JP7451925B2 - 液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、液体吐出装置に関する。
従来から、複数のローラーに架橋される無端状の搬送ベルトを用いて媒体を搬送しつつ該媒体に液体を吐出する液体吐出装置が使用されている。例えば、特許文献1には、ベルト回転ローラーとベルト駆動ローラーとに架橋された無端ベルトを用いて印刷媒体を搬送しつつ該印刷媒体に吐出ヘッドからインクを吐出する印刷装置が開示されている。
特開2018-58293号公報
しかしながら、特許文献1に開示される印刷装置のように、複数のローラーに架橋される無端状の搬送ベルトを用いて媒体を搬送しつつ該媒体に液体を吐出する従来の液体吐出装置においては、吐出された液体のミストが搬送ベルトにおけるローラーと接触する側に付着するなどして、搬送ベルトにおけるローラーとの接触面が濡れる場合があった。そして、従来、搬送ベルトにおけるローラーとの接触面及び該接触面と接触するローラーの表面はともに平滑面であったため、該接触面が濡れると、ローラーが搬送ベルトに対して滑り、搬送精度が低下する虞があった。そこで、本発明は、搬送ベルトによる搬送精度の低下を抑制することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の液体吐出装置は、複数のローラーに架橋され、前記ローラーとの接触面とは反対側の面である支持面で媒体を支持して回転することで前記媒体を搬送方向に搬送する無端状の搬送ベルトと、前記支持面で支持される媒体に液体を吐出する液体吐出部と、を備え、前記接触面に、前記搬送ベルトの周方向において定期的に凹凸が形成されていることを特徴とする。
本発明の実施例1に係る液体吐出装置の概略側面図。 図1の液体吐出装置の搬送ベルトの接触面を表す概略平面図。 図1の液体吐出装置の駆動ローラーの概略斜視図。 本発明の実施例2に係る液体吐出装置の搬送ベルトの接触面を表す概略平面図。 本発明の実施例3に係る液体吐出装置の搬送ベルトの接触面を表す概略平面図。
最初に、本発明について概略的に説明する。
上記課題を解決するための本発明の第1の態様の液体吐出装置は、複数のローラーに架橋され、前記ローラーとの接触面とは反対側の面である支持面で媒体を支持して回転することで前記媒体を搬送方向に搬送する無端状の搬送ベルトと、前記支持面で支持される媒体に液体を吐出する液体吐出部と、を備え、前記接触面に、前記搬送ベルトの周方向において定期的に凹凸が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、搬送ベルトにおける接触面に周方向において定期的に凹凸が形成されている。このため、接触面に液体が付着したとしても該液体を凹部に逃がすことができ、ローラーが搬送ベルトに対して滑り、搬送精度が低下することを抑制できる。したがって、搬送ベルトによる搬送精度の低下を抑制することができる。
本発明の第2の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記接触面には、前記周方向全体にわたって前記凹凸が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、接触面には周方向全体にわたって前記凹凸が形成されているので、接触面のどの位置に液体が付着したとしても該液体を凹部に効果的に逃がすことができ、ローラーが搬送ベルトに対して滑り、搬送精度が低下することを効果的に抑制できる。
本発明の第3の態様の液体吐出装置は、前記第1の態様において、前記接触面には、前記周方向において前記凹凸が形成されている凹凸形成領域と前記凹凸が形成されていない凹凸非形成領域とが交互に設けられていることを特徴とする。
搬送ベルトの安定的な回転のためには、凹凸が形成されていない凹凸非形成領域をローラーの被接触面に接触させた方が好ましい場合があるが、本態様によれば、凹凸形成領域と凹凸非形成領域とが交互に設けられているので、このような場合であっても、搬送ベルトの安定的な回転とローラーが搬送ベルトに対して滑ることの抑制とを両立できる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記搬送ベルトの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向溝と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向溝と、を凹部とし、該凹部を形成する前記第1方向溝と前記第2方向溝とで囲まれる各々の領域を凸部としていることを特徴とする。
本態様によれば、周方向及び幅方向とともに交差する2方向の複数の溝によって、搬送ベルトに対して周方向に沿う方向及び幅方向に沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができる。このため、搬送ベルトに不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できる。
本発明の第4の態様の液体吐出装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記搬送ベルトの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向峰部と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向峰部と、を凸部とし、該凸部を形成する前記第1方向峰部と前記第2方向峰部とで囲まれる各々の領域を凹部としていることを特徴とする。
本態様によれば、周方向及び幅方向とともに交差する2方向の複数の峰部で囲まれる凹部によって、搬送ベルトに対して周方向に沿う方向及び幅方向に沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができる。このため、搬送ベルトに不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できる。
本発明の第6の態様の液体吐出装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、突起状の凸部を複数有し、該凸部以外の領域を凹部としていることを特徴とする。
本態様によれば、シボ加工などにより簡単に凹凸を形成できる。
本発明の第7の態様の液体吐出装置は、前記第1から第3のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、前記周方向に沿う周方向溝を凹部とし、該凹部を形成する前記周方向溝同士で挟まれる各々の領域を凸部としていることを特徴とする。
本態様によれば、周方向に沿う周方向溝を凹部とすることで、接触面のローラーに対する接触状態を常に一定とすることが可能となり、接触面のローラーに対する接触状態がばらつくことによる搬送精度の低下を抑制することができる。
本発明の第8の態様の液体吐出装置は、複数のローラーに架橋され、前記ローラーとの接触面とは反対側の面である支持面で媒体を支持して回転することで前記媒体を搬送方向に搬送する無端状の搬送ベルトと、前記支持面で支持される媒体に液体を吐出する液体吐出部と、を備え、前記ローラーにおける前記接触面と接触する被接触面に、前記ローラーの周方向において定期的に凹凸が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、ローラーにおける被接触面に周方向において定期的に凹凸が形成されている。このため、搬送ベルトの接触面に液体が付着したとしても該液体をローラーの被接触面における凹部に逃がすことができ、ローラーが搬送ベルトに対して滑り、搬送精度が低下することを抑制できる。したがって、搬送ベルトによる搬送精度の低下を抑制することができる。
本発明の第9の態様の液体吐出装置は、前記第8の態様において、前記被接触面には、前記周方向全体にわたって前記凹凸が形成されていることを特徴とする。
本態様によれば、被接触面には周方向全体にわたって前記凹凸が形成されているので、接触面のどの位置に液体が付着したとしてもローラーの被接触面の凹部に該液体を接触させて該液体を該凹部に効果的に逃がすことができ、ローラーが搬送ベルトに対して滑り、搬送精度が低下することを効果的に抑制できる。
本発明の第10の態様の液体吐出装置は、前記第8の態様において、前記被接触面には、前記周方向において前記凹凸が形成されている凹凸形成領域と前記凹凸が形成されていない凹凸非形成領域とが交互に設けられていることを特徴とする。
搬送ベルトの安定的な回転のためには、凹凸が形成されていない凹凸非形成領域を搬送ベルトの接触面に接触させた方が好ましい場合があるが、本態様によれば、凹凸形成領域と凹凸非形成領域とが交互に設けられているので、このような場合であっても、搬送ベルトの安定的な回転とローラーが搬送ベルトに対して滑ることの抑制とを両立できる。
本発明の第11の態様の液体吐出装置は、前記第8から第10のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記ローラーの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向溝と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向溝と、を凹部とし、該凹部を形成する前記第1方向溝と前記第2方向溝とで囲まれる各々の領域を凸部としていることを特徴とする。
本態様によれば、周方向及び幅方向とともに交差する2方向の複数の溝によって、搬送ベルトに対して周方向に沿う方向及び幅方向に沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができる。このため、搬送ベルトに不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できる。
本発明の第12の態様の液体吐出装置は、前記第8から第10のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記ローラーの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向峰部と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向峰部と、を凸部とし、該凸部を形成する前記第1方向峰部と前記第2方向峰部とで囲まれる各々の領域を凹部としていることを特徴とする。
本態様によれば、周方向及び幅方向とともに交差する2方向の複数の峰部で囲まれる凹部によって、搬送ベルトに対して周方向に沿う方向及び幅方向に沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができる。このため、搬送ベルトに不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できる。
本発明の第13の態様の液体吐出装置は、前記第8から第10のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、突起状の凸部を複数有し、該凸部以外の領域を凹部としていることを特徴とする。
本態様によれば、シボ加工などにより簡単に凹凸を形成できる。
本発明の第14の態様の液体吐出装置は、前記第8から第10のいずれか1つの態様において、前記凹凸は、前記周方向に沿う周方向溝を凹部とし、該凹部を形成する前記周方向溝同士で挟まれる各々の領域を凸部としていることを特徴とする。
本態様によれば、周方向に沿う周方向溝を凹部とすることで、被接触面の搬送ベルトに対する接触状態を常に一定とすることが可能となり、被接触面の搬送ベルトに対する接触状態がばらつくことによる搬送精度の低下を抑制することができる。
本発明の第15の態様の液体吐出装置は、前記第1から第14のいずれか1つの態様において、前記接触面に付着した前記液体を前記接触面側から乾燥させる乾燥部を備えることを特徴とする。
本態様によれば、接触面に付着した液体を乾燥させることができるので、接触面が濡れて滑ることなどを特に効果的に抑制でき、搬送ベルトによる搬送精度の低下を特に効果的に抑制することができる。
[実施例1]
以下、添付図面を参照して、本発明に係る実施形態を説明する。最初に、本発明の実施例1にかかる液体吐出装置1の概要について図1を参照して説明する。
図1で表されるように、本実施例の液体吐出装置1は、回転方向C1に回転することで媒体Mを搬送方向Aに搬送可能な搬送ベルト5を備えている。また、ロール状の媒体Mをセットして回転方向C1に回転することで媒体Mを繰り出すことが可能な繰り出し部2を備えている。搬送ベルト5は、ローラー群9を介して繰り出し部2から繰り出された媒体Mを搬送方向Aに搬送可能な構成となっている。搬送ベルト5は、搬送方向Aの上流側に位置する従動ローラー3と、搬送方向Aの下流側に位置する駆動ローラー4と、に架け渡された無端ベルトである。
ここで、搬送ベルト5は外側表面である支持面5aに粘着剤が塗られた粘着性ベルトである。図1で表されるように、粘着剤が塗られた支持面5aに媒体Mが貼り付けられた状態で、媒体Mは搬送ベルト5に支持されて搬送される。搬送ベルト5における媒体Mの支持領域は、従動ローラー3と駆動ローラー4とで架橋された上側の領域である。また、駆動ローラー4は不図示のモーターの駆動力により回転するローラーであり、従動ローラー3は駆動ローラー4を回転させることに伴う搬送ベルト5の回転に従動することで回転するローラーである。
ローラー群9から搬送ベルト5に繰り出された媒体Mは、押圧ローラー6により押圧されて支持面5aに貼り付けられる。押圧ローラー6は搬送方向Aと交差する幅方向Bに延設され、搬送方向Aに沿う移動方向Dに移動可能となっている。また、押圧ローラー6の移動範囲における搬送ベルト5を介する下部には、プラテン12が設けられており、プラテン12に向けて媒体M及び搬送ベルト5を挟んで押圧ローラー6を押し付けながら移動方向Dに移動させることにより、媒体Mを確りと支持面5aに貼り付けることができる構成になっている。すなわち、押圧ローラー6が幅方向Bに亘り媒体Mを搬送ベルト5に押し当てることで、皺などの発生が抑制された状態で媒体Mが搬送ベルト5に対して貼り付けられる。
また、液体吐出装置1は、幅方向Bに延設されるキャリッジ軸15に沿って幅方向Bに往復移動可能なキャリッジ7と、キャリッジ7に取り付けられた液体吐出部としてのヘッド8と、を備えている。ヘッド8は、搬送方向Aに搬送される媒体Mに液体であるインクを吐出する。搬送ベルト5を介してヘッド8と対向する領域には、プラテン14が設けられている。ヘッド8と対向する領域においてプラテン14により搬送ベルト5を支持することで、搬送ベルト5がヘッド8と対向する領域において振動してヘッド8から吐出されたインクの着弾位置がずれて画像品質が低下することを抑制できる。
このように、本実施例の液体吐出装置1は、搬送方向Aと交差する幅方向Bにキャリッジ7を往復移動させながら、搬送される媒体Mにヘッド8からインクを吐出して画像を形成することが可能である。このような構成のキャリッジ7を備えていることにより、本実施例の液体吐出装置1は、所定の搬送量で媒体Mを搬送方向Aに搬送させることと、媒体Mを停止した状態でキャリッジ7を幅方向Bに移動させながらインクを吐出させることと、を繰り返し、媒体Mに所望の画像を形成する。
なお、本実施例の液体吐出装置1は、媒体Mの所定量の搬送とキャリッジ7の往復移動とを交互に繰り返して印刷を行う所謂シリアルプリンターであるが、媒体Mの幅方向Bに沿ってライン状にノズルが形成されたラインヘッドを使用して、連続的に媒体Mを搬送しながら連続的に印刷を行う所謂ラインプリンターであってもよい。
画像が形成された媒体Mは、本実施例の液体吐出装置1から排出されると、本実施例の液体吐出装置1よりも後段に設けられた、媒体Mに吐出されたインクの成分を揮発させる乾燥装置や画像が形成された媒体Mを巻き取る巻取装置などに送られる。
ここで、媒体Mとしては、被捺染材を好ましく用いることができる。被捺染材とは、捺染の対象となる布地や、衣服や、その他の服飾製品等のことを言う。布地には、綿、絹、羊毛等の天然繊維やナイロン等の化学繊維あるいはこれらを混ぜた複合繊維の織物、編物、不織布等が含まれる。また、衣服や、その他の服飾製品には、縫製後のTシャツ、ハンカチ、スカーフ、タオル、手提げ袋、布製のバッグ、カーテン、シーツ、ベッドカバー等のファニチャー類等の他、縫製前の状態のパーツとして存在する裁断前後の布地等も含まれる。
さらに、媒体Mとしては、上記被捺染材の他、普通紙、上質紙、及び光沢紙などのインクジェット印刷用専用紙等を用いることができる。また、媒体Mとしては、例えば、インクジェット印刷用に表面処理をしていない、すなわち、インク吸収層を形成していないプラスチックフィルム、並びに紙等の基材上にプラスチックがコーティングされているもの及びプラスチックフィルムが接着されているものも用いることができる。当該プラスチックとしては、特に限定されないが、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリエチレン、及びポリプロピレンが挙げられる。
媒体Mとして被捺染材を用いた場合、被捺染材は媒体Mに吐出されたインクが裏側の面まで滲む現象であるインクの裏抜けをし易いので、搬送ベルト5がインクで汚れる場合がある。そこで、本実施例の液体吐出装置1には、裏抜けして搬送ベルト5の支持面5aに付着したインクを洗浄するための洗浄部10を備えている。洗浄部10は、洗浄液が浸されて支持面5aと接触する洗浄ブラシを備えている。また、洗浄ブラシを支持面5aに接触させることにより支持面5aに付着した洗浄液を送風することで除去する送風部11を備えている。さらに、本実施例の液体吐出装置1は、送風部11で除去しきれなかった洗浄液を加熱して乾燥させることが可能な支持面加熱部13を備えている。
本実施例の液体吐出装置1は、駆動ローラー4を回転方向C1に回転させることで媒体Mを搬送方向Aに搬送可能である。また、液体吐出装置1は、駆動ローラー4を回転方向C1とは逆方向である回転方向C2に回転させることで媒体Mを搬送方向Aとは逆の方向に搬送させることも可能である。
なお、本実施例の液体吐出装置1のように、液体吐出部から液体を媒体Mに向けて吐出する構成においては、媒体Mに着弾しなかった液体や液体を吐出することに伴って発生するミストなどが浮遊し、搬送ベルト5の支持面5aとは反対側である従動ローラー3及び駆動ローラー4との接触面5bに付着することがある。このように、接触面5bに液体が付着すると、従動ローラー3及び駆動ローラー4に対して搬送ベルト5が滑り、搬送精度が低下する場合がある。そこで、本実施例の液体吐出装置1は、接触面5bに付着した液体を乾燥させる乾燥部を備えている。乾燥部については後述する。
次に、本実施例の液体吐出装置1の要部である搬送ベルト5、従動ローラー3及び駆動ローラー4について、図2及び図3を参照して以下に説明する。なお、図3は駆動ローラー4を表しているが、駆動ローラー4の表面である被接触面4bは従動ローラー3の表面である被接触面と同様の構成をしており、以下の駆動ローラー4の被接触面4bについての説明は、そのまま従動ローラー3の被接触面についての説明に対応する。なお、駆動ローラー4の被接触面4b及び従動ローラー3の被接触面は共に、搬送ベルト5の接触面5bと接触する面である。
図2で表されるように、本実施例の搬送ベルト5の接触面5bには、ひし形の複数の凸部51と、該凸部51を囲む凹部52とが、全体に亘って一様に形成されている。別の表現をすると、搬送方向Aに沿う搬送ベルト5の周方向及び幅方向Bとともに交差する2方向に延びる複数の溝状の凹部52と、該凹部52で囲まれるひし形の複数の凸部51と、が接触面5bの全体に亘って一様に形成されている。
上記のように本実施例の液体吐出装置1は、複数のローラーとしての従動ローラー3及び駆動ローラー4に架橋され、従動ローラー3及び駆動ローラー4との接触面5bとは反対側の面である支持面5aで媒体Mを支持して回転方向C1に回転することで媒体Mを搬送方向Aに搬送する無端状の搬送ベルト5と、支持面5aで支持される媒体Mにインクを吐出するヘッド8と、を備えているが、図2で表されるように、本実施例の搬送ベルト5の接触面5bには、接触面5bに、搬送ベルト5の周方向において定期的に凹凸が形成されている。このため、本実施例の液体吐出装置1は、接触面5bにインクなどの液体が付着したとしても該液体を凹部52に逃がすことができ、従動ローラー3及び駆動ローラー4が搬送ベルト5に対して滑り、搬送精度が低下することを抑制できる。したがって、本実施例の液体吐出装置1は、搬送ベルト5による搬送精度の低下を抑制することができる構成になっている。また、従動ローラー3及び駆動ローラー4が搬送ベルト5に対して滑ることを抑制できていることで、搬送ベルト5の蛇行抑制機構などを設けなくても搬送ベルト5の蛇行を抑制できており、装置を簡素化している。なお、本実施例の液体吐出装置1は、上記のように、インクなどの液体が搬送ベルト5に付着することによる搬送精度の低下を抑制することが可能であるが、上記のような構成となっていることで、埃や媒体Mの小片など液体以外の異物が搬送ベルト5に付着することによる搬送精度の低下も抑制可能である。
なお、本実施例の搬送ベルト5の接触面5bには、搬送ベルト5の周方向全体にわたって凹凸が形成されている。このため、本実施例の液体吐出装置1は、接触面5bのどの位置に液体が付着したとしても該液体を凹部52に効果的に逃がすことができ、従動ローラー3及び駆動ローラー4が搬送ベルト5に対して滑り、搬送精度が低下することを効果的に抑制できる。
また、上記のように、接触面5bの凹凸は、ひし形の複数の凸部51と、該凸部51を囲む凹部52とで構成されている。別の表現をすると、該凹凸は、搬送ベルト5の周方向及び幅方向Bとともに交差する第1方向F1に沿う複数の第1方向溝52aと、搬送ベルト5の周方向、幅方向B及び第1方向F1のいずれとも交差する第2方向F2に沿う複数の第2方向溝52bと、を凹部52とし、該凹部52を形成する第1方向溝52aと第2方向溝52bとで囲まれる各々の領域を凸部51としている。本実施例の液体吐出装置1は、搬送ベルト5の周方向及び幅方向Bとともに交差する2方向の複数の溝によって、搬送ベルト5に対して搬送ベルト5の周方向に沿う方向及び幅方向Bに沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができる。このため、本実施例の液体吐出装置1は、搬送ベルト5に不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できる。ただし、接触面5bの凹凸の形状は、本実施例のような形状に限定されない。
例えば、本実施例の液体吐出装置1の構成とは逆に、接触面5bの凹凸を、ひし形の複数の凹部と、該凹部を囲む凸部とで構成してもよい。すなわち、該凹凸を、搬送ベルト5の周方向及び幅方向Bとともに交差する第1方向F1に沿う複数の第1方向峰部と、搬送ベルト5の周方向、幅方向B及び第1方向F1のいずれとも交差する第2方向F2に沿う複数の第2方向峰部と、で凸部を形成し、該凸部を形成する第1方向峰部と第2方向峰部とで囲まれる各々の領域を凹部としてもよい。搬送ベルト5の周方向及び幅方向Bとともに交差する2方向の複数の峰部で囲まれる凹部によって、搬送ベルト5に対して搬送ベルト5の周方向に沿う方向及び幅方向Bに沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができ、搬送ベルト5に不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できるためである。なお、本明細書における「峰部」とは、線状に連続して続く突出部を意味する。
また、図3で表されるように、本実施例の駆動ローラー4の被接触面4bには、シボ加工がなされており、全体に亘って一様に凹凸が形成されている。なお、不図示ではあるが、本実施例の従動ローラー3の被接触面にも、駆動ローラー4の被接触面4bと同様のシボ加工がなされており、全体に亘って一様に凹凸が形成されている。
すなわち、本実施例の液体吐出装置1は、接触面5bと接触する駆動ローラー4における被接触面4b及び従動ローラー3における被接触面に、従動ローラー3及び駆動ローラー4の周方向において定期的に凹凸が形成されている。このため、本実施例の液体吐出装置1は、搬送ベルト5の接触面5bにインクなどの液体が付着したとしても該液体を従動ローラー3及び駆動ローラー4の被接触面における凹部52に逃がすことができ、従動ローラー3及び駆動ローラー4が搬送ベルト5に対して滑り、搬送精度が低下することを抑制できる。したがって、本実施例の液体吐出装置1は、搬送ベルト5による搬送精度の低下を抑制することができる構成になっている。
なお、本実施例の従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bには、従動ローラー3及び駆動ローラー4の周方向全体にわたって凹凸が形成されている。このため、本実施例の液体吐出装置1は、接触面5bのどの位置に液体が付着したとしても従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bの凹部52に該液体を接触させて該液体を該凹部52に効果的に逃がすことができ、従動ローラー3及び駆動ローラー4が搬送ベルト5に対して滑り、搬送精度が低下することを効果的に抑制できる。
ここで、本実施例の従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bに形成される凹凸は、シボ加工で構成されており、突起状の凸部51を複数有し、該凸部51以外の領域を凹部52としていることを特徴とする。本実施例の液体吐出装置1においては、このような構成とすることで、該凹凸を簡単に形成している。なお、「突起状の凸部」には、峰状、すなわち、線状に連続して続く突出部形状も含まれる。
なお、搬送ベルト5の接触面5bに形成される凹凸を、従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bに形成される凹凸と同様に、突起状の凸部51を複数有し、該凸部51以外の領域を凹部52としてもよい。シボ加工などにより簡単に凹凸を形成できるためである。
逆に、従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bに形成される凹凸を、搬送ベルト5の接触面5bに形成される凹凸と同様に、従動ローラー3及び駆動ローラー4の周方向及び幅方向Bとともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向溝と、該周方向、幅方向B及び該第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向溝と、を凹部52とし、該凹部52を形成する第1方向溝と第2方向溝とで囲まれる各々の領域を凸部51としてもよい。該周方向及び幅方向Bとともに交差する2方向の複数の溝によって、搬送ベルト5に対して該周方向に沿う方向及び幅方向Bに沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができ、搬送ベルト5に不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できるためである。
さらには、従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bに形成される凹凸を、従動ローラー3及び駆動ローラー4の周方向及び幅方向Bとともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向峰部と、該周方向、幅方向B及び該第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向峰部と、で凸部を形成し、該凸部を形成する第1方向峰部と第2方向峰部とで囲まれる各々の領域を凹部としてもよい。該周方向及び幅方向Bとともに交差する2方向の複数の峰部で囲まれる凹部によって、搬送ベルト5に対して該周方向に沿う方向及び幅方向Bに沿う方向のいずれの方向に力がかかってもこの力を分散することができ、搬送ベルト5に不用意に力が加わった場合でも搬送精度が低下することを抑制できるためである。
また、上記のように、本実施例の液体吐出装置1は、乾燥部を備えている。具体的には、以下に説明する3種類の乾燥部を有している。しかしながら、乾燥部として以下の3種類の乾燥部のうちの少なくとも1つ、或いは、接触面5b側に設けられ、接触面5bに付着した液体を乾燥させることが可能であれば以下の3種類とは異なる構成の乾燥部を備えていてもよい。さらには、乾燥部を備えない構成であってもよい。
本実施例の駆動ローラー4は、図1で表されるように、電熱線4aを有する乾燥部としてのヒートローラーとなっている。詳細には、電熱線4aを有し、駆動ローラー4と接触する接触面5bを加熱することで接触面5bに付着した液体を乾燥させることが可能な構成となっている。搬送ベルト5の構成材料などに特に限定はないが、本実施例の搬送ベルト5は加熱しても熱膨張率の小さいアラミド心線を有する無端ベルトを採用している。
また、本実施例の液体吐出装置1は、乾燥部として赤外線ヒーター19を備えている。本実施例の赤外線ヒーター19は、図1で表されるように、従動ローラー3よりも駆動ローラー4に近い位置に設けられており、接触面5bに向けて照射方向Eに赤外線を照射して、接触面5bを加熱することで接触面5bに付着した液体を乾燥させることが可能な構成となっている。
また、本実施例の液体吐出装置1は、乾燥部としての送風部20を備えている。本実施例の送風部20は、図1で表されるように、駆動ローラー4よりも従動ローラー3に近い位置に設けられている。送風部20はファン18を備えており、ファン18から接触面5bに向けて送風することで接触面5bに付着した液体を乾燥させることが可能な構成となっている。
なお、プラテン12に幅方向Bに延設される平板16が取り付けられ、プラテン14に幅方向Bに延設される平板17が取り付けられている。このように、送風部20による乾燥領域及び駆動ローラー4及び赤外線ヒーター19による乾燥領域が仕切られていることで、乾燥効率が高くなっている。
上記のように、本実施例の液体吐出装置1は、接触面5bに付着したインクなどの液体を接触面5b側から乾燥させる乾燥部を備えている。このため、本実施例の液体吐出装置1、接触面5bに付着した液体を乾燥させることができ、接触面5bが濡れて滑ることなどを特に効果的に抑制でき、搬送ベルト5による搬送精度の低下を特に効果的に抑制することができる構成になっている。また、凹部52に溜まった液体を乾燥させて除去することで、長い期間凹凸の効果を維持できる。
[実施例2]
次に、実施例2の液体吐出装置1について、図4を用いて説明する。なお、図4において上記実施例1と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。ここで、本実施例の液体吐出装置1は、搬送ベルト5の構成以外は実施例1の液体吐出装置1と同様の形状をしている。
図4で表されるように、本実施例の搬送ベルト5は、突起状の凸部51を複数有し該凸部51以外の領域を凹部52としている凹凸形成領域53と、凸部51を有さず凹部52のみからなる凹凸非形成領域54と、が搬送方向Aに沿う搬送ベルト5の周方向に交互に形成されている。すなわち、本実施例の搬送ベルト5にも、搬送ベルト5の周方向において定期的に凹凸が形成されている。なお、本実施例の搬送ベルト5は、該搬送ベルト5が該搬送ベルト5の周方向においてどのような配置となっている場合であっても、少なくとも1の凹凸形成領域53と少なくとも1の凹凸非形成領域54とが従動ローラー3及び駆動ローラー4に対して接触する構成となっている。
このように、本実施例の搬送ベルト5の接触面5bには、搬送ベルト5の周方向において凹凸が形成されている凹凸形成領域53と凹凸が形成されていない凹凸非形成領域54とが交互に設けられている。搬送ベルト5の安定的な回転のためには、凹凸が形成されていない凹凸非形成領域54を従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bに接触させた方が好ましい場合がある。しかしながら、本実施例の搬送ベルト5は、凹凸形成領域53と凹凸非形成領域54とが交互に設けられているので、このような場合であっても、搬送ベルト5の安定的な回転と従動ローラー3及び駆動ローラー4が搬送ベルト5に対して滑ることの抑制とを両立できる。
なお、従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bに形成される凹凸を、搬送ベルト5の接触面5bに形成される凹凸と同様に、従動ローラー3及び駆動ローラー4の周方向において凹凸形成領域53と凹凸非形成領域54とが交互に設けられている構成としてもよい。搬送ベルト5の安定的な回転のために凹凸が形成されていない凹凸非形成領域54を搬送ベルト5の接触面5bに接触させた方が好ましい場合において、搬送ベルト5の安定的な回転と、従動ローラー3及び駆動ローラー4が搬送ベルト5に対して滑ることの抑制と、を両立できるためである。
[実施例3]
次に、実施例3の液体吐出装置1について、図5を用いて説明する。なお、図5において上記実施例1及び実施例2と共通する構成部材は同じ符号で示しており、詳細な説明は省略する。ここで、本実施例の液体吐出装置1は、搬送ベルト5の構成以外は実施例1及び実施例2の液体吐出装置1と同様の形状をしている。
図5で表されるように、本実施例の搬送ベルト5は、搬送方向Aに沿う搬送ベルト5の周方向に沿って複数の溝が形成された形状をしている。別の表現をすると、本実施例の搬送ベルト5の接触面5bに形成される凹凸は、搬送ベルト5の周方向に沿う周方向溝を凹部52とし、該凹部52を形成する周方向溝同士で挟まれる各々の領域を凸部51としている。このように、搬送ベルト5の周方向に沿う周方向溝を凹部52とすることで、接触面5bの従動ローラー3及び駆動ローラー4に対する接触状態を常に一定とすることが可能となり、接触面5bの従動ローラー3及び駆動ローラー4に対する接触状態がばらつくことによる搬送精度の低下を抑制することができる。
なお、従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bに形成される凹凸を、搬送ベルト5の接触面5bに形成される凹凸と同様に、従動ローラー3及び駆動ローラー4の周方向に沿う周方向溝を凹部52とし、該凹部52を形成する周方向溝同士で挟まれる各々の領域を凸部51としてもよい。従動ローラー3及び駆動ローラー4の周方向に沿う周方向溝を凹部52とすることで、従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bの搬送ベルト5に対する接触状態を常に一定とすることが可能となり、従動ローラー3の被接触面及び駆動ローラー4の被接触面4bの搬送ベルト5に対する接触状態がばらつくことによる搬送精度の低下を抑制することができるためである。
なお、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれることは言うまでもない。
1…液体吐出装置、2…繰り出し部、3…従動ローラー、
4…駆動ローラー(乾燥部)、4a…電熱線、4b…被接触面、5…搬送ベルト、
5a…支持面、5b…接触面、6…押圧ローラー、7…キャリッジ、
8…ヘッド(液体吐出部)、9…ローラー群、10…洗浄部、11…送風部、
12…プラテン、13…支持面加熱部、14…プラテン、15…キャリッジ軸、
16…平板、17…平板、18…ファン、19…赤外線ヒーター(乾燥部)、
20…送風部(乾燥部)、51…凸部、52…凹部、52a…第1方向溝、
52b…第2方向溝、M…媒体

Claims (7)

  1. 複数のローラーに架橋され、前記ローラーとの接触面とは反対側の面である支持面で媒体を支持して回転することで前記媒体を搬送方向に搬送する無端状の搬送ベルトと、
    前記支持面で支持される媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    を備え、
    前記接触面に、前記搬送ベルトの周方向において定期的に凹凸が形成され、
    前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記搬送ベルトの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向溝と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向溝と、を凹部とし、該凹部を形成する前記第1方向溝と前記第2方向溝とで囲まれる各々の領域を凸部としていることを特徴とする液体吐出装置。
  2. 複数のローラーに架橋され、前記ローラーとの接触面とは反対側の面である支持面で媒体を支持して回転することで前記媒体を搬送方向に搬送する無端状の搬送ベルトと、
    前記支持面で支持される媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    を備え、
    前記接触面に、前記搬送ベルトの周方向において定期的に凹凸が形成され、
    前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記搬送ベルトの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向峰部と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向峰部と、を凸部とし、該凸部を形成する前記第1方向峰部と前記第2方向峰部とで囲まれる各々の領域を凹部としていることを特徴とする液体吐出装置。
  3. 請求項1または2に記載の液体吐出装置において、
    前記接触面には、前記周方向全体にわたって前記凹凸が形成されていることを特徴とする液体吐出装置。
  4. 請求項1または2に記載の液体吐出装置において、
    前記接触面には、前記周方向において前記凹凸が形成されている凹凸形成領域と前記凹凸が形成されていない凹凸非形成領域とが交互に設けられていることを特徴とする液体吐出装置。
  5. 複数のローラーに架橋され、前記ローラーとの接触面とは反対側の面である支持面で媒体を支持して回転することで前記媒体を搬送方向に搬送する無端状の搬送ベルトと、
    前記支持面で支持される媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    を備え、
    前記ローラーにおける前記接触面と接触する被接触面に、前記ローラーの周方向において定期的に凹凸が形成され、
    前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記ローラーの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向溝と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向溝と、を凹部とし、該凹部を形成する前記第1方向溝と前記第2方向溝とで囲まれる各々の領域を凸部としていることを特徴とする液体吐出装置。
  6. 複数のローラーに架橋され、前記ローラーとの接触面とは反対側の面である支持面で媒体を支持して回転することで前記媒体を搬送方向に搬送する無端状の搬送ベルトと、
    前記支持面で支持される媒体に液体を吐出する液体吐出部と、
    を備え、
    前記ローラーにおける前記接触面と接触する被接触面に、前記ローラーの周方向において定期的に凹凸が形成され、
    前記凹凸は、前記周方向及び該周方向と交差する前記ローラーの幅方向とともに交差する第1方向に沿う複数の第1方向峰部と、前記周方向、前記幅方向及び前記第1方向のいずれとも交差する第2方向に沿う複数の第2方向峰部と、を凸部とし、該凸部を形成する前記第1方向峰部と前記第2方向峰部とで囲まれる各々の領域を凹部としていることを特徴とする液体吐出装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出装置において、
    前記接触面に付着した前記液体を前記接触面側から乾燥させる乾燥部を備えることを特徴とする液体吐出装置。
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