JP7434013B2 - 料金機械、料金収受方法およびプログラム - Google Patents
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Description
以下、第1の実施形態に係る料金機械について、図1~図6を参照しながら詳しく説明する。
図1は、第1の実施形態に係る料金機械の全体構成を示す図である。
図1に示す料金機械1は、有料道路の出口料金所に設置され、有料道路の利用者から利用料金を収受するために用いられる機械である。図1に示すように、料金機械1は、出口料金所のアイランドI上に設けられた有人ブースB内に設置される。有人ブースBには収受員が待機する。この収受員は、車線Lに到来した車両(利用者)に対し、料金機械1を用いて利用料金の収受を行う。
さらに、カードリーダ11は、利用者から通行券C2を手渡された場合に、当該通行券C2の情報を読み取ることもできる。通行券C2は、有料道路の入口料金所で利用者に手渡される。この通行券C2には、入口料金所を識別するための識別情報と、通過時間などが記録されている。
前提として、本実施形態に係る有料道路では対距離課金かつ時間帯割引が採用され、各入口料金所および出口料金所にはETCレーンおよび有人レーンが存在する。
この場合、ETCカードC1がセットされた車載器と、各料金所のETCレーンに設置されたETCシステムとの間で行われる無線通信によって料金収受処理が行われる。具体的には、まず、入口料金所のETCレーンにて、ETCシステムは、ETCカードC1に、当該入口料金所の識別情報(以下、「入口識別情報」とも表記する。)および入口料金所の通過時刻(以下、「入口通過時刻」とも表記する。)を書き込む。そして、出口料金所のETCレーンにて、ETCシステムは、ETCカードC1に記録された入口識別情報および入口通過時刻(以下、これらを総称して「入口情報」とも表記する。)を読み出す。ETCシステムは、ETCカードから読み出した入口情報に基づいて、対距離課金額、時間帯割引の適用可否などを判断して利用料金を特定し、さらに、当該特定した利用料金の引き去り処理までを自動的に行う。
この場合、入口料金所ではETCレーンを通過しているので、ETCカードC1には入口情報が書き込まれている。利用者は、出口料金所の有人レーンにて当該ETCカードC1を収受員に手渡す。収受員は、手渡されたETCカードC1を料金機械1のカードリーダ11に挿入する。これにより、料金機械1は、ETCカードC1に書き込まれた入口情報を読み出す。そして、料金機械1は、ETCカードC1から読み出した入口情報に基づいて、対距離課金額、時間帯割引の適用可否などを判断し、利用料金を特定する。収受員は、料金機械1を操作して、利用者から手渡されたETCカードC1を通じて、当該特定された利用料金を引き去る処理を行う。
この場合、入口料金所の有人レーンにて、収受員により通行券C2が発行される。この際、利用者は、出口料金所でも有人レーンに入りETCカードC1と通行券C2とを収受員に手渡すように指示を受ける。入口料金所で発行された通行券C2には、入口情報が記録されている。また、入口料金所の収受員は、通行券C2を発行する際に、利用者が搭乗する車両の車種区分を目視判断して通行券発行機に入力する。これにより、通行券C2には、利用者の車両の車種区分も記録される。
また、この場合、入口料金所ではETCレーンを通過していないので、ETCカードC1には入口情報が書き込まれていない。したがって、出口料金所では、ETCレーンでの料金収受処理を行うことができない。そのため、利用者は、出口料金所で有人レーンに入り、ETCカードC1と、入口料金所で発行された通行券C2とを収受員に手渡す必要がある。出口料金所の収受員は、利用者から手渡されたETCカードC1および通行券C2を料金機械1のカードリーダ11に挿入する。そして、料金機械1は、通行券C2から読み出した入口情報に基づいて、対距離課金額、時間帯割引の適用可否などを判断し、利用料金を特定する。収受員は、料金機械1を操作して、利用者から手渡されたETCカードC1を通じて、当該特定された利用料金を引き去る処理を行う。
図2は、第1の実施形態に係る料金機械のハードウェア構成を示す図である。
図2に示すように、料金機械1の機械本体10は、内部にCPU100と記録媒体101とを有している。
図3は、第1の実施形態に係る料金機械の機能構成を示す図である。
図3に示すように、第1の実施形態に係る料金機械1のCPU100は、所定のプログラムに従って動作することで、ICカード読取部1000、通行券読取部1001、利用時刻取得部1002、車種別適用判定部1003、割引適用受付部1004および料金特定部1005としての機能を発揮する。
通行券読取部1001は、カードリーダ11に挿入された通行券C2に記録されている情報を読み取る。特に、本実施形態においては、通行券読取部1001は、通行券C2に記録されている入口情報(入口識別情報、入口通過時刻)および車種区分を読み取る。
利用時刻取得部1002は、到来した車両(利用者)の、有料道路の利用時刻を取得する。ここで、本実施形態に係る有料道路では、入口通過時刻および出口通過時刻の両方に基づいて時間帯割引の適用可否が決定されるものとする。そこで、本実施形態に係る利用時刻取得部1002は、到来した車両の入口通過時刻、出口通過時刻の両方を取得する。つまり、本実施形態において「利用時刻」とは、入口通過時刻、出口通過時刻の両方を意味する。
なお、他の実施形態において、入口通過時刻および出口通過時刻のいずれか一方のみに基づいて時間帯割引の適用可否が決定される運用の場合には、利用時刻取得部1002は、当該車両の入口通過時刻および出口通過時刻のいずれか一方のみを取得する態様であってもよい。
車種別適用判定部1003は、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合に、到来した車両の車種区分に応じて、当該車両に対し、時間帯別料金テーブルT1に規定された収受料金を適用するか否か(つまり、時間帯割引を適用するか否か)を判定する。
割引適用受付部1004は、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合に、到来した車両に対し、時間帯別料金テーブルT1に規定された収受料金を適用するか否か(つまり、時間帯割引を適用するか否か)を示す入力を収受員から受け付ける。
料金特定部1005は、到来した車両に対し時間帯別料金テーブルT1に規定された収受料金を適用する(つまり、時間帯割引を適用する)場合に、当該時間帯別料金テーブルT1と、利用時刻取得部1002が取得した利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定する。
図4は、第1の実施形態に係る料金機械の処理フローを示す図である。
また、図5は、第1の実施形態に係る車種別適用可否テーブルの例を示す図である。
また、図6は、第1の実施形態に係る時間帯別料金テーブルの例を示す図である。
以下、図4~図6を参照しながら、第1の実施形態に係る料金機械1の処理の流れについて詳しく説明する。
ETCカードC1に入口情報が記録されていた場合(ステップS11;YES)、この利用者には、時間帯別料金テーブルT1に規定される料金(すなわち、時間帯割引)が適用される。そこで、機械本体10の利用時刻取得部1002は、ETCカードC1から読み出された入口情報(入口通過時刻)を参照して入口通過時刻を取得し、さらに、現在時刻を出口通過時刻として取得する(ステップS12a)。そして、収受員の目視判断に基づく車種区分の入力を受け付けた後、機械本体10の料金特定部1005は、時間帯別料金テーブルT1と、利用時刻(入口通過時刻および出口通過時刻)との対比に基づいて収受料金を特定する(ステップS12b)。
図5に示すように、時間帯別料金テーブルT1は、車種区分および時間帯別に収受料金が規定されている情報テーブルである。
時間帯別料金テーブルT1の「車種区分」の欄には“普通”、“大型”などの車種区分が規定されている。1つの収受料金に対応して規定される車種区分の種類は複数あってもよい。
また、時間帯別料金テーブルT1の「時間帯」の欄には“深夜~早朝”、“昼~夕方”などの時間帯が規定されている。1つの収受料金に対応して規定される時間帯は複数あってもよい。
また、時間帯別料金テーブルT1の「収受料金」の欄には収受料金が規定される。
時間帯別料金テーブルT1は入口料金所別に用意され、ETCカードC1等から読み出した入口識別情報に基づいて、どの時間帯別料金テーブルT1を適用するかが特定される。
この場合、収受員は、利用者から通行券C2を受け取り、これをカードリーダ11に挿入する。
次に、機械本体10の車種別適用判定部1003は、車種別適用可否テーブルT2を参照し、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合において、時間帯割引を適用すべき車種区分か否かを判定する(ステップS14)。
図6に示すように、車種別適用可否テーブルT2は、車種区分ごとに時間帯割引の適用可否が規定されている情報テーブルである。
車種別適用可否テーブルT2の「車種区分」の欄には“普通”、“大型”などの車種区分が規定されている。
また、車種別適用可否テーブルT2の「割引の適用可否」の欄には、各車種区分に属する車両に時間帯割引を適用するか否かを示す情報(〇、×)が規定されている。
この車種別適用可否テーブルT2は、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合の措置として、特定の車種区分に属する車両のみを時間帯割引の適用対象としたい(したくない)場合に用いられる。
例えば、入口料金所におけるETCレーンの故障等により、ETCカードを所持する利用者を、やむを得ず、有人レーンに案内する特別対応を行う場合がある。出口料金所の収受員は、上記のような特別対応が行われた入口料金所とその時間帯を事前に知らされている。そして、出口料金所の収受員は、通行券から読み取られた入口識別情報および入口通過時刻に照らし、到来した利用者のETCカードに入口情報が書き込まれていないことが、上記特別対応に基づくものか否かを判断する。道路事業者側の都合(特別対応)によって、本来適用されるべきであった時間帯割引が適用されないこととするのは、利用者にとって不合理である。そこで、収受員は、通行券から読み取られた入口識別情報および入口通過時刻が、特別対応が行われた入口料金所及びその時間帯と整合する場合には「割引適用ボタン」を押下する。
なお、上記のような判断は一例にすぎず、実際には、道路事業者の運用形態に応じた様々な観点に基づいて、収受員による時間帯割引適用可否の判断がなされ得る。
以上、第1の実施形態に係る料金機械1は、有人ブースBに設置され収受員に操作される料金機械であって、到来した車両の利用時刻を取得する利用時刻取得部1002と、時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルT1と、利用時刻取得部1002が取得した利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定する料金特定部1005と、を備える。
このようにすることで、料金機械1は、利用者の利用時刻と、時間帯別料金テーブルT1との対比に基づいて収受料金を特定する。したがって、有人レーンに到来した車両に対しても、時間帯ごとに異なる料金を収受することができる。
このようにすることで、ETCカードを用いて決済を行う際に、入口料金所で当該ETCカードに書き込まれた入口情報に基づいて、利用者の利用時刻(入口通過時刻)を取得することができる。
このようにすることで、入口料金所でETCカードC1に入口情報が書き込まれなかった場合であっても、入口料金所で手渡された通行券C2から利用時刻を取得することができる。
このようにすることで、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合の措置として、収受員の判断により時間帯割引の適用可否を決定することができるので、道路事業者の運用形態に基づく様々な観点に基づいて、利用者に対する時間帯割引適用の可否を柔軟に判断することができる。
このようにすることで、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合の措置として、特定の車種区分に属する車両のみを時間帯割引の適用対象にする、あるいは、時間帯割引の対象から除外することができる。
次に、第2の実施形態に係る料金機械について、図7を参照しながら詳しく説明する。
ただし、第2の実施形態に係る利用時刻取得部1002は、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合に、収受員から受け付けた入力に基づいて前記利用時刻を取得することを特徴とする。
図7は、第2の実施形態に係る料金機械の処理フローを示す図である。
図7に示す処理フローは、有人ブースBにおいて利用者から手渡されたETCカードC1を収受員がカードリーダ11に挿入した時点から開始される。なお、本実施形態に係る有料道路の運用形態では、入口料金所の有人レーンにて通行券が発行されない。
ETCカードC1に入口情報が記録されていた場合(ステップS21;YES)、この利用者には、時間帯別料金テーブルT1に規定される料金(すなわち、時間帯割引)が適用される。そこで、機械本体10の利用時刻取得部1002は、ETCカードC1から読み出された入口情報(入口通過時刻)を参照して入口通過時刻を取得し、さらに、現在時刻を出口通過時刻として取得する(ステップS22a)。そして、収受員の目視判断に基づく車種区分の入力を受け付けた後、機械本体10料金特定部1005は、時間帯別料金テーブルT1と、利用時刻(入口通過時刻および出口通過時刻)との対比に基づいて収受料金を特定する(ステップS22b)。
ステップS22bで収受料金が特定された後、料金機械1は、収受料金を表示して、収受員の操作に基づき、ETCカードC1を通じて収受料金の引き去り処理および利用証明書の発行処理を行う(ステップS29)。
利用時刻取得部1002は、収受員から受け付けた入力に基づいて利用時刻(入口通過時刻)を取得し、さらに、現在時刻を出口通過時刻として取得する(ステップS27a)。そして、料金特定部1005は、ステップS23で受け付けた車種区分、および、時間帯別料金テーブルT1と利用時刻(入口通過時刻および出口通過時刻)との対比に基づいて収受料金を特定する(ステップS27b)。
以上の通り、第2の実施形態に係る料金機械1によれば、利用時刻取得部1002は、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合に、収受員から受け付けた入力に基づいて前記利用時刻を取得する。
このようにすることで、入口料金所で通行券が発行されない運用形態であっても、出口料金所の有人レーンにて、時間帯別料金テーブルT1に規定された収受料金(時間帯割引)を適用することができる。
このようにすることで、例えば、第1の実施形態において収受員に手渡すべき通行券を紛失した、或いは、破損して読み取ることができなかった場合であっても、収受員による入力に基づいて利用時刻を取得することができる。
次に、第3の実施形態に係る料金機械について、図8~図9を参照しながら詳しく説明する。
図8は、第3の実施形態に係る料金機械の機能構成を示す図である。
第3の実施形態に係る料金機械1(CPU100)は、図8に示すように、現金支払受付部1006としての機能を更に有する点で第1、第2の実施形態とは相違する。
図9は、第3の実施形態に係る料金機械の処理フローを示す図である。
本実施形態に係る料金機械1は、第1の実施形態で説明した処理フロー(図4)に加え、更に、図9に示す処理フローを実行可能とする。図9に示す処理フローは、利用者がETCカードを所持していない等の理由により現金で支払いたいことを収受員に伝え、当該収受員がディスプレイ13に表示される「現金支払ボタン」をタッチ操作した時点から開始される。
カードリーダ11は、通行券C2の挿入検知信号を機械本体10に出力する。機械本体10の通行券読取部1001は、この挿入検知信号をきっかけに、通行券C2に記録されている車種区分および入口情報を読み出す(ステップS31)。
ここで、本実施形態に係る車種別適用可否テーブルT2は、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合に加え、利用者が現金で支払おうとする場合の措置として、特定の車種区分に属する車両のみを時間帯割引の適用対象としたい(したくない)場合に用いられるものとする。
なお、ETCカードC1に入口情報が記録されていなかった場合に時間帯割引の適用対象とするか否かを車種区分別に規定した情報テーブル(車種別適用可否テーブルT2)と、利用者が現金で支払おうとする場合に時間帯割引の適用対象とするか否かを車種区分別に規定した情報テーブルとが異なっていてもよい。
以上の通り、第3の実施形態に係る料金機械1によれば、現金支払受付部1006は、収受員から、利用者が利用料金を現金で支払うか否かを示す入力を受け付ける。
このようにすることで、ICカードを所持しない等の理由により現金で支払うことを希望する利用者に対して、現金による料金収受処理を適用することができる。
このようにすることで、ETCカードを所持しない等の理由により現金で支払うことを希望する利用者に対しても、入口料金所で手渡された通行券C2から利用時刻を取得することができる。
このようにすることで、利用者が現金で支払おうとする場合の措置として、収受員の判断により時間帯割引の適用可否を決定することができるので、道路事業者の運用形態に基づく様々な観点に基づいて、利用者に対する時間帯割引適用の可否を柔軟に判断することができる。
このようにすることで、利用者が現金で支払おうとする場合の措置として、特定の車種区分に属する車両のみを時間帯割引の適用対象にする、あるいは、時間帯割引の対象から除外することができる。
第3の実施形態に係る料金機械1は、第1の実施形態と同様に、入口料金所で発行された通行券を出口料金所の収受員に手渡す態様で説明したが、他の実施形態に係る料金機械1は、入口料金所で通行券が発行されない運用形態にも適用できるようにしてもよい。すなわち、第3の実施形態の変形例に係る料金機械1の利用時刻取得部1002は、収受員から現金で支払うことを示す入力を受け付けた場合に、第2の実施形態に係る料金機械1と同様に、収受員から受け付けた入力に基づいて利用時刻を取得するようにしてもよい(図7のステップS27a参照)。
例えば、ETCカードで支払う利用者に対して適用する時間帯別料金テーブルと、現金で支払うことを希望する利用者に対して適用する時間帯別料金テーブルとが異なっていてもよい。
さらに、時間帯別料金テーブルT1に規定される料金は、割引料金(すなわち、通常料金よりも安い料金)であるものとして説明したが、他の実施形態においてはこの態様に限定されない。例えば、時間帯別料金テーブルT1に規定される料金の一部または全部が、通常料金よりも高い料金とされていてもよい。
次に、第4の実施形態に係る料金機械について、図10を参照しながら詳しく説明する。
図10は、第4の実施形態に係る料金機械の機能構成を示す図である。
第4の実施形態に係る料金機械1(CPU100)は、図10に示すように、後方処理適用受付部1007としての機能を更に有する点で第1、第2の実施形態とは相違する。
ただし、この場合、後方処理適用受付部1007は、今回の料金収受処理を示す識別情報に紐づけて、後方処理において時間帯割引を適用するために必要な情報(入口識別情報、入口通過時刻、出口通過時刻、および「後処理ボタン」が押下されたことを示すフラグ情報)を上位装置に送出する。
このようにすることで、上位装置において、時間帯割引適用分の料金のみが引き去られるように、収受額を調整することができる。
各実施形態に記載の料金機械1、料金収受方法およびプログラムは、例えば以下のように把握される。
このようにすることで、料金機械1は、利用者の利用時刻と、時間帯別料金テーブルT1との対比に基づいて収受料金を特定する。したがって、有人レーンに到来した車両に対しても、時間帯ごとに異なる料金を収受することができる。
このようにすることで、ICカードを用いて決済を行う際に、入口料金所で当該ICカードに書き込まれた入口情報に基づいて、利用者の利用時刻(入口通過時刻)を取得することができる。
このようにすることで、入口料金所でETCカードC1に入口情報が書き込まれなかった場合であっても、入口料金所で手渡された通行券C2から利用時刻を取得することができる。
このようにすることで、入口料金所で通行券が発行されない運用形態であっても、出口料金所の有人レーンにて、時間帯別料金テーブルT1に規定された収受料金を適用することができる。
このようにすることで、ICカードに入口情報が記録されていなかった場合の措置として、収受員の判断により時間帯割引の適用可否を決定することができるので、道路事業者の運用形態に基づく様々な観点に基づいて、利用者に対する時間帯割引適用の可否を柔軟に判断することができる。
このようにすることで、上位装置において、時間帯別料金テーブルT1に規定された収受料金(時間帯割引適用分の料金)のみが引き去られるように、収受額を調整することができる。
このようにすることで、ICカードに入口情報が記録されていなかった場合の措置として、特定の車種区分に属する車両のみを時間帯割引の適用対象にする、あるいは、時間帯割引の対象から除外することができる。
このようにすることで、ICカードを所持しない等の理由により現金で支払うことを希望する利用者に対して、現金による料金収受処理を適用することができる。
このようにすることで、ICカードを所持しない等の理由により現金で支払うことを希望する利用者に対しても、入口料金所で手渡された通行券C2から利用時刻を取得することができる。
このようにすることで、利用者が現金で支払おうとする場合の措置として、収受員の判断により時間帯割引の適用可否を決定することができるので、道路事業者の運用形態に基づく様々な観点に基づいて、利用者に対する時間帯割引適用の可否を柔軟に判断することができる。
このようにすることで、利用者が現金で支払おうとする場合の措置として、特定の車種区分に属する車両のみを時間帯割引の適用対象にする、あるいは、時間帯割引の対象から除外することができる。
10 機械本体
100 CPU
1000 ICカード読取部
1001 通行券読取部
1002 利用時刻取得部
1003 車種別適用判定部
1004 割引適用受付部
1005 料金特定部
1006 現金支払受付部
1007 後方処理適用受付部
101 記録媒体
11 カードリーダ
12 操作卓
13 ディスプレイ
C1 ETCカード(ICカード)
C2 通行券
L 車線
I アイランド
T1 時間帯別料金テーブル
T2 車種別適用可否テーブル
Claims (16)
- 有人ブースに設置され収受員に操作される料金機械であって、
到来した車両の利用時刻を取得する利用時刻取得部と、
時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルと前記利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定する料金特定部と、
を備え、
前記利用時刻取得部は、
ICカードに記録された入口情報から前記利用時刻を取得し、
前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、収受員から受け付けた入力に基づいて前記利用時刻を取得する、
料金機械。 - 前記利用時刻取得部は、
前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、通行券に記録された入口情報から前記利用時刻を取得する
請求項1に記載の料金機械。 - 前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、前記車両に対し、前記時間帯別料金テーブルに規定された収受料金を適用するか否かを示す入力を収受員から受け付ける割引適用受付部をさらに備える
請求項1または請求項2に記載の料金機械。 - 前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、前記車両に対し、後方処理による収受料金の調整を適用するか否かを示す入力を収受員から受け付ける後方処理適用受付部をさらに備える
請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の料金機械。 - 前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、前記車両の車種区分に応じて、当該車両に対し、前記時間帯別料金テーブルに規定された収受料金を適用するか否かを判定する車種別適用判定部をさらに備える
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の料金機械。 - 現金で支払うか否かを示す入力を収受員から受け付ける現金支払受付部をさらに備える
請求項1に記載の料金機械。 - 前記利用時刻取得部は、
現金で支払うことを示す入力を受け付けた場合に、通行券に記録された入口情報から前記利用時刻を取得する
請求項6に記載の料金機械。 - 前記利用時刻取得部は、
現金で支払うことを示す入力を受け付けた場合に、収受員から受け付けた入力に基づいて前記利用時刻を取得する
請求項6または請求項7に記載の料金機械。 - 現金で支払うことを示す入力を受け付けた場合に、前記車両に対し、前記時間帯別料金テーブルに規定された収受料金を適用するか否かを示す入力を収受員から受け付ける割引適用受付部をさらに備える
請求項6から請求項8のいずれか一項に記載の料金機械。 - 現金で支払うことを示す入力を受け付けた場合に、前記車両の車種区分に応じて、当該車両に対し、前記時間帯別料金テーブルに規定された収受料金を適用するか否かを判定する車種別適用判定部をさらに備える
請求項6から請求項9のいずれか一項に記載の料金機械。 - 有人ブースに設置され収受員に操作される料金機械を用いた料金収受方法であって、
到来した車両の利用時刻を取得するステップと、
時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルと前記利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定するステップと、
を有し、
前記利用時刻を取得するステップでは、さらに、
ICカードに記録された入口情報から前記利用時刻を取得し、
前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、収受員から受け付けた入力に基づいて前記利用時刻を取得する、
料金収受方法。 - 有人ブースに設置され収受員に操作される料金機械のコンピュータに、
到来した車両の利用時刻を取得するステップと、
時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルと前記利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定するステップと、
を実行させるプログラムであって、
前記利用時刻を取得するステップでは、さらに、
ICカードに記録された入口情報から前記利用時刻を取得し、
前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、収受員から受け付けた入力に基づいて前記利用時刻を取得する、
プログラム。 - 有人ブースに設置され収受員に操作される料金機械であって、
到来した車両の利用時刻を取得する利用時刻取得部と、
時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルと前記利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定する料金特定部と、
を備え、
前記利用時刻取得部は、ICカードに記録された入口情報から前記利用時刻を取得し、
前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、前記車両に対し、後方処理による収受料金の調整を適用するか否かを示す入力を収受員から受け付ける後方処理適用受付部をさらに備える、
料金機械。 - 有人ブースに設置され収受員に操作される料金機械であって、
到来した車両の利用時刻を取得する利用時刻取得部と、
時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルと前記利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定する料金特定部と、
を備え、
前記利用時刻取得部は、ICカードに記録された入口情報から前記利用時刻を取得し、
前記ICカードに前記入口情報が記録されていなかった場合に、前記車両の車種区分に応じて、当該車両に対し、前記時間帯別料金テーブルに規定された収受料金を適用するか否かを判定する車種別適用判定部をさらに備える、
料金機械。 - 有人ブースに設置され収受員に操作される料金機械であって、
到来した車両の利用時刻を取得する利用時刻取得部と、
時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルと前記利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定する料金特定部と、
現金で支払うか否かを示す入力を収受員から受け付ける現金支払受付部と、
を備え、
前記利用時刻取得部は、
現金で支払うことを示す入力を受け付けた場合に、収受員から受け付けた入力に基づいて前記利用時刻を取得する、
料金機械。 - 有人ブースに設置され収受員に操作される料金機械であって、
到来した車両の利用時刻を取得する利用時刻取得部と、
時間帯別の収受料金が規定された時間帯別料金テーブルと前記利用時刻との対比に基づいて、当該車両から収受すべき料金を特定する料金特定部と、
現金で支払うか否かを示す入力を収受員から受け付ける現金支払受付部と、
現金で支払うことを示す入力を受け付けた場合に、前記車両の車種区分に応じて、当該車両に対し、前記時間帯別料金テーブルに規定された収受料金を適用するか否かを判定する車種別適用判定部と、
を備える料金機械。
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---|---|---|---|
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JP2008021255A (ja) | 2006-07-14 | 2008-01-31 | Toshiba Corp | 料金収受システムおよび料金収受方法 |
JP2018097675A (ja) | 2016-12-14 | 2018-06-21 | 三菱重工機械システム株式会社 | 料金収受機、料金収受方法及びプログラム |
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