JP6053898B1 - 組み立てテント - Google Patents

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Abstract

【課題】強度に関する課題と折り畳みに関する課題を同時に解決した折り畳みテントの提供を図る。【解決手段】サイドフレームF1は、支柱パイプ11と、梁パイプ14と、桁パイプ17と、合掌パイプ21と、棟パイプ24と、縦補強パイプ25から構成されている。中央接続部30によって、縦補強パイプ25と前後の2本の梁パイプ14との3本のパイプの端部同士を着脱可能に接続され、他のパイプは支柱接続部10と合掌接続部20によって回動可能分離不能に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、組み立てテントに関するものである。
従来、組み立てテント、特に祭事用として多用されるテントとしては、支柱と支柱の上方に設けられたシート製の屋根を備えたものが一般的である。
本出願人の実施に係る従来の組み立てテントは、特許文献1や2と基本構造を同じくするもので、フレームとシートとを備えたテントであって、フレームが、支柱パイプ1と、梁パイプ2と、桁パイプ3と、合掌パイプ4と、棟パイプ5とを含む複数のパイプを備えたテントである(図10(A)参照)。支柱パイプ1は、設営場所に設置され上下方向に伸びるもので、左右の両サイドの前後に1本ずつの合計4本が配置され、さらに必要に応じてセンターの前後に1本ずつを含めて合計6本の支柱パイプが配置される。
梁パイプ2は、支柱パイプ1に支柱接続部6により回動可能に接続され、前後の支柱パイプ1の間に前後方向に渡される。この前後の梁パイプ同士は、中央接続部8によって回動可能に接続されている。
桁パイプ3は、前後の支柱パイプ1のそれぞれに支柱接続部6により回動可能に接続され、左右方向に伸びる。
合掌パイプ4は、その下端が前後の支柱パイプ1のそれぞれに支柱接続部6により接続されて、斜め上方向に伸びる。前後の合掌パイプ4同士は、それらの上端で合掌接続部7によって回動可能に接続されている。
棟パイプ5は、合掌接続部7により回動可能に接続されて、左右方向に伸びる。
従ってこれらの各パイプ1、2、3、4、5は、1組のサイド束として、回動可能且つ分離不能に接続され、テントの切り妻を形成する。そしてテントの折り畳み状態では、各パイプが略平行になるように互いに沿わされて省スペース化を図り、テントの組み立てに際しては各パイプを回動させテントのサイドを形成する。
このテントの切り妻の屋根部分は、回動可能に連結された前後の2本の梁パイプ2で1つの梁を形成して3角形の底辺を構成すると共に、前後の2本の合掌パイプ4によって3角形の前後の斜辺を構成したものであり、これによって比較的大きな3角形を構成する。従って、図10(A)(B)(D)に示されるように、前後の2本の梁パイプ2と前後の2本の合掌パイプ4との合計4本のパイプが、閉じた環状を形成するように接続され、折り畳みに際しては、前後の2本の梁パイプ2同士の角度を小さくすると共に、前後の2本の合掌パイプ同士の角度を小さくするようにして、逆Vの字が2つ繋げられた状態を経て、図10(E)の状態となる。
従来のテントの第1の課題(強度に関する課題)
この従来のテントにあっては、一般のテントと同様に、シートが各パイプに被せられて括り付けられることにより屋根が構成されるため、このシート製の屋根に対して下方からの風が吹き上げると、図10(A)の矢印に示すように、中央接続部8が上方に持ち上がるように力を受ける結果、テントが折り畳まれるように軋むことになる。これを防ぐために、特許文献1の図14や、特許文献2では、テントの切り妻の屋根部分の上端寄りの位置に、短い水平な横補強パイプを前後の合掌パイプの間に渡したものが提案されているが、中央接続部8が上方に持ち上がる力に対して抜本的な改善をなし得るものではなかった。
従来のテントの第2の課題(折り畳みに関する課題)
上述のように従来のテントにあっては、上述のように、前後の2本の梁パイプ2と前後の2本の合掌パイプ4との合計4本のパイプが、閉じた環状を形成するように接続され、折り畳みに際しては、前後の2本の梁パイプ2同士の角度を小さくすると共に、前後の2本の合掌パイプ同士の角度を小さくするようにして、逆Vの字が2つ繋げられた状態を経て、図10(D)の状態となる。このように、環状を形成する4本のパイプが分離不能な環状をなすため、折り畳みに際しての自由度が小さくなってしまう。その結果、図10(C)に示すように、梁パイプ2に対して、前後2本の支柱パイプ1を、図示の上下に振り分けるようにして畳まなければ、うまく折り畳むことができない。言い換えれば、梁パイプ2に対して、前後2本の支柱パイプ1を共に、同じ側(上方又は下方の何れか一方)に配置して畳んでしまうと、畳む途中でパイプ同士が干渉してしまい、それ以上の折り畳みが出来なくなる。
これに対して、特許文献3では、合掌接続部7と中央接続部8との間に縦補強パイプ9を配置することによって、上述した従来のテントの第1の課題(強度に関する課題)を解決することが提案されている(図10(E)(F)参照)。
ところが、上述した従来のテントの第2の課題(折り畳みに関する課題)を同時に解決することができず、逆に縦補強パイプ9が増えたため、第2の課題(折り畳みに関する課題)の解決することが一層困難になってしまう。
さらに、特許文献4では、前後左右4本の支柱パイプのそれぞれに、前後左右それぞれの梁パイプと合掌パイプと桁パイプとを回動可能分離不能に接続することによって、前後左右の各支柱毎に4組の束を形成し、さらに、棟パイプは別個に設けるようにした組み立てテントが提案されている。この提案は、前後左右の各支柱パイプ毎に各パイプの束を形成することを基本的な技術思想とするものであり、前合掌パイプと後合掌パイプとを回動可能に接続し、さらに前後の合掌パイプと前後の支柱パイプとを回動可能に接続して、これらの各パイプの束を一体に取り扱えるようにしたものではなかった。

登録実用新案第3133911号公報 特開2001−303800号公報 特開平10−68250号公報 実用新案登録第2576306号公報
本発明が解決しようとする課題は、従来の折り畳みテントが有する2つの課題(強度に関する課題と折り畳みに関する課題)を同時に解決することにある。
本発明は、つぎの構造を備えた折り畳みテントを提供する。
(基本構造)
本発明の折り畳みテントは次の基本構造を備える。
フレームと、前記フレームによって支持されるシートとを備える。前記フレームは、設営場所に設置され上下方向に伸びる前後の支柱パイプと、前記支柱パイプに支柱接続部を介して接続され、前後の前記支柱パイプの間に前後方向に渡される梁パイプと、前後の前記支柱パイプのそれぞれに前記支柱接続部を介して接続され、左右方向に伸びる前後の桁パイプと、前後の前記支柱パイプのそれぞれに前記支柱接続部を介して接続されて、斜め上方向に伸びる前後の合掌パイプと、前後の前記合掌パイプ同士を接続する合掌接続部を介して接続されて、左右方向に伸びる棟パイプと、前記合掌接続部と前記梁パイプとの間に上下方向に渡される縦補強パイプとを備える。
前記梁パイプは、中央接続部を介して互いに着脱可能に接続された前梁パイプと後梁パイプとを備える。前記縦補強パイプの上端は、前記合掌接続部を介して前後の前記合掌パイプに回動可能に接続されている。前記縦補強パイプの下端は、前記中央接続部を介して前記前梁パイプと前記後梁パイプに着脱可能に接続されている。
(サイド束)
前記フレームは、サイド束を含むものとして実施できる。
前記サイド束は、前後の前記合掌パイプと、前記縦補強パイプと、前記前梁パイプと、前記後梁パイプとを少なくとも含む一体の骨組みを構成する。
前後の前記合掌パイプの上端と前記縦補強パイプの上端とが、前記合掌接続部を介して、 回動可能且つ分離不能に接続され、また、前の前記合掌パイプの下端と前記前梁パイプの一端とが、前記支柱接続部を介して、回動可能且つ分離不能に接続され、さらにまた、後の前記合掌パイプの下端と前記後梁パイプの一端とが、前記支柱接続部を介して、回動可能且つ分離不能に接続される。
またさらに、前記棟パイプ、前記桁パイプ、前記支柱パイプの少なくとも1種のパイプがサイド束に含まれるものであってもよい。
(ジョイント構造)
本発明は、次のジョイント構造を提供する。
前記フレームは、前記のパイプ同士の端部同士を嵌合関係にて軸方向に接続するジョイント構造を備える。前記嵌合関係にある一方の前記パイプは、フックを備える。前記嵌合関係にある他方の前記パイプは、レバー軸止部によって起伏回動可能なレバーを備える。前記レバーは、掛け金軸止部によって回動可能な掛け金を備える。
前記レバーは、前記フックに係止可能であり、前記レバーの伏状態で、前記フックと前記レバー軸止部との間の距離が、前記フックと前記掛け金軸止部との間の距離よりも長く、前記レバーの伏状態で、前記掛け金軸止部は、前記フックと前記レバー軸止部とを結んだ線分よりも前記パイプに接近した位置にある。
(ブレス部材)
本発明は、次のブレス部材を提供する。
梁パイプと桁パイプとのうち少なくとも1つの横方向に伸びるパイプと、支柱パイプとの間に、ブレス材が配置される。
前記ブレス材の基端は、前記横方向に伸びるパイプと前記支柱パイプとのうち何れか一方のパイプに回動可能に取り付けられる。前記ブレス材の先端は、前記横方向に伸びるパイプと前記支柱パイプとのうち何れか他方のパイプに着脱可能に取り付けられる。パイプは、受け部とロックカバーとを備え、前記ブレス材は係止部を備える。
前記受け部は、前記係止部を受け入れる受容溝を備え、前記ロックカバーは、回動可能に前記パイプに取り付けられる。前記ロックカバーは、前記受容溝に受け入れられた前記係止部を受け入れるロック溝を備え、前記受容溝と前記ロック溝とは伸びる方向が異なり、前記受容溝と前記ロック溝との交点に前記係止部が位置した状態で、前記ブレス部材の先端が前記パイプに着脱可能に固定される構造を備える。
(座部)
本発明は、次の座部を提供する。
前記支柱パイプは、その下端に座部を備える。
前記座部は、上下にスライド可能に、且つ、回動可能に前記支柱パイプの下端へ取り付けられる。座部が下方に位置している状態で前記支柱パイプに干渉せずに回動可能であり、座部が上方に位置している状態で前記支柱パイプと前記座部が接触して回動が規制されるように構成されている。
本発明は、強度に関する課題と折り畳みに関する課題を同時に解決した折り畳みテントを提供することが出来たものである。
(A)本発明の実施の形態に係る折り畳みテントのフレームの分解斜視図、(B)同テントの斜視図。 (A)同テントのフレームの完成斜視図、(B)同テントのフレームの折り畳み過程1の斜視図、(C)折り畳み過程2の斜視図、(D)折り畳み過程3の斜視図。 (A)折り畳み過程4の斜視図、(B)折り畳み過程5の斜視図、(C)折り畳み過程6の斜視図、(D)折り畳み過程7の平面図。 (A)折り畳み過程8の平面図、(B)折り畳み過程9の平面図、(C)折り畳み過程10の平面図、(D)折り畳み完成状態の斜視図。 (A)同フレームの支柱接続部の斜視図(B)同フレームの合掌接続部の斜視図 (A)同フレームの中央接続部の斜視図、(B)同中央接続部の接続過程1の斜視図、(C)同中央接続部の接続過程2の斜視図、(D)同中央接続部の接続過程3の斜視図。 (A)同フレームのジョイント構造の接続過程1の斜視図、(B)同ジョイント構造の接続過程2の斜視図、(C)同ジョイント構造の接続過程3の斜視図、(D)同ジョイント構造の接続過程4の斜視図。 ブレス部材(A)同フレームのブレス部材の斜視図、(B)同ブレス部材の接続過程1の斜視図、(C)同ブレス部材の接続過程2の斜視図、(D)同ブレス部材の接続過程3の斜視図。 (A)同フレームの座部の接地過程1の斜視図、(B)同座部の接地過程2の斜視図、(C)同座部の接地過程3の斜視図、(D)同同座部の接地過程4の斜視図。 (A)〜(F)はそれぞれ従来の折り畳みテントの説明図。
以下、図面に基づき本願発明の実施の形態を説明する。
この実施の形態に係る組み立てテントは、フレームFとこれに被せられるシートSとを備える。
フレームFは、左右両側のサイドフレームF1と、これらの間に配置される中央のセンターフレームF2とを備える。センターフレームF2は省略して実施することができ、左右両側のサイドフレームF1同士を接続するようにしてもよい。逆にセンターフレームF2を複数用いることにより、テントの横の長さは自由に設定することができる。
(フレームFの概要)
フレームFは、前後の2本の支柱パイプ11(前支柱パイプ12、後支柱パイプ13)と、前後の2本の梁パイプ14(前梁パイプ15、後梁パイプ16)と、前後の2本の桁パイプ17(前桁パイプ18、後桁パイプ19)と、前後の2本の合掌パイプ21(前合掌パイプ22、後合掌パイプ23)と、1本の棟パイプ24と、1本の縦補強パイプ25との合計支柱接続部10本のパイプから構成されている。なお、以下の説明では、前後の区別が必要でない場合には、支柱パイプ11、梁パイプ14、桁パイプ17、合掌パイプ21によって前後の各パイプを代表するものとする。
これら支柱接続部10本のパイプは、左右2箇所の支柱接続部10と中央上部1箇所の合掌接続部20との合計3箇所の接合部材によって回動可能分離不能に接続されている。これによって、折り畳み状態でもこれらのパイプは連結された状態を保ち、1つの部材(サイドフレームF1)としてバラバラにならずに持ち運びすることができる。
組み立て状態では、縦補強パイプ25と前後の2本の梁パイプ14(前梁パイプ15、後梁パイプ16)とが中央接続部30で着脱可能に接合されることによって、強固なテントの骨組みが形成される。なお図では桁と棟との長さが同じに設定された切妻型のものを図示したが、桁が棟よりも長く設定された寄棟型のものとして実施することもできる。
(フレームFの各パイプの接続関係)
各パイプは、金属製管体など従来のテントと同様のものを用いることができる。
左右それぞれの支柱接続部10は、支柱パイプ11と梁パイプ14と桁パイプ17と合掌パイプ21との4本のパイプの端部同士を回動可能分離不能に接続する。
合掌接続部20は、前後の2本の合掌パイプ21(前合掌パイプ22、後合掌パイプ23)と棟パイプ24と縦補強パイプ25との4本のパイプの端部同士を回動可能分離不能に接続する。
中央接続部30は、縦補強パイプ25と前後の2本の梁パイプ14(前梁パイプ15、後梁パイプ16)との3本のパイプの端部同士を着脱可能に接続するもので、折り畳みに際してはこの接続を解除することによりスムーズに折り畳むことができる。
各支柱パイプ11と各梁パイプ14との間、及び、各支柱パイプ11と各桁パイプ17との間には斜めにブレス部材26を渡すことによって、組み立て状態のテントの強度を高めることができるが、一部又は全部を省略して実施してもかまわない。
(強度に関する課題の解決)
梁パイプ14は2本の前梁パイプ15、後梁パイプ16とに2分割されており、これらに縦に配置される縦補強パイプ25を加えた3本のパイプが、折り畳み状態では別々に分離されるが、組み立て状態では、中央接続部30よって接続されることにより、テントが下から風に煽られた場合でも、前後の2本の梁パイプ14(前梁パイプ15、後梁パイプ16)同士が、折り畳まれる方向に動こうとする力に対抗することができ、設計上の本来の3角形の形状を維持することに寄与し得る。
(センターフレームF2について)
センターフレームF2は、サイドフレームF1の変形であると理解されるべきであり、基本的な構造はサイドフレームF1と同一である。異なる点は、前後それぞれの支柱接続部10の左右両側に前後それぞれの桁パイプ17が回動可能分離不能に接続されており、合掌接続部20の左右両側に棟パイプ24が回動可能分離不能に接続されている点だけである。従って、それぞれの支柱接続部10と合掌接続部20とには5本のパイプが回動可能分離不能に接続されている方が折り畳み時のパイプ同士の干渉を抑制する点で好ましいが、次に述べる折り畳み工程や組み立て工程にあっても、サイドフレームF1とセンターフレームF2とは実質的に同じ手順で行うことができる。
(折り畳み工程)
図2(A)の完成状態からの折り畳み工程を説明する。
図2(B)に示すように、前後何れか一方(図では後側)の支柱パイプ11を支柱接続部10から回動して折り曲げる。その際ブレス部材26の接続は解除して支柱パイプ11に沿わせる。
図2(C)に示すように、前後何れか他方(図では前側)の支柱パイプ11を支柱接続部10から回動して折り曲げる。その際、ブレス部材26の接続は解除して支柱パイプ11に沿わせる。この状態で、各支柱パイプ11は各梁パイプ14の下に沿わされる。
図2(D)に示すように、左右方向の棟パイプ24同士及び桁パイプ17同士の接続を外して、左右のサイドフレームF1と中央のセンターフレームF2とを分離する。分離したサイドフレームF1を図3(A)に示す。
図3(B)に示すように、前後の桁パイプ17を支柱接続部10から回動して折り曲げて合掌パイプ21に沿わせる。また棟パイプ24を合掌接続部20から回動して折り曲げて前後いずれか一方の合掌パイプ21に沿わせる。
なお図示はしないが、センターフレームF2では、左右それぞれの桁パイプ17を合掌接続部20から回動して折り曲げて前後それぞれの合掌パイプ21に沿わせる。左右の棟パイプ24については、合掌接続部20から回動して折り曲げて、左右の2本の棟パイプ24を共に前後何れか一方の合掌パイプ21に沿わせる。
図3(C)から図3(D)に示すように、中央接続部30の接続を解除して、前後の梁パイプ14と縦補強パイプ25とを分離する。なお、図3(C)から図3(D)の過程で、サイドフレームF1は地面に寝かされる。
図4(A)に示すように、前後の支柱パイプ11と梁パイプ14を支柱接続部10から回動して折り曲げて合掌パイプ21に沿わせる。
図4(B)に示すように、縦補強パイプ25を合掌接続部20から回動して折り曲げて前後何れか一方の合掌パイプ21に沿わせる。
図4(C)に示すように、前後の合掌パイプ21を合掌接続部20から回動して折り曲げて互いに接近させる。その際、合掌パイプ21に伴い他のパイプも接近することになり、図4(D)に示すように完全に折り畳まれる。
(折り畳みに関する課題の解決)
本発明にあっては、前後の合掌パイプ21同士を合掌接続部20によって回動可能分離不能に接続する構造を採用する組み立てテントにあって、梁パイプ14を前後2本の前梁パイプ15、後梁パイプ16に分割すると共に縦補強パイプ25を配置し、前梁パイプ15、後梁パイプ16及び縦補強パイプ25の3本のパイプの各一端を前後の支柱接続部10と合掌接続部20との3カ所の別々の接続部に対して回動可能分離不能に接続すると共に、前梁パイプ15、後梁パイプ16及び縦補強パイプ25の3本のパイプの各他端を1カ所の接続部(中央接続部30)にて着脱可能に接続したため、前後の合掌パイプ21(前合掌パイプ22、後合掌パイプ23)に対して別々に各パイプを沿わせていくことができる。その結果、最後に前後の合掌パイプ21(前合掌パイプ22、後合掌パイプ23)を回動させることにより、両合掌パイプ21(前合掌パイプ22、後合掌パイプ23)に沿わせたパイプと共に無理なく折り畳むことができるようになったものである。従って、取り扱い説明書を見なくても、それぞれの接続部(支柱接続部10、合掌接続部20、中央接続部30)の折り畳み方向に従って各パイプを回動させるだけで、だれでも簡単且つ確実に折り畳むことができる。
(組み立て工程)
組み立て工程は、上述の折り畳み工程の逆の手順で行えば、簡単に組み立てることができ、組み立てたフレームFにシートSを被せることによって、強度の大きな組み立てテントが完成する。なお、シートSを被せるのは、フレームFの完成後であってもよいが、図2(C)の段階で屋根のシートSを被せるようにしてもかまわない。
(支柱接続部10の具体的構造)
次に、支柱接続部10の具体的構造の一例について図5(A)を参照して説明する。
図5(A)に示されているように、支柱接続部10は、前後何れか一方の支柱パイプ11、梁パイプ14、桁パイプ17、合掌パイプ21の4本のパイプを回動可能に接続する。そのために、支柱接続部10には、各パイプをそれぞれ軸支する回動軸27を備えた部材が用いられている。
なお、この例では、合掌パイプ21に対して、他の3本のパイプ11、14、17が近づいて沿うように回動可能に接続されているため、合掌パイプ21自体は支柱接続部10の部材に対して固定されており、回動軸27を備えていない。但し、合掌パイプ21も支柱接続部10の部材に対して回動可能に接続するようにしてもかまわない。
これらの回動軸27は、それぞれ支柱接続部10の異なる位置に設けられており、各パイプは異なる回動軸27によって支柱接続部10を介して回動可能に接続されている方が折り畳み時のパイプ同士の干渉を抑制する点で好ましい。但し、2本のパイプを共通する一つの回動軸27によって回動可能に接続するようにしてもかまわない。
それぞれの回動軸27の回動の方向は、図3(B)、図4(A)及び図4(B)に示すように、合掌パイプ21に対して、支柱パイプ11、梁パイプ14、桁パイプ17の各パイプが略平行に沿うように回動するように設定される。従って、合掌パイプ21は支柱接続部10に対して回動するようにしておく必要はなく、固定したものであってよい。
(合掌接続部20の具体的構造)
次に、合掌接続部20の具体的構造の一例を図5(B)を参照して説明する。
図5(B)に示されているように、合掌接続部20は、前後両方の合掌パイプ21(前合掌パイプ22、後合掌パイプ23)、棟パイプ24、縦補強パイプ25の4本のパイプを回動可能に接続する。そのために、合掌接続部20には、4本の各パイプをそれぞれ軸支する回動軸27を4つ備えた一つのパイプが用いられている。
これらの回動軸27は、それぞれ合掌接続部20の異なる位置に設けられており、各パイプは異なる回動軸27によって合掌接続部20に回動可能分離不能に接続されている方が折り畳み時のパイプ同士の干渉を抑制する点で好ましいが、その少なくとも2本を共通する一つの回動軸27によって回動可能に接続するようにしてもかまわない。但し、前後の合掌パイプ21(前合掌パイプ22、後合掌パイプ23)同士の基端間の距離は、これらのパイプに対して他のパイプも沿わされて折り畳まれていくため、これらのパイプが干渉しあって折り畳みができなくなることを防ぐために、十分な間隔を隔てておくことが好ましい。
それぞれの回動軸27の回動の方向は、図3(B)、図4(B)〜図4(D)に示すように、前後何れか一方の合掌パイプ21に対して、他のパイプが略平行に沿うように回動するように設定される。従って、前後何れか一方の合掌パイプ21は合掌接続部20に対して回動するようにしておく必要はなく、固定したものであってよい。また、前後何れか一方の合掌パイプ21を合掌接続部20に固定する場合には、固定された合掌パイプ21に対して、縦補強パイプ25と縦補強パイプ25とが沿うように回動軸27の回動の方向を設定することが適当である。
(中央接続部30の具体的構造)
次に、中央接続部30の具体的構造の一例を図6を参照して説明する。
図6に示されているように、前後の梁パイプ14(前梁パイプ15、後梁パイプ16)及び縦補強パイプ25の3本のパイプは、1カ所の接続部(中央接続部30)にて着脱可能に接続されている。この中央接続部30は種々の具体的構造を採ることができるが、この例では、縦補強パイプ25の下端に筒状又は棒状の接続部材31が設けられている。この接続部材31は、組み立て状態で縦補強パイプ25の下端から前後(図6では左右方向)に突出するように設けられている。この接続部材31は、縦補強パイプ25から突出するものであれば一体に設けられているものであってもかまわないが、この例では、回動可能(上下に揺動可能)に設けられているもので、縦補強パイプ25の下端から2つの支持部材32を下方に突出させ、支持部材32同士の間に接続部材31の中央を回動可能に支持させている。このように、接続部材31を縦補強パイプ25に対して回動可能に設けておくことによって、折り畳み時に縦補強パイプ25と接続部材31とを一直線状になすことができ、その結果、折り畳みの際に接続部材31が邪魔になることを抑制することができる。
この接続部材31の両端は、前後の梁パイプ14の端部内にそれぞれ挿入されて固定されるが、逆に前後の梁パイプ14の端部を接続部材31の両端内にそれぞれ挿入されるものであってもよく、挿入と受容の関係は適宜変更し得る。
この嵌合関係で接続するための具体的構造は種々変更することができるが、この例では、次に述べるパイプ同士のジョイント構造40を採用しており、そのためのフック41が両端に設けられている。
(ジョイント構造40について)
図6及び図7を参照して、ジョイント構造40の具体的構造の一例について説明する。
このジョイント構造40は、パイプなどの2本の軸状パイプ同士を、その軸方向に嵌合関係で着脱可能に接合する構造であり、この実施の形態では、上述の梁パイプ14と接続部材31との接合の他、左右の桁パイプ17同士や、左右の棟パイプ24同士の接合に用いられる。また、各支柱パイプ11を着脱可能にするために、用いることもできる。この支柱パイプ11は、支柱接続部10に対して回動可能且つ分離不能に接続して実施することによって、サイドフレームF1とセンターフレームF2の各パイプの束に纏めることができる利点を有する反面、各束の重量が一人で持ち運びするには重たくなり過ぎたり、かさばり過ぎたりする場合には、支柱パイプ11を分離可能にして実施することができる。その際、支柱接続部10には、支柱パイプ11の代わりに、先の接続部材31に示したような短い筒状又は棒状のパイプを回動軸27によって回動可能に設け、この接続用のパイプにフック41を設けておけば良い。そしてこの接続用のパイプを分離した支柱パイプ11の上端に挿入して、フック41の構造によって、固定するようにすればよい。
なお、梁パイプ14、桁パイプ17についても同様であり、同様の構造によって分離可能にして実施することができる。従って、支柱パイプ11、梁パイプ14、桁パイプ17については、その少なくとも1種を他のパイプから分離可能にして実施してもかまわないが、これらを全て分離不能にしておくことで、サイドフレームF1とセンターフレームF2との2種類の骨組みとすることができ、保管、移送、組立を簡潔な構成で実施できる。
このジョイント構造40の構造は、接続関係にある一方に軸状部材に、他方の軸状部材を挿入する。そのためには、一方に軸状部材には、他方の軸状部材が挿入される空間が設けられている。両者をパイプで実施する場合には、一方のパイプの端部の外径を、他方のパイプの端部の内径以下とすればよい。また同じ径同士のパイプを接合する場合には、一方のパイプの先端の外周に、受容パイプ42を設けて、この受容パイプ42の内部に他方のパイプを挿入するようにしてもよい。
図7を参照して具体的に説明すると、一方のパイプには受容パイプ42が設けられ、他方のパイプが受容パイプ42の内部に挿入されて両パイプは両端面が当接して軸方向に移動不能となる(図7(A)から図7(B))。
一方のパイプには、フック41が設けられている。この例では受容パイプ42にフック41が設けられているが、受容パイプ42に設けるのではなくパイプに直接設けてもかまわない。また、フック41と受容パイプ42とは同一のパイプに設けることもできるが、別々のパイプに設けてもかまわない。
他方のパイプには、レバー43がレバー軸止部44によって回動可能に取り付けられている。この回動によってレバー43は、他方のパイプに沿うことができると共に、他方のパイプから離れて起立するように起伏可能に回動することができる。
レバー43には、掛け金45が掛け金軸止部46によって回動可能に取り付けられている。レバー43の伏状態での掛け金軸止部46とレバー軸止部44との位置関係は、フック41からの距離(パイプの軸方向の距離)が、レバー軸止部44よりも掛け金軸止部46の方が長くなるように(言い換えればフック41と掛け金軸止部46の間にレバー軸止部44が位置するように)設定されている。
掛け金45は、図7(B)〜(D)に示すように、略U字状をなし左右の基端が掛け金軸止部46に軸止され、先端がフック41に引っ掛かる係止部となっている。
このジョイント構造40による接続固定の方法は、図7(B)に示すように、両パイプ同士が上記の嵌合関係となった状態で、レバー43を起こして、掛け金45の先端をフック41に引っ掛けて係止する。
次に、図7(C)に示すように、掛け金45を倒していく。
すると、図7(D)に示すように、フック41の係止箇所とレバー軸止部44とを結んだ線分(図示せず)よりも掛け金軸止部46が下方に位置するようになる。言い換えれば、フック41の係止箇所とレバー軸止部44とを結んだ線分を掛け金軸止部46が超えることによって、レバー43は常に伏状態を維持するように他方のパイプに当接することになる。これにより、簡単で確実な接続固定が実現する。
(ブレス部材26について)
次に、ブレス部材26について説明する。
例えば、特許文献1では、フラットバーを用いたブレスが示されているが、この実施の形態では、ブレス部材26にパイプを用いることによってその強度を高めている。
そして、単に強度を高めるに止まらず、次のブレスの接合固定構造50によって固定の確実性を高めている。
具体的には、図8に示すように、ブレスの接合固定構造50として、ブレス部材26の一端(自由端)に棒状の係止部56を設け、梁パイプ14や桁パイプ17のパイプ側には受け部51とロックカバー53とを設ける。
なお、図示は省略するが、ブレス部材26の他端(取り付け端)は、支柱パイプ11に対してブラケットに設けた回動軸などにより回動可能に取り付けられている。
受け部51は、この例ではパイプの図示前後両側に溶接などによって固定されているが、一方の側にのみ設けるものでもかまわない。受け部51には、ブレス部材26の係止部56を受け入れる受容溝52が設けられている。
他方、ロックカバー53は、基端側が回動軸55によって起伏回動可能にパイプに取り付けられており、先端側にロック溝54が設けられている。このロック溝54は、受容溝52に受け入れられた状態の係止部56を受け入れることができるように形成されたもので、ロックカバー53によるロックが完了した段階では、係止部56は、互いに伸びる方向が異なる受容溝52とロック溝54との交点に位置することになる。なお、このロックカバー53についても、パイプの図示前後両側に位置するように略U字状をなしているが、一方の側にのみ設けるものでもかまわない。
このブレスの接合固定構造50による組み立て手順を説明すると、まず、係止前の状態(図8(B))から、ブレス部材26を回動させて、その先端の係止部56を受け部51の受容溝52に挿入する。この状態では、ロックカバー53は起こされている(先端がパイプから離れている)。
次に、ロックカバー53を倒して(先端をパイプに接近させて)、係止部56をロック溝54に侵入させてロックが完了する(図8(C)〜図8(D))。
このように、ロック状態で係止部56は、方向の異なる受容溝52とロック溝54(図では、受容溝52はその開口端から左上へ伸びる溝、ロック溝54はその開口端から右上へ伸びる溝)の交点に位置するため、そのロックが簡単に外れてしまうことが抑制される。より詳しくは、ロックを外すには、ロックカバー53を起こす必要がある。ところが、係止部56は受容溝52内を、斜め下に(正確にはブレス部材26の他端(取り付け端)を中心として下方に)移動しようとする。この係止部56の移動方向に交わるようにロック溝54が伸びているため、係止部56の力はロックカバー53の動きを規制する方向に働くことになり、ロックが簡単に外れてしまうことが抑制されるものである。
なお、係止部56は、図の例ではブレス部材26の自由端に溶接などで固定しているが、ブレス部材26を貫通させてもよく、図の前後いずれか一方のみから突出するものであってもよい。また、突起状の係止部56を溶接などでブレス部材26に設けても良い。
(座部60について)
各支柱パイプ11の下端には、図9に示す座部60が設けられている。
この座部60は、支柱パイプ11の安定性を図るために設けられたものである。座部は従来のテントの支柱にも設けられていたが、ピンによって回動可能に取り付けられていたに止まるため、ぐらつき易いという課題を有していた。
この実施の形態に係る座部60にあっては、回動可能でありながらぐらつきを抑制した構造を提案するものである。
座部60は、平面視円形や矩形などの種々の形状の座板61を備えたものとして実施することができ、必要に応じて釘穴を形成しておいてもよい。座板61からは一対の支持部62が上方に延設され、両支持部62の間に一対の規制部64が設けられている。これらの支持部62と規制部64とは平面視矩形の枠を構成することによって、4枚が互いに補強し合う構造となっているが、別々に設けてもかまわない。
支持部62には縦方向に伸びるガイド部63が開口している。支柱パイプ11の下端寄りにはスライド軸66が設けられており、このスライド軸66が一対の支持部62にスライド可能且つ回動可能に挿通されている。支持部62から突出したスライド軸66の両端には抜け止めが設けられている。これによって、座部60は、支柱パイプ11に対して、回動可能且つ上下にスライド可能に取り付けられている。
規制部64は、支柱パイプ11と座部60との回動を規制するものであり、この例ではその上端が当たり端65となっている。
その作動状態を図9の(A)〜(D)に従って説明する。
図9(A)に示すように、支柱パイプ11が水平の状態(例えば図3(C)の状態)や宙に浮いた状態(例えば図2(C)から図2(B)に至る状態)にあっては、スライド軸66はガイド部63の上部に位置している。この状態では、支柱パイプ11に対して座部60は回動可能となっている。なお、当たり端65は支柱パイプ11の側面に当接した状態となっているが、必ずしも当接させる必要はない。
次に、図9(B)から図9(C)に示すように、支柱パイプ11を徐々に立てていく。
最後に、図9(D)に示すように、支柱パイプ11を下ろせば、スライド軸66はガイド部63の下部に移動すると共に、支柱パイプ11の下端が座板61の上面に接触し、この状態で安定して設置される。なお、この状態から支柱パイプ11を持ち上げることなく傾けた場合には、支柱パイプ11の側面が規制部64に当たることになり、その回動範囲が規制される。支柱パイプ11を回動させるには、図9(C)の状態にまで支柱パイプ11を持ち上げる必要がある。
本発明は種々変更して実施することができるものであり、例えば、各パイプは伸縮可能なパイプや長手方向に着脱可能に接続することができるパイプを用いることもできる。センターフレームF2には、桁パイプ17や棟パイプ24を設けることなく、サイドーフレームF1にのみ設けるようにしてもよい。ジョイント構造40、接合固定構造50、座部60については、本発明の基本構造以外の構造を備えた折り畳みテントにも採用することができるものであり、例えば、特許文献1〜4に示された折り畳みテントにも採用することができる。
F フレーム
F1 サイドフレーム
F2 センターフレーム
S シート
10 支柱接続部
11 支柱パイプ
14 梁パイプ
15 前梁パイプ
16 後梁パイプ
17 桁パイプ
20 合掌接続部
21 合掌パイプ
24 棟パイプ
30 中央接続部
25 縦補強パイプ
26 ブレス部材
27 回動軸
31 接続部材
32 支持部材
40 ジョイント構造
41 フック
42 受容パイプ
43 レバー
44 レバー軸止部
45 掛け金
46 掛け金軸止部
50 接合固定構造
51 受け部
52 受容溝
53 ロックカバー
54 ロック溝
55 回動軸
56 係止部
60 座部
61 座板
62 支持部
63 ガイド部
64 規制部
65 当たり端
66 スライド軸

Claims (8)

  1. フレームと、前記フレームによって支持されるシートとを備え、
    前記フレームは、
    設営場所に設置され上下方向に伸びる前後の支柱パイプと、
    前記支柱パイプに支柱接続部を介して接続され、前後の前記支柱パイプの間に前後方向に渡される梁パイプと、
    前後の前記支柱パイプのそれぞれに前記支柱接続部を介して接続され、左右方向に伸びる前後の桁パイプと、
    前後の前記支柱パイプのそれぞれに前記支柱接続部を介して接続されて、斜め上方向に伸びる前後の合掌パイプと、
    前後の前記合掌パイプ同士を接続する合掌接続部を介して接続されて、左右方向に伸びる棟パイプと、
    前記合掌接続部と前記梁パイプとの間に上下方向に渡される縦補強パイプとを備えた組み立てテントにおいて、
    前記梁パイプは、中央接続部を介して互いに着脱可能に接続された前梁パイプと後梁パイプとを備えたことを特徴とする組み立てテント。
  2. 前記フレームは、前記フレームを構成するパイプの内から選択された2本のパイプ同士の端部同士を嵌合関係にて軸方向に接続するジョイント構造を備え、
    前記嵌合関係にある一方の前記パイプは、フックを備え、
    前記嵌合関係にある他方の前記パイプは、レバー軸止部によって起伏回動可能なレバーを備え、
    前記レバーは、掛け金軸止部によって回動可能な掛け金を備え、
    前記レバーは、前記フックに係止可能であり、
    前記レバーの伏状態で、前記フックと前記レバー軸止部との間の距離が、前記フックと前記掛け金軸止部との間の距離よりも長く、
    前記レバーの伏状態で、前記掛け金軸止部は、前記フックと前記レバー軸止部とを結んだ線分よりも前記パイプに接近した位置にあることを特徴とする請求項1に記載の組み立てテント。
  3. 前記梁パイプと前記桁パイプとのうち少なくとも1つの横方向に伸びるパイプと、前記支柱パイプとの間に、ブレス材が配置され、
    前記ブレス材の基端は、前記横方向に伸びる前記パイプと前記支柱パイプとのうち何れか一方のパイプに回動可能に取り付けられ、
    前記ブレス材の先端は、前記横方向に伸びる前記パイプと前記支柱パイプとのうち何れか他方のパイプに着脱可能に取り付けられ、
    前記パイプは、受け部とロックカバーとを備え、
    前記ブレス材は係止部を備え、
    前記受け部は、前記係止部を受け入れる受容溝を備え、
    前記ロックカバーは、回動可能に前記パイプに取り付けられ、
    前記ロックカバーは、前記受容溝に受け入れられた前記係止部を受け入れるロック溝を備え、
    前記受容溝と前記ロック溝とは伸びる方向が異なり、前記受容溝と前記ロック溝との交点に前記係止部が位置した状態で、前記ブレス部材の先端が前記パイプに着脱可能に固定される構造を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の組み立てテント。
  4. 前記支柱パイプは、その下端に座部を備え、
    前記座部は、上下にスライド可能に、且つ、回動可能に前記支柱パイプの下端へ取り付けられ、
    前記座部が下方に位置している状態で前記支柱パイプに干渉せずに回動可能であり、前記座部が上方に位置している状態で前記支柱パイプと前記座部が接触して回動が規制されるように構成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の組み立てテント。
  5. 前記縦補強パイプの上端は、前記合掌接続部を介して前後の前記合掌パイプに回動可能に接続され、
    前記縦補強パイプの下端は、前記中央接続部を介して前記前梁パイプと前記後梁パイプに着脱可能に接続され、
    前記フレームは、サイド束を含み、
    前記サイド束は、前後の前記合掌パイプと、前記縦補強パイプと、前記前梁パイプと、前記後梁パイプとを少なくとも含む一体の骨組みを構成し、
    前後の前記合掌パイプの上端と前記縦補強パイプの上端とが、前記合掌接続部を介して、 回動可能且つ分離不能に接続され、
    前の前記合掌パイプの下端と前記前梁パイプの一端とが、前記支柱接続部を介して、回動可能且つ分離不能に接続され、
    後の前記合掌パイプの下端と前記後梁パイプの一端とが、前記支柱接続部を介して、回動可能且つ分離不能に接続されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の組み立てテント。
  6. 前記サイド束は、前記棟パイプを含み、
    前記棟パイプは、前記合掌接続部を介して、他のパイプに回動可能且つ分離不能に接続されたことを特徴とする請求項5に記載の組み立てテント。
  7. 前記サイド束は、前記桁パイプを含み、
    前記桁パイプは、前記支柱接続部を介して、他のパイプに回動可能且つ分離不能に接続されたことを特徴とする請求項5又は6に記載の組み立てテント。
  8. 前記サイド束は、前記支柱パイプを含み、
    前記支柱パイプは、前記支柱接続部を介して、他のパイプに回動可能且つ分離不能に接続されたことを特徴とする請求項5〜7の何れかに記載の組み立てテント。
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