JP7451379B2 - 門扉 - Google Patents
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Description
各鋳物パネル3a,3b,3cは、アルミ鋳物製で、多数の縦桟12が左右方向に間隔をおいて配置された縦基調のデザインとなっている。上部に配置される上鋳物パネル3aと下部に配置される下鋳物パネル3cは、上下対称なデザインになっている。上鋳物パネル3aと下鋳物パネル3cの間に配置される2枚の中間鋳物パネル3bは、同一の物となっている。
各鋳物パネル3a,3b,3cは、左右両側の側縁部に縦枠部13を全長に有し、縦枠部13の端面で複数の鋳物パネル3a,3b,3b,3cを積み重ねてある。縦枠部13は、後述するように、戸先框1及び吊元框2のパネル呑み込み溝4に隠れるようになっている。
上鋳物パネル3aの上縁部には、やや見付寸法の太い上枠部14が設けてあり、下鋳物パネル3cの下縁部には、やや見付寸法の太い下枠部15が設けてある。上鋳物パネル3aの下縁部、中間鋳物パネル3bの上下縁部、下鋳物パネル3cの上縁部には、上枠部14及び下枠部15よりも見付寸法の細い横桟部16がそれぞれ設けてあり、図1に示すように、上下に積み重ねられる鋳物パネル3a,3b,3b,3cの横桟部16同士が合わさって一本の横桟に見えるようにしてある。上下に積み重ねられる鋳物パネル3a,3b,3b,3c同士の間には、図4,5に示すように、クッション材17がほぼ全長に配置されており、これにより上下の鋳物パネル3a,3b,3b,3c間に隙間ができるのを防いでいる。
さらに、図4に示すように、各鋳物パネル3a,3b,3b,3cの横桟部16は、外周側に向かうにつれて見込寸法が小さくなるように見付面に段18が設けてあり、これにより鋳物パネル3a,3b,3b,3c同士の継ぎ目部分の表面に陰影が生じ、鋳物パネル3a,3b,3b,3c同士の間に多少の隙間や段違いがあっても目立ちにくくなり、複数の鋳物パネル3a,3b,3b,3cを一体的に見せる効果がある。
各鋳物パネル3a,3b,3b,3cは、図1,3に示すように、上下に積み重ねた状態で側縁部(縦枠部)13を戸先框1と吊元框2のパネル呑み込み溝4に呑み込ませ、側方からのねじ7で固定してある。図1,5に示すように、戸先框1と吊元框2の上部と下部には、パネル呑み込み溝4の底壁19の外周側にステンレス製の裏板37が配置してあり、裏板37を介して鋳物パネル(上鋳物パネル3a、下鋳物パネル3c)をパネル呑み込み溝4の底壁19にねじ7で固定している(図3(a)参照)。これにより、ねじ止め箇所に荷重が集中してパネル呑み込み溝4の底壁19が変形するのを防止し、門扉8の強度を高めている。
図1,5に示すように、中間鋳物パネル3b,3bの戸先側の側縁部には付子20がねじ21で取付けてあり、付子20を戸先框1のパネル呑み込み溝4に嵌合保持してある(図3(b)参照)。戸先框1は、中空部5の横幅が広く、また戸先框1の上下方向中間部には、後述するように錠や錠受けが取付けられるため、中間鋳物パネル3b,3bを戸先側からねじ止めするのは容易でないが、このように付子構造とすることでパネル呑み込み溝4へのねじ固定を省くことができ、門扉8の組立て性が向上する。
戸先框1及び吊元框2は、図3に示すように、中空部5,6の外周側の壁に鋳物パネル3a,3b,3cを固定するためのねじ7の頭が通過できる孔22が形成してある。戸先框1及び吊元框2の外周側縁部には、図3,5に示すように目板23,24が取り付けられ、目板23,24でその孔22を隠してある。また、戸先框1及び吊元框2の上下端部にはキャップ25を取付けて小口を覆ってある。
戸先框1及び吊元框2は、表面にビーズ入り塗装が施してあり、これにより戸先框1及び吊元框2の色や質感を鋳物パネル3a,3b,3cに近づけて、門扉8に意匠的な一体感を持たせてある。
全体が鋳物パネルで形成された従来の鋳物門扉では、このようなロングバーハンドル26や電気錠27を取付けるのは困難であったが、本門扉8は戸先框1が中空部5を有するアルミ形材で構成されているため、ロングバーハンドル26や電気錠27を容易に取付けることができる。
図8(b)の門扉は、中間鋳物パネル3bを1枚とし、且つ中間鋳物パネル3bを上下寸法が図1,2のものより大きいものに変更することで、全体の高さ寸法Hを1.8mとしてある。上鋳物パネル3aと下鋳物パネル3cは、図1,2の門扉8と同じものを用いている。ハンドル26は、30cm程度の長さのバーハンドルとしてある。
このように本門扉8は、中間鋳物パネル3bの枚数、中間鋳物パネル3bの上下寸法を変えることで、全体の高さ寸法Hを容易に変化させることができる。高さ寸法Hが2m以上のものを製作することも可能である。また、中空部5を有するアルミ形材製の戸先框1を有しているため、様々な形態のハンドル26を取付けることができる。
各鋳物パネル3a,3b,3cは、アルミ鋳物製で、多数の横桟36が上下方向に間隔をおいて配置された横基調のデザインとなっている。横桟36同士の間隔は、全て一定である。各鋳物パネル3a,3b,3cは、第1実施形態と同様に、左右両側の側縁部に縦枠部13を全長に有し(図10参照)、縦枠部13の端面で複数の鋳物パネル3a,3b,3cを積み重ねてある。縦枠部13は、戸先框1及び吊元框2のパネル呑み込み溝4内に隠れている。
本実施形態の門扉8は、鋳物パネル3a,3b,3cを多数の横桟36が一定の間隔で配置された横基調のデザインとしてあり、且つ鋳物パネル3a,3b,3cの縦枠部13が戸先框1及び吊元框2のパネル呑み込み溝4内に隠れているため、図9に示すように、鋳物パネル3a,3b,3c同士の境界が外部に露出せず、あたかも一枚の鋳物パネルで形成されているような、より一体的でまとまりのある意匠になっている。
本門扉8(第1及び第2実施形態)は、戸先框1及び吊元框2の上部と下部のパネル呑み込み溝4の底壁19の外周側に裏板37を配置し、裏板37を介して鋳物パネル3a,3cをねじ7で固定してあるので、門扉8の強度が向上する。
本門扉8(第1及び第2実施形態)は、少なくとも一つの鋳物パネル3bは、側縁部に付子20が取付けてあり、付子20を框(戸先框)1のパネル呑み込み溝4に嵌合保持することで、門扉8の組立て性が向上する。
鋳物パネル3a,3b,3cは、側縁部に縦枠部13を有し、縦枠部13の端面で複数の鋳物パネル3a,3b,3cを積み重ねてあり、縦枠部13はパネル呑み込み溝4に隠れているので、鋳物パネル3a,3b,3c同士の境界が見えないか分かりづらくすることができ、意匠性が良い。
本門扉8(第1実施形態)は、上下に隣接する上側の鋳物パネル3a,3bの下端部に横桟部16を有し、下側の鋳物パネル3b,3cの上端部に横桟部16を有し、上下の鋳物パネル3a,3b,3cを横桟部16同士で積み重ねてあり、重ねた横桟部16同士の間にクッション材17を配置してあるので、上下の鋳物パネル3a,3b,3c間に隙間ができるのを防ぐことができる。
また本門扉8(第1実施形態)は、鋳物パネル3a,3b,3cの横桟部16は、外周側に向かうにつれて見込寸法が小さくなるように見付面に段18を設けてあることで、鋳物パネル3a,3b,3c同士の継ぎ目部分の表面に陰影が生じ、鋳物パネル3a,3b,3c同士の間に多少の隙間や段違いがあっても目立ちにくくすることができる。
戸先框1及び吊元框2は、表面にビーズ入り塗装が施してあるため、戸先框1及び吊元框2の色や質感を鋳物パネル3a,3b,3cに近付けることができ、意匠に統一感を持たせられる。
一番下の鋳物パネル3cは、下端面に配線を通すための溝34が下向きに開口して設けてあり、溝34に通して戸先框1から吊元框2にわたって配線31を連続させてあるので、鋳物パネル3cを用いつつ電気錠27への配線が容易に行える。
2 吊元框
3a,3b,3c 鋳物パネル
4 パネル呑み込み溝
5,6 中空部
7 ねじ
8 門扉
Claims (1)
- 戸先框と吊元框と両框間に架設される複数の鋳物パネルとを備え、戸先框と吊元框は、アルミ形材で形成してあり、内周側が開口したパネル呑み込み溝を有し、少なくとも戸先框は中空部を有し、複数の鋳物パネルは、上下に積み重ねて側縁部を戸先框と吊元框のパネル呑み込み溝に呑み込ませ、側端面をパネル呑み込み溝の底壁に当接し、当接した部分を側方からのねじで固定してあることを特徴とする門扉。
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JP5454117B2 (ja) | 2009-12-15 | 2014-03-26 | 株式会社リコー | 現像剤排出機構及び画像形成装置 |
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