JP7442398B2 - 吐出ポンプ - Google Patents
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Description
ノズルベース部材には、内容物を吐出するノズル孔を有するノズル筒が形成されている。そして、トリガー部材を指先で押下げ操作することで、ピストン部材を利用してシリンダ部材内を加圧することができ、ノズル孔を通じて内容物を吐出することが可能とされている。
しかも、ポンプ部材は容器本体の口部の上方に配置されているうえ、容器軸に対して交差したポンプ軸に沿って操作部材が移動可能に配置されている。そのため、例えば口部等を利用して容器本体を手の平で把持したときに、容器軸と同軸にポンプ部材が配置されている場合とは異なり、親指を自然な形で操作部材に添え易く(あてがい易く)、操作部材をスムーズに押し込むことが可能である。従って、女性や子供等、手のサイズが小さいユーザであっても容易に操作することができ、使い易く、操作性が向上した吐出ポンプとすることができる。
従って、造泡部に内容液及び空気をそれぞれよりスムーズに供給することができ、泡状の内容液をさらに安定して生成することができる。
本発明に係る吐出ポンプの第1実施形態について、図面を参照して説明する。本実施形態では、本発明に係るフォーマポンプ(吐出ポンプ)が容器本体に装着されたフォーマ容器(泡吐出容器)を例に挙げて説明する。
なお、内容液Wは、特に限定されるものではないが、例えば醤油等の液体調味料等を採用することができる。ただしこの場合に限定されるものではなく、例えば液体洗剤、柔軟剤、漂白剤、シャンプー、ボディソープ、ハンドソープ、洗顔料、化粧料等を内容液Wとして採用しても構わない。
さらに、径方向のうち互いに直交し合う一方向を前後方向Lといい、他方向を左右方向という。また前後方向Lのうちノズル孔12側を前方とし、ポンプ部材13側を後方とする。
容器本体2について簡単に説明する。
本実施形態の容器本体2は、内容液Wの減少に伴い減容変形(しぼみ変形)する可撓性に富む内容器(内層)3と、内容器3が内装される外容器(外層)4とを備えている。つまり、容器本体2は、外容器4の内面に内容器3が剥離可能に積層された積層剥離型容器(デラミボトル)とされている。
容器本体2の口部2aは、内容器3の口部と外容器4の口部とによって構成され、肩部2bの上端開口部から上方に向けて延びるように形成されている。なお、容器本体2には、外容器4と内容器3との間に外気を導入させる図示しない吸気孔が形成されている。吸気孔の形成位置は、特に限定されるものではなく、例えば外容器4の口部、或いは外容器4の底部等に形成される。
次にフォーマポンプ10について説明する。
図2に示すように、フォーマポンプ10は、先に述べたように、容器本体2の口部2aに装着されたノズル部材11、及びノズル部材11に設けられたポンプ部材13を備えている。
ポンプ部材13は、貯留室21内に連通する液用シリンダ30と、内部が空気室32とされた空気用シリンダ31と、容器軸O1に対して傾いたポンプ軸O2に沿って移動可能とされた操作部材33と、を備えている。
操作部材33は、容器軸O1を挟んでノズル孔12とは径方向の反対側に配置され、ポンプ軸O2に沿って、ノズル筒部20から後方側に離れた待機位置P1と、ノズル筒部20に接近した押込み位置P2(図3参照)との間で往復移動可能とされている。
ノズル部材11について詳細に説明する。
ノズル筒部20は、容器本体2の口部2aに装着されるキャップ筒部40と、キャップ筒部40に一体に連結されると共に、前方に向けて延びるようにL字状に屈曲した中間ノズル筒部50と、中間ノズル筒部50の前端部に一体に連結され、ノズル孔12が形成された先端ノズル筒部60と、を備えている。
ただし、装着筒41は、例えばアンダーカット嵌合等、螺着以外の方法によって容器本体2の口部2aに装着されても構わない。
さらに頂壁46には、上方に向けて環状のシールリブ46aが突設されていると共に、下方に向けて延びるように保持筒49が形成されている。
なお、吸上げ管6は、例えば硬質のパイプ状に形成されていても構わないし、可撓性を有する軟質のチューブ状に形成されていても構わない。
なお、中間筒52の中心軸線をノズル軸O3という。また、ノズル軸O3方向から見た正面視でノズル軸O3に交差する方向をノズル径方向といい、ノズル軸O3回りに周回する方向をノズル周方向という。
液用シリンダ30及び空気用シリンダ31については、後に説明する。
囲繞筒56の後端部は、中間筒52の外周面からノズル径方向の外側に向けて突出した環状のフランジ片57に一体に形成されている。従って、中間筒52と囲繞筒56との間には、前方に開口した環状の装着溝が形成されている。なお、フランジ片57のうち中間筒52の上方に位置する部分には、該フランジ片57を前後方向Lに貫通する空気孔58が形成されている。
中間連結筒63は、中間筒52の外周面との間に環状の第1空気溝をあけた状態で、囲繞筒56の内周面に嵌合している。それに加えて、中間連結筒63は、フランジ片57に対して非接触とされ、フランジ片57との間に前後方向Lの隙間を確保している。従って、第1空気溝は、装着溝内を通じて空気孔58に連通している。また、連結フランジ片62の後面と中間筒52の前端開口縁との間には、第1空気溝に連通する環状の第2空気溝が形成されている。さらに、内側連結筒64と中間筒52との間には、第2空気溝に連通する環状の第3空気溝が形成されている。
上述した、装着溝内、第1空気溝、第2空気溝及び第3空気溝は、後述する空気室32内から造泡部90に向けて空気を供給するための空気通路66として機能する。なお、各空気溝は、環状に形成されている必要はなく、互いに連通していれば、例えば1つ又は複数の溝によって形成されていても構わない。
ノズルキャップ80は、ノズル筒65をノズル径方向の外側から囲むキャップ周壁81と、ノズル筒65を前方から塞ぐキャップ頂壁82とを有する有頂筒状に形成されている。キャップ周壁81の内周面には、ノズル筒65側の雄ねじ部67に螺合する雌ねじ部83が形成されている。
ただし、ノズルキャップ80は、ノズル筒65に対して螺着される場合に限定されるものではなく、例えばアンダーカット嵌合によって離脱可能に装着されても構わない。
2つの発泡エレメント94のうち、後方に位置する発泡エレメント94はメッシュ部材94aが後方を向き、前方に位置する発泡エレメント94はメッシュ部材94aが前方側を向くように配置されている。
次に、ポンプ部材13について詳細に説明する。
液用シリンダ30及び空気用シリンダ31は、容器軸O1に対して傾斜したポンプ軸O2を中心として同心上に配置されている。
なお、ポンプ軸O2方向から見た平面視でポンプ軸O2に交差する方向をシリンダ径方向といい、ポンプ軸O2回りに周回する方向をシリンダ周方向という。さらに、ポンプ部材13の説明に関し、ポンプ軸O2に沿ったノズル部材11側を下方、その反対側を上方として説明する。
具体的には、液用シリンダ30は中間筒52の後端部からポンプ軸O2に沿って斜め上後方に向けて延びるように形成されている。そのため、空気用シリンダ31についてもポンプ軸O2に沿って斜め上後方に向けて延びるように形成され、液用シリンダ30をシリンダ径方向の外側から囲んでいる。
なお、空気用シリンダ31のうち中間筒52の上方に位置する部分は、閉塞壁31aを超えて下方に向けて延びると共に、囲繞筒56の後端部の一部及び中間筒52の外周面の一部に連設されている。これにより、空気室32内は、空気孔58及び空気通路66を通じて気液混合室91内に連通している。
そして保持筒部135には、空気導入孔136を下方から開放可能に閉塞する環状の空気導入弁137が嵌合されている。空気導入弁137は、保持筒部135に対して嵌合された筒体部と、筒体部の外周面からシリンダ径方向の外側に向けて環状に突設され、外端部が自由端とされた弾性変形可能な弁体137aと、を備えている。
具体的には、操作ヘッド140を待機位置P1から押込み位置P2に移動させることに伴って、空気室32内を加圧することが可能とされ、操作ヘッド140を押込み位置P2から待機位置P1に移動させることに伴って、空気導入孔136を通じて外部から空気室32内に空気を導入することが可能とされている。
ヘッド周壁141の下端部側の内周面には、シリンダ径方向の内側に向けて突出すると共に、第1係止突起34に対して前方から係止可能とされた第2係止突起143が形成されている。これにより、操作ヘッド140は、上方への抜け止めがされた状態で、空気用シリンダ31に対してポンプ軸O2方向に相対移動可能に組み合わされている。
さらに、空気用ピストン130の連結筒131は、ヘッド筒144の外周面に対して例えば嵌合されている。これにより、操作ヘッド140と空気用ピストン130とは、一体的に組み合わされている。
従って、操作ヘッド140を利用して、液用ピストン120及び空気用ピストン130を同時に押込み操作することが可能とされている。
コイルばね145は、例えばポンプ軸O2方向に圧縮した状態で配設され、下端部側が保持突部35の内側に保持され、上端部側が保持リブ138の内側に保持されている。これにより、コイルばね145は、姿勢が安定した状態で閉塞壁31aとピストン閉塞壁132との間に配設されている。
これにより、閉塞キャップ150は、ヘッド筒144及びピストン軸部121のポンプ軸O2に沿った移動を許容しつつ、液用ピストン筒123が液用シリンダ30内から上方に抜けだすことを防止することが可能とされている。
ただし、閉塞キャップ150は、必須なものではなく、具備しなくても構わない。
次に、上述のように構成されたフォーマポンプ10を具備するフォーマ容器1を使用して、内容液Wを吐出する場合について説明する。
具体的には、気液混合室91内に内容液W及び空気をそれぞれ供給することで、内容液W及び空気を合流させて混合させることができ、気液混合体にすることができる。気液混合体は、流通溝96及び流通孔95を通じて発泡部材92の内部に流れ込んで発泡すると共に、2つの発泡エレメント94のメッシュ部材94aを順次通過することで、きめの細かい所定の泡状にとなる。これにより、泡状の内容液Wを生成することができる。
特に本実施形態では、ポンプ軸O2が容器軸O1に対して傾斜しているので、例えば口部2a等を利用して容器本体2を手の平で把持したときに、人差し指に対して一定の開き角を有する親指を、より自然な形で操作部材33に添えることが可能となる。従って、操作部材33に対して効率良く外力を加え易く、さらにスムーズに操作部材33を押し込むことができる。
この貯留作業としては、例えば上述した内容液Wの吐出操作時と同様に、操作ヘッド140の押込み操作を複数回繰り返し行う(プライミング操作)。これにより、貯留室21内の負圧化を利用して、容器本体2内から吸上げ管6を通じて貯留室21内に内容液Wを貯留することが可能となる。また、上記プライミング操作と併用して、或いはプライミング操作に代えて、容器本体2の胴部2cを径方向の内側にスクイズ変形(弾性変形)させることで、貯留室21内に内容液Wを送り込んでも構わない。
次に、本発明に係るフォーマポンプの第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、操作部材33が液用ピストン120及び空気用ピストン130を具備していたが、本実施形態では、操作部材33は空気用ピストン130に代えて、可動蓋を利用して空気用シリンダ31内を加圧する。
フォーマポンプ161は、操作部材162が、空気用シリンダ31の開口部を閉塞した待機位置P1と図5に示す押込み位置P2との間をポンプ軸O2に沿って弾性変位可能とされた可動蓋163と、可動蓋163に連結され、且つ液用シリンダ30内に摺動可能に収容された液用ピストン120と、を備えている。
可動蓋163は、待機位置P1から押込み位置P2に向けて弾性変位することで、空気用シリンダ31内を加圧することが可能とされている。
図4に示すように、可動蓋163は、空気用シリンダ31をシリンダ径方向の外側から囲む第1周壁170と、第1周壁170の後端部からシリンダ径方向の内側に突出すると共に、空気用シリンダ31の後端開口縁に対して上方から接触する環状のフランジ片171と、フランジ片171の内周縁部に連設されると共に、上方に向けて延びた第2周壁172と、液用ピストン120におけるピストン軸部121の上方側に配置された可動壁173と、可動壁173の外周縁部と第2周壁172の上端部とを接続する環状の伸縮リング174と、を備えている。
また、可動壁173を待機位置P1から押込み位置P2に移動させることで、空気室32内を加圧することが可能とされている。
これら空気導入孔180、第1空気溝181、第2空気溝182は、押込み位置P2から待機位置P1への操作部材162の移動に伴って、空気室32内に外部から空気を導入する空気導入部183として機能する。
すなわち、図5に示すように、ノズル孔12が斜め下向きとなるように容器本体2を前方に向けて傾けた状態で、例えば指先で空気導入孔180を塞いだまま可動壁173を押込み操作することで、コイルばね145を圧縮変形させながら伸縮リング174を弾性変位させることができるので、可動壁173を押込み位置P2に移動させることができる。これにより、液用ピストン120を押し込んで液用シリンダ30の内圧を高めることができると共に、可動壁173及び伸縮リング174の変位によって空気用シリンダ31の内圧を高めることができる。
特に、本実施形態の場合には、空気用ピストンを具備していないので、空気用シリンダ31と空気用ピストンとの間に摺動抵抗が発生しない。そのため、その分だけ操作部材162を抵抗少なく押込み操作することができ、軽い操作力で吐出操作を行い易い。
次に、本発明に係るフォーマポンプの第3実施形態について説明する。なお、この第3実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については、同一の符号を付しその説明を省略する。
第1実施形態では、容器本体2の縦断面視において、ポンプ軸O2が容器軸O1に対して傾斜するように交差していたが、本実施形態では、ポンプ軸O2が容器軸O1に対して直交するように交差している。
フォーマポンプ201は、容器本体2の口部2aに装着されたノズル部材11と、ノズル部材11に一体に設けられると共に、容器軸O1を挟んでノズル孔12とは径方向の反対側に位置する後方側に配置されたポンプ部材202とを備えている。なお、図6ではノズルキャップ80の図示を省略している。
ポンプ部材202は、容器軸O1に対して直交するように交差することで前後方向Lに沿うように配置されたポンプ軸O2に沿って移動可能とされた操作部材203を有している。
なお、連結フランジ54における後面側(貯留室21内に面する側)には、前方に向かって凹む環状の遮断凹部204がノズル軸O3と同軸に形成されている。
図示の例では、後述する空気用シリンダ31の閉塞壁31aを境として中間筒52と液用シリンダ30とが前後方向Lに区別され、閉塞壁31aよりも前方側に位置する部分が中間筒52として機能し、且つ閉塞壁31aよりも後方に位置する部分が液用シリンダ30として機能する。
これにより、連絡壁205の内側は、空気孔58を通じて空気通路66に連通している。さらに閉塞壁31aには、連絡壁205の内側と空気室32内とを連通する空気孔206が該閉塞壁31aを前後方向Lに貫通するように形成されている。従って、空気室32内は、連絡壁205の内側及び空気通路66を通じて気液混合室91内に連通している。
遮断軸部210は、液用ピストン120におけるピストン軸部121の前端部に一体に形成されていると共に、ポンプ軸O2に沿って液用ピストン筒123よりも前方に延びるように形成されている。遮断軸部210は、例えばピストン軸部121と同径とされていると共に、連結フランジ54に形成された遮断凹部204の内側に例えば液密に嵌合可能に形成されている。
なお、図示の例では、遮断軸部210は、内部が閉塞した筒状に形成されているが、この場合に限定されるものではなく、例えば中実の円柱状に形成されていても構わない。なお、遮断軸部210は、図6及び図7に示すように操作部材203が待機位置P1及び押込み位置P2に位置している場合には、遮断凹部204から離脱して該遮断凹部204の後方に位置する。
具体的に保持部215は、図6~図8に示すように、空気用シリンダ31に形成された係合ピン207と、操作ヘッド140に形成され、係合ピン207が離脱可能に係合される係合溝216とを備えている。
係合溝216は、係合筒217の内周面に例えば螺旋状に形成されていると共に、前方に向けて開口するように形成されている。なお、係合溝216は、係合ピン207の数に対応してシリンダ周方向に間隔をあけて複数形成されている。
なお、操作部材203をポンプ軸O2回りに逆向きに捩じることで、係合溝216内から係合ピン207を離脱させることができ、ロック位置P3での操作部材203の保持を解除することが可能とされている。
上述のように構成されたフォーマポンプ201を具備するフォーマ容器200であっても、第1実施形態と同様の作用効果を奏功することができる。
すなわち、図9に示すように、ノズル孔12が斜め下向きとなるように容器本体2を前方に向けて傾けた状態で、操作部材203における操作ヘッド140を、コイルばね14を圧縮変形させながら押込み操作することで、押込み位置P2に移動させることができる。これにより、液用ピストン120を押し込んで液用シリンダ30の内圧を高めることができると共に、空気用ピストン130を押し込んで空気用シリンダ31の内圧を高めることができる。
従って、第1実施形態と同様に、女性や子供等、手のサイズが小さいユーザであっても容易に操作することができ、使い易く、操作性が向上したフォーマポンプ201とすることができる。
なお、上記各実施形態のように、空気用シリンダの少なくとも一部が、液用シリンダに対してポンプ軸の径方向に重なるように配置した場合には、ポンプ軸方向に空気用シリンダ及び液用シリンダが嵩張ることを抑制することができ、操作性に優れた吐出ポンプとすることができる。また、液用シリンダの全体を、空気用シリンダで囲うことがより好ましい。
ハンドル部192は、容器本体2の口部2aの後方に位置した状態でポンプ部材13の下方に配置され、例えば空気用シリンダ31に一体に設けられている。ハンドル部192は、空気用シリンダ31及び閉塞壁31aとの接続部分から斜め下後方に向けて湾曲しながら延びる主板部材193と、主板部材193の左右の側縁部から後方に向けて起立する一対の側板部材194と、を備えている。
O2…ポンプ軸
P1…待機位置
P2…押込み位置
P3…ロック位置
L…前後方向(交差方向)
2…容器本体
2a…容器本体の口部
10、161、191、201…フォーマポンプ(吐出ポンプ)
11…ノズル部材
12…ノズル孔
13…ポンプ部材
20…ノズル筒部
21…貯留室
30…液用シリンダ
31…空気用シリンダ
32…空気室
33、162…操作部材
66…空気通路
90…造泡部
100…第1逆止弁
110…第2逆止弁
120…液用ピストン
130…空気用ピストン
136…空気導入孔(空気導入部)
145…コイルばね(付勢部材)
163…可動蓋
183…空気導入部
192…ハンドル部
210…遮断軸部(遮断部材)
215…保持部
Claims (9)
- 内容液が収容される容器本体の口部に装着されるノズル部材と、
前記容器本体の口部の上方に配設され、前記ノズル部材に設けられたポンプ部材と、を備え、
前記ノズル部材は、内部に内容液を貯留する貯留室を有すると共に、内容液を外部に吐出するノズル孔が形成されたノズル筒部を備え、
前記ノズル筒部は、
前記容器本体の口部の上方に配置され、且つ前記容器本体の容器軸に対して直交するノズル軸に沿って延びる中間筒を有する中間ノズル筒部と、
前記中間ノズル筒部に連結されると共に、前記ノズル軸に沿って開口した前記ノズル孔が形成された先端ノズル筒部と、を備え、
前記中間筒には、内部に前記貯留室が設けられていると共に、前記ポンプ部材が一体に形成され、
前記ポンプ部材は、前記容器本体の縦断面視において、前記容器本体の容器軸を挟んで前記ノズル孔とは前記容器本体の径方向の反対側に配置されると共に、前記容器軸に対して傾斜するポンプ軸に沿って移動可能とされた操作部材を備え、
前記操作部材は、前記ポンプ軸に沿って、前記ノズル筒部から離れた待機位置と前記ノズル筒部に接近した押込み位置との間で往復移動可能とされ、前記待機位置から前記押込み位置への移動に伴って、前記貯留室内を加圧して前記貯留室内の内容液を前記ノズル孔に供給することを特徴とする吐出ポンプ。 - 内容液が収容される容器本体の口部に装着されるノズル部材と、
前記容器本体の口部の上方に配設され、前記ノズル部材に設けられたポンプ部材と、を備え、
前記ノズル部材は、内部に内容液を貯留する貯留室を有すると共に、内容液を外部に吐出するノズル孔が形成されたノズル筒部を備え、
前記ノズル筒部は、
前記容器本体の口部の上方に配置され、且つ前記容器本体の容器軸に対して直交するノズル軸に沿って延びる中間筒を有する中間ノズル筒部と、
前記中間ノズル筒部に連結されると共に、前記ノズル軸に沿って開口した前記ノズル孔が形成された先端ノズル筒部と、を備え、
前記中間筒には、内部に前記貯留室が設けられていると共に、前記ポンプ部材が一体に形成され、
前記ポンプ部材は、前記容器本体の縦断面視において、前記容器本体の容器軸を挟んで前記ノズル孔とは前記容器本体の径方向の反対側に配置されると共に、前記容器軸に対して直交し、且つ前記ノズル軸と同軸に配置されたポンプ軸に沿って移動可能とされた操作部材を備え、
前記操作部材は、前記ポンプ軸に沿って、前記ノズル筒部から離れた待機位置と前記ノズル筒部に接近した押込み位置との間で往復移動可能とされ、前記待機位置から前記押込み位置への移動に伴って、前記貯留室内を加圧して前記貯留室内の内容液を前記ノズル孔に供給し、
前記操作部材は、前記ポンプ軸に沿って前記押込み位置よりも前記ノズル筒部に接近したロック位置に向けて移動可能とされ、
前記ポンプ部材は、前記操作部材を前記ロック位置で保持すると共に、該保持を解除可能な保持部を備え、
前記操作部材は、前記ロック位置において前記貯留室内を通じた前記容器本体内と前記ノズル孔との連通を遮断する遮断部材を備えていることを特徴とする吐出ポンプ。 - 請求項1又は2に記載の吐出ポンプにおいて、
前記容器本体の口部の外側に位置した状態で前記ポンプ部材の下方に配設されたハンドル部を備えている、吐出ポンプ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載の吐出ポンプにおいて、
前記ノズル部材は、前記ノズル筒部内において前記貯留室と前記ノズル孔との間に配置され、前記貯留室内から供給された内容液に対して空気を混合させることで泡状の内容液を生成する造泡部を備え、
前記ポンプ部材は、
前記ポンプ軸と同軸に配置されると共に、前記貯留室内に連通する液用シリンダと、
前記ポンプ軸と同軸で、且つ前記液用シリンダを囲むように配置されると共に、内部が空気室とされた空気用シリンダと、を備え、
前記操作部材は、前記待機位置から前記押込み位置への移動に伴って、前記液用シリンダ内を加圧して前記貯留室内の内容液を前記造泡部に供給すると共に、前記空気用シリンダ内を加圧して、前記空気室内の空気を、空気通路を経由して前記造泡部に供給する、吐出ポンプ。 - 請求項4に記載の吐出ポンプにおいて、
前記ノズル部材は、
前記ノズル筒部内において前記貯留室よりも前記容器本体側に配置され、前記容器本体内から前記貯留室内に向けた内容液の移動を許容し、且つ前記貯留室内から前記容器本体内への内容液の逆流を抑制する第1逆止弁と、
前記ノズル筒部内において前記造泡部と前記貯留室との間に配置され、前記貯留室内から前記造泡部に向けた内容液の移動を許容し、且つ前記造泡部から前記貯留室内への内容液の逆流を抑制する第2逆止弁と、を備えている吐出ポンプ。 - 請求項4又は5に記載の吐出ポンプにおいて、
前記ポンプ部材には、前記押込み位置から前記待機位置への前記操作部材の移動に伴って、前記空気室内に外部から空気を導入する空気導入部が形成されている吐出ポンプ。 - 請求項4から6のいずれか1項に記載の吐出ポンプにおいて、
前記操作部材は、前記液用シリンダ内に摺動可能に収容された液用ピストンと、前記空気用シリンダ内に摺動可能に収容された空気用ピストンと、を備えている吐出ポンプ。 - 請求項4から6のいずれか1項に記載の吐出ポンプにおいて、
前記操作部材は、前記空気用シリンダの開口部を閉塞した状態で前記待機位置と前記押込み位置との間を弾性変位可能とされた可動蓋と、前記可動蓋に連結され、且つ前記液用シリンダ内に摺動可能に収容された液用ピストンと、を備え、
前記可動蓋は、前記待機位置から前記押込み位置に向けて弾性変位することで、前記空気用シリンダ内を加圧する吐出ポンプ。 - 請求項1から8のいずれか1項に記載の吐出ポンプにおいて、
前記操作部材を前記待機位置側に向けて付勢する付勢部材を備えている吐出ポンプ。
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