本出願は2013年3月9日に出願された米国特許出願第13/792,034号「水平ポンプ、再充てんユニット及び空気コンプレッサー一体の泡ディスペンサー」の優先権とその利益を主張する。
本出願及び特許出願は2012年8月23日に出願された米国特許仮出願第61/692,290号「水平ポンプ、再充てんユニット及び空気コンプレッサー一体の泡ディスペンサー」の優先権とその利益を主張する。これらの出願の内容は本出願に組み込まれたものとする。
図1は、匡体の側面を透明にして示す泡ディスペンサーシステム100の代表的な実施形態を図示する。泡ディスペンサーシステム100は、泡ディスペンサー101内に導入されているディスポーザル可能な再充てんユニット110を含む。ディスポーザル可能な再充てんユニット110は液体ポンプ120に接続される容器112を含む。液体ポンプ120は空気入口124を含む。ディスポーザル可能な再充てんユニット110はディスペンサー101の匡体102内に配置されることもあり、空気コンプレッサー150と流体連通して取り外し可能に設置されている。空気コンプレッサーという用語はここでは、「空気ポンプ」という用語で置きかえられて用いられる。
泡ディスペンサーシステム100は壁据付システムであることもあり、カウンター据付システムの場合もあって、場所から場所へポータブルで据付されていないものや他の如何様な類の泡ディスペンサーシステムでよい。泡ディスペンサー101は空気コンプレッサー150がそこに固定されているものを含む。空気コンプレッサー150は泡ディスペンサー101に永続的に据え付けられているものもある。空気コンプレッサー150は流路又は空気通路152を含み、継手を伴って空気入口124及び他の空気通路152に取り外し可能に接続されている。オプションとして、継手154はポンプ120に固定されていてもよい。一実施形態では、継手154は二つの部品の継手であって、一つはポンプ120に接続されて他の一つは空気通路152に接続されている。一実施形態では、継手154は空気入口124又は空気コンプレッサー150の空気通路152にオス側の嵌めこみで成って、一方はメス側の嵌めこみとなっている。したがって、空気コンプレッサー150を取り外すこともなく、再充てんユニット110とポンプ120はディスペンサー匡体102から取り外し、廃棄可能である。継手154はクイックリリース継手、取り外し可能なスナップ・フィット継手、取り外し可能な圧入フィット継手又は例えば泡又はフレキシブルな部材で空気通路152とポンプ120の間のシールを圧縮されて形成するようなものでもよい。空気コンプレッサー150はどのようなタイプの空気コンプレッサーでもよく、例えば、圧縮可能なベロー、ロータリ空気コンプレッサー、ピストン空気コンプレッサー、ファン、コンプレッサー、容積式ポンプ又はこれらのようなものでよい。
容器112は液体リザーバ114を形成する。液体リザーバ114は、ディスポーザル可能な再充てんユニット110内に泡生成可能な液体のサプライを含んでいる。様々な実施形態では、内包されている液体は、例えば、石鹸、衛生剤、クレンザー、抗菌剤又は他の泡生成可能な液体である。代表的なディスポーザル可能な再充てんユニット110では、液体リザーバ114は折り畳み可能な容器112によって形成され、薄いプラスチック又はフレキシブルなバッグのような容器から成っている。他の実施形態では、液体リザーバ114は強固な匡体部材によって形成されているものもあり、又は泡生成可能な液体を漏らすことなく含む他の好適な構成を有する。容器112は、有利には再充てん可能であり、交換可能であり又は再充てん可能でありかつ交換可能である。他の実施形態では、容器112は、再充てん可能でも交換可能でもないものもある。
ディスポーザル可能な再充てんユニット110に導入されているリザーバ114に保存されている液体が尽きたとき、あるいは導入されている再充てんユニット110がそうでなくても故障すると、導入されている再充てんユニット110はその泡ディスペンサーシステム100から取り除かれる場合がある。空のあるいは故障したディスポーザル可能な再充てんユニット110は、それから新しいディスポーザル可能な再充てんユニット110と液体が満タンにされたリザーバ114も含めて交換可能である。空気コンプレッサー150は泡ディスペンサー101内に残り、ディスポーザル可能な再充てんユニット110は交換される。一実施形態では、空気コンプレッサー150もまたディスペンサー101の匡体102から取り外し可能であり、ディスポーザル可能な再充てんユニット110から分離されて、空気コンプレッサー150はディスペンサー101を交換せずに交換可能であるか、代替として、交換後再充てんユニット110に接続される。以下により詳細に記載されるように、衛生シールを用い、空気コンプレッサー150を液体ポンプ120部から隔離させて、空気コンプレッサー150機構が泡ディスペンサーシステム100の動作中に液体と接触させないようにしているものもある。
ディスペンサー101の匡体102は、さらに一つ又は複数の駆動部材104を含み、液体ポンプ102及び空気コンプレッサー150を駆動する。ここで用いられているように、アクチュエーター又は駆動機構は一又は複数の部品を含みディスペンサー101に液体、空気又は泡を移動させる。アクチュエーター104は汎用に図示されている、というのは、泡ディスペンサーシステムに使用できる多種のポンプアクチュエーターがあるからである。泡ディスペンサーシステム100のアクチュエーターはどのようなタイプのものでもよく、例えば、マニュアルレバー、マニュアル引張り棒、マニュアル回転可能クランク、電子的駆動アクチュエーター又は、泡ディスペンサーシステム100内の液体ポンプ120及び空気コンプレッサー150を駆動するための他の手段等がある。電子アクチュエーターは、加えて、センサーを含み、タッチレス操作のハンズフリーディスペンサーシステムを提供可能である。多様な中間リンクはアクチュエーター部材104をシステム匡体102回のポンプ120及び又は空気コンプレッサー150に接続する。
代表的な液体ポンプ120と空気コンプレッサー150は水平ポンプである。すなわち、ポンプはほぼ水平動に駆動される。外部アクチュエーター104がどのようにでも操作されて、中間リンク機構がモーションをほぼ水平のモーションに変換して液体ポンプ120と空気コンプレッサー150を起動する。図示されているように、ディスペンサー101は、ヒンジ103によって匡体102に固定されているマニュアルアクチュエーターレバー104を含む。一実施形態では、アクチュエーターレバー104はピボット接触の部材105を含んでアクチュエーターアーム156に接触してポンプ120と空気コンプレッサー150を起動する。ポンプ120は、匡体102の底の下方から伸びるディスペンサーノズル122を含む。加えて、再充てん保持ブラケット180が匡体102に固定されている。再充てん保持ブラケット180は泡ディスペンサー101内の再充てんユニットを取り外し可能に保持する。再充てんユニット110、液体ポンプ120と出口ノズル122を含み、しっかりと挿入でき、泡ディスペンサー101から空気コンプレッサー150を泡ディスペンサーから取り外さずに、取り外される。したがって、液体に接触する全ての部材は、「濡れ部品」は、液体に接触しない構成要素を廃棄する必要もなく、ディスポーズすることがも可能である。
図2に汎用ディスペンサー101の実施形態の透視図を図示する。ディスペンサー101は匡体102を含み、図で匡体は説明のために透明に描かれている。匡体102はヒンジ203が付される正面部102を含む。匡体102の正面部は、(図示しない)再充てんユニットをディスペンサー101に挿入するために廻り落ちる。図について議論されたように、匡体102の正面部205はアクチュエーターレバー104を含む。匡体102は開口220をその底に含み、ノズル122が泡をディスペンサー101の下方に位置される対象物に向けてディスペンスすることを可能とする。匡体102には空気コンプレッサー150から固定されている。
一実施形態では、空気コンプレッサー150はシリンダー208を含む。シリンダー208は側壁と底壁を含む。ピストン206はシリンダー208内にフィットしてシール部材401(図4)がピストン206の外壁とシリンダー208内壁との間にシールを作る。ピストン206にはアクチュエーターアーム156が固定されている。アクチュエーターアーム156は、一対のエクステンション202を含み、交叉部材204とリンクされている。空気コンプレッサー150は、空気コンプレッサー出口152も含み、液体ポンプ120と取り外し可能に繋げてある。一実施形態では、空気コンプレッサー150は空気入口404(図4)及び一方通行の空気入口弁406を含む。一方通行の空気入口弁406は、空気が空気コンプレッサー150に入って空気チャンバー410を再チャージすることを可能とする。加えて、一実施形態では、空気コンプレッサー150は、片寄せ部材402を含み、ピストン206をその最も外側の位置に動かし、空気チャンバー410を再チャージする。
図3は、ポンプ120と容器112を含む再充てんユニット110の代表的な実施形態を図示する。容器112は、首部302を含む。ポンプ120は、容器112の首部302に圧着によって接続されている、オプションとして、キャップ(図示しない)がポンプ120を容器112に接続こともある。それでも、他の手段、例えば、圧着、溶接、接着、摩擦接合、等もポンプ120と容器112の接合に用いてよい。
ポンプ120は、液体チャンバー320を内蔵するポンプ匡体306を含む。ポンプ匡体306は入口開口312を含む。一方通行の液体入口弁314は入口開口312に位置される。液体入口弁314の上部はスロットを含み(図示しない)、液体はパススルーして入口開口312に流入する。オプションとして、追加の入口開口が備えてもよい。一方向入口弁314はどのようなタイプのものでもよく、例えば、フラッパー弁、コニカル弁、プラグ弁、傘弁、ダックビル弁、スリット弁、マッシュルーム弁の類のようなものでもよい。一方向入口弁314は液体が液体チャンバー320からの流入を可能とし、液体が液体チャンバー320から容器に112に逆流出するのを防止させる。ポンプ匡体306は液体出口開口330を含み、一方向液体出口弁332がそこに付属されている。一方向液体出口弁332は、どのようなタイプのものでもよく、例えば、フラッパー弁、コニカル弁、プラグ弁、傘弁、ダックビル弁、スリット弁、マッシュルーム弁のように圧力下で液体が液体チャンバー320から出られるものであればよいが、空気、液体又は泡の液体チャンバー320へ開口320を通じて流入させるものではない。
少なくとも一部が液体チャンバー320に位置されているのがスリーブ324である。スリーブは、ポンプ匡体306がきつい公差でなくても、ポンプ匡体になくても緩みや凹凸があっても差支えない様にしている。幾つかの実施形態では、ポンプ匡体206は凸凹がある断面であり、凸凹のあるプラグを有する。スリーブは、より精度の高く作製されて高い公差を持ってポンプチャンバー320に挿入される。液体のぴったりしたシールは液がスリーブ324の周囲の液体チャンバー320やポンプ210から流出するのを防止し、スリーブ324をポンプ匡体306に固定する。液体のぴったりしたシールはスリーブ324のエンドキャップ358に形成されて液体チャンバー320内の一端近くにぴったりと接合されている。エンドキャップ358は開口をシールしピストン350を保持する。オプションとして、エンドキャップ358は匡体306に接着、溶接又はそのような手段で固定されている。
通路360がスリーブ324の外側と液体チャンバー320の内壁の間にある。通路320は液体が液体チャンバー320に流入、流出を許し、それはスリーブ324内部も含む。スリーブ324は円筒形又は外側に拡がるリブであって液体チャンバー320の壁と繋がるものでもよい。リブ(図示しない)はリブによって作成される開放領域に複数の通路360を作成するのを容易にする。
スリーブ324は、入口弁314及び出口弁332が液体チャンバー320のどこに沿って配置されてもよいとする。したがって、液体入口開口312及び液体出口開口330は、有利に位置取りされる。加えて、ピストンヘッド352は入口弁314と出口弁332を過ぎて移動する。例えば、一実施形態では、液体入口開口312は再充てんユニット101の前に近く位置して、泡がディスペンサー100の後ろからずっと離れた位置にディスペンスするものもある。一実施形態では、液体入口開口312は再充てんユニット101の前近くに位置する。この柔軟性でポンプ210は容易に異なる設計に修正される。容器112の設計の柔軟も許している。例えば、容器112の首302は、再充てんユニット110の中央よりもむしろ再充てんユニット110の前に向って位置される。幾つかの実施形態では、液体入口開口312と液体出口開口330は互いに中央からずれている。一実施形態では、スリーブ324は必要ではない;しかし、その実施形態では、液体入口と液体出口はピストン360の行程が動作中にピストンヘッド352が液体入口312と液体出口330を通過しないように位置されている。
図1に示されている実施形態では、入口弁、出口弁314、332は容器112に中央線に揃って配置されている。一実施形態では、片方又は両方の入口弁、出口弁314、332は容器112の中央線からずれて配置される。他の実施形態では、入口弁、出口弁314、332の双方が容器112の中央線からずれて配置される。片方又は両方が容器の前に接近して配置されることもある。このような実施形態では、容器112の首302は、容器の前に向けてずれてある。ここで用いられているように、「容器112の中央線からずれて」というのは、物体が少なくとも一つの中央線からずれて、必ずしも容器の全ての潜在的な中央線からずれている必要はない。
ポンプ120は、液体ピストン350を含む。液体ピストン350は、液体ピストンシール356を備えるピストンヘッド352を有する。液体ピストンシール356はどのようなタイプのシールでもよく、例えば、ワイパーシール、Oリング、ガスケット又はそのようなものでよい。液体ピストンシール356はスリーブ324の内壁と繋がっている。好ましくは、液体ピストンシール356はスリーブ324と十分に接触して液体がシールを通過しないせず、でも接触はピストン350を移動するのに少ないエネルギーに限られるように接触する。ポンプ120は片寄せ部材(図示しない)を含み、ピストン350に水平外力が作用していないときにはピストン350を外側に移動させている。オプションとして、ピストン350はアクチュエーターアーム156には、アクチュエーターアーム156に力が作用していないときにはピストン350を最も外側に移動させる接続部材(図示しない)を備えるものもある。
ポンプ匡体306は、出口開口330の下流に位置する混合チャンバー336を含む。流体は、一方向弁332を通過し、混合チャンバー336に入る。混合チャンバー336は空気入口124を含む。幾つかの実施形態では、空気入口124は、一方向弁338を含む。一方向弁338はそのような一方向弁でもよく、例えば、これまでに上げられたものでよい。一方向弁338は衛生弁であり、液体又は泡が通り過ぎて空気コンプレッサー150やその他の再充てんユニット110がディスペンサー101から外されてディスペンサー101に残るその他の部材が汚染されるのを防止する。ディスペンサー101に残る部品は液又は泡に汚染されず、バクテリアがディスペンサー内で増殖するのを防止することが望ましい。したがって、ユーザーは、ただ、再充てんユニット110を濡れた部品も含め交換するだけでよく、空気コンプレッサー150を交換する必要もない。
幾つかの実施形態では、ここで開示される空気ポンプ又はコンプレッサーは、そこを通る一方向空気入口弁を有する空気入口を含む。一方向空気入口弁は、空気が空気ポンプへ入り空気ポンプを再チャージするのを可能とする。幾つかの実施形態では、空気入口は泡ディスペンサー匡体の内部に配置されてディスペンサー内部からの空気が空気ポンプの供給に用いられる。ディスペンサー内部からの空気を用いるのは、空気ポンプに空気入口や空気入口弁を通じて湿気が入るのを防止する。防湿材が空気入口を通過して空気ポンプに入るのは許すが、湿気が空気ポンプに入るのは防がれる。好適な防湿材は一方向性織布であって、例えば、Gortex(商標登録)は湿気が空気ポンプに入らない様に調整されている。
幾つかの実施形態では、空気ポンプや空気コンプレッサーは抗菌物質を匡体に含め成形させている。一つの好適な抗菌剤は銀イオン及び/又は銅イオンを含むものである。不揮発性銀、例えば、ガラス、酸化銀、リン酸銀が使われてよい。一つの好適な商業上利用可能な製品は、Thomson Research Associates 社のUltra-Fresh, SA-18である、空気ポンプに用いてよい他の好適な抗菌物質は、ダウケミカル社から調達可能なVinyzene(商標)に限られるものではなく、RTP社からのBisafe、シランベースの抗菌剤製品が利用可能である。抗菌剤は、成形品又は空気ポンプや空気コンプレッサー内でのバクテリアの増殖を防止する。オプションとして、幾つかのタイプの抗菌物質が単独で又は他の抗菌剤と組み合わせて使用可能であり、例えば、浸出又は浸出でない抗菌剤の組み合わせがある。好適な浸出の抗菌剤には、例えば、銀ベースのもの及びトリクロサンベースの抗菌剤がある。銀、銅、銀と銅単体の組み合わせ、銀、銅その他の抗菌剤との組み合わせを用いてよい。ここで用いる銀、銅の用語は、金属タイプの銀、銅に限られることは意図せず、銅、銀の金属塩や他の変形をカバーするものとする。
混合チャンバー336の下流には、泡カートリッジ340がある。一実施形態では、泡カートリッジ340は一又は複数のスクリーンをその中に伴う匡体を有する。オプションとして、泡カートリッジ340は一又は複数のスクリーン、スポンジその他の多孔性部材に置換可能である。加えて、ポンプ匡体306には出口ノズル122が固定されている。
図に示されているように、ポンプ120はコンパクトである。最も小径の液体チャンバー320直径は、十分に効率的で所定の流体容積を移動するエネルギーは同じ容積だが径のより大きな径を有するより直径の大きな液体チャンバーに比べて小さいものである。省エネの採用によって電子ディスペンサーではバッテリーライフが長くなる。加えて、コンパクトな形状は出荷コストを低減できる。さらに空気コンプレッサーを再使用可能となればほぼ「グリーン」製品を供給するので、プラスチック量を減少するし最終的にはゴミ処理量を低減する。
図4は、ディスペンサー匡体102に導入されている再充てんユニット110と図示し、ポンプ120は空気コンプレッサー150に取り外し可能に伴なっている。再充てんユニット110を導入するには、ディスペンサー匡体102は開けられて再充てんユニット110は下方に下げられる。再充てんユニット110が下げられて、液体ポンプ空気入口124は空気コンプレッサー出口152に同軸に揃えられる。一実施形態では、二つのコンポーネントが再充てんユニット110と同軸にされて、ディスペンサーの後方に向けて押され、液体ポンプ空気入口124は空気コンプレッサー出口152にスライドし、ぴったりと合ってシールを形成するに十分である。加えて、ピストン350はアクチュエーターアーム156内にプラグしクロスメンバー204はアクチュエーターレバー104が水平に動作されるとピストン350と連動する。
動作中、泡ディスペンサーシステム100はアクチュエーターレバー104が動いて駆動される。アクチュエーターレバー104は液体ピストン350と空気ピストン206が水平に泡ディスペンサーシステム100の後方に向けて動かせる。液体ピストン350の動作は、水平で液体チャンバー320の容積を減少させる。一旦、圧力が十分に高くなって液体出口弁332の開口圧力より高くなると昇圧された液体が通路360、通路330を通って、液体出口弁332を過ぎて混合チャンバー336へ移動する。空気ピストン206の移動は、空気チャンバー410の容積を減少させて空気チャンバー410内の圧力を上げる。昇圧された空気は、空気出口152をパススルーして衛生弁338を過ぎて、液体ポンプ空気入口124に至り、混合チャンバー336内で液体と混じり、液体/空気の混合物を生成する。液体/空気の混合物は泡カートリッジ340を通過させられてノズル122から泡としてディスペンスされる。
アクチュエーターレバー104を離すと同時に空気コンプレッサー150内の片寄せ部材402は空気ピストン206をディスペンサーシステム100の後方から離して空気チャンバー410の容積を拡大する。衛生弁338は空気が空気チャンバー410から空気コンプレッサー出口152を通って入るのを防止する。したがって、空気は、空気入口404を通って一方向空気入口弁406を通過して空気チャンバー410から引き出される。加えて、液体ピストン330は外方向に動き、液体チャンバー320は拡張し真空を作る。真空圧は液体出口弁330をシールし、一旦真空圧が液体入口弁314の開口圧よりも高くなれば、液体は容器112から液体入口弁314を通って通路360を介して液体チャンバー320へと流入する。ポンプ120と空気コンプレッサー150はここで準備されて次のディスペンスサイクルの準備が完了する。
図5は、他の泡ディスペンサーシステム500の実施形態を図示する。泡ディスペンサーシステム500は、泡ディスペンサー501に用いるディスポーザル可能な再充てんユニット510を含む。ディスポーザル可能な再充てんユニット510は容器512を含み液体ポンプ520と接続されている。液体ポンプ520は空気入口824を含む(図8)。ディスポーザル可能な再充てんユニット510はディスペンサー501の匡体502内に配置されて空気コンプレッサー550と取り外し可能に流体連通で配置されている。泡ディスペンサーシステム500は、壁掛けに据え、カウンターに据付も、据え付けられずに場所から場所へ移動可能にポータブルのものもどのような他の泡ディスペンサーシステムもあり得る。泡ディスペンサー501は、そこに固定されているコンプレッサー550を含む(図6参照)。空気コンプレッサー550は泡ディスペンサー501に永続的に据え付けられているものもある。空気コンプレッサー550は、液体ポンプ520の空気入口824に取り外し可能に接続されている円環の受け手554と共に、流路又は空気通路620を含む(図6)。取り外し可能な接続は、液体ポンプ520の円環の受け手554とに入るスライド部によって達成されている。したがって、再充てんユニット510とポンプ520はディスペンサー匡体502から取り離されて空気コンプレッサーー550を外さずに廃棄可能である。空気コンプレッサー550は2つのピストン付空気コンプレッサーである;しかし、空気コンプレッサー550はどのようなタイプの空気コンプレッサーであってもよく、例えば、ベロー空気コンプレッサー、ロータリ空気コンプレッサー、ピストン空気コンプレッサー、ファン、コンプレッサー、ベローの類である。一つの空気コンプレッサーでもマルチの空気コンプレッサーでもよい。
容器512は、液体リザーバ514を形成する。液体リザーバ514は、ディスポーザル可能な再充てんユニット内に泡生成可能な液体サプライを内蔵する。様々な実施形態で、内蔵されている液体には、石鹸、サニタイザー、クレンザー、抗菌剤又は他の泡生成可能な液体がある。代表的なディスポーザル可能な再充てんユニット510では、液体リザーバ514は、プラスチック容器又はフレキシブルな袋のような容器等、折り畳み可能な容器512によって形成されている。他の実施形態では、液体リザーバ514は、堅固な匡体部材によって形成され、又は他の好適な漏れない構成で泡生成可能な液体を内蔵する。容器512は、有利には充てん可能であり、交換可能又は再充てん可能かつ交換可能である。他の実施形態では、容器512は、交換可能でも再充てん可能でもないものもある。
設置されたディスポーザル可能な再充てんユニット510の貯蔵庫514に蓄えられている液体が尽きる、あるいは、設置されている再充てんユニット510にその他の故障が発生する事態の場合には、設置されている再充てんユニット510は、泡ディスペンサーシステム500から外されることもある。前記空の又は故障したディスポーザル可能な再充てんユニット510は、液体に満たされた液体リザーバ514も含めて新しいディスポーザル可能な再充てんユニット510に交換される。空気コンプレッサー550は泡ディスペンサー501内に止まる一方で、再充てんユニット510は交換される。一実施形態では、空気コンプレッサー550もまたディスペンサー501の匡体502から取り外し可能で、再充てんユニット510から分離されて空気コンプレッサー550はディスペンサー510を交換しなくても交換可能で、代替的に再充てんユニット510から外し接続させる。オプションとして、空気コンプレッサー550は、液体ポンプ520に据え付けられ、再充てんユニットと共に廃棄される。以下に詳細に記述されるように、衛生シールが空気コンプレッサー550を液体と接触する液体ポンプ520部から分離させ、空気コンプレッサー550機構が泡ディスペンサーシステム500が作動中に液体に接触しないようにする。
ディスペンサー501の匡体502は、一つ又はそれ以上のポンプ及び空気コンプレッサー550を起動する駆動部材504をさらに含む。ここで用いられているように、アクチュエーター又は駆動機構は、一つ又は複数のディスペンサー501くに液体、空気又は泡を移動させる部品を含む。泡ディスペンサーシステム500に用いられる様々な異なる種類のポンプアクチュエーターがあって、マニュアル押し棒、マニュアル回転可能クランク、電子駆動アクチュエーター又は他の手段で液体ポンプ520と空気コンプレッサー550を泡ディスペンサーシステム500内で駆動するもの等がある。電子ポンプアクチュエーターは追加でセンサーを含むタッチフリーのハンズフリーディスペンサーシステムを提供する。様々なアクチュエーター部材とポンプ520を中間リンクがシステム匡体502内で接続する。
液体ポンプ520と空気コンプレッサー550の実施例は、水平ポンプである。すなわち、それらはほぼ水平に動作で駆動される。外部アクチュエーター504は、どのような方法で操作されてもよく、中間リンク機構がその動作をほぼ水平に液体ピストンと空気ピストン606に変換して作用すればよい。ディスペンサー501は、匡体502にヒンジ503で固定されているマニュアルアクチュエーターレバー504を含む。一実施形態では、アクチュエーターレバー504は、ピストン602と850に各々接触してポンプ520と空気コンプレッサーを駆動するピボット接触部材505,506を含む。ポンプ520は、匡体502の底面から伸びているディスペンサーノズル522を含む。加えて、再充てん保持ブラケット580が匡体502に固定されている。再充てんブラケット580は、泡ディスペンサー501内で再充てんユニット510を取り外し可能に保持している。再充てんユニット510は、液体ポンプ520と出口ノズル522を含めて、再充てんユニット下部によってしっかりとディスペンサー501に挿入され、上方に持ち上げられて空気コンプレッサー550を泡ディスペンサーから取り外さずに泡ディスペンサー501から外される。
図6には、再充てんユニットのない泡ディスペンサー501の実施例の断面図を描く。泡ディスペンサー501は、匡体502、アクチュエーターレバー504、液体ピストンのピボット接触部材505、空気ピストンのピボット接触部材506及び先に記述したように空気コンプレッサー550を含む。空気コンプレッサー550は匡体502に固定されている。空気コンプレッサー550は、図6及び7について最上に理解される。空気コンプレッサー550は、一対の円筒匡体604を含む。ピストン602はピストン匡体604内を往復動作する。ピストン602は、ピストン602とピストン匡体604の間のシールを形成するシール部材603を含む。一実施形態では、例えば、ばねのような片寄せ部材640が円筒匡体604内に配設されてピストン602を最上点に寄せている。円筒匡体604は、空気出口620及び空気入り口641を含む。一方向空気入口弁643が空気入口641に含まれて空気が円筒匡体604に入っても空気が空気入口641から外へ放出されるのを防止する。空気出口620は円環受け具554に入る。円筒受け具554は外壁606、内壁608及びベース609を有する。開口702はベース609に設けられ、液体ポンプ550の出口ノズル522が再充てんユニット510がディスペンサー501内に導入されるときにパススルー可能とする。
図8は、再充てんユニットの実施例の断面図である。再充てんユニット510は、容器512及びそこに固定されている液体ポンプ520を含む。容器512は、再充てんユニット510は円環突出部806を持つ首部513を含む。液体ポンプ520はポンプ匡体コネクター808を含む。ポンプ匡体808は円環突出部811を含み、円環突出部806はポンプ520を容器512に接続させる。他のタイプの接続が、用いられ、例えば、圧接合結合、溶接、接着、ねじ結合その他のようなものがある。加えて、シール部材(図示しない)がポンプ匡体コネクター808と首部513の間に含まれるて液体がポンプ520と容器512にしっかりと接続されるのを保証する。
ポンプ匡体コネクター808は、ポンプ匡体809に固定される。ポンプ匡体809は、ポンプ匡体コネクター808とは別部品とされることもあり、又は統合されて形成されることもある。ポンプ匡体809は、そこに固定されている一方向入口弁814を有するアパーチャ812を含む。一実施形態では一つ又は複数の液体入口アパーチャ813が提供されて液体が容器512から液体チャンバー870に流れることを可能とする。オプションとして、液体がアパーチャ812を通って入ることもある。一方向液体入口弁814はどのような弁でもよく、フラッパー弁、コニカル弁、プラグ弁、傘弁、ダックビル弁、スリット弁又はマッシュルーム弁等のものの液体が液体チャンバー870から入るのは可能としても液体が液体チャンバー870から容器512に逆流するのを防止するものであればどのようなタイプでもでよい。
ポンプ匡体809はコネクター803を含む、コネクター863はノズル匡体860を結合してスナップ接合で二つを共に結合する。他の好適なタイプの接合も用いられることも可能であり、例えば、プレスフィット結合、接着やその類のものである。
ノズル匡体860は、突出部材861を含みポンプ匡体809の内部に伸びている。ポンプ匡体809とノズル匡体860の間の接続は液体密封のもので、円環溝869及びシール部材871よって実装されている。ノズル匡体860は一方向出口弁832がそこに位置され、そこを通るアパーチャ830を含む。一方向液体入口弁814はどのような弁でもよく、フラッパー弁、コニカル弁、プラグ弁、傘弁、ダックビル弁、スリット弁又はマッシュルーム弁等のものでよい。一つ又は複数の弁832は、液体が液体チャンバー870から出て、出口ノズル匡体860に位置される混合チャンバー880へと流れ入るが、液体、泡又は空気が混合チャンバー880から移動して液体チャンバー870に入るのを防止する。混合チャンバー880の下流には、泡カートリッジがある。泡カートリッジ840は一つ又は複数のスクリーン、スポンジ又は他の出口ノズル匡体860の乱流通路を作る障害物を含み、液体と空気の混合がリッチな泡を生成させる。一実施形態では、泡カートリッジ840は二つ又はそれ以上のスクリーンを含む。泡カートリッジ840の下流には、出口ノズル882がある。
ノズル匡体860は、ノズル匡体860の外部から混合チャンバー880内へ導入される一つ又は複数の開口824を含む。一方向弁825は開口824の近傍に位置して、再充てんユニット510がディスペンサー501内に導入されると液体ポンプ520と空気コンプレッサー550の間の衛生シールを提供する(図9)。一方向弁825は、どのような弁でもよく、フラッパー弁、コニカル弁、プラグ弁、傘弁、ダックビル弁、スリット弁又はマッシュルーム弁等のものでよい。一方向弁825は、液体と泡が空気コンプレッサー550又は再充てんユニット510と共に交換されない他のコンポーネントと接触するようになるのを防止する。
ノズル匡体860は一対の円環溝862と866を含む。ペアシール部材、例えば、O−リング864と868のようなものが溝862、866の各々内に配置される。O−リング864と868は円環保持具554と共に、再充てんユニット510が泡ディスペンサー501に設置されるとシールを形成する。O−リング864と868は円環保持具554の内壁608(図6)に対してシールし、再充てんユニット510が泡ディスペンサー501に挿入されると液体ポンプ520に空気コンプレッサー550との流体連通路としての空気流路910を形成する。オプションとして、O−リング864と868は他のタイプのシール部材、例えば、ワイパーシール、泡スリップ又はその類であってもよい。
泡ディスペンサー501は所望の位置に永続的に又は半永続的に導入されてもよい。再充てんユニット510はディスペンサー501内に設置されてノズル匡体860は円環保持具554内にフィットしシール部材864,868はシールされた空気流路910を形成してノズル匡体860の混合チャンバー880に空気コンプレッサー550との流体連通路を配置する。一つ又は複数のブラケット580が使われて再充てんユニット510をディスペンサー501内に保持する。再充てんユニット510は、ブラケット580を外してディスペンサー501を取り除き、又は再充てんユニットを上方に持ち上げて取り除く。
操作中、泡ディスペンサーシステム500は、アクチュエーターレバー504を押して、液体ピストン850と空気ピストン602をディスペンサーの後方に向けて水平にを動かし、起動される。液体ピストン850の水平の動作は液体チャンバー870の容積を減少する。一旦、圧力が液体出口弁832のクラッキング圧力に打ち勝つと、液体は液体チャンバー870の外に流れ出して混合チャンバー880内に移動する。空気ピストン602の動作は空気チャンバー642の容積を減少し、空気チャンバー642を昇圧する。圧縮空気が空気コンプレッサー出口620を通り、流路910と液体ポンプ空気入口824へ流れ、衛生弁825を過ぎて混合チャンバー850内の液体と混合されて液体/空気混合物を生成する。液体空気混合物は泡カートリッジ840を通らされてノズル522から泡としてディスペンスされる。
アクチュエーターレバー404を離すと、空気コンプレッサー550内の片寄せ部材840は空気ピストン602をディスペンサーシステム500の後ろから離して空気チャンバー642の体積を増加させる。衛生弁825は、空気が空気チャンバー642から入って空気コンプレッサー出口620を通過し、空気が空気チャンバー642から空気口641を通過して一方向弁642を過ぎて引かれるのを防止する。加えて、液体ピストン850はディスペンサーシステム500の後ろから外側へ寄せられる。液体ピストン850は外側へ動き、液体チャンバー870は拡張し真空を作る。真空圧は液体出口弁832をシールし、一旦、真空圧が液体入口弁814のクラッキング圧力よりも強く十分に高くなったら、液体は容器512から流出し、液体入口弁814を過ぎて液体チャンバー870内に流入する。ポンプ520と空気コンプレッサー550は、ここで、プライムされて次のディスペンス・サイクルの準備が完了する。
図10及び11は、泡ディスペンサーと泡ディスペンサーの再充てんユニットに用いて好適なポンプ1000の実施例の断面図である。ポンプ1000は、匡体1002を含む。匡体1002は、入口プレート1008を受入れる。入口プレート1008は、円環突出部1006を含む。容器(図示しない)の首部は円環突出部1006と匡体1002の間に形成される円環溝1004内で受けられる。匡体1002は、容器と何らかの手段によって、例えば、ねじ結合、溶接、接着又はその類で結合可能である。オプションとして、ガスケットも円環溝1004にフィットさせて容器と共に液体密封シールを形成するのを助ける。入口プレート1008は、匡体1002と一体に形成されてもよい。入口プレート1008は、一つ又は複数のそこを貫通する入口アパーチャ1009を含む。加えて、一方向弁1010は入口プレート1008に固定されている。一方向弁1010は、どのようなタイプのものでもよく、例えば、ボールとばね、ポペット弁、フラッパー弁、傘弁、スリット弁又はその類のものでよい。
ポンプ匡体1002は液体チャンバー1012を含む。一実施形態では液体チャンバー1012は円筒形である。液体チャンバー1012内に配置されているのはスリーブ1020である。匡体1002は、液体チャンバー1012の一端に円環突出部1003を含む。スリーブ1020は、円環突出部1003にカラー1023によって固定されている。カラー1023は、開口1025を含む。ピストン1027は、開口1025を通って突出するシャフト1030を含む。ピストン1027はスリーブ1020内を往復動にスライド可能である。ピストン1027は、一端に配置されるダブルワイパーシール1032を含む。ピストン1027の動作は液体チャンバー1012の容積を拡張し収縮させる。ダブルワイパーシール1032は、どのようなタイプのシール部材に置換されてもよく、例えば、0―リング、シングルワイパーシール又はその類である。匡体1002は、ストロークの一端に達するときにピストン1027の頂部と接触しピストン1027の動作を止める突出部材1034を含む。
入口流路1022はスリーブ1020と液体チャンバー1012の壁との間に形成される。入口流路1022はスリーブ1020のまわりに全体に伸びてもよく、又は一つ又は複数のリブ突出部(図示しない)に囲まれて入口流路1022の液体が流路1024からスリーブ1020の内部に流入するものでもよい。出口流路1026はスリーブ1020のまわりに全体に伸びてもよく又は一つ又は複数のリブ突出部(図示しない)に囲まれて流路1028の液体がスリーブ1020の内部から流出するものでもよい。流路1022と流路1026は共通の流路であってもよい。
匡体1002は弁シート1037を含む。匡体1002は下部匡体1035を含む。下部匡体1035は匡体1002と何らかの手段によって接続し、例えば、ねじ結合、スナップフィット結合、溶接、接着又はその類である。下部匡体1035は、内部空洞1039を含む。下部匡体1035は、空気入口1042を形成する第一の円環突出部1040を含む。アパーチャ1044は空気入口を空洞1039と接続する。円環突出部1040は、永続的に泡ディスペンサーと接続される空気源と分離可能に接続されてもよい(図示しない)。分離可能な結合は、例えば、スナップフィット、摩擦フィット、円環突出部1040を出入りスライドするチューブ(図示しない)でもよい。
下部匡体1035は、空洞1039と接続する流路1052を有する第二の円環突出部1050も含む。圧縮可能なチャンバー、例えば、空気ベロー1054が円環突出部1050にを含む。下部匡体1035は匡体1002と接続され、例えば、摩擦フィット、スナップフィット、溶接、接着又はその類によってである。下部匡体1002は、フロア1071を含む。テ―パー部1072がフロア1071から円環出口1074へ伸びている。
空洞1039内にはインサート1073が配設されている。インサート1073は一つ又は複数のコンポーネントで構成されてもよい。インサート1073は円環部材1075で形成される内部空洞1046を含む。内部空洞1046は一方向出口弁1036と片寄せ部材1038を保持する。一方向出口弁は弁シート1037に対してシールする。一方向出口弁1036は、どのようなタイプのものでもよく、例えば、ボールとばね、ポペット弁、フラップ弁、傘弁、スリット弁又はその類のものでよい。加えて、インサート1073は衛生シール1060を含む。衛生シール1060はフレキシブルな部材であって空気を流路1042から空洞1039の上部に取り込むが液体又は泡が流路1042に逆流するのを防止するという一方向弁を形成する。一実施形態では、衛生弁1060はインサート1073と一体に形成されてもよい。衛生弁1060が衛生弁というのは、液体と泡がポンプ1000を含む再充てんユニットと共に廃棄するものではない泡ディスペンサーのコンポーネントへ移動するのを防止するからである。泡生成媒体1070は、一つ又は複数のスクリーン、多孔性部材、じゃま板、スポンジ。泡カートリッジ又はその類であってもよい。泡生成媒体1070は、インサート1073と一体部品であってもよいし、別の部品であってもよい。
スリーブ1020に用いるじゃま板の例は、液体入口及び/又は入口弁1010がスリーブのどの部分の上に位置されても液体チャンバー1012の容積に影響せず又はポンプ1000の効率減少をさせないものである。同様に、液出口及び/又は液体出口弁1036はスリーブのどの部分に配設されて液体チャンバー1012の容積を減少させず、又は、ポンプ1000の効率を減少させないものである。いくつかの実施形態では、液体入口と液体出口は互いにオフセットをおいて位置する。いくつかの実施形態では、ポンプ1000が泡生成ポンプに導入されるとき、液体出口はディスペンサーの前、液体入口よりもより近接して配設される。いくつかの実施形態では、液体入口と液体出口は同軸に沿っている。液体ピストン1027は、ほぼ水平のポンプ軸に沿って動く。いくつかの実施形態では、液体入口弁1010は、ポンプ軸に垂直の軸に沿って動く。いくつかの実施形態では、液体入口弁1010部は、図10及び11に描かれているようにほぼ鉛直軸に沿って動き、水平にも垂直にも折り畳むことができる。
加えて、ポンプ1000は選択されたサブ部品、ポンプ1000、ここで開示されている他の実施形態と同様に、より多くのサブ部品から製造されることもあるし、又はより少ないサブ部品から製造されるものもある。
図10は、ポンプ1000が一杯にチャージされている位置にあるときを図示する。図11はポンプ1000がチャージされ又はプライム状態になっているのを描いている。動作中、ポンプ1000のピストン1027は図10に示されるチャージされていない状態から図11に描かれているようにプライムされている状態に動くと、液体は、液体入口1009を通って液体チャンバー1012へ入り、流路1022、1024を通過してスリーブ1020内部へ流れる。同時に、ベロー1054は圧縮位置から拡張位置へ動く。ベロー1054の拡張位置への動きは、出口1074を通じて空気を引き込み、残余の液体と泡を吸い戻して、ディスペンス・サイクル後に液体が出口1074から漏れ出るのを防止する。
ピストン1074の図11に描かれているチャージ位置から図10に描かれているチャージされていない位置への動きは、液体を液体チャンバー1012(スリーブ1020の中心を含み)から流出させて流路1028、1026を通って液体出口弁1036を通過させ、混合チャンバー1046へと流入させる。同時に、ベロー1054は、折畳まれて空洞1039への「吸い戻し」(サックバック、sack back)動作の間に強制的にすべての液体を引き戻す。加えて、空気源(図示しない)からの空気が空気流路1042からアパーチャ1044を通って、衛生弁1060を過ぎて、部材1075の頂部のまわりに上昇して混合チャンバー1046へ入り、そこに入ってくる液体と混合される。空気と液体の混合物はアパーチャ1062を通って泡生成媒体1070を通過してリッチな泡を生成する。リッチな泡はテ―パー部分1072を通り、容積が減少されて加速され泡生成ポンプ1000から出口を取って出る。
図12は、なお、他の実施形態である水平ポンプ1200を描く。ここで開示されているすべてのポンプの実施例を同様に、ポンプ1200は多くのタイプの容器、ディスペンサー、ここで開示されているこれらのものと共に用いてよい。ポンプ1200は、匡体1202を含む。匡体1202は円環突出部1203を含み、匡体1202の上部と共に容器(図示しない)を受ける円環溝1203Aを形成している。ポンプ1200は容器とどのような手段で接続されていてもよく、それは、例えば、ねじ結合、接着、摩擦フィット、溶接又はその類である。加えて、ガスケット(図示しない)も容器とポンプ1200間にしっかりした液封シールを作る。
匡体1202は匡体1202を通ってポンプチャンバー1220へと入るアパーチャ1204を含む。加えて、一つ又は複数の液体出口アパーチャ1208が含まれ匡体1202に通ずる。一方向チェック弁1206は、液体がポンプチャンバー1220に容器(図示しない)から入ることを可能として液体が出口ポンプチャンバー1220から出て容器へと逆流することを防止する。一方向チェック弁1206は、柄1207を含む。柄1207は、一端に位置する突出部材1209を有する。突出部材1209は、図示にように球形の突出の場合もあり、又は、より低い輪郭形状のものでもよい。突出部材1209はアパーチャ1204を通して押されて一旦アパーチャ1204を通過すると一方向弁1206を正位置に保持する。オプションとして、第二の突出部材1210も柄1207に沿って配設される。第二の突出部材1210は匡体1202の表面に接触して一方向弁1206を正位置に保持するのを補助する。一方向弁1206は、シール部材1211を含む。シール部材1211はコニカル形をなして弾力がある。一実施形態では、一方向弁1206は一単位の弾性片から形成されている。操作中、シール部材1211は変形し、液体が圧力下で容器からポンプチャンバー1220へ通過するのを可能とする。液体チャンバー1220が圧力下におかれると、シール部材1211は円環突出部1203の表面と接触し、液体がポンプチャンバー1220からシール部材1211を流通するのを防止するシールを形成する。
一方向入口弁1206のユニークな特徴には、一方向入口弁1206はポンプ匡体1202にポンプ外から構成されることがある。現液体入口弁はポンプ匡体内部からポンプ匡体に接続されている。加えて、ここに開示され記述されている配置では、液体入口アパーチャ1208の上方に位置する入口弁のシール部材1211が備わり、ポンプチャンバー1220の外側の配置は、ポンプチャンバー1220の内部に位置する一方向弁1206部分が減ぜられて有利である。
オプションとして、他のタイプの一方向チェック弁が用いられ、例えば、フラップ弁、ポペット弁、傘弁、ボールとばね又は他の弁であって液体がポンプチャンバー1220に流入して液体がポンプチャンバー1220から容器(図示しない)へと流入するのを防止するものであればよい。しかし、これらの弁はポンプ匡体内部からポンプ匡体に固定されてものであろう。
少なくとも一部がポンプチャンバー1220に配設されているのがスリーブ1230である。スリーブ1230は、ポンプチャンバー1220内にフィットして収まり、スリーブ1230の外壁と一つ又は複数のポンプチャンバー1220の壁との間に一つ又は複数の流路を作る。流路は、図3,4,10及び11に開示されているポンプについて記述されたものと類似のものであってよい。スリーブ1230は匡体1202にカラー又はエンドキャップ1231によって固定されている。カラー1231は匡体1202に圧着されているものでよく、接着で固定されて、ねじ結合又はその類で固定されてよい。
ピストンヘッド1236は、ピストンロッド1234に固定され往復動にスリーブ1230内を可動であってポンプチャンバー1220を拡張・収縮する。より詳細には先に記述したとおりであるが、スリーブ1230を有することの利点は、ポンプチャンバー1220入口やポンプチャンバー1220からの出口がポンプチャンバー1220又はスリーブ1230の長手方向にどこにでも配設可能であることである。例えば、いくつかの実施形態では、液体入口や液体出口は互いにオフセットしている。一実施形態では、ディスペンサーでポンプ1220の使用されるとき、液体出口はさらにディスペンサーの後ろから離れる位置となる。図12に描かれている実施形態では、わずかにオフセットされるだけであるが、液体入口弁の中央は液体出口弁の中央からオフセットしてずれている。いくつかの実施形態では、これら弁の中央は十分にオフセットされている。
匡体1202は、空洞1270を含む。空洞1270部分は、混合チャンバー1214を形成する。空気入口1212は空洞1270の側壁に配置されている。円環突出部1262は空気入口1212のまわりに外に向い拡張している。円環突出部1262は、空気源(図示しない)が空気をポンプ1200に供給して液体を混合し泡を生成すると共にポンプ1200を接続する手段を形成する。空気源は、ポンプ1200に永続的に付加結合されているコンプレッサーであり、又はポンプ1200に分離可能に接続されている空気源でもよい。空気源は、容積式空気ポンプ、ベローポンプ、ピストンポンプ、ファン、空気コンプレッサー又はその類でもよい。
空洞1270の中には双方向弁1240が配置されている。双方向弁は第一のワイパーシール1242を有し、第二のワイパーシール1244を有するが、双方共にフレキシブルである。第一及び第二のワイパーシール1242、1244は、これらの間に位置する、混合チャンバー1214の一部を形成する。第一のワイパーシール1242は一方向入口弁であり、液体が圧力下で混合チャンバー1214に入ることを可能にする。第二のワイパーシール1244は一方向入口弁であり、空気が混合チャンバー1214に入るのを可能とするが、液体又は空気が空気源(図示しない)に向い逆流するのを防止する。双方向弁1240は、内部通路を流路1241を含む。アパーチャ1246は双方向弁1240の壁を通って液体と空気の混合物が混合チャンバーから流路1241へと移動することを可能とする。双方向弁1240の下端部は出口1256に近接してフレアー形状部を有する。加えて、双方向弁1240は円環突出部1260を含む。円環突出部1260は、匡体1202の表面1248に固定されている。円環突出部1260は表面1248に接着、摩擦フィット、溶接又はその類で固定されてよい。一実施形態では、双方向弁1240は一片の構造物である。いくつかの実施形態では、双方向弁1240の一又は複数のコンポーネントは、分離される部品である。
泡カートリッジ1250は、双方向弁1240のフレアー形状部内にフィットしてぴったり収容される。一実施形態では、泡カートリッジ1250はスクリーン1252を含む。スクリーン1252は、カートリッジに接続されず個々にフレアー部1245に固定される。オプションとして、泡カートリッジ1250は、単に多孔性の部材であり、一連のじゃま板である。
操作中、ピストンヘッド1234は、ポンプチャンバー1220の外側に向い動き、ポンプチャンバー1220を拡張し真空を作り一方向出口弁1242が表面1243に対してシールする。液体は容器(図示しない)から流れ、ポンプチャンバー1220に入って一方向入口弁1206を過ぎる。液体は、スリーブ1230のまわりを、チャンネル1221と1222に沿って流れ、スリーブ1230内部に入る。
ピストンヘッド1234は、ポンプチャンバー1220の後ろに向って内側に動き、ポンプチャンバー1220の容積を減少させる。ポンプチャンバー1220が収縮することによって作られる圧力は、一方向入口弁1206を表面1205に対して密封して強制的に閉じさせる。液体は、ワイパーシール1242を過ぎて混合チャンバー1214に入るよう移動する。空気は、部材1262に接続される空気源(図示しない)から移動し、アパーチャ1212を通って空洞1270に入り、ワイパーシール1244を過ぎて混合チャンバー1214へ入るが、そこでは、空気が液体と混合し空気/液体混合物を生成する。液体と空気は、同時に混合チャンバー1214に入ってよい。オプションとして、そのタイミングは多少ずれて、液体が空気よりも多少早くチャンバーに入り、液体が混合チャンバーに空気が入るよりも先に入り始めてもよい。液体/空気混合物は、空気圧によってアパーチャ1246を通過して流路1241に入り、泡カートリッジ1250を通って泡として出口ノズル1256からディスペンスされる。
ここで記述されている空気コンプレッサーと液体ポンプは第一の状態に戻る片寄せ部材を含んでよい。オプションとして、一又は複数の空気コンプレッサー又は液体ポンプの片寄せ部材は、他の空気コンプレッサー及び/又は液体ポンプを第一の状態に戻してもよい。いくつかの実施形態では、アクチュエーター機構の片寄せ部材は、空気コンプレッサー及び/又は液体ポンプを第一の状態に戻す。なお、空気コンプレッサー及び又は液体ポンプは電子的に操作される場合には、それらは第一の状態に電子的に動かされる。
加えて、一実施形態について記述される部品は、他の実施形態で記述される部品と結合され用いてもよくい。例えば、ポンプ1000について記述された「サックバック(吸い込み)」機構は、他のどのポンプ、再充てんユニット又はディスペンサーと合わせて使用されてもよい。
本発明が、ここに記載された実施形態に描かれ、実施形態は、かなり詳細に記載されているが、出願人は、添付する特許請求の範囲をいかようにも制限、限定する意図はない。追加の利点や修正は、当業者に理解される。其の上、一つの実施形態に記載された要素は、他の実施形態にも採用可能である。したがって、発明は、広い面で、特定の詳細事項に限定されず、各々の機器及び/又は実施例が示され、記載されている。したがって、出願人の一般的発明概念の精神とスコープから乖離しないで、これらの詳細から離れることもあり得る。