JP7452283B2 - 紙粉検知装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
そこで、校正精度を確保するために、紙粉の付着量を光学的に測定して紙粉量を評価することで、紙粉を清掃するタイミングを判定する方法が考えられる。しかしながら、紙粉の付着位置により紙粉の検知感度が異なるため、紙粉付着量の定量評価が難しいという問題がある。
紙粉検知装置において、
用紙の搬送路の一方側に設けられ、前記搬送路の他方側に設けられた紙粉検知面に向けて光を出射する光源と、
前記紙粉検知面で反射又は透過された光を受光するセンサーと、
前記センサーにより受光された光の光量に基づいて前記紙粉検知面に付着する紙粉量を検知する紙粉検知部と、
を備え、
前記光源の出射面と前記センサーの受光面と前記紙粉検知面とは、平行となっており、
前記出射面と前記受光面とは、法線の方向における前記紙粉検知面までの距離が同一であり、
前記法線の方向における前記出射面から前記紙粉検知面までの距離をa、前記出射面と平行な方向における前記光源と前記センサーとの間の距離の半分をbとしたとき、0.9≦b/a≦1.2を満たすことを特徴とする。
前記搬送路の他方は、前記紙粉検知面が設けられた部分が、その他の部分よりも前記搬送路の一方から離れた位置に配置されていることを特徴とする。
1≦b/a≦1.17を満たし、
前記紙粉検知面は、前記用紙の搬送方向において、中心軸から所定距離内に収まっており、
前記所定距離は、下記式(1)及び0.58aのうちいずれか大きい方であることを特徴とする。
前記用紙の幅方向における前記紙粉検知面の中心軸から端部までの距離をdとしたとき、d/a≦0.22を満たすことを特徴とする。
前記搬送路を通過する用紙を検知する用紙検知部を備えることを特徴とする。
前記光源は、ランバーシャン特性を有することを特徴とする。
画像形成装置において、
用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記用紙を搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送部を構成する前記用紙の搬送路に設けられた紙粉検知面に付着する紙粉量を検知する請求項1~6のいずれか一項に記載の紙粉検知装置と、
を備えることを特徴とする。
本実施形態に係る画像形成装置1は、例えば、レーザープリンターやデジタル複写機等として用いられ、図1に示すように、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの色ごとに設けられた複数のレーザー走査光学装置10と、レーザー走査光学装置10に対応して設けられた感光体ドラム等の感光体20と、感光体20を帯電させる帯電部21と、光を照射された感光体20に現像剤を供給することで静電潜像を現像剤による像に顕像化する現像部22と、中間転写ベルト30と、現像剤による像を用紙Pに転写する転写ローラー40と、転写ローラー40により転写された現像剤による像を用紙Pに定着する定着部50と、用紙Pを搬送する用紙搬送部60と、用紙搬送部60を構成する用紙の搬送路61(図2参照)に設けられた基準反射板(紙粉検知面)103(図2参照)に付着する紙粉量を検知する紙粉検知装置100と、を備えて構成される。
また、ウインドウ104にも紙粉は付着するが、ウインドウ104は搬送路61と同じ面上に配置されているため、付着した紙粉が、通紙された用紙により拭き取られる。したがって、ウインドウ104上の紙粉量は、基本的に少ない。
そのため、本実施形態では、基準反射板103上に付着する紙粉量を検知するようにしている。
また、図5に、紙粉位置xが-aからaまで分布するときの紙粉検知感度差(PV)の一例を示す。
なお、図4及び図5に示す例は、ウインドウ104上の紙粉を完全拡散とし、紙粉位置xが-aからaまで変化したときの紙粉検知感度を示している。また、紙粉はいずれも基準反射板103上(z=0)にあるものとする。
また、感度が2コブ(b/a>1)のときに、紙粉検知感度の変化をほぼ均一と見做すためには、図8に示すように、紙粉位置xを中心軸CAから下記式(1)の距離の範囲とする必要がある。なお、この範囲で紙粉検知感度の変化PVが5%以下となるのは、b/a≦1.17のときである。
したがって、d/a≦0.22を満たすことで、y方向においても紙粉検知感度の変化を小さくする(10%以下とする)ことができる。
したがって、本実施形態に係る紙粉検知装置100によれば、紙粉位置による紙粉検知感度(紙粉付着によるセンサー102受光量変化)の差が小さくなるため、センサー102受光量に基づいて紙粉量を評価したときのバラつきも小さくなり、紙粉の清掃タイミングを精度よく管理することができる。よって、光源101の光量の校正精度を確保することができる。
したがって、本実施形態に係る紙粉検知装置100によれば、紙粉検知面に紙粉が付着しやすい条件において、紙粉量を評価したときのバラつきを小さくすることができるので、より効果的に紙粉の清掃タイミングを管理することが可能となり、より効果的に光源101の光量の校正精度を確保することができる。
したがって、本実施形態に係る紙粉検知装置100によれば、用紙の搬送方向(x方向)における紙粉検知感度の変化を5%以下とすることができるので、紙粉の清掃タイミングを精度よく管理することが可能となり、光源101の光量の校正精度を確保することができる。
したがって、本実施形態に係る紙粉検知装置100によれば、用紙の幅方向(y方向)における紙粉検知感度の変化を10%以下とすることができるので、紙粉の清掃タイミングを精度よく管理することが可能となり、光源101の光量の校正精度を確保することができる。
したがって、本実施形態に係る紙粉検知装置100によれば、紙粉検知面に十分な量の光を照射することができるので、紙粉検知面に付着した紙粉の量をより確実に検知することができる。
例えば、上記実施形態では、基準反射板103により反射された光をセンサー102に入射させるようにしているが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、基準反射板103の代わりに、透明な平板形状のウインドウ(紙粉検知面)106を設けるようにし、ウインドウ106を透過した光をセンサー102Aに入射させるようにしてもよい。すなわち、センサー102Aは、搬送路61の他方側(図中上方側)に設けられ、ウインドウ106を透過した光を受光する。また、紙粉検知部105Aは、センサー102Aにより受光された光の光量に基づいてウインドウ106に付着する紙粉量を検知する。紙粉検知部105Aは、ウインドウ106に紙粉が付着したときに透過率が変化する原理を利用して、光源101の光量を一定としつつ、紙粉によるセンサー102A受光量の変化を検出することで、付着した紙粉の量を光学的に検知する。
また、ウインドウ104にも紙粉は付着するが、ウインドウ104は搬送路61と同じ面上に配置されているため、付着した紙粉が、通紙された用紙により拭き取られる。したがって、ウインドウ104上の紙粉量は、基本的に少ない。
そのため、変形例1では、ウインドウ106上に付着する紙粉量を検知するようにしている。
また、実施形態の紙粉検知装置100を、搬送路61を通過する用紙Pを検知する用紙検知部として兼用させるようにしてもよい。また、図12に示すように、用紙検知部として、新たに光源107及びセンサー108を備えるようにしてもよい。
10 レーザー走査光学装置
20 感光体
21 帯電部
22 現像部
30 中間転写ベルト
40 転写ローラー
50 定着部
60 用紙搬送部
61 搬送路
100、100A 紙粉検知装置
101 光源
102、102A センサー
103 基準反射板(紙粉検知面)
104 ウインドウ
105、105A 紙粉検知部
106 ウインドウ(紙粉検知面)
107 光源(用紙検知部)
108 センサー(用紙検知部)
P 用紙
CA 中心軸
S 紙粉
Claims (7)
- 用紙の搬送路の一方側に設けられ、前記搬送路の他方側に設けられた紙粉検知面に向けて光を出射する光源と、
前記紙粉検知面で反射又は透過された光を受光するセンサーと、
前記センサーにより受光された光の光量に基づいて前記紙粉検知面に付着する紙粉量を検知する紙粉検知部と、
を備え、
前記光源の出射面と前記センサーの受光面と前記紙粉検知面とは、平行となっており、
前記出射面と前記受光面とは、法線の方向における前記紙粉検知面までの距離が同一であり、
前記法線の方向における前記出射面から前記紙粉検知面までの距離をa、前記出射面と平行な方向における前記光源と前記センサーとの間の距離の半分をbとしたとき、0.9≦b/a≦1.2を満たすことを特徴とする紙粉検知装置。 - 前記搬送路の他方は、前記紙粉検知面が設けられた部分が、その他の部分よりも前記搬送路の一方から離れた位置に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の紙粉検知装置。
- 前記用紙の幅方向における前記紙粉検知面の中心軸から端部までの距離をdとしたとき、d/a≦0.22を満たすことを特徴とする請求項1~3のいずれか一項に記載の紙粉検知装置。
- 前記搬送路を通過する用紙を検知する用紙検知部を備えることを特徴とする請求項1~4のいずれか一項に記載の紙粉検知装置。
- 前記光源は、ランバーシャン特性を有することを特徴とする請求項1~5のいずれか一項に記載の紙粉検知装置。
- 用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記用紙を搬送する用紙搬送部と、
前記用紙搬送部を構成する前記用紙の搬送路に設けられた紙粉検知面に付着する紙粉量を検知する請求項1~6のいずれか一項に記載の紙粉検知装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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JP2007062222A (ja) | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Canon Inc | 記録装置及び記録媒体検出方法 |
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