JP7431629B2 - デッキ材およびデッキ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、デッキ材およびデッキ構造に関する。
従来、デッキ材として、硬質塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂を押出成形したものが知られている。この種のデッキ材として、例えば、特許文献1記載のデッキ材が知られている。このデッキ材は、床面(意匠面)を形成する天板部と、天板部に平行に配置された底板部と、天板部と底板部との間に介在された複数の柱部と、を備えている。さらに、このデッキ材は、天板部及び底板部の押出方向に直交する方向において一方の端部に、垂れ壁、立ち上がり壁、及び固定部を備え、垂れ壁と立ち上がり壁との間に隙間が形成されている。また、立ち上がり壁と柱部との間に雨水ガイド部が形成されている。一方、デッキ材の他方の端部には、固定部を覆う固定部カバー部が備えられ、固定部カバー部には遊嵌部が備えられている。
このデッキ材によれば、デッキ材の固定部が固定ビスで根太材に固定され、デッキ材に隣接して設けられた同型のデッキ材の遊嵌部が、デッキ材の隙間に遊嵌される。この状態において、デッキ材と隣接する同型のデッキ材との境界部分に流れ込む雨水を、遊嵌部を介して隙間から雨水ガイド部に導く。
特開2011-58321号公報
しかし、従来のデッキ材では、天板部の床面(意匠面)に雨水等が溜まることが考えられる。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、雨水等を溜まり難くできるデッキ材を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明に係るデッキ材は、平面視において第1方向よりも、前記第1方向に直交する第2方向に長いデッキ材であって、前記デッキ材の第1面における前記第1方向の中央部に、突起を備えている。
この発明では、デッキ材の第1面における第1方向の中央部に突起があることで、第1面を接地させたときに中央部が盛り上がる。よって、第1方向の両端部を例えば、デッキ材の第1面を支持する下地材に固定させた場合、第1方向において中央部が盛り上げられ、デッキ材を凸状に保持できる。これにより、デッキ材の第2面(すなわち、床面(意匠面))に排水勾配を確保でき、デッキ材の床面(意匠面)に雨水(水)等を溜まり難くできる。
また、前記デッキ材における前記第1方向の一方の端部に有する第1排水部は、前記デッキ材における前記第1方向の他方の端部に有する第2排水部に連結可能に形成されていてもよい。
この場合には、第1排水部に、隣接して設けられた同型のデッキ材の第2排水部を連結させた状態において、連結された2つのデッキ材の間に第1排水部と第2排水部との2つの排水用雨樋を配置できる。これにより、例えば、気象庁による10分間における最大の降水量に対応させて雨水等を良好に排水できる。
また、前記第1排水部は、前記第2排水部に対する連結位置を前記第1方向において調整可能に形成されていてもよい。
この場合には、第2排水部に対する第1排水部の連結位置を第1方向において調整可能とすることで、連結された複数のデッキ材の第1方向の幅を調整できる。すなわち、第1排水部は、排水用の雨樋の役割に加えて、連結された複数のデッキ材の幅調整の役割を兼ねている。
また、前記第1排水部は、前記第2排水部のうち固定具で固定される固定部を、前記デッキ材の前記第1面に対して反対側の第2面の側から覆うように形成されていてもよい。
この場合には、例えば、第1排水部に連結された同型のデッキ材の固定部を第2面の側から見えないように隠すことができる。これにより、連結したデッキ材の意匠デザインに影響を与えないようにできる。
また、前記第2排水部には、前記固定部を仕切る仕切り板が設けられていてもよい。
この場合には、第2排水部に仕切り板を設けて固定部を仕切ることで、固定部に第2排水部から雨水等が浸入することを防止できる。これにより、例えば、固定部を固定する固定具が錆びることや、固定部の取付け孔から雨水等が外部に漏出することを防止できる。
また、前記固定部には、前記第2方向に延びる取付けラインが設けられていてもよい。
この場合には、固定部に取付けラインを設けることで、固定具を取り付ける取付け位置を分かり易くでき、固定部に固定具を取り付け易くできる。すなわち、固定具を取付けライン上に配置することで、固定具を配置する第2方向の位置によらず、固定具の第1方向の位置を同等に保持することができる。
また、前記第1排水部は、前記第2排水部によって、前記デッキ材の前記第1面に対して反対側の第2面の側から前記第1面の側に向けて押さえられた状態で連結可能に形成されていてもよい。
この場合には、例えば、第1排水部に連結された同型のデッキ材の第2排水部で第1排水部を第2面の側から第1面の側に向けて押さえることができる。これにより、第1排水部を第2排水部に固定具等を使用することなく連結できる。さらに、隣接して設けられた同型のデッキ材の第2排水部に第1排水部を連結することで、突起が設けられた中央部に対して排水勾配を確保できる。
また、前記第1排水部のうち前記第2面の側に対向する面に、前記第1方向に間隔をおいて複数本の目安ラインが設けられていてもよい。
この場合には、第1排水部に複数本の目安ラインを設けることで、施工時の幅調整の目安にできる。
また、前記第1面における前記第1方向の一方の端部には、前記第1方向に突出する地面突起が設けられていてもよい。
この場合には、例えば、地面突起を、予め下地材に固定された施工スタート固定金具に係止することで、デッキ材を施工スタート位置に容易に設定して固定できる。さらに例えば、隣接して設けられた同型のデッキ材にデッキ材を連結する時に、隣接して設けられた同型のデッキ材に地面突起を係止することで、デッキ材を連結する補助に使用できる。これにより、デッキ材の施工時に、施工の自由度を高めることができる。
また、本発明に係るデッキ構造は、前記デッキ材と、前記第1面を支持し、前記デッキ材における前記第1方向の両端部が固定される下地材と、を備えている。
この発明では、デッキ材の第1面における第1方向の中央部に突起が設けられている。さらに、デッキ材の第1方向の両端部が、第1面を支持する下地材に固定されている。よって、デッキ材の第2面(すなわち、意匠面)において、第1方向の中央部から両端部に向けて排水勾配を確保できる。これにより、デッキ材の第2面(すなわち、床面(意匠面))に雨水等を溜まり難くできる。
本発明によれば、デッキ材の意匠面に雨水等を溜まり難くできる。
本発明の一実施形態に係るデッキ材を連結した床幅W1の床板を示すX方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るデッキ材を連結した床幅W2の床板を示すX方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るデッキ材を連結した床板を示すY方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るデッキ材のX方向に沿う断面図である。 本発明の一実施形態に係るデッキ材の平面図である。 図4のVI部を拡大した断面図である。 図1のVII部を拡大した断面図である。 図2のVIII部を拡大した断面図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るデッキ材およびデッキ構造について説明する。
図1から図3に示すように、デッキ構造50は、例えば、ベランダやバルコニー等に適用される。デッキ構造50は、床板1と、床板1を支持する下地材2、5(根太材)と、を備えている。
床板1は、複数のデッキ材10を備えている。複数のデッキ材10は、水平方向のうちの一方向であるX方向(第1方向)に並べられている。各デッキ材10は、水平方向のうちのX方向に直交するY方向(第2方向)に長い。各デッキ材10の押出成形方向(長手方向)は、Y方向となっている。各デッキ材10の厚さ方向は、鉛直方向であるZ方向となっている。Z方向は、X方向およびY方向の両方向に直交している。
床板1は、複数のデッキ材10が平面上に(X方向に)連続して連結されることにより形成されている。複数のデッキ材10は、下地材2、5に、固定ビス3(固定具)によって取り付けられている。
下地材2、5は、床板1を下方から支持する。下地材2、5は、Y方向に間隔をあけて複数配置されている。各下地材2、5は、X方向に延びている。各下地材2、5は、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、金属、アルミニウム等の非金属で構成されている。
図4、図5に示すように、デッキ材10は、硬質塩化ビニル樹脂、ポリプロピレン、ポリエチレン、ABS樹脂などの熱可塑性樹脂で押出成形された部材である。
デッキ材10は、天板部11と、底板部12と、突起(突条)13と、複数の柱部14と、第1排水部15と、地面突起16と、第2排水部17と、を備えている。デッキ材10は、平面視においてX方向よりもY方向に長く、かつ、一定の厚みを有する中空の長尺材である。デッキ材10は、例えば、デッキ高さが15~100mm、デッキ幅が100~600mm、デッキ長さが任意であるが、これに限定しない。また、天板部11、底板部12及び柱部14の肉厚として、例えば1~10mmを例示するが、これに限定しない。
天板部11は、XY平面に沿ってY方向に長い板状に形成され、底板部12に対して反対側の意匠面(すなわち、上面、第2面)11aを有する。意匠面11aは、床板1(図1参照)の床面を形成する面である。
底板部12は、天板部11に対して意匠面11aの反対側のZ方向に所定間隔をおいて平行に配置され、XY平面に沿ってY方向に長い板状に形成されている。底板部12は、天板部11の反対側の地面(第1面)12aが下地材2、5により下方から支持される。
地面12aにおけるX方向の中央部12bに突起13が形成されている。突起13は、Y方向においてデッキ材10(地面12a)の長さに合わせて突条に形成されている。突起13は、下地材2、5(下方)に向けて突出する。突起13は、底板部12の地面12aが下地材2、5により下方から支持された状態において、下地材2、5に載置(接触)される。
突起13は、例えば、突起幅が5~200mm、突起厚み1~10mmに形成されているが、これに限らない。
また、突起13の形状は、好ましくは半円形であるが、逆三角形、正方形、長方形等の他の形状としてもよい。突起13の形状を半円形にすることにより、後述する施工時に突起13による下地材2、5への押さえ力を均等に分散させ易い。
複数の柱部14は、天板部11と底板部12との間に配置され、天板部11と底板部12とをZ方向に連結している。複数の柱部14は、X方向に所定間隔をおいて設けられている。各柱部14は、デッキ材10に沿ってY方向に延びている。これにより、天板部11及び底板部12は、Z方向に一定間隔をおいて複数の柱部14で連結されている。すなわち、天板部11、底板部12、及び複数の柱部14により、一定の厚みを有する長尺なデッキ材10の基礎が形成されている。
天板部11のうち、X方向において一方の端部11bでは、意匠面11aに対して底板部12側のZ方向に肉厚が増すように形成されている。天板部11の一方の端部11bは、意匠面11aが端縁11cに向けて底板部12側に下り勾配に形成されている。以下、下り勾配に形成された面を傾斜面11dという。天板部11の一方の端部11b(具体的には、傾斜面11d)には、第1排水部15が設けられている。
第1排水部15は、意匠面11aより底板部12側の低い位置に配置されている。第1排水部15は、断面U字状の雨樋に形成されている。第1排水部15は、デッキ材10に沿ってY方向に延びている。第1排水部15は、内側壁21と、底部22と、外側壁23と、を備えている。
内側壁21は、傾斜面11d(端縁11c)から底板部12側に向けてZ方向に延びている。底部22は、内側壁21の下端からX方向に延びている。
外側壁23は、底部22から天板部11側に向けてZ方向に立ち上げられている。
外側壁23は、天板部11側の端部に押付部24を有する。押付部24は、好ましくは円形に形成され、天板部11の肉厚より厚く形成されている。例えば、天板部11の肉厚が2.5mmの場合には、押付部24の直径を3mmとすることが好ましいが、これに限定しない。なお、押付部24の形状は、円形に限らないで、多角形等の他の形状にしてもよい。
第1排水部15は、例えば、隣接して設けられた同型(同種商品)のデッキ材10の第2排水部17に連結可能に形成されている。第2排水部17については後で詳しく説明する。なお、「隣接して設けられた同型のデッキ材10」を「隣接するデッキ材10」と略記することがある。
図6に示すように、第1排水部15は、底部22のうち天板部11の側に対向する面22aに、X方向に間隔をおいて複数本の目安ライン26が設けられている。目安ライン26は、例えば、凹形の溝状に形成されている。凹形の形状は、好ましくは半円形であるが、逆三角形、正方形、長方形等の他の形状としてもよい。凹形の形状を半円形にすることにより、後述する施工時や施工後に凹形からのキレツや破損が発生し難い溝状に形成されている。目安ライン26は、例えば、溝深さが0.1~0.5mmに形成されている。また、複数の目安ライン26は、例えばX方向に1mmの間隔をおいて形成されている。
このような溝深さや、X方向の間隔を備える目安ライン26によれば、複数の目安ライン26が排水を妨げるおそれがなく、後述する幅調整の目安として分かり易い形状にできる。さらに、複数の目安ライン26を起点として底部22が破損することを抑制できる。なお、目安ライン26の溝深さや、複数の目安ライン26のX方向の間隔は、適宜変更が可能である。
図4に示すように、底板部12(地面12a)の一方の端部12cから地面突起16が底板部12の延長線上(すなわち、X方向)に突出されている。地面突起16は、デッキ材10に沿ってY方向に延びている。地面突起16は、施工スタート固定金具28によって施工スタート位置P0に位置決めされ、施工スタート固定金具28に固定される。このように、デッキ材10の地面突起16を施工スタート固定金具28に係止することで、デッキ材10を施工スタート位置に容易に設定して固定できる。
施工スタート固定金具28は、好ましくは、断面形状が概ね矩形状に形成され、Y方向へ帯状に延びている。施工スタート固定金具28は、下地材2、5に固定ビス3で予め(すなわち、床板1よりも先に)固定されている。施工スタート固定金具28は、下地材2、5に接触する面のうち、地面突起16に対応する部位に受入れ部29(凹部)が形成されている。受入れ部29に地面突起16が差し込まれることにより、施工スタート固定金具28にて地面突起16が施工スタート位置P0に設定(固定)される。これにより、デッキ材10の施工時に、施工の自由度を高めることができる。
なお、例えば図7に示すように、隣接するデッキ材10同士を連結する時に、地面突起16を用いることで、デッキ材10を連結する補助に使用できる。この連結については後で詳しく説明する。
地面突起16は、例えば、突起長さが3~10mm、突起厚みが1~10mmに形成されている。また、地面突起16は、例えば、平面視で長方形に形成されている。これにより、隣接するデッキ材10同士の連結を地面突起16によって補助しても、固定ビス3による下地材2、5への固定に影響が生じることが抑えられる。なお、地面突起16の突起長さ、突起厚み、地面突起16の形状は、適宜変更可能である。
デッキ材10の他方の端部には、第2排水部17が設けられている。
第2排水部17は、X方向の他方の端部側の柱部14と、底板部12のうち他方の端部12dと、立上げ板33と、仕切り板34と、天板部11のうち他方の端部11eと、により雨樋に形成されている。第2排水部17は、デッキ材10に沿ってY方向に延びている。以下、「X方向の他方の端部側の柱部14」を「溝柱部14A」、「底板部12のうち他方の端部12d」を「溝底部12d」として説明する。また、「天板部11のうち他方の端部11e」を「溝天部11e」として説明する。
溝底部12dは、底板部12のうちの他の部分に対して天板部11側のZ方向に肉厚が増すように形成されている。溝底部12dには、X方向の一方の端部に溝柱部14Aが設けられている。また、溝底部12dには、X方向の他方の端部から立上げ板33が天板部11に向けてZ方向に立ち上げられている。
さらに、溝底部12dには、溝柱部14Aと立上げ板33との中間位置から仕切り板34が、天板部11に向けてZ方向に立ち上げられている。仕切り板34は、立上げ板33に対して立上げ量が小さく形成されている。
溝底部12dには、仕切り板34と立上げ板33との間にビス固定部(固定部)36が形成されている。すなわち、ビス固定部36は、仕切り板34で第2排水部17から仕切られている。ビス固定部36は、例えば固定ビス3で下地材2、5に固定されるビス打ち部である。
ここで、前述したように、底板部12の地面12aには、X方向の中央部12bに突起13が形成されている。この突起13が下地材2、5に載置(配置)された状態において、ビス固定部36が固定ビス3で下地材2、5に固定される。これにより、天板部11の意匠面11aは、X方向の中央部11fからビス固定部36(すなわち、意匠面11aの他方の端部(溝天部)11eまで、徐々に底板部12に向けて下り勾配で傾斜する排水勾配が確保される。
また図4および図5に示すように、ビス固定部36には、取付けライン(すなわち、ビス打ち部ライン)38が設けられている。取付けライン38は、ビス固定部36を固定する固定ビス3の取付け位置を示すラインである。すなわち、取付けライン38は、固定ビス3をビス固定部36に取り付け易くするための目安となるラインである。
取付けライン38は、ビス固定部36のうち、X方向の中心に配置され、Y方向に延びている。取付けライン38は、例えば、凹形状の溝に形成され、溝深さが0.1~0.5mmに形成されているが、これに限らない。ただし、取付けライン38の溝深さを0.1~0.5mmとすることにより、固定ビス3を取り付ける際に、取付けライン38を目安として固定ビス3の取付け位置を分かりやすくでき、固定ビス3を取り付け易くできる。また、凹形状は、好ましくは半円形であるが、逆三角形、正方形、長方形等の他の形状としてもよい。凹形状を半円形にすることにより、後述する施工時や施工後に凹形からのキレツや破損が発生し難い溝状に形成されている。
また、取付けライン38を起点として固定ビス3を取り付ける(ビス打ちする)ことができる。これにより、固定ビス3を取り付ける際に、ビス固定部36を破損し難くできる。さらに、ビス固定部36(具体的には、溝底部12d)は、底板部12のうち溝底部12d以外の部位に比べて肉厚が1.5~3倍厚く形成されているが、これに限らない。ただし、ビス固定部36の肉厚を1.5~3倍厚くすることにより、固定ビス3を取り付ける際に、ビス固定部36を破損し難くできる。
また図7に示すように、溝底部12dには、受入れ部39(凹部)が形成されている。受入れ部39は、施工スタート固定金具28の受入れ部29と同様に、下地材2、5に接触する面のうち、隣接するデッキ材10の地面突起16に対応する部位に形成されている。溝底部12dの受入れ部39に、隣接するデッキ材10の地面突起16が差し込まれ、あるいは、当接されることにより、デッキ材10に隣接するデッキ材10を連結するときに、デッキ材10を位置決め、固定する補助になる。これにより、デッキ材10の施工時に、施工の自由度を高めることができる。
ここで、溝天部11eは、仕切り板34に対するZ方向の延長線上まで延び、仕切り板34に対して隙間Sが確保されている。隙間Sは、第1排水部15の底部22から外側壁の押付部24までの高さH(図4参照)より大きく確保されている。
このように、第2排水部17は、溝柱部14A、溝底部12d、及び立上げ板33により、断面U字状に形成されている。さらに、第2排水部17は、ビス固定部36が仕切り板34で仕切られ、仕切り板34と溝天部11eとの隙間Sが第1排水部15の高さHより大きく確保されている。よって、仕切り板34及び溝天部11eの隙間Sに、隣接するデッキ材10の第1排水部15を進入させることができる。
また図4に示すように、第2排水部17のX方向の幅W3は、第1排水部15のX方向の幅W4より大きく形成されている。よって、第1排水部15の進入を、例えば、図7に示す第1連結位置P1と、図8に示す第2連結位置P2とに任意に設定できる。第1排水部15の進入を第1連結位置P1と第2連結位置P2との間で設定することで、床板1は、第1方向において、床幅をW1(図1参照)とW2(図2参照)との間で調整可能である。
以下、第1排水部15を第1連結位置P1に進入させた状態を図1、図7に基づいて説明する。
図1、図7に示すように、隣接するデッキ材10の第1排水部15が第1連結位置P1まで進入されている。この状態において、隣接するデッキ材10の地面突起16が、溝底部12dの受入れ部39に配置され、下地材2、5に接触した状態に保たれる。また、外側壁23の押付部24は、溝天部11eによって溝底部12d側に向けて押さえられる。これにより、第1排水部15は、第2排水部17に連結された状態に保たれる。この状態において、床板1の床幅がW1に設定される。
外側壁23の押付部24は、天板部11の肉厚より厚く形成され、さらに円形に形成されている。これにより、例えば、仕切り板34及び溝天部11eの隙間Sに第1排水部15を進入させて連結する施工時に、押付部24を円滑に進入させること可能になり、押付部24を破損し難くできる。さらに、押付部24を円形に形成することにより、施工時において、例えば外側壁23が傾斜した場合に、溝天部11eに対して押付部24を一定の接触状態に保つことができる。これにより、溝天部11eから押付部24への押さえ力を均等に分散でき、溝天部11eにより押付部24を効率よく押さえることができる。
また、第1排水部15が第2排水部17に連結された状態において、ビス固定部36は、天板部11の一方の端部11bで覆われる。よって、例えば、ビス固定部36や固定ビス3を天板部11の側から見えないように隠すことができる。これにより、連結したデッキ材10の意匠デザインに影響を与えないようにできる。
つぎに、第1排水部15を第2連結位置P2に進入させた状態を図2、図8に基づいて説明する。
図2、図8に示すように、隣接するデッキ材10の第1排水部15が第2連結位置P2まで進入されている。この状態において、隣接するデッキ材10の地面突起16が、溝底部12dの受入れ部39からX方向に離れる。また、外側壁23の押付部24は、溝天部11eによって溝底部12d側に向けて押さえられる。これにより、第1排水部15が第2排水部17に連結された状態に保たれ、第1排水部15(デッキ材10におけるX方向の一方の端部)が下地材2、5に固定された状態に保たれる。この状態において、床板1の床幅がW2に設定される。
また、第1排水部15が第2排水部17に連結された状態において、ビス固定部36は、第1排水部15で覆われる。よって、例えば、ビス固定部36や固定ビス3を天板部11の側から見えないように隠すことができる。これにより、連結したデッキ材10の意匠デザインに影響を与えないようにできる。
図7、図8に示すように、第1排水部15は、外側壁23の押付部24が溝天部11eによって溝底部12d側に向けて押さえられることで、第2排水部17に連結された状態に保たれる。これにより、第2排水部17に、隣接するデッキ材10の第1排水部15を固定ビス3等の固定具を使用することなく連結できる。
図1、図2に示すように、外側壁23の押付部24が溝天部11eによって押さえられた状態において、底板部12の突起13が下地材2、5に載置(配置)されている。よって、天板部11の意匠面11aは、X方向の中央部11fから第1排水部15(すなわち、天板部11の一方の端部11b)まで、徐々に底板部12に向けて下り勾配に傾斜する排水勾配が確保される。
また、前述したように、天板部11の意匠面11aは、X方向の中央部11fから第2排水部17(すなわち、天板部11の他方の端部(溝天部)11e)まで、徐々に底板部12に向けて下り勾配で傾斜する排水勾配が確保される。
よって、デッキ材10の意匠面11aにおけるX方向の中央部11fを盛り上げて、天板部11の意匠面11aを凸状に保持できる。これにより、天板部11の意匠面11aの雨水(水)等を第1排水部15及び第2排水部17に誘導し易くでき、天板部11の意匠面11aに雨水等を溜まり難くできる。
ところで図3に示すように、本実施形態では、前記床板1が、Y方向に複数配置されている。そして、下地材2、5として、各床板1それぞれを支持する第1根太材2と、Y方向に隣り合う床板1の端部を支持する第2根太材5と、を備えている。第2根太材5には、各床板1からの排水を受ける第3排水部6および第4排水部7が形成されている。
ここで、第2根太材5の支持面5a(上面)は、第1根太材2の支持面2a(上面)に対して下方に配置されている。よって、各床板1は、第1根太材2から第2根太材5に向けて下り勾配となるように排水勾配が確保されている。これにより、天板部11の意匠面11aの雨水等を第1排水部15及び第2排水部17を通して、第3排水部6及び第4排水部7に誘導し易くでき、天板部11の意匠面11aに雨水等を溜まり難くできる。
図1、図2に戻って、第1排水部15は、第2排水部17に対する連結位置をX方向において、例えば第1連結位置P1から第2連結位置P2の範囲で調整可能に形成されている。よって、連結された複数のデッキ材10(床板1)のX方向の床幅をW1からW2の範囲で調整できる。すなわち、第1排水部15は、排水用の雨樋の役割に加えて、連結された複数のデッキ材10(床板1)の幅調整の役割を兼ねている。
ここで、隣接するデッキ材10が連結された状態において、隣接するデッキ材10の幅調整の範囲は、デッキ材10の幅が300mmの場合は、10mm以下に抑えることが望ましいが、これに限らない。隣接するデッキ材10の幅調整の範囲を10mm以下に抑えることにより、床板1の意匠デザインに影響を与えない範囲に抑えることができる。
前述したように、図6に示す第1排水部15は、底部22において、天板部11の側に対向する面22aに、X方向に間隔をおいて複数本の目安ライン26が設けられている。第1排水部15に複数本の目安ライン26を設けることで、施工時において複数のデッキ材10のX方向の幅を、目安ライン26を目安にして調整できる。
図7、図8に示すように、第1排水部15は、隣接するデッキ材10の意匠面11aより底板部12側の低い位置に配置されている。これにより、例えば、隣接するデッキ材10の第2排水部17にデッキ材10の第1排水部15が第2連結位置P2で連結された状態において、デッキ材10と隣接するデッキ材10との、それぞれの意匠面11aを面一に配置できる。
また、デッキ材10は、天板部11の一方の端部11bに傾斜面11dが形成されている。よって、例えば、第1排水部15が第1連結位置P1で連結された状態において、隣接するデッキ材10の他方の端部(溝天部)11eを傾斜面11dの上方に配置できる。これにより、第1排水部15が第1連結位置P1で連結された状態において、デッキ材10と隣接するデッキ材10との、それぞれの意匠面11aを面一に配置できる。
この結果、第1排水部15が第1連結位置P1から第2連結位置P2の範囲で連結された状態において、連結した複数のデッキ材10(すなわち、床板1)の意匠デザインに影響を与えないようにできる。
また、第1排水部15に隣接するデッキ材10の第2排水部17を連結させた状態において、連結された2つのデッキ材10の間に第1排水部15と第2排水部17との2つの排水用雨樋を配置できる。これにより、例えば、気象庁による10分間における最大の降水量に対応させて雨水等を良好に排水できる。
ここで、第1排水部15の雨樋としての大きさは、デッキ材10のX方向の幅が300mmの場合には、25.5mm以上であることが望ましいが、これに限らない。第1排水部15の雨樋としての大きさを25.5mm以上とすることにより、例えば、気象庁による10分間における最大の降水量に対応できる。
さらに、第2排水部17は、ビス固定部36が仕切り板34で仕切られている。よって、第2排水部17のうち仕切り板34と溝柱部14Aとの排水空間42から、ビス固定部36に雨水等が浸入することを防止できる。
また、デッキ材10は、X方向の中央部11f(図1参照)から第1排水部15まで排水勾配が確保されている。よって、第1排水部15の底部22は、X方向において外側壁23に向けて底板部12側に下り勾配で傾斜している。さらに、第1排水部15の外側壁23は、隣接するデッキ材10の仕切り板34に対してX方向においてビス固定部36の反対側に位置する。これにより、第1排水部15から漏れた雨水等がビス固定部36に浸入することを防止できる。
あるいは、第1排水部15の外側壁23から仕切り板34側に向けてZ方向に突片45(図8に2点鎖線で示す)を突出させてもよい。これにより、例えば、第1排水部15から漏れた雨水等を突片45に伝わせることにより、雨水等がビス固定部36に浸入することを一層良好に防止できる。
これにより、例えば、ビス固定部36を固定する固定ビス3が錆びることや、ビス固定部36の取付け孔47から雨水等が外部に漏出することを防止できる。
ここで、仕切り板34は、デッキ材10のX方向の幅が300mmの場合には、排水空間42の雨樋としての大きさを25.5mm以上に確保できる高さであることが望ましい。これにより、排水空間42は、例えば、気象庁による10分間における最大の降水量に対応できる。なお、仕切り板34の高さは、適宜選択できる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、実施形態では、デッキ材10のX方向の幅を300mmとして説明したが、デッキ材10のX方向の幅は任意に変更してもよい。
また、実施形態では、第1排水部15を第2排水部17で押さえて連結させることにより、デッキ材10の一方の端部を第1根太材2等に保持する例について説明したが、これに限らない。その他の例として、例えば、デッキ材10の一方の端部を固定ビス3等の固定具で第1根太材2等に固定してもよい。
また、実施形態では、第2排水部17に対する第1排水部15の連結位置をX方向に調整可能に構成する例について説明したが、これに限らない。
また、実施形態では、第2排水部17のビス固定部36を第1排水部15で覆う例について説明したが、これに限らない。
また、実施形態では、第2排水部17に仕切り板34を設け、仕切り板34でビス固定部36を仕切る例について説明したが、これに限らない。
また、実施形態では、デッキ材10の一方の端部に地面突起16を設け、地面突起16を、施工スタート固定金具28の受入れ部29や、デッキ材10の他方の端部の受入れ部39に位置決めしてデッキ材10を施工する例について説明したが、これに限らない。
また、実施形態では、第1排水部15に複数本の目安ライン26を設けた例について説明したが、目安ライン26を設けなくてもよい。
また、実施形態では、ビス固定部36に取付けライン38を形成し、取付けライン38を使用してビス固定部36に固定ビス3を取り付け易くする例について説明したが、取付けライン38を設けなくてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 床板
3 固定ビス(固定具)
10 デッキ材
11 天板部
11a 意匠面(第2面)
11b 一方の端部
11e 他方の端部(溝天部)
11f 中央部
12 底板部
12a 地面(第1面)
13 突起
15 第1排水部
16 地面突起
17 第2排水部
22a 第1排水部のうち天板部の側に対向する面
26 目安ライン
28 施工スタート固定金具
34 仕切り板
36 ビス固定部(固定部)
38 取付けライン

Claims (8)

  1. 平面視において第1方向よりも、前記第1方向に直交する第2方向に長く、前記第1方向の一方の端部が下地材に固定されるデッキ材であって、
    前記デッキ材の第1面における前記第1方向の中央部に、前記下地材により下方から支持される突起を備え
    前記デッキ材における前記第1方向の一方の端部に有する第1排水部は、前記デッキ材における前記第1方向の他方の端部に有する第2排水部に連結可能に形成され、
    前記第1排水部は、前記第2排水部のうち固定具で固定される固定部を、前記デッキ材の前記第1面に対して反対側の第2面の側から覆うように形成されている、デッキ材。
  2. 前記第1排水部は、前記第2排水部に対する連結位置を前記第1方向において調整可能に形成されている、請求項に記載のデッキ材。
  3. 前記第2排水部には、前記固定部を仕切る仕切り板が設けられている、請求項1または請求項2に記載のデッキ材。
  4. 前記固定部には、前記第2方向に延びる取付けラインが設けられている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のデッキ材。
  5. 前記第1排水部は、前記第2排水部によって、前記デッキ材の前記第1面に対して反対側の第2面の側から前記第1面の側に向けて押さえられた状態で連結可能に形成されている、請求項から請求項のいずれか1項に記載のデッキ材。
  6. 前記第1排水部に、前記第1方向に間隔をおいて複数本の目安ラインが設けられている、請求項から請求項のいずれか1項に記載のデッキ材。
  7. 前記第1面における前記第1方向の一方の端部には、前記第1方向に突出する地面突起がある、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のデッキ材。
  8. 請求項1から請求項のいずれか1項に記載のデッキ材と、
    前記第1面を支持し、前記デッキ材における前記第1方向の両端部が固定される下地材と、を備えている、デッキ構造。
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