JP7431644B2 - 射出成形機及び制御盤 - Google Patents

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Description

本開示は、射出成形機及び制御盤に関する。
特許文献1は、強制吸気型のファンを設けて筐体内の気圧を高めることを開示する。
特開2019-171793号公報
制御盤筐体の隙間は、制御盤フレームと制御盤カバーの間の隙間といったように制御し難いものである。埃、粉塵、PM(Particulate Matter)といったダストが制御盤筐体の隙間を介して制御盤筐体内に進入すると、制御盤筐体内のモータ駆動素子やヒートシンクに付着し、モータ駆動素子の蓄熱やヒートシンクの冷却能の低下(ひいては、制御システムの不安定化)に帰結するおそれがある。
定期メンテナンス時、制御盤筐体内に進入したダストを除去できるが、頻繁なメンテナンスは、手間と時間を要し、また射出成形機の停止に伴って生産効率も低下してしまう。本願発明者は、このような観点に鑑みて、モータ駆動素子が収容された制御盤(又は筐体)のメンテナンス負担又は頻度を低減するという新たな課題を見出した。
本開示の一態様に係る射出成形機の制御盤は、
制御盤フレームに対して1つ以上の制御盤カバーが取り付けられて前記制御盤フレームの1つ以上の開口が閉鎖された制御盤筐体と、
前記制御盤筐体の内部空間に配置されるモータ駆動素子と、
前記制御盤筐体の内部空間において前記モータ駆動素子に熱的に接続されたヒートシンクと、
前記制御盤筐体内の空気を前記ヒートシンクに供給して前記ヒートシンクを冷却するように動作可能である1つ以上のファンと、
少なくとも前記1つ以上のファンの動作に応じて前記制御盤筐体外の空気が前記制御盤カバー又は前記制御盤フレームに設けられた複数の吸気口を介して前記制御盤筐体内に自然流入するように構成された非強制型の吸気部を備える。
本開示の一態様によれば、メンテナンス負担又は頻度の低減が促進される。
本開示の一態様に係る射出成形機の概略的な構成を示す図である。 本開示の一態様に係る射出成形機の制御システムの一部の概略的なブロック図である。 本開示の一態様に係る射出成形機の制御盤の概略的な構成を示す図である。 本開示の一態様に係る冷却ユニットの概略的な分解斜視図である。 本開示の一態様に係る制御盤の概略的な斜視図である。
以下、図1乃至図5を参照しつつ、本発明の非限定の実施形態及び特徴について説明する。当業者は、過剰説明を要せず、各実施形態及び/又は各特徴を組み合わせることができ、この組み合わせによる相乗効果も理解可能である。実施形態間の重複説明は、原則的に省略する。参照図面は、発明の記述を主たる目的とするものであり、作図の便宜のために簡略化されている。各特徴は、本明細書に開示された射出成形機にのみ有効であるものではなく、本明細書に開示されていない他の様々な射出成形機にも通用する普遍的な特徴として理解される。
図1に示すように、射出成形機1は、共通又は異なるベース4上に実装された型締装置2及び射出装置3を有する。射出成形機1は、型締装置2と射出装置3の協調的な動作に基づいて成形品を連続的に製造する。型締装置2は、型閉、型締、及び型開のループを繰り返すように構成される。射出装置3は、計量工程、充填工程、及び保圧工程のループを繰り返すように構成される。型締装置2に対して金型装置5が取り付けられる。金型装置5の具体的な構成は、射出成形品の形状、大きさ、及び個数によって決定される。金型装置5は、2プレート式又は3プレート式であり得る。幾つかの形態では、金型装置5は、1以上の固定金型51及び1以上の可動金型52を有する。
以下、型締装置2及び射出装置3の構成及び動作についてより詳しく述べる。型締装置2は、固定プラテン21、可動プラテン22、トグル機構23、トグルサポート24、複数のタイバー25、型締モータ26、及び型厚調整機構27を有する。型締モータ26で生成される駆動力がトグル機構23に伝達し、タイバー25に沿って可動プラテン22が動かされる。これにより、固定プラテン21の対向面と可動プラテン22の対向面の間隔が変更可能である。固定プラテン21と可動プラテン22の間隔が大きい時、固定プラテン21と可動プラテン22の間の空間に金型装置5を導入することができる。固定プラテン21と可動プラテン22の間の空間に金型装置5が導入された状態で、固定金型51を固定プラテン21に取り付け、また可動金型52を可動プラテン22に取り付けることができる。固定金型51を固定プラテン21に取り付けた後、可動金型52を可動プラテン22に取り付けても良く、反対に、可動金型52を可動プラテン22に取り付けた後、固定金型51を固定プラテン21に取り付けても良い。
型締装置2に対して金型装置5が取り付けられた状態において、上述と同様に可動プラテン22が動かされ、これにより、金型装置5の型閉、型締、及び型開が行われる。型閉は、固定金型51の対向面と可動金型52の対向面が接触して固定金型51のキャビティー部分と可動金型52のキャビティー部分が空間的に連通した状態である。型締は、射出装置3から材料の射出圧に耐えるべく、可動金型52が固定金型51により強く押し付けられた状態である。型開は、固定金型51の対向面と可動金型52の対向面が接触せず、両者の間に間隔が空けられた状態である。
型締装置2は、金型装置5から成形品を排出するためのエジェクタ装置28を含む。エジェクタ装置28は、例えば、可動プラテン22の後方に取り付けられる。エジェクタ装置28は、エジェクタロッドと、エジェクタロッドに対して動力を供給するエジェクタモータを含む。エジェクタモータで生成される回転トルクがボールねじにより直線力に変換され、エジェクタロッドに伝達する。エジェクタロッドを前進させると、これにより金型装置5のエジェクタプレートが押される。エジェクタピンにより可動金型52の成形品が押され、金型装置5から排出される。射出成形機1は、型開に同調してエジェクタ装置を作動させる。
トグル機構23は、型締モータ26からの駆動力を受けるクロスヘッド23a、トグルサポート24と可動プラテン22の間で回転自在に結合した第1及び第2リンク23b,23c、クロスヘッド23aと第1リンク23bの間を結合する第3リンク23dを有する。型締モータ26で生成される回転力は、ボールねじといった変換装置によって直線力に変換され、クロスヘッド23aに付与される。例えば、型締モータ26の出力軸の正回転に応じてクロスヘッド23aが固定プラテン21に向けて直進し、第1リンク23bと第2リンク23cのなす角が大きくなり、可動プラテン22が固定プラテン21に向けて直進する。可動プラテン22に対して可動金型52が取り付けられていれば可動金型52も直進する。型締モータ26の出力軸の逆回転に応じてクロスヘッド23aが固定プラテン21から離間する方向に動かされ、第1リンク23bと第2リンク23cのなす角が小さくなり、可動プラテン22が固定プラテン21から離れる方向に直進する。可動プラテン22に対して可動金型52が取り付けられていれば可動金型52も同方向に直進する。なお、型締装置2において可動プラテン22及びそこに取り付けられた可動金型52が固定プラテン21及びそこに取り付けられた固定金型51に向けて移動する方向を前方と定義し、この反対方向を後方と定義することもできる。
トグル機構23は、型締モータ26の駆動力を増幅して可動プラテン22に伝達する。その増幅倍率は、トグル倍率とも呼ばれる。トグル倍率は、第1リンク23bと第2リンク23cとのなす角に応じて変化する。なす角とクロスヘッド23aの位置が相関する。従って、なす角をクロスヘッド23aの位置から求めることができる。トグル機構23を採用せず、可動プラテン22の移動のために油圧シリンダーを採用する形態も想定される。
型厚調整機構27は、固定プラテン21に対するトグルサポート24の位置(両者の前後間隔、言わば、型厚)を調整するように構成される。型厚調整機構27は、型厚調整モータ27aを含む。型厚調整モータ27aで生成される回転力が、タイバー25の後端部のねじ軸に螺合したナットに伝達し、タイバー25沿いのトグルサポート24の位置が変更され、固定プラテン21に対するトグルサポート24の位置(即ち、両者の間隔)が変更される。型厚調整モータ27aの回転力は、ベルト及び歯車といった伝達要素を介して(又は直接的に)ナットに伝達される。
射出装置3は、型締装置2に取り付けられた金型装置5に対して溶融樹脂材料を供給する。射出装置は、インラインスクリュー式又はプリプラ式であり得る。本明細書では、射出装置がインラインスクリュー式であるものとして説明するが、これに限られるべきものではない。射出装置3は、シリンダー31、スクリュー32、ヒーター33、計量モータ34、射出モータ35、移動モータ36、ガイドレール37、第1可動サポート38、及び第2可動サポート39を有する。
シリンダー31は、スクリュー32を収容する金属製の筒材であり、シリンダー胴部31aとノズル部31bを有する。シリンダー胴部31aは、スクリュー32を収容する。ノズル部31bは、シリンダー胴部31aの流路径に比べて小さい流路径を持つ直線流路を有し、またシリンダー胴部31aから供給される溶融プラスチック材料を吐出する吐出口を有する。シリンダー胴部31aは、ホッパー31fから供給されるプラスチック材料、例えば、ペレットを受け入れる材料供給口31cを有する。ペレットは、シリンダー胴部31aを介してヒーター33から伝達する熱に応じて溶融し、またスクリュー32の回転に応じて前側、即ち、ノズル部31bに向けて搬送される。なお、後述の説明から分かるように、充填時のスクリュー32の移動方向が前側であり、計量時のスクリュー32の移動方向が後側である。
スクリュー32は、軸部と軸部の外周に螺旋状に設けられたフライトを有し、その回転に応じて固体及び溶融状態の樹脂材料をシリンダー31の前側に搬送する。スクリュー32は、計量モータ34からの回転力を受けて回転することができる。例えば、計量モータ34の出力軸とスクリュー32がベルトを介して機械的に連結される。また、スクリュー32は、射出モータ35からの駆動力を受けて静止中のシリンダー31内において前側(ノズル部31bに接近する側)及び後側(ノズル部31bから離れる側)に動くことができる。例えば、射出モータ35の出力軸がボールねじのねじ軸にベルトを介して連結される。ボールねじのナットに対して第1可動サポート38が固定される。第1可動サポート38に対してスクリュー32が回転可能に取り付けられる。同様、第1可動サポート38に対して計量モータ34の本体部に固定される。射出モータ35の作動に応じて第1可動サポート38が移動し、スクリュー32及び計量モータ34が移動する。第1可動サポート38は、ベース4に固定されたガイドレール37上に移動可能に実装される。型締装置2に向かう方向を前方とし、型締装置2から離れる方向を後方と呼ぶことができる。
シリンダー31は、移動モータ36からの駆動力を受けて型締装置2に向けて前進し、また型締装置2から離れるように後退する。例えば、移動モータ36の出力軸がボールねじのねじ軸に連結される。ボールねじのナットに対して弾性部材(例えば、ばね)を介して第2可動サポート39が結合される。第2可動サポート39に対してシリンダー31がその後端部で固定される。移動モータ36の作動に応じて第2可動サポート39及びシリンダー31が移動する。第2可動サポート39は、ベース4に固定されたガイドレール37上に移動可能に実装される。なお、各モータにはエンコーダといった計器が組み込まれ得る。エンコーダの出力信号に基づいてモータがフィードバック制御される。
スクリュー32の先端(前端)には逆流防止リング(不図示)が取り付けられる。逆流防止リングは、スクリュー32がシリンダー31内においてノズル部31b側に動かされる時、貯留空間31eに貯留した溶融プラスチック材料が逆流することを抑制する。
ヒーター33は、シリンダー31の外周に取り付けられ、例えば、フィードバック制御された通電により発熱する。ヒーター33は、シリンダー胴部31a及び/又はノズル部31bの外周に任意の態様で取り付けられる。
射出装置3の動作の概要について述べれば、ヒーター33からシリンダー31に対して熱を与え、ホッパー31fを介してシリンダー胴部31a内に供給されるペレットが溶融される。計量モータ34からの回転力に応じてシリンダー胴部31a内でスクリュー32が回転し、スクリュー32の螺旋状の溝に沿ってプラスチック材料が前側に送られ、この過程でプラスチック材料が徐々に溶融される。スクリュー32の前側に溶融プラスチック材料が供給されるに応じてスクリュー32が後退され、溶融プラスチック材料が貯留空間31eに貯留される(「計量工程」と呼ばれる)。スクリュー32の回転数は、計量モータ34のエンコーダを用いて検出する。計量工程では、スクリュー32の急激な後退を制限すべく、射出モータ35を駆動してスクリュー32に対して設定背圧を加えてよい。スクリュー32に対する背圧は、例えば圧力検出器を用いて検出する。スクリュー32が計量完了位置まで後退し、スクリュー32の前方の貯留空間31eに所定量の溶融プラスチック材料が蓄積され、計量工程が完了する。
計量工程に続いて、射出モータ35からの駆動力に応じてスクリュー32がノズル部31bに向けて充填開始位置から充填完了位置まで動き、貯留空間31eに貯留された溶融プラスチック材料がノズル部31bの吐出口を介して金型装置5内に供給される(「充填工程」と呼ばれる)。スクリュー32の位置や速度は、例えば射出モータ35のエンコーダを用いて検出する。スクリュー32の位置が設定位置に達すると、充填工程から保圧工程への切替(所謂、V/P切替)が行われる。V/P切替が行われる位置をV/P切替位置とも呼ぶ。スクリュー32の設定速度は、スクリュー32の位置や時間などに応じて変更されてもよい。
充填工程においてスクリュー32の位置が設定位置に達した時、その設定位置にスクリュー32を一時停止させ、その後にV/P切替を行ってもよい。V/P切替の直前において、スクリュー32の停止の代わりに、スクリュー32の微速前進または微速後退が行われてもよい。また、スクリュー32の位置を検出するスクリュー位置検出器、およびスクリュー32の速度を検出するスクリュー速度検出器は、射出モータ35のエンコーダに限定されず、他の種類の検出器を使用できる。
充填工程に続いて、スクリュー32の前側移動に応じてスクリュー32の前方のプラスチック材料の保持圧が設定圧に維持され、残存するプラスチック材料が金型装置5に押し出される(「保圧工程」と呼ばれる)。金型装置5内での冷却収縮による不足分のプラスチック材料を補充できる。保持圧は、例えば圧力検出器を用いて検出する。保持圧の設定値は、保圧工程の開始からの経過時間に応じて変更されてもよい。保圧工程では金型装置5内のキャビティーのプラスチック材料が徐々に冷却され、保圧工程完了時にはキャビティーの入口が固化したプラスチック材料で塞がれる。この状態はゲートシールと呼ばれ、キャビティーからのプラスチック材料の逆流が防止される。保圧工程後、冷却工程が開始される。冷却工程では、キャビティーのプラスチック材料の固化が行われる。成形サイクル時間の短縮のため、冷却工程中に次の成形サイクルの計量工程が開始されても良い。
保圧工程に続いて、上述の計量工程が行われる。
射出成形機1は、型締装置2及び/又は射出装置3を制御するための制御システムが格納された制御盤7(図1参照)を有する。制御盤7に格納される制御システムは、型締モータ26、エジェクタモータ、計量モータ34、及び射出モータ35をシーケンス制御する。制御システムは、型締モータ26の制御に基づいて、型閉、型締、及び型開を行う。制御システムは、計量モータ34及び射出モータ35の制御に基づいて、計量、充填、保圧を行う。制御システムは、エジェクタモータの制御に基づいて金型装置5の可動金型52から成形品を突き出すことができる。制御システムは、移動モータ36の制御に基づいてシリンダー31を適切な位置に位置付けることができる。制御システムは、上述の制御に加えて、ヒーター33及び金型装置5の温調も制御することができる。
例えば、一回の成形サイクルにおいて、計量工程、型閉工程、型締工程、充填工程、保圧工程、冷却工程、型開工程、および突き出し工程がこの順で行われる。ここで述べた順番は、各工程の開始時間の早い順である。充填工程、保圧工程、および冷却工程は、型締工程の開始から型締工程の終了までの間に行われる。型締工程の終了は型開工程の開始と一致する。尚、成形サイクル時間の短縮のため、同時に複数の工程を行ってもよい。例えば、計量工程は、前回の成形サイクルの冷却工程中に行われてもよく、この場合、型閉工程が成形サイクルの最初に行われることとしてもよい。また、充填工程は、型閉工程中に開始されてもよい。また、突き出し工程は、型開工程中に開始されてもよい。
図2に示すように、制御システムは、複数のモータM(例えば、図示のモータM0~モータM3)を制御するように構成される。各モータMは、上述の型締モータ26、型厚調整モータ27a、エジェクタモータ、計量モータ34、射出モータ35、及び移動モータ36から成る群から選択された一つある。説明の簡素化のため、合計4つのモータM0~モータM3が図示されるが、制御されるモータの個数に限定はない。モータMは、例えば、かご型3相誘導モータであり、U-V-W相の入力電圧に応じて作動する。必ずしも3相誘導モータに限らず、3相同期モータ又は2相誘導モータを用いることもできる。
制御システムは、交流電源(例えば、3相交流電源)61と、交流を直流に変換するコンバータ62、コンバータ62の出力電圧を平滑化する平滑化回路63、コンバータ62とモータMの間に接続されるインバータ64、インバータ64に対してスイッチング信号を供給するサーボコントローラ65、サーボコントローラ65に対して制御指令を提供するCPU66を有する。交流電源61には複数のファンFが接続される。ファンFの設置場所及び機能については後述する。なお、ファンFは、コンバータ62とは異なる電源に接続されても良い。ファンFのオン・オフのためのスイッチを設けても良い。
コンバータ62は、出力配線として、電源配線L1とグランド配線L2を有する。平滑化回路63は、電源配線L1とグランド配線L2の間に接続された平滑化コンデンサを含む。インバータ64は、電源配線L1とグランド配線L2の間に接続された第1及び第2トランジスタTr1,Tr2、電源配線L1とグランド配線L2の間に接続された第3及び第4トランジスタTr3,Tr4、電源配線L1とグランド配線L2の間に接続された第5及び第6トランジスタTr5,Tr6、第1~第6トランジスタTr1~Tr6に対して個別に並列に接続された第1~第6環流ダイオードD1~D6を有する。第1及び第2トランジスタTr1,Tr2の間の接点とモータMの第1端子(例えば、U端子)が接続される。第3及び第4トランジスタTr3,Tr4の間の接点とモータMの第2端子(例えば、V端子)が接続される。第5及び第6トランジスタTr5,Tr6の間の接点とモータMの第3端子(例えば、W端子)が接続される。
第1乃至第6トランジスタTr1~Tr6は、例えば、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)又はMOSFET(Metal-Oxide Semiconductor Field-Effect Transistor)である。各トランジスタは、サーボコントローラ65から供給されるスイッチング信号に応じてオン・オフされる。サーボコントローラ65は、第1及び第2トランジスタTr1,Tr2に対して第1スイッチング信号を提供し、第3及び第4トランジスタTr3,Tr4に対して第2スイッチング信号を提供し、第5及び第6トランジスタTr5,Tr6に対して第3スイッチング信号を提供する。各スイッチング信号は、HレベルとLレベルを有する2値信号である。例えば、第1スイッチング信号がHレベルの時、第1トランジスタTr1がターンオンし、第2トランジスタTr2がターンオフする。第2スイッチング信号がLレベルの時、第1トランジスタTr1がターンオフし、第2トランジスタTr2がターンオンする。第2及び第3スイッチング信号についても同様である。第1スイッチング信号、第2スイッチング信号、及び第3スイッチング信号は、この順で120°位相シフトされている。このようにして、インバータ64から3相電圧波形(即ち、R相、S相、T相)がモータMに供給される。インバータ64とモータMの間にフィルタ回路を挿入することもできる。
メイン又はサブCPU66は、ユーザー入力指令及び/又はモータMの回転子の回転速度を計測するエンコーダの出力信号に応じて制御指令を生成し、この制御指令が、サーボコントローラ65に伝送される。サーボコントローラ65は、CPU66から伝送される制御指令に基づいてインバータ64のスイッチング制御を実行する。例えば、サーボコントローラ65は、スイッチング信号のパルス幅制御(PWM)を行う。これにより、インバータ64から出力される上述の3相電圧波形が高度に制御される。
なお、モータM0~モータM3は、同期又は非同期で作動する。インバータ64_0~64_3についても同様である。複数のインバータ64_0~64_3に対して個別に別々のサーボコントローラが設けられる形態も想定される。環流ダイオードD1~D6を省略することもできる。
図3乃至図5を参照して制御盤7の構成及び動作について詳細に説明する。射出成形機1及び制御盤7に関して、次のように方向が定義される。操作側は、射出成形機1の操作用の入力装置、例えば、タッチパネルが配置される側である。反操作側は、操作側の反対側である。天側は、射出成形機1から天井又は空に向かう方向であり、鉛直方向上方に等しい。地側は、天側の反対側であり、天井又は空から射出成形機1に向かう方向であり、鉛直方向下方に等しい。
制御盤7は、制御盤7の内部空間を画定する制御盤筐体71を有する。制御盤筐体71は、制御盤フレーム72に対して1つ以上(図示例では6つ)の制御盤カバー74が取り付けられて制御盤フレーム72の1つ以上(図示例では6つ)の開口が閉鎖されたものである。制御盤筐体71の内部点検のため、制御盤フレーム72に対して制御盤カバー74を(締結具(例えば、止めねじ)の操作を介して)着脱可能とすることが有利である。すなわち、有利には、制御盤フレーム72と制御盤カバー74の間の隙間は、シーリング材(例えば、シリコーン系材料)で封止されない。
図3、5に示すように、制御盤フレーム72は、地側プレート72a、天側プレート72b、及び地側プレート72aと天側プレート72bを連結する複数の柱72cを有する。天側プレート72b上にベース4を介して上述の射出装置3が配置される。天側プレート72bをベース4として用いても良い。地側プレート72aは、天側プレート72bとの間に収容空間を画定するように対向して配置される。地側プレート72a及び天側プレート72bは、いずれも制御盤カバー74よりも大きい厚みの鋼板であり得る。
制御盤カバー74は、地側プレート72aと天側プレート72bの間と柱72cの間で開口した開口を閉鎖するように制御盤フレーム72(例えば、柱72cの取付片72d)に対して、例えば、ネジ等の締結具によって取り付けられる。図示例では、制御盤カバー74a,74bにより操作側の2つの開口が閉鎖され、制御盤カバー74c,74dにより(操作側と反操作側以外の)側方の2つの開口が閉鎖され、制御盤カバー74e,74fにより反操作側の2つの開口が閉鎖される。制御盤フレーム72の構成に応じて適切な大きさと枚数の制御盤カバー74が用いられる。
図3に示すように、制御盤筐体71内には、第1電装品配置部101、第2電装品配置部102、第3電装品配置部103、及び第4電装品配置部104が配置される。第1電装品配置部101には、例えば、ブレーカー類が配置される。第2電装品配置部102には、インバータ64といったモータ駆動素子9が配置される。第3電装品配置部103には、CPU66が実装されたマザーボードといったコンピューターハードウェアが配置される。第4電装品配置部104には、ヒーター33のシーケンス制御用のリレーが配置される。尚、CPU66のチップ上には不図示の空冷ヒートシンクが実装されている。制御盤筐体71の内部空間における電装品配置部の数及び占有体積は、射出成形機の種類に応じて大きく異なり得る。従って、図示の電装品の配置は、単なる非限定の例として理解される。
制御盤筐体71内のモータ駆動素子9は、例えば、上述のインバータ64として機能する表面実装素子又は回路チップであるか、この表面実装素子又は回路チップが基板上に実装されたモジュールである。周知のように、インバータ64は、高速スイッチング動作に応じて発熱する。
制御盤筐体71内には、モータ駆動素子9に熱的に接続されたヒートシンク81と、制御盤筐体71内の空気をヒートシンク81に供給してヒートシンク81を冷却するように動作可能であるファンF0,F1が設けられる。ヒートシンク81に対してカバー82が取り付けられて流路部材8が構成される。流路部材8によりヒートシンク81から受熱した空気が制御盤筐体71外に排出される。このような流路部材8を設けることなく、ファンF0,F1からヒートシンクに供給されて熱を受けた空気を制御盤筐体71外に排出する様々な形態が想定される。
流路部材8の流入口8pは、制御盤筐体71内で開口する。流路部材8の流出口8qは、制御盤筐体71外で開口し、流路部材8に流入した空気の排出のための排出口が制御盤筐体71に設けられる。ファンF0,F1の作動によって制御盤筐体71内の空気が流路部材8の流路(ヒートシンク81とカバー82の間の空間)に流入し、ヒートシンク81に接触し、制御盤筐体71外に排出される。制御盤筐体71における排出口(流路部材8の流出口8q)を設ける位置は、例えば、地側プレート72aであるが、これに限られない。流路部材8は、その流出側端部において地側プレート72aの開口に空間連通して設けられ得る。
ヒートシンク81は、複数の放熱フィン81aと、複数の放熱フィン81aが結合したベースプレート81bを含む。各放熱フィン81aは、流路部材8の流路に流れる空気の流れ方向に沿って延びる平板部である。放熱フィン81a同士の間及び放熱フィン81aとカバー82で流路の一部分が画定される。溶接、締結、又は嵌合といった任意の方法でヒートシンク81に対してカバー82が取り付けられる。ヒートシンク81同様、カバー82は、金属製であり得る。なお、ヒートシンクの形状は、図示のものに限られない。ドット状又は渦巻き状に放熱部が配置されたヒートシンクも採用可能である。
ファンF0、F1は、カバー82の開口82m,82nに対して取り付けられる。ファンF0、F1は、ヒートシンク81を介したモータ駆動素子9の冷却に十分な能力を有するものである。ファンF0、F1は、軸流ファン、遠心ファン、及びブロアファンといった電動ファンである。ファンが軸流ファンの場合、ファンは、ファンモータ(例えば、DCモータ)と、ファン枠と、ファン枠内に設けられた羽根を有する。羽根は、ファンモータの回転軸に取り付けられ、モータの作動に応じて回転する。これによりファン枠を通じて流れる空気流が生成される。ファンF0、F1は、インバータ64により駆動されるモータの電源のオン・オフに同期して動作する。モータ電源がオンされるとファンF0、F1が回転を開始する。モータ電源がオフされるとファンF0、F1が回転を停止する。
本実施形態においては、図3、5に示すように、制御盤7は、ファンF0、F1の作動に応じて制御盤筐体71外の空気が制御盤カバー74に設けられた複数の吸気口75を介して制御盤筐体71内に自然流入するように構成された非強制型(換言すれば、ファンフリー型(ファン無し型))の吸気部76を有する。吸気部76を設けることによって制御盤筐体71の隙間を介して制御盤筐体71の外部から内部に流入するダストの量が低減し、モータ駆動素子9やヒートシンク81に付着したダストを除去するメンテナンス頻度を効果的に低減することができる。制御盤7に設けられる吸気部76の数は、典型的には、一つであるが、これに限られない。
制御盤筐体71の隙間は、その位置や範囲を直ちに特定しにくく制御し難い(取り扱い難い)ものである。他方、複数の吸気口75は、その位置や範囲を直ちに特定することができ、制御しやすい(取り扱い易い)ものである。例えば、複数の吸気口75は、制御盤カバー74において、2以上の行及び/又は2以上の列を形成するように2次元的に配置される。複数の吸気口75が設けられた制御盤カバー74の内側に集塵フィルタ77を貼り付けることにより吸気口75を介して制御盤筐体71内に流入したダストを捕捉することができる。定期メンテナンス時、フィルタ交換をすれば良く、メンテナンス作業に長い時間を要しない。集塵フィルタ77は、吸気口75が設けられた制御盤カバー74eの内面において吸気口75を一括して被覆するように設けられ得る。
制御盤筐体71の隙間を介して制御盤筐体71内にはダストが依然として流入する。しかし、吸気部76が設けられているため、制御盤筐体71の隙間を介して制御盤筐体71内に流入するダスト量が低減され、モータ駆動素子9やヒートシンク81に付着したダストのメンテナンス負担又は頻度が低減される。
吸気部76は、強制吸気のためのファンを有しない非強制型である。従って、吸気部76の吸気口75を介して制御盤筐体71外から制御盤筐体71内に流入する空気の流量は、少なくとも上述のファンF0、F1の作動に応じたものである。吸気部76にファンを設けて強制吸気することは、一見して、制御盤筐体71外から制御盤筐体71内に(見込みとして、制御盤筐体71内の空気よりも低温の)空気を効率的に導入できるメリットがある。しかしながら、この場合、強制吸気用のファンが、定格値(例えば、風量、回転速度等)の大きい上述のファンF0、F1の影響を受けるおそれがある。例えば、強制吸気用のファンが、上述のファンF0、F1の影響を受けて定格を上回る回転数で回転し、早期に故障するリスクが高まるおそれがある。ファンの交換等の追加のメンテナンス作業の発生は望ましくない。
本願発明者が行った試験によると、制御盤筐体71の隙間の位置や大きさ(断面積)に依存して、その隙間を介して制御盤7内に流入する空気の流量が変動することが分かった。また、ファンF0、F1からの隙間の離間距離も一つの要因であることが分かった。このような検討の結果、複数の吸気口75の合計断面積は、制御盤筐体71の隙間の合計断面積以上とすることが有利であることが見出された。これにより制御盤筐体71の隙間を介して流入する空気の流量よりも吸気口75を介して流入する空気の合計の流量が大きくなり、制御盤筐体71の隙間を介したダスト流入を効果的に低減することができる。また、各吸気口75の大きさ(断面積)を小さくすることにより、吸気口75を介した制御盤筐体71の内部構造の露出を回避又は抑制することができる。
制御盤筐体71の隙間の合計断面積は、制御盤筐体71の全体サイズを考慮しても小さくない。吸気部76に多数の吸気口75を設ける場合、吸気部76に少数の吸気口75を設ける場合に問題となる制御盤筐体71の内部構造の露出の程度を緩和することができる。上述のように、吸気口75は、制御盤カバー74において、2以上の行及び/又は2以上の列を形成するように2次元的に配置され得る。幾つかの場合、吸気口75がM行とN行設けられる(M,Nは、2以上の自然数)。MとNの加算により算出される合計値は、5以上、6以上、7以上、・・・(中略)・・・、10以上、・・・・(中略)・・・、20以上、・・・・(中略)・・・、30以上、・・・(中略)・・・35以上であり得る。
制御盤筐体71には、制御盤筐体71外から制御盤筐体71内に空気が流入することを許容する隙間として、制御盤フレーム72と制御盤カバー74の間の隙間、制御盤カバー74dに設けられた電線引き込み口78、及び制御盤カバー74eに設けられた電線引き出し口79が設けられる。換言すれば、制御盤筐体71には、制御盤フレーム72に対する制御盤カバー74の取り付けに起因する隙間、電線の引き込み及び/又は引き出しのために制御盤カバー74に設けられる開口以外に制御盤筐体外から制御盤筐体内への空気の流入を許容する隙間がない。上述の流路部材8の流出口8qは、本明細書では、制御盤筐体71の隙間として理解されない。流路部材8の流出口8qを介して制御盤筐体71外から制御盤筐体71内に空気が流入することが想定されないためである。幾つかの場合、複数の吸気口75の合計断面積は、流路部材8に流入した空気の排出のために制御盤筐体71に設けられた排出口の断面積以上である。
制御盤フレーム72と制御盤カバー74の間の隙間の断面積は、制御盤カバー74の一側縁の長さと、制御盤フレーム72と制御盤カバー74の間隔から算出可能である。電線引き込み口78及び電線引き出し口79の断面積は、開口断面積から電線束の断面積(電線の断面積の合計値)を減算して算出される。電線は、電源線、信号線、及び制御線といった様々な種類の電線(ケーブルを含む)であり得る。
ファンF0、F1及び流路部材8の流入口8pは、制御盤7の操作側及び反操作側のいずれかの側に設けられることが多い。ある場合、吸気口75は、ファンF0、F1に対向配置された制御盤カバー74aに設けられる(不図示)。別の場合、吸気口75は、制御盤7の操作側及び反操作側以外の側方に設けられた制御盤カバー74dに設けられる(図3、5に図示)。制御盤カバー74における吸気口75の合計の占有面積は小さくない。前者の場合、制御盤7の外観への影響は大きいが、吸気口75からファンF0、F1及び流路部材8の流入口8pへの空気の流れが(少なくとも大きく)妨げられない。後者の場合、制御盤筐体71内の内部構造により吸気口75からファンF0、F1及び流路部材8の流入口8pへの空気の流れが妨げられるが、制御盤7の外観への影響を小さくすることができる。
吸気口75が設けられた制御盤カバー74eにおいて吸気口75が占める面積は、その制御盤カバーの全体面積の20%以上、又は30%以上、又は40%以上、又は50%以上、又は60%以上であり得る。このような場合、吸気口75の合計断面積は、制御盤筐体71の隙間の合計断面積以上となる見込みが高い。すなわち、制御盤筐体71の隙間の合計断面積を計算するまでもなく吸気口75の合計断面積を十分な値(又は十分に近い値)とすることができる。
なお、吸気口75が設けられた制御盤カバー74eにおいて吸気口75が占める面積は、二次元的に配置された吸気口75の最も外側に配置された吸気口75の輪郭線及び/又は接線の連続によって定まる輪郭に基づいて決定することができる。吸気口75は、矩形枠の輪郭内に二次元的に配置される場合に限られない。三角形又は円形枠の輪郭内に吸気口75を二次元的に配置しても良い。
上述の開示を踏まえ、当業者は、各実施形態及び各特徴に対して様々な変更を加えることができる。吸気口は、制御盤カバー74に限らず、制御盤フレーム72(例えば、地側プレート72a又は天側プレート72b)に設けても良い。
1 :射出成形機
7 :制御盤
8 :流路部材
9 :モータ駆動素子
71 :制御盤筐体
72 :制御盤フレーム
74 :制御盤カバー
75 :吸気口
76 :吸気部
77 :集塵フィルタ
78 :電線引き込み口
79 :電線引き出し口
81 :ヒートシンク
82 :カバー

Claims (14)

  1. 射出成形機の制御盤であって、
    天側及び地側プレートを含む制御盤フレームに対して複数の制御盤カバーが取り付けられて前記制御盤フレームの1つ以上の開口が閉鎖された制御盤筐体と、
    前記制御盤筐体の内部空間に配置されるモータ駆動素子と、
    前記制御盤筐体の内部空間において前記モータ駆動素子に熱的に接続されたヒートシンクと、
    前記ヒートシンクとの間に流路を形成するカバーと、
    前記制御盤筐体内の空気を前記流路に供給して前記ヒートシンクを冷却するように動作可能である1つ以上のファンと、
    少なくとも前記1つ以上のファンの動作に応じて前記制御盤筐体外の空気が前記制御盤カバー又は前記制御盤フレームに設けられた複数の吸気口を介して前記制御盤筐体内に流入するように構成された吸気部と、を備え
    前記流路は、前記制御盤筐体の内部空間で開口した流入口と、前記制御盤筐体の外面において開口した流出口を有し、
    前記吸気部は、前記複数の制御盤カバーのうち前記流入口が対向する所定の制御盤カバーに設けられておらず、かつ前記所定の制御盤カバーと前記ファンの間の前記制御盤筐体内の所定の内部空間に対して前記制御盤筐体の天側視、地側視、及び側面視のいずれにおいても重畳しない範囲に設けられる、制御盤。
  2. 前記複数の吸気口は、前記制御盤カバーにおいて、2以上の行及び/又は2以上の列を形成するように2次元的に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の制御盤。
  3. 前記複数の吸気口の合計断面積は、前記制御盤筐体の隙間の合計断面積以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載の制御盤。
  4. 前記制御盤筐体の隙間は、前記制御盤フレームと前記制御盤カバーの間の隙間と、前記制御盤カバーに設けられた電線引き込み口と、前記制御盤カバーに設けられた電線引き出し口を含むことを特徴とする請求項3に記載の制御盤。
  5. 前記複数の吸気口は、当該制御盤の操作側及び反操作側以外の側方に設けられた前記制御盤カバーに設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御盤。
  6. 前記複数の吸気口は、前記1つ以上のファンに対向配置された前記制御盤カバーに設けられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御盤。
  7. 前記複数の吸気口が設けられた前記制御盤カバーにおいて前記複数の吸気口が占める面積は、その制御盤カバーの全体面積の20%以上、又は30%以上、又は40%以上、又は50%以上、又は60%以上であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御盤。
  8. 前記複数の吸気口が占める面積は、二次元的に配置された前記吸気口の最も外側に配置された吸気口の輪郭線及び/又は接線の連続によって定まる輪郭に基づくことを特徴とする請求項7に記載の制御盤。
  9. 前記複数の吸気口が設けられた前記制御盤カバーの内面において前記複数の吸気口を一括して被覆するように設けられた集塵フィルタを更に備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の制御盤。
  10. 少なくとも前記ヒートシンクを含む流路部材を更に備え、前記1つ以上のファンにより前記流路部材に空気が流入し、前記ヒートシンクに接触し、続いて当該制御盤外に排出されることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の制御盤。
  11. 前記複数の吸気口の合計断面積は、前記流路部材に流入した空気の排出のために前記制御盤筐体に設けられた排出口の断面積以上であることを特徴とする請求項10に記載の制御盤。
  12. 前記制御盤筐体には、前記制御盤フレームに対する前記制御盤カバーの取り付けに起因する隙間、電線の引き込み及び/又は引き出しのために前記制御盤カバーに設けられる開口以外に制御盤筐体外から制御盤筐体内への空気の流入を許容する隙間がないことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか一項に記載の制御盤。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載の制御盤を含む射出成形機。
  14. 1以上のモータの動力に応じて作動するように構成された機械の筐体であって、
    天側及び地側プレートを含む筐体フレームに対して複数の筐体カバーが取り付けられて前記筐体フレームの1つ以上の開口が閉鎖された筐体本体と、
    前記筐体本体の内部空間に配置されるモータ駆動素子と、
    前記筐体本体の内部空間において前記モータ駆動素子に熱的に接続されたヒートシンクと、
    前記ヒートシンクとの間に流路を形成するカバーと、
    前記筐体本体の内部の空気を前記流路に供給して前記ヒートシンクを冷却するように動作可能である1つ以上のファンと、
    少なくとも前記1つ以上のファンの動作に応じて前記筐体本体外の空気が前記筐体カバーに設けられた複数の吸気口を介して前記筐体本体内に流入するように構成された吸気部と、を備え
    前記流路は、前記筐体本体の内部空間で開口した流入口と、前記筐体本体の外面において開口した流出口を有し、
    前記吸気部は、前記複数の筐体カバーのうち前記流入口が対向する所定の筐体カバーに設けられておらず、かつ前記所定の筐体カバーと前記ファンの間の前記筐体本体内の所定の内部空間に対して前記筐体本体の天側視、地側視、及び側面視のいずれにおいても重畳しない範囲に設けられる、筐体。
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