状部とを上下方向に離間するように接続している接続部を有する。
当該重ね置台は、下方の支柱部材ユニットの上面の幅方向両端にそれぞれ配置される左右一対の支持台と、上記左右一対の支持台を連結する連結部材とを備える。上記支持台は、下側板状部、上側板状部、及びこの二つの板状部を上下方向に離間するように接続している接続部を有する。上記下方の支柱部材ユニットにおける上面に上記左右一対の支持台の上記下側板状部を載置することで当該重ね置台を容易に配置することができる。当該重ね置台は、主に二つを一組として使用される。一方の当該重ね置台は、上記支柱部材のジブユニットにおける長手方向の一方の端部付近に配置し、他方の当該重ね置台を他方の端部付近に配置する。これら二つの重ね置台の上記上側板状部上に他の支柱部材ユニットを載置することで支柱部材ユニットの段積みを容易に行うことができる。
上記連結部材が上記接続部に固定されているとよい。このようにすることで、上記左右一対の支持台を上記下方の支柱部材ユニットにおける上面に容易に配置することができる。
上記連結部材が上記左右一対の支持台の距離を変更可能に構成されているとよい。このようにすることで、大きさ(幅)の異なる支柱部材ユニットに当該重ね置台を使用することができる。
上記支持台が、上記下方の支柱部材ユニット及び上記上方の支柱部材ユニットの少なくとも一方が幅方向に移動することを規制する規制機構を有するとよい。このようにすることで、段積みされた支柱部材ユニットを安定させることができる。
上記接続部が上記規制機構としてフランジを有するとよい。このようにすることで、当該重ね置台を簡易な構成とすることができる。
上記フランジが、上記下方の支柱部材ユニット及び上記上方の支柱部材ユニットの少なくとも一方の外側に配されるとよい。このようにすることで、支柱部材ユニットが安定して段積みされていることを作業者が容易に確認できる。
上記上側板状部が、上記接続部に固定される板材と、この板材の上面側に配され上記下当接面を構成する緩衝部材とを有するとよい。このようにすることで、上記上方の支柱部材ユニットにおける疵の発生、塗装剥がれ等を抑制することができる。
上記下側板状部が、上記接続部に固定される板材と、この板材に下面側に配され上記上当接面を構成する緩衝部材とを有するとよい。このようにすることで、上記下方の支柱部材ユニットにおける疵の発生、塗装剥がれ等を抑制することができる。
本発明の別の一態様は、クレーンを構成する支柱部材の複数のユニットを上記クレーンの解体後に段積みして保管する際に、下方の支柱部材ユニットと、この支柱部材ユニットの上に段積みされる上方の支柱部材ユニットとの間に配される支柱部材ユニット用重ね置台の支持台であって、上記下方の支柱部材ユニットの上面に当接する上当接面を有する下側板状部、上記上方の支柱部材ユニットの下面に当接する下当接面を有する上側板状部、及び上記下側板状部と上側板状部とを上下方向に離間するように接続している接続部を有する。
当該支持台は、下方の支柱部材ユニットの上面に当接する上当接面を有する下側板状部、上方の支柱部材ユニットの下面に当接する下当接面を有する上側板状部、及びこの二つの板状部を上下方向に離間するように接続している接続部を有する。このため、上記下方の支柱部材ユニットに当該支持台を容易に載置することができ、さらにその上に上記上方の支柱部材ユニットを容易に載置することができる。
なお、「支柱部材」とは、クレーンにおけるジブ、ストラット、ラチスマスト等を意味する。「支柱部材ユニット」とは、上記支柱部材のそれぞれを構成するユニットを意味する。「ジブ」とは、主ジブ(「ブーム」ともいわれる)及び補ジブ(単に「ジブ」ともいわれる)を含む。「支柱部材ユニットの幅方向」とは、上下方向と支柱部材ユニットの長手方向とに直交する方向である。「段積み」とは、鉛直方向に積み重ねて配置することを意味する。
[発明を実施するための形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。本実施形態では、支柱部材として、ジブを用いて説明する。なお、図面は、本発明の説明するための模式的な図であり、各構成(各部材)の形状、縮尺等は、実際のものと異なることがある。
[クレーン]
本発明のジブユニット用重ね置台は、クレーンのジブユニットの保管時に使用される。例えば、図1で示すような大型のクレーン1のジブは、組立及び分解が建設現場で行われる。このクレーン1は、ブーム(主ジブ)2及びジブ(補ジブ)3と、上部旋回体4と、この上部旋回体4を旋回可能に支持する下部走行体5とを主に備えるラッフィングジブクレーンである。
下部走行体5は、走行装置として一対のクローラ51等を有し、任意の方向に走行してクレーン1を移動可能にする。上部旋回体4は、下部走行体5上に旋回可能に搭載され、操縦者用キャビン、ブーム2を俯仰させるブーム用ウインチ(不図示)、ジブ3を俯仰させるジブ用ウインチ(不図示)、ジブ3の先端から垂下される吊荷用ケーブル6を送出及び巻上げる巻上げウインチ(不図示)等を有する。なお、「俯仰する」とは、ブーム2及びジブ3が、起立状態と倒伏状態との間で揺動することを意味する。
〔ブーム〕
ブーム2は、その基端が上部旋回体4に連結され、上部旋回体4の回転面に対して垂直に俯仰する。ブーム2は、先端側でジブ3と連結され、テーパ状を呈している上部ブームユニット21と、長手方向中央に配される中間ブームユニット22と、上部旋回体4と連結され、テーパ状を呈している下部ブームユニット23とを有する。中間ブームユニット22は、長手方向に複数に分割可能に構成されるものであってもよい。なお、「基端」とは、ブーム2の長手方向における上部旋回体4側の端部を意味し、「先端」とは、その反対側の端部を意味する。
上部ブームユニット21、下部ブームユニット23及び中間ブームユニット22は、概略四角筒状に形成され、ラチス構造を有する。ラチス構造は、長手方向に垂直な断面視で仮想方形の頂点に位置するように配置した四本のブーム主桁(支柱又は主柱)と、隣接する上記ブーム主桁間を接続して上記ブーム主桁を底辺とする複数の三角形、四角形等を形成するよう配置される複数のブーム補桁(ラチス又は斜材)とを有する。上部ブームユニット21及び下部ブームユニット23は、上記複数のブーム補桁に換えて板状の補強部材としてもよい。上部ブームユニット21、下部ブームユニット23及び中間ブームユニット22は、それぞれのブーム主桁の端部同士を接続することによって一本のブーム2に組み立てられる。
〔ジブ〕
ジブ3は、その基端がブーム2の先端に連結される。ジブ3は、ブーム2と同様に、上部旋回体4の回転面に対して垂直に俯仰可能であり、先端で吊荷用ケーブル6を垂下する。ジブ3は、ブーム2と連結される下部ジブユニット31と、長手方向中央の直胴部を構成する一又は複数の中間ジブユニット32と、先端側の上部ジブユニット33とを有する。下部ジブユニット31及び上部ジブ33ユニットは、テーパ状を呈してしている。
下部ジブユニット31、中間ジブユニット32及び上部ジブユニット33は、ブーム2と同様に、概略四角筒状に形成され、ラチス構造を有する。ラチス構造は、長手方向に垂直な断面視で仮想方形の頂点に位置するように配置した四本のジブ主桁と、隣接する上記ジブ主桁間を接続してジブ主桁を底辺とする複数の三角形、四角形等を形成するよう配置される複数のジブ補桁とを有する。下部ジブユニット31及び上部ジブユニット33は、上記複数のジブ補桁に換えて板状の補強部材としてもよい。下部ジブユニット31、中間ジブユニット32及び上部ジブユニット33は、それぞれのジブ主桁の端部同士を接続することによって、一本のジブ3に組み立てられる。
組立前又は分解後のブームユニット及びジブユニット(以下、ブームユニット及びジブユニットを併せて「ジブユニット」という)は、図2及び図3で示すように、段積みされて保管されることがある。段積みして保管することで、保管するための領域が広大になることを抑制できる。
例えば、二つのジブユニット200,210を段積みするには、一のジブユニット200を、その長手方向が略水平になるように地面(床面)に載置し、このジブユニット200の上面側に他のジブユニット201を載置する。ここで、他のジブユニット201を載置する前に、このジブユニット201を安定させるために、下方のジブユニット200の上面側に重ね置台100を配置する。
[重ね置台]
重ね置台100は、図4で示すように、下方のジブユニット200の幅方向両端にそれぞれ載置される左右一対の支持台110と、この左右一対の支持台110を連結する連結部材120とを備える。左右一対の支持台110のそれぞれは、下方のジブユニット200の上面に当接する上当接面111aを有する下側板状部111、上方のジブユニット210の下面に当接する下当接面112aを有する上側板状部112、及び下側板状部111と上側板状部112とを上下方向に離間するように接続している接続部113を有する。
重ね置台100は、二つを一組として使用される。一の重ね置台100は、下方のジブユニット200の一方の端部付近に配され、他の重ね置台100は、下方のジブユニット200の他方の端部付近に配される。このようにすることで、上方のジブユニット210を下方のジブユニット200と平行になるように載置することができる。重ね置台100は、二つ以上を使用してもよい。
〔支持台〕
重ね置台100は、一対の支持台110を備える。一対の支持台110は、同一の形状に形成されている。支持台110は、図5、図6及び図7で示すように、下側板状部111、上側板状部112、及び接続部113を有する。
下側板状部111は、下方のジブユニット200の上面に当接する上当接面111aを有する。この上当接面111aが、下方のジブユニット200の上側の主桁201に当接する。本実施形態では、下側板状部111は、下側板材1111と緩衝部材114とを有する。具体的には、下側板状部111は、下側板材1111と、この下側板材1111の下面に配設されている二つの緩衝部材114とを有する。この二つの緩衝部材114それぞれの表面(下面)が上当接面111aを構成している。
上側板状部112は、上方のジブユニット210の下面に当接する下当接面112aを有する。この下当接面112aが、上方のジブユニット210の下側の主桁211に当接する。本実施形態では、上側板状部112は、上側板材1121と、この上側板材112の上面に配設されている二つの緩衝部材114とを有する。この二つの緩衝部材114それぞれの表面(上面)が上当接面112aを構成している。
緩衝部材114を下側板材1111及び上側板材1121に配設する方法としては、特に限定されるものではなく、接着による固定、ボルト及びナットによる固定など、公知の方法を採用できる。緩衝部材114の材質としては、特に限定されるものではないが、弾性を有するものであることが好ましい。緩衝部材114の形状としては、本実施形態では平面視で略矩形としているが、特に限定されるものではない。また、配される緩衝部材114の数としては、特に限定されるものではなく、一又は三以上としてもよい。下側板状部111及び上側板状部112が、緩衝部材114を有することで、それぞれが当接する主桁201,211に疵、塗装剥がれが発生することが抑制できる。
本実施形態では、下側板材1111及び上側板材1121に四つの長孔115が形成されている。この四つの長孔115は、貫通孔であり、段積みされた二つのジブユニット200,210それぞれの主桁201,211の軸方向(以下、「長手方向」という)における緩衝部材114の外側に形成されている。長孔115にロープ(不図示)等を通して支持台110と主桁201,210とを結束することで、段積みされた二つのジブユニット200,210をより安定させることができる。
接続部113は、下側板状部111と上側板状部112とを上下方向に離間するように接続している。本実施形態では、接続部113は、四つの板状部材で構成される。この四つの板状部材のうち三つの板状部材は、下側板材1111の上面と、上側板材1121の下面とに接合されている。
三つの板状部材のうちの一つは、その表面が上記長手方向と略平行になるように配設される前プレート1131であり、他の二つは、その表面が上記長手方向と略垂直に配設される横プレート1132である。
具体的には、二つの横プレート1132は、下側板材1111と上側板材1121との間で互いが平行になるように上記長手方向に離間して配置されている。前プレート1131は、平面視で、二つの横プレート1132と直交するように配置されている。前プレート1131の上記長手方向における両端部は、二つの横プレート1132の上記幅方向内側の端部と接合されている。前プレート1131には、後述する連結部材120が貫通する貫通孔1131aが形成されている。
支持台110は、接続部113として、さらに背プレート116を有する。背プレート116は、下側板材1111及び上側板材1121の上記幅方向外側の端部に接合されている。背プレート116は、前プレート1131と平行になるように配置される。背プレート116は、その上下方向の大きさ(長さ)が下側板材1111と上側板材1121との距離より大きく(長く)形成されている。すなわち、背プレート116は、上側板材部112の下当接面112aより上方に突出している上フランジ部分1161と、下側板状部111の上当接面1112aより下方に突出している下フランジ部分1162とを含む。
上フランジ部分1161は、上方のジブユニット210と当該重ね置台100とが相対的に上記幅方向に移動することを規制する。下フランジ部分1162は、当該重ね置台100と下方のジブユニット200とが相対的に上記幅方向に移動することを規制する。すなわち、背プレート116の上フランジ部分1161及び下フランジ部分1162は、下方のジブユニット200と上方のジブユニット210とが相対的に上記幅方向に移動することを規制する規制機構として機能する。
本実施形態の背プレート116は、上フランジ部分1161に吊環1163が形成されている。本実施形態の背プレート116は、上記幅方向外側の表面に上下方向に延びる補強用のリブ1164が設けられている。また、上フランジ部分1161及び下フランジ部分1162の上記幅方向内側の表面には、ガイド部材117が取り付けられている。上フランジ部分1161のガイド部材117は、下当接面112aから離間するにつれて上フランジ部分1161からの厚みが漸減するテーパ部分117aを有する。同様に、下フランジ部分1162のガイド部材117は、上当接面111aから離間するにつれて下フランジ部分1151からの厚みが漸減するテーパ部分117aを有する。このようなガイド部材117が取り付けられることで、段積みされるジブユニット200,210の主桁201,211を上当接面111a及び下当接面112aに容易に導くことができる。
ガイド部材117を上フランジ部分1161及び下フランジ部分1162に固定する方法としては、特に限定されるものではなく、接着による固定、ボルト及びナットによる固定など、公知の方法を採用できる。ガイド部材117の材質としては、特に限定されるものではなく、例えば、樹脂を用いることができる。ガイド部材117の形状としては、本実施形態では側面視で略矩形としているが、特に限定されるものではない。また、配されるガイド部材117の数としては、特に限定されるものではなく、二以上としてもよい。
〔連結部材〕
連結部材120は、左右一対の支持台110を連結する。本実施形態では、連結部材120の両端部は、支持台110の背プレート116に接合されている。接合部材120は、下側板材1111と上側板材1121との離間距離の中間より上側板材1121に近接するように配置されることが好ましい。このようにすることで、連結部材120と、下方のジブユニット200の上面に配設されている部材とが接触などすることを抑制することができる。
本実施形態では、連結部材120は、左右一対の支持台110の距離を変更可能に構成されている。具体的には、連結部材120は、図8乃至図11で示すように、一方の支持台110に接合されているアウターパイプ1210と、他方の支持台110に接合され、アウターパイプ1210内に挿入可能なインナーパイプ1220とで構成されている。アウターパイプ1210内に挿入するインナーパイプ1220の長さを変更することで連結部材120の長さを調整することができ、左右一対の支持台110の距離を変更することができる。このため、当該重ね置台100は、大きさの異なるジブユニットに使用することができる。
アウターパイプ1210は、一端が一方の支持台110の背プレート116に立設している。アウターパイプ1210の他端(先端)側の下部には、蝶ネジ7用の雌螺子孔1211が形成されている。アウターパイプ1210の先端側で雌螺子孔1211より上記一端側には、上記長手方向に貫通するピン8用のピン孔1212が形成されている(図8参照)。
インナーパイプ1220は、一端が他方の支持台110の背プレート116に立設している。インナーパイプ1220の下部には、蝶ネジ7の本体部(螺子部)が挿通するための複数の挿通孔1221が長孔として形成されている。この挿通孔1221は、インナーパイプ1220の上下方向に貫通していない。つまり、インナーパイプ1220の上部には、挿通孔は形成されていない。インナーパイプ1220には、上記長手方向に貫通するピン8用の複数のピン長孔1222が形成されている(図9参照)。インナーパイプ1220の軸方向における上記複数の挿通孔1221それぞれと、複数のピン長孔1222それぞれとの中心間距離は、アウターパイプ1210の軸方向における雌螺子孔1211と、ピン孔1212との中心距離と略同一である。
インナーパイプ1220をアウターパイプ1210に挿入し、アウターパイプ1210のピン孔1212にインナーパイプ1220の任意のピン長孔1222の位置を合わせ、ピン8をピン孔1212に差し込む。このようにすることで、インナーパイプ1220とアウターパイプ1210とが相対的に移動することを規制できる。また、ピン孔1212に合致させるピン長孔1221を複数の中から任意に選択することで、連結部材120の長さを変更することができる(図10及び図11参照)。
本実施形態では、ピン8は、スプリング9を有する。スプリング9は、ピン8の軸方向に伸縮可能であり、一端はピン8の一端に固定され、他端はピン8の他端(先端)に係止自在に構成されている。スプリング9の上記他端をピン8の上記先端から離脱させ、ピン8をピン孔1212に挿通すると、ピン8の上記先端がアウターパイプ1210から突出する。この突出したピン8の上記先端にスプリング9の上記他端を係止することで、ピン8がピン孔1212から意図せずに脱落することを抑制することができる。
ピン8をピン孔1212に差し込んだ後、雌螺子孔1211に蝶ネジ7を螺合する。蝶ネジ7を締めていくと、蝶ネジ7の螺子部は、インナーパイプ1220の上記挿通孔を挿通してインナーパイプ1220の上方の内壁に先端が当接し、インナーパイプ1220をアウターパイプ1210の上方の内壁に押圧する。このようにすることで、アウターパイプ1210と、インナーパイプ1220とを組みつけた際におけるアウターパイプ1210の先端部の強度が低下することを抑制することができる。
アウターパイプ1210の先端における雌螺子孔1211が形成される周辺領域は、補強されているとよい。補強する方法としては、特に限定されるものではなく、例えば、アウターパイプ1210の外径と略同一の内径を有する環状部材をアウターパイプ1210の先端側の一部に嵌合して固着し、この環状部材と共にアウターパイプ1210の先端に雌螺子孔1211を形成してもよい。又は、インナーパイプ1220の内径と略同一の内径を有し、比較的強度を有する環状部材に雌螺子孔を形成し、この環状部材がアウターパイプ1210の一部を構成するようにアウターパイプ1210の先端に溶接などにより接合してもよい。
〔利点〕
当該重ね置台100は、連結部材120と、この連結部材120の両端に配され、上当接面111aを含む一対の支持台110を備える。このため、当該重ね置台100は、下方のジブユニット200の上面における上記幅方向に容易に配置することができる。また、当該重ね置台100の支持台110は、下当接面112aを含む。このため、当該重ね置台100上に他のジブユニット210を容易に載置することができ、容易かつ安定してジブユニット200,210の段積みを行うことができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
上述の実施形態では、ジブユニットの段積みについて説明したが、当該重ね置台は、主ジブ同士の段積み、補ジブ同士の段積み、主ジブと補ジブとの段積みのいずれにも用いることができる。
また、当該重ね置台は、ジブユニットの段積みに限定されず、ジブに装着されるストラットの段積み、このストラットを構成するストラットユニットの段積み、ラチスマストを構成するマストユニットの段積み等にも用いることができる。
当該重ね置台の支持台は、複数の板状の部材で構成されたもので説明したが、一部又は全部を柱状部材で構成してもよい。一対の支持台は、同一の形状で形成されていなくともよい。また、上記支持台における緩衝部材、ガイド部材は必須の構成ではない。
上記支持台は、下側板材及び上側板材の上記幅方向外側に背プレートを備えるもので説明したが、上記背プレートは上記幅方向内側に配され、上フランジ部分及び下フランジ部分がジブユニットの内側で上記幅方向の移動を規制してもよい。
当該重ね置台の規制機構は、上フランジ部分と下フランジ部分を含む背プレートに限定されない。例えば、支持台が背プレートを有さず、上記下側板材及び上記上側板材の上記幅方向外側又は内側に、板状部材又は柱状部材を立設することで当該重ね置台とジブユニットとの相対的な移動を規制するようにしてもよい。
或いは、図12で示すように、当該重ね置台300は、支持台130の下側板材131を上記幅方向内側に向けて上方に傾斜するように配設し、上側板材132を上記幅方向内側に向けて下方に傾斜するように配設することでも、ジブユニットを段積みすることが可能であり、かつジブユニットの上記幅方向の移動を規制することができる。
当該重ね置台の連結部材は、その長さが変更できないものであってもよい。また、上記連結部材は、上記支持台に脱着可能に構成されてもよい。
上述の実施形態では、上記連結部材は、アウターパイプとインナーパイプとで構成することで、その長さを変更可能に構成されていたが、長さを変更するための構成はこれに限定されるものではない。例えば、複数の長さの異なるインナーパイプ又はアウターパイプを準備し、これらのインナーパイプ又はアウターパイプをアウターパイプ又はインナーパイプに嵌合することで上記一対の支持台の距離(間隔)を調整できるようにしてもよい。又は、上記連結部材を上記一対の支持台に着脱自在な一本の棒状部材とし、この連結部材を複数の長さの異なるものを準備して、上記一対の支持台の距離を調整できるようにしてよい。
本発明に係る重ね置台は、ジブユニットを容易かつ安定して段積みすることができるため、ジブユニットを有する建設機械の組立作業及び分解作業が行われる現場において好適に用いられる。
1 クレーン(ラッフィングジブクレーン)
2 ブーム(主ジブ)
21 上部ブームユニット
22 中間ブームユニット
23 下部ブームユニット
3 ジブ(補ジブ)
31 下部ジブユニット
32 中間ジブユニット
33 上部ジブユニット
4 上部旋回体
5 下部走行体
51 クローラ
6 吊荷用ケーブル
7 蝶ネジ
8 ピン
9 スプリング
100,300 重ね置台
110,130 支持台
111 下側板状部
111a 上当接面
1111,131 下側板材
112 上側板状部
112a 下当接面
1121,132 上側板材
113 接続部
1131 前プレート
1131a 貫通孔
1132 横プレート
114 緩衝部材
115 長孔
116 背プレート
1161 上フランジ部分
1162 下フランジ部分
1163 吊環
1164 リブ
117 ガイド部材
117a テーパ部分
120 連結部材
1210 アウターパイプ
1211 雌螺子孔
1212 ピン孔
1220 インナーパイプ
1221 挿通孔
1222 ピン長孔
200,210 ジブユニット
201,211 主桁

Claims (8)

  1. クレーンを構成する支柱部材の複数のユニットを上記クレーンの解体後に段積みして保管する際に、下方の支柱部材ユニットと、この支柱部材ユニットの上に段積みされる上方の支柱部材ユニットとの間に配される重ね置台であって、
    上記下方の支柱部材ユニットの幅方向両端にそれぞれ載置される左右一対の支持台と、
    上記左右一対の支持台を連結する連結部材と
    を備え、
    上記左右一対の支持台のそれぞれが、
    上記下方の支柱部材ユニットの上面に当接する上当接面を有する下側板状部、
    上記上方の支柱部材ユニットの下面に当接する下当接面を有する上側板状部、及び
    上記下側板状部と上記上側板状部とを上下方向に離間するように接続している接続部
    を有する支柱部材ユニット用重ね置台。
  2. 上記連結部材が、上記接続部に固定されている請求項1に記載の支柱部材ユニット用重ね置台。
  3. 上記連結部材が、上記左右一対の支持台の距離を変更可能に構成されている請求項1又は請求項2に記載の支柱部材ユニット用重ね置台。
  4. 上記支持台が、上記下方の支柱部材ユニット及び上記上方の支柱部材ユニットの少なくとも一方が幅方向に移動することを規制する規制機構を有する請求項1、請求項2又は請求項3に記載の支柱部材ユニット用重ね置台。
  5. 上記接続部が、上記規制機構としてフランジを有する請求項4に記載の支柱部材ユニット用重ね置台。
  6. 上記フランジが、上記下方の支柱部材ユニット及び上記上方の支柱部材ユニットの少なくとも一方の外側に配される請求項5に記載の支柱部材ユニット用重ね置台。
  7. 上記上側板状部が、上記接続部に固定される板材と、この板材の上面側に配され上記下当接面を構成する緩衝部材とを有する請求項1から請求項6に記載の支柱部材ユニット用重ね置台。
  8. 上記下側板状部が、上記接続部に固定される板材と、この板材に下面側に配され上記上当接面を構成する緩衝部材とを有する請求項1から請求項7に記載の支柱部材ユニット用重ね置台。
JP2021214930A 2021-12-28 2021-12-28 支柱部材ユニット用重ね置台 Active JP7452523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021214930A JP7452523B2 (ja) 2021-12-28 2021-12-28 支柱部材ユニット用重ね置台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021214930A JP7452523B2 (ja) 2021-12-28 2021-12-28 支柱部材ユニット用重ね置台

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023098272A JP2023098272A (ja) 2023-07-10
JP7452523B2 true JP7452523B2 (ja) 2024-03-19

Family

ID=87071777

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021214930A Active JP7452523B2 (ja) 2021-12-28 2021-12-28 支柱部材ユニット用重ね置台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7452523B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004018251A (ja) 2002-06-20 2004-01-22 Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd クレーン用中間ブーム
JP2013112352A (ja) 2011-11-25 2013-06-10 Mitsubishi Alum Co Ltd 重量物積載用枕木
US20200062557A1 (en) 2018-08-27 2020-02-27 Matthew Roy Hill Stacking block for lattice boom crane

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS553152Y2 (ja) * 1976-03-15 1980-01-25
JPS55125286U (ja) * 1979-03-01 1980-09-05
JPH08133673A (ja) * 1994-11-07 1996-05-28 Takeo Yano ブーム保管治具
JPH11165986A (ja) * 1997-12-02 1999-06-22 Nippon Sharyo Seizo Kaisha Ltd クレーンの中間ブーム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004018251A (ja) 2002-06-20 2004-01-22 Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd クレーン用中間ブーム
JP2013112352A (ja) 2011-11-25 2013-06-10 Mitsubishi Alum Co Ltd 重量物積載用枕木
US20200062557A1 (en) 2018-08-27 2020-02-27 Matthew Roy Hill Stacking block for lattice boom crane

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023098272A (ja) 2023-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8960460B2 (en) Counterweight block and assemblies for cranes
JP5999902B2 (ja) クレーン吊り下げアセンブリの構成部分同士を連結する方法、及び該方法のために使用されるフレーム取り付けアセンブリ
US10202262B2 (en) Method of operating a crane, and crane
CN102442616A (zh) 吊臂元件、伸缩式吊臂以及工程车
JP7452523B2 (ja) 支柱部材ユニット用重ね置台
JP5606952B2 (ja) ジブクレーン
JP2009007737A (ja) 構造体組立方法と昇降足場装置
KR20140098362A (ko) 윈치 가이드 장치
AU2021262054B2 (en) Assembly method for crane
CN205367540U (zh) 一种防倾倒的塔吊
JP6160660B2 (ja) アタッチメントの連結装置
JP6607224B2 (ja) 起伏装置
JP2003118977A (ja) 油圧クレーンのジブ格納装置
JP3878447B2 (ja) 油圧クレーンのジブ格納装置
WO2022264497A1 (ja) バックストップ
JP7230895B2 (ja) クレーンの連結ビーム
WO2023105982A1 (ja) クレーン
JP7388883B2 (ja) クレーンの基礎構造部
JP7067327B2 (ja) ジャッキシリンダの支持装置および作業機械のジャッキアップ方法
US20240017971A1 (en) Auxiliary tip for the boom of a work machine
CN209957267U (zh) 一种塔式起重机地脚预埋的支架
JP5603264B2 (ja) ジブクレーン
JP3169825U (ja) さく井用やぐら
JP2023023086A (ja) 杭打機
JP2021195228A (ja) 建設機械

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240219

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7452523

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150