JP7444708B2 - ロボットシステム及びガイド装置 - Google Patents

ロボットシステム及びガイド装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7444708B2
JP7444708B2 JP2020107109A JP2020107109A JP7444708B2 JP 7444708 B2 JP7444708 B2 JP 7444708B2 JP 2020107109 A JP2020107109 A JP 2020107109A JP 2020107109 A JP2020107109 A JP 2020107109A JP 7444708 B2 JP7444708 B2 JP 7444708B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cart
truck
pair
robot
guides
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020107109A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022001398A (ja
Inventor
直樹 森田
淑雄 本脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fanuc Corp filed Critical Fanuc Corp
Priority to JP2020107109A priority Critical patent/JP7444708B2/ja
Publication of JP2022001398A publication Critical patent/JP2022001398A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7444708B2 publication Critical patent/JP7444708B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Description

本発明は、ロボットシステム及びガイド装置に関する。
ロボットを用いて製品組み立て等の各種作業を実行するロボットシステムは、ロボット、ロボット制御装置と共に、ワークを搭載する台車を含む各種周辺機器を含んでいる。ワークを配置するための台或いは台車を含むロボットシステムが、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載されている。
特開2011-121405号公報 特開2010-89228号公報
ロボットシステムにおいて、ロボットの周囲にワークを搭載した台車を固定するためガイド装置が用いられる場合がある。このようなロボットシステムでは、作業内容やワークの種類に依存してサイズの異なる複数種類の台車が使用されることが想定される。サイズの異なる様々な台車に対応することができるロボットシステム及びガイド装置が望まれている。
本開示の一態様は、所定方向において互いに近接又は離間可能に構成された一対の台車ガイドと、該一対の台車ガイドの一方を他方に対して移動させることで前記一対の台車ガイドの前記所定方向における間隔を変更するためのアクチュエータとを備えるガイド装置と、所定の可動部位に視覚センサを搭載したロボットと、前記ロボットの動作を制御するロボット動作制御部と、前記ロボット動作制御部を介して前記ロボットを動作させて前記視覚センサで台車を撮像することにより得られる画像に基づいて、前記所定方向における前記台車の幅を検出する台車幅検出部と、検出された前記台車の幅に応じて、前記一対の台車ガイドの間に前記台車を配置することができるように、前記アクチュエータを作動させて前記一対の台車ガイドの間隔を調整するガイド装置間隔調整部と、を具備し、前記一対の台車ガイドの各々は、前記間隔が調整された前記一対の台車ガイドの間に配置された前記台車の脚部を、前記ガイド装置側に引き寄せてクランプするように作動するロータリクランプシリンダを備える、ロボットシステムである。
本開示の別の態様は、ロボットシステムにおいて用いられるガイド装置であって、所定方向において互いに近接又は離間可能に構成された一対の台車ガイドと、前記一対の台車ガイドの一方を他方に対して移動させることで前記一対の台車ガイドの前記所定方向における間隔を変更するためのアクチュエータと、前記一対の台車ガイドの各々に配置されたロータリクランプシリンダであって、前記一対の台車ガイドの間に配置された台車の脚部を、前記所定方向と直交する方向において前記一対の台車ガイド側に引き寄せてクランプするように作動するロータリクランプシリンダと、を備え、前記ロボットシステムは、台車幅検出部により検出された前記所定方向における前記台車の幅に基づいて、前記一対の台車ガイドの間に前記台車を配置することができるように前記アクチュエータを作動させて前記一対の台車ガイドの間隔を調整するための駆動信号を生成するガイド装置間隔調整部を具備し、前記アクチュエータは、前記ガイド装置間隔調整部からの前記駆動信号にしたがって、前記一対の台車ガイドの前記所定方向における間隔を変更する、ガイド装置である。
上記構成によれば、幅の異なる複数種類の台車に自動的に対応し、1つのガイド装置で幅の異なる台車を固定することが可能となる。
添付図面に示される本発明の典型的な実施形態の詳細な説明から、本発明のこれらの目的、特徴および利点ならびに他の目的、特徴および利点がさらに明確になるであろう。
一実施形態に係るロボットシステムの構成を表す図である。 ロボットシステムの制御系の構成を表すブロック図である。 台車位置決め処理を表すフローチャートである。 ビジョン検出機能による台車の幅の検出動作を表す図であって、カメラにより台車の右脚部を検出する状態を表す。 ビジョン検出機能による台車の幅の検出動作を表す図であって、カメラにより台車の左脚部を検出する状態を表す。 ガイド装置の斜視図である。 ガイド装置が幅の異なる2種類の台車を位置決めする状態を表す斜視図である。 ガイド装置が幅の異なる2種類の台車を位置決めする状態を後方側から見た図である。 ガイド装置が幅の異なる2種類の台車を位置決めする状態を表す側面図である。 ロータリクランプシリンダのアームの付近を右側よりみた場合の側面図である。 ロータリクランプシリンダのアームの付近を前方側より見た図である。 ガイド装置が、脚部の太さ60mmの台車をクランプする状態を説明するための図である。 ガイド装置が、脚部の太さ50mmの台車をクランプする状態を説明するための図である。 一対の台車ガイドの間に定義されるロボット干渉エリアを表す図である。 ビジョン検出機能による台車の姿勢の検出動作を表す図であって、カメラにより台車の天板の右後方部のコーナを検出する状態を表す。 ビジョン検出機能による台車の姿勢の検出動作を表す図であって、カメラにより台車の天板の左後方部のコーナを検出する状態を表す。
次に、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面において、同様の構成部分または機能部分には同様の参照符号が付けられている。理解を容易にするために、これらの図面は縮尺を適宜変更している。また、図面に示される形態は本発明を実施するための一つの例であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない。
図1は、一実施形態に係るロボットシステム100の構成を表す図である。ロボットシステム100は、所定の可動部位(アーム先端部)に視覚センサとしてのカメラ2を搭載したロボット10と、ロボット10を制御するロボット制御装置50と、台車90を固定して位置決めするためのガイド装置70と、を備える。以下では、説明の便宜のため、ガイド装置70を基準としてクランプすべき台車90が置かれる側を前方、その反対方向を後方とし、また、ガイド装置70から台車90を見た場合を基準として左右方向を図1の通り定義する(他の図においても同様とする)。
ロボット10は、ここでは垂直多関節ロボットとして記載されているが、他のタイプのロボットでも良い。カメラ2は、2次元画像を撮像するカメラでも良く、或いは、距離画像や対象物の3次元点群を取得する3次元センサであっても良い。本実施形態では、カメラ2は2Dカメラであるものとする。ロボット制御装置50は、CPU、ROM、RAM、記憶装置、操作部、表示部、入出力インタフェース、ネットワークインタフェース等を有する一般的なコンピュータとしての構成を有していても良い。
ガイド装置70は、作業空間に固定されたロボット座標系において、ロボット10に対し既知の所定位置に配置されている。ガイド装置70は、ロボット制御装置50に接続され、ロボット制御装置50からの制御により、一対の台車ガイド170、270(図6参照)の間隔(左右方向の間隔)を調整可能に構成されている。当該構成において、ロボットシステム100では、カメラ2で台車90を撮像した画像に基づいて対象物を検出する機能(以下、このような機能をビジョン検出機能とも記載する)により台車90の左右方向の幅(以下、左右方向の幅を単に幅とも記載する)を検出し、検出された台車90の幅に応じてガイド装置70の一対の台車ガイド170、270の間隔を調整する。
そして、作業者は、間隔が調整されたガイド装置70の台車ガイド170、270に沿って、台車90を台車ガイド170、270の間に進入させ(図1中矢印方向)、台車90を台車ガイド170、270の間に配置する。次に、作業者は、ガイド装置70のロータリクランプシリンダ72a、72b(図6参照)を閉じるよう作動させることで、台車90をガイド装置70に対してクランプする(すなわち、台車90をガイド装置70に対して固定する)。これにより、台車90が所定位置に位置決めされる。以後、ロボット10は、台車90上に置かれたワーク(不図示)に対する各種の作業を実行可能となる。
図2は、ロボットシステム100の制御系の構成を表すブロック図である。図2に示すように、ロボット制御装置50は、ロボット動作制御部51と、台車幅検出部52と、ガイド装置間隔調整部54とを備える。また、ロボット動作制御部51は、台車位置姿勢検出部53を更に備えていても良い。ガイド装置70は、所定方向において互いに近接又は離間可能に構成された一対の台車ガイド170、270と、一対の台車ガイド170、270の一方を他方に対して移動させることで一対の台車ガイド170、270の間隔を変更するためのアクチュエータ71と、一対の台車ガイド170、270の各々に配置されたロータリクランプシリンダであって、外部からの信号に応じて、一対の台車ガイド170、270の間に配置された台車90の脚部を、上記所定方向と直交する方向において一対の台車ガイド170、270側に引き寄せてクランプするように作動するロータリクランプシリンダ72(72a、72b)と、を備える。
ロボット動作制御部51は、動作プログラムに記述された指令に従ってロボット10の動作を制御する。台車幅検出部52は、ロボット動作制御部51を介してロボット10を動作させてカメラ2で台車90を撮像することにより得られた画像に基づいて、台車90の幅を検出する。ガイド装置間隔調整部54は、検出された台車90の幅に応じて、一対の台車ガイド170、270の間に台車90を配置することができるように、アクチュエータ71を駆動して一対の台車ガイド170、270の間隔を調整する。ロータリクランプシリンダ72は、外部からの信号により作動し、一対の台車ガイド170、270の間に配置された台車90をクランプする。台車位置姿勢検出部53は、カメラ2を用いたビジョン検出機能により台車90の位置及び姿勢を検出し、台車90がロボット10と干渉し得る所定の領域(ロボット干渉エリアA1(図14参照))に侵入している場合や、台車90の姿勢の所定の姿勢からの差異が所定の閾値よりも大きい場合にアラーム信号を出力する。
図3は、ロボット制御装置50のCPU55の制御の下で実行される台車位置決め処理を表すフローチャートである。本台車位置決め処理を開始するに当たり、作業者は、ガイド装置70の前方に位置決め対象の台車90を配置する。例えば、作業者がロボット制御装置50に対し所定の開始操作を行うことで、或いは、作業者がロボット制御装置50に接続したスイッチ(不図示)を操作することで、台車位置決め処理を起動する。台車位置決め処理が起動されると、ロボット制御装置50は、カメラ2を用いたビジョン検出機能により台車90の幅を検出する(ステップS1)。
次に、ステップS2では、ガイド装置間隔調整部54は、検出された台車90の幅に応じて、アクチュエータ71を駆動制御し、一対の台車ガイド170、270の間隔を調整する(ステップS2)。ガイド装置間隔調整部54は、作業者が台車90を一対の台車ガイド170、270に沿って一対の台車ガイド170、270の間にスムーズに進入させ配置することができるように、一対の台車ガイド170、270の間隔よりもある程度大きな値(台車90の幅に所定値を加えた値)に設定する。
台車90の幅の検出(ステップS1)から、ガイド装置70の間隔の調整(ステップS2)への移行は、自動的に行っても良いし、或いは、作業者からのロボット制御装置50に対する指示入力に応じて行うようにしても良い。これにより、ガイド装置70の一対の台車ガイドの間隔が、検出された台車90の幅に合った幅となる。このように、ガイド装置70の幅の調整が完了すると、作業者は、台車90をガイド装置70に向かってガイド装置70の左右の台車ガイド170、270に沿ってスムーズに移動させ、確実に台車ガイド170、270の間に配置できる。台車90を一対の台車ガイド170、270の間に配置すると、次に、作業者は、ガイド装置70の傍らに配置されたスイッチ(バルブ開閉スイッチ)61を操作することで、ロータリクランプシリンダ72を作動させる。これにより、台車90は、ガイド装置70によりクランプされる(ステップS3)。
ステップS1におけるビジョン検出機能による台車の幅の検出について、図4及び図5を参照して説明する。台車位置決め処理を開始する前に作業者が台車90を配置する位置は、ロボット干渉エリアA1(図14参照)よりも前方の位置である。また、作業者は、台車90の幅方向と左右方向ができるだけ平行となり、また、台車90の幅方向の中心とガイド装置70の左右方向の中心とができるだけ一致するように、台車90を配置する。ここで、ロボット干渉エリアA1は、ガイド装置70の一対の台車ガイド170、270の間及びその前方の領域を含む、ロボット10の可動部が進入し得る領域である。台車位置決め処理を開始するに当たり台車90を位置付けるべき位置を、ロボットシステム100の設置フロア上にマーキングしておいても良い。
ロボット10は、カメラ2の光軸が前方を向くようなカメラ2の姿勢で撮像を行うことで、台車90の幅方向の2つの脚部を検出し、台車90の左右方向の2つの脚部の間の距離として台車90の幅を取得する。具体的には、はじめに、ロボット10は、カメラ2を、例えば、2つの台車ガイド170、270の間の中央付近から右方向に移動させながら撮像を行うことで、台車90の右脚の検出を行う。図4には、カメラ2が台車90の右脚付近を撮像している際の画像101を示している。台車幅検出部52は、色情報を用いた物体領域検出、パターンマッチング、エッジ検出等の画像処理手法により、画像101内で、右脚部111を検出すると共に、右脚部111の右端エッジ(外側のエッジ)111aを検出する。なお、エッジ検出処理により脚部のエッジを検出する場合には、画像内で検出されるエッジの長さが所定の長さ(脚を表すものとして十分な長さ)以上の長さを有する場合、当該検出されたエッジが脚部のエッジであると認識するようにしても良い。ロボット10(ロボット制御装置50)は、検出される右端エッジ111aを画像内で所定位置(例えば左右方向の中心)に位置付けづけ、その時のロボット10(アーム先端)のロボット座標系における位置を、右脚部111の右端を示す位置として記憶しても良い。
続いて、ロボット10は、カメラ2を、例えば、2つの台車ガイド170、270の間の中央付近から左方向に移動させながら撮像を行うことで、台車90の左脚の検出を行う。図5には、カメラ2が台車90の左脚部112付近を撮像している際の画像102を示している。台車幅検出部52は、色情報を用いた物体領域検出、パターンマッチング、エッジ検出等の画像処理手法により、画像102内で、左脚部112を検出すると共に、左脚部112の左端エッジ112aを検出する。ロボット10(ロボット制御装置50)は、検出される左端エッジ112aを画像内で所定位置(例えば左右方向の中心)に位置付けづけ、その時のロボット10(アーム先端)のロボト座標系における位置を、左脚部112の左端を示す位置として記憶しても良い。
そして、ロボット制御装置50(台車幅検出部52)は、右端エッジ111aを検出したときのロボット10(アーム先端)の位置と、左端エッジ112aを検出したときのロボット10(アーム先端)の位置との間の距離(すなわち、右端エッジ111aと左端エッジ112a間の距離)を、台車90の幅として検出する。
次に、ガイド装置70の構造及び動作の詳細について説明する。図6は、ガイド装置70を後方側から見た斜視図である。図6に示すように、ガイド装置70は、左右方向に並べて配置された一対の台車ガイド(第1台車ガイド170及び第2台車ガイド270)を含む。第1台車ガイド170及び第2台車ガイド270はそれぞれ作業空間の設置フロアに固定されている。第1台車ガイド170には、アクチュエータ71が搭載されている。アクチュエータ71の可動ロッド71aは、第2台車ガイド270のスライド機構(リニアガイド330)に連結されている。この構成において、アクチュエータ71を駆動することで、第2台車ガイド270の可動ユニット(可動ユニット270B)がスライドし、第1台車ガイド170と第2台車ガイド270との間隔を調整することができる。
図6に示すように、第1台車ガイド170は、設置フロアに固定される底板171と、底板171の前方側に伸びる前方部分171bの内側端部から鉛直上方に立設するように形成された第1ガイド部172と、底板171の後方側部171aの前方側端部から鉛直上方に立設するように形成された支持板173とを含む。支持板173は、その上端部分でロータリクランプシリンダ72aを固定支持する。底板171の後方側部171aの上面に、アクチュエータ71が搭載されている。アクチュエータ71は、例えば、電動アクチュエータ(電動シリンダ)である。アクチュエータ71として、エアシリンダその他のタイプのものが用いられても良い。
第2台車ガイド270は、設置フロアに固定される固定ユニット270Aと、固定ユニット270Aに対してスライド機構(リニアガイド330)を介して摺動可能に連結された可動ユニット270Bとを含む。固定ユニット270Aは、設置フロアに固定される第1底板271と、第1底板271に対して上方に間隔を空け、支持部材290(一部にのみ符号を付している)を介して第1底板271に取り付けられた第2底板272とを有する。第1底板271の左側部分の前方端からは前方に伸びる延長部分(図6において不図示)が形成されている。
第2底板272は、平板部272aと、平板部272aの後方側端部から上方に立設し、さらにその上端部から前方に湾曲した形状を有する側板部272bとを有する。第2底板272の平板部272a、側板部272bの各々には、前後方向に延びる回転軸を有する複数のカムフォロア281(一部にのみ符号を付す)が設けられている。平板部272aのカムフォロア281は上面側に露出し、可動ユニット270Bの底板371を下側から支持し、底板371の左右方向の摺動をガイドする。側板部272bのカムフォロア281のローラ部は、側板部272bの前方側において、可動ユニット270Bの底板371の後方側の端部を、上方側から支持すると共に、底板371の左右方向の摺動をガイドする。
また、第1底板271の右端部の前後方向中央部には、第1底板271から上方に立設し更に左方向に湾曲して伸びるL字状の第1支持部材273が固定されている。この第1支持部材273の左右方向に延びる平板部分には複数のカムフォロアが取り付けられている。また、第1底板271の左端部の前後方向中央部には、第1底板271から上方に立設し更に右方向に湾曲して伸びるL字状の第2支持部材274が固定されている。この第2支持部材274の左右方向に延びる平板部分には複数のカムフォロアが取り付けられている。この構成により、第1支持部材273及び第2支持部材274のカムフォロアは、可動ユニット270Bの底板371を上方から支持すると共に、底板371の左右方向の摺動をガイドする。
可動ユニット270Bは、底板371と、底板371の左方部分の前方側端部から前方に延びる前方側板状部371bと、この前方側板状部371bの右側端部から上方に延びるように形成された第2ガイド部372と、底板371の右側部分の前方側端部から鉛直上方に立設するように形成された支持板373とを有する。支持板373は、その上端部分でロータリクランプシリンダ72bを固定支持する。また、底板371の下面側には、底板371を下側から支持すると共に、その下端部において第1底板271の上面を摺動可能な支持部材(図6において不図示)が設けられていても良い。また、第2底板272には、この支持部材を案内する案内溝(不図示)が形成されていても良い。
固定ユニット270Aと可動ユニット270Bは、リニアガイド330を介して連結されている。具体的には、リニアガイド330のレール331は、固定ユニット270Aに固定されており、リニアガイド330のブロック332は、可動ユニット270Bに固定されている。更に、ブロック332は、アクチュエータ71の可動ロッド71aの先端に固定されたL字状の連結部材71bに固定されている。この構成において、アクチュエータ71の可動ロッド71aを進退駆動することで、ブロック332をレール331に沿って左右方向に移動させること、すなわち、可動ユニット270Bを左右方向に移動させることが可能となっている。
ロータリクランプシリンダ72a(72b)は、そのシリンダ本体部が支持板173(373)に固定され、その可動ロッド72a1(72b1)が支持板173(373)に形成された孔を貫通し、可動ロッド72a1(72b1)が支持板173(373)に対してその前方側で進退及び回動可能になっている。ロータリクランプシリンダ72a、72bの各々は、可動ロッド72a1、72b1の先端部にアーム72a2、72b2が固定されている。ロータリクランプシリンダ72a、72bの各々は、図6に図示した開放状態から、可動ロッド72a1、72b1を退避する方向(後方側)に移動させると共にアーム72a2、72b2を図中矢印で示すように回転させることができる。これにより、台車90の脚部を後方側に引き寄せてクランプすることができる。
ロータリクランプシリンダ72aは、例えば、エアシリンダである。この場合、ロータリクランプシリンダ72aには、エア供給用のエアホースや、排気用のエアホースが連結され、スイッチ61は、ロータリクランプシリンダ72aを作動させるためのバルブ開閉スイッチである。
ロータリクランプシリンダ72aのアーム72a2における、台車90の脚部を押え付ける面には、アーム72a2が脚部を押え付けるときの衝撃を吸収するためのショックアブソーバとしての機能を担う樹脂シート178が取り付けられている。ロータリクランプシリンダ72bのアーム72b2にも同様に樹脂シート278が取り付けられている。樹脂シート178(278)は、例えば、透明性を有するウレタンシートである。なお、本実施形態では、台車の脚部は矩形状の形状を有し、アーム72a2が押え付ける脚部の面は平坦であるため、樹脂シート178として、その表面が平坦な面に形成されたものを用いているが、樹脂シート178の表面形状を台車の脚部の形状に合わせた形状とすることで、様々な脚部の形状を有する台車に対応することも可能である。例えば、台車の脚部が丸みを帯びた形状の場合、樹脂シートの表面も凹状の丸みを帯びた形状を有するものを用いる。なお、支持板173(373)のアーム72a2(72b2)が閉じたときにアーム72a2(72b2)と対向する部分にも、衝撃吸収用の樹脂シートが取り付けられていても良い。
次に、図7から図9を参照して、ガイド装置70により幅の異なる台車を位置決めする状態について説明する。以下で説明する台車90Aは、台車90Bに対して幅も大きく、また前後方向の長さも大きい。図7(a)は、ガイド装置70の第1ガイド部172と第2ガイド部372との間の間隔を、台車90Aの幅に応じて調整した状態を表している。また、図7(a)では、台車90Aは第1ガイド部172と第2ガイド部372にとの間に配置されており、この状態でロータリクランプシリンダ72a、72bを作動させることで、台車90Aはガイド装置70に対してしっかりと固定され位置決めされる。図7(b)は、ガイド装置70の第1ガイド部172と第2ガイド部372との間の間隔を、台車90Bの幅に応じて調整した状態を表している。また、図7(b)では、台車90Bは第1ガイド部172と第2ガイド部372にとの間に配置されており、この状態でロータリクランプシリンダ72a、72bを作動させることで、台車90Bはガイド装置70に対してしっかりと固定され位置決めされる。
図8(a)は、図7(a)における調整状態をガイド装置70の後方側から見た図である。また、図8(b)は、図7(b)における調整状態をガイド装置70の後方側から見た図である。図8(a)の状態の場合には、図8(b)の調整状態の場合よりもアクチュエータ71の可動ロッドを突出させる(左方に移動させる)ことで、第1ガイド部172と第2ガイド部372の間の間隔が、図8(b)の場合よりも広げられている。
図9(a)は、図7(a)における調整状態を右側から見た側面図である。図9(b)は、図7(b)における調整状態を右側から見た側面図である。ガイド装置70は、ロータリクランプシリンダ72a、72bにより、台車の後方側の2つの脚部をガイド装置70側に引き寄せて固定する構成であるので、図9(a)、図9(b)に示すように前後方向の長さの異なる台車90A、90Bについても確実に固定して位置決めを行うことができる。
図8(a)、図8(b)に示すように台車90A、90Bは各脚部の幅(太さ)も異なっており、ガイド装置70は台車の脚部の太さの違いにも対応可能に構成される。図8では、台車90A、90Bの脚部の太さをそれぞれd1、d2(d2>d1)で表している。以下で詳細に説明するように、ガイド装置70は、右側のロータリクランプシリンダ72aを例にとると、アーム72a2の突起部72a3の長さ(L1)、左右方向における可動ロッド72a1の周面から支持板173の右端部までの長さ(L2)を含む設計条件により、台車の脚部の太さの違いにも対応することができる。なお、支持板173は、ガイド装置70が対応可能な脚部の太さ(最大値)をdとするとき、
L2≧d
となるように構成される。
ロータリクランプシリンダのアーム部分の具体的な構成例について図10から図13を参照して説明する。ここでは、ロータリクランプシリンダ72aを例に説明する。同様の構成がロータリクランプシリンダ72bにも当てはまる。図10は、ロータリクランプシリンダ72aのアーム72a2の付近を右側よりみた場合の側面図である。図10に示すように、アーム72a2の突起部72a3の基端から先端までの長さをL1とする。図11は、ロータリクランプシリンダ72aのアーム72a2の付近を前方側より見た図である。図11の状態からアーム72a2を閉じたとき、アーム72a2は図11の状態から右回りに90°回転した状態となり、可動ロッド72a1に対して右側において、支持板173とアーム72a2との間で台車90の脚部をクランプする。図11に示すように、アーム72a2の右端部(可動ロッド72a1の周面)から支持板173の右端までの長さをL2とする。長さL1やL2を適宜に設定することで、各種の脚部の太さに対応し得る。
具体的な構成例として、L1=62mm(樹脂シートのL1方向のサイズ=60mm)、L2=84mmとした例を想定する。ここでは、2種類の台車90C、90Dを想定する。

台車90C:
左右方向における幅(2つの脚部の距離)=648mm
天板の前後方向の長さ=1200mm
高さ=760mm
脚部の太さ=60mm

台車90D:
左右方向における幅(2つの脚部の距離)=630mm
天板の前後方向の長さ=1200mm
高さ=760mm
脚部の太さ=50mm
図12は、上記で想定した仕様を有するガイド装置70が、台車90Cをクランプする状態を説明するための図である。具体的には、図12(b)は、ガイド装置70の第1ガイド部172と第2ガイド部372との間の間隔が台車90Cの幅に応じて調整された後、第1ガイド部172と第2ガイド部372との間に台車90Cが位置付けられクランプ可能となっている状態を右側よりみた側面図である。図12(a)は、図12(b)におけるA-A矢視の断面図であり、ロータリクランプシリンダ72a、72bを作動させて台車90Cをクランプした状態を表している。第1ガイド部172と第2ガイド部372間の中心と、台車90Cの左右方向の中心とが一致するように台車90Cを配置した場合、図12(a)に示すように、上記仕様を有するガイド装置70が台車90Cをクランプした状態において、アーム72a2の後方側面(樹脂シート178の表面)と脚部90C1との接触部分の左右方向の長さW1として40mmが確保されている。これにより、台車90Cをクランプするのに十分なクランプ力が得られる。
図13は、上記で想定した仕様を有するガイド装置70が、台車90Dをクランプする状態を説明するための図である。具体的には、図13(b)は、ガイド装置70の第1ガイド部と第2ガイド部との間の間隔が台車90Dの幅に応じて調整された後、第1ガイド部と第2ガイド部との間に台車90Dが位置付けられクランプ可能となっている状態を右側よりみた側面図である。図13(a)は、図13(b)におけるB-B矢視の断面図であり、ロータリクランプシリンダ72を作動させて台車90Dをクランプした状態を表している。第1ガイド部172と第2ガイド部372間の中心と、台車90Cの左右方向の中心とが一致するように台車90Dを配置した場合、図13(a)に示すように、上記仕様を有するガイド装置70が台車90Dをクランプした状態において、アーム72a2の後方側面(樹脂シート178の表面)と脚部90D1との接触部分の左右方向の長さW2として39mmが確保されている。これにより、台車90Dをクランプするのに十分なクランプ力が得られる。
ロボット制御装置50は、図3で説明した台車位置決め処理を実行するに当たり、台車90の位置及び姿勢が適切であるか否かを確認するように構成されていても良い。このような台車位置及び姿勢の検出は、台車位置姿勢検出部53により実行される。図14に示すように、ガイド装置70の前方における、台車ガイド170、270の間を含むロボット10の可動部が進入し得る領域は、ロボット干渉エリアA1として定義されている。台車位置決め処理を実行する場合に、台車90がロボット干渉エリアA1に侵入していると、ロボット10と台車90とがぶつかる可能性が生じる。また、台車90の姿勢が適切でない場合、台車90の幅が正しく検出できない可能性がある。
そこで、ロボット制御装置50(台車位置姿勢検出部53)は、台車90の幅を検出する処理(図3のステップS1)を実行する前に、ビジョン検出機能を用いて以下の検出処理を行う。
(検出処理1)ロボット干渉エリアA1内に台車90が検出された場合、アラーム信号を出力(アラーム音、警告灯の表示、ロボット制御装置50の表示への警告表示等)し、ロボットシステム100を停止させる。
(検出処理2)台車90が斜めに置かれている等、台車90の幅を検出するに際しての台車90の姿勢が適切でないことが検出された場合、アラーム信号を出力(アラーム音、警告灯の表示、ロボット制御装置50の表示への警告表示等)し、ロボットシステム100を停止させる。
上記検出処理1では、ロボット制御装置50(台車位置姿勢検出部53)は、例えば、ロボット干渉エリアA1を上方側からカメラ2により撮像し、ロボット干渉エリアA1に台車90が侵入していないかどうかを画像により検出する。
図15、図16は、検出処理2を実行する場合の動作例を表している。図15に示されるように、ロボット制御装置50(台車位置姿勢検出部53)は、例えば、カメラ2を台車90の天板よりも十分に高い所定の高さに位置付けてその光軸を下方に向け、ロボット干渉エリアA1の前方の右側の領域をカメラ2を移動させながら撮像することで台車90の天板の右後ろのコーナC1を検出する。また、撮像を行うときのカメラ2の姿勢は、撮像された画像121の横軸が左右方向と平行となるような姿勢とする。コーナC1の検出は、色情報を用いた物体検出、コーナ検出、エッジ検出等の画像処理により行うことができる。そして、例えば、このようにして検出された台車90のコーナ部分における、台車90の天板の後端エッジ93のラインが、左右方向に対してなす角度が所定値を超えた場合に、台車90が傾いていると判断する。後端エッジ93による姿勢の判定に代えて、天板の右端エッジを用いて台車90が斜めになっているかどうかの判定をしても良い。
また、ロボット制御装置50(台車位置姿勢検出部53)は、図16に示すように、台車90の後方左側のコーナを検出しても良い。この場合、図16に示すように、ロボット制御装置50(台車位置姿勢検出部53)は、例えば、カメラ2を所定の高さに位置付けてその光軸を下方に向け、ロボット干渉エリアA1の前方の左側の領域をカメラ2を移動させながら撮像することで台車90の左後ろのコーナC2を検出する。また、撮像を行うときのカメラ2の姿勢は、撮像された画像122の横軸が左右方向と平行となるような姿勢とする。コーナC2の検出は、コーナC1の検出と同様の画像処理により行うことができる。そして、例えば、このようにして検出された台車90のコーナ部分における、台車90の天板の後端エッジ94のラインが、左右方向に対してなす角度が所定値を超えた場合に、台車90が傾いていると判断する。後端エッジ93による判定に代えて、天板の左端エッジを用いて台車90が斜めになっているかどうかの判定をしても良い。
図15で説明した姿勢の検出処理と、図16で説明した姿勢の検出処理とを併用することもできる。この場合、図15の場合の検出結果と、図16の場合の検出結果の双方により、台車90が斜めになっていると判断された場合に、アラーム表示及びシステム停止を行うようにしても良い。或いは、図15に示す画像121から検出されるコーナC1の位置と、図16に示す画像122から検出されるコーナC2の位置とから、台車90が斜めになっているか否かを検出しても良い。或いは、ロボット制御装置50(台車位置姿勢検出部53)は、台車90の全体が映る画像に基づいて台車90の位置や姿勢を判定するようにしても良い。
以上説明したように、本実施形態によれば、幅の異なる複数種類の台車に自動的に対応し、1つのガイド装置で幅の異なる台車を固定することが可能となる。
以上、典型的な実施形態を用いて本発明を説明したが、当業者であれば、本発明の範囲から逸脱することなしに、上述の各実施形態に変更及び種々の他の変更、省略、追加を行うことができるのを理解できるであろう。
上述の実施形態では、ロボット動作制御部51、台車幅検出部52、台車位置姿勢検出部53、及びガイド装置間隔調整部54の全てがロボット制御装置50に含まれる構成例を記載したが、これは一例であり、本発明はこのような構成例に限られるものではない。例えば、画像に基づいて対象物の検出を行う台車幅検出部52及び台車位置姿勢検出部53を、ロボット制御装置50に接続されたPC(パーソナルコンピュータ)に含めるようにしても良い。ガイド装置70を駆動制御するガイド装置間隔調整部54を、ロボット制御装置50に接続された外部装置(例えばPLC(Programmable Logic Controller))上に構築しても良い。
図4及び図5を参照して説明した台車幅検出動作の例では、カメラ2で台車90の左右の脚部の各々を撮像した画像に基づいて台車90の幅を検出していたが、台車90の左右の脚部の双方をカメラ2で後方側から撮影可能な状況においては、左右の脚部の双方が撮影された1つの画像から台車90の幅を検出しても良い。
図2に示した、ロボット制御装置50における、ロボット動作制御部51と、台車幅検出部52と、台車位置姿勢検出部53と、ガイド装置間隔調整部54等の機能ブロックは、ロボット制御装置50のCPU55が、記憶装置に格納された各種ソフトウェアを実行することで実現されても良く、或いは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアを主体とした構成により実現されても良い。
上述した実施形態における台車位置決め処理等の各種の処理を実行するプログラムは、コンピュータに読み取り可能な各種記録媒体(例えば、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ、磁気記録媒体、CD-ROM、DVD-ROM等の光ディスク)に記録することができる。
2 カメラ
10 ロボット
50 ロボット制御装置
51 ロボット動作制御部
52 台車幅検出部
53 台車位置姿勢検出部
54 ガイド装置間隔調整部
61 スイッチ
70 ガイド装置
71 アクチュエータ
72、72a、72b ロータリクランプシリンダ
72a1、72b1 可動ロッド
72a2、72b2 アーム
90、90A、90B、90C、90D 台車
100 ロボットシステム
170 第1台車ガイド
171 底板
172 第1ガイド部
173 支持板
178、278 樹脂シート
270 第2台車ガイド
270A 固定ユニット
270B 可動ユニット
271 第1底板
272 第2底板
371 底板
372 第2ガイド部
373 支持板
330 リニアガイド
331 レール
332 ブロック

Claims (7)

  1. 所定方向において互いに近接又は離間可能に構成された一対の台車ガイドと、該一対の台車ガイドの一方を他方に対して移動させることで前記一対の台車ガイドの前記所定方向における間隔を変更するためのアクチュエータとを備えるガイド装置と、
    所定の可動部位に視覚センサを搭載したロボットと、
    前記ロボットの動作を制御するロボット動作制御部と、
    前記ロボット動作制御部を介して前記ロボットを動作させて前記視覚センサで台車を撮像することにより得られる画像に基づいて、前記所定方向における前記台車の幅を検出する台車幅検出部と、
    検出された前記台車の幅に応じて、前記一対の台車ガイドの間に前記台車を配置することができるように、前記アクチュエータを作動させて前記一対の台車ガイドの間隔を調整するガイド装置間隔調整部と、を具備し、
    前記一対の台車ガイドの各々は、前記間隔が調整された前記一対の台車ガイドの間に配置された前記台車の脚部を、前記ガイド装置側に引き寄せてクランプするように作動するロータリクランプシリンダを備える、ロボットシステム。
  2. 前記台車幅検出部は、前記ロボットを動作させて前記視覚センサで撮像される画像から、前記台車の幅方向における一対の脚部の各々について、該一対の脚部の間を内側とした場合の外側の端部を検出し、前記一対の脚部の前記外側の端部の各々を検出したときの前記ロボットの前記所定の可動部位の位置に基づいて、前記一対の脚部の前記外側の端部の間隔を表す値として前記台車の幅を検出する、請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記台車幅検出部による前記台車の幅の検出が行われる前に、前記ロボット動作制御部を介して前記ロボットを動作させて前記視覚センサで前記台車を撮像することにより得られる画像に基づいて、作業空間内での前記台車の位置を検出し、前記台車が前記ロボットと干渉し得る所定の領域に侵入している場合にアラーム信号を出力する台車位置姿勢検出部を更に備える、請求項1又は2に記載のロボットシステム。
  4. 前記台車幅検出部による前記台車の幅の検出が行われる前に、前記ロボット動作制御部を介して前記ロボットを動作させて前記視覚センサで前記台車を撮像することにより得られる画像に基づいて、作業空間内での前記台車の姿勢を検出し、検出された前記台車の姿勢の所定の姿勢からの差異が所定の閾値よりも大きい場合にアラーム信号を出力する台車位置姿勢検出部を更に備える、請求項1又は2に記載のロボットシステム。
  5. 前記台車位置姿勢検出部は、前記視覚センサを所定の姿勢に設定して前記台車の天板を撮像した画像から前記天板の端部を検出し、検出された前記端部の前記画像内での所定の軸に対する角度が所定の閾値よりも大きい場合に前記アラーム信号を出力する、請求項4に記載のロボットシステム。
  6. ロボットシステムにおいて用いられるガイド装置であって、
    所定方向において互いに近接又は離間可能に構成された一対の台車ガイドと、
    前記一対の台車ガイドの一方を他方に対して移動させることで前記一対の台車ガイドの前記所定方向における間隔を変更するためのアクチュエータと、
    前記一対の台車ガイドの各々に配置されたロータリクランプシリンダであって、前記一対の台車ガイドの間に配置された台車の脚部を、前記所定方向と直交する方向において前記一対の台車ガイド側に引き寄せてクランプするように作動するロータリクランプシリンダと、を備え
    前記ロボットシステムは、台車幅検出部により検出された前記所定方向における前記台車の幅に基づいて、前記一対の台車ガイドの間に前記台車を配置することができるように前記アクチュエータを作動させて前記一対の台車ガイドの間隔を調整するための駆動信号を生成するガイド装置間隔調整部を具備し、
    前記アクチュエータは、前記ガイド装置間隔調整部からの前記駆動信号にしたがって、前記一対の台車ガイドの前記所定方向における間隔を変更する、
    ガイド装置。
  7. 前記一対の台車ガイドの各々は、前記所定方向と平行となるように形成された支持板を有し、
    前記ロータリクランプシリンダは、先端にアームを有する可動ロッドが前記支持板に形成された孔を貫通するように前記支持板に取り付けられ、
    前記アームを閉じた状態において、前記アームと前記支持板との間に前記台車の脚部がクランプされ、
    前記アームを閉じた状態のときに前記可動ロッドに対して前記脚部が配置される側を第1の側とし、前記可動ロッドの前記第1の側の周面と、前記支持板の前記第1の側の端部との間の距離をL2とし、前記クランプされる前記脚部の太さとして前記ガイド装置が対応可能な最大値をdとするとき、前記支持板は、
    L2≧d
    となるように形成されている、請求項6に記載のガイド装置。
JP2020107109A 2020-06-22 2020-06-22 ロボットシステム及びガイド装置 Active JP7444708B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020107109A JP7444708B2 (ja) 2020-06-22 2020-06-22 ロボットシステム及びガイド装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020107109A JP7444708B2 (ja) 2020-06-22 2020-06-22 ロボットシステム及びガイド装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022001398A JP2022001398A (ja) 2022-01-06
JP7444708B2 true JP7444708B2 (ja) 2024-03-06

Family

ID=79244175

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020107109A Active JP7444708B2 (ja) 2020-06-22 2020-06-22 ロボットシステム及びガイド装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7444708B2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015075774A1 (ja) 2013-11-19 2015-05-28 株式会社安川電機 ロボットシステム、部材供給方法および加工品の製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02292140A (ja) * 1989-04-28 1990-12-03 Canon Inc 自動組立システム
JPH073001U (ja) * 1993-05-31 1995-01-17 株式会社タチエス 運搬用台車の自動供給装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015075774A1 (ja) 2013-11-19 2015-05-28 株式会社安川電機 ロボットシステム、部材供給方法および加工品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022001398A (ja) 2022-01-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6583010B2 (ja) ベントホール洗浄装置及びベントホール洗浄方法。
JP2006212704A (ja) 主及び従フランジ型によるフランジ成形加工
WO2021039829A1 (ja) 生産システム
JP2018514875A5 (ja)
JP6741222B2 (ja) ロボットのワーク移送方法及びワーク移送装置
US10589420B2 (en) Hand device
CN111975250B (zh) 工件旋转装置和机器人系统
JP5946884B2 (ja) 対象物の位置を検出する位置検出システム
JP6676648B2 (ja) 保持装置、加工装置及び方法
JP5626911B2 (ja) 車両内装部品用のレーザー加飾装置及び方法
JP2017203744A (ja) 航空機パネル外観検査方法
JP7444708B2 (ja) ロボットシステム及びガイド装置
JP6773723B2 (ja) ハンドおよびハンドシステム
CN113316714B (zh) 针对片状的对象的全表面目检系统
JP2016007609A (ja) ワーク操作用ロボットにおけるワーククランプ装置及びその方法
JP6280805B2 (ja) ワーク形状測定システム及び制御方法
US20240189947A1 (en) Device for trimming a dental splint
JP6979885B2 (ja) 3d形状のオートトレース方法及び測定機
WO2022075303A1 (ja) ロボットシステム
JP7007812B2 (ja) 位置決めシステム及び位置決め方法
JP2016022551A (ja) ワーク位置決め装置
JP2010110801A (ja) ロールヘミング装置
CN211595987U (zh) 安全气囊的缝纫设备
JP2017131909A (ja) レーザ加工装置
JP6415109B2 (ja) ワーク加工装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20231129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20240104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20240123

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20240222

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7444708

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150