JP7436405B2 - 制振梁構造 - Google Patents

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Description

本発明は、摩擦ダンパーが設けられる制振梁構造に関する。
例えば特許文献1には、建物本体と、建物本体に隣接する建造物との間にエキスパンションジョイントが設けられ、エキスパンションジョイントにおいて、建物本体側に設けられた摩擦接続部材と建造物側に設けられた摩擦接続部材とが所要の圧着力で摩擦接続された構成が開示されている。
特許文献1に開示されたような構成では、建物本体側に設けられた摩擦接続部材と建造物側に設けられた摩擦接続部材とが互いに接する摩擦面を1面備えるのみであり、十分な制振効果が得られない。
これに対し、特許文献2には、中板の一方の面側と他方の面側とにそれぞれ、相対移動したときの摩擦力により制振作用を得る摩擦板及び滑り板と、添板と、第1及び第2の支圧板とが積層され、これらが締結部材により締結されている構成の摩擦ダンパーが開示されている。この摩擦ダンパーは、中板の一方の面側と他方の面側とで、それぞれ、中板と添板との間に摩擦面が形成され、計2面の摩擦面を有している。
また、特許文献3には、水平架構側から垂下される建物部材に設けられた第1圧接板と、下方構造体側から立設される建物部材に設けられた第2圧接板とを有し、一方の圧接板が対をなして他方の圧接板を両面から挟み込んで重合され、両圧接板間に対をなす摩擦板と滑動板とが挟み込まれた構成が開示されている。このような構成では、他方の圧接板の両面側で、それぞれ一方の圧接板との間に摩擦面が形成され、計2面の摩擦面を有している。
特許文献2、3に開示されたような構成では、2面の摩擦面を有することで、特許文献1に開示されたような構成に比較すれば、高い制振効果が得られる。しかしながら、特許文献2、3に開示されたような構成を柱と鋼製梁との接合部に適用しようとした場合、鋼製梁に作用するせん断力が柱に効率的に伝達されないという課題がある。
特開2016-199856号公報 特許第6437328号 特開2001-173264号公報
本発明が解決しようとする課題は、鋼製梁に作用するせん断力を柱に効率的に伝達するとともに、大地震発生時においては、鋼製梁から柱への過度な軸力の伝達を阻止可能とする、摩擦ダンパーを用いた制振梁構造を提供することである。
本発明者らは、制振梁構造として、鋼製梁を構成する第2水平鋼板と、鋼製ブラケットを構成する第1水平鋼板との間に2面摩擦接合させるように摩擦ダンパーを設置することで、常時、及び中小地震発生時には鋼製梁と鋼製ブラケットとは接合状態を維持し、大地震発生時には摩擦ダンパーにおいて滑りを発生させて、鋼製梁から鋼製ブラケットが接合される柱への過度な軸力の伝達を抑制することで、構造躯体の損傷や破壊が阻止可能な点に着眼して、本発明に至った。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
すなわち、本発明の制振梁構造は、摩擦ダンパーを用いた制振梁構造であって、柱と接合される鋼製ブラケットと、前記摩擦ダンパーと、当該摩擦ダンパーを介して前記鋼製ブラケットに接合される鋼製梁と、を備え、前記鋼製ブラケットは第1水平鋼板を備え、前記鋼製梁は前記第1水平鋼板の上に位置するようにオーバーラップして設けられる第2水平鋼板を備え、前記第1水平鋼板と前記第2水平鋼板のいずれか一方の水平鋼板には、当該一方の水平鋼板との間で他方の水平鋼板を挟むように第1挟み鋼板が接合され、前記摩擦ダンパーは、前記他方の水平鋼板と、前記一方の水平鋼板と前記第1挟み鋼板の各々との間に、それぞれ滑り板と摩擦板が介装されて形成されていることを特徴とする。
このような構成によれば、鋼製梁の第2水平鋼板が、鋼製ブラケットの第1水平鋼板上に支持される。これにより、鋼製梁から柱に長期圧縮軸力が伝達される。
この摩擦ダンパーは、第1水平鋼板と第1挟み鋼板との間で第2水平鋼板を挟むように構成した場合、第2水平鋼板と第1水平鋼板との間、及び第2水平鋼板と第1挟み鋼板との間に、それぞれ滑り板と摩擦板とが介装される。また、摩擦ダンパーは、第2水平鋼板と第1挟み鋼板との間で第1水平鋼板を挟むように構成した場合、第1水平鋼板と第2水平鋼板との間、及び第1水平鋼板と第1挟み鋼板との間に、それぞれ滑り板と摩擦板とが介装される。このように、摩擦ダンパーは、複数の摩擦面を有している。
常時、及び水平荷重が摩擦接合強度を下回る中規模程度までの地震荷重に対しては、滑り板と摩擦板は互いに滑らないため、鋼製梁と鋼製ブラケットは相対変位が発生することはなく、鋼製梁と鋼製ブラケットが接合される柱が一体化された柱梁架構を維持することができる。よって、常時、及び中小地震に対して、柱と鋼製梁が一体化しているために、建物の外装材の損傷を抑制可能である。他方、水平荷重が摩擦接合強度を上回る大規模な地震荷重に対しては、制振梁構造を構成する滑り板と摩擦板の間に滑りが生じることで、鋼製梁から鋼製ブラケットが接合される柱に一定の軸力を伝達しつつ、過度な軸力の伝達を抑制することができる。具体的には、鋼製梁と鋼製ブラケットとの間で相対変位が生じることで、地震発生時の外力を吸収し、建物の柱梁架構の損傷、破壊が低減される。また、大地震発生時は、鋼製梁と鋼製ブラケットとの間の摩擦ダンパーで滑りが発生することで、建物の変形量を低減して、構造躯体の損傷を防ぐことができる。摩擦ダンパーは、上記のように摩擦面を2面有することによって、鋼製梁に作用するせん断力を柱に効率的に伝達するとともに、高い制振効果を得ることができる。
以上のようにして、鋼製梁に作用するせん断力及び軸力を柱に効率的に伝達可能するとともに、大地震発生時においては、鋼製梁から柱に一定に軸力を伝達しつつ、過度な軸力の伝達を阻止可能とする、摩擦ダンパーを用いた制振梁構造を提供することが可能となる。
本発明の一態様においては、本発明の制振梁構造は、前記鋼製ブラケットと前記鋼製梁は、上フランジ、下フランジ、ウェブ、及び前記上フランジと前記下フランジとの間に設けられた中間フランジを備え、前記第1水平鋼板と前記第2水平鋼板は前記鋼製ブラケット及び前記鋼製梁の各々の前記中間フランジであり、前記第1挟み鋼板と、前記第2水平鋼板、及び前記第1水平鋼板を貫通させるように設けられたボルトがナットで緊締されている。
このような構成によれば、鋼製梁の中間フランジと、鋼製ブラケットの中間フランジとを重ねた部分に摩擦ダンパーが形成される。
本発明の一態様においては、本発明の制振梁構造は、前記他方の水平鋼板には、当該他方の水平鋼板との間で前記一方の水平鋼板を挟むように第2挟み鋼板が接合され、前記摩擦ダンパーは、前記第2挟み鋼板と前記一方の水平鋼板の間にも滑り板と摩擦板が介装されて形成されている。
このような構成によれば、第2挟み鋼板と他方の水平鋼板との間に一方の水平鋼板を挟み込むことで、摩擦ダンパーが摩擦面を3面有することとなる。これにより、摩擦ダンパーにおける制振効果をさらに高めることができる。
本発明によれば、常時、及び中小地震発生時には、鋼製梁と柱が一体化された柱梁架構を維持されるためにせん断力とともに軸力が柱に効率的に伝達し、大地震発生時においては、鋼製梁から柱に一定に軸力を伝達しつつ、過度な軸力の伝達を阻止可能とする、摩擦ダンパーを用いた制振梁構造を提供することである。
本発明の実施形態に係る制振梁構造の構成を示す図である。 図1の制振梁構造に備えた摩擦ダンパーの拡大図である。 図2のI-I矢視断面図である。 図2のI-II矢視断面図である。 本発明の実施形態の第1変形例に係る制振梁構造の構成を示す図である。 本発明の実施形態の第2変形例に係る制振梁構造の構成を示す図である。
本発明は、鋼製ブラケットを構成する第1水平鋼板と、鋼製梁を構成する第2水平鋼板、及びこれらのいずれか一方で他方を挟むように設けられた第1挟み鋼板により、2面摩擦接合される制振梁構造である。制振梁構造は、第1挟み鋼板を鋼製ブラケット側に設け、第1挟み鋼板と第1水平鋼板で第2水平鋼板を挟み込むように設けられた実施形態と、第1挟み鋼板を鋼製梁側に設け、第1挟み鋼板と第2水平鋼板で第1水平鋼板を挟み込むように設けられた第1変形例、及び、上記実施形態に対して更に、鋼製梁に第2挟み鋼板を設け、第2挟み鋼板と第2水平鋼板で第1水平鋼板を挟むように設けた第2変形例がある。
以下、添付図面を参照して、本発明による制振梁構造を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。
本発明の実施形態に係る制振梁構造の構成を示す図を図1に示す。図2は、図1の制振梁構造に備えた摩擦ダンパーの拡大図である。図3は、図2のI-I矢視断面図である。図4は、図2のI-II矢視断面図である。
図1~図4に示されるように、本実施形態に係る制振梁構造は、建物の躯体を構成する柱梁架構1において、互いに隣り合う柱2同士の間に架設される梁3に適用される。この梁3の制振梁構造は、柱2に接合される鋼製ブラケット10と、鋼製ブラケット10に端部が接合される鋼製梁20と、摩擦ダンパー30と、を備えている。
本実施形態においては、柱梁架構1は、例えば2つの構造物間に設けられるエキスパンションジョイントである。この場合において、梁3は一方の構造物に設けられ、鋼製ブラケット10及び当該鋼製ブラケット10が接合された柱2は他方の構造物に設けられる。地震が生じ、これら2つの構造物が互いに相対変位(図1矢印D参照)した際には、摩擦ダンパー30がこの相対変位を調整する。
鋼製ブラケット10は、柱2と一体に接合されている。鋼製ブラケット10は、柱2から水平方向に沿って鋼製梁20の延伸方向に突出して設けられている。鋼製ブラケット10は、上フランジ11と、下フランジ12と、ウェブ13と、中間フランジ14と、を有している。上フランジ11と下フランジ12とは、上下方向に間隔をあけて設けられている。上フランジ11,下フランジ12は、それぞれ水平面内に沿って形成されている。ウェブ13は、上フランジ11と下フランジ12とを結ぶよう、鉛直面内に沿って形成されている。中間フランジ14は、上フランジ11と下フランジ12との間で、ウェブ13から水平方向両側に突出している(図4参照)。
鋼製ブラケット10の下部10bにおいて、中間フランジ14と、下フランジ12と、中間フランジ14と下フランジ12との間の下部ウェブ13bとが、鋼製ブラケット10の上部10aに対して鋼製梁20側に突出することで、ブラケット突出部10Tが形成されている。鋼製ブラケット10は、後述する摩擦ダンパー30を介して鋼製梁20と接合するため、一方の水平鋼板としての第1水平鋼板15を有している。第1水平鋼板15は、中間フランジ14(の一部)である。
鋼製梁20は、互いに隣り合う柱2間で水平方向に延びている。鋼製梁20は、上フランジ21と、下フランジ22と、ウェブ23と、中間フランジ24と、を有している。上フランジ11と下フランジ12とは、上下方向に間隔をあけて設けられている。上フランジ21,下フランジ22は、それぞれ水平面内に沿って形成されている。ウェブ23は、上フランジ21と下フランジ22とを結ぶよう、鉛直面内に沿って形成されている。中間フランジ24は、鋼製梁20において、鋼製ブラケット10に接合される梁端に設けられている。中間フランジ24は、上フランジ21と下フランジ22との間で、ウェブ23から水平方向両側に突出している(図4参照)。
鋼製梁20の上部20aにおいて、上フランジ21と、中間フランジ24と、上フランジ21と中間フランジ24との上部ウェブ23aとが、鋼製梁20の下部20bに対して鋼製ブラケット10側に突出することで、梁突出部20Tが形成されている。鋼製梁20の上部20a(梁突出部20T)と鋼製ブラケット10の上部10a、鋼製梁20の下部20bと鋼製ブラケット10の下部10b(ブラケット突出部10T)の間には、それぞれ所定寸法の隙間Sが形成されている。この隙間Sは、地震発生時等に鋼製梁20と鋼製ブラケット10とが鋼製梁20の延伸方向に相対変位した場合に、双方が衝突するのを防ぐような寸法に設定されている。
梁突出部20Tの中間フランジ24は、ブラケット突出部10Tの中間フランジ14(第1水平鋼板15)の上方に積層されて配置されている。鋼製梁20は、後述する摩擦ダンパー30を介して鋼製ブラケット10と接合するため、他方の水平鋼板としての第2水平鋼板25を有している。第2水平鋼板25は、中間フランジ24(の一部)である。つまり、第2水平鋼板25は、第1水平鋼板15の上に位置するようにオーバーラップして設けられている。
図3、図4に示すように、摩擦ダンパー30は、ウェブ13、23に対して水平方向両側にそれぞれ設けられている。図2~図4に示すように、各摩擦ダンパー30は、ブラケット突出部10Tと、梁突出部20Tとが上下に重ね合わされた部分に設けられている。各摩擦ダンパー30には、第2水平鋼板25の下側に、後に説明する滑り板36と摩擦板37を介して、第1水平鋼板15、第2の支圧板34、及び第1の支圧板35が、この順に積層されている。各摩擦ダンパー30には、第2水平鋼板25の上側に、後に説明する滑り板36と摩擦板37を介して、第1挟み鋼板31、第2の支圧板34、及び第1の支圧板35が、この順に積層されている。
図2に示すように、第1挟み鋼板31は、第1水平鋼板15との間に第2水平鋼板25を挟み込むように配置されている。第1挟み鋼板31は、第2水平鋼板25よりも柱2側に突出するように伸びている。第1挟み鋼板31は、第2水平鋼板25よりも柱2側で、フィラープレート32を介して第1水平鋼板15に接合されている。フィラープレート32は、第2水平鋼板25と、2組の、後に説明する滑り板36と摩擦板37の、各々の厚さをあわせた厚さを備えている。第1挟み鋼板31は、フィラープレート32、第1水平鋼板15を貫通するボルト33A、及びナット33Bにより、第1水平鋼板15に接合されている。
図2~図4に示すように、第2水平鋼板25と、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31との間の各々には、第2水平鋼板25側に滑り板36が介装され、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31側に摩擦板37が介装されている。
図2に示すように、第2水平鋼板25には、長穴25aが形成されている。また、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31、及び、上下に2つが設けられた第1の支圧板35の各々にはそれぞれ穴15a、31a、35aが形成されている。大規模な地震が生じると、第2水平鋼板25と、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31とは、鋼製梁20の延伸方向に、互いに相対移動する。第2水平鋼板25の長穴25aは、この鋼製梁20の延伸方向に延在するように設けられている。長穴25aと、穴15a、31a、35aの各々は、鋼製梁20の延伸方向に一列となるように整列して設けられている。
第2の支圧板34は、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31の各々と、第1の支圧板35との間に、それぞれの穴15a、31a、35aを挟んで両側に配置されている。この状態で、第1水平鋼板15に対して上側の第1の支圧板35の上方から、第1水平鋼板15に対して下側の第1の支圧板35までの、各部材の長穴25aと、穴15a、31a、35a内に、ボルト38が挿通され、その先端にナット39が緊締されている。これにより、第2水平鋼板25、滑り板36、摩擦板37、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31、第2の支圧板34、及び、第1の支圧板35が、互いに接近する方向に押圧状態で固定、圧着された構造となっている。
滑り板36は、鋼製梁20の延伸方向に延びる平面視長方形の板状の部材である。滑り板36は金属、特にステンレスなどで形成されるが、これに限られない。2枚の滑り板36が、滑り板36の長さ方向が第2水平鋼板25の長穴25aと平行になるように、長穴25aの両側にそれぞれ配置され、第2水平鋼板25に接合されている。
摩擦板37は、鋼製梁20の延伸方向に延びる平面視長方形の板状の部材である。摩擦板37は金属、特に焼結金属系摩擦材や金属系摩擦材などで形成されるが、これに限られず、例えば各種材料からなるブレーキ材を用いてもよい。摩擦板37は、各滑り板36に対応して用意され、各々の一方の面が、ボルト38及びナット39により各部材が締結された後は滑り板36の各々と圧着し、かつ摩擦板37の長さ方向が第2水平鋼板25の長穴25aと平行になるように、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31の穴15a、31aの両側にそれぞれ配置されている。摩擦板37の他方の面は、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31に接合されている。
第2の支圧板34は、鋼製梁20の延伸方向に延びる平面視長方形の板状の部材である。第2の支圧板34は、SS400などの一般構造用圧延鋼材や、SM490などの溶接構造用圧延鋼材などで形成されるが、これに限られない。
第2の支圧板34は、各摩擦板37に対応して用意され、第2の支圧板34の長さ方向が第2水平鋼板25の長穴25aと平行になるように、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31の穴15a、31aを挟んで、それぞれ配置されている。第2の支圧板34の、第2水平鋼板25と第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31が相対移動する方向に直交する方向の幅は、摩擦板37の同方向の幅とほぼ同じであり、第2の支圧板34と摩擦板37は、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31の幅方向における位置が同じになるように配置されている。第2の支圧板34の平面形状が、摩擦板37の平面形状とほぼ同じであってもよい。
第2の支圧板34の、第1の支圧板35側の面には、図4に示すように、第2水平鋼板25と第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31が相対移動する方向に直交する幅方向の中央部に、第2の支圧板34の長さ方向と平行な凸条34aが設けられている。
第1の支圧板35は、矩形の板状の部材である。第1の支圧板35は、SS400などの一般構造用圧延鋼材や、SM490などの溶接構造用圧延鋼材などで形成されるが、これに限られない。第1の支圧板35の一方の面には、各第2の支圧板34の凸条34aが当接するように、穴35aを挟んで、第2の支圧板34が配置されている。
上記したような、滑り板36、摩擦板37、第1の支圧板35、及び第2の支圧板34を用いて、これらと第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31、及び第2水平鋼板25がボルト38及びナット39により緊締された構成は、ウェブ13、23に対して水平方向両側に、それぞれ2組ずつ、計4組が備えられている。
上記のように構成された摩擦ダンパー30では、第2水平鋼板25に図1にAで示される方向に、また、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31に、Aとは反対の、Bで示される方向に、それぞれ水平荷重が作用した場合の制震ダンパーとしての作用を説明する。逆向きの水平荷重が作用した場合においても以下と同様な説明が可能である。
第2水平鋼板25と第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31のそれぞれに逆方向に作用した力により、第2水平鋼板25は、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31に対して相対的に離れるように変位しようとする。ここで、摩擦板37は第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31に接合され、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31は、ボルト38及びナット39によって、第1の支圧板35と結合されている。これに対し、滑り板36は、第2水平鋼板25に接合されており、摩擦板37とは接合されていない。このため、滑り板36と摩擦板37は、各々が接合された第2水平鋼板25と、第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31の各々とともに、互いに離れるように変位しようとする。これにより、滑り板36と摩擦板37との界面で摩擦が生じる。
この摩擦力による接合強度が、水平荷重よりも大きければ、滑り板36と摩擦板37は滑らず、したがって、第2水平鋼板25と、第1水平鋼板15及び第1挟み鋼板31とは、相対変位しない。
水平荷重が摩擦力による接合強度よりも大きくなると、滑り板36と摩擦板37は互いに滑り、第2水平鋼板25と、第1水平鋼板15及び第1挟み鋼板31とが、相対変位する。このとき、ボルト38は、鋼製梁20の延伸方向、すなわち第2水平鋼板25の移動方向に長く開設された長穴25aを挿通しているため、第2水平鋼板25はボルト38に阻害されずに移動可能である。
上記のような摩擦ダンパー30に関し、ボルト38及びナット39の締結力による押圧力は、ボルト38の頭部から第1の支圧板35を経て、2つの第2の支圧板34のそれぞれに分散して伝達される。各第2の支圧板34はその凸条34aで第1の支圧板35と接しているため、各第2の支圧板34は第1の支圧板35から伝達された圧力を、凸条34aで集約して受ける。第2の支圧板34の凸条34aは、第2の支圧板34の幅方向の中央部に設けられているため、凸条34aに集約された圧力は、凸条34aから第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31に向かって広がりながら伝達される。第2の支圧板34の幅は、摩擦板37の幅とほぼ同じであり、結果として、ほぼ一様な面圧力が、摩擦板37に伝達される。
摩擦板37に作用する面圧力は上記のようにほぼ一様であるため、第2水平鋼板25と第1水平鋼板15、第1挟み鋼板31の相対移動により滑り板36と摩擦板37との界面に生じる摩擦は、摩擦板37の局所的な部位に偏らず、摩擦板37の全域において一様に発生する。このため、滑り板36と摩擦板37の局所的な摩耗が抑制される。
上述したような制振梁構造は、摩擦ダンパー30を用いた制振梁構造であって、柱2と接合される鋼製ブラケット10と、摩擦ダンパー30と、摩擦ダンパー30を介して鋼製ブラケット10に接合される鋼製梁20と、を備え、鋼製ブラケット10は第1水平鋼板15を備え、鋼製梁20は第1水平鋼板15の上に位置するようにオーバーラップして設けられる第2水平鋼板25を備え、第1水平鋼板15には、第1水平鋼板15との間で第2水平鋼板25を挟むように第1挟み鋼板31が接合され、摩擦ダンパー30は、第2水平鋼板25と、第1水平鋼板15と第1挟み鋼板31の各々との間に、それぞれ滑り板36と摩擦板37が介装されて形成されている。
このような構成によれば、鋼製梁20の第2水平鋼板25が、鋼製ブラケット10の第1水平鋼板15上に支持される。これにより、鋼製梁20と鋼製ブラケット10が摩擦ダンパー30を介して接合されて、鋼製梁20に作用するせん断力に抵抗可能となる。
この摩擦ダンパー30においては、第1水平鋼板15と第1挟み鋼板31との間で第2水平鋼板25を挟むように構成されており、第2水平鋼板25と第1水平鋼板15との間、及び第2水平鋼板25と第1挟み鋼板31との間に、それぞれ滑り板36と摩擦板37とが介装される。このように、摩擦ダンパー30は、複数の摩擦面を有している。
このため、常時、及び水平荷重が摩擦接合強度を下回る中規模程度までの地震荷重に対しては、滑り板36と摩擦板37は互いに滑らないため、鋼製梁20と鋼製ブラケット10との間には相対変位が発生することはなく、鋼製梁20と鋼製ブラケット10が接合される柱2が一体化された柱梁架構を維持することで、鋼製梁20に作用するせん断力が柱に効率的に伝達される。よって、常時、及び中小地震に対して、柱2と鋼製梁20が一体化しているために、建物の外装材の損傷を抑制可能である。他方、水平荷重が摩擦接合強度を上回る大規模な地震荷重に対しては、制振梁構造を構成する滑り板36と摩擦板37の間に滑りが生じることで、鋼製梁20から鋼製ブラケット10が接合される柱2に一定の軸力を伝達しつつ、過度な軸力の伝達を抑制することができる。これにより、鋼製梁20と鋼製ブラケット10が相対変位して、地震時に生じる外力を吸収し、建物の柱梁架構1の損傷、破壊を低減することができる。摩擦ダンパー30は、上記のように、このような摩擦面を2面有する、2面摩擦接合によって、鋼製梁20に作用するせん断力を柱2に効率的に伝達するとともに、高い制振効果を得ることができる。
以上のようにして、常時、及び中小地震発生時には、鋼製梁20と柱2が一体化された柱梁架構を維持し、鋼製梁20に作用するせん断力及び軸力を柱2に効率的に伝達可能するとともに、大地震発生時においては、鋼製梁20から柱2に一定に軸力を伝達しつつ、過度な軸力の伝達を阻止可能とする、制振梁構造を提供することが可能となる。
また、上述したような制振梁構造は、鋼製ブラケット10と鋼製梁20は、上フランジ11、21、下フランジ12、22と、ウェブ13、23、及び上フランジ11、21と前記下フランジ12、22との間に設けられた中間フランジ14、24を備え、第1水平鋼板15と第2水平鋼板25は鋼製ブラケット10及び鋼製梁20の各々の中間フランジ14、24であり、第1挟み鋼板31と、第2水平鋼板25、及び第1水平鋼板15を貫通させるように設けられたボルト38がナット39で緊締されている。
このような構成によれば、鋼製梁20の中間フランジ14、24と、鋼製ブラケット10の中間フランジ14、24とを重ねた部分に摩擦ダンパー30が形成される。
特に、本実施形態においては、上記のような精神梁構造を、エキスパンションジョイントに適用している。これにより、2つの構造物が、滑り板36と摩擦板37の間の摩擦力によって摩擦接続されて一体化され、この摩擦力による接合強度を上回る水平荷重が作用した際に、2つの構造物間が相対移動する構造となっている。
すなわち、水平荷重が摩擦力による接合強度より小さい間は、2つの構造物の間に相対変位が生じないように摩擦接合で維持し、水平荷重が摩擦力による接合強度を越えたときにのみ、滑り板36と摩擦板37の間の摩擦により2つの構造物の間に相対変位を生じさせる。したがって、2つの構造物間のクリアランス、すなわち図2等における、鋼製梁20と鋼製ブラケット10の間の隙間Sを、小さくすることができる。
(実施形態の第1変形例)
なお、本発明の制振梁構造は、図面を参照して説明した上述の実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、上記実施形態では、第1挟み鋼板31を、第2水平鋼板25の上側に配置し、第1水平鋼板15に接合するようにしたが、これに限らない。
図5は、本発明の実施形態の第1変形例に係る制振梁構造の構成を示す図である。
例えば、図5に示すように、摩擦ダンパー30Bの第1挟み鋼板31Bを、一方の水平鋼板としての第2水平鋼板25の下面にフィラープレート32Bを介して接合することで、他方の水平鋼板としての第1水平鋼板15の下側に配置するようにしてもよい。この場合も、第1水平鋼板15と、第2水平鋼板25及び第1挟み鋼板31Bの各々との間に、それぞれ滑り板36と摩擦板37が介装されて形成されている。
この場合においては、第1水平鋼板15に対し、第2水平鋼板25と第1挟み鋼板31Bが一体となって相対変位する。このため、第2水平鋼板25ではなく、第1水平鋼板15側に、長孔が設けられている。
本変形例における制振梁構造は、摩擦ダンパー30Bを用いた制振梁構造であって、柱2と接合される鋼製ブラケット10と、摩擦ダンパー30Bと、摩擦ダンパー30Bを介して鋼製ブラケット10に接合される鋼製梁20と、を備え、鋼製ブラケット10は第1水平鋼板15を備え、鋼製梁20は第1水平鋼板15の上に位置するようにオーバーラップして設けられる第2水平鋼板25を備え、第2水平鋼板25には、第2水平鋼板25との間で第1水平鋼板15を挟むように第1挟み鋼板31Bが接合され、摩擦ダンパー30Bは、第1水平鋼板15と、第2水平鋼板25と第1挟み鋼板31Bの各々との間に、それぞれ滑り板36と摩擦板37が介装されて形成されている。
このような構成によれば、鋼製梁20の第2水平鋼板25が、鋼製ブラケット10の第1水平鋼板15上に支持される。これにより、鋼製梁20と鋼製ブラケット10が摩擦ダンパー30Bを介して接合されて、鋼製梁20に作用するせん断力に抵抗可能となる。
この摩擦ダンパー30Bにおいては、第2水平鋼板25と第1挟み鋼板31Bとの間で第1水平鋼板15を挟むように構成されており、第1水平鋼板15と第2水平鋼板25との間、及び第1水平鋼板15と第1挟み鋼板31Bとの間に、それぞれ滑り板36と摩擦板37とが介装される。このように、摩擦ダンパー30Bは、複数の摩擦面を有している。
地震発生時において、水平荷重が摩擦接合強度を下回る中規模程度までの地震荷重に対しては、滑り板36と摩擦板37は互いに滑らないため、鋼製梁20と鋼製ブラケット10は相対変位しない。水平荷重が摩擦接合強度を上回る大規模な地震荷重に対しては、制振梁構造を構成する滑り板36と摩擦板37の間に滑りが生じて梁3が制振構造から柔構造へ移行する。これにより、鋼製梁20と鋼製ブラケット10が相対変位して、地震時に生じる外力を吸収し、建物の柱梁架構1の損傷、破壊を低減することができる。摩擦ダンパー30Bは、上記のように、このような摩擦面を2面有することによって、高い制振効果を得ることができる。
以上のようにして、常時、及び中小地震発生時には、鋼製梁と柱が一体化された柱梁架構を維持し、鋼製梁20に作用するせん断力を柱2に効率的に伝達可能するとともに、大地震発生時においては、鋼製梁から柱への過度な軸力の伝達を阻止可能とする、制振梁構造を提供することが可能となる。
(実施形態の第2変形例)
図6は、本発明の実施形態の第2変形例に係る制振梁構造の構成を示す図である。
図6に示すように、摩擦ダンパー30Cを、上記実施形態で示した構成に加えて、上記第1変形例として示した構成と同様に、第2水平鋼板25の下面に、フィラープレート42を介して第2挟み鋼板41を接合し、第2水平鋼板25と第2挟み鋼板41との間で、第1水平鋼板15を挟むようにしてもよい。この場合、摩擦ダンパー30Cには、第2挟み鋼板41と第1水平鋼板15の間にも滑り板36と摩擦板37を介装して形成する。
すなわち、本変形例の制振梁構造においては、他方の水平鋼板としての第2水平鋼板25には、第2水平鋼板25との間で一方の水平鋼板としての第1水平鋼板15を挟むように第2挟み鋼板41が接合され、摩擦ダンパー30Cは、第2挟み鋼板41と第1水平鋼板15の間にも滑り板36と摩擦板37が介装されて形成されている。
このような構成によれば第2挟み鋼板41と第2水平鋼板25との間で第1水平鋼板15を挟み込むことで、摩擦ダンパー30が3面の摩擦面を有する、3面摩擦接合となる。これにより、摩擦ダンパー30における制振効果をさらに高めることができる。
なお、図6に示す第2変形例による3面摩擦接合では、第2挟み鋼板41と第1水平鋼板15との間、第1水平鋼板15と第2水平鋼板25との間、及び第2水平鋼板25と第1挟み鋼板31との間に、其々滑り板36と摩擦板37が設置され、ボルト38が第1の緊締力によってナット39で締結されている。また、鋼製ブラケット10では、フィラープレート32を介して第1挟み鋼板31がボルト33Aにより第2の緊締力によって締結されている。鋼製梁20では、フィラープレート42を介して第2挟み鋼板41がボルト43により第3の緊締力によって締結されている。そして、3面摩擦接合を実現するために、第2の緊締力、及び第3の緊締力は、第1の緊締力より大きく、地震発生時には摩擦ダンパー30を構成する摩擦板37に滑りが生じるように設置されている。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、摩擦ダンパー30をエキスパンションジョイントに適用する構成としたが、摩擦ダンパー30は、構造物の他の部位、用途にも使用できるのは言うまでもない。
また、上記実施形態においては、滑り板36は第2水平鋼板25に、摩擦板37は第1水平鋼板15と第1挟み鋼板31に、それぞれ接合されていたが、これに限られない。例えば、滑り板36は第1水平鋼板15と第1挟み鋼板31に、摩擦板37は第2水平鋼板25に、それぞれ接合されていてもよい。
これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
2 柱 23 ウェブ
3梁 24 中間フランジ
10 鋼製ブラケット 25 第2水平鋼板
11 上フランジ 30、30B、30C 摩擦ダンパー
12 下フランジ 31、31B 第1挟み鋼板
13 ウェブ 36 滑り板
14 中間フランジ 37 摩擦板
15 第1水平鋼板 38 ボルト
20 鋼製梁 39 ナット
21 上フランジ 41 第2挟み鋼板
22 下フランジ

Claims (3)

  1. 摩擦ダンパーを用いた制振梁構造であって、
    柱と接合される鋼製ブラケットと、
    前記摩擦ダンパーと、
    当該摩擦ダンパーを介して前記鋼製ブラケットに接合される鋼製梁と、を備え、
    前記鋼製ブラケットは第1水平鋼板を備え、前記鋼製梁は前記第1水平鋼板の上に位置するようにオーバーラップして設けられる第2水平鋼板を備え、前記第1水平鋼板と前記第2水平鋼板のいずれか一方の水平鋼板には、当該一方の水平鋼板との間で他方の水平鋼板を挟むように第1挟み鋼板が接合され、
    前記摩擦ダンパーは、前記他方の水平鋼板と、前記一方の水平鋼板と前記第1挟み鋼板の各々との間に、それぞれ滑り板と摩擦板が介装されて形成されていることを特徴とする制振梁構造。
  2. 前記鋼製ブラケットと前記鋼製梁は、上フランジ、下フランジ、ウェブ、及び前記上フランジと前記下フランジとの間に設けられた中間フランジを備え、前記第1水平鋼板と前記第2水平鋼板は前記鋼製ブラケット及び前記鋼製梁の各々の前記中間フランジであり、
    前記第1挟み鋼板と、前記第2水平鋼板、及び前記第1水平鋼板を貫通させるように設けられたボルトがナットで緊締されていることを特徴とする請求項1に記載の制振梁構造。
  3. 前記他方の水平鋼板には、当該他方の水平鋼板との間で前記一方の水平鋼板を挟むように第2挟み鋼板が接合され、
    前記摩擦ダンパーは、前記第2挟み鋼板と前記一方の水平鋼板の間にも滑り板と摩擦板が介装されて形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の制振梁構造。
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