JP7441516B2 - 溝蓋保持具及び溝蓋の引き上げ方法 - Google Patents

溝蓋保持具及び溝蓋の引き上げ方法 Download PDF

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Description

本開示は、溝蓋保持具及び溝蓋の引き上げ方法に関する。
側溝は、内部への落下等を防止するため一般にコンクリート製の溝蓋で閉塞されている。よって、側溝の施工後には溝蓋を側溝に敷設する作業が必要となり、このため溝蓋を持ち上げて、側溝の所定の位置に移動させて並べて配置しなければならない。また、一旦敷設されたコンクリート製の溝蓋であっても、側溝を掃除する際などに持ち上げて開く必要が生じる。
歩道用の溝蓋やFRP製の溝蓋は比較的軽いため、手で持ち上げて開けることが容易にできるものの、車道用の溝蓋のように、鋼製の重い溝蓋では、手で持ち上げて開けることが容易でない。例えば50cm×40cm、厚さ15cmの道路用のコンクリート製溝蓋は、その重量が40kg以上もある。このため、例えば図9に示すように、側溝SKを閉塞する溝蓋901の両側に儲けられた窪みを利用して、専用の治具900で係止して、クレーン等で吊り下げて運搬する必要があった。
しかしながら、この方法ではクレーン等の重機を用いる必要があるため、その移動は煩雑であった。また、側溝に複数枚の溝蓋を並べる際は、図9に示すように治具900で吊り下げたまま溝蓋901を、既に側溝SKに並べた他の溝蓋と密着するように配置しようとすると、図において治具900の右側が干渉して抜けなくなる。このため、一旦、溝蓋901を側溝SKの近傍に下ろした上で治具900を外した後、手作業で溝蓋901を側溝SKに落とし込む必要があり、重い溝蓋を手動で移動させねばならず、重労働となっていた。また自重で側溝に重い溝蓋を落とし込む際、コンクリートの溝蓋の割れや欠けが生じるリスクもあった。
特開2001-081856号公報 実開平5-077386号公報
本発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、その目的の一は、重量のある溝蓋でも、引き上げを容易に行えるようにした溝蓋保持具及び溝蓋の引き上げ方法を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明の第1の側面に係る溝蓋保持具によれば、貫通孔の開口された溝蓋を保持するための保持具であって、回動軸を中心に傾動自在に軸支された一対の傾動対と、前記一対の傾動対の各々について、一端側に設けられた、該傾動対の先端部分よりも外径を大きくした鍔部と、前記一対の傾動対の各々について、他端側に設けられた握り部とを備え、前記鍔部は、前記一対の傾動対を、前記回動軸を中心に傾動させて閉じた閉塞姿勢において、溝蓋の貫通孔に挿通可能な大きさに形成されており、貫通孔に傾動対を挿入した姿勢で、前記回動軸を中心に傾動させて拡開した拡開姿勢において、溝蓋の貫通孔の内面に前記傾動対の先端を当接させ、かつ該傾動対の先端と連結された前記鍔部の背面でもって、溝蓋を支承可能に構成できる。上記構成により、従来保持が困難であった溝蓋を、溝蓋に開口された貫通孔を利用して安定的に保持できる。特に従来のように、溝蓋の側面を保持しない構成としたことで、溝蓋保持具で保持した状態で溝蓋を、他の溝蓋の側面に当接させることが可能となり、特に複数の溝蓋を並べる作業を容易に安全に行うことが可能となる。
また、本発明の第2の側面に係る溝蓋保持具によれば、各鍔部が、それぞれ半円形状に形成されると共に、前記一対の傾動対を閉塞姿勢とした状態で、一対の鍔部が合わせられて円形状となるように構成できる。上記構成により、閉塞姿勢で円形状となる鍔部を、溝蓋の貫通孔に挿入し易くして、かつ広い面積で貫通孔の周囲を鍔部で支承して安定的に溝蓋を保持することが可能となる。
さらに、本発明の第3の側面に係る溝蓋保持具によれば、前記鍔部及び傾動対が金属で構成されており、各鍔部を、各傾動対の先端に溶接で固定することができる。上記構成により、傾動対の先端に鍔部を強固に固定して、重い溝蓋でも安定的に保持することが可能となる。
さらにまた、本発明の第4の側面に係る溝蓋保持具によれば、前記一対の傾動対を、アメリカンスコップで構成できる。上記構成により、既存のアメリカンスコップを利用して溝蓋保持具を安価に構成できる利点が得られる。
さらにまた、本発明の第5の側面に係る溝蓋の保持方法によれば、溝蓋保持具を用いて、貫通孔の開口された溝蓋を保持する保持方法であって、回動軸を中心に傾動自在に軸支された一対の傾動対の先端を閉じた閉塞姿勢として、該先端に設けられた一対の鍔部を、溝蓋の貫通孔に挿入する工程と、前記貫通孔に傾動対を挿入した姿勢で、前記回動軸を中心に傾動させて前記一対の傾動対の先端を拡開した拡開姿勢として、溝蓋の貫通孔の内面に前記傾動対の先端を当接させ、かつ該傾動対の先端と連結された前記鍔部の背面でもって、溝蓋を支承した状態で、前記溝蓋保持具ごと前記溝蓋を引き上げる工程と、所望の位置に前記溝蓋を配置した状態で、前記一対の傾動対を前記回動軸を中心に傾動させて先端を閉じた閉塞姿勢として、前記貫通孔から溝部を引き抜く工程とを含むことができる。これにより、従来保持が困難であった溝蓋を、溝蓋に開口された貫通孔を利用して安定的に保持できる。特に従来のように、溝蓋の側面を保持しない構成としたことで、溝蓋保持具で保持した状態で溝蓋を、他の溝蓋の側面に当接させることが可能となり、特に複数の溝蓋を並べる作業を容易に安全に行うことが可能となる。
さらにまた、本発明の第6の側面に係る溝蓋の保持方法によれば、さらに、予め溝蓋を、スペーサを介して載置する工程を含むことができる。このようにして、貫通孔の周囲に、貫通させた鍔部が位置する空間を容易に確保することができる。
本発明の一実施形態に係る溝蓋保持具を閉じた状態を示す斜視図である。 図1の溝蓋保持具を開いた状態を示す斜視図である。 溝蓋を示す分解斜視図である。 鍔部を貫通孔に挿入して傾動対を拡開姿勢とした状態を示す断面図である。 図5Aは、図1の鍔部の底面図、図5B~図5Hは、変形例に係る鍔部の底面図である。 溝蓋保持具を用いて溝蓋を保持する方法の一工程を示す斜視図である。 溝蓋保持具を用いて溝蓋を保持する方法の一工程を示す斜視図である。 溝蓋保持具を用いて溝蓋を保持する方法の一工程を示す斜視図である。 従来の治具を用いて溝蓋を持ち上げ、側溝に並べる様子を示す模式図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施の形態は、本発明の技術思想を具体化するための例示であって、本発明は以下のものに特定しない。また、本明細書は特許請求の範囲に示される部材を、実施の形態の部材に特定するものでは決してない。特に実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、詳細説明を適宜省略する。さらに、本発明を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。
[実施形態1]
本発明の実施形態に係る溝蓋保持具は、貫通孔の開口された溝蓋を、引き上げたり載置する際にこれを保持するための保持具である。このような溝蓋保持具を、図1~図2に示す。これらの図において、図1は本発明の一実施形態に係る溝蓋保持具100を閉じた状態を示す斜視図、図2は図1の溝蓋保持具100を開いた状態を示す斜視図を、それぞれ示している。これらの図に示す溝蓋保持具100は、回動軸11を中心に傾動自在に軸支された一対の傾動対10で構成される。各傾動対10は、その一端側(図1、図2において下端側となる先端13)に、鍔部20を設けている。また各傾動対10の他端側(図1、図2において上端側となる後端)には、握り部12が設けられている。この一対の傾動対10は、使用者が握り部12を操作することで、図1に示すように回動軸11を中心に傾動させて先端の鍔部20を閉じた閉塞姿勢と、図2に示すように先端の鍔部20を開いた拡開姿勢とに切り替えることができる。各傾動対10は細長い棒状とし、中間を回動軸を中心に回動自在に連結している。回動軸は、傾動軸の中央から先端側に近付けることで、てこの原理により開閉時に握り部12の応力を発現させやすくしている。このような一対の傾動対10は、十分な剛性と耐久性を備える材質で構成する。例えば金属製とする。また傾動対10を既存の部材、例えばアメリカンスコップで構成してもよい。このように既存のアメリカンスコップを利用することで、溝蓋保持具100を安価に構成できる利点が得られる。
(鍔部20)
鍔部20は、傾動対10の先端13部分よりも外径を大きくしている。また鍔部20は、一対の傾動対10を、回動軸11を中心に傾動させて閉じた閉塞姿勢において、溝蓋1の貫通孔2に挿通可能な大きさに形成されている。このような溝蓋保持具100を用いて、図3に示すような、中央に貫通孔2を開口した溝蓋1を保持することが可能となる。すなわち、傾動対10を閉塞姿勢として、先端の鍔部20を貫通孔2に挿入した状態で、図4の断面図に示すように、回動軸を中心に傾動対10を傾動させて先端を拡開した拡開姿勢とし、溝蓋1の貫通孔2の内面に傾動対10の先端13を当接させる。この状態で、傾動対10の先端13と連結された鍔部20の背面で、溝蓋1の貫通孔2の周辺を支承することが可能で、溝蓋1を上方に引き上げることが容易となる。なお、鍔部20で溝蓋1の貫通孔2の周辺を支承し易いように、溝蓋1を載置する際はスペーサなどを介在させて、溝蓋1の周囲に空間を形成した状態とすることが好ましい。
このように、従来は保持が困難であった溝蓋1を、溝蓋1に開口された貫通孔2を利用して安定的に保持できる。特に図9に示すような治具900で溝蓋901の側面を保持するような構成としないことで、溝蓋保持具100で保持した状態で溝蓋1を、他の溝蓋の側面に当接させることが可能となり、特に複数の溝蓋を並べる作業を容易に安全に行うことが可能となる。
鍔部20も、十分な強度と耐久性を有する材質で構成する。好ましくは、鍔部20を金属製とする。また、鍔部20と傾動対10を共に金属製とすることで、各鍔部20を傾動対10の各先端13に溶接で固定できる利点も得られる。同じ金属で構成すれば、溶接の強度も向上できる。これにより、傾動対10の先端13に鍔部20を強固に固定して、重い溝蓋でも安定的に保持することが可能となる。
一対の鍔部20は、一対の傾動対10を閉塞姿勢とした状態で、円形状となるように形成することが好ましい。このような構成とすることで、閉塞姿勢で円形状となる鍔部20を、溝蓋1の貫通孔2に挿入し易くして、かつ広い面積で貫通孔2の周囲を鍔部20で支承して安定的に溝蓋1を保持することが可能となる。
各鍔部20は、図5Aの底面図に示すように、それぞれ半円形状に形成することが好ましい。特に溝蓋1の貫通孔2は一般に円形状に形成されるため、これに応じて、一回り小さい円形状に形成することで、貫通孔2に挿入可能な大きさに抑えつつ、挿入後には拡開して、鍔部20の背面も広い面積で溝蓋1の貫通孔2の開口端周囲を保持できる。ただ、鍔部の形状は、必ずしも円形状を二分割した形状に限定されず、溝蓋の貫通孔に応じて、これに挿入可能な任意の形状、大きさとすることができる。例えば図5Bに示す鍔部20Bのように、八角形状を二分割した形状としてもよい。このように角型とすることで、溝蓋保持具の製造時における、鉄板からの鍔部の取り量を多くできることや、加工のし易さ等の利点が得られる。また図5Cに示す鍔部20Cのように、六角形状を二分割した形状としてもよい。このように、一対の鍔部を合わせた状態で多角形状とする場合は、貫通孔に内接する形状とできる。なお、貫通孔が平面視において円形以外の形状に形成されている場合は、これに応じて鍔部の形状も設計できる。例えば貫通孔が矩形状の場合は、図5Dに示すように、貫通孔に応じて鍔部20Dも矩形状を二分割した形状とすることもできる。また一対の鍔部は、同じ形状とすることが好ましいが、これに限定されるものでなく、異なる形状に形成してもよい。例えば図5Eに示すように、上下の鍔部20Eの形状を上下で異ならせてもよい。また以上の例では各鍔部を左右対称な形状とした例を示したが、本発明はこの形状に限らず、例えば図5Fに示すように、鍔部20Fの形状を左右非対称としてもよい。さらに以上の例では鍔部同士の合わせ面を平面状とした例を説明したが、本発明はこのような形状に限定するものでなく、例えば図5Gに示す鍔部20Gように、接合面をギザギザとしたり、図5Hに示す鍔部20Hのように凹凸面状としてもよい。このようにすることで、傾動対10を閉塞姿勢とした状態で鍔部同士の合わせ面を係合させ易くなり、一対の鍔部を連結させて形成される円形などの形状が一意に決まることで、貫通孔への挿入をよりスムーズに行える利点が得られる。
(溝蓋保持具を用いた溝蓋の保持方法)
以下、溝蓋保持具を用いて溝蓋を保持する方法を、図6~図8に基づいて説明する。ここでは、側溝SKに溝蓋1を並べて配置する例を説明する。まず、図6に示すように、溝蓋1を予めスペーサSPなどを介在させて載置しておく。このとき、溝蓋1の貫通孔2が閉塞されないように、スペーサSPと貫通孔2とは位置ずれさせた姿勢に置く。これによって、貫通孔2の周囲に空間を確保する。
次に、一対の傾動対10の先端13を閉じた閉塞姿勢として、先端の鍔部20を、溝蓋1の貫通孔2の上面から挿入する。そして貫通孔2の下面から鍔部20が突き出した状態で、傾動対10を拡開し、溝蓋1の貫通孔2の内面に傾動対10の先端13を当接させると共に、鍔部20が貫通孔2の周囲に張り出した拡開姿勢とする。この状態で、傾動対10を若干引き上げて、鍔部20の背面を貫通孔2の開口端縁に当接させる。これによって図4に示すように、鍔部20で溝蓋1を支承する状態とする。
この状態で図7に示すように、溝蓋保持具100ごと溝蓋1を引き上げる。溝蓋保持具100の引き上げは、握り部12を人手で持って吊り上げることも可能であるが、重量のある溝蓋1に対してはクレーン等の重機を利用して吊り上げることが好ましい。例えば握り手の部分にフックのような、重機等で係止し易い機構を設けてもよい。
このようにして吊り上げた溝蓋保持具100を、所望の位置まで移動させる。ここでは、図8に示すように、側溝SKの、既に並べられた他の溝蓋の横の位置の上方まで、クレーンなどで溝蓋保持具100を移動させた上で、降下させて溝蓋1を側溝SKに載置する。そして傾動対10を傾動させて、先端13を閉じた閉塞姿勢として、貫通孔2から溝部を引き抜く。この方法であれば、図9のように溝蓋の側方を把持しないため、周囲の物体に溝蓋保持具100が干渉することもなく、溝蓋1の側面を他の溝蓋などに密着させた状態まで移動させることができ、また溝蓋1から溝蓋保持具100を開放する作業も支障なく行える。
最後に、必要に応じて図3に示すように、溝蓋1の貫通孔2にフィルタ3を嵌入する。フィルタ3は、貫通孔2を通じて側溝SK内に異物が落下しないように阻止しつつ、雨水などは側溝SKに案内できるようにするための濾過材である。例えば塩化ビニル等の樹脂製の円筒の内部に、可撓性を有する繊維状のフィルタ材を圧入したものが利用できる。
本発明に係る溝蓋保持具及び溝蓋の引き上げ方法によれば、側溝の他、集水枡用の蓋、コンクリートブロックなど、貫通孔を有する重量物の引き上げに好適に利用できる。
100、900…溝蓋保持具
1、901…溝蓋
2…貫通孔
3…フィルタ
10…傾動対
11…回動軸
12…握り部
13…先端
20、20B、20C、20D、20E、20F、20G、20H…鍔部
SK…側溝
SP…スペーサ

Claims (6)

  1. 貫通孔の開口された溝蓋を保持するための保持具であって、
    回動軸を中心に傾動自在に軸支された一対の傾動対と、
    前記一対の傾動対の各々について、一端側に設けられた、該傾動対の先端部分よりも外径を大きくした鍔部と、
    前記一対の傾動対の各々について、他端側に設けられた握り部と、
    を備え、
    前記鍔部は、前記一対の傾動対を、前記回動軸を中心に傾動させて閉じた閉塞姿勢において、溝蓋の貫通孔に挿通可能な大きさに形成されており、
    貫通孔に傾動対を挿入した姿勢で、前記回動軸を中心に傾動させて拡開した拡開姿勢において、溝蓋の貫通孔の内面に前記傾動対の先端を当接させ、かつ該傾動対の先端と連結された前記鍔部の背面でもって、溝蓋を支承可能に構成してなる溝蓋保持具。
  2. 請求項1に記載の溝蓋保持具であって、
    各鍔部が、それぞれ半円形状に形成されると共に、
    前記一対の傾動対を閉塞姿勢とした状態で、一対の鍔部が合わせられて円形状となるように構成されてなる溝蓋保持具。
  3. 請求項1又は2に記載の溝蓋保持具であって、
    前記鍔部及び傾動対が金属で構成されており、
    各鍔部が、各傾動対の先端に溶接にて固定されてなる溝蓋保持具。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載の溝蓋保持具であって、
    前記一対の傾動対が、アメリカンスコップで構成されてなる溝蓋保持具。
  5. 溝蓋保持具を用いて、貫通孔の開口された溝蓋を保持する保持方法であって、
    回動軸を中心に傾動自在に軸支された一対の傾動対の先端を閉じた閉塞姿勢として、該先端に設けられた一対の鍔部を、溝蓋の貫通孔に挿入する工程と、
    前記貫通孔に傾動対を挿入した姿勢で、前記回動軸を中心に傾動させて前記一対の傾動対の先端を拡開した拡開姿勢として、溝蓋の貫通孔の内面に前記傾動対の先端を当接させ、かつ該傾動対の先端と連結された前記鍔部の背面でもって、溝蓋を支承した状態で、前記溝蓋保持具ごと前記溝蓋を引き上げる工程と、
    所望の位置に前記溝蓋を配置した状態で、前記一対の傾動対を前記回動軸を中心に傾動させて先端を閉じた閉塞姿勢として、前記貫通孔から溝部を引き抜く工程と、
    を含む溝蓋の保持方法。
  6. 請求項5に記載の溝蓋の保持方法であって、さらに、
    予め溝蓋を、スペーサを介して載置し、貫通孔の周囲に空間を確保する工程を含む溝蓋の保持方法。
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