JP7448469B2 - 留め具 - Google Patents

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Description

本発明は、取付部材の取付孔に取り付けるための留め具に関する。
特許文献1には、平板状の頭部と、頭部から垂下された脚部とを有するクリップが開示されている。脚部は、頭部から延設された首部と、先端側にある先端部と、首部および先端部を連結する柱部および係合片を有し、係合片は、柱部の両側に位置し、取付孔の周縁に係合する。
実開昭64-49712号公報
特許文献1に開示されるクリップの係合片が全幅で取付孔に係止すると、クリップを取付孔から抜去する際、係合片の全幅が取付孔の縁に引っかかって抜けづらくなり、係合片が損傷する可能性が高くなる。
本発明の目的は、取付孔の裏縁に係止する係止部について、十分な引っかかり代を確保しつつ、抜去時には抜去を容易にして係止部を有する脚部が損傷する可能性を抑えた留め具を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様は、取付部材の取付孔に取り付けられる留め具であって、頭部と、基端が頭部に連結され、撓み可能に形成される脚部と、を備える。脚部は、取付孔の裏縁に係止可能な係止部を有する。係止部は、幅方向に並んで設けられる第1係止部および第2係止部を有する。第1係止部は、第2係止部の先端側の端部より凹んだ凹み端部を先端側に有する。
本発明によれば、取付孔の裏縁に係止する係止部について、十分な引っかかり代を確保しつつ、抜去時には抜去を容易にして係止部を有する脚部が損傷する可能性を抑えた留め具を提供できる。
実施例の留め具の斜視図である。 図2(a)は、留め具の正面図であり、図2(b)は、留め具の側面図である。 留め具の部分的な斜視図であり、係止部について説明するための図である。 取付状態の留め具の断面図である。 留め具を第1取付部材から抜去を開始する際の側面図を示す図である。 図5(a)に示す留め具の線分A-A断面図であり、抜去する際の留め具の動きを順に示す図である。 傾斜面の作用について説明するための図である。
図1は、実施例の留め具10の斜視図である。また、図2(a)は、留め具10の正面図であり、図2(b)は、留め具10の側面図である。
留め具10は、第1取付部材に第2取付部材を取り付けるために用いられる。例えば、留め具10は、車体パネルや内装パネルに内装装飾用カバー材、トリム材、ガーニッシュ材などの車載部品を固定するために使用される。つまり、第1取付部材として車体パネルや内装パネルがあり、第2取付部材として車載部品がある。また、第1取付部材が車体パネルであって、第2取付部材が内装パネルであってもよい。第1取付部材には取付孔が形成され、第2取付部材には挿通孔が形成される。取付孔は角孔である。第1取付部材および第2取付部材を区別しない場合、単に取付部材という。
留め具10は、頭部20、脚部22、軸部24およびリブ26を備える。また、脚部22は、係止部28、テーパ部30および幅広部31を有する。
頭部20は、フランジ状に径方向外向きに張り出すよう円盤状に形成される。頭部20は、取付状態において第2取付部材の表側に引っかかり、留め具10が取付孔の裏側へ落ち込むことを規制する。
軸部24は、頭部20の裏面中央から延出し、板状に形成される。軸部24は、一対の脚部22の間に位置し、脚部22を支持する。軸部24が頭部20から垂下するように延出する方向を軸方向という。リブ26は、脚部22および軸部24の基端側をつなぎ、脚部22の剛性を確保する。なお、脚部22および軸部24において、頭部20に連結する側を基端といい、一対の脚部22および軸部24が連結する側を先端という。
脚部22は、軸部24の両側に一対形成され、板状に形成される。脚部22は、一対の脚部22が対向する対向方向に拡開または接近するように撓み可能である。
テーパ部30は、軸方向先端に向かって互いに接近するように先細形状に形成され、先端で軸部24に連結する。幅広部31は、係止部28およびテーパ部30より幅広に形成され、基端で頭部20に連結する。なお、幅方向は、一対の脚部22の対向方向と、軸方向とに直交する向きである。幅広部31は、一対の脚部22において軸方向に沿って平行に形成される。幅広部31によって、取付状態において留め具10の幅方向の動きを制限できる。
係止部28は、軸方向先端側に向かって拡開して軸部24から離れるように傾斜し、テーパ部30に連なる。テーパ部30は、係止部28の先端側の端部から屈曲して形成される。係止部28は、取付部材の取付孔の裏縁に係止可能である。係止部28は、リブ26よりも先端側に位置する。
図3は、留め具10の部分的な斜視図であり、係止部28について説明するための図である。係止部28は、互いに幅方向に並んで設けられる第1係止部28aおよび第2係止部28bを有する。一対の脚部22は、留め具10の中心軸に対して対称形状であり、それぞれの第1係止部28aは、留め具10の中心軸に対して対角に位置する。
第1係止部28aは、第2係止部28bより凹んで形成される。第1係止部28aおよび第2係止部28bの境界は、軸方向に沿っており、係止部28の幅方向中央に位置するが、幅方向中央に限定されなくてもよい。
第1係止部28aは、凹み面32および凹み端部34を有する。凹み面32は、同じ軸方向位置にある第2係止部28bよりも凹んでいる。また、凹み端部34は、第1係止部28aの先端側に位置し、同じ軸方向位置にある第2係止部28bの先端側の端部38よりも凹んでいる。凹み面32は、凹み端部34に連なっており、凹み端部34の基端側に延在している。これにより、係止部28が取付部材に係止した際に、第1係止部28aと第2係止部28bとの段差により回転した状態が発生する。
凹み面32は、凹み端部34から離れて設けられ、第2係止部28bから幅方向に延びている傾斜面36を有する。傾斜面36は、第2係止部28bから幅方向に離れる向きに沿って、凹むように傾斜する。傾斜面36は、軸方向の先端側から基端側に向かって凹むように傾斜し、三角形状をなす。傾斜面36により、取付孔の裏縁が傾斜面36に当たった際に脚部22が回転するようにガイドできる。傾斜面36が凹み端部34から離れて設けられることで、凹み端部34が傾斜面36に干渉されることなく十分に凹ませることができる。また、凹み面32は、傾斜面36の先端側に連設した隆起部37を有する。隆起部37は、傾斜面36に向かって隆起し、第2係止部28bから幅方向に傾斜する。これにより隆起部37は、傾斜面36を補強することができる。また、隆起部37は、凹み端部34の凹みを十分に確保するため、凹み端部34から軸方向に離間して形成される。
図4は、取付状態の留め具10の断面図である。図4(a)では第2取付部材14が相対的に厚く、図4(b)では第2取付部材16が相対的に薄いものを示す。留め具10の脚部22および軸部24は、図4(a)で第1取付部材12の取付孔12aおよび第2取付部材14の挿通孔14aに挿入され、図4(b)で取付孔12aおよび第2取付部材16の挿通孔16aに挿入される。
第2取付部材14および第2取付部材16の厚さの違いによって、係止部28の係止位置が異なっている。図4(a)では、第1係止部28aの凹み端部34が取付孔12aの裏縁に係止し、図4(b)では、第1係止部28aの凹み面32が取付孔12aの裏縁に係止する。これにより、相対的に薄い第2取付部材16を取り付けた場合であっても、凹み面32が取付孔12aの裏縁に当たって、脚部22を回転させることができる。取付状態では、一対の係止部28は、対向方向内向きに撓んだ状態である。
図5は、留め具10を第1取付部材12から抜去を開始する際の側面図を示す。また、図6は、図5(a)に示す留め具10の線分A-A断面図であり、抜去する際の留め具10の動きを順に示す。
第2取付部材14の交換の際には、留め具10を取付孔12aから抜去することになる。図5に示すように、留め具10の係止部28は、取付孔12aの裏縁に係止しており、図6(a)には係止部28の中途にて取付孔12aに係止している様子を示す。
留め具10が抜去方向に引っ張られると、一対の係止部28が第1取付部材12から対向方向内向きに力を受けて互いに接近し、図6(b)に示すように、係止部28の先端側の凹み端部34および端部38が取付孔12aの裏縁に引っかかる。このように、係止部28の凹み端部34および端部38は、抜去方向の引っ張りに対して最後の抜け止めとして機能する。
第1係止部28aの凹み端部34は、第2係止部28bの端部38より凹んでいるため、取付孔12aの裏縁に当たると留め具10に回転方向のトルクを発生させる。これにより、図6(c)に示すように、留め具10が回転し、第2係止部28bの端部38が取付孔12aの裏縁から外れて係止解除される。第2係止部28bの係止が外れることで、第1係止部28aの係止も外れやすくなる。これにより、係止部28の係止を容易に外すことが可能となり、抜去時に脚部22が損傷することを抑え、留め具10を再利用できる。また、第1係止部28aの凹みによって抜去力を抑えることで、係止部28の取付孔12aに対する引っかかり代を十分に確保しても、抜去力が過度に高くなることを避けることができる。また、第1係止部28aの凹み量や凹み幅によって抜去荷重を容易に調整することができる。
図7は、傾斜面36の作用について説明するための図である。図7(a)には、傾斜面36の位置で取付孔12aの裏縁に当接した状態での留め具10の正面図を示し、図7(b)には、図7(a)に示す留め具10および第1取付部材12の線分B-B断面図を示す。なお、図7(a)では第2取付部材16を省略して示す。また、図7(b)では、凹み面32の凹み量を実際より大きく記載している。
図7(a)では、傾斜面36が取付孔12aの裏縁に当接しており、図7(b)に示す傾斜面36と取付孔12aの裏縁が合わさるように当接すれば、一対の脚部22が回転した状態となる。そのため、傾斜面36は、脚部22を凹み面32側に回転させるガイドとして機能する。
本発明は上述の各実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施例に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施例も本発明の範囲に含まれうる。
例えば、実施例では、留め具10が第1取付部材12に第2取付部材14を取り付けるために機能したが、この態様に限られず、単なるホールプラグとして取付部材の取付孔に取り付けられてもよい。
また、実施例では、凹み面32に傾斜面36が形成される態様を示したが、凹み面32に傾斜面36がなくてもよい。また、実施例では、一対の脚部22にそれぞれ第1係止部28aおよび第2係止部28bが形成される態様を示したが、いずれか一方の脚部22にのみ第1係止部28aおよび第2係止部28bが形成されても、脚部22を回転させることが可能である。
10 留め具、 12 第1取付部材、 12a 取付孔、 14 第2取付部材、 14a 挿通孔、 16 第2取付部材、 16a 挿通孔、 20 頭部、 22 脚部、 24 軸部、 26 リブ、 28 係止部、 28a 第1係止部、 28b 第2係止部、 30 テーパ部、 31 幅広部、 32 凹み面、 34 凹み端部、 36 傾斜面、 38 端部。

Claims (4)

  1. 取付部材の取付孔に取り付けられる留め具であって、
    頭部と、
    基端が前記頭部に連結され、撓み可能に形成される脚部と、を備え、
    前記脚部は、取付孔の裏縁に係止可能な係止部を有し、
    前記係止部は、
    幅方向に並んで設けられる第1係止部および第2係止部を有し、
    前記第1係止部は、前記第2係止部の先端側の端部より凹んだ凹み端部を先端側に有することを特徴とする留め具。
  2. 前記第1係止部は、前記第2係止部より凹んだ凹み面を有し、
    前記凹み面は、前記凹み端部に連なっていることを特徴とする請求項1に記載の留め具。
  3. 前記凹み面は、前記第2係止部から延びる傾斜面を含むことを特徴とする請求項2に記載の留め具。
  4. 前記傾斜面は、前記凹み端部から離れて設けられることを特徴とする請求項3に記載の留め具。
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