JP7451361B2 - 熱電変換素子 - Google Patents

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Description

本発明は、熱電変換素子に関する。
近年、エネルギ問題に対する関心が高まる中、再生可能エネルギの利用と並んで、一次エネルギの利用過程で発生する排熱の有効活用が重要な課題となっている。排熱のエネルギ量は一次エネルギの約60%を占め、その多くは、プラント、産業インフラ、民生用プロダクツ、モビリティなどの広範囲な場所で発生している。
さまざまの排熱を再利用する技術があるが、その中で、材料が温度差により電圧を発生するゼーベック効果を使った熱電変換システムが知られている。熱電変換システムは、タービンのような駆動部を含まないため、スケラビリティを有し小型化が可能であり、幅広い温度の熱回収に適している。そのため、熱電変換システムは、自動車などの限定された狭空間の熱源を使った発電用途への適用が可能である一方、環境熱を電源利用するエナジーハーベスティングに適応可能な技術である。
エナジーハーベスティングについては、近年、IoT向けのセンサ電源としての応用が考えられている。センサを動作させるためにはセンサ制御向けの低電力ICを動作される必要がある。しかし、その電力仕様はおおよそ100uW程度であり、起動に必要な電圧は350mV程度で定常動作させるには100mV程度必要になる。これらの電力は通常、微小であるが、IoT用途の場合、電源を合わせたセンサモジュール全体を小型化する必要があり、そのニーズに合わせると供給源となる電源には限りがある。
これらの課題に対して、解決策として考えられているのが小型熱電変換モジュールである。熱電変換モジュールは、N型とP型の熱電変換材料が電極によって電気的に直列に接続し、熱流に並列に配置された構造をもつ。
熱電変換モジュールに関連する技術として、例えば、特許文献1がある。
特許文献1は、P型材料からなる薄膜のP型熱電素子とN型材料からなる薄膜のN型熱電素子とで構成された熱電変換モジュールの両面に、2種類以上の熱伝導率の異なる材料で構成された柔軟性を有するフィルム状基板を設け、熱伝導率の高い材料が前記基板の外面の一部分に位置するように構成したものである。
特開2006-186255号公報
熱電変換モジュールにおいては、熱源にモジュールの最大面が接触するように設置する方式が便利であるが、熱電変換モジュールの垂直方向に熱が逃げてしまい、熱電変換モジュールの面内方向に熱流を発生させることが課題であった。
本発明の目的は、熱電変換素子において、効率よく熱電変換モジュールの面内方向に熱流を発生させることにある。
本発明の一態様の熱電変換素子は、温度差を利用して熱を電気に変換する熱電変換素子であって、基板と、P型熱電層とN型熱電層とを有する熱電層と、前記熱電層の両面に設けられた絶縁部と、前記熱電層の上方に設けられた放熱部と、前記熱電層の下方に設けられた受熱部と、有し、前記熱電層と前記絶縁部との間の界面に存在する界面熱抵抗により、前記基板の面直方向への熱流を阻害して、前記熱流を前記基板の平面方向に向かうように発生させて前記熱電層を通過させることを特徴とする。
本発明の一態様の熱電変換素子は、温度差を利用して熱を電気に変換する熱電変換素子であって、基板と、P型熱電層とN型熱電層とを有する熱電層と、前記熱電層の両面に設けられた絶縁部と、前記熱電層の上方に設けられた放熱部と、前記熱電層の下方に設けられた受熱部と、有し、前記熱電層は、第1の熱電変換材料層と前記第1の熱電変換材料層とは材料が異なる第2の熱電変換材料層とが交互に積層された多層膜で構成され、前記多層膜により、前記基板の面直方向への熱流を阻害して、前記熱流を前記基板の平面方向に向かうように発生させて前記熱電層を通過させることを特徴とする。
本発明の一態様によれば、熱電変換素子において、効率よく熱電変換モジュールの面内方向に熱流を発生させることができる。
π型の熱電変換素子の構成を示す模式図である。 電圧曲線を示す図である。 実施形態1の熱電変換素子の構成を示す模式図である。 (a)は電圧発電量を示すグラフであり、(b)は温度差を示すグラフである。 実施形態2の熱電変換素子の構成を示す模式図である。 界面数と出力密度との関係を示すグラフである。 熱電変換モジュールの寸法とモジュール電圧の関係を示すグラフである。 実施形態3の熱電変換素子の構成を示す模式図である。 図8で示した実施形態3の熱電変換素子の断面図、鳥瞰図及び上面図である。
以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことはいうまでもない。同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に明らかにそうでないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。また、以下の実施の形態では、特に必要なとき以外は同一または同様な部分の説明を原則として繰り返さない。
また、以下の実施の形態において、A~Bとして範囲を示す場合には、特に明示した場合を除き、A以上B以下を示すものとする。
最初に、図1を参照して、一般的なπ型の熱電変換素子の構成について説明する。
図1に示すように、π型の熱電変換素子100は、低温熱源側に放熱構造10を有し、高温熱源側に受熱構造11を有する。一対の基板12の間に、電極13を介してP型熱電層14とN型熱電層15とを有する熱電層16が設けられている。
図1の矢印の熱流方向に熱流が流入すると、その熱流量を電力に変換して電極間に電圧が発生する。熱電変換モジュールの電力変換効率と出力密度(単位面積あたりの発電量、W/m)は、熱電変換材料の材料性能指数であるZTと熱電変換モジュールに印加する温度差で決まる。
具体的には、変換効率ηは、以下の数1で表され、出力Pは、以下の数2で表される。
Figure 0007451361000001
Figure 0007451361000002
ここで、Qは熱流量、ZT=αT/κと定義され、αは出力因子(S/ρ)、Sはゼーベック係数、ρは電気抵抗率である。また、κ=κph+κelであり、κphとκelは、それぞれ格子熱伝導率と電子熱伝導率である。Tは絶対温度とし、高温部の温度をT、低温部の温度をT、温度差をΔT=T-T、平均温度をTave=(T+T)/2とした。
このように、適切に温度差が担保されているのであれば、変換効率は熱電変換材料の性能指数ZTの増大によって向上する。また、出力密度は、性能指数ZTと出力因子α双方が増加することで、向上することが分かる。
一方、モジュールの出力を向上させるアプローチとしては、モジュール構造を最適化してQを最大化する方法がある。π型の熱電変換モジュールにおいては、このQを向上せしめるため、熱電変換材料の高さを高く設計されている。また、信頼性の観点で断面積も大型化した4cmx4cm程度の大きさが主流である。
これらのモジュールは、自動車の排熱を回収する用途で開発が進められている。一方、IoT用途に対しては薄型化、小型化のニーズがあるため、熱流量Qの取り回し方法として薄膜面内に熱を流す方式がとられている。この小型熱電変換モジュールの場合、薄膜面内に熱流を引き込むことは非常に難しく、様々な方式が提案されている。
特に、熱源にモジュールの最大面が接触するように設置する方式が便利であるが、モジュールの垂直方向に熱が逃げてしまい、モジュールの面内方向に熱流を発生させることが課題である。同時に、図2に示すように、IoT用途で要求仕様となる電力100uWと、仕様電圧起動350mV程度あるいは100mV程度を満足させることが課題となる。
このように、図1に示すπ型の熱電変換素子100では、熱源からの熱伝達方向と電圧発生方向が平行となる。構造上、温度差をつけるためにバルクが必要となる。その結果、強い応力がかかり信頼性が低下する。
そこで、平面上に設置した熱電材料へ熱源から熱流が流れ込むような構造(熱源からの熱伝達方向と電圧発生方向が垂直となる構造)が必要となる。
実施形態1
図3を参照して、実施形態1の熱電変換素子について説明する。
実施形態1の熱電変換素子では、効率よく熱電変換モジュールの面内方向に熱流を発生させる。実施形態1では、小型熱電変換モジュールにおける熱電変換材料層に効率よく熱流を発生させかつ、小型熱電変換モジュールの最大面の面直方向へ放熱を防ぐ解決策として、熱電変換材料層を熱電変換材料A層、熱電変換材料B層からなる多層膜を形成して寸法を調整する。その結果、図3に示すように、熱電変換材料A層と熱電変換材料B層との間にある界面熱抵抗の効果で面直方向へ熱流が阻害される。その結果、熱電変換材料層に熱流が発生させることができた。
この結果がもたらされたメカニズムについて図3を用いて詳細に説明する。ここで、図3(a)は、典型的な熱電変換素子を構成する平面型熱電変換モジュール300の模式図である。図3(b)は、平面型熱電変換モジュール300内における熱流が発生する様子についての概念図である。図3(c)は、多層膜内を熱流が流れる場合の熱流方向に関する概念図である。
図3(a)に示すように、熱電変換モジュール300は、熱伝導率の高い受熱部30と放熱部31、熱伝導率の低い絶縁部32、熱伝導率が受熱部30より低く絶縁部32より高い熱電層33からなる。
さらに、熱源が平面型熱電変換モジュール300の下側にあり、平面型熱電変換モジュール300の上側が空冷あるいは水冷されている場合、大局的には平面型熱電変換モジュール300の下側から上側へ向かって熱流束が発生する構造になっている。
このような状況で、受熱部30の近傍での熱流束の様子を図3(b)では示している。熱伝導率の高い受熱部30を介して上方へ向かう熱流34の一部の熱流35は、絶縁部32と比較して熱伝導率の高い熱電層33に沿うように流れる向きが変わり平面型熱電変換モジュール300の面内方向へ流れる。
発明者等は、この熱流方向の転向は、熱伝導率の差異だけが原因ではなく、界面熱抵抗の効果が反映された結果であることを見出した。実施形態1では、その界面熱抵抗の効果を積極的に活用できる最適な絶縁部32と熱電層33の材料を用いた。また、界面熱抵抗の効果をより顕著に発現せしめる好適な構造として多層膜を形成し、その効果について検討した。
図3(c)に示すように、熱電層33を熱電変換材料A層36、熱電変換材料B層37の多層構造を形成することで、熱電変換材料A層36と熱電変換材料B層37との界面で熱流方向が変化している。具体的には、熱電変換材料A層36と熱電変換材料B層37との界面で、熱流方向が熱流方向38から熱流方向39に変化する。このように多層構造を実装することは、界面熱抵抗を活用した熱流方向の転向に対してより好適な手段と言える。
このようにして、平面型熱電変換モジュール300の面内に発生した熱流によって発生する電力について、発電量が最大になるあるいは所望の電圧を超えるような寸法が存在する。
実施形態1によれば、IoT向けの10mmx10mm程度で厚み1mm未満の小型熱電変換モジュールが提供できる。
特に、最適な界面熱抵抗の効果をもたらす界面数によって、図4に模式的に示す通り、10mmx10mmのような小型かつ薄型でも100uWを超える発電素子を提供できる。ここで、図4(a)は電圧発電量を示すグラフであり、図4(b)は温度差を示すグラフである。
このように、図3に示す実施形態1の熱電変換素子300は、温度差を利用して熱を電気に変換する熱電変換素子である。熱電変換素子300は、熱電層33と、熱電層33の両面に設けられた絶縁部32と、熱電層33の上方に設けられた放熱部31と、熱電層33の下方に設けられた受熱部33とを有する。熱電層33は、例えば、基板に設けられたP型熱電層とN型熱電層とを有する(例えば、図8参照)。
熱電層33は、第1の熱電変換材料層(熱電変換材料A層36)と第1の熱電変換材料層(熱電変換材料A層36)とは材料が異なる第2の熱電変換材料層(熱電変換材料B層37)とが交互に積層された多層膜で構成される。この多層膜により、基板の面直方向への熱流を阻害して、熱流を基板の平面方向に向かうように発生させて熱電層33を通過させる。
第1の熱電変換材料層と第2の熱電変換材料層との間には界面熱抵抗が存在し、この界面熱抵抗により、基板の平面方向に向かう熱流を発生させる。
熱電層33は、例えば、図8に示すように、P型熱電層とN型熱電層が基板の平面方向に交互に配置されて構成され、P型熱電層とN型熱電層の各々は、第1の熱電変換材料層(熱電変換材料A層36)と第2の熱電変換材料層(熱電変換材料B層37)とが交互に積層された多層膜で構成される。放熱部31及び受熱部30は、絶縁部33の熱伝導率よりも大きい熱伝導率を有する。
次に、熱電変換材料について説明する。
例えば、第1の熱電変換材料層(熱電変換材料A層36)は、Fe基フルホイスラ合金で構成され、第2の熱電変換材料層(熱電変換材料B層37)は、シリコンで構成される。
例えば、多層膜を構成する第1熱電変換材料層と第2の熱電変換材料層の積層数は、20から150の範囲内である。
例えば、第1の熱電変換材料層と前記第2の熱電変換材料層の寸法、L(長さ)、W(幅)が、W≧80umかつL≦80umの関係にある。
例えば、第1の熱電変換材料層と第2の熱電変換材料層の寸法、L(長さ)、W(幅)が、L=30umかつW≧70umとW≧130umかつL=50umの2組が示す領域内の値を取る。
発明者等は、実施形態1の熱電変換材料A層36として、Fe基フルホイスラ合金を採用した。Fe基フルホイスラ合金はABCで表されるL2型結晶構造を有する合金のうち原子Aが鉄となっている合金を意味する。
これらの合金は原子B、Cを適切な元素とすることでN型の熱電変換材料にもP型の熱電変換材料にも変調できる。また、熱電変換材料B層をFe基フルホイスラ合金、SiあるいはBiTe材料とした。SiあるいはBiTe材料も添加元素の種類に応じてN型の熱電変換材料にもP型の熱電変換材料にも変調できる。
小型熱電変換モジュール300の基幹部は、受熱部30、絶縁部32、熱電変換材料A層36、熱電変換材料B層37からなる。受熱部30は銅からなる。絶縁部32はSiO2、AlO2あるいはポリイミドからなる。
熱電変換材料A層36、熱電変換材料B層37の寸法はそれぞれ薄膜の厚みがdA、dBであり、幅がW、長さがLとなる。またd=dA+dBと定義する。
熱電変換材料A層36、熱電変換材料B層37からなる多層膜の厚みがDである場合、その積層数NはD/dと定義した。受熱部30の寸法は厚みがd2、幅W、長さがl2である。
これらの寸法を調整し、また熱電変換材料A層36、熱電変換材料B層37の界面熱抵抗の効果を取り入れて熱流の多寡を計算した。計算方法は熱拡散方程式を有限要素法で解析した。界面熱抵抗の効果は仮想的な熱抵抗が無限小の厚みで存在するモデルを仮定して取り入れた。
熱電変換材料A層36、熱電変換材料B層37からなる多層膜を取り入れると温度分布は斜めに発生し、熱電変換材料層で面内の熱流束が発生していることがわかる(例えば、図5(a)参照)。
これら面内の熱流が多層膜の厚みDを2umと固定して、dを5nmから2000nmまで変調した場合の発電量を積層数Nに対してプロットした結果を図6(a)~図6(f)に示す。図6においてはL、Wの各寸法についてプロットした6つの曲線からなる。
図6において、いくつかの条件で発電量が100uWを超えることがわかる。例えば、(L、W)=(80um、50um)、(80um,100um)、(160um,100um)の条件であれば積層数Nが20~150の間において100uWを超える発電量が提供できることがわかる。
また、得られた熱流束から電圧を計算し、W、Lについてプロットした結果を図7(a)、(b)に示す。
図7から仕様となる電圧100mVを得ようとした場合、W≧80umかつL≦80umという寸法制約が存在することが分かる。また仕様となる電圧350mVを得ようとした場合、W≧70umかつL=30umの組み合わせとW≧130umかつL=50umの組み合わせの2組が示す領域内の寸法にW、Lがなるという寸法制約が存在することが分かる。
以上、計算で得た寸法を元にモジュールの形態を図示すると、図8に示す通りになるが、その詳細については後述する。
実施形態2
図5を参照して、実施形態2の熱電変換素子について説明する。
図5(a)に示すように、熱電変換素子を構成する平面型の熱電変換モジュール500は、熱伝導率の高い受熱部50と放熱部51、熱伝導率の低い絶縁部52、熱伝導率が受熱部50より低く絶縁部52より高い熱電層53からなる。
さらに、熱源が平面型の熱電変換モジュール500の下側にあり、平面型の熱電変換モジュール500の上側が空冷あるいは水冷されている場合、大局的には平面型の熱電変換モジュール500の下側から上側へ向かって熱流束が発生する構造になっている。
図5(a)において、濃淡スケールは温度を表し、高温の高い濃淡スケールから低温の低い濃淡スケールに向かっての順に低い温度が表れている。
図5(a)に示す通り、濃淡スケールが放熱部51から受熱部50に向かって斜めに表れており、温度勾配も同様に斜めについていることが分かる。この結果は、平面型の熱電変換モジュール500内において、モジュール面内に温度差がついて熱流が発生していることを表す。特に、熱電層53における温度差を模式的に示すと図5(d)のプロットのようになると予想される。ここで、図5(d)において、横軸は位置を表し、縦軸は温度を表す。
平面型の熱電変換モジュール500内の面内の熱流について、界面熱抵抗の効果を取り入れた場合と取り入れない場合について計算した結果を図5(b)、図5(c)にそれぞれ示す。ここで、図5(b)が界面熱抵抗の効果を取り入れた場合であり、図5(c)が界面熱抵抗の効果を取り入れない場合である。
図5(b)は、界面熱抵抗比について、Fe基フルホイスラ合金とSiO2との組み合わせで計算した結果である。図5(b)、図5(c)の濃淡スケールは熱流束の強度を表し、図5(b)において、熱電層53の近傍で熱流束の強度が高いことがわかる。この結果の物理的な意味は、界面熱抵抗の効果で熱電層43から絶縁部52へは良好に熱伝達ができず、熱流が熱電層53の面内に発生していることを示す。
一方、図5(c)では同様の熱流束は発生していない。図5(b)、図5(c)を比較すると、界面熱抵抗の効果が強く表れる熱電層53と絶縁部52の組み合わせを選択すると、熱流の向きが面内に転向し、平面型の熱電変換モジュール500内に所望の温度差がつけられることが分かる。
尚、この効果は界面数の多い多層膜(図3(c)参照)においてより顕著に表れる。
このように、図5に示す実施形態2の熱電変換素子500は、温度差を利用して熱を電気に変換する熱電変換素子である。熱電変換素子500は、熱電層53の両面に設けられた絶縁部52と、熱電層53の上方に設けられた放熱部51と、熱電層53の下方に設けられた受熱部50とを有する。熱電層53は、例えば、基板に設けられたP型熱電層とN型熱電層とを有する(例えば、図8参照)。
熱電層53と絶縁部52との間の界面に存在する界面熱抵抗により、基板の面直方向への熱流を阻害して、熱流を基板の平面方向に向かうように発生させて熱電層53を通過させる。この界面熱抵抗により、熱電層53と絶縁部52との間の界面の面内に熱流を発生させる。
例えば、界面熱抵抗を、金属とアモルファスの接合に相当する値に調整することにより、熱電層53と絶縁部52との間の界面の面内に熱流を発生させる。
ヤング率の大きく異なる2層の接合部では熱流の方向によって実効の界面熱抵抗に差異が生まれる。言い換えると、温度差が維持される。界面熱抵抗を金属/アモルファスの接合に相当する値に調整すると、面内に熱量が発生する。
実施形態3
図8を参照して、実施形態3の熱電変換素子について説明する。
図8に示すように、実施形態3の熱電変換素子800は、低温熱源側に放熱構造80を有し、高温熱源側に受熱構造81を有する。一対の基板82の間に、電極83を介してP型熱電層84とN型熱電層85とを有する熱電層86が設けられている。熱電層86においては、P型熱電層84とN型熱電層85が基板82の平面方向に交互に配置されている。そして、熱電層86の上部及び下部に絶縁部87が配置されている。
さらに、絶縁部87の熱伝導率よりも大きい熱伝導率を有する材料からなる放熱部88及び受熱部89が、熱電層86を挟んでそれぞれ上下の少なくとも一部分に配置されている。
放熱部88及び受熱部89は、熱電層86の平面方向の中心線に対して、それぞれ対向する位置に配置されている。
図8では、図の上側が放熱部88であり空冷あるいは水冷されており、図の下側に熱源があると仮定して図示している。平面型の熱電変換モジュール内で、P型熱電層84とN型熱電層85と電気的に良好な状態で接続できるように同一平面内に接触するように配置され、熱電層86を挟むように絶縁部87が配置される。
さらに、受熱部89と放熱部88は、例えばP型熱電層84の中心点を基点に点対称になるように配置される。そして、隣のN型熱電層85では、受熱部89と放熱部88の位置は、P型熱電層84の場合に対して線対称になるように配置される。
この際、熱流束の転向に関連する効果を鑑みると、受熱部89と放熱部88は種々考えられる。図9は、図8で示した断面図の構造を鳥瞰図及び上面図で示す。
前述のとおり、図9に示すパターンA、Bのように同等の効果が得られる構造が考えられる。平面型の熱電変換モジュール内でP型熱電層84とN型熱電層85と電気的に良好な状態で接続できるように同一平面内に接触するように配置されている。
特に、図9のパターンBに示す熱電変換素子800は、受熱部89の一部は熱電層86の内部に位置し、放熱部88の一部は熱電層86の内部に位置する。受熱部89からの熱流を、基板82の平面方向に熱電層86を通過させて放熱部88に導く。このように、図9のパターンBのようにP型熱電層84とN型熱電層85にそれぞれ接触するような形状でも同等の効果が得られると推定するのは自然である。
上記構成により、実施形態3の熱電変換素子800では、放熱部88と受熱部89により、基板82の平面方向の熱流が生じるため、電圧降下の方向を平面化することができる。これにより、熱電変換モジュールの薄膜化が実現できる。
次に、熱電変換材料およびモジュールの製法について説明する。
これまで熱電変換材料の構成について、それを得る望ましい手法について述べる。例えば、マグネトロンスパッタ法にて、絶縁体基板上に製膜する方法が望ましい。
その際、超高真空中で製膜する。基板の過熱は行わず、Ar分圧とスパッタ電力にて所望の結晶構造が得られるように薄膜の成長を制御する方法がある。さらにリソグラフィによって所望のパターンを形成し、熱電変換モジュールを形成する。
この際、絶縁部の形成に方法について塗布型の成膜方法でも問題はない。また、P型熱電変換層とN型熱電変換層を別々の基板上に作製したのち、二つの基板を張り合わせる形で作製してもよい。
最後に、実施例について説明する。
本実施例では熱電変換材料A層にはFeTiSi系フルホイスラ合金を採用し、熱電変換材料B層にはSiを採用した。それぞれN型、P型熱電変換材料となるように組成調整した。
熱電変換材料A層に関しては、FeとTiとSiを主成分とし、原子量比がFe:Ti:Si=50(at%):25(at%):25(at%)近傍で組成調整された合金を採用した。Tiに対してVを5at%程度置換してN型熱電変換材料とし、Siに対してAlを5at%程度置換してP型熱電変換材料とした。
また、熱電変換材料B層については、燐を添加してN型Siとし、ボロンを添加してP型Siとした。これらの熱電変換材料層のうち初めにN型熱電変換材料層を受熱部が既にリソグラフィによって形成され、かつ絶縁層によってパッシベーションされた絶縁体基板の上に製膜した。
製膜方法はマグネトロンスパッタ法をもちいて、超高真空中で製膜した。多層膜の形成もすべて雰囲気一環で製膜した。製膜後の熱電変換材料層はリソグラフィによって所望の形状に形成した。
リソグラフィによって形成後、レジスト塗布・現像してP型熱電変換材料層を向けの開口部を設けた。その開口部を埋める形でP型熱電変換材料層をN型熱電変換材料層と同様に製膜した。
さらに、リフトオフ工程を経てP型熱電変換材料層の形成を完了させた。その後、放熱部を形成し絶縁層で埋めれば小型熱電変換モジュールの基幹部の形成が完了する。これらのモジュールを測定した結果、所望の電圧及び電力が得られることを確認したことは言うまでもない。
10 放熱構造
11 受熱構造
12 基板
13 電極
14 P型熱電層
15 N型熱電層
16 熱電層
30 受熱部
31 放熱部
32 絶縁部
33 熱電層
34 熱流
35 熱流
36 熱電変換材料A層
37 熱電変換材料B層
38 熱流方向
39 熱流方向
50 受熱部
51 放熱部
52 絶縁部
53 熱電層
80 放熱構造
81 受熱構造
82 基板
83 電極
84 P型熱電層
85 N型熱電層
86 熱電層
87 絶縁部
88 放熱部
89 受熱部
100 π型の熱電変換素子
300 熱電変換モジュール
500 熱電変換モジュール
800 熱電変換素子

Claims (13)

  1. 温度差を利用して熱を電気に変換する熱電変換素子であって、
    基板と、
    P型熱電層とN型熱電層とを有する熱電層と、
    前記熱電層の両面に設けられた絶縁部と、
    前記熱電層の上方に設けられた放熱部と、
    前記熱電層の下方に設けられた受熱部と、有し、
    前記熱電層と前記絶縁部との間の界面に存在する界面熱抵抗により、前記基板の面直方向への熱流を阻害して、前記熱流を前記基板の平面方向に向かうように発生させて前記熱電層を通過させ
    前記受熱部の一部は、前記熱電層の内部に位置し、
    前記放熱部の一部は、前記熱電層の内部に位置し、
    前記受熱部からの前記熱流を、前記基板の前記平面方向に前記熱電層を通過させて前記放熱部に導くことを特徴とする熱電変換素子。
  2. 前記放熱部及び前記受熱部は、
    前記絶縁部の熱伝導率よりも大きい熱伝導率を有することを特徴とする請求項1に記載の熱電変換素子。
  3. 前記界面熱抵抗により、前記熱電層と前記絶縁部との間の前記界面の面内に前記熱流を発生させることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換素子。
  4. 前記界面熱抵抗を、金属とアモルファスの接合に相当する値に調整することにより、前記熱電層と前記絶縁部との間の前記界面の面内に前記熱流を発生させることを特徴とする請求項3に記載の熱電変換素子。
  5. 前記熱電層は、
    前記P型熱電層と前記N型熱電層が前記基板の前記平面方向に交互に配置されて構成されることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換素子。
  6. 温度差を利用して熱を電気に変換する熱電変換素子であって、
    基板と、
    P型熱電層とN型熱電層とを有する熱電層と、
    前記熱電層の両面に設けられた絶縁部と、
    前記熱電層の上方に設けられた放熱部と、
    前記熱電層の下方に設けられた受熱部と、有し、
    前記熱電層は、
    第1の熱電変換材料層と前記第1の熱電変換材料層とは材料が異なる第2の熱電変換材料層とが交互に積層された多層膜で構成され、
    前記多層膜により、前記基板の面直方向への熱流を阻害して、前記熱流を前記基板の平面方向に向かうように発生させて前記熱電層を通過させ
    前記受熱部の一部は、前記熱電層の内部に位置し、
    前記放熱部の一部は、前記熱電層の内部に位置し、
    前記受熱部からの前記熱流を、前記基板の前記平面方向に前記熱電層を通過させて前記放熱部に導くことを特徴とする熱電変換素子。
  7. 前記第1熱電変換材料層と前記第2の熱電変換材料層との間には界面熱抵抗が存在し、
    前記界面熱抵抗により、前記基板の前記平面方向に向かう前記熱流を発生させることを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  8. 前記熱電層は、
    前記P型熱電層と前記N型熱電層が前記基板の前記平面方向に交互に配置されて構成され、
    前記P型熱電層と前記N型熱電層の各々は、
    前記第1の熱電変換材料層と前記第2の熱電変換材料層とが交互に積層された前記多層膜で構成されることを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  9. 前記放熱部及び前記受熱部は、
    前記絶縁部の熱伝導率よりも大きい熱伝導率を有することを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  10. 前記第1の熱電変換材料層は、Fe基フルホイスラ合金で構成され、
    前記第2の熱電変換材料層は、シリコンで構成されることを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  11. 前記多層膜を構成する前記第1熱電変換材料層と前記第2の熱電変換材料層の積層数は、20から150の範囲内であることを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  12. 前記第1の熱電変換材料層と前記第2の熱電変換材料層の寸法、L(長さ)、W(幅)が、
    W≧80umかつL≦80umの関係にあることを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
  13. 前記第1の熱電変換材料層と前記第2の熱電変換材料層の寸法、L(長さ)、W(幅)が、
    L=30umかつW≧70umとW≧130umかつL=50umの2組が示す領域内の値を取ることを特徴とする請求項に記載の熱電変換素子。
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