JP7435584B2 - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Description

本開示は、貯湯式給湯装置に関する。
ヒートポンプなどの加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに貯え、貯湯タンクから取り出した湯を用いて、浴槽あるいはシャワー、台所あるいは洗面所の蛇口などの給湯先に給湯する貯湯式給湯機が広く用いられている。貯湯式給湯機内の湯水が通る配管の一部には、冬季に配管内の水が凍結し部品が故障することを防止するための、凍結防止ヒータが取り付けられている。
下記特許文献1には、貯湯式給湯機の水没不可機能部品を所定高さよりも鉛直方向上部に配置することで、所定高さまでの水害時の浸水によって故障する可能性を低減できる貯湯式給湯機が開示されている。
特開2021-148404号公報
水害時の浸水を考慮すると、電気部品はなるべく高い位置に配置したい。しかしながら、配管の凍結を確実に防止する観点からは、凍結防止ヒータを低い位置に配置することが求められる。このため、浸水時に水没しないような高さに凍結防止ヒータを配置することが困難である。浸水時に凍結防止ヒータが水没し、絶縁故障すると、漏電が発生する可能性がある。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、浸水により凍結防止ヒータが水没した場合の漏電の発生を防止する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本開示に係る貯湯式給湯装置は、屋外に設置されるタンクユニットを備えた貯湯式給湯装置であって、タンクユニット内に設けられた貯湯タンクと、タンクユニット内に設けられた配管と、タンクユニット内の所定高さ以上の位置に配置された電気部品群と、タンクユニット内の所定高さよりも低い位置に配置され、配管の凍結を防止するための凍結防止ヒータと、タンクユニット内の所定高さ以上の位置に配置され、電気部品群と凍結防止ヒータとを制御する制御部と、凍結防止ヒータが配置された位置よりも低い位置に配置され、タンクユニットが浸水したことを検知する浸水検知器と、をさらに備え、制御部は、凍結防止ヒータへの通電路を開閉する通電路開閉手段を有し、浸水検知器が浸水を検知した場合には、それ以降、制御部は、通電路開閉手段を開に保持することで、凍結防止ヒータへの通電が強制遮断された状態を維持するものである。
本開示によれば、浸水により凍結防止ヒータが水没した場合の漏電の発生を防止する上で有利になる貯湯式給湯装置を提供することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 タンクユニットの模式的な正面図である。 制御部と、凍結防止ヒータと、浸水検知器との接続関係を示す回路図である。 表示部に浸水情報を表示しているときのリモコンの正面図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。本開示の説明において、「水」、「湯」、「湯水」、「温水」等の記載は、原則として、液体の水を意味し、冷水から熱湯までもが含まれうるものとする。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図1に示すように、貯湯式給湯装置35は、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、貯湯タンク8を有するタンクユニット33と、リモコン44とを備える。HPユニット7は、電力を消費して水を加熱する加熱手段に相当する。HPユニット7とタンクユニット33とは、屋外に設置される。リモコン44は、屋内に設置される。
貯湯式給湯装置35は、沸上運転を実施できる。沸上運転は、HPユニット7により貯湯タンク8の水を加熱する運転である。本開示における加熱手段は、上述したHPユニット7に限定されない。加熱手段は、例えば、タンクユニット33内に設けられた電熱ヒータでもよい。その他、加熱手段は、燃料の燃焼熱を熱源として利用するものでもよいし、太陽熱を熱源として利用するものでもよいし、燃料電池の廃熱を熱源として利用するものでもよいし、複数種類の熱源を組み合わせて利用するものでもよい。
制御部36がタンクユニット33に設けられている。制御部36は、制御基板により構成されている。制御基板にマイコンが設けられている。マイコンは、少なくとも一つのプロセッサと、少なくとも一つのメモリとを含む。制御部36は、年月日と、時刻とを管理するタイマー機能を有していてもよい。
リモコン44は、制御部36に対し、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン44は、ユーザーの要求を受け付けるユーザーインターフェースに相当する。制御部36とリモコン44との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。リモコン44は、浴室に設置されてもよい。リモコン44は、台所に設置されてもよい。異なる場所に複数のリモコン44が設置されてもよい。リモコン44のほかに、例えばスマートフォンのような携帯端末、あるいはスマートスピーカなどをユーザーインターフェースとして使用できるように構成してもよい。
リモコン44は、表示部44aと、スピーカ44bと、操作部44cとを備える。表示部44aは、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部44aは、例えば、貯湯式給湯装置35の状態に関する情報、貯湯式給湯装置35の設定内容に関する情報などを表示できる。操作部44cは、ユーザーが操作するためのボタン、ダイヤル、キーなどを含んでもよい。表示部44aは、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。リモコン44は、マイク等をさらに備えてもよい。リモコン44の表示部44aは、情報を報知する報知手段としての機能を有する。また、リモコン44は、スピーカ44bから発する音声により情報を報知する音声報知部を有する。
HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き管14とHP戻り管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える弁類、ポンプ類のような各種のアクチュエータの作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、圧縮機1により圧縮された冷媒と、タンクユニット33から循環する水との間で熱を交換する。
タンクユニット33の外郭ケース39の内部には、貯湯タンク8と、制御部36と、以下の各種部品及び配管などが収納されている。貯湯タンク8内には、温度による水の密度の違いにより、上側が高温で下側が低温の温度成層を形成できる。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、給湯配管21と、送湯管13とが接続されている。沸上運転において、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入し、貯湯タンク8内で上から下に向かって徐々に高温湯が蓄積されていく。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。制御部36は、これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の貯湯量及び蓄熱量を検出できる。制御部36は、検出された貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量に応じて、沸上運転の開始及び停止などを制御する。図示の例では、2個の貯湯温度センサ42,43を設けているが、3個以上の貯湯温度センサを設けてもよい。
外郭ケース39の内部には、循環ポンプ12、風呂用熱交換器20、三方弁11、四方弁18、給湯用混合弁22、及び、風呂用混合弁23がさらに収納されている。循環ポンプ12は、HP往き管14上に設けられている。風呂用熱交換器20は、風呂往き管27及び風呂戻り管28を介して、浴槽30に接続されている。浴槽30の浴水を風呂用熱交換器20へ循環させるための風呂循環ポンプ29が風呂戻り管28に設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するaポート及びbポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するbポート及びcポートと、湯水が流出するaポート及びdポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a-b、a-c、b-d、c-dの間で流路切替可能に構成されている。水導出口管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯管13は、四方弁18のdポートと、温水導入出口8dとを接続する。第一バイパス管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入管20aは、送湯管13の途中から分岐し、風呂用熱交換器20の1次側入口に接続される。温水導出管20bは、風呂用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第二バイパス管17は、HP往き管14における循環ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
第一給水配管9aの一端は、上水道等の水源に接続される。第一給水配管9aの他端には、減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続されている。第二給水配管9bは、途中から分岐して給湯用混合弁22と風呂用混合弁23とに接続されている。給湯配管21は、途中から分岐して給湯用混合弁22と風呂用混合弁23とに接続されている。第二給湯配管25の途中には、第二給湯配管25を開閉する風呂用電磁弁26と、第二給湯配管25を通る湯の流量を検出する風呂用流量センサ45とが設けられている。
給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23は、給湯配管21から供給される高温湯と、第二給水配管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、ユーザーが設定した温度の湯を生成し、第一給湯配管24及び第二給湯配管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22からの湯は、第一給湯配管24及び給湯栓34を経由して、シャワー及びカラン等の蛇口(図示省略)に供給される。風呂用混合弁23からの湯は、第二給湯配管25、風呂用電磁弁26、風呂往き管27、風呂戻り管28を経て浴槽30に供給される。
タンクユニット33の外郭ケース39内にある一部の配管の表面には、凍結防止ヒータ46が設けられている。凍結防止ヒータ46は、通電により発熱するヒータ部を有している。冬季に配管内の水が凍結する恐れがある箇所に凍結防止ヒータ46を設けることで、配管の凍結を確実に防止する効果が得られる。タンクユニット33内に複数の凍結防止ヒータ46が備えられてもよい。図1の例においては、第一給水配管9aに設置された凍結防止ヒータ46と、第三給水配管9cに設置された凍結防止ヒータ46と、第一給湯配管24に設置された凍結防止ヒータ46とが備えられている。
図2は、タンクユニット33の模式的な正面図である。図2に示すように、タンクユニット33は、外郭ケース39の底面の下に取り付けられた複数の外部脚40によって、基礎Gに据え付けられている。外部脚40がアンカーボルトにより基礎Gに固定されてもよい。
電気部品群52は、循環ポンプ12、風呂用電磁弁26、風呂循環ポンプ29、風呂用流量センサ45、三方弁11、四方弁18、給湯用混合弁22、風呂用混合弁23などの総称である。電気部品群52には、タンクユニット33において制御部36により制御される電気機器のうちの大半が含まれる。電気部品群52は、制御部36と電気的に接続されている。凍結防止ヒータ46は、通電路48及び通電路49により、制御部36と電気的に接続されている。制御部36は、電気部品群52と凍結防止ヒータ46とを制御する。
制御部36及び電気部品群52は、タンクユニット33の外郭ケース39内で、所定高さH以上の位置に配置されている。なお、所定高さHは、外郭ケース39の最下部からの高さを指すものとする。
凍結防止ヒータ46は、タンクユニット33の外郭ケース39内で、所定高さHよりも低い位置に配置されている。所定高さHよりも低い位置に凍結防止ヒータ46を配置することで、配管の凍結をより確実に防止することが可能となる。
タンクユニット33は、浸水検知器47をさらに備える。浸水検知器47は、水害のときにタンクユニット33が浸水したことを検知する。浸水検知器47は、水に触れたことを検知する検知部を有する。当該検知部は、例えば、対向して延びる2本の電極を有し、インピーダンスの変化を用いて、水に触れたことを検知するものでもよい。浸水検知器47は、信号線54を介して、制御部36と電気的に接続されている。図示の例において、浸水検知器47は、外郭ケース39内の下部に配置されている。タンクユニット33の周囲の水位が外郭ケース39の下端よりも上にまで上昇し、外郭ケース39内に水が浸入し、その水が浸水検知器47の検知部に触れると、浸水検知器47は、タンクユニット33が浸水したことを検知する。浸水検知器47は、凍結防止ヒータ46が配置された位置よりも低い位置に配置されている。これにより、外郭ケース39内に水が浸入した場合に、凍結防止ヒータ46が水に触れる前に、浸水検知器47が浸水を検知することができる。
所定高さHは、タンクユニット33の水没許容高さに相当する。すなわち、水害時の浸水によって所定高さHの位置までタンクユニット33が水没しても、主要な電気機器である制御部36及び電気部品群52が水に浸かることがなく、制御部36及び電気部品群52が故障しないので、水が引いた後に、タンクユニット33を容易に再使用することが可能となる。
所定高さHの位置は、貯湯タンク8の下端の位置よりも高い位置が好ましい。所定高さHの値は、例えば、1mでもよいし、1m以上の値でもよい。例えば、所定高さH=1.3mでもよい。所定高さHをそのような値にすることで、水害時の浸水によって制御部36及び電気部品群52が故障する可能性をより確実に低減できる。
図3は、制御部36と、凍結防止ヒータ46と、浸水検知器47との接続関係を示す回路図である。制御部36は、凍結防止ヒータ46への通電路48,49を開閉する通電路開閉手段を有する。本実施の形態では、第一リレー50及び第二リレー51が通電路開閉手段に相当する。第一リレー50は、凍結防止ヒータ46の一端への通電路48を開閉する第一通電路開閉手段に相当する。第二リレー51は、凍結防止ヒータ46の他端への通電路49を開閉する第二通電路開閉手段に相当する。
本実施の形態であれば、制御部36から凍結防止ヒータへの通電路48と、凍結防止ヒータから制御部36への通電路49との両方にリレーを設けることで、凍結防止ヒータ46と電源の接続を物理的に遮断することができる。
第一リレー50及び第二リレー51は、例えば、常開接点式のメカニカルリレーでもよい。制御部36の基板には、第一リレー50及び第二リレー51を駆動するリレー駆動回路が設けられている。
次に動作について説明する。浸水検知器47が浸水を検知していない通常使用時においては、貯湯式給湯装置35で使用している温度センサが取得する温度が一定の値以下となった際などに、制御部36のマイコンが凍結防止ヒータON指令を出力すると、第一リレー50及び第二リレー51が閉動作する。これにより、制御部36から通電路48,49を通って凍結防止ヒータ46に電力が供給されることで、凍結防止ヒータ46が発熱動作する。その後、上記温度センサが取得する温度が一定の値以上となった際などに、制御部36のマイコンが凍結防止ヒータOFF指令を出力すると、第一リレー50及び第二リレー51が開動作し、凍結防止ヒータ46への通電が遮断され、凍結防止ヒータ46の発熱動作が停止する。
浸水検知器47が浸水を検知した場合には、それ以降、制御部36は、通電路開閉手段を開に保持することで、凍結防止ヒータ46への通電が強制遮断された状態を維持する。浸水検知器47が浸水を検知した時点では、凍結防止ヒータ46は、まだ水に浸かっていない。本実施の形態であれば、浸水検知器47が浸水を検知した時点以降、凍結防止ヒータ46への通電が強制遮断された状態を維持するので、漏電を確実に防ぐことができる。浸水検知器47が浸水を検知した後、外郭ケース39内の水かさが増して、凍結防止ヒータ46が水に浸かり、凍結防止ヒータ46が絶縁故障したとしても、漏電を確実に防ぐことができる。
凍結防止ヒータ46が動作している状態で浸水検知器47が浸水を検知した場合には、制御部36のマイコンは、凍結防止ヒータOFF指令を出力し、第一リレー50及び第二リレー51を開動作させて、凍結防止ヒータ46への通電を遮断する。また、制御部36のマイコンは、浸水検知器47が浸水を検知した時点以降は、通常使用時の凍結防止ヒータ運転開始・停止条件を満たしても、凍結防止ヒータON/OFFの指令を出力しないようにする。
凍結防止ヒータ46が動作していない状態で浸水検知器47が浸水を検知した場合には、その時点以降、制御部36のマイコンは、通常使用時の凍結防止ヒータ運転開始・停止条件を満たしても、凍結防止ヒータON/OFFの指令を出力しないようにする。
凍結防止ヒータ46への通電が強制遮断された状態になった後、浸水検知器47が浸水を検知しない状態になった場合でも、制御部36は、通電路開閉手段を開に保持することで、凍結防止ヒータ46への通電が強制遮断された状態を維持する。これにより、凍結防止ヒータ46が絶縁故障していたとしても、漏電を確実に防ぐことができる。
上述したように、本実施の形態では、浸水検知器47が浸水を検知した場合に、制御部36は、第1通電路開閉手段と第二通電路開閉手段との両方を開に保持する。これにより、凍結防止ヒータ46と電源の接続が物理的に遮断されるので、漏電をより確実に防ぐことができる。
タンクユニット33の浸水に関する情報を以下「浸水情報」と称する。浸水検知器47が浸水を検知した際に、リモコン44は、浸水情報を報知する。これにより、屋内にいるユーザーに、タンクユニット33が浸水した状態であることを、いち早く注意喚起できる。
本実施の形態におけるリモコン44は、浸水情報を表示可能な表示部44aを有する。図4は、表示部44aに浸水情報を表示しているときのリモコン44の正面図である。図4に示す例では、浸水情報として、「浸水中」、「点検してください」、「点検依頼先:〇〇〇」と表示部44aに表示されている。「浸水中」は、タンクユニット33が浸水したことの情報に相当する。「点検してください」は、タンクユニット33の点検を推奨する情報に相当する。「点検依頼先:〇〇〇」は、点検の依頼先の情報に相当する。このように、浸水情報は、タンクユニット33が浸水したこと以外に、タンクユニット33の点検を推奨する情報と、点検の依頼先の情報との少なくとも一方の情報を含んでいてもよい。凍結防止ヒータ46が水没により絶縁故障した場合、点検による部品交換が必要となるため、ユーザーに点検を促すことが望ましい。
本実施の形態におけるリモコン44は、浸水情報をスピーカ44bからの音声により報知可能な音声報知部を有する。これにより、ユーザーがリモコンの表示部44aを確認できない状態においても、浸水状態であることを注意喚起できる。スピーカ44bからの音声の内容は、表示部44aの表示と同様に、「浸水中」、「点検してください」、「点検依頼先:〇〇〇」でもよいし、あるいは「浸水中」だけでもよい。
浸水情報を、表示部44aと音声報知部との両方で報知するか、表示部44aのみで報知するか、音声報知部のみで報知するかをユーザーが事前に選択できるように構成されていてもよい。その選択は、例えば、操作部44cを操作することで設定できるようになっていてもよい。これにより、例えば音声での報知を煩わしいと感じるユーザーは、浸水状態である旨をリモコン44の表示部44aに表示して報知し、かつ、音声では報知しないことを事前に設定することにより、音声による報知のみ、事前に停止させておくことができる。
浸水情報をリモコン44が報知した後、浸水検知器47が浸水を検知しない状態になった場合でも、リモコン44は、浸水情報の報知を継続する。これにより、ユーザーが不在の間に浸水があった場合でも、ユーザーが、帰宅後に、浸水があった旨を確認することができ、注意喚起できる。
浸水情報をリモコン44が報知し、浸水によりタンクユニット33の電源がOFFとなり、浸水が引いた後にタンクユニット33の電源がONされた場合、リモコン44は、浸水情報の報知を継続する。これにより、ユーザーが不在の間に浸水があった場合でも、ユーザーが、帰宅後に、浸水があった旨を確認することができ、注意喚起できる。
貯湯式給湯装置35は、タンクユニット33が浸水した後のリセット操作を受け付けるリセット操作受付手段を備える。例えば、リモコン44の操作部44cが、リセット操作を受け付けるように構成されていてもよい。あるいは、タンクユニット33に、リセット操作を受け付ける操作部が設けられていてもよい。
浸水情報をリモコン44が報知した後、リセット操作があった場合には、リモコン44は、浸水情報の報知を終了する。ユーザーは、浸水が発生したことを確認したうえで、リセット操作をすることで、音声による報知の場合は音声を停止させ、表示部44aでの報知の場合は表示部44aで別の表示を確認することができる。
浸水によりタンクユニット33の電源がOFFとなり、浸水が引いた後にタンクユニット33の電源がONされた場合、制御部36は、浸水検知器47が浸水を検知しなくなっていても、通電路開閉手段を開に保持することで、凍結防止ヒータ46への通電が強制遮断された状態を維持する。これにより、漏電を確実に防ぐことができる。その後、凍結防止ヒータ46の点検あるいは交換が終了し、リセット操作があった場合には、制御部36は、凍結防止ヒータ46への通電が強制遮断された状態を解除する。これにより、通常使用時の凍結防止ヒータ46の動作が可能となる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の趣旨は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒管、 6 空気熱交換器、 7 Pユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 温水導入口、 8d 温水導入出口、 9a 第一給水配管、 9b 第二給水配管、 9c 第三給水配管、 10 水導出口管、 11 三方弁、 12 循環ポンプ、 13 送湯管、 14 HP往き管、 15 HP戻り管、 16 第一バイパス管、 17 第二バイパス管、 18 四方弁、 20 風呂用熱交換器、 20a 温水導入管、 20b 温水導出管、 21 給湯配管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 第一給湯配管、 25 第二給湯配管、 26 風呂用電磁弁、 27 風呂往き管、 28 風呂戻り管、 29 風呂循環ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御部、 39 外郭ケース、 40 外部脚、 42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 44a 表示部、 44b スピーカ、 44c 操作部、 45 風呂用流量センサ、 46 凍結防止ヒータ、 47 浸水検知器、 48 通電路、 49 通電路、 50 第一リレー、 51 第二リレー、 52 電気部品群、 54 信号線

Claims (13)

  1. 屋外に設置されるタンクユニットを備えた貯湯式給湯装置であって、
    前記タンクユニット内に設けられた貯湯タンクと、
    前記タンクユニット内に設けられた配管と、
    前記タンクユニット内の所定高さ以上の位置に配置された電気部品群と、
    前記タンクユニット内の前記所定高さよりも低い位置に配置され、前記配管の凍結を防止するための凍結防止ヒータと、
    前記タンクユニット内の前記所定高さ以上の位置に配置され、前記電気部品群と前記凍結防止ヒータとを制御する制御部と、
    前記凍結防止ヒータが配置された位置よりも低い位置に配置され、前記タンクユニットが浸水したことを検知する浸水検知器と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、前記凍結防止ヒータへの通電路を開閉する通電路開閉手段を有し、
    前記浸水検知器が浸水を検知した場合には、それ以降、前記制御部は、前記通電路開閉手段を開に保持することで、前記凍結防止ヒータへの通電が強制遮断された状態を維持する貯湯式給湯装置。
  2. 前記凍結防止ヒータへの通電が強制遮断された状態になった後、前記浸水検知器が浸水を検知しない状態になった場合でも、前記制御部は、前記通電路開閉手段を開に保持することで、前記凍結防止ヒータへの通電が強制遮断された状態を維持する請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 前記通電路開閉手段は、前記凍結防止ヒータの一端への通電路を開閉する第一通電路開閉手段と、前記凍結防止ヒータの他端への通電路を開閉する第二通電路開閉手段とを有し、
    前記浸水検知器が浸水を検知した場合に、前記制御部は、前記第一通電路開閉手段と前記第二通電路開閉手段との両方を開に保持する請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 屋内に設置されるリモコンを備え、
    前記浸水検知器が浸水を検知した際に、前記リモコンは、前記タンクユニットの浸水に関する情報である浸水情報を報知する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記リモコンは、前記浸水情報を表示可能な表示部を有する請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記リモコンは、前記浸水情報を音声により報知可能な音声報知部を有する請求項4または請求項5に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記リモコンは、前記浸水情報を表示可能な表示部と、前記浸水情報を音声により報知可能な音声報知部とを有し、
    前記浸水情報を、前記表示部と前記音声報知部との両方で報知するか、前記表示部のみで報知するか、前記音声報知部のみで報知するかをユーザーが事前に選択できるように構成されている請求項4に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記浸水情報を前記リモコンが報知した後、前記浸水検知器が浸水を検知しない状態になった場合でも、前記リモコンは、前記浸水情報の報知を継続する請求項4から請求項7のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記浸水情報を前記リモコンが報知し、浸水により前記タンクユニットの電源がOFFとなり、浸水が引いた後に前記タンクユニットの電源がONされた場合、前記リモコンは、前記浸水情報の報知を継続する請求項4から請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記タンクユニットが浸水した後のリセット操作を受け付けるリセット操作受付手段を備え、
    前記浸水情報を前記リモコンが報知した後、前記リセット操作があった場合には、前記リモコンは、前記浸水情報の報知を終了する請求項4から請求項9のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 前記浸水情報は、前記タンクユニットが浸水したこと以外に、前記タンクユニットの点検を推奨する情報と、前記点検の依頼先の情報との少なくとも一方の情報を含む請求項4から請求項10のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  12. 浸水により前記タンクユニットの電源がOFFとなり、浸水が引いた後に前記タンクユニットの電源がONされた場合、前記制御部は、前記浸水検知器が浸水を検知しなくなっていても、前記通電路開閉手段を開に保持することで、前記凍結防止ヒータへの通電が強制遮断された状態を維持する請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  13. 前記タンクユニットが浸水した後のリセット操作を受け付けるリセット操作受付手段を備え、
    前記凍結防止ヒータへの通電が強制遮断された状態になった後、前記リセット操作があった場合には、前記制御部は、前記凍結防止ヒータへの通電が強制遮断された状態を解除する請求項1から請求項12のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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