JP7440040B2 - 避難用シュート - Google Patents
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上屈曲部17に直交する方向(さらに詳しくは後述する上屈曲部上面17aに直交する方向)を上下方向Zとする。上屈曲部17が水平面に置かれた場合は、上下方向Zは、鉛直方向である。上下方向Zにおいて、避難用シュート1が使用状態かつ上屈曲部17が水平面に置かれたと仮定した場合の上屈曲部17の下面(上屈曲部下面17b)から上面(上屈曲部上面17a)に向かう側を上側Z1とする。上下方向Zにおける上側Z1とは逆側を、下側Z2とする。なお、上屈曲部17は、水平面に置かれなくてもよく、略水平面に置かれてもよい。上下方向Zに直交する方向であって、上屈曲部17の滑降部11とは反対側の端部から、上屈曲部17の滑降部11側の端部に向かう側を、前後方向Xの前側X1とする。前後方向Xにおける前側X1とは逆側を、後側X2とする。滑降部11が車両Cの外部に配置され、上屈曲部17が車両Cの内部(例えば床)に置かれた場合、前後方向Xは、車両Cに対して避難者が出入りする方向であり、前側X1は、避難者が車両Cの内部から車両Cの外部に出る側である。上下方向Zおよび前後方向Xのそれぞれに直交する方向をシュート幅方向Yとする。
少なくとも、側壁部20(滑降側壁部21および上側壁部27のそれぞれ)は、ガスが供給されることで膨らむことが可能(ガスによる膨張が可能)である。滑降部11は、ガスによる膨張が可能でもよく、可能でなくてもよい(脚部12および上屈曲部17も同様)。例えば、滑降部11は、ガスによる膨張が可能でないシートなどでもよい(上屈曲部17も同様)。シュート本体10のうちガスによる膨張が可能な部分は、互いに連通されていてもよく、連通されていなくてもよい。例えば、滑降側壁部21と上側壁部27とは、互いに連通してもよく、連通しなくてもよい。滑降側壁部21と上側壁部27とが互いに連通しない場合は、滑降側壁部21と上側壁部27とに別々にガスが供給される。例えば、脚部12は、側壁部20と内部で連通していなくてもよく、側壁部20とは別に(独立して)ガスによる膨張が可能でもよい。なお、脚部12は設けられなくてもよい。以下では、滑降部11、脚部12、上屈曲部17、および側壁部20が、互いに連通し、ガスによる膨張が可能である場合について説明する。
避難用シュート1は、次のように使用状態から格納状態に変えられる。シュート本体10の内部のガスが、排気部50を介して、シュート本体10の外部に抜かれる。そして、図5に示すように、避難用シュート1が、平面状に広げられた状態である伸展状態にされる。ここでは、避難用シュート1が伸展状態のときに、上屈曲部上面17aが鉛直上向きを向く場合(「上側Z1」が鉛直上向きである場合)について説明する。伸展状態の避難用シュート1が畳まれることで、避難用シュート1が格納状態とされる(図8などを参照)。避難用シュート1の格納状態には、例えば、第1タイプ(図8参照)、第2タイプ(図10参照)、および第3タイプ(図12参照)がある。避難用シュート1を、あるタイプの格納状態にするための畳み方の手順は様々に存在するところ、以下では、畳み方の手順の一例を説明する。
避難用シュート1が、伸展状態(図5参照)から第1タイプの格納状態(図8参照)に変えられる手順の一例は、次の通りである。
図5に示す脚部支持部15が、脚部本体部13と対向するように、脚部本体部13に対して折り畳まれる。例えば、図6に示すように、脚部支持部内側面15bが脚部後面13bと対向するように、脚部支持部15が、脚部本体部13に対して折り畳まれる(この折り畳みの向きは逆でもよい)。また、図5に示す滑降側壁部21が、滑降部11と対向するように、滑降部11に対して折り畳まれる。例えば、滑降側壁部内側面21bが滑降面11aと対向するように、滑降側壁部21が、滑降部11に対して折り畳まれる(図6参照)(この折り畳みの向きは逆でもよい)。また、図5に示す上側壁部27が、上屈曲部17と対向するように、上屈曲部17に対して折り畳まれる。ここでは、上側壁部内側面27bが上屈曲部上面17aと対向するように、上側壁部27が、上屈曲部17に対して折り畳まれる(図6参照)。
図7に示すように、シュート本体10の脚部12側の部分から、シュート本体10の上屈曲部17側の部分に向かって、シュート本体10がロール状に巻かれる(ロール状に巻かれた部分を、ロール体Rとする)。すなわち、シュート本体10のうち、図1に示す使用状態のときに下側Z2に配置される部分から、使用状態のときに上側Z1に配置される部分に向かって、図7に示すようにシュート本体10がロール状に巻かれる。さらに詳しくは、図1に示す使用状態のときに脚部12の下側Z2部分となる部分から、脚部12の上側Z1部分となる部分に向かって、図7に示すように脚部12がロール状に巻かれる。また、図1に示す使用状態のときに滑降部11の下側Z2部分となる部分から、滑降部11の上側Z1部分となる部分に向かって、図7に示すように滑降部11がロール状に巻かれる。このとき、滑降部11がロール状に巻かれるのと同時に、滑降側壁部21もロール状に巻かれる。具体的には、図1に示す使用状態のときに滑降側壁部21の下側Z2部分となる部分から、滑降側壁部21の上側Z1部分となる部分に向かって、図7に示すように滑降側壁部21がロール状に巻かれる。
図5に示す脚部前面13a、滑降面11a、および上屈曲部上面17aを、シュート本体10の「表面」とする。図2に示す脚部後面13b、反滑降面11b、および上屈曲部下面17bを、シュート本体10の「裏面」とする。図7に示すようにシュート本体10がロール状に巻かれたとき、シュート本体10の表面(滑降面11aなど)は、シュート本体10の裏面(反滑降面11bなど)よりもロールの内側に配置される。上記「ロールの内側」は、ロール体Rの中心側(巻き始め側)であり、例えばロール体Rが円柱状であると仮定すれば径方向内側(内周側)である。具体的には例えば、図2に示すように、滑降面11aの一部(特定の部分)を滑降面特定部11a1とする。反滑降面11bの一部を反滑降面特定部11b1とする。反滑降面特定部11b1は、シュート本体10が使用状態のときに滑降部11の厚さ方向に滑降面特定部11a1と対向する部分である。ロール状に巻かれたシュート本体10(図7参照)では、滑降面特定部11a1は、反滑降面特定部11b1よりもロールの内側に配置される(脚部12および上屈曲部17も同様)。
図7に示すロール体Rが、ガス供給部30を覆うまで巻かれる(図7の矢印T1を参照)。その結果、図8に示すように、ガス供給部30は、上側壁部27と滑降部11との間に配置される(挟まれる)。よって、ガス供給部30が誤操作されることが抑制される。例えば、避難用シュート1が収納場所から取り出されるときや、避難用シュート1の設置の段取り時に、ガス供給部30が誤操作されることが抑制される。
避難用シュート1が、伸展状態(図5参照)から第2タイプの格納状態(図9参照)に変えられる手順について、上記の第1タイプ(図8参照)の格納状態に変えられる場合との相違点を説明する。
図7に示すように、シュート本体10が、ガス供給部30の近傍まで、上記と同様にロール状に巻かれる。そして、ロール体Rが、ガス供給部30の近傍まで巻かれたロール体Rの回転方向とは反対側に折り返される(図7の矢印T2を参照)。このとき、ロール体Rが、上屈曲部下面17b(図2参照)と対向するように折り返される。このとき、シュート本体10のうち折り返された部分を、図10に示すように、折り返し部Fとする。
このようにシュート本体10がロール状に巻かれるとともに折り返し部Fで折り返される結果、ガス供給部30は、ロール体Rよりもロールの外側に配置される(露出する)。「ロールの外側」は、上記「ロールの内側」のとは反対側であり、例えばロール状が円柱状であると仮定すれば径方向外側(外周側)である。
避難用シュート1が、伸展状態(図5参照)から第3タイプの格納状態(図12参照)に変えられる手順について、上記の第1タイプ(図8参照)との相違点を説明する。図6に示すように、脚部支持部15および側壁部20が折り畳まれた状態とされた後、図11に示すように、第1タイプの格納状態とは逆向きにロール体Rが巻かれる。さらに詳しくは、図7に示すように、第1タイプの格納状態では、シュート本体10の表面(滑降面11aなど)が、シュート本体10の裏面(反滑降面11bなど)よりもロールの内側に配置されるように、シュート本体10がロール状に巻かれた。一方、図11に示すように、第3タイプの格納状態では、シュート本体10の裏面(反滑降面11bなど)が、シュート本体10の表面(滑降面11a)などよりもロールの内側に配置されるように、シュート本体10がロール状に巻かれる。
このようにシュート本体10がロール状に巻かれる結果、図12に示すように、ガス供給部30は、ロール体Rよりもロールの外側に配置される(露出する)。なお、図11に示すロール体Rがガス供給部30の近傍まで巻かれ、上記「(ロール体Rの折り返し)」と同様の折り返しが行われてもよい。この場合、第1タイプの格納状態(図8参照)と同様に、ガス供給部30は、上側壁部27と滑降部11との間に配置される。
避難用シュート1は、次のように格納状態から使用状態に変えられる(展開される)。図3に示す連動機構37が操作されることで、ガス供給部30からシュート本体10の内部へのガスの供給が開始される。すると、図9に示すように、シュート本体10が膨らみ、展開される。そして、図2に示すように、避難用シュート1が使用状態になる。格納状態から使用状態への展開の手順の具体例は、次の通りである。
図8に示すように、避難用シュート1が第1タイプの格納状態で格納された場合の、避難用シュート1の展開の手順の一例は、次の通りである。格納状態の避難用シュート1が、車両C(図2参照)の床面に置かれる。このとき、上屈曲部下面17bが下(鉛直下向き)を向くように、避難用シュート1が置かれる。上記のように、避難用シュート1が畳まれたとき(展開状態から格納状態に変えられたとき)に、図6に示す上側壁部内側面27bが上屈曲部上面17aと対向するように、上側壁部27が、上屈曲部17に対して折り畳まれた。よって、図8に示すガス供給部30よりも上側Z1のロール体Rが、ガス供給部30よりも前側X1に移動させられると、ガス供給部30が露出される。
図3に示す連動機構37が操作されることで、操作部35fに対してガス供給開始操作が行われる。さらに詳しくは、操作者が、持ち手部37bを、例えば後側X2に移動させる(操作する、例えば引っ張る)。すると、持ち手部37bにつながれた線状部37aが、後側X2に移動する(引っ張られる)。すると、線状部37aにつながれた複数の操作部35fが、連動して(同時に)、本体部35aに対して後側X2に操作される(例えば回転する)。操作部35fが操作されると、図4に示す針状部35dが、往復運動する。さらに詳しくは、針状部35dが、ガスボンベ31に近づき、ガスボンベ31に突き刺さり、ガスボンベ31に孔をあけた後、ガスボンベ31から離れ、元の位置(ガス供給開始操作が行われる前の位置)に戻る。すると、ガスボンベ31の内部のガスが、ガスボンベ31から開放され、膨張する。このガスが、ガスボンベ31の内部から、ガス通路35bを通り、シュート本体10の内部に供給される。このとき、複数のガスボンベ31が同時に、シュート本体10の内部にガスを供給する。
すると、図9に示すように、ロール体Rが、上屈曲部17を起点として前側X1に転がるように展開する。このとき、ロール体Rが、図7に示すシュート本体10の表面(滑降面11aなど)を転がるように展開する。また、図2に示す側壁部20が、上屈曲部17および滑降部11から、上側Z1に延びる(突出する)。また、脚部支持部15が、脚部本体部13に対して後側X2に延びる(突出する)。その結果、シュート本体10は、膨らんだ所定形状(滑り台のような形状)になり、所定の剛性を有し、使用状態になる。このとき、上屈曲部17が、車両Cの床面に置かれ、脚部12が、地面Gに置かれた状態になる。なお、脚部12と地面Gとの間に、クッション材などが配置されてもよい。また、シュート本体10の全体または一部が展開(図9参照)された後に、ガス供給部30からシュート本体10の内部にガスが供給されてもよい。
図10に示すように、避難用シュート1が第2タイプの格納状態で格納された場合の、避難用シュート1の展開の手順の一例について、第1タイプとの相違点を説明する。格納状態の避難用シュート1が、例えば車両C(図2参照)の床面に置かれる際に、ロール体Rよりも上にガス供給部30が配置される。そして、折り返し部Fが略平らになるように(折り返されない状態になるように)、ロール体Rが、ガス供給部30よりも前側X1に移動させられる。その後、第1タイプと同様に、連動機構37が操作される。
例えばガス供給部30の一部に不具合がある場合や、避難用シュート1の使用中に圧力が低下した場合などには、シュート本体10の内部の圧力が不十分になる場合が想定される。避難用シュート1では、シュート本体10の内部にガスを追加することができる。具体的には例えば、図3に示す使用済みガスボンベ31が、未使用のガスボンベ31に交換される。そして、起動装置35が、未使用のガスボンベ31からシュート本体10の内部へのガスの供給を開始させる。また、例えば、起動装置35に不具合がある場合には、正常な起動装置35に未使用のガスボンベ31が取り付けられる。そして、正常な起動装置35が、ガスボンベ31からシュート本体10の内部へのガスの供給を開始させる。起動装置35は逆止弁35e(図4参照)を備えるので、起動装置35からガスボンベ31が取り外されても、シュート本体10の内部のガスが起動装置35を通って外部に漏れることはない(または略ない)。
図2に示す避難用シュート1による効果は次の通りである。避難用シュート1は、格納状態(図8参照)から膨張した使用状態になる。避難用シュート1は、車両Cの内部から車両Cの外部に避難者を滑降させるためのものである。避難用シュート1は、滑降部11と、上屈曲部17と、側壁部20と、ガス供給部30と、を備える。滑降部11は、避難用シュート1が使用状態のときに、水平方向に対して傾斜して配置され、避難者を滑降させるためのものである。
図1に示すように、側壁部20は、滑降側壁部21と、上側壁部27と、を備える。滑降側壁部21は、避難用シュート1が使用状態のときに、滑降部11のシュート幅方向外側Y2部分から上側Z1に延びるように設けられる。上側壁部27は、避難用シュート1が使用状態のときに、上屈曲部17のシュート幅方向外側Y2部分から上側Z1に延びるように設けられる。
[構成3-1]避難用シュート1が格納状態(図8および図10参照)のときの上側壁部27は、上屈曲部17と対向するように、上屈曲部17に対して折り畳まれた状態である(図5および図6参照)。
図2に示すように、避難用シュート1が使用状態のときに滑降部11の上面となる面を滑降面11aとする。滑降面11aの一部を、滑降面特定部11a1とする。避難用シュート1が使用状態のときに滑降部11の下面となる面を反滑降面11bとする。反滑降面11bのうち、避難用シュート1が使用状態のときに滑降部11の厚さ方向に滑降面特定部11a1と対向する部分を、反滑降面特定部11b1とする。
[構成5]図6に示すように、避難用シュート1が格納状態(図8参照)のときの上側壁部27は、上屈曲部上面17a(使用状態のときに上屈曲部17の上面となる面)と対向するように、上屈曲部17に対して折り畳まれた状態である(図6参照)。
[構成6]図8に示すように、避難用シュート1が格納状態のときのガス供給部30は、上側壁部27と滑降部11との間に配置される。
[構成7]図1に示すように、避難用シュート1が使用状態のとき、シュート幅方向Yにおけるガスボンベ31の長さは、側壁部20のシュート幅方向Yにおける設計厚さよりも小さい。
[構成8]ガスボンベ31の数は、避難用シュート1を格納状態(図8参照)から使用状態に変化させるのに必要なガスボンベ31の数よりも多い。
[構成9]図2に示すように、使用状態のときに滑降部11から上屈曲部17に向かう側を、後側X2とする。図3に示すように、起動装置35は、後側X2に操作されることで、ガス供給部30にガスの供給を開始させるように構成される。
上記実施形態は様々に変形されてもよい。例えば、上記実施形態の各構成要素の配置や形状が変更されてもよい。例えば、構成要素の数が変更されてもよく、構成要素の一部が設けられなくてもよい。例えば、構成要素どうしの固定や連結などは、直接的でも間接的でもよい。例えば、互いに異なる複数の部材や部分として説明したものが、一つの部材や部分とされてもよい。例えば、一つの部材や部分として説明したものが、互いに異なる複数の部材や部分に分けて設けられてもよい。
11 滑降部
11a 滑降面
11b 反滑降面
17 上屈曲部
20 側壁部
21 滑降側壁部
27 上側壁部
30 ガス供給部
31 ガスボンベ
35 起動装置
C 車両
X2 後側
Y シュート幅方向
Y2 シュート幅方向外側
Claims (9)
- 格納状態から膨張した使用状態になり、車両の内部から前記車両の外部に避難者を滑降させるための避難用シュートであって、
前記使用状態のときに、水平方向に対して傾斜して配置されるとともに前記避難者を滑降させるための滑降部と、
前記使用状態のときに、前記車両の外部に配置される前記滑降部の上側部分から前記車両の内部に向かって延びるように設けられる上屈曲部と、
前記使用状態のときに、前記滑降部および前記上屈曲部のそれぞれのシュート幅方向外側部分から上側に延びるように設けられる側壁部と、
前記格納状態から前記使用状態に変化させるときに、前記側壁部の内部にガスを供給することで前記側壁部を膨らませるガス供給部と、
を備え、
前記ガス供給部は、
複数のガスボンベと、
前記複数のガスボンベのそれぞれに取り付けられ、前記ガスボンベから前記側壁部の内部へのガスの供給を開始させる起動装置と、
を備え、
前記ガス供給部は、前記側壁部および前記上屈曲部の少なくともいずれかの部分であって、前記使用状態のときに前記車両の内部に配置される部分に取り付けられる、
避難用シュート。 - 請求項1に記載の避難用シュートであって、
前記側壁部は、
前記使用状態のときに、前記滑降部のシュート幅方向外側部分から上側に延びるように設けられる滑降側壁部と、
前記使用状態のときに、前記上屈曲部のシュート幅方向外側部分から上側に延びるように設けられる上側壁部と、
を備え、
前記ガス供給部は、前記使用状態のときの前記上側壁部のシュート幅方向外側部分に取り付けられる、
避難用シュート。 - 請求項2に記載の避難用シュートであって、
前記格納状態のときの前記上側壁部は、前記上屈曲部と対向するように、前記上屈曲部に対して折り畳まれた状態であり、
前記格納状態のときの前記滑降部は、前記使用状態のときに前記滑降部の下側部分となる部分から上側部分となる部分に向かって巻かれたロール状である、
避難用シュート。 - 請求項3に記載の避難用シュートであって、
前記使用状態のときに前記滑降部の上面となる面である滑降面の一部を滑降面特定部とし、
前記使用状態のときに前記滑降部の下面となる面である反滑降面のうち、前記使用状態のときに前記滑降部の厚さ方向に前記滑降面特定部と対向する部分を反滑降面特定部としたとき、
前記格納状態のとき、前記滑降面特定部は、前記反滑降面特定部よりもロールの内側に配置される、
避難用シュート。 - 請求項2~4のいずれか1項に記載の避難用シュートであって、
前記格納状態のときの前記上側壁部は、前記使用状態のときに前記上屈曲部の上面となる面と対向するように、前記上屈曲部に対して折り畳まれた状態である、
避難用シュート。 - 請求項2~5のいずれか1項に記載の避難用シュートであって、
前記格納状態のときの前記ガス供給部は、前記上側壁部と前記滑降部との間に配置される、
避難用シュート。 - 請求項1~6のいずれか1項に記載の避難用シュートであって、
前記使用状態のとき、シュート幅方向における前記ガスボンベの長さは、前記側壁部のシュート幅方向における設計厚さよりも小さい、
避難用シュート。 - 請求項1~7のいずれか1項に記載の避難用シュートであって、
前記ガスボンベの数は、前記格納状態から前記使用状態に変化させるのに必要な前記ガスボンベの数よりも多い、
避難用シュート。 - 請求項1~8のいずれか1項に記載の避難用シュートであって、
前記使用状態のときに前記滑降部から前記上屈曲部に向かう側を後側としたとき、
前記起動装置は、後側に操作されることで、前記ガス供給部にガスの供給を開始させるように構成される、
避難用シュート。
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