JP7431624B2 - 圧力計 - Google Patents
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Description
特許文献1の圧力計では、継手とブルドン管とを接合させている。そして、当該継手を介してブルドン管を消火器本体に取り付けることにより、消火器本体内部の圧力をブルドン管に導入できるようにしている。この際、特許文献1では、継手とブルドン管との間に、継手と材質の異なるパイプを介装させることにより、継手とブルドン管との接合を容易にできるようにしている。
この構成では、筒状部と被接続部との間が封止部材により封止されるので、筒状部と被接続部との間から被測定流体が漏出することを抑制できる。
この構成では、筒状部が板状部とは別々に設けられる構成に比べて、部品点数を少なくすることができる。
この構成では、ブルドン管接続部は、筒状部と先端部が突き合わされて溶接されているので、ブルドン管接続部を筒状部に容易に接合させることができる。そのため、圧力計の組み立てを容易にすることができる。
この構成では、筒状部は、被接続部の内周側に当接して接続されるので、例えば、溶接等により、筒状部と被接続部とを容易に接合することができる。
この構成では、指針部と目盛とによって、被測定流体の圧力を容易に確認することができる。
図1は、本実施形態の消火器100の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態の消火器100は、消火剤を収納する耐圧容器110と、耐圧容器110内の圧力を表示する圧力計1と、耐圧容器110内の消火剤を噴出させるためのレバー120と、消火剤を火元に導出させるためのホース130と、を備える蓄圧式の消火器である。
図2は、圧力計1の概略を示す正面図であり、図3は、圧力計1の概略を示す断面図であり、図4は、圧力計1の概略を示す拡大断面図である。
図2~図4に示すように、圧力計1は、筐体2と、ブルドン管3と、指針部4と、目盛板5と、封止部材6と、を備える。
筐体2は、ブルドン管3を収納する部材である。本実施形態では、筐体2は、板状部21と、カバー部22とを備える。
板状部21は、金属製であり、耐圧容器110に接続される部材である。本実施形態では、板状部21は、本体部211と、爪部212と、筒状部213と、を有する。
本体部211は、板状とされ、全体凹形状に形成されている。爪部212は、本体部211の外周側からカバー部22側に向けて延設されている。本実施形態では、爪部212は4個設けられている。そして、爪部212が、後述するカバー部22の底面部223に対してかしめられることで、カバー部22が板状部21に取り付けられている。
そして、筒状部213は、耐圧容器110の被接続部111に挿入され、当該被接続部111に接続されている。なお、耐圧容器110に収納される消火剤は、本発明の被測定流体の一例である。
カバー部22は、透明樹脂製であり、板状部21の正面側に取り付けられ、板状部21とともに収納空間Sを形成する部材である。本実施形態では、カバー部22は、平板状部221と、側壁部222と、底面部223とを有する。本実施形態では、収納空間Sは、板状部21、平板状部221、側壁部222、および、底面部223からによって区画されている。
側壁部222は、平板状部221の外周部から板状部21に向かって立ち上げられて形成されている。本実施形態では、側壁部222は、平板状部221と一体に円筒状に形成されている。
ブルドン管3は、金属製で収納空間Sに収納され、内部に導入された圧力に応じて先端部が変位するように構成されている。ブルドン管3は、ブルドン管接続部31と、ブルドン管本体部32とを有する。
ブルドン管接続部31は、円筒状に形成されており、板状部21の筒状部213の内周側に挿通されて接続されている。本実施形態では、ブルドン管接続部31は、筒状部213と先端部が突き合わされて溶接されている。これにより、ブルドン管接続部31は、耐圧容器110の内部と、ブルドン管本体部32とを連通している。
ブルドン管本体部32は、渦巻き状に形成されている。本実施形態では、ブルドン管本体部32は、ブルドン管接続部31と一体に形成されており、基端側にてブルドン管接続部31と連通している。また、ブルドン管本体部32は、前述したように、先端部が変位可能とされている。そして、ブルドン管本体部32には、先端側の外周部に指針部4が取り付けられている。すなわち、指針部4は、ブルドン管本体部32の先端部の変位に伴って回動するように配置されている。これにより、ブルドン管本体部32の内部に導入された圧力による変位量を、指針部4により指示可能とされている。
目盛板5は、中央部に孔部が設けられた円板状に形成されており、板状部21の本体部211と、カバー部22の底面部223とに挟持されて、収納空間Sに配置されている。本実施形態では、目盛板5は、アルミニウム合金等の金属により形成されている。
また、本実施形態では、目盛板5には、耐圧容器110の圧力を示す記号P1や、ゼロ点を示す記号P2、材質、製造年月日を示す記号等が表示されている。なお、記号P1,P2は、本発明の指針部4が指示する目盛の一例である。
封止部材6は、樹脂製であり、所謂Oリングにより構成されている。本実施形態では、封止部材6は、筒状部213の基端側の外周に沿って配置されている。これにより、筒状部213は、封止部材6を介して、被接続部111に接続されている。
先ず、ブルドン管本体部32の先端部に、指針部4を溶接等により取り付ける。
次に、板状部21の筒状部213の内周側に、ブルドン管接続部31を挿入する。そして、前述したように、ブルドン管接続部31の先端部と、筒状部213の先端部とを突き合わせて、両者を溶接して接合する。これにより、板状部21にブルドン管3が固定される。
(1)本実施形態では、ブルドン管接続部31が筒状部213の内周側に接続され、当該筒状部213が被接続部111に挿入されて接続される。すなわち、筐体2と被接続部111が直接接続されるので、被接続部111とブルドン管3とを接続させる継手を不要にできる。また、継手を必要としないので、部品点数を少なくすることができる。さらに、本実施形態では、筒状部213が被接続部111に挿入されて接続されるので、例えば、被接続部と筐体とが螺合により接続される場合に比べて、耐圧容器110に対する圧力計1の向きを調整しやすくすることができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
前述の実施形態では、筒状部213と被接続部111とが溶接等により接合されることで、圧力計1が耐圧容器110に取り付けられていたが、これに限定されない。例えば、圧力計に孔部が形成された平板状の取付部を設け、耐圧容器に孔部が形成された平板状の被取付部を設け、取付部の孔と被取付部の孔とにボルト等の締結部材を挿入して、取付部と被取付部とを連結させることにより、圧力計を耐圧容器に取り付けるように構成してもよい。この場合、筒状部と被接続部とを溶接等により接合させる必要がないので、圧力計の取り付けをより容易にすることができる。
また、爪部と底面部との間に、Oリング等の封止部材が配置されていてもよい。
Claims (5)
- 筒状に形成されたブルドン管接続部と、前記ブルドン管接続部と連通するブルドン管本体部とを有し、被測定流体の圧力が導入されるブルドン管と、
板状部とカバー部とを有し、前記ブルドン管を収納する筐体と、を備え、
前記板状部には、前記板状部から突出する筒状部が設けられ、
前記ブルドン管接続部は、前記筒状部の内周側に接続され、かつ、前記筒状部の内周側に接続される箇所において直管状とされ、
断面視で前記ブルドン管接続部の外周面と前記筒状部の内周面とは平行とされ、
前記筒状部は、前記被測定流体が流通する被接続部の内周に当接するように挿入されて、前記被接続部に接続される
ことを特徴とする圧力計。 - 請求項1に記載の圧力計において、
前記筒状部は、封止部材を介して、前記被接続部に接続される
ことを特徴とする圧力計。 - 請求項1または請求項2に記載の圧力計において、
前記筒状部は、前記板状部と一体に設けられる
ことを特徴とする圧力計。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の圧力計において、
前記ブルドン管接続部は、前記筒状部と先端部が突き合わされて溶接されている
ことを特徴とする圧力計。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の圧力計において、
前記ブルドン管本体部の先端部の変位に伴って回動する指針部と、
前記指針部が指示する目盛が表示された目盛板とを備える
ことを特徴とする圧力計。
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