通知は、アプリケーションによって生成されたイベントに関する情報を、ユーザがアプリケーションと対話する必要なしにユーザに提供する。通知と対話する従来の方法は、意図した結果(例えば、様々なタイプの通知の配信方式をシステム設定ユーザインタフェースを介して調節する)を実現するために複数の別個の入力(例えば、一連のジェスチャ及びボタン押下など)を必要とすることが多い。本明細書の実施形態は、ユーザが通知を管理し、通知と対話するための直感的な方法を提供する(例えば、通知が表示されている間に、通知を管理する(例えば、現在表示されている通知と対応するタイプである将来通知の配信モードを管理する)ためのコントローラにアクセスする入力をユーザに許容し、ひとつのイベントタイプのイベントに対応する通知は凝集し、ユーザが通知とのモニタリングされた対話に基づいて通知設定を調節するようにガイドするプロンプトを自動的に表示する)。
本明細書に記載されるシステム、方法、及びGUIは、複数の方法で通知の管理を改善する。例えば、それらにより、通知の配信選好を調節することと、同じイベントタイプのイベントに対応する複数の通知間のナビゲートがより容易となる。
以下、図1A~図1C、図2、及び図3は、例示的なデバイスの説明を提供する。図4A~図4B、図5A~図5BU、及び図6A~図6Dは、通知を管理するためのユーザインタフェースの例を示す。図7A~図7Gは、いくつかの実施形態に係る、ひとつのイベントタイプのイベントの将来通知の配信選好を変更する方法のフロー図を示す。図8A~図8Eは、いくつかの実施形態に係る、凝集された通知を表示する方法のフロー図を示す。図9A~図9Eは、いくつかの実施形態に係る、通知設定を調節するためのプロンプトを表示する方法のフロー図を示す。図7A~図7G、図8A~図8E、及び図9A~図9Eの処理は、図5A~図5BU及び図6A~図6Dのユーザインタフェースを使用して示す。
例示的なデバイス
ここで、添付図面に実施例が示される実施形態を詳細に参照する。以下の詳細な説明では、説明される様々な実施形態の完全な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、記載されている様々な実施形態は、これらの具体的な詳細を伴わずとも実践し得ることが、当業者には明らかであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、回路、及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に不明瞭にしないよう詳細には説明されていない。
本明細書では、第1、第2などの用語は、いくつかの実施例で、様々な要素を説明するために使用されるが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるであろう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の接触は、第2の接触と称することができ、同様に、第2の接触は、第1の接触と称し得る。第1の接触及び第2の接触は両方とも接触であるが、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、それらは同じ接触ではない。
本明細書に記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることは意図されていない。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲では、単数形の「a(1つ、一)」、「an(1つ、一)」、及び「the(その、この)」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。また、本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、かつこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
本明細書に記載される場合、用語「if(~の場合)」は、任意選択で、文脈に依存して「when(~のとき)」、「upon(~すると)」、「in response to determining(~と判定したことに応じて)」、又は「in response to detecting(~を検出したことに応じて)」を意味するものと解釈される。同様に、「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の状態又はイベント]が検出された場合(if[a stated condition or event]is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「~と判定したとき(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の状態又はイベント]を検出したとき(upon detecting[the stated condition or event])」若しくは「[記載の状態又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting[the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用する関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態は、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスを含むが、これらに限定されない。任意選択的に、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスも使用される。また、いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。
以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。しかしながら、電子デバイスは任意選択で、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
デバイスは、一般的に、メモ取りアプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)を共通とすることにより、任意選択的に、様々なアプリケーションがユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを備えることがサポートされる。
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイシステム112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、単にタッチ感知ディスプレイと呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(任意選択で、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、音声回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、その他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は任意選択で、デバイス100上の接触(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)の強度を検出する1つ以上の強度センサ165を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組み合わせるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせで実装される。
メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリも含む。CPU(単数又は複数)120及び周辺機器インタフェース118などによる、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは、任意選択で、メモリコントローラ122により制御される。
周辺機器インタフェース118を使用して、デバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU(単数又は複数)120及びメモリ102と結合することができる。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させ又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。
いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU(単数又は複数)120、及びメモリコントローラ122は任意選択で、チップ104などの単一チップ上で実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
RF(radio frequency)(無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に、又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。無線通信は任意選択で、移動通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access、HSUPA)、Evolution,Data-Only(EV-DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(longterm evolution、LTE)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(timedivision multiple access、TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Wireless Fidelity(Wi-Fi)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、及び/若しくはIEEE 802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX、電子メールのためのプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and PresenceLeveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(InstantMessaging and Presence Service、IMPS))、並びに/又はショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、あるいは本文書の出願日現在までにまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適切な通信プロトコルを含むが、それらに限定されない、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを使用する。
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、かつ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に伝送される。いくつかの実施形態では、音声回路110は、更にヘッドセットジャック(例えば、212、図2)も含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドホン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、タッチ感知ディスプレイシステム112及びその他の入力又は制御デバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を周辺機器インタフェース118と結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力若しくは制御デバイス116から電気信号を受信する、又は、他の入力若しくは制御デバイス116に電気信号を送信する。その他の入力又は制御デバイス116は任意選択で、物理的ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は任意選択で、キーボード、赤外線ポート、USBポート、スタイラス、及び/又はマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかと結合される(又は、いずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、208、図2)は、任意選択で、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量制御のためのアップ/ダウンボタンを含む。1つ以上のボタンは、任意選択で、プッシュボタン(例えば、206、図2)を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112は、デバイスとユーザの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112から電気信号を受信し、及び/又はタッチ感知ディスプレイシステム112へ電気信号を送信する。タッチ感知ディスプレイシステム112は、ユーザに視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又はすべては、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。本明細書で使用されるように、用語「アフォーダンス」は、ユーザ-対話形式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトに向けられた入力に応答するように構成されているグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト)を指す。ユーザ対話形式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトの例は、ボタン、スライダ、アイコン、選択可能メニュー項目、スイッチ、ハイパーリンク、又はその他のユーザインタフェース制御を含むが、それらに限定されない。
タッチ感知ディスプレイシステム112は、触覚及び/又は触知の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は(メモリ102内の任意の関連するモジュール及び/又は命令セットとともに)、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触(及び、接触の任意の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチ感知ディスプレイシステム112上に表示するユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との対話に変換する。いくつかの実施形態では、タッチ感知ディスプレイシステム112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指又はスタイラスに対応する。
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、LCD(liquid crystal display)(液晶ディスプレイ)技術、LPD(light emitting polymer display)(発光ポリマディスプレイ)技術、又はLED(light emitting diode)(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は、接触及びその任意の移動又は中断の検出を、任意選択で、既知又は後に開発される任意の複数のタッチ感知技術を使用して行い、これらには、容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面音響波技術、並びに、タッチ感知ディスプレイシステム112との1つ以上の接触点を判定するためのその他の近接センサアレイ又は他の要素を含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)などにおいて見られるような、投影型相互キャパシタンス検知技術が使用される。
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、100dpiを超えるビデオ解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチ画面のビデオ解像度は、400dpiを超える(例えば、500dpi、800dpi、又はそれより高い)。ユーザは任意選択で、スタイラス、指などの任意の適切な物体又は付属物を使用して、タッチ感知ディスプレイシステム112と接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指に基づく接触及びジェスチャで機能するように設計されるが、これらは、タッチスクリーン上での指の接触面積がスタイラスの接触面積よりも大きいことに起因して、スタイラスに基づく入力よりも精度が低い場合がある。一部の実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッドを含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112と分離したタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の延長である。
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給する電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158と結合された光センサを示す。光センサ(単数又は複数)164は、任意選択で、電荷結合デバイス(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ(単数又は複数)164は、1つ以上のレンズを通じて投影された、環境からの光を受信し、画像を表すデータに光を変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、光センサ(単数又は複数)164は任意選択で、静止画像及び/又はビデオをキャプチャする。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンを静止画像及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして使用することができるように、光センサは、デバイスの前面上のタッチ感知ディスプレイシステム112の反対側である、デバイス100の背面上に配置される。いくつかの実施形態では、ユーザの画像が取得されるように(例えば、自撮りのため、ユーザがタッチスクリーン上で他のテレビ会議参加者を見ながらテレビ会議を行うためなど)、別の光センサがデバイスの前面に配置される。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159と結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ(単数又は複数)165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を任意選択で含む。接触強度センサ(単数又は複数)165は、環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報のためのプロキシ)を受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面上に位置するタッチスクリーンディスプレイシステム112の反対側である、デバイス100の背面上に配置される。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166も含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。いくつかの実施形態では、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されるとき(例えば、ユーザが電話通話を行っているとき)、近接センサは、タッチ感知ディスプレイシステム112をターンオフ及び無効にする。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161と結合された触知出力生成器を示す。いくつかの実施形態では、触知出力生成器(単数又は複数)167は、スピーカ若しくは他のオーディオコンポーネントなどの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマー、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成コンポーネント(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換するコンポーネント)などの、エネルギを線形の動きに変換する電気機械デバイスを含む。触知出力生成器(単数又は複数)167は、触覚フィードバックモジュール133から触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)と並置され、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面に近寄り/から離れて)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内を往復して)に移動させることによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサが、デバイス100の前面上に位置するタッチ感知ディスプレイシステム112の反対側である、デバイス100の背面上に配置される。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168も含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は任意選択で、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。一部の実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信したデータの分析に基づいて、縦方向又は横方向にタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、加速度計168に加えて、磁気計並びにデバイス100の場所及び向き(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機を任意選択的に含む。
いくつかの実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は、命令セット)128、接触/動きモジュール(又は、命令セット)130、グラフィックモジュール(又は、命令セット)132、触覚フィードバックモジュール(又は、命令セット)133、テキスト入力モジュール(又は、命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)モジュール(又は、命令セット)135、及びアプリケーション(又は、命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、図1A及び図3に示されるように、メモリ102は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態の1つ以上のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチ感知ディスプレイシステム112の様々な領域を占有しているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及びその他の入力又は制御デバイス116から取得される情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置及び/又は姿勢に関する場所及び/若しくは位置情報、のうちの1つ以上を含む。
オペレーティングシステム126(例えば、iOS、Darwin(商標)、RTXC、LINUX(商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又はVxWorks(商標)などの組み込みオペレーティングシステム)は、全体的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素の間の通信を促進する。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイス内で使用される30ピンコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。いくつかの実施形態では、外部ポートは、カリフォルニア州クパチーノのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスにおいて使用されるLightningコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるLightningコネクタである。
接触/動きモジュール130は任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112との接触(ディスプレイコントローラ156と連携して)、及び他のタッチ感知デバイスとの接触(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が発生したかを判定すること(例えば、フィンガダウンイベントを検出すること)、接触の強度(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力に代替するもの)を判定すること、接触の移動があるかを判定すること及びタッチ感知面を横切る移動を追跡すること(例えば、1つ以上の指のドラッグイベントを検出すること)、及び接触が停止したかどうかを判定すること(例えば、フィンガアップイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触(例えば、指又はスタイラスによる)の検出に関連する様々な動作を実行するためのソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択で、単一の接触(例えば、1本の指の接触又はスタイラスの接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて(例えば、アイコンの位置での)そのフィンガダウンイベントと同一の位置(又は、実質的に同一の位置)でのフィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面上の指のスワイプジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて1つ以上の指のドラッグイベントを検出し、その後、フィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。同様に、タップ、スワイプ、ドラッグ、及び他のジェスチャは、任意選択で、スタイラスに対して、スタイラスに対する特定の接触パターンを検出することにより、検出される。
いくつかの実施形態では、指のタップジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントとフィンガアップイベントを検出する間の時間の長さに依存するが、フィンガダウンイベントとフィンガアップイベントを検出する間の指の接触の強度とは関連しない。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、タップの間の指の接触の強度が、軽い押圧又は深い押圧強度閾値などの所与の強度閾値を満たす(名目的な接触検出強度閾値よりも大きい)かに関わらず、フィンガダウンイベントとフィンガアップイベントの間の時間の長さが所定の値よりも短い(例えば、0.1、0.2、0.3、0.4又は0.5秒よりも短い)との判定に従って検出される。したがって、指のタップジェスチャは、特定の入力基準が満たされるために、接触の特性強度が所与の強度閾値を満たすことを必要としない、特定の入力基準を満たすことができる。明確化のため、タップジェスチャにおける指の接触は一般的に名目的な接触検出強度閾値を満たす必要があり、それを下回ると、フィンガダウンイベントを検出するための接触が検出されない。同様の分析は、スタイラス又は他の接触によるタップジェスチャの検出に適用される。デバイスがタッチ感知面上をホバリングする指又はスタイラスの接触を検出することが可能なケースでは、名目的な接触検出強度閾値は任意選択で、指又はスタイラスとタッチ感知面の間の物理的接触に対応しない。
同様の方式で、同一の概念が他のタイプのジェスチャに適用される。例えば、スワイプジェスチャ、ピンチジェスチャ、デピンチジェスチャ、及び/又は長押しジェスチャは、任意選択で、ジェスチャに含まれる接触の強度とは関係しない基準を満たすことに基づき、又は、ジェスチャを行う接触が認識されるために強度閾値に達することを要しない基準を満たすことに基づいて検出される。例えば、スワイプジェスチャは、1つ以上の接触の移動量に基づいて検出され、ピンチジェスチャは、相互に向かう2つ以上の接触の移動に基づいて検出され、デピンチジェスチャは、相互に離れる2つ以上の接触の移動に基づいて検出され、長押しジェスチャは、移動量が閾値量よりも小さいタッチ感知面上での接触期間に基づいて検出される。したがって、特定のジェスチャ認識基準が、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としないという記述は、特定のジェスチャ認識基準は、ジェスチャにおける接触(複数可)がそれぞれの強度閾値に到達しなくても満たされることができるとともに、ジェスチャにおける接触のうちの1つ以上がそれぞれの強度閾値に到達又はこれを超える状況で満たされることができるということを意味する。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、接触が既定の期間の間にそれぞれの強度閾値を上回るか又は下回るかに関わらず、フィンガダウンイベント及びフィンガアップイベントが既定の期間内に検出されたという判定に基づいて検出され、スワイプジェスチャは、接触の移動の終わりにおいて接触がそれぞれの強度閾値を上回る場合であっても、接触の移動が所定の大きさよりも大きいという判定に基づいて検出される。ジェスチャの検出がジェスチャを実行する接触の強度によって影響される実施態様においても(例えば、デバイスは接触の強度が強度閾値を上回るとき長押しをより素早く検出し、又は接触の強度がより高いときにはタップ入力の検出を遅らす場合)、接触が特定の強度閾値に到達しない状況でもジェスチャを認識する基準が満たされ得る限り(例えば、ジェスチャを認識するために要する時間量が変化する場合であっても)、それらのジェスチャの検出は、接触が特定の強度閾値に到達することを要さない。
一部の状況では、接触強度閾値、期間閾値、及び移動閾値が、様々な異なる組み合わせで組み合わされ、同一の入力要素又は領域に向けられた2つ以上の異なるジェスチャを区別するためのヒューリスティックが作成される。それによって、同一の入力要素との複数の異なる対話が可能となり、ユーザ対話及び応答のより豊かなセットを提供できる。ジェスチャ認識基準の特定のセットが、その特定のジェスチャ認識基準が満たされるために接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としないという記述は、他の強度に依存するジェスチャ認識基準をそれと同時に評価して、ジェスチャがそれぞれの強度閾値を超える強度を有する接触を含むときに満たされる基準を有する他のジェスチャを識別することを排除しない。例えば、いくつかの状況では、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としない第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、接触(複数可)がそれぞれの強度閾値に達することに依存する第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準と競合関係にある。そのような競合においては、第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準がまず満たされる場合には、ジェスチャは、任意選択で、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準を満たすと認識されない。例えば、接触が既定の移動量を移動する前に接触がそれぞれの強度閾値に到達する場合、スワイプジェスチャではなく深い押圧ジェスチャが検出される。逆に、接触がそれぞれの強度閾値に到達する前に接触が既定の移動量を移動する場合、深い押圧ジェスチャではなくスワイプジェスチャが検出される。そのような状況においても、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことをなおも必要としない。これは、ジェスチャの終わりまで接触がそれぞれの強度閾値を下回ったままであった場合(例えば、それぞれの強度閾値を上回る強度まで増加しない接触を有するスワイプジェスチャ)、ジェスチャは、第1のジェスチャ認識基準によってスワイプジェスチャとして認識されていたはずであるからである。そのようにして、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としない特定のジェスチャ認識基準は、(A)いくつかの状況では、強度閾値(例えば、タップジェスチャのための)に関して接触の強度を無視し、及び/又は(B)いくつかの状況では、特定のジェスチャ認識基準が入力に対応するジェスチャ(例えば、認識のための深い押圧ジェスチャと競合する長押しジェスチャのための)を認識する前に、強度依存ジェスチャ認識基準の競合するセット(例えば、深い押圧ジェスチャのための)が強度依存ジェスチャに対応するものとして入力を認識する場合、特定のジェスチャ認識基準(例えば、長押しジェスチャのための)が機能しないという意味で、強度閾値に関して接触の強度になおも依存している。
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚特性)を変更するための構成要素を含む、タッチ感知ディスプレイシステム112又は他のディスプレイ上でグラフィックをレンダリング及び表示するための様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用される場合、用語「グラフィック」は、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、及びアニメーションなどを含むがこれらに限定されない、ユーザに対して表示することができるいずれかのオブジェクトを含む。
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データとともに、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力する画面の画像データを生成する。
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ対話に応じて、触知出力生成器(単数又は複数)167を使用してデバイス100上の1つ以上の位置において触知出力を作成する命令(例えば、触覚フィードバックコントローラ161によって使用される命令)を生成する様々なソフトウェア構成要素を含む。
テキスト入力モジュール134は、任意選択で、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を、様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づく電話発信で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、気象ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及びマップ/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
アプリケーション136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれる場合もある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像のためのカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●任意選択で、天気ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を含むウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●任意選択で、ビデオプレーヤモジュールと音楽プレーヤモジュールで構成された、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、並びに/又は
●オンラインビデオモジュール155。
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134とともに、連絡先モジュール137は、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)アドレス帳又は連絡先リストを管理するための実行可能命令を含み、それには、アドレス帳に名前(単数又は複数)を加えること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、実際の住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前に関連付けること、画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号及び/又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議139、電子メール140、又はIM141による通信を開始及び/若しくは促進すること、などが含まれる。
RF回路108、音声回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、電話番号に対応する一連の文字を入力し、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力されている電話番号を変更し、それぞれの電話番号をダイヤルし、会話を実行し、会話が完了したときに切断し又は電話を切る実行可能命令を含む。上述のように、無線通信は、任意選択で、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
RF回路108、音声回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの命令に従って、ユーザと1人以上の他の参加者の間のテレビ会議を開始し、行い、終了する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理する実行可能命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールの作成及び送信を非常に容易にする。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージモジュール141は、インスタントメッセージに対応する一連の文字を入力し、前に入力された文字を修正し、それぞれのインスタントメッセージを送信し(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、Apple Push Notification Service(APNs)、若しくはIMPSを使用して)、インスタントメッセージを受信し、受信したインスタントメッセージを見る実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、送信及び/又は受信されたインスタントメッセージは任意選択で、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、音声ファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書で使用される場合、「インスタントメッセージ」は、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されたメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、APNs、又はIMPSを使用して送信されたメッセージ)の両方を指す。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、マップモジュール154、並びにビデオ及び音楽プレーヤモジュール152と連携して、トレーニングサポートモジュール142は、トレーニングを作成し(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー消費目標を有する)、(スポーツデバイス及びスマートウォッチ内の)トレーニングセンサと通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニング用の音楽を選択して再生し、並びに、トレーニングデータを表示し、記憶し、及び送信する、実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144とともに、カメラモジュール143は、静止画像又はビデオ(ビデオストリームを含む)をキャプチャしてメモリ102にそれらを記憶する、静止画像又はビデオの特性を変更する、及び/又はメモリ102から静止画像若しくはビデオを削除する、実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143とともに、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を配置し、変更し(例えば、編集し)、又はその他の方式で操作し、ラベルを付け、削除し、提示し(例えば、デジタルスライドショー又はアルバム内で)、並びに記憶する、実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134とともに、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの、検索、リンク付け、受信、及び表示を含め、ユーザの命令に従って、インターネットをブラウズする、実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147とともに、カレンダーモジュール148は、ユーザの命令に従って、カレンダー及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダ項目、to doリストなど)を作成、表示、変更、及び記憶する、実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147とともに、ウィジェットモジュール149は、任意選択で、ユーザによってダウンロードされ使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScript(商標)ファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェット作成モジュール150は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットに変える)実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの命令に従って、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、サウンド、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索する実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、音声回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された記録された音楽又は他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生することを可能にする実行可能命令、並びにビデオを表示し、提示し、又はその他の方式で再生する(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの命令に従って、メモ、to doリストなどを作成及び管理する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と連携して、マップモジュール154は、ユーザの命令に従って、地図及び地図と関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の位置における又はその近くの店舗及び対象となる他の地点についてのデータ、並びに位置に基づく他のデータ)を受信し、表示し、変更し、及び記憶するために使用され得る。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、音声回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、受信し(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)、再生し(例えば、タッチスクリーン112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールを送信し、別の方法で管理することを可能にする実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンラインビデオへのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
上記特定されたモジュール及びアプリケーションの各々は、上記説明された1つ以上の機能、並びに本出願で説明される方法(例えば、コンピュータにより実行される方法、及び本明細書で説明される他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令セットに対応する。それらのモジュール(すなわち、命令セット)は、別々のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、それらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択で、様々な実施形態において、組み合わされ、又はその他の方式で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける既定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行されるデバイスである。デバイス100が動作するための主要な入力コントロールデバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力コントロールデバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される既定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又はその他の物理入力コントロールデバイスである。
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1Aにおける)又は370(図3)は、イベントソート部170(例えば、オペレーティングシステム126内)及びそれぞれのアプリケーション136-1(例えば、上述したアプリケーション136、137~155、380~390のいずれか)を含む。
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報が配信されるアプリケーション136-1及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中のとき、タッチ感知ディスプレイシステム112上で表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソータ170によって使用される。
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用すべき再開情報、アプリケーション136-1によって表示されている情報を示す又は表示する準備ができたユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態キュー、及びユーザによって行われた前のアクションのリドゥ/アンドゥキューのうちの1つ以上などの追加の情報を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイシステム112上のユーザのタッチ)についての情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイシステム112又はタッチ感知面からの情報を含む。
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回り、及び/又は所定の期間よりも長い入力を受信すること)が存在するときのみ、イベント情報を送信する。
いくつかの実施形態では、イベントソータ170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイシステム112が2つ以上のビューを表示するとき、1つ以上のビュー内のどこにおいてサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウインドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて決定される。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始するサブイベント(すなわち、イベント又は潜在的なイベントを形成する一連のサブイベントにおける最初のサブイベント)が発生する最下位レベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュールによって特定されると、ヒットビューは典型的には、それがヒットビューとして特定された同一のタッチ又は入力元に関連する全てのサブイベントを受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部モジュール182によって取得されたイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソータ170を含む。あるいは、アプリケーション136-1がイベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソータ170は、独立型のモジュールであり、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部分である。
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースのそれぞれのビュー内で発生するタッチイベントを処理するための命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180の1つ以上は、ユーザインタフェースキット、又は、アプリケーション136-1が方法及び他の特性を継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソータ170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は任意選択で、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し、又は呼び出す。代わりに、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上のそれぞれのイベント処理部190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、それぞれのアプリケーションビュー191に含まれる。
それぞれのイベント認識部180は、イベントソート部170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
イベント受信部182は、イベントソータ170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加の情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。一部の実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
イベント比較部184は、イベント情報を、既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば、既定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント187におけるサブイベントは、例えば、タッチの始め、タッチの終わり、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、表示されたオブジェクト上の所定の段階についての第1のタッチ(タッチの始め)、所定の段階についての第1のリフトオフ(タッチの終わり)、表示されたオブジェクト上の所定の段階についての第2のタッチ(タッチの始め)、及び所定の段階についての第2のリフトオフ(タッチの終わり)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、表示されたオブジェクト上の所定の段階についてのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイシステム112を横切るタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終わり)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
いくつかの実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインタフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイシステム112上でタッチが検出されたとき、イベント比較部184は、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)と関連付けられているかを判定するためにヒットテストを実行する。表示された各オブジェクトが、それぞれのイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント187の定義は、一連のサブイベントがイベント認識部のイベントタイプに対応するかどうかが判定されるまで、イベント情報の配信を遅らせる遅延アクションも含む。
それぞれのイベント認識部180が一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判断した場合、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定の処理を実行する。
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新するか、又はビデオ及び音楽プレーヤモジュール152で使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含む又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、それぞれのアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の記載は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、そのすべてがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された眼球運動、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
図1Cは、一部の実施形態に係る、触知出力モジュールを示すブロック図である。一部の実施形態では、I/Oサブシステム106(例えば、触覚フィードバックコントローラ161(図1A)及び/又は他の入力コントローラ(単数又は複数)160(図1A)は、図1Cに示す例たる構成要素の少なくともいくつかを含む。一部の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、図1Cに示す例たる構成要素のうちの少なくともいくつかを含む。
いくつかの実施形態では、触知出力モジュールは、触覚フィードバックモジュール133を含む。いくつかの実施形態では、触覚フィードバックモジュール133は、電子デバイス上のソフトウェアアプリケーションからのユーザインタフェースフィードバック(例えば、表示ユーザインタフェースに対応するユーザ入力、並びに電子デバイスのユーザインタフェースにおける動作の実行又はイベントの出現を示す警報及び他の通知に応答するフィードバック)に対する触知出力を集約して組み合わせる。触覚フィードバックモジュール133は、波形モジュール123(触知出力を生成するために使用される波形を提供する)、ミキサ125(異なるチャネルの波形などの波形を混合する)、コンプレッサ127(波形のダイナミックレンジを低減又は圧縮する)、ローパスフィルタ129(波形内の高周波信号成分をフィルタリングする)、及び熱コントローラ131(熱状態に従って波形を調整する)のうちの1つ以上を含む。一部の実施形態では、触覚フィードバックコントローラ161(図1A)には、触覚フィードバックモジュール133が含まれる。一部の実施形態では、触覚フィードバックモジュール133の別々のユニット(又は触覚フィードバックモジュール133の別個の実装)はまた、オーディオコントローラ(例えば、図1Aのオーディオ回路110)に含まれ、音声信号を生成するために使用される。いくつかの実施形態では、単一の触覚フィードバックモジュール133が、オーディオ信号及び触知出力に対する波形を生成するために使用される。
いくつかの実施形態では、触覚フィードバックモジュール133はまた、トリガモジュール121(例えば、ソフトウェアアプリケーション、オペレーティングシステム、又は生成すべき触知出力を判定して対応する触知出力を生成するプロセスを開始する他のソフトウェアモジュール)を含む。いくつかの実施形態では、トリガモジュール121は、波形の生成(例えば、波形モジュール123による)を開始するトリガ信号を生成する。例えば、トリガモジュール121は、事前設定されたタイミング基準に基づいて、トリガ信号を生成する。いくつかの実施形態では、トリガモジュール121は、ユーザインタフェース要素(例えば、アプリケーション内のアプリケーションアイコン若しくはアフォーダンス)又はハードウェア入力デバイス(例えば、ホームボタン若しくは強度感知タッチスクリーンなどの強度感知入力面)のアクティブ化に基づいて、触覚フィードバックモジュール133の外からトリガ信号を受信し(例えば、いくつかの実施形態では、触覚フィードバックモジュール133は、触覚フィードバックモジュール133の外に位置するハードウェア入力処理モジュール146からトリガ信号を受信する)、触覚フィードバックモジュール133内の他の構成要素(例えば、波形モジュール123)又は動作をトリガ(例えば、トリガモジュール121による)するソフトウェアアプリケーションへ、それらのトリガ信号を中継する。一部の実施形態では、トリガモジュール121はまた、触知フィードバック生成命令(例えば、触覚フィードバックモジュール133から、図1A及び3)を受信する。一部の実施形態では、トリガモジュール121は、触覚フィードバックモジュール133(又は触覚フィードバックモジュール133内のトリガモジュール121)が触知フィードバック命令を(例えば、図1A及び3の触覚フィードバックモジュール133から)受信したことに応じてトリガ信号を生成する。
波形モジュール123は、入力としてトリガ信号を(例えば、トリガモジュール121から)受信し、トリガ信号を受信したことに応じて、1つ以上の触知出力の生成のための波形(例えば、図4F~4Gを参照して以下でより詳細に説明される波形などの、波形モジュール123によって使用するために設計された既定のセットの波形から選択された波形)を提供する。
ミキサ125は、波形(例えば、波形モジュール123から)を入力として受信し、これらの波形を共に混合する。例えば、ミキサ125が2つ以上の波形(例えば、第1のチャネルの第1の波形及び第1の波形と少なくとも部分的に重複する第2のチャネルの第2の波形)受信したとき、ミキサ125は、2つ以上の波形の和に対応する組み合わせた波形を出力する。いくつかの実施形態では、ミキサ125はまた、2つ以上の波形のうちの1つ以上の波形を修正し、2つ以上の波形のうちの残りに対して特定の波形を強調する(例えば、特定の波形の縮尺の増大及び/又は波形のうちの残りの縮尺の減少による)。いくつかの状況では、ミキサ125は、組み合わせた波形から除去すべき1つ以上の波形を選択する(例えば、触知出力生成器167によって同時に出力することが要求された4つ以上のソースからの波形があるとき、最も古いソースからの波形が落とされる)。
圧縮器127は、波形(例えば、ミキサ125からの合成波形)を入力として受信し、波形を変更する。一部の実施形態では、圧縮器127は、波形に対応する触知出力が減少するように、(例えば、触知出力生成器167(図1A)又は357(図3)の物理的な仕様に従って)波形を低減する。いくつかの実施形態では、コンプレッサ127は、波形に対する既定の最大振幅を強制することなどによって、波形を制限する。例えば、コンプレッサ127は、波形のうち既定の振幅閾値を超過する部分の振幅を低減させながら、波形のうち既定の振幅閾値を超過しない部分の振幅は維持する。いくつかの実施形態では、コンプレッサ127は、波形のダイナミックレンジを低減させる。いくつかの実施形態では、コンプレッサ127は、波形のダイナミックレンジを動的に低減させ、その結果、組み合わせた波形は、触知出力生成器167の性能仕様(例えば、力及び/又は可動質量の変位限界)の範囲内に留まる。
ローパスフィルタ129は、波形(例えば、コンプレッサ127からの圧縮された波形)を入力として受信し、これらの波形をフィルタリング(例えば、平滑化)する(例えば、波形内の高周波信号成分を除去又は低減する)。例えば、いくつかの場合、触知出力が圧縮された波形に従って生成されるとき、コンプレッサ127は、圧縮された波形内に、触知出力の生成に干渉しかつ/又は触知出力生成器167の性能仕様を超過する外生信号(例えば、高周波信号成分)を含む。ローパスフィルタ129は、波形内のそのような外生信号を低減又は除去する。
熱コントローラ131は、波形(例えば、ローパスフィルタ129からのフィルタリングされた波形)を入力として受信し、デバイス100の熱状態に従ってこれらの波形を調整する(例えば、触覚フィードバックコントローラ161の温度などのデバイス100内で検出される内部温度、及び/又はデバイス100によって検出される外部温度に基づく)。例えば、いくつかの場合、触覚フィードバックコントローラ161の出力は、温度に応じて変動する(例えば、触覚フィードバックコントローラ161は、同じ波形を受信したことに応じて、触覚フィードバックコントローラ161が第1の温度であるときは、第1の触知出力を生成し、触覚フィードバックコントローラ161が第1の温度とは異なる第2の温度であるときは、第2の触知出力を生成する)。例えば、触知出力の大きさ(又は振幅)は、温度によって変化してもよい。温度変動の影響を低減させるために、波形が修正される(例えば、温度に基づいて波形の振幅が増大又は減少される)。
いくつかの実施形態では、触覚フィードバックモジュール133(例えば、トリガモジュール121)が、ハードウェア入力処理モジュール146に結合される。一部の実施形態では、図1Aの他の入力コントローラ(単数又は複数)160は、ハードウェア入力処理モジュール146を含む。一部の実施形態では、ハードウェア入力処理モジュール146は、ハードウェア入力デバイス145(例えば、ホームボタン、又は強度感知タッチスクリーンなどの強度感知入力面などの、図1Aの他の入力又は制御デバイス116)からの入力を受信する。一部の実施形態では、ハードウェア入力デバイス145は、タッチ感知ディスプレイシステム112(図1A)、キーボード/マウス350(図3)、タッチパッド355(図3)、他の入力又は制御デバイス116(図1A)のうちの1つ、又は強度感知ホームボタンなどの入力デバイスのいずれかである。一部の実施形態では、ハードウェア入力デバイス145は、強度感知ホームボタンからなり、タッチ感知ディスプレイシステム112(図1A)、キーボード/マウス350(図3)、又はタッチパッド355(図3)ではない。いくつかの実施形態では、ハードウェア入力デバイス145(例えば、強度感知ホームボタン又はタッチスクリーン)からの入力に応じて、ハードウェア入力処理モジュール146は、ホームボタンの「クリック」(例えば、「ダウンクリック」又は「アップクリック」)に対応する入力などの既定の入力基準を満足させるユーザ入力が検出されたことを示すために、1つ以上のトリガ信号を触覚フィードバックモジュール133に提供する。いくつかの実施形態では、触覚フィードバックモジュール133は、ホームボタンの「クリック」に対応する入力に応じて、ホームボタンの「クリック」に対応する波形を提供し、物理ホームボタンを押下する触覚フィードバックをシミュレートする。
一部の実施形態では、触知出力モジュールは、触知出力の生成を制御する触覚フィードバックコントローラ161(図1Aの触覚フィードバックコントローラ161)を含む。いくつかの実施形態では、触覚フィードバックコントローラ161は、複数の触知出力生成器に結合されており、複数の触知出力生成器のうちの1つ以上の触知出力生成器を選択し、触知出力を生成する選択された1つ以上の触知出力生成器へ波形を送信する。いくつかの実施形態では、触覚フィードバックコントローラ161は、ハードウェア入力デバイス145のアクティブ化に対応する触知出力要求、及びソフトウェアイベントに対応する触知出力要求(例えば、触覚フィードバックモジュール133からの触知出力要求)を調整し、2つ以上の波形のうちの1つ以上の波形を修正、2つ以上の波形のうちの残りに対して特定の波形を強調する(例えば、ソフトウェアイベントに対応する触知出力よりハードウェア入力デバイス145のアクティブ化に対応する触知出力に優先順位をつけるためなどの、特定の波形の縮尺の増大及び/又は波形のうちの残りの縮尺の減少による)。
一部の実施形態では、図1Cに示されるように、触覚フィードバックコントローラ161の出力は、デバイス100のオーディオ回路(例えば、オーディオ回路110、図1A)に結合され、音声信号をデバイス100のオーディオ回路に提供する。いくつかの実施形態では、触覚フィードバックコントローラ161は、触知出力を生成するために使用される波形と、触知出力の生成と連動してオーディオ出力を提供するために使用されるオーディオ信号との両方を提供する。いくつかの実施形態では、触覚フィードバックコントローラ161は、オーディオ信号及び/又は波形(触知出力を生成するために使用される)を修正し、その結果、オーディオ出力及び触知出力が同期される(例えば、オーディオ信号及び/又は波形を遅延させることによる)。いくつかの実施形態では、触覚フィードバックコントローラ161は、デジタル波形をアナログ信号に変換するために使用されるデジタルアナログ変換器を含み、アナログ信号は、増幅器163及び/又は触知出力生成器167によって受信される。
いくつかの実施形態では、触知出力モジュールは、増幅器163を含む。一部の実施形態では、増幅器163は、波形を(例えば、触覚フィードバックコントローラ161から)受信し、増幅波形を触知出力生成器167(例えば、触知出力生成器167(図1A)又は357(図3)のうちのいずれか)に送信する前に波形を増幅する。例えば、増幅器163は、触知出力生成器167の物理仕様に従った信号レベル(例えば、触知出力生成器167へ送信された信号が、触覚フィードバックコントローラ161から受信した波形に対応する触知出力を生成するように、触知出力を生成するために触知出力生成器167によって必要とされる電圧及び/又は電流)まで、受信した波形を増幅し、増幅された波形を触知出力生成器167へ送信する。それに応じて、触知出力生成器167は、触知出力を生成する(例えば、可動質量の中立位置に対して可動質量を1つ以上の次元に往復してシフトさせることによる)。
いくつかの実施形態では、触知出力モジュールは、触知出力生成器167に結合されたセンサ169を含む。センサ169は、触知出力生成器167又は触知出力生成器167の1つ以上の構成要素(例えば、触知出力を生成するために使用される膜などの1つ以上の動き部分)の状態又は状態変化(例えば、機械的位置、物理的変位、及び/又は動き)を検出する。いくつかの実施形態では、センサ169は、磁界センサ(例えば、ホール効果センサ)又は他の変位及び/若しくは動きセンサである。いくつかの実施形態では、センサ169は、情報(例えば、触知出力生成器167内の1つ以上の部分の位置、変位、及び/又は動き)を触覚フィードバックコントローラ161に提供し、触知出力生成器167の状態に関するセンサ169によって提供された情報に従って、触覚フィードバックコントローラ161は、触覚フィードバックコントローラ161から出力される波形(例えば、任意選択的に増幅器163を介して触知出力生成器167へ送信される波形)を調整する。
図2は、いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーン(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112、図1A)を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。これらの実施形態、並びに後述する実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率では描かれていない)を用いて、グラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能になる。一部の実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に実施される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上向きに及び/若しくは下向きに)、並びに/又は、デバイス100と接触した指のローリング(右から左へ、左から右へ、上向きに及び/若しくは下向きに)を、任意選択で含む。一部の実装形態又は状況では、グラフィックとの故意でない接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
デバイス100は、任意選択で、「ホーム」又はメニューボタン204などの1つ以上の物理的ボタンも含む。前述のように、メニューボタン204は、任意選択で、デバイス100上で任意選択的に実行される、アプリケーションのセットにおける任意のアプリケーション136にナビゲートするために使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーンディスプレイ上で表示されるGUI内のソフトキーとして実装される。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーンディスプレイ、メニューボタン204(ホームボタン204と呼ばれる場合がある)、デバイスへの電源供給のオン/オフ及びデバイスのロックのためのプッシュボタン206、音量調節ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、ドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、既定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、既定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を通して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力をも受け入れる。デバイス100はまた任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167を含む。
図3は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310と、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360と、メモリ370と、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320とを含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は、ディスプレイ340を含む入出力(I/O)インタフェース330を含み、ディスプレイ340は、典型的には、タッチスクリーンディスプレイである。I/Oインタフェース330は、任意選択で、キーボード及び/又はマウス(又は、他のポインティングデバイス)350、並びにタッチパッド355、(例えば、図1Aを参照して上記説明された触知出力生成器(単数又は複数)167と同様の)デバイス300上で触知出力を生成するための触知出力生成器357、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ、及び/又は図1Aを参照して上記説明された接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)をも含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択で、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は、任意選択で、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似するプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は任意選択で、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、任意選択で、それらのモジュールを記憶しない。
上記特定された図3における要素の各々は、任意選択で、前に言及したメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶される。上記で特定されたモジュールの各々は、上記で説明された機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(すなわち、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、したがって、それらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択で、様々な実施形態において組み合わされるか、又はその他の方式で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
ここで、ポータブル多機能デバイス100上で任意選択的に実装されるユーザインタフェース(「UI」)の実施形態に着目する。
図4Aは、いくつかの実施形態による、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューのための例示的なユーザーインターフェース400を示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信のための信号強度インジケータ、
●時間、
●Bluetoothインジケータ、
●バッテリ状態インジケータ、
●下記などの、頻繁に利用されるアプリケーション用のアイコンを含むトレー408、
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147のアイコン420、及び
○「音楽」とラベル付けされたビデオ及び音楽プレーヤモジュール152のアイコン422、及び
●下記などの、その他のアプリケーション用のアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141のアイコン424、
○「カレンダ」とラベル付けされた、カレンダモジュール148のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされた、オンラインビデオモジュール155のアイコン432、
○「株価」とラベル付けされた、株価ウィジェット149-2のアイコン434、
○「地図」とラベル付けされた、地図モジュール154のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149-1のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149-4のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153のアイコン444、及び
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション若しくはモジュール用のアイコン446。
図4Aに示されたアイコンのラベルは単なる例に過ぎないことに留意されたい。例えば、他のラベルが任意選択的に、様々なアプリケーションアイコンに使用される。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションアイコンに関するラベルは、それぞれのアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。一部の実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
図4Bは、ディスプレイ450と分離したタッチ感知面451(例えば、タブレット又はタッチパッド355、図3)を有するデバイス(例えば、デバイス300、図3)上の例示的なユーザインタフェースを示す。以下の実施例のうちの多くはタッチスクリーンディスプレイ112上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図4Bに示すように、ディスプレイと分離したタッチ感知面上の入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bにおける453)に対応する主軸(例えば、図4Bにおける452)を有する。それらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、図4Bにおいて、460は468に対応し、462は470に対応する)におけるタッチ感知面451との接触(例えば、図4Bにおける460及び462)を検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイと分離しているとき、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、及びそれらの移動)は、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bにおける450)上でユーザインタフェースを操作するためにデバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
加えて、以下の実施例は、主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャなど)を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、それらの指の入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力又はスタイラス入力)と置換されることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、(例えば、接触の代わりの)マウスクリックに続けた、(例えば、接触の移動の代わりの)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動によって、任意選択的に置き換えられる。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置の上に位置する間はマウスクリックと置き換えられる(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用され、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されることを理解されたい。
本明細書で使用される「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他のロケーションマーカを含むいくつかの実装形態では、カーソルは、カーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上にある間に、タッチ感知面(例えば、図3におけるタッチパッド355、又は図4Bにおけるタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出されると、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調整されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接的な対話を有効にするタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aにおけるタッチ感知ディスプレイシステム112、又は図4Aにおけるタッチスクリーン)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上で検出された接触は、入力(例えば、接触による押圧入力)がタッチスクリーンディスプレイ上で特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置において検出されると、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調製されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。一部の実装形態では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動(例えば、フォーカスを1つのボタンから別のボタンへ動かすためにタブキー又は矢印キーを使用することによる)なく、フォーカスがユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域へ動かされ、これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタがとる特有の形態にかかわらず、フォーカスセレクタは、概して、ユーザインタフェース要素(又はタッチスクリーンディスプレイ上の接触)であり、ユーザの意図する対話をユーザインタフェースによって通信するように、ユーザによって制御される(例えば、ユーザが対話することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによる)。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、それぞれのボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、それぞれのボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される、タッチ感知面上の接触の「強度」という用語は、タッチ感知面上の接触(例えば、指の接触又はスタイラスの接触)の力、又は圧力(単位面積あたりの力)、又はタッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物(プロキシ)を指す。接触の強度は、少なくとも4つの別個の値を含み、より典型的には、数百の(例えば、少なくとも256の)別個の値を含む、値の範囲を有する。接触の強度は、任意選択的に、様々な手法、及び様々なセンサ又はセンサの組み合わせを使用して、判定(又は測定)される。例えば、タッチ感知面の下又はそれに隣接する1つ以上の力センサは、任意選択的に、タッチ感知面上の様々なポイントにおける力を測定するために使用される。いくつかの実装形態では、複数の力センサからの力測定値は、推定される接触の力を特定するために組み合わされる(例えば、加重平均又は合計)。同様に、スタイラスの感圧性先端部は、任意選択的に、タッチ感知面上のスタイラスの圧力を判定するために使用される。あるいは、タッチ感知面上で検出される接触エリアのサイズ及び/若しくはその変化、接触に近接するタッチ感知面の電気容量及び/若しくはその変化、並びに/又は、接触に近接するタッチ感知面の抵抗及び/若しくはその変化は、任意選択的に、タッチ感知面上の接触の力又は圧力の代替物として使用される。一部の実装形態では、接触の力又は圧力のための代替測定値は、強度閾値を超えているかどうかを判定するために直接使用される(例えば、強度閾値は、代替測定値に対応する単位で記述される)。いくつかの実装形態では、接触の力又は圧力のための代替測定値は、推定される力又は圧力に変換され、推定される力又は圧力は、強度閾値を超えているかどうかを判定するために使用される(例えば、強度閾値は、圧力の単位で測定された圧力閾値である)。ユーザ入力の属性として接触の強度を使用すると、(例えば、タッチ感知ディスプレイ上に)アフォーダンスを表示するため、及び/又は(例えば、タッチ感知ディスプレイ、タッチ感知面、又はノブ若しくはボタンなどの物理的/機械的コントロールを介して)ユーザ入力を受信するための資産が制限された、低減されたサイズのデバイス上で、そうでない場合ユーザによるアクセスが容易に可能でない場合がある、追加のデバイス機能にユーザがアクセスすることが可能になる。
いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130は、ユーザによって動作が実行されたか否かを判定するための(例えば、ユーザがアイコン上で「クリック」したか否かを判定するための)、1つ以上の強度閾値のセットを使用する。いくつかの実施形態では、少なくとも強度閾値のサブセットは、ソフトウェアパラメータにしたがって決定される(例えば、強度閾値は、特定の物理アクチュエータのアクティブ化閾値によって決定されず、デバイス100の物理ハードウェアを変更することなく調節されてもよい)。例えば、トラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのマウス「クリック」閾値は、そのトラックパッド又はタッチスクリーンディスプレイのハードウェアを変更することなく、広範囲の既定閾値のうちのいずれかに設定され得る。更に、いくつかの実装形態では、デバイスのユーザは、(例えば、個々の強度閾値を調整することにより、及び/又は、システムレベルのクリック「強度」パラメータで一度に複数の強度閾値を調整することにより)強度閾値のセットのうちの1つ以上を調整するためのソフトウェア設定が提供される。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される、接触の「特性強度」という用語は、接触の1つ以上の強度に基づく、その接触の特性を指す。一部の実施形態では、特性強度は複数の強度サンプルに基づく。特性強度は、任意選択的に、既定の数の強度サンプル、すなわち、既定のイベント(例えば、接触を検出した後、接触のリフトオフを検出する前、接触の移動の開始を検出する前若しくは後、接触の終了を検出する前、接触の強度の増大を検出する前若しくは後、及び/又は、接触の強度の減少を検出する前若しくは後の)に関連する所定の期間(例えば、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、5、10秒)の間に収集された強度サンプルのセットに基づく。接触の特性強度は任意選択で、接触の強度の最大値、接触の強度の平均値(mean value)、接触の強度の平均値(average value)、接触の強度の上位10%値、接触の強度の最大値の半分の値、接触の強度の最大値の90%の値、既定の期間にわたって、又は既定の時間において開始した接触の強度を低域フィルタリングすることによって生成された値などのうちの1つ以上に基づく。一部の実施形態では、特性強度を判定する際に(例えば、特性強度が経時的な接触の強度の平均であるときに)、接触の持続期間が使用される。一部の実施形態では、特性強度は、ユーザによって動作が実行されたかどうかを判定するために、1つ以上の強度閾値のセットと比較される。例えば、1つ以上の強度閾値のセットは、第1の強度閾値及び第2の強度閾値を含んでもよい。この実施例では、第1の閾値を上回らない特性強度を有する接触の結果として第1の動作が実行され、第1の強度閾値を上回り第2の強度閾値を上回らない特性強度を有する接触の結果として第2の動作が実行され、第2の強度閾値を上回る特性強度を有する接触の結果として第3の動作が実行される。いくつかの実施形態では、特性強度と1つ以上の強度閾値との間の比較は、第1の操作を実行するか、又は第2の操作を実行するかを判定するために使用されるのではなく、1つ以上の操作を実行するか否か(例えば、それぞれの選択肢を実行するか、又はそれぞれの操作を実行することを控えるか)を判定するために使用される。
一部の実施形態では、特性強度を判定する目的のために、ジェスチャの一部分が特定される。例えば、タッチ感知面は、開始位置から遷移して終了位置に達する連続的なスワイプ接触(例えば、ドラッグジェスチャ)を受け取る場合があり、そのポイントにおいて接触の強度が増大する。この例では、終了位置における接触の特性強度は、スワイプ接触全体ではなく、連続的なスワイプ接触の一部分のみ(例えば、終了位置におけるスワイプ接触の一部分のみ)に基づいてもよい。いくつかの実施形態では、接触の特性強度を特定する前に、スワイプ接触の強度に平滑化アルゴリズムが適用されてもよい。例えば、平滑化アルゴリズムは、任意選択的に、非加重移動平均平滑化アルゴリズム、三角平滑化アルゴリズム、中央値フィルタ平滑化アルゴリズム、及び/又は指数平滑化アルゴリズムのうちの1つ以上を含む。いくつかの状況では、これらの平滑化アルゴリズムは、特性強度を判定する目的のために、スワイプ接触の強度の小幅な上昇又は降下を排除する。
本明細書で説明されるユーザインタフェースの図は、任意選択で、1つ以上の強度閾値(例えば、接触検出強度閾値IT0、軽押圧強度閾値ITL、深押圧強度閾値ITD(例えば、少なくとも最初はITLよりも高い)、及び/又は1つ以上の他の強度閾値(例えば、TILよりも低い強度閾値ITH)に対する、タッチ感知面上の接触の現在の強度を示す、様々な強度の図表を含む。この強度の図は、典型的には、表示されるユーザインタフェースの一部ではないが、図の解釈を支援するために提供される。一部の実施形態では、軽い押圧強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作をデバイスが実行する強度に相当する。一部の実施形態では、深い押圧強度閾値は、通常、物理マウスのボタン又はトラックパッドをクリックすることに関連付けられた動作とは異なる動作をデバイスが実行する強度に相当する。いくつかの実施形態では、軽い押圧強度閾値を下回る(例えば、それを下回ると接触がもはや検出されない名目的な接触検出強度閾値IT0を上回る)特性強度を有する接触が検出されると、デバイスは、軽い押圧強度閾値又は深い押圧強度閾値に関連付けられた動作を実行することなく、タッチ感知面上の接触の移動に従ってフォーカスセレクタを移動させる。一般に、特に明記しない限り、これらの強度閾値は、ユーザインタフェース図の様々なセットの間で一貫している。
いくつかの実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力中の接触強度に基づく基準に依存する。例えば、いくつかの「軽い押圧」入力の場合、入力中の第1の強度閾値を超える接触の強度は第1の応答をトリガする。いくつかの実施形態では、デバイスによって検出された入力へのデバイスの応答は、入力中の接触強度と時間ベースの基準の両方を含む基準に依存する。例えば、いくつかの「深い押圧」入力の場合、軽い押圧用の第1の強度閾値より大きい入力中の第2の強度閾値を超える接触の強度は、第1の強度閾値を満たすことと第2の強度閾値を満たすこととの間に遅延時間が経過した場合のみ、第2の応答をトリガする。この遅延時間は典型的には、時間が200ms(ミリ秒)よりも短い(例えば、第2の強度閾値の大きさに依存して、40ms、100ms、又は120msであり、遅延時間は第2の強度閾値が増大するにつれて増大する)。この遅延時間は、深い押圧入力の偶発的な認識を回避することを支援する。別の例として、いくつかの「深い押圧」入力の場合、第1の強度閾値が満たされた時間の後に発生する感度が低下した期間が存在する。感度が低下した期間の間、第2の強度閾値は増大する。第2の強度閾値のこの一時的な増大も、偶発的な深い押圧入力を回避するのに役立つ。他の深い押圧入力の場合、深い押圧入力の検出に対する応答は、時間ベースの基準に依存しない。
いくつかの実施形態では、入力強度閾値及び/又は対応する出力のうちの1つ以上は、ユーザ設定、接触の動き、入力タイミング、実行しているアプリケーション、強度が加わる速度、同時入力の数、ユーザ履歴、環境要因(例えば、周囲ノイズ)、フォーカスセレクタの位置などの、1つ以上の要因に基づいて変化する。例示的な要因が、米国特許出願公開第14/399,606号及び第14/624,296号に記載されており、それらは参照により全体が本明細書に組み込まれている。
例えば、図4Cは、経時的なタッチ入力476の強度に部分的に基づいて、経時的に変化する動的な強度閾値480を示す。動的な強度閾値480は、2つの成分、タッチ入力476が最初に検出されたときから既定の遅延時間p1後に経時的に減衰する第1の成分474、及び経時的にタッチ入力476の強度の跡を辿る第2の成分478の合計である。第1の成分474の最初の高い強度閾値は、タッチ入力476が十分な強度を提供する場合に即時の「深い押圧」応答を更に可能にしながら、「深い押圧」応答の偶発的トリガを削減する。第2の成分478は、タッチ入力の段階的な強度変動によって「深い押圧」応答の意図しないトリガを削減する。いくつかの実施形態では、タッチ入力476が動的な強度閾値480を満たすとき(例えば、図4Cにおけるポイント481において)、「深い押圧」応答がトリガされる。
図4Dは、別の動的な強度閾値486(例えば、強度閾値ID)を示す。図4Dは、2つの他の強度閾値:第1の強度閾値IH及び第2の強度閾値ILも示す。図4Dでは、タッチ入力484が時間p2の前に第1の強度閾値IH及び第2の強度閾値ILを満たすが、時間482において遅延時間p2が経過するまでは応答が提供されない。また、図4Dでは、動的な強度閾値486は経時的に減衰し、減衰は、時間482から既定の遅延時間p1が経過した後(第2の強度閾値ILに関連付けられた応答がトリガされたとき)の時間488に始まる。このタイプの動的な強度閾値は、第1の強度閾値IH又は第2の強度閾値ILなどの、より低い強度閾値に関連付けられた応答をトリガした直後、又はそれと同時に、動的な強度閾値IDに関連付けられた応答の偶発的なトリガを削減する。
図4Eは、更に別の動的な強度閾値492(例えば、強度閾値ID)を示す。図4Eでは、強度閾値ILに関連付けられた応答は、タッチ入力490が最初に検出されたときから遅延時間p2が経過した後にトリガされる。同時に、動的な強度閾値492は、タッチ入力490が最初に検出されたときから既定の遅延時間p1が経過した後に減衰する。そのため、タッチ入力490を解放することなしに、タッチ入力490の強度の増大がその後に続く、強度閾値ILに関連付けられた応答をトリガした後のタッチ入力490の強度の減少は、タッチ入力490の強度が別の強度閾値、例えば、強度閾値ILを下回るときでも、(例えば、時間494において)強度閾値IDに関連付けられた応答をトリガすることができる。
軽い押圧強度閾値ITLを下回る強度から、軽い押圧強度閾値ITLと深い押圧強度閾値ITDとの間の強度への接触の特性強度の増大は、「軽い押圧」入力と呼ばれる場合がある。深い押圧強度閾値ITDを下回る強度から深い押圧強度閾値ITDを上回る強度への接触の特性強度の増大は、「深い押圧」入力と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値IT0を下回る強度から接触検出強度閾値IT0と軽い押圧強度閾値ITLの間の強度への接触の特性強度の増大は、タッチ面上の接触の検出と呼ばれる場合がある。接触検出強度閾値IT0を上回る強度から接触検出強度閾値IT0を下回る強度への接触の特性強度の減少は、タッチ面からの接触のリフトオフの検出と呼ばれる場合がある。いくつかの実施形態では、IT0はゼロである。いくつかの実施形態では、IT0はゼロより大きい。いくつかの例示では、タッチ感知面上の接触の強度を表すために、網掛けの円又は楕円が使用される。いくつかの例示では、それぞれの接触の強度を指定することなく、タッチ感知面上のそれぞれの接触を表すために、網掛けなしの円又は楕円が使用される。
本明細書に記載されるいくつかの実施形態では、1つ以上の動作は、それぞれの押圧入力を含むジェスチャを検出したことに応答して、又はそれぞれの接触(若しくは複数の接触)で実行されるそれぞれの押圧入力を検出したことに応答して実行され、それぞれの押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回る接触(又は複数の接触)の強度の増大を検出したことに少なくとも部分的に基づいて検出される。いくつかの実施形態では、それぞれの動作は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大を検出したことに応答して実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「ダウンストローク」上で実行される)。いくつかの実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びその後の押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、その後の押圧入力閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少を検出したことに応答して実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」上で実行される)。
一部の実施形態では、デバイスは、「ジッタ」と呼ばれる場合がある偶発的な入力を回避するために強度ヒステリシスを採用し、デバイスは、押圧入力強度閾値との既定の関係を有するヒステリシス強度閾値を定義又は選択する(例えば、ヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値よりも低いX強度単位であり、又はヒステリシス強度閾値は、押圧入力強度閾値の75%、90%、若しくは何らかの妥当な割合である)。したがって、いくつかの実施形態では、押圧入力は、押圧入力強度閾値を上回るそれぞれの接触の強度の増大、及びその後の押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を含み、それぞれの動作は、その後のヒステリシス強度閾値を下回るそれぞれの接触の強度の減少を検出したことに応答して実行される(例えば、それぞれの動作は、それぞれの押圧入力の「アップストローク」上で実行される)。同様に、一部の実施形態では、押圧入力は、デバイスが、ヒステリシス強度閾値以下の強度から押圧入力強度閾値以上の強度への接触の強度の増大、及び任意選択的に、その後のヒステリシス強度以下の強度への接触の強度の減少を検出するときにのみ検出され、それぞれの動作は、押圧入力(例えば、状況に応じて、接触の強度の増大又は接触の強度の減少)を検出したことに応じて実行される。
説明を容易にするために、押圧入力強度閾値に関連付けられた押圧入力に応答して、又は押圧入力を含むジェスチャに応答して実行される動作の説明は、任意選択的に、押圧入力強度閾値を上回る接触の強度の増大、ヒステリシス強度閾値を下回る強度から押圧入力強度閾値を上回る強度への接触の強度の増大、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少、又は押圧入力強度閾値に対応するヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応答してトリガされる。更に、押圧入力強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行されるように動作が記載される例では、動作は、任意選択的に、押圧入力強度閾値に対応し、かつそれよりも低いヒステリシス強度閾値を下回る接触の強度の減少を検出したことに応じて実行される。上述されたように、いくつかの実施形態では、これらの応答のトリガは、満たされる時間ベースの基準にも依存する(例えば、遅延時間は、第1の強度閾値が満たされることと第2の強度閾値が満たされることとの間で経過している)。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変化に相当する触感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。場合によっては、ユーザの動作により物理的に押された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでも、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じる。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。触知出力を使用して触覚フィードバックをユーザに提供することで、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的になり(例えば、デバイスを動作させ/デバイスと対話するとき、ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザの誤りを低減させることによる)、加えて、ユーザがデバイスをより迅速かつ効率的に使用するのを有効化することによって、電力使用を低減させ、デバイスのバッテリ寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、触知出力パターンは、触知出力の振幅、触知出力の動き波形の形状、触知出力の周波数、及び/又は触知出力の持続時間などの触知出力の特性を指定する。
異なる触知出力パターンを有する触知出力がデバイスによって生成されると(例えば、触知出力を生成するために可動質量を移動させる1つ以上の触知出力生成器を介して)、触知出力は、ユーザがデバイスを保持又はタッチする際に異なる触覚感覚を引き起こし得る。ユーザの感覚は、触知出力のユーザの知覚に基づいているとき、ほとんどのユーザは、デバイスによって生成される触知出力の波形、周波数、及び振幅の変化を識別することが可能である。したがって、波形、周波数、及び振幅を調整して、異なる動作が実行されたことをユーザに示すことができる。したがって、いくつかの状況では、所与の環境(例えば、グラフィカル特徴及びオブジェクトを含むユーザインタフェース、仮想の境界及び仮想のオブジェクトを有するシミュレートされた物理的環境、物理的な境界及び物理的な物体を有する実際の物理的環境、並びに/又は上記の任意の組合せ)において、物体の特性(例えば、サイズ、材料、重量、剛性、平滑度、など)、挙動(例えば、振動、変位、加速、回転、膨張など)、及び/又は相互作用(例えば、衝突、粘着、反発、吸引、摩擦など)をシミュレートするように設計、選択、及び/又は開発された触知出力パターンを有する触知出力は、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる有用なフィードバックをユーザに提供する。加えて、触知出力は、任意選択的に、入力閾値又はオブジェクトの選択などのシミュレートされた物理的特性に関係ないフィードバックに対応するように生成される。いくつかの状況では、そのような触知出力は、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる有用なフィードバックをユーザに提供する。
いくつかの実施形態では、適した触知出力パターンを有する触知出力は、ユーザインタフェース内又はデバイス内のシーンの後ろにおける対象イベントの出現に対する合図として働く。対象となるイベントの例は、デバイス上又はユーザインタフェース内で提供されるアフォーダンス(例えば、実ボタン、仮想ボタン、又はトグルスイッチ)のアクティブ化、要求された動作の成功又は失敗、ユーザインタフェース内の境界に到達すること又は超えること、新たな状態に入ること、オブジェクト間の入力の焦点を切り替えること、新たなモードのアクティブ化、入力閾値に到達すること又は超えること、入力又はジェスチャのタイプの検出又は認識などを含む。一部の実施形態では、触知出力は、リダイレクション又は中断入力が時宜を得て検出されない限り発生する、近いうち起こるイベント又は結果に対する警告又はアラートしての役割を果たすように提供される。触知出力はまた、他の文脈で、ユーザエクスペリエンスの向上、視覚若しくは運動の障害又は他のアクセシビリティに関する必要を有するユーザに対するデバイスのアクセシビリティの改善、並びに/あるいはユーザインタフェース及び/又はデバイスの効率及び機能性の改善のために使用される。触知出力は、任意選択的に、オーディオ出力及び/又は可視のユーザインタフェースの変化を伴い、ユーザがユーザインタフェース及び/又はデバイスと対話するときのユーザのエクスペリエンスを更に向上させ、ユーザインタフェース及び/又はデバイスの状態に関する情報のより良好な伝達を容易にし、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる。
図4F~図4Hは、1つ以上の変換(例えば、変調、増幅、トランケーションなど)のいずれか、又はそれらを介して、個別に又は組み合わせて使用できるサンプル触知出力パターンのセットを提供して、本明細書で論じたユーザインタフェース及び方法に関して上記で言及したもの、又は説明したものなどの、さまざまなシナリオ及びさまざまな目的に対して、好適な触覚フィードバックを作成する。触知出力のパレットのこの例は、触知出力パターンのアレイを作成するために、1組の3つの波形及び8つの周波数をどのように使用することができるかを示す。これらの図に表示される触知出力パターンに加えて、例えば、示すように、図4I~4Kのフルタップ80Hz、フルタップ200Hz、ミニタップ80Hz、ミニタップ200Hz、マイクロタップ80Hz及びマイクロタップ200Hzに対する触知出力パターンのための利得値を変えることによって、これらの触知出力パターンのそれぞれは振幅において任意選択的に調整され、そして、それは1.0、0.75、0.5及び0.25の利得を有する異型によって各々示される。図4I~4Kに示すように、触知出力パターンの利得を変更することにより、パターンの周波数を変えたり波形の形状を変えたりすることなく、パターンの振幅を変更する。いくつかの実施形態では、可動質量にどれだけの力を印加することができるかによって、いくつかの触知出力生成器が制限されるため、触知出力パターンの周波数を変化させることで、振幅がより低くなり、したがって質量の周波数の動きが大きければ大きいほど、より低い振幅に制約され、波形を作成するために必要とされる加速が、触知出力生成器の動作力の範囲外の力を必要としないことが確実になる(例えば、230Hz、270Hz、及び300Hzにおけるフルタップのピーク振幅は、80Hz、100Hz、125Hz、及び200Hzにおけるフルタップの振幅より低い)。
図4F~4Kは、特定の波形を有する触知出力パターンを示す。触知出力パターンの波形は、可動質量が通過してその触知出力パターンで触知出力を生成する時間に対して、中立位置(例えば、xzero)と比べた物理的変位のパターンを表す。例えば、図4Fに示す第1のセットの触知出力パターン(例えば「フルタップ」の触知出力パターン)は、完全な2サイクルの振動(例えば、中立位置で開始及び終了し、中立位置を3回横切る振動)を含む波形をそれぞれ有する。図4Gに示す触知出力パターン(例えば、「ミニタップ」の触知出力パターン)の第2のセットは、完全な1サイクルを含む振動(例えば、中立位置で開始及び終了し、中立位置を1回横切る振動)を含む波形をそれぞれ有する。図4Hに示す触知出力パターン(例えば、「マイクロタップ」の触知出力パターン)の第3のセットは、完全な1サイクルの半分を含む振動(例えば、中立位置で開始及び終了し、中立位置を横切らない振動)を含む波形をそれぞれ有する。触知出力パターンの波形はまた、触知出力の開始及び終了時の可動質量の漸進的な加速及び減速を表す開始バッファ及び終了バッファを含む。図4F~4Kに表示される例示波形は、可動質量の移動の最大及び最小限の範囲を表すxmin及びxmax値を含む。より大きな可動質量を有するより大きな電子デバイスの場合、質量の移動の最小限度及び最大限度が、より大きい、又はより小さいこともある。図4F~4Kに示す例は、1次元における質量の移動を説明しているが、同様の原理は2次元又は3次元における可動質量の移動にも適用し得る。
図4F~4Kに示すように、各触知出力パターンはまた、その特性周波数を有する触知出力からユーザーによって感じられる触覚感覚の「ピッチ」に影響を及ぼす、対応する特性周波数を有する。連続する触知出力の場合、特性周波数は、触知出力生成器の可動質量によって所与の期間内に完了されるサイクルの数(例えば、1秒当たりのサイクル)を表す。個別の触知出力の場合、個別の出力信号(例えば、0.5、1、又は2回のサイクルを有する)が生成され、特性周波数値は、その特性周波数を有する触知出力を生成するために可動質量がどれだけ速く動く必要があるかを指定する。図4F~4Hに示すように、触知出力のそれぞれのタイプ(例えば、フルタップ、ミニタップ、又はマイクロタップなどのそれぞれの波形により定義される)については、より高い周波数値は、可動質量によるより速い移動(単数又は複数)に対応し、したがって、一般に、触知出力を完了する時間がより短い(例えば、離散的な触知出力に必要なサイクルの数を完了する時間開始及び終了バッファ時間を含む)。例えば、特性周波数が80Hzのフルタップは、特性周波数が100Hzのフルタップよりも完了までに時間がかかる(例えば、図4Fでは35.4ms対28.3ms)。加えて、所与の周波数に対して、それぞれの周波数においてその波形でより多くのサイクルを有する触知出力は、同じそれぞれの周波数においてその波形でより少ないサイクルを有する触知出力より、完成させるのに長くかかる。例えば、150Hzにおけるフルタップは、150Hzにおけるミニタップより、完成させるのに長くかかり(例えば、19.4msと12.8ms)、150Hzにおけるミニタップは、150Hzにおけるマイクロタップより、完成させるのに長くかかる(例えば、12.8msと9.4ms)。しかし、異なる周波数の触知出力パターンでは、この規則性が当てはまらないことがある(例えば、より多くのサイクルだがより高い周波数を伴う触知出力では、より少ないサイクルだがより低い周波数を伴う触知出力よりもかかる時間が短いことがあり、その逆も起こり得る)。例えば、300Hzにおいて、フルタップは、ミニタップと同じだけ長くかかる(例えば、9.9ms)。
図4F~4Kに示すように、触知出力パターンはまた、触覚の信号に含まれるエネルギー量に影響を及ぼす特性振幅、すなわち、その特性振幅を有する触知出力によるユーザーによって感じられることができる触覚感覚の「強さ」を有する。いくつかの実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は、触知出力を生成するときの中立位置からの可動質量の最大変位を表す絶対値又は正規化値を指す。いくつかの実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は、例えば、様々な状態(例えば、ユーザインタフェースのコンテキスト及び挙動に基づいてカスタマイズされる)に従って、固定された若しくは動的に決定されたゲイン係数(例えば、0~1の値)、並びに/又は事前設定されたメトリック(例えば、入力ベースのメトリック、及び/若しくはユーザインタフェースベースのメトリック)によって、調整可能である。いくつかの実施形態では、入力ベースのメトリック(例えば、強度変化メトリック又は入力速度メトリック)は、入力の特性(例えば、触知出力の生成をトリガする入力中の押下入力における接触の特性強度の変化速度、又はタッチ感知面における接触の動き速度)を示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースベースのメトリック(例えば、境界横断速度メトリック)は、触知出力の生成をトリガするユーザインタフェースの変化中のユーザインタフェース要素の特性(例えば、ユーザインタフェース内で隠された又は可視の境界を越える要素の動き速度)を示す。一部の実施形態では、触知出力パターンの特性振幅は「包絡線」によって変調されてもよく、隣接するサイクルのピークは異なる振幅を有してもよく、上記の波形のうちの1つは、触知出力が生成されている間に経時的に触知出力の一部の振幅を徐々に調整するように、経時的に(例えば、0~1まで)変更する包絡線パラメータ乗算することによって更に変調される。
例示的な目的で、図4F~4Kでは特定の周波数、振幅、及び波形のみがサンプル触知出力パターンで表されているが、他の周波数、振幅及び波形を有する触知出力パターンも同様の目的で使用され得る。例えば、0.5~4回のサイクルを有する波形を使用することができる。また、60Hz~400Hzの範囲の他の周波数も用いることができる。
ユーザインタフェース及び関連するプロセス
ここで、ディスプレイとタッチ感知面と、(任意選択的に)触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器と、(任意選択的に)タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサとを備える、ポータブル多機能デバイス100又はデバイス300などの電子デバイス上で実装され得る、ユーザーインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
図5A1~図5A4及び図5B~図5AYは、いくつかの実施形態に係る、あるイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するためのユーザインタフェースの例を示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図7A~図7G、図8A~図8E、及び図9A~図9Eにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5A1~図5A4は、デバイス100の向きの変化に応じたディスプレイ(例えば、タッチ感知ディスプレイ112)のアクティブ化を示す。ディスプレイがアクティブ化されたときには、デバイスがスクリーンオフ状態にあった間に受信された通知が表示される。いくつかの実施形態では、デバイスは、デバイスの向きが変化したかどうかを判定するために、1つ以上のセンサ(例えば、加速度計、ジャイロ、オーディオセンサ、熱センサ、及び/又は光センサ)を使用する。例えば、デバイスは、デバイスが閾値角度を超えて回転されたか(例えば、デバイスが実質的に水平である位置からデバイスが実質的に垂直である位置まで傾けられるなど、デバイスの軸に沿って回転されたか)どうかを判定する。図5A1では、デバイスは、デバイスのディスプレイが実質的に水平になるようにユーザの手5002に平坦に保持されている間に、スクリーンオフ状態にある。図5A2では、デバイスは、ディスプレイが図5A1よりも垂直になるように傾けられている。図5A2では、デバイスの傾斜角度が閾値傾斜角度を上回って増えていないので、ディスプレイはアクティブ化されていない。図5A3では、デバイスは、ディスプレイが図5A2よりも垂直になるように傾けられている。図5A3では、デバイスの傾斜角度が閾値傾斜角度を上回って増えているので、ディスプレイは、スクリーンオフ状態からスクリーンオン状態に遷移し、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004(例えば、デバイスがスクリーンオフ状態からスクリーンオン状態に遷移するときに表示される初期ユーザインタフェース)がディスプレイ112によって表示されている。図5A4では、ディスプレイ112は実質的に垂直である。
図5A4では、デバイスがロックされていることを示すロックアイコン5005が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に示されている。図5Bでは、ロックアイコン5005が、(例えば、デバイスのユーザのバイオメトリック情報又はデバイスのパスコードなどのユーザ認証情報の受信に応じて)デバイスがロック解除されたことを示すロック解除アイコン5007に置き換えられている。ロックモードにあるウェイクスクリーンユーザインタフェース5004は、ロック解除モードで表示されるウェイクスクリーンユーザインタフェース5004よりも少ない情報を任意選択的に表示する(例えば、通知の編集バージョンを表示する)。
図5Bは、いくつかの実施形態に係る、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を示す。ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004は、イベント(例えば、デバイス100がスクリーンオフ状態にあった間に発生したイベント)に対応する通知5006、5008、5010、5012、5014、及び5016を表示している。例えば、通知5006は、アプリケーション識別情報5018によって示されるように、アプリケーションタイトル「ソーシャルメディア」のアプリケーションによって生成されたイベントに対応する。通知5006はまた、ソーシャルメディアアプリケーションに対応するアイコン5020及び受信時間表示5022を含む。
図5C~図5Jは、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するための入力を示す。将来通知に関する配信選好を変更するための入力は、図5C~図5Eに示されるような、通知コントローラのセット5028を現すための、ソーシャルメディア通知5006におけるスワイプ入力と、図5G~図5Hに示されるような通知配信選好コントローラメニュー5038を現すための、通知コントローラのセット5028のオプションコントローラ5030におけるタップ入力と、図5Iに示されるような、配信選好コントローラメニュー5038のコントローラ5040におけるタップ入力と、を含む。コントローラ5040における入力により、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知に関する配信選好が、(例えば、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示される)目立つ配信のモードから、(例えば、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に最初に表示されずに通知履歴に送られ、その結果、通知を閲覧するために通知履歴を表示するための入力が必要とされる)目立たない配信表示のモードに変更される。
図5C~図5Eは、通知5006に対応する通知コントローラのセット5028を現す、通知5006における左方向スワイプ入力を示す。図5Cでは、通知5006に対応するタッチスクリーン112上の位置で接触5024が検出されている。図5C~図5Eでは、接触5024は、矢印5026で示される経路に沿って移動する。矢印5026で示される経路に沿って接触5024が左方向に移動すると、(例えば、通知5006が移動するときに接触5024によって「引きずられ」るかのように)通知5006も左方向に移動し、図5Eに示されるような通知コントローラのセット5028を現す。通知コントローラのセット5028は、(例えば、ソーシャルメディアアプリケーションの通知配信選好コントローラのセットを表示するための)オプションコントローラ5030、(例えば、通知5006の展開ビューを表示するための)ビューコントローラ5032、及び(例えば、通知5006を非表示にするための)消去コントローラ5034を含む。
図5Gは、オプションコントローラ5030に対応するタッチスクリーン112上の位置での接触5030によるタップ入力を示す。タップ入力に応じて、図5Hに示されるように、通知5008~5016は表示されなくなり、通知配信選好コントローラメニュー5038が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。通知配信選好コントローラメニュー5038は、(通知配信選好コントローラメニュー5038が、ソーシャルメディアアプリケーションの通知5006における入力を介してアクセスされたので)ソーシャルメディアアプリケーションからの通知に関する配信選好を調節するためのコントローラを含む。通知配信選好コントローラメニュー5038は、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知に関する配信選好を(例えば、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知が受信時に通知履歴に送られる)目立たない配信のモードに変更するためのコントローラ5040と、ソーシャルメディアアプリケーションからの将来通知をオフにするためのコントローラ5042と、ソーシャルメディアアプリケーションの通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラ5044と、メニュ5038を非表示にするためのコントローラ5046と、を含む。通知配信選好コントローラメニュー5038はまた、通知5006のアプリケーション識別情報5018及びアプリケーションアイコン5020に対応する、アプリケーション識別情報5048及びアプリケーションアイコン5050を含む。
図5Iでは、接触5052によるタップ入力が、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知に関する配信選好を目立たない配信のモードに変更するためのコントローラ5040に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。図5Jでは、コントローラ5040における入力に応じて、通知配信選好コントローラメニュー5038及び通知5006は表示されなくなり、通知5008~5016が再表示されている。
図5C~図5Jに関して説明されるように、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知に関する配信選好を目立たない配信表示のモードに変更するための入力の結果として、図5J~図5Oに関して説明されるように、配信選好の変更後に受信されたソーシャルメディアの通知が、通知履歴を表示するための入力が提供されるまでウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されない。
図5Jから図5Kまでで、現在時刻5054が6:02から6:05に変化している。6:04に受信された新しい通知5056が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。図5Kに示されるように、ソーシャルメディアアプリケーションの新しいイベントが6:05に発生したが、(ソーシャルメディアアプリケーションからのイベント通知に関する配信選好が、図5B~図5Iを参照して説明されるように、通知が通知履歴に直接送られるように、より目立たないモードに変更されたので)イベントに対応する通知は、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されていない。図5Kから図5Lまでで、現在時刻5054が6:05から6:08に変化している。
図5M~図5Oは、通知履歴を現す、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上の上向きスワイプ入力を示す。図5M及び図5Nでは、タッチスクリーン112との接触5058が、矢印5060で示される経路に沿って移動する。矢印5060で示される経路に沿って接触5058が上方に移動すると、(例えば、通知が移動するときに接触5058によって「引きずられ」るかのように)通知5008~5016及び5056も上方に移動する。図5Oでは、接触5058は、通知履歴5062がウェイクスクリーン5004に現れるように、矢印5060で示される経路に沿って移動し続けている。通知履歴5062は、図5O及び図5Pに示されるように、6:05に発生したソーシャルメディアアプリケーションのイベントの通知5064を含む。通知履歴5062はまた、メッセージアプリケーションのメッセージスレッド内の受信メッセージの通知5068を含む。通知5068は、以下で更に詳細に説明されるように、メッセージアプリケーションのメッセージスレッドにある別の受信メッセージの通知5066と凝集されている。
図5Q~図5Yは、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するための入力を示す。将来通知に関する配信選好を変更するための入力は、図5Q~図5Sに示されるような、通知5064の展開バージョンを現すための、ソーシャルメディア通知5064における押圧入力と、図5T~図5Uに示されるような、通知5064の展開バージョンに表示されたコントローラ5074における入力と、配信選好コントローラメニュー5078のコントローラ5080における入力と、を含む。コントローラにおける入力は、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知に関する配信選好を目立たない配信表示のモードから目立つ配信のモードに変更する。
図5Q~図5Sは、通知5064の展開バージョンを現す、通知5064における押圧入力を示す。図5Qでは、接触5070が、通知5064に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。接触5070の特性強度が、(強度レベルメータ5001によって示されるように)接触検出強度閾値レベルIT0を上回っており、(強度レベルメータ5001によって示されるように)ヒント強度閾値ITHを下回っている。図5Rでは、接触5070の特性強度が、(強度レベルメータ5001によって示されるように)ヒント強度閾値ITHを上回って増えている。図5R~図5Sに示されるように、接触5070の特性強度がヒント強度閾値レベルITHを上回って増えるにつれて、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004の背景がますますぼやけていく。図5Sでは、接触5070の特性強度は、(強度レベルメータ5001によって示されるように)軽押圧強度閾値レベルITLを上回って増えている。軽押圧強度閾値レベルITLを上回る接触5070の特性強度の増加を検出することに応じて、通知5064の展開バージョンが表示されている。いくつかの実施形態では、通知によって示されるイベントに関する追加通知情報が利用可能である場合、追加情報は、通知に対応する位置での入力(例えば、軽押圧入力)に応じて、通知の展開バージョンに表示される。図5Sでは、画像5072を含む通知5064の展開バージョンが表示されており、通知5010~5016及び5066~5068が表示されなくなっている。(例えば、ソーシャルメディアアプリケーション用の通知配信選好コントローラのセットを表示するための)コントローラ5074が、通知5064の展開バージョンに表示されている。いくつかの実施形態では、通知5064の展開バージョンの(例えば、コントローラ5074から離れた)位置での入力(例えば、タップ入力)により、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004の表示及び通知5064の展開ビューが、通知5064に対応するアプリケーション(例えば、ソーシャルメディアアプリケーション)の表示に置き換えられる。いくつかの実施形態では、通知5064の展開バージョンの外側の位置での入力(例えば、タップ入力)により、通知5064の展開ビューの表示が、通知5010~5016、通知5064の非展開バージョン、及び通知5066~5068に置き換えられる(例えば、図5Qに示されるような、ウェイクスクリーンユーザインタフェースの以前のビューに戻る)。
図5Tは、通知5064の展開バージョンのコントローラ5074における接触5076によるタップ入力を示す。タップ入力に応じて、図5Uに示されるように、通知配信選好コントローラメニュー5078が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示される。(通知配信選好コントローラメニュー5078は、図5Hに関して説明される通知配信選好コントローラメニュー5038とは異なる特性を有する配信選好コントローラメニューの説明例である。いくつかの実施形態では、図5Tに関して説明される入力に応じて、通知配信選好コントローラメニュー5038が表示される。本明細書で説明される通知配信選好コントローラメニューは、メニュー5038又はメニュー5078に関して説明される特徴及び/又はコントローラの様々な組み合わせを含み得ることが認識されるであろう)。
通知配信選好コントローラメニュー5078は、図5Uに示されるように、(通知配信選好コントローラメニュー5078が、ソーシャルメディアアプリケーションの通知5064における入力を介してアクセスされたので)ソーシャルメディアアプリケーションからの通知に関する配信選好を調節するためのコントローラを含む。通知配信選好コントローラメニュー5078は、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知に関する配信選好を目立つ配信のモード(例えば、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知が、受信時にウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示される)に変更するためのコントローラ5080と、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知に関する配信選好を目立たない配信のモード(例えば、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知が通知履歴に送られる)に変更するためのコントローラ5040と、ソーシャルメディアアプリケーションからの将来通知をオフにするためのコントローラ5042と、ソーシャルメディアアプリケーションの通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラ5044と、メニュー5038を非表示にするためのコントローラ5046と、を含む。通知配信選好コントローラメニュー5078はまた、現在選択されている通知配信選好を示すための状態マーカ5082と、(この例では、目立たない配信のモードである)現在選択されている通知配信モードを示すためのアニメーションアイコン5084と、を含む。
図5U~図5Xは、アニメーションアイコン5084のアニメーションシーケンスのフレームを示す。アニメーションアイコン5084は、デバイス100のミニチュアバージョンを描写し、アニメーションシーケンスは、通知履歴内の(アニメーション表示される通知表現5088によってアニメーションで示される)通知にアクセスするための(アニメーション表示される接触表現5086によってアニメーションで示される)入力を示す。
図5Xでは、接触5090によるタップ入力が、通知配信選好を目立つ配信のモードに変更するためのコントローラ5080に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。図5Yでは、コントローラ5080における入力に応じて、現在選択されている通知配信モードが、ソーシャルメディアアプリケーションからの通知がウェイクスクリーンに最初に表示される目立つ配信のモードであることを示すために、状態マーカ5082がコントローラ5080に表示されている。アニメーションアイコン5092が、目立つ配信のモードを示すように表示される。図5Y~図5Zは、アニメーションアイコン5092のアニメーションシーケンスのフレームを示す。アニメーションシーケンスは、(図5Yに示される)スクリーンオフ状態が、通知の表現5094がウェイクスクリーンユーザインタフェースに示される(図5Zに示される)スクリーンオン状態に遷移することを示す。
いくつかの実施形態では、アニメーションアイコン5084は、(図5U~図5Xに示されるように)現在選択されている通知配信選好が目立たない配信のモードであるときにのみ表示され、アニメーションアイコン5092は、(図5Y~図5Zに示されるように)現在選択されている通知配信選好が目立つ配信のモードであるときにのみ表示される。いくつかの実施形態では、アニメーションアイコン5084は、現在選択されている通知配信選好が目立たない配信のモードであるときにのみアニメーション表示され、アニメーションアイコン5092は、現在選択されている通知配信選好が目立つ配信のモードであるときにのみアニメーション表示される。いくつかの実施形態では、アニメーションアイコン5084及び5092は、同時に表示される。いくつかの実施形態では、アニメーションアイコン5084及び5092は、同時にアニメーション表示される。いくつかの実施形態では、(例えば、選択されていない配信のモードについてユーザに教えるために、)アニメーションアイコン5084は、現在選択されている通知配信選好が目立つ配信のモードであるときにのみアニメーション表示され、アニメーションアイコン5092は、現在選択されている通知配信選好が、目立たない配信のモードであるときにのみアニメーション表示される。
図5Zでは、接触5096によるタップ入力が、通知配信選好を目立たない配信のモードに変更するためのコントローラ5080に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。図5AAでは、接触5098によるタップ入力が、ソーシャルメディアアプリケーションの通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラ5044に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。
図5AB~図5AGは、アプリケーションの通知設定ユーザインタフェース5100を使用してアプリケーションのイベントの将来通知に関する配信選好を変更することを示す。
図5ABでは、接触5098による入力に応じて、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004、通知5064、及び通知配信選好コントローラメニュー5078が、通知設定ユーザインタフェース5100の表示に置き換えられている。通知設定ユーザインタフェース5100は、通知設定ユーザインタフェース5100に表示されたトグルが、ソーシャルメディアアプリケーションの設定を制御することを示すためのアプリケーション識別子5102を含む。通知設定ユーザインタフェース5100は、アプリケーションの通知を有効/無効にするためのトグル5104と、アプリケーションの通知をウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に示すことを有効/無効にするためのトグル5106と、アプリケーションの通知を通知履歴に示すことを有効/無効にするためのトグル5108と、デバイスがスクリーンオン状態にある間(例えば、ユーザがデバイスを操作している間)に通知バナーが表示されることを有効/無効にするためのトグル5110と、を含む。
アニメーションアイコン5112、5114、及び5116がそれぞれ、目立つ配信のモード、目立たない配信のモード、及び通知バナー配信のモードを示す。アクティブモードインジケータ5118、5120、及び5122がそれぞれ、目立つ配信のモード、目立たない配信のモード、及び通知バナー配信のモードのアクティブ化状態を示す。アクティブモードインジケータ5120及び5122のチェックマークがそれぞれ、目立たない配信のモード及び通知バナー配信のモードが現在アクティブ化されていることを示す。図5AB~図5ADは、アニメーションアイコン5114及び5116それぞれのアニメーションシーケンスのフレームを示す。
図5ADでは、接触5124によるタップ入力が、トグル5106に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。接触5124による入力により、イベントの将来通知に関する配信選好が変更される。配信選好は、アプリケーションの通知をウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に示すことが(図5ADのトグル5106の状態によって示されるように)無効にされるモードから、アプリケーションの通知をウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に示すことが(図5AEでトグル5106の状態及びアクティブモードインジケータ5118のチェックマークによって示されるように)有効にされるモードに変更される。図5AE~図5AFは、アニメーションアイコン5112、5114、及び5116それぞれのアニメーションシーケンスのフレームを示す。
いくつかの実施形態では、(例えば、図5AB~図5AFに示されるように、)アニメーションアイコン5112は、トグル5106が有効状態にあるときにアニメーション表示され、対応するトグル5106が無効状態にあるときにアニメーション表示されず、アニメーションアイコン5114は、対応するトグル5108が有効状態にあるときにアニメーション表示され、トグル5108が無効状態にあるときにアニメーション表示されず、アニメーションアイコン5116は、対応するトグル5110が有効状態にあるときにアニメーション表示され、トグル5110が無効状態にあるときにアニメーション表示されない。いくつかの実施形態では、アニメーションアイコン5112、5114、及び5116は全てアニメーション表示され、通知設定ユーザインタフェース5100は、それぞれのアニメーションアイコンに対応するトグルの状態とは関係なく表示される。
図5AFから図5AGまでで、現在時刻5054が6:08から6:10に変化している。図5ADに関して説明されるような接触5124による入力に応じて、アプリケーションの通知をウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に示すことが有効にされる。結果として、ソーシャルメディアアプリケーションの6:09に受信されたイベントの新しい通知5126が、図5AGのウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。
図5AH~図5ARは、アプリケーションからのイベントサブセットの将来通知に関する配信選好を変更するための入力を示す。例えば、ニュースアプリケーションが、複数のニュースソースからのイベントを生成する場合があり、ユーザが、様々なニュースソースに関する異なる通知配信選好を設定することを望む場合がある。いくつかの実施形態では、それぞれのニュースソースに対応するイベントが、ニュースアプリケーションからのイベントサブセットである。
図5AHは、通知5010に対応する通知コントローラのセット5132を現す、通知5010における(例えば、左方向の移動5130を伴う)接触5128による左方向スワイプ入力を示す。図5AIは、オプションコントローラ5134における接触5138によるタップ入力を示す。タップ入力に応じて、通知5126、5056、5008、5012、及び5014は表示されなくなり、図5AJに示されるように、通知配信選好コントローラメニュー5138及びメニュー5138を非表示にするためのコントローラ5140が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。通知配信選好コントローラメニュー5138は、ニュースアプリケーションの1つ以上のニュースソースに関する配信選好を調節するためのコントローラを含む。通知配信選好コントローラメニュー5138は、配信選好の変更が適用される1つ以上のニュースソースを示す、現在選択ソース表示5142を含む。V字5144が、追加ニュースソースを表示するためのコントローラを示すために使用される。通知配信選好コントローラメニュー5138は、1つ以上のニュースソースからのイベントの将来通知に関する配信選好を(例えば、1つ以上のニュースソースからのイベントの将来通知が通知履歴に送られる)目立たない配信のモードに変更するためのコントローラ5146と、1つ以上のニュースソースからの将来通知をオフにするためのコントローラ5148と、1つ以上のニュースソースの通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラ5150と、を含む。現在選択されているニュースソースが、現在選択ソース表示5142によって示されるような「ハプスブルグ家の思いがけないできごと」である間に、コントローラ5146又は5148の選択により、現在選択されていない他のニュースソースではなく、ニュースソース「ハプスブルグ家の思いがけないできごと」からのイベントに関する通知配信選好が変更される。
図5AKでは、接触5154によるタップ入力が、追加ニュースソースを表示するためのV字5144に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。図5ALでは、V字5144における入力に応じて、通知配信選好コントローラメニュー5138は、コントローラ5146、5148、及び5150の表示を、第1の追加ニュースソース(「Local Daily」)を選択するためのコントローラ5156と、第2の追加ニュースソース(「The Urban Times」)を選択するためのコントローラ5158と、ニュースアプリケーションに対応する全てのニュースソース(例えば、「ハプスブルグ家の思いがけないできごと」、「Local Daily」、及び「The Urban Times」)を選択するためのコントローラ5160と、の表示に置き換える。(例えば、通知配信選好コントローラメニュー5138のモードが、ニュースソースからのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するためのコントローラ5146、5148、及び5150の表示から、1つ以上のニュースソースを選択するためのコントローラ5156、5158、及び5160の表示に変更されたことを示すために)V字5144の向きが変更されている。いくつかの実施形態では、コントローラ5141における入力に応じて、選択されたニュースソース(「ハプスブルグ家の思いがけないできごと」)が選択され続け、図5AKに示されるような通知配信選好コントローラメニュー5138が、再表示される。
図5AMでは、接触5162によるタップ入力が、全てのニュースソースを選択するためのコントローラ5160に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。図5ANでは、コントローラ5160における入力に応じて、通知配信選好コントローラメニュー5138の現在選択ソース表示5142は、図5AKに示されるように「ハプスブルグ家の思いがけないできごと」を示すことから、「全てのニュースソース」を示すことに変更されている。(例えば、通知配信選好コントローラメニュー5138のモードが、1つ以上のニュースソースを選択するためのコントローラ5156、5158、及び5160の表示から、全てのニュースソースからのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するためのコントローラ5146、5148、及び5150の再表示に変更されたことを示すために)V字5144の向きが変更されている。
図5AOでは、接触5164によるタップ入力が、1つ以上のニュースソースからの将来通知をオフにするためのコントローラ5148に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出されている。現在選択されているニュースソースが、現在選択ソース表示5142によって示されるように「全てのニュースソース」である間におけるコントローラ5146又は5148の選択により、ニュースアプリケーションの全てのニュースソースからのイベントに関する通知配信選好が変更される。いくつかの実施形態では、全てのニュースソースからの将来通知をオフにするためのコントローラ5148における入力の結果として、ニュースソース「ハプスブルグ家の思いがけないできごと」から従前に受信された通知5010及びニュースソース「Local Daily」からのニュースの通知5012は、図5APに示されるように、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004がその後に表示されるときに表示されない。
図5AQ~図5ASは、通信アプリケーションのイベントサブセットに対応する通知に関する配信選好を変更するための入力を示す。例えば、メッセージングアプリケーションが、様々な連絡先及び/又は連絡先グループから受信されたメッセージに対応するイベントを生成する場合があり、ユーザが、第1の連絡先との会話スレッド内のメッセージの通知を、第2の連絡先との会話スレッド内のメッセージの通知を受信し続けながら、非表示にすることを望む場合がある。いくつかの実施形態では、会話スレッドに対応するイベントが、メッセージアプリケーションからのイベントサブセットである。
図5AQ~図5ARでは、メッセージアプリケーションに対応する通知配信選好コントローラメニュー5186 5AQが、メッセージ通知における入力に応じて表示される。例えば、図5AQでは、接触5166による入力(例えば、左方向スワイプ入力又は軽押圧入力)が、通知5008に対応するタッチスクリーン112上の位置で検出され、通知配信選好コントローラのセットを表示するためのコントローラを表示させ、表示されたコントローラにおける後続の入力(例えば、タップ入力)に応じて、(例えば、図5B~図5H又は図5R~図5Uに関して説明されるように)通知配信選好コントローラメニュー5168が表示される。通知配信選好コントローラメニュー5168は、Ursulaとの会話スレッド内のメッセージの将来通知に関する配信選好を(例えば、Ursulaとの会話スレッド内のメッセージの将来通知が通知履歴に送られる)目立たない配信のモードに変更するためのコントローラ5170と、Ursulaとの会話スレッド内の将来通知をオフにするためのコントローラ5172と、メッセージアプリケーションの通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラ5044と、メニュー5168を非表示にするためのコントローラ5176と、を含む。いくつかの実施形態では、メッセージアプリケーションなどの1つ以上のアプリケーションに関する配信選好の変更が、限定された期間(例えば、1時間、1日、1週間など)にわたって有効である。
図5ARは、Ursulaとの会話スレッド内の将来通知をオフにするためのコントローラ5172に対応するタッチスクリーン112上の位置での接触5178によるタップ入力を示す。タップ入力に応じて、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004が再表示される。いくつかの実施形態では、連絡先との会話スレッド内の将来通知をオフにするためのコントローラ5172における入力に応じて(又は通知との対話の結果として)、連絡先との会話スレッド内の従前に受信された通知が、表示されなくなる。例えば、図5ASでは、通知5126、5056、及び5054が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示され、Ursulaとの会話スレッド内の従前に受信された通知5008は、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されなくなる。
図5ASから図5ATまでで、現在時刻5054が6:10から6:12に変化している。連絡先Edwinからのメッセージを示すメッセージアプリケーションからの新しい通知が表示される。図5ARに関して説明された入力により、Ursulaとの会話スレッド内の通知がオフにされたので、他の会話スレッド内のメッセージの通知(例えば、Edwinなどの他の連絡先からのメッセージ)が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示され続ける。
図5AU~図5AYは、通知履歴5062を含むカバーシートユーザインタフェース5190を表示するための入力を示す。
図5AUでは、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を非表示にするための接触5184による入力(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112の下縁からの上向きスワイプ入力)が検出されている。矢印5185で示される経路に沿って接触5184が移動すると、ホームスクリーンユーザインタフェース5182が、図5AVに示されるように表示される。図5AWでは、カバーシートユーザインタフェース5190を表示するための接触5186による入力(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112の上縁からの下向きスワイプ入力)が検出されている。矢印5188で示される経路に沿って接触5186が移動すると、カバーシートユーザインタフェース5190が、図5AXに示されるように表示される。
図5AXでは、カバーシートユーザインタフェース5190は、通知5180、5126、5056、及び5014、並びに通知5064、5066、及び5068を含む通知履歴5062を表示している。カバーシートユーザインタフェース5190に表示された通知をスクロールするための接触5192による入力(例えば、矢印5194で示される経路に沿って接触5192が上方に移動する垂直スワイプ入力)が検出されている。垂直スワイプ入力に応じて、カバーシートユーザインタフェース5184に表示された通知は、図5AX~図5AYに示されるように、接触の移動の方向に移動する。
いくつかの実施形態では、通知履歴5062は、カバーシートユーザインタフェース5190が最初に表示されたときに表示されず、通知履歴5062は、(スクリーンの下縁から始まる上向きスワイプ入力とは対照的に)カバーシートユーザインタフェース上の上向きスワイプ入力に応じて、カバーシートユーザインタフェースに現れる。
図5AY~図5BUは、凝集された通知を表示するためのユーザインタフェースの例を示す。
図5AYでは、カバーシートユーザインタフェース5190が、通知5180、5126、5056、及び5014、並びに通知5064、5066、及び5068を含む通知履歴5062を表示している。図5AY~図5AZでは、デバイス100は、図5AYに示されるようなスクリーンオン状態から、図5AZに示されるようなスクリーンオフ状態に遷移する。例えば、遷移は、ボタン206における入力など、デバイスの電源をオフにする入力に応じて発生し、又はスクリーンオフ基準(例えば、入力が受信されてから経過した時間が閾値時間を超えるとの判定に従って満たされる基準を含む基準)が満たされるとの判定に応じて発生する。図5AZ~図5BAでは、デバイス100は、図5AZに示されるようなスクリーンオフ状態から、図5BAに示されるようなスクリーンオン状態に遷移する。例えば、遷移は、ボタン206における入力など、デバイスの電源をオンにする入力に応じて発生し、又はスクリーンオン基準(例えば、新しい通知が受信されたとの判定、若しくはデバイスが持ち上げられ事前設定された傾斜角度を超えて傾けられたとの判定に従って満たされる基準を含む基準)が満たされるとの判定に応じて発生する。
図5AYから図5BAまでで、現在時刻5054が6:12から6:14に変化している。(例えば、図5AU~図5AVに示されるように、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を非表示にしてホームスクリーンユーザインタフェース5182を表示する)デバイスのアクティブ化の結果として、スクリーンオフ状態からスクリーンオン状態への遷移の前に(図5AZ~図5BA)、通知5180、5126、5056、及び5014は、通知履歴に移動されており、図5BAのウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されていない。6:14、6:13、及び6:13にそれぞれ受信された通知5196、5198、及び5200が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。
図5BB及び図5BCでは、タッチスクリーン112との接触5202が、矢印5204で示される経路に沿って移動する。矢印5060で示される経路に沿って接触5202が上方に移動すると、(例えば、通知が移動するときに接触5202によって「引きずられ」るかのように)通知5196~5200も上方に移動する。図5BC~図5BDでは、接触5202は、通知履歴5062がウェイクスクリーン5004に現れるように、矢印5204で示される経路に沿って移動し続ける。
いくつかの実施形態では、通知履歴5062が同じアプリケーション(例えば、ソーシャルメディアアプリケーション)からのイベントの複数の通知を含むときに、複数の通知は凝集される。例えば、図5BDに示されるように、通知5126が通知履歴5062に移動されたときに、ソーシャルメディアアプリケーションの通知5126は、通知履歴5062に従前にあった通知5064(図5AYを参照)と凝集されている。
いくつかの実施形態では、通知履歴5062がアプリケーションからのあるイベントサブタイプ(例えば、メッセージアプリケーションの会話スレッドに対応するイベント)に対応する複数の通知を含むときに、複数の通知は凝集される。例えば、図5BDに示されるように、(Madeline及びEdwinとの会話スレッド内の連絡先Edwinからのメッセージの)通知5180が通知履歴5062に移動されたときに、通知5180は、通知履歴5062に従前にあった(Madeline及びEdwinとの会話スレッド内の連絡先Madeline及びEdwinからのメッセージの)通知5066及び5068(図5AYを参照)と凝集される。図5BC~図5BDに示されるように、Madeline及びEdwinとの会話スレッド内の連絡先Madelineからのメッセージの通知5196は、(通知5196がまだ通知履歴に移動されていないので)通知履歴5062内の通知5066、5068、及び5180と凝集されていない。
図5BD~図5BEでは、デバイス100は、図5BDに示されるようなスクリーンオン状態から、図5BEに示されるようなスクリーンオフ状態に遷移する。図5BE~図5BFでは、デバイス100は、図5BEに示されるようなスクリーンオフ状態から、図5BFに示されるようなスクリーンオン状態に遷移する。
図5BDから図5BFまでで、現在時刻5054が6:14から6:17に変化している。図5BFでは、6:15に受信された新しい通知5206が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。
いくつかの実施形態では、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004が、(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004にて通知履歴5062を表示するための入力を受信する前に)アプリケーションのイベント又はアプリケーションのイベントサブタイプに対応する複数の通知を含むときに、複数の通知は、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004にて凝集される。例えば、図5BFに示されるように、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004が(Madeline及びEdwinとの会話スレッド内のメッセージの)通知5206を含むときに、(またMadeline及びEdwinとの会話スレッド内のメッセージの)通知5206は、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に従前に表示されていた通知5196(図5BC参照)と凝集されている。
図5BGでは、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を非表示にするための接触5208による入力(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112の下縁からの上向きスワイプ入力)が検出されている。矢印5210で示される経路に沿って接触5208が移動すると、図5BHに示されるように、ホームスクリーンユーザインタフェース5182が表示される。図5BH~図5BIでは、デバイス100は、図5BHに示されるようなスクリーンオン状態から、図5BIに示されるようなスクリーンオフ状態に遷移する。図5BI~図5BJでは、デバイス100は、図5BIに示されるようなスクリーンオフ状態から、図5BJに示されるようなスクリーンオン状態に遷移する。
図5BJでは、スクリーンオン状態への遷移に応じて、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004が示されている。(例えば、図5BG~図5BHに示されるように、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を非表示にしてホームスクリーンユーザインタフェース5182を表示する)デバイスのアクティブ化の結果として、スクリーンオフ状態からスクリーンオン状態への遷移(図5BI~図5BJ)の前に、通知5196、5206、5198、及び5200は、通知履歴5062に移動されており、図5BJのウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されていない。接触5212による入力(例えば、矢印5214で示される経路に沿って接触5212が上方に移動する垂直スワイプ入力)により、通知履歴5062がウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に現れる。垂直スワイプ入力に応じて、図5BKでは通知履歴5062が表示されている。図5BKでは、(Madeline及びEdwinの会話スレッド内のメッセージの)通知5196及び5206が通知履歴5062に移動された結果として、通知5196及び5206は、通知履歴5062に従前に表示されていた(Madeline及びEdwinとの会話スレッド内のメッセージの)通知5180、5068、及び5066(図5BDを参照)と凝集されている。(ポッドキャストアプリケーションからの)通知5200が通知履歴5062に移動された結果として、通知5200は、通知履歴5062に従前に表示されていた(ポッドキャストアプリケーションからの)通知5014と凝集されている。(ソーシャルメディアアプリケーションからの)通知5126が通知履歴5062に移動された結果として、通知5126は、通知履歴5062に従前に表示されていた(ソーシャルメディアアプリケーションからの)通知5064と凝集されている。
図5BL~図5BOは、通知の凝集された表現の通知のセットを展開し、展開された通知のセットを再凝集するための入力を示す。
図5BLでは、接触5218によるタップ入力が、通知5066、5068、5180、5196、及び5206を含む通知の凝集された表現に対応する位置で検出されている。接触5218による入力に応じて、図5BMに示されるように、通知の凝集された表現の展開バージョンが表示されている。図5BMでは、通知の凝集された表現の通知5206、5196、5180、及び5068は、別個に表示されている。通知5198、5014、5200、5064、5126、及び5056は、凝集された表現の展開によって下向きに「押され」ており、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されなくなる。通知のセットの展開バージョンを再凝集するためのコントローラ5220と、凝集された表現のそれぞれの通知のセット内の全ての通知を消去するためのコントローラ5221とが、通知のセットの展開バージョンに対応する位置に表示されている。
図5BNでは、接触5222によるタップ入力が、通知のセットの展開バージョンを再凝集するためのコントローラ5220に対応する位置で検出されている。入力に応じて、通知5066、5068、5180、5196、及び5206を含む通知の凝集された表現は、図5BOに示されるように再表示される。通知5198、5014、5200、5064、5126、及び5056もまた、図5BOのウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に再表示される。
図5BP~図5BUは、通知の凝集された表現の通知のセットを展開するための入力と、展開された通知のセットをスクロールして通知の凝集された表現内の追加通知を現すための入力と、通知の展開ビューを表示するための、展開された通知のセットのうちの通知における入力と、を示す。
図5BPでは、接触5224によるタップ入力が、通知5066、5068、5180、5196、及び5206を含む通知の凝集された表現に対応する位置で検出されている。接触5224による入力に応じて、図5BQに示されるように、通知の凝集された表現の展開バージョンが表示される。図5BR~図5BSでは、接触5226は、矢印5228で示される経路に沿って移動する。矢印5228で示される経路に沿って接触5226が上方に移動すると、(例えば、通知が移動するときに接触5226によって「引きずられ」るかのように)通知5206、5196、5180、及び5068も上方に移動し、凝集された表現に対応する展開された通知のセットのうちの通知5066を現す。図5BSに示されるように、いくつかの実施形態では、接触の移動により、通知のセットの展開によって下向きに「押された」、通知5198などの1つ以上の通知が現される。
図5BSでは、接触5230(例えば、接触5226と同じ接触、又はタッチスクリーン112からの接触5226のリフトオフ後に検出された別個の接触)が、通知5196に対応するタッチスクリーン112上の位置にある。図5BTでは、接触5230の特性強度が、(強度レベルメータ5001によって示されるように)ヒント強度閾値ITHを上回って増えている。図5BT~図5BUに示されるように、接触5230の特性強度がヒント強度閾値レベルITHを上回って増えるにつれて、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004の背景がますますぼやけていく。図5BUでは、接触5230の特性強度は、(強度レベルメータ5001によって示されるように)軽押圧強度閾値レベルITLを上回って増えている。軽押圧強度閾値レベルITLを上回る接触5230の特性強度の増加を検出することに応じて、展開バージョンの通知5196が表示されている。図5BUでは、通知5196の展開バージョンが、通知5066、5068、5180、5196、及び5206にそれぞれ対応するメッセージ5232、5234、5236、5238、及び5240を含む。通知5196の展開バージョンが表示されている間に、入力フィールド、メッセージングコントローラ、及びキーボードを含む入力領域5242が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。
図6A~図6Eは、いくつかの実施形態に係る、凝集された通知を表示するためのユーザインタフェースの例を示す。それらの図におけるユーザインタフェースは、図7A~図7G、図8A~図8E、及び図9A~図9Eにおける処理を含む、以下で説明される処理を示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、図に示されるユーザーインタフェースをフォーカスセレクタとともにディスプレイ450に表示している間におけるタッチ感知面451上の接触の検出に応じて、ディスプレイ450及び別個のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図6A~図6Dは、いくつかの実施形態に係る、通知設定を調節するためのプロンプトを示す。例えば、アプリケーションの将来通知に関する通知設定を調節するためのプロンプトが、アプリケーションとのユーザの関与が関与閾値レベルを下回るとの判定に従って表示される。図6A~6Dに関して説明されるプロンプトの様々な例は、異なる特徴を含む。図6A~図6Dに関して説明される特徴の様々な組み合わせがプロンプトに表示され得ることが認識されるであろう。
図6Aでは、プロンプト602が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されている。プロンプト602は、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントに対応する通知604の表示を含む。例えば、通知604は、ソーシャルメディアアプリケーションの直近に受信された通知、及び/又はプロンプト602の表示をトリガした通知である。プロンプト602はまた、ソーシャルメディアアプリケーションの通知に関する現在の目立ち度設定を維持するためのコントローラ606(例えば、「維持する」ボタン)と、ソーシャルメディアアプリケーションの通知をオフにするためのコントローラ608(例えば、「オフにする」ボタン)と、ソーシャルメディアアプリケーションに関する通知設定ユーザインタフェース(例えば、図5ABに示されるような通知設定ユーザインタフェース5100)を表示するためのコントローラ610(例えば、「カスタマイズする」ボタン)と、を含む。
図6Bは、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントに対応する通知604の表示と、ハウスシミュレータゲームアプリケーションのイベントに対応する凝集された通知616及び618の表示と、を含むプロンプト614を示す。プロンプト614は、ソーシャルメディアアプリケーションのためのトグル620及び622を含む。トグル620における入力が、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントに対応する将来通知を示すことを有効/無効にするために使用される。トグル622における入力が、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントに対応する将来通知を通知履歴5062に送ることを有効/無効にするために使用される。プロンプト614はまた、ハウスシミュレータゲームアプリケーションのためのトグル624及び626を含む。トグル624における入力が、ハウスシミュレータゲームからのイベントに対応する将来通知を示すことを有効/無効にするために使用される。トグル626における入力は、ハウスシミュレータゲームからのイベントに対応する将来通知を通知履歴5062に送ることを有効/無効にするために使用される。
図6Cは、ソーシャルメディアアプリケーションの通知604の表示と、ハウスシミュレータゲームアプリケーションの凝集された通知616及び618の表示と、を含むプロンプト628を示す。プロンプト628は、ソーシャルメディアアプリケーションの通知に関する現在の目立ち度設定を維持するためのコントローラ630(例えば、「維持する」ボタン)と、ソーシャルメディアアプリケーションの通知をオフにするためのコントローラ632(例えば、「オフにする」ボタン)と、ハウスシミュレータゲームの通知に関する現在の目立ち度設定を維持するためのコントローラ634(例えば、「維持する」ボタン)と、ハウスシミュレータゲームの通知をオフにするためのコントローラ636(例えば、「オフにする」ボタン)と、を含む。
図6Dは、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントに対応する通知604の表示と、ハウスシミュレータゲームアプリケーションのイベントに対応する凝集された通知616及び618の表示と、を含むプロンプト638を示す。プロンプト638は、ソーシャルメディアアプリケーションの通知に関する現在の目立ち度設定を維持するとともにハウスシミュレータゲームの通知に関する現在の目立ち度設定を維持するためのコントローラ640(例えば、「維持する」ボタン)と、ソーシャルメディアアプリケーションの通知をオフにするとともにハウスシミュレータゲームの通知をオフにするためのコントローラ642(例えば、「オフにする」ボタン)と、を含む。
図7A~図7Gは、いくつかの実施形態に係る、あるイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するための方法700を示すフロー図である。方法700は、表示生成コンポーネント(例えば、ディスプレイ、プロジェクタ、ヘッドアップディスプレイなど)と、1つ以上の入力デバイス(例えば、ディスプレイ及びタッチ感知面の両方として機能するタッチスクリーンディスプレイ112)とを有するデバイスにおいて実行される。いくつかの実施形態では、表示生成コンポーネントは、タッチスクリーンディスプレイ112であり、タッチ感知面が、ディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。方法700における一部の動作は、任意選択で組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序は、任意選択で変更される。
デバイスは、(例えば、ディスプレイがオフにされている間、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を表示している間、アプリケーションユーザインタフェースを表示している間、又はホームスクリーンユーザインタフェース5182を表示している間に、)第1のイベントタイプの第1のイベントの発生を検出する(702)。いくつかの実施形態では、イベントタイプがアプリケーションに対応する。いくつかの実施形態では、イベントタイプが、アプリケーション内のコンテンツのサブセット又はカテゴリ(例えば、同じ送信者によるメッセージグループ、同じスレッド内のメッセージグループ、同じニュースソースからのニュースなど)に対応する。いくつかの実施形態では、第1のイベントは、デバイス状態の変化、外部ソースからのデータ若しくはコンテンツの受信、又はタスクの完了などに関連する、オペレーティングシステムイベント又はアプリケーションイベントであり、これは、アプリケーションの外部でユーザへの対応する通知を生成及び/又は表示するためのトリガ及び基礎としてオペレーティングシステムによって使用される。
デバイスは、(例えば、第1のイベントタイプの第1のイベントの発生の検出に応じて、)表示生成コンポーネントを介して、第1のイベントタイプに対応する第1の通知をデバイスのそれぞれのユーザインタフェースに表示する(704)。例えば、図5Bでは、ソーシャルメディアイベントの通知5006が表示される(例えば、通知5006に対応するイベントのイベントタイプは、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントである)。通知5008は、連絡先Ursulaとの会話スレッド内のメッセージイベントについてである(例えば、通知5008に対応するイベントのイベントタイプは、連絡先Ursulaとの会話スレッド内のメッセージのメッセージイベントを含む)。いくつかの実施形態では、通知は、それぞれのユーザインタフェースに重ねられたバナー若しくはウィンドウとして、又はそれぞれのユーザインタフェースのアイテムとして表示される。いくつかの実施形態では、それぞれのユーザインタフェースは、デバイスがディスプレイオフ状態からディスプレイオン状態に切り替わるときに表示される(例えば、図5A1~図5A4に関して説明されるような)ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004と、ロックスクリーンユーザインタフェース、アプリケーションユーザインタフェース、複数のアプリケーションに対応する複数のアプリケーション起動アイコン(例えば、416~446)を含むホームスクリーンユーザインタフェース5182、ホームスクリーン/アプリケーション/ウィジェットユーザインタフェースの上縁から下方にスワイプすることによって現れるカバーシートユーザインタフェース5190(例えば、通知センターを含む)、又はウェイクスクリーンインタフェース上で上方にスワイプすることによって現れる通知履歴インタフェース5062を含む。いくつかの実施形態では、カバーシートユーザインタフェース5190及び/又は通知センターユーザインタフェースが、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004と実質的に同様の外観を有する。例えば、現在時刻5054、現在日付、通知、及び/又は他のコントローラなどの要素が、カバーシートユーザインタフェース5190及びウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に同様の位置に、及び/又は同様の外観で表示される。いくつかの実施形態では、(例えば、メニュー又はスタンドアロン設定ユーザインタフェースに)通知設定コントローラのセットを表示するためのコントローラもまた、第1の通知と同時に表示される(例えば、コントローラは、左方向スワイプ入力などの第1の通知に対応する位置での入力に応じて現れる)。例えば、図5Eに示されるように、通知における左方向スワイプ入力により、通知に対応する通知コントローラのセット5028が現され、図5Tに示されるように、通知配信設定コントローラのセットを表示するためのコントローラ5074が、通知の展開バージョンに表示される。
第1の通知がそれぞれのユーザインタフェースに表示されている間に、デバイスは、入力デバイスを介して第1の通知に向けられた第1の入力(例えば、図5C~図5Eに関して説明されるよう水平スワイプ入力、及び/又は図5Gに関して説明されるようタップ入力を含む入力、あるいは図5R~図5Sに関して説明されるよう軽押圧入力及び/又は図5Tに関して説明されるようタップ入力を含む入力)を検出する(706)。例えば、第1の入力は、(例えば、接触の特性強度が閾値強度レベルを上回って増えるとの判定に従って満たされる基準、及び/又は接触の持続時間が閾値持続時間を超えるとの判定に従って満たされる基準を含む)コントローラ表示基準を満たす入力である、又は1つ以上の通知配信選好コントローラのセットを表示する要求に対応する入力(例えば、(例えば、通知に隣接して表示される)コントローラにおけるタップ入力若しくは押圧入力を含む)を含む。
第1の入力の検出に応じて、デバイスは、表示生成コンポーネントを介して、(例えば、現在表示されているユーザインタフェースに重なる制御パネルに、及び/又は第1の通知内の位置若しくは第1の通知に隣接する位置などの第1の通知に対応する位置に)1つ以上の通知配信選好コントローラを表示する(708)。例えば、図5C~図5Gに関して説明されるような入力に応じて、あるイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を目立たない配信のモードに変更するためのコントローラ5040と、あるイベントタイプのイベントの将来通知をオフにするためのコントローラ5042と、アプリケーションの通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラ5044と、メニュー5038を非表示にするためのコントローラ5046と、を含む通知配信選好コントローラが、通知配信選好コントローラメニュー5038に表示される。
(例えば、それぞれのユーザインタフェース上の第1の通知と同時に)1つ以上の通知配信選好コントローラを表示している間に、デバイスは、入力デバイスを介して、1つ以上の通知配信選好コントローラのセットに向けられた第2の入力(例えば、図5Iに関して説明されるような接触5052による入力、図5Xに関して説明されるような接触5090による入力、図5Zに関して説明されるような接触5096による入力、図5AOに関して説明されるような接触5164による入力、又は図5ARに関して説明されるような接触5178による入力)を検出する(710)。例えば、(例えば、1つ以上の通知配信選好コントローラのうちの1つを選択する、タップ入力などの選択入力を含む)第2の入力は、(例えば、接触のタッチダウンと接触のリフトオフとの間の持続時間がタップ時間閾値以下であるとの判定に従って満たされる基準を含む)設定修正基準を満たす入力である。
第2の入力の検出に応じて、デバイスは、第1のイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を、第1の配信モード(例えば、目立たない配信のモード又は目立つ配信のモード)から、第1の配信モードとは異なる第2の配信モード(例えば、抑制モード、目立つ配信のモード、又は目立たない配信のモード)に変更する(712)。例えば、接触5052による入力に応じて、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの将来通知に関する配信選好が、図5B~図5Oに関して論じられるように、目立つ配信のモードから(例えば、ソーシャルメディアアプリケーションからのイベントの通知が通知履歴に配られる)目立たない配信のモードに変化する。
第1のイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を第2の入力に従って変更した後に、デバイスは、第1のイベントタイプの第2のイベント(例えば、図5Kにテキスト「ソーシャルメディアアプリケーションから6:05に受信された通知は、ウェイクスクリーンに表示されていない」によって示されるような新しいソーシャルメディアポスト)の発生を検出する(714)。
第1のイベントタイプの第2のイベントの発生の検出(716)に応じて、第2の配信モードが目立たない配信のモードに対応する(例えば、第1の通知が、目立つ配信のモードの下でウェイクスクリーンユーザインタフェース5004又はロックスクリーンユーザインタフェースに表示されており、第2の入力が、第1の通知タイプに関する配信モードを目立つ配信のモードから目立たない配信のモードに変更した)との判定に従って、デバイスは、第2のイベントに対応する第2の通知を、それぞれのユーザインタフェースに第2の通知を最初に表示せずに通知履歴に追加し、第2の配信モードが第1のイベントタイプの通知をオフにすることに対応する(例えば、第1の通知が、目立たない配信のモードの下で通知履歴5062に表示されたか、又は目立つ配信のモードの下でウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されており、第2の入力が、第1の通知タイプに関する配信モードを目立たない配信のモード又は目立つ配信のモードから抑制モードに変更した)との判定に従って、デバイスは、それぞれのユーザインタフェースに第2の通知を最初に表示するのを控え(例えば、目立たない配信のモードの下で第2の通知を通知履歴に表示するのを控えるか、又は目立つ配信のモードの下で第2の通知をウェイクスクリーンに表示するのを控える)、第2の通知を通知履歴に追加するのを控える(例えば、第1のイベントタイプの通知がオフにされる抑制モードでは、第1のイベントタイプの通知が、受信時にウェイクスクリーンに表示されず、ユーザによる将来のアクセスのために(例えば、通知履歴に)デバイスによって記憶もされない)。いくつかの実施形態では、第1のイベントタイプの目立たないモードでは、第1のイベントタイプの通知が、(それをウェイクスクリーン又はロックスクリーンに最初に表示せずに)通知履歴に直接送られ、ユーザが、必要な入力をウェイクスクリーンにおいて提供しなければならず、又は、ウェイクスクリーン若しくはカバーシート上の通知履歴内の通知を閲覧するためにカバーシートを下ろさなければならない。例えば、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントの将来通知に関する配信選好が、図5Iに関して説明されるように、目立たない配信のモードに変更された後に、図5K~図5Oに示されるように、6:05に発生したソーシャルメディアアプリケーションイベントの通知5064が、通知履歴5062がアクセスされるまで、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に表示されない。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベントタイプが、トピック(例えば、ニューストピック、ニュースソース、通信スレッドの件名、通信スレッドの件名内のキーワード)、ソース(例えば、ニュースウェブサイトなどのニュースソース)、コンテンツタイプ(例えば、共有コンテンツ(例えば、写真ストリーム)のレコード/リスト)、デバイスによって生成された関連するコンテンツの集約(例えば、記憶)、又はフォルダである。いくつかの実施形態では、それぞれのイベントタイプが、(例えば、メッセージ、不在着信、ボイスメール、若しくは電子メールなどの通信コンテンツのアイテムに関する)連絡先又は連絡先グループに対応する。いくつかの実施形態では、アプリケーションが、目立たない配信のモード(例えば、目立たない配信のモードは、アプリケーションが配信モードを変更するためのユーザ許可を取得するか、又はユーザが通知配信選好コントローラを使用して配信モードを変更するまで、アプリケーションに対応する1つ以上のイベントタイプの通知が配信されるデフォルトモードである)に従って、(例えば、アプリケーションに対応する1つ以上のイベントタイプの)通知を配信するためのユーザ許可を取得する必要はない。いくつかの実施形態では、アプリケーションに対応する1つ以上のイベントタイプの通知が、アプリケーションが通知モードを変更するためのユーザ許可を取得するまでオフにされる。
あるイベントタイプの通知が表示されている間に受信された入力に応じて、イベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更することにより、イベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するのに必要とされる入力の回数が減る。操作を実行するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、設定ユーザインタフェースにアクセスするための入力を必要とせずに、通知に関する配信選好を変更することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、第1のイベントタイプの第2のイベントの発生の検出に応じて、第2の配信モードが目立つ配信のモードに対応するとの判定に従って、デバイスは、それぞれのユーザインタフェースとは異なるウェイクスクリーンユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004)に第1のイベントタイプの第2の通知を表示する(718)。例えば、第1の通知は、目立たない配信のモードの下で(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004から、又はカバーシートユーザインタフェース5190からアクセスされる)通知履歴5062に表示されており、第2の入力は、第1の通知タイプに関する配信モードを目立たない配信のモードから目立つ配信のモードに変更した。いくつかの実施形態では、目立つ配信のモードは、第1のイベントタイプに対応する通知が、第1のイベントタイプのイベントの発生時に、(例えば、デバイスが使用中である間に)現在表示されているユーザインタフェースに表示されるモードであり、かつ/又は、第1のイベントタイプに対応する通知は、第1のイベントタイプのイベントの発生後に、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004若しくはロックスクリーンが表示されるときに表示される。いくつかの実施形態では、第1の通知は、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004に最初に表示されず、第1のイベントが発生した後にそれぞれのユーザインタフェースの第1の通知を閲覧するためのユーザ入力が必要とされる。第1の通知を閲覧するためのユーザ入力は、例えば、(例えば、図5N~図5Oに関して説明されるような通知履歴5062を表示するために)通知履歴ユーザインタフェース5062を呼び出すためのウェイクスクリーン5004上でのスワイプアップであり、又は、(例えば、図5AW~図5AZに関して説明されるような)ホームスクリーンユーザインタフェース5182、デスクトップユーザインタフェース、ウィジェットユーザインタフェース、若しくはデバイスによって表示される別のユーザインタフェース上でのスワイプダウンである。いくつかの実施形態では、第2の通知は、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004が最初に表示されるときに表示され、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上で第2の通知を閲覧するためのユーザ入力が必要とされない。いくつかの実施形態では、アプリケーションが、目立つ通知配信のモードで通知を表示するための許可をユーザから取得しなければならない。あるイベントタイプの通知が表示されている間に受信された入力に応じて、イベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更することにより、将来通知の配信の目立ち度を高くするのに必要とされる入力の回数が減らされる。操作を実行するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、設定ユーザインタフェースにアクセスするための入力を必要とせずに、イベントタイプのイベントの将来通知の配信の目立ち度を高くすることをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、それぞれのユーザインタフェースは、通知履歴を含む(720)(例えば、それぞれのユーザインタフェースは、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上での上向きスワイプに応じて表示される通知ユーザインタフェース5062であり、又は、それぞれのユーザインタフェースは、ホームスクリーンユーザインタフェース5182若しくはアプリケーションユーザインタフェースが表示されている間に検出されるタッチスクリーン112の上縁からの下向きスワイプに応じて表示されるカバーシートユーザインタフェース5190である)。通知履歴が表示されている間に受信された入力に応じて、あるイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を目立つ配信のモードに変更することにより、イベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するのに必要とされる入力の回数が減らされる。操作を実行するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、設定ユーザインタフェースにアクセスするための入力を必要とせずに、イベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第1のイベントタイプの第1の通知を第1のイベントタイプとは異なる第2のイベントタイプの第1の通知(例えば、第2のイベントタイプの第1の通知は、第1のイベントタイプとは異なる第2のイベントタイプの第1のイベントの発生に対応する)と同時にそれぞれのユーザインタフェース(例えば、通知履歴ユーザインタフェース、ウェイクスクリーン、又はカバーシートユーザインタフェースなど)に表示する(722)。例えば、第1のイベントタイプの第1の通知は、ソーシャルメディアアプリケーションの通知5006であり、第2のイベントタイプの第1の通知は、ポッドキャストアプリケーションの通知5014である。第1のイベントタイプの第1の通知と第2のイベントタイプの第1の通知をそれぞれのユーザインタフェースに同時に表示している間に、デバイスは、第2のイベントタイプのイベント(例えば、第2のイベントタイプの第1のイベントよりも後に発生した第2のイベントタイプの第2のイベント)の発生を検出する(724)。第2のイベントタイプのイベント(例えば、第2のイベントタイプの第2のイベント)の発生の検出に応じて、第2のイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するための入力が、それぞれのユーザインタフェースに第2のイベントタイプの第1の通知を表示してから検出されていないとの判定に従って、デバイスは、第2のイベントタイプの通知に関する現在の配信モード(例えば、目立たない配信のモード又は目立つ配信のモード)に従って、第2のイベントタイプのイベントの第2の通知を表示する(726)。例えば、ポッドキャストアプリケーションの通知5014は、図5Bに示されるように目立つ配信のモードに従って配信されており、ポッドキャストアプリケーションの通知5200もまた、図5BAに示されるように目立つ配信のモードに従って配信された。あるイベントタイプのイベントの通知に関する配信選好を変更(又は変更を迂回)することをユーザに可能にさせ、変更された(又は変更されていない)配信選好によって示される配信モードに従って通知を配信することにより、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、デバイスの操作性が向上する(例えば、ユーザが指示した設定に従って通知を表示することにより、これにより、低目立ち度通知を(例えば、通知履歴に)表示するユーザ可能性を保持しながら、目立つように表示された通知から所望の通知を表示するのに必要とされる時間及び/又は入力の回数が減らされる)。ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、第1のイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好が第2の配信モードに対応する間に、デバイスは、第1のイベントタイプに対応する通知設定ユーザインタフェース(例えば、通知設定ユーザインタフェース5100)を表示するための第3の入力を検出する(728)。いくつかの実施形態では、第3の入力は、通知配信選好コントローラ(例えば、通知配信選好コントローラメニュー5078に表示されるコントローラ)に向けられた入力である。例えば、第3の入力は、図5AAに関して説明されるように、ソーシャルメディアアプリケーションの通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラ5044における入力である。いくつかの実施形態では、第3の入力は、全般的な通知設定ユーザインタフェースが表示されている間に検出される入力(例えば、アプリケーションに対応する通知設定ユーザインタフェースを表示するための入力)である。いくつかの実施形態では、(例えば、アプリケーションの)通知設定ユーザインタフェースが、例えば、デバイスをロック解除するための入力、ホームスクリーンユーザインタフェース5182を表示するための入力、設定アイコン446を含むホームスクリーンユーザインタフェースページにナビゲートするための入力、全般的な設定ユーザインタフェースを表示するための入力、及び/又は全般的な通知設定ユーザインタフェースを表示するための入力を含む、一連の入力の後に表示される。第3の入力の検出に応じて、デバイスは、第1のイベントタイプに対応する通知設定ユーザインタフェース5100を表示し、このことは、第1のイベントタイプに対応する通知設定ユーザインタフェース5100に、第2の配信モードを現在選択していることに対応する(例えば、テキスト、画像、及び/又はアニメーション表示されるグラフィック、及び/又は好ましい配信モードを選択するための選択可能なコントローラを含む)目印を表示することを含む(730)。例えば、図5ABでは、アクティブモードインジケータ5118及び5120、並びにトグル5106及び5108が、目立つ配信のモードがアクティブ化されておらず、目立たない配信のモードがアクティブ化されていることを示している。いくつかの実施形態では、第2の入力に応じて行われた変更が、保存され、ユーザからの追加入力を伴わずに、通知設定ユーザインタフェース5100に反映される。例えば、ユーザが、第1のイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を第1の配信モードから第2の配信モードに変更するための入力を提供した後に、通知設定ユーザインタフェースにナビゲートするときに、通知設定ユーザインタフェースは、通知設定ユーザインタフェースがユーザに提示されるときに、第2の配信モードを現在選択していることの目印を表示する。配信選好を第2の配信モードに変更した後に、現在選択されている配信モードの目印を通知設定ユーザインタフェースに表示することにより、デバイスの現在の状態を示す改善されたフィードバックが提供される。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、配信選好を第2の配信モードに変更するために提供された入力の結果をユーザが理解するのに役立てることによって、デバイスと対話するときのユーザの誤りを減らすことにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、(例えば、第1のイベントタイプに対応する通知設定ユーザインタフェースを表示するための第3の入力の結果として)第1のイベントタイプに対応する通知設定ユーザインタフェースが表示されている間に、デバイスは、複数の配信モードのそれぞれの配信モードに対応する配信モードコントローラ(例えば、配信モードコントローラは、複数の配信モードに対応する複数の配信モードコントローラのそれぞれの配信モードコントローラである)に向けられた入力を検出する(732)。例えば、ソーシャルメディアアプリケーションのイベントに対応する通知設定ユーザインタフェース5100が表示されている間に、図5ADに示されるように、配信モードコントローラ(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004にアプリケーションの通知を示すことを有効/無効にするためのトグル5106)に向けられた入力が検出される。配信モードコントローラに向けられた入力の検出(734)に応じて、デバイスは、第1のイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信モード選好を、現在選択されている配信モード(例えば、第2の配信モード)から、それぞれの配信モードに変更し、デバイスは、それぞれの配信モードの下での通知配信を示す(例えば、コントローラの及び/又はコントローラに対応する位置に表示される画像の)それぞれのアニメーションを表示する。いくつかの実施形態では、アニメーションは、通知表現のサイズ、通知表現の移動経路、通知表現が表示される持続時間、及び/又は通知表現がウェイクスクリーンに表示されるかどうか、現在表示されているユーザインタフェースにバナーとして表示されるかどうか、及び/又は通知履歴に直接送られるかどうかの目印を(例えば、表示生成コンポーネント及び/又はアプリケーションウィンドウの表現に対して)示すことにより、配信モードを示す。例えば、図5ADに関して説明されるような接触5124による入力に応じて、トグル5106及びアクティブモードインジケータ5118の状態が、図5AD~図5AEから変化し、アニメーションアイコン5116のアニメーションシーケンスが、図5AE~図5AFに示されるように開始される。いくつかの実施形態では、通知アニメーションは、通知オプションが選択されている間は継続し、通知オプションが選択されていない場合に停止する。いくつかの実施形態では、通知アニメーションは、通知オプションが選択されているかどうかによらずに継続する。現在選択されている配信モードに従った通知配信を示すアニメーションを表示することにより、デバイスの状態を示す改善されたフィードバックが提供される。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、配信選好を配信モードに変更するために提供された入力の結果をユーザが理解するのに役立てることによって、デバイスと対話するときのユーザの誤りを減らすことにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、それぞれの通知が(例えば、ウェイクスクリーンインタフェース、ロックスクリーンインタフェース、又は通知履歴に)表示されている間に、デバイスは、それぞれの通知の対応する展開バージョン(例えば、展開バージョンは、それぞれの通知のコンテンツと、それぞれの通知が展開されなかったときに、それぞれの通知に存在しない追加のコンテンツ及び/又は制御アフォーダンスと、を含む)を呼び出すための第4の入力(例えば、接触の特性強度が第1の強度閾値(例えば、軽押圧強度閾値ITL)を上回って増える入力又はタッチアンドホールド入力)を検出する(736)。例えば、第4の入力は、図5Q~図5Sに示されるように、通知5064に対応するタッチスクリーン112上の位置での接触5070による軽押圧入力である。第4の入力の検出に応じて、デバイスは、それぞれの通知の展開バージョンを表示し(738)、それぞれの通知の展開バージョンは、通知配信選好コントローラのうちの少なくとも1つの表示をトリガするためのコントローラを含む。例えば、図5Q~図5Sに示されるような第4の入力に応じて、図5Sでは、通知5064の展開バージョンが表示される。いくつかの実施形態では、デバイスは、通知配信選好コントローラのうちの少なくとも1つの表示をトリガするためのコントローラに向けられた第5の入力を検出する(740)。例えば、第5の入力は、図5Tに示されるように、コントローラ5074に対応するタッチスクリーン112上の位置での接触5076によるタップ入力である。第5の入力に応じて、デバイスは、(例えば、それぞれの通知の展開バージョン内又はそれに隣接するような、それぞれの通知の展開バージョンに対応する位置で)、(例えば、2つ以上の通知配信モードから選択するためのコントローラを含む)1つ以上の通知配信選好コントローラのうちの少なくとも1つを表示する(742)。例えば、図5Tに示されるような第5の入力に応じて、デバイスは、あるイベントタイプの将来通知に関する配信選好を目立つ配信のモードに変更するためのコントローラ5080と、あるイベントタイプの将来通知に関する配信選好を目立たない配信のモードに変更するためのコントローラ5040と、あるイベントタイプの将来通知をオフにするためのコントローラ5042と、を含む通知配信選好コントローラメニュー5078を表示する。あるイベントタイプの通知の展開バージョンが表示されている間に検出された入力に応じてイベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するための配信選好コントローラを表示することにより、イベントタイプのイベントの将来通知に関する配信選好を変更するのに必要とされる入力の回数が減らされる。操作を実行するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、設定ユーザインタフェースにアクセスするためのユーザ入力を必要とせずに、通知に関する配信選好を変更することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004、ロックスクリーンインタフェース、又は通知履歴5062に)少なくとも1つの通知が表示されている間に、デバイスは、それぞれの通知に向けられた第6の入力を検出する(744)。第6の入力の検出(746)に応じて、第6の入力(例えば、左方向スワイプ入力)が通知コントローラ表示基準(例えば、閾値距離を超える距離だけ接触が実質的に水平な経路を移動する(例えば、左方向スワイプ)との判定、及び/又はそれぞれの通知に対応する位置での接触の特性強度が、第1の強度閾値(例えば、軽押圧強度閾値ITL))を上回って増えるとの判定に従って満たされる基準を含む)を満たすとの判定に従って、デバイスは、1つ以上の通知配信選好コントローラ(例えば、コントローラ5040、5042、及び/又は5080)のうちの少なくとも1つを表示し、第6の入力が通知選択基準(例えば、第6の入力が、タップ入力(例えば、接触のタッチダウンと接触のリフトオフとの間の持続時間がタップ時間閾値以下であり、それぞれの通知に対応する位置での接触の特性強度が第1の強度閾値を上回って増えない入力)であるとの判定、又は長押入力(例えば、接触のタッチダウンと接触のリフトオフとの間の持続時間がタップ時間閾値よりも長く、それぞれの通知に対応する位置での接触の特性強度が第1の強度閾値を上回って増えない入力)に従って満たされる基準を含む)であるとの判定に従って、デバイスは、それぞれのユーザインタフェースを停止し、それぞれの通知に対応するそれぞれのイベントタイプに対応するユーザインタフェースを表示する。例えば、ソーシャルメディア通知からのイベントに関する通知5006に向けられた入力が通知選択基準を満たすとの判定に従って、ソーシャルメディアアプリケーションのユーザインタフェースが表示される。通知に向けられた入力が通知コントローラ表示基準を満たすかに応じて、通知配信選好コントローラを表示するか、又はそれぞれのイベントに対応するユーザインタフェースを表示するかを判定することにより、通知に向けられた入力によって複数の異なるタイプの操作の実行が可能となる。通知に向けられた入力によって複数の異なるタイプの操作の実行を可能にすることにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、それぞれのユーザインタフェースに表示される通知のセットのそれぞれの各通知が、対応する優先度評価を有し(748)、それぞれのユーザインタフェースは、優先度付けコントローラ(例えば、「優先度付け」ボタン)を含む(例えば、優先度付けコントローラは、選択されると、デバイスに、優先度付け基準を満たさない将来通知(例えば、それぞれが優先度閾値未満のそれぞれの優先度評価を有する)を表示させなくなり(例えば、ウェイクスクリーンに表示させなくなり、通知履歴に表示させなくなり、又は全てに表示させなくなり)、優先度付け基準を満たす将来通知(例えば、それぞれが優先度閾値以上のそれぞれの優先度評価を有する))を表示させる。いくつかの実施形態では、それぞれのユーザインタフェースに通知のセットを表示している間に、デバイスは、優先度付けコントローラに向けられた第7の入力を検出し(750)(例えば、優先度付けコントローラ上のタップ入力を検出し)、第7の入力の検出に応じて、デバイスは、優先度付け配信モードをアクティブ化する(752)。デバイスは、それぞれのイベントの発生を検出する(754)。それぞれのイベントの検出に応じて(756)、(例えば、イベントが検出されるときに)優先度付け配信モードがアクティブ化されているとの判定に従って、デバイスは、それぞれのイベントが優先度付け基準を満たす(例えば、イベントに対応する通知が、優先度閾値以上の優先度スコアを有する)かを判定し、それぞれのイベントが優先度付け基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、それぞれのイベントに対応する第4の通知をそれぞれのユーザインタフェースに(例えば、表示された通知のリストの最上部などの、ユーザインタフェースの指定された領域に)表示する。いくつかの実施形態では、それぞれのイベントが優先度付け基準を満たさないとの判定に従って、それぞれの通知は通知履歴に配られる。いくつかの実施形態では、それぞれのイベントが優先度付け基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、それぞれの通知をそれぞれのインタフェースに表示するのを控え、それぞれの通知を通知履歴に追加するのを控える。いくつかの実施形態では、それぞれのイベントが優先度付け基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、それぞれの通知をそれぞれのユーザインタフェースに表示するのを控える。いくつかの実施形態では、優先度付け配信モードがアクティブ化されていないとの判定に従って、デバイスは、それぞれのイベントのそれぞれのイベントタイプに対応するそれぞれの配信モードに従って通知を配信する。優先度付け配信モードをアクティブ化し、優先度付けモードに従って通知を配信することにより、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、デバイスの操作性が向上する(例えば、ユーザが指示した優先度付けの設定に従って通知を表示することによる、これにより、利用可能な通知から所望の通知を表示するのに必要とされる入力の回数が減らされる)。ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、デバイスは、デバイスをディスプレイオフ状態からディスプレイオン状態に切り替える(例えば、デバイスをウェイクさせる)入力(例えば、タッチスクリーン上のタップ、所定の方式でのデバイスの移動、所定の姿勢へのデバイスの移動、ボタンの押下など)に応じて、それぞれのユーザインタフェースを表示する(758)。例えば、それぞれのユーザインタフェースは、(例えば、図5A2~図5A3に関して説明されるように、又は図5AZ~図5BAに関して説明されるように)デバイスがディスプレイオフ状態からディスプレイオン状態に切り替わった後に表示されるウェイクスクリーンユーザインタフェース5004である。それぞれのユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004)を表示している間に、デバイスは、それぞれのユーザインタフェース上のスワイプ入力(例えば、上向き又は下向きのスワイプ入力)を検出する(760)。例えば、スワイプ入力は、図5BB~図5BDに関して説明されるような入力である。スワイプ入力の検出に応じて、それぞれのユーザインタフェース上のスワイプ入力が通知履歴表示基準を満たす(例えば、通知履歴表示基準は、(1)それぞれのユーザインタフェースにおける新しい通知のスクロール可能な配列の終了(例えば、最後の新しい通知)に達した後に接触の移動が検出されること、及び/又は(2)スクロール可能な配列の終了に達した後に継続する接触の移動が、現在のスクロール方向の移動閾値量を超えることを必要とする)との判定に従って、デバイスは、通知履歴を表示する(762)(例えば、それぞれのユーザインタフェースに現在表示されている通知は、この時点で通知履歴5062に保存されておらず、又は表示されていない)。いくつかの実施形態では、スワイプ入力が通知履歴表示基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、通知履歴を表示せずに、それぞれのユーザインタフェースをスクロールする。更なる入力を必要とせずに、ウェイクスクリーンユーザインタフェースを表示している間に受信された(通知履歴表示基準を満たす)スワイプ入力に応じて通知履歴を表示することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェースからナビゲートして離れるための入力を必要とせずに、通知履歴にアクセスすることをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、デバイスは、デバイスをディスプレイオフ状態からディスプレイオン状態に切り替える(例えば、デバイスをウェイクさせる)入力に応じて、それぞれのユーザインタフェースを表示する(764)。それぞれのユーザインタフェースを表示している間に、デバイスは、それぞれのユーザインタフェースを非表示にするための入力(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を非表示にし、ホームスクリーン5182を表示するための入力(例えば、スクリーンの下縁からの上向きスワイプ、ホームボタンの押下など)、並びに認証入力(例えば、顔認識入力及び/若しくはホームボタン上の指紋センサ入力などのバイオメトリック入力、又はパスコード入力))を検出する(766)。それぞれのユーザインタフェースを非表示にすることに応じて、デバイスは、それぞれのユーザインタフェースとは異なる第2のユーザインタフェース(例えば、ホームスクリーンユーザインタフェース5182又はアプリケーションユーザインタフェース)を表示する(768)。第2のユーザインタフェースを表示している間に、デバイスは、それぞれのユーザインタフェース上のスワイプ入力(例えば、タッチスクリーンの縁からの上向き又は下向きスワイプ)を検出する(770)。スワイプ入力の検出に応じて、それぞれのユーザインタフェース上のスワイプ入力がカバーシート表示基準を満たすとの判定に従って、デバイスは、通知履歴(例えば、通知履歴5062)を含むカバーシートユーザインタフェース(例えば、カバーシートユーザインタフェース5190)を表示する(772)(例えば、それぞれのユーザインタフェースに従前に表示されていた通知が、任意選択的に、この時点ですでに通知履歴5062に保存されており、表示されている)。例えば、通知履歴5062を含むカバーシートユーザインタフェース5190は、図5AU~図5AXに関して説明されるように、(ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004が非表示にされた後に)ホームスクリーンユーザインタフェース5182が表示されている間に検出されたスワイプ入力に応じて表示される。ウェイクスクリーンユーザインタフェースが非表示にされた後にアクセス可能となるカバーシートユーザインタフェースに通知履歴を表示することにより、通知履歴を表示するのに必要とされる入力の回数が減らされる。操作を実行するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェースを再表示するための入力を必要とせずに、通知履歴を閲覧することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
図7A~図7Gにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、操作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法800及び900)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図7A~図7Gに関して上述した方法700にも、類似の方式で適用できる点に留意されたい。例えば、方法700を参照して上述した接触、入力、コントローラ、イベントタイプ、配信モード、強度閾値、及び/又はアニメーションは、任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法800及び900)を参照して本明細書で説明される接触、入力、コントローラ、イベントタイプ、配信モード、強度閾値、及び/又はアニメーションの特性の1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図8A~図8Eは、いくつかの実施形態に係る、凝集された通知を表示する方法800を示すフロー図である。方法800は、表示生成コンポーネントと、1つ以上の入力デバイスとを有する電子デバイス(例えば、デバイス300(図3)又はポータブル多機能デバイス100(図1A))において行なわれる。いくつかの実施形態では、表示生成コンポーネントは、タッチスクリーンディスプレイ112であり、タッチ感知面が、ディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。方法800の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
デバイスは、通知履歴(例えば、通知履歴5062)内に複数の通知を有し、複数の通知は、第1のイベントタイプの第1のイベントの第1の通知(例えば、図5AYに示されるような、連絡先Edwin及びMadelineとの会話スレッドのイベントの通知5066)と、第1のイベントタイプの第2のイベントの第2の通知(例えば、連絡先Edwin及びMadelineとの会話スレッドのイベントの通知5068)と、を含み、第1の通知と第2の通知は、通知履歴内で凝集されており(例えば、通知履歴が通知履歴ユーザインタフェース又はカバーシートユーザインタフェースに表示されるときに、第1及び第2の通知は、凝集又は縮小された状態で見える(例えば、2つの通知のうちの一方だけのコンテンツを十分に見ることができるか、2つの通知のいずれのコンテンツも十分に見ることができない)、デバイスは、第1のイベントタイプの1つ以上の追加イベントの発生を検出する(802)。例えば、図5BDでは、通知5068は、(例えば、通知5068による通知5066の部分的な重複によって示されるように)通知5066と凝集されている。
第1のイベントタイプの第1の追加イベントの発生の検出に応じて、デバイスは、第1のイベントタイプの第1の追加イベントの第3の通知を作成する(804)。
第1のイベントタイプの第1の追加イベントの第3の通知を作成した後に、デバイスは、入力デバイスを介して、デバイスのウェイクスクリーンユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェースは、((例えば、デバイスをウェイクさせるためのジェスチャ若しくは入力に応じて、又は新しい通知の到着に応じて)デバイスがディスプレイオフ状態からディスプレイオン状態に切り替わるときに表示される初期ユーザインタフェースである)を表示する要求(例えば、デバイスをウェイクさせるための入力又はデバイスイベント)を受信する(806)。
デバイスのウェイクスクリーンユーザインタフェースを表示する要求に応じて、デバイスは、表示生成コンポーネントを介して、第3の通知を伴うウェイクスクリーンユーザインタフェースを表示し(808)、第3の通知は、第1の通知及び第2の通知に関する情報を伴わずに、ウェイクスクリーンユーザインタフェースに表示される。例えば、図5AZ~図5BAでは、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004を表示する要求に応じて、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004は、連絡先Edwin及びMadelineとの会話スレッド内のイベントの通知5196を伴って表示される。
第3の通知がウェイクスクリーンユーザインタフェースに表示された後に、デバイスは、入力デバイスを介して、通知履歴を表示する要求(例えば、通知履歴ユーザインタフェースを呼び出すためのウェイクスクリーンユーザインタフェース上の上向きスワイプ、又はホームスクリーン若しくはアプリケーションユーザインタフェースが表示されるときに検出されるディスプレイの上縁からの下向きスワイプ)を受信する(810)。例えば、図5BB~図5BDでは、接触5202による上向きスワイプ入力により、通知履歴5062が現れる。
通知履歴(例えば、通知履歴5062)を表示する要求の受信に応じて、デバイスは、第1の通知及び第2の通知の凝集された表現(例えば、図5BDにおける通知5066及び5068の凝集された表現(通知5180も凝集されている))を伴う通知履歴(例えば、通知履歴5062)を表示する(812)。いくつかの実施形態では、凝集された表現は、第1及び第2の通知の一方のみのコンテンツ、第1及び第2の通知の両方の部分コンテンツ、又は第1及び第2の通知のコンテンツの概要を含む(例えば、凝集された表現は、第1のイベントタイプのイベントの通知のスタックであり、直近の通知が最も上にある)。あるイベントタイプの通知の凝集された表現を(例えば、通知履歴にまだ送られていないイベントタイプの通知が、通知履歴内のイベントタイプの通知と凝集されないように、イベントタイプの追加通知がウェイクスクリーンに表示された後に)通知履歴ユーザインタフェースに表示することにより、各通知の別個の表示によって通知履歴ユーザインタフェースを乱さずに、イベントタイプの通知の表示が提供される。通知履歴ユーザインタフェースを乱さずに通知を表示することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、イベントタイプの過去の別個の通知をスクロールするための入力を必要とせずに、凝集された通知のイベントタイプとは異なるイベントタイプの通知に通知履歴ユーザインタフェース内でアクセスすることをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、(例えば、第1のイベントタイプの第1の追加イベントの第3の通知が作成された後に、かつ第3の通知がウェイクスクリーンユーザインタフェースに表示される前又は表示された後のいずれかに)第1のイベントタイプの第2の追加イベントの発生を検出することに応じて、デバイスは、第1のイベントタイプの第2の追加イベントの第4の通知を作成する(814)。例えば、通知5206は、連絡先Edwin及びMadelineとの会話スレッド内の第2の追加イベントに対応する。
デバイスのウェイクスクリーンユーザインタフェースを表示する要求に応じて、デバイスは、第3の通知と凝集された第4の通知をウェイクスクリーンユーザインタフェースに表示する(816)。例えば、図5BFでは、通知5206は、図5BEに示されるようなスクリーンオフ状態に続いて、図5BFに示されるように、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004が表示されるときに、通知5196と凝集されている。あるイベントタイプの通知の凝集された表現を(例えば、イベントタイプの各通知がイベントタイプの他の通知と凝集される前に別々に表示されるように、イベントタイプの1つ以上の追加通知がウェイクスクリーンに表示された後に)ウェイクスクリーンユーザインタフェースに表示することにより、各通知の同時の別個の表示によってウェイクスクリーンユーザインタフェースを乱さずに、イベントタイプの通知の表示が提供される。ウェイクスクリーンユーザインタフェースを乱さずに通知を表示することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、イベントタイプの過去の別個の通知をスクロールするための入力を必要とせずに、凝集された通知のイベントタイプとは異なるイベントタイプの通知にウェイクスクリーンユーザインタフェース内でアクセスすることをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、ウェイクスクリーンユーザインタフェースに第3の通知を表示した後に、デバイスは、ウェイクスクリーンユーザインタフェースを非表示にするための入力を検出する(818)。例えば、デバイスのホームボタンの作動又はタッチ感知ディスプレイ上のジェスチャ(例えば、図5BG~5BHに示されるような、ホームスクリーンユーザインタフェース5182を表示するためのタッチスクリーン112の下縁からの上向きスワイプ入力)など、ホームスクリーンユーザインタフェース又はアプリケーションユーザインタフェースを表示するための入力に応じて、ウェイクスクリーンユーザインタフェースが非表示にされる。ウェイクスクリーンユーザインタフェースを非表示にするための入力に応じて、デバイスは、ウェイクスクリーンユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004)及び第3の通知(例えば、通知5196)を停止する(820)。第3の通知が通知履歴表示基準を満たしている(例えば、第3の通知が、ウェイクスクリーン上でユーザによって明示的に消去されていない)間に、デバイスは、通知履歴を表示するための入力(例えば、図5BJ~図5BKに示されるような、再表示されたウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上の上向きスワイプ入力)を検出する(822)。いくつかの実施形態では、通知履歴を表示するための入力は、例えば、方法700(図7A~図7G)の動作758~762に関して説明されるか、又は動作764~772に関して説明されるような入力である。通知履歴を表示するための入力の検出に応じて、デバイスは、第3の通知、第2の通知、及び第1の通知の凝集された表現(例えば、第3の通知は、第1及び第2の通知を含むスタックの上に追加される)を伴う通知履歴を表示する(824)。例えば、図5BKでは、通知履歴5062は、第3の通知5196、第2の通知5068、及び第1の通知5066(並びに通知5180及び5206)の凝集された表現によって表示されている。ウェイクスクリーンユーザインタフェースに従前に表示されていた通知を、通知履歴ユーザインタフェース内の同じイベントタイプの通知と凝集することにより、各通知の別個の表示によって通知履歴ユーザインタフェースを乱さずに、イベントタイプの通知の表示が提供される。通知履歴ユーザインタフェースを乱さずに通知を表示することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、イベントタイプの過去の別個の通知をスクロールするための入力を必要とせずに、凝集された通知のイベントタイプとは異なるイベントタイプの通知に通知履歴ユーザインタフェース内でアクセスすることをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、通知履歴を表示するための入力の検出に応じて、時間差がタイミング基準(例えば、第3の通知によって表されるイベントの発生に対応する時間と、第2の通知によって表されるイベントの発生に対応する時間との間の時間差が、閾値継続時間を超えるとの判定、及び/又は第3の通知によって表されるイベントと第2の通知によって表されるイベントとが、異なる日に発生したとの判定に従って満たされる基準を含む)を満たすとの判定に従って(826)、デバイスは、第3の通知、第2の通知、及び第1の通知の凝集された表現を伴う通知履歴を表示するのを控え、デバイスは、第1の通知及び第2の通知の凝集された表現とは別個に、第3の通知を通知履歴に表示する。いくつかの実施形態では、時間差がタイミング基準を満たさない(例えば、2つのイベントが同じ日に発生したか、又は2つのイベントの発生の間の差が閾値時間以下である)との判定に従って、デバイスは、第3の通知、第2の通知、及び第1の通知の凝集された表現を伴う通知履歴を表示する。通知に対応するイベント間の(例えば、あるイベントタイプの直近のイベントの発生と、あるイベントタイプの次に直近のイベントの発生との間の)時間差がタイミング基準を満たすとの判定に従って通知の凝集を控えることにより、異なる期間中(例えば、異なる日)に発生したイベントの通知を閲覧するのに必要とされる入力の回数が減らされる。異なる期間中に発生したイベントの通知を閲覧するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、通知の凝集された表現を展開するための入力を必要とせずに、異なる日に受信された通知を別個に閲覧することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、通知の凝集された表現のそれぞれ(例えば、第1の通知及び第2の通知の凝集された表現などの、通知履歴5062内の通知の凝集された表現、又は第3の通知及び第4の通知の凝集された表現などの、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上の通知の凝集された表現)を表示することは、通知の凝集された表現のそれぞれのうち直近に作成された通知に対応するコンテンツの少なくとも一部分を表示することを含む(828)(例えば、第1の通知及び第2の通知の凝集された表現が表示される一方、第2の通知が第1の通知よりも最近に作成されていた場合、第2の通知に対応するコンテンツの少なくとも一部分が表示される)。いくつかの実施形態では、コンテンツの部分は、通信(例えば、電話着信、ボイスメール、メッセージ、ソーシャルメディアのポスト、ニュース記事、カレンダ招待)のソースの識別情報(例えば、連絡先名称、連絡先画像、電話番号、ニュースソースなど)、及び/又は通信された情報(例えば、メッセージコンテンツ、ニュース記事のタイトル、ニュース記事のコンテンツ、ボイスメールの録音、ソーシャルメディアのポストのコンテンツ、ソーシャルメディアのコメントのコンテンツ、カレンダ招待情報、カレンダ予約情報など)の少なくとも一部分を含む。例えば、図5AYに示されるような通知5066及び5068を含む通知の凝集された表現では、メッセージのテキスト(「仲間に入れて!」)、送信者情報(「Madeline」)、スレッド情報(「あなたとEdwinへ」)、及び受信時間(「3時間前」)が、通知の凝集された表現のうち直近に作成された通知5068に対応する表示されたコンテンツである。通知の凝集された表現の直近に作成された通知に対応するコンテンツの少なくとも一部分を表示することにより、直近に作成された通知のコンテンツを閲覧するのに必要とされる入力の回数が減らされる。(例えば、通知のコンテンツにアクセスするための入力を必要とせずに、通知のコンテンツを閲覧することをユーザに可能にさせることによって)直近に作成された通知のコンテンツに対して必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、通知の凝集された表現のそれぞれ(例えば、第1の通知及び第2の通知の凝集された表現などの、通知履歴5062内の通知の凝集された表現、又は第3の通知及び第4の通知の凝集された表現などの、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上の通知の凝集された表現)が、凝集された表現のそれぞれによって表される通知の数を含む要約情報(例えば、通信イベントタイプの連絡先、ソース識別情報、購入回数、カレンダ招待の回数、いいね/リツイート/言及の回数)を含む(830)。例えば、図5AYに示されるような通知5066及び5068を含む通知の凝集された表現は、凝集された表現によって表される通知の数(「Edwinから他に+1」)を含む。通知の凝集された表現によって表される通知の数を含む要約情報を表示することにより、数を取得するのに必要とされる入力の回数が減らされる。(例えば、各通知のデータを別々に閲覧するために通知の凝集された表現を展開するための入力を必要とせずに、要約情報を閲覧することをユーザに可能にさせることにより、)通知の凝集された表現の数を取得するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、通知の凝集された表現のそれぞれ(例えば、第1の通知及び第2の通知の凝集された表現などの、通知履歴5062内の通知の凝集された表現、又は、第3の通知及び第4の通知の凝集された表現などの、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上の通知の凝集された表現)が、複数の要約情報インジケータを含み(832)、複数の要約情報インジケータのそれぞれの要約情報インジケータが、凝集された表現のそれぞれによって表される通知のコンテンツに対応する計数された項目のそれぞれのカテゴリに対応する(例えば、いいね及びリツイートが、凝集された通知のセットに別個に要約される)。通知の凝集された表現の複数の要約情報インジケータを含む要約情報を表示することにより、要約情報を取得するのに必要とされる入力の回数が減らされる。(例えば、各通知のデータを別個に閲覧するために通知の凝集された表現を展開するための入力を必要とせずに、複数の要約情報インジケータを閲覧することをユーザに可能にさせることにより、)通知の凝集された表現の要約情報を取得するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、デバイスは、通知の凝集された表現のそれぞれ(例えば、第1の通知及び第2の通知の凝集された表現などの、通知履歴5062内の通知の凝集された表現、又は第3の通知及び第4の通知の凝集された表現などの、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上の通知の凝集された表現)を展開するための入力(例えば、凝集された表現に向けられたタップ入力)を検出する(834)。例えば、通知5066、5068、5180、5196、及び5206を含む通知の凝集された表現を展開するための接触5218によるタップ入力が、図5BLに示されている。
凝集された表現のそれぞれを展開するための入力に応じて、デバイスは、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットの展開バージョンを表示する(836)。例えば、図5BMでは、通知5206、5196、5180、及び5068が別個に表示されている。いくつかの実施形態では、通知の凝集された表現のそれぞれの少なくとも一部分が表示される。いくつかの実施形態では、凝集された表現のそれぞれを展開するための入力に応じて、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセット内にない1つ以上のそれぞれの通知が、ウェイクスクリーンユーザインタフェース内の異なる位置に移動する(例えば、通知のセットの展開によって「押し」出される)。例えば、通知のセット内にない少なくとも1つの通知が、ウェイクスクリーンユーザインタフェースの下縁に向かって移動する。いくつかの実施形態では、凝集された表現のそれぞれを展開するための入力に応じて、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセット内にない1つ以上のそれぞれの通知が、ウェイクスクリーンユーザインタフェースに表示されなくなる(例えば、通知5198は、通知のセットの展開バージョンの展開によって押し出されたので、図5BMに表示されていない)。いくつかの実施形態では、それぞれの通知の凝集された表現セット内の全ての通知を消去するためのコントローラ(例えば、図5BNに示されるようなコントローラ5221)が、凝集された表現のそれぞれを展開するための入力に応じて表示される。凝集された表現を展開するための入力に応じて、通知の凝集された表現に対応する通知のセットの展開バージョンを表示することにより、凝集されたセットの個々の通知の表示、あるいはユーザインタフェースを乱さない凝集された状態での通知の表示を行う可能性がユーザにもたらされる。凝集されたセットの個々の通知の表示、あるいはユーザインタフェースを乱さない凝集された状態での通知の表示を行う可能性をユーザにもたらすことにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットの展開バージョンが表示されている間に、デバイスは、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットを非表示にするための入力(例えば、それぞれの通知の凝集された表現セットの通知を全て消去するためのコントローラ5221に向けられた入力、又はユーザインタフェース上の入力(例えば、垂直スワイプ))を検出する(838)。凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットを非表示にするための入力に応じて、デバイスは、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットを消去する(840)(例えば、凝集された表現のそれぞれが通知履歴に示されている場合には、通知履歴から削除し、凝集された表現のそれぞれがウェイクスクリーンに示されている場合には、通知履歴に保存せずに通知を消去する)。例えば、コントローラ5221に向けられた入力に応じて、(通知の凝集された表現に対応する)通知5066、5068、5180、5196、及び5206は消去される。通知表現のセットを非表示にするための入力に応じて、通知の凝集された表現に対応する通知のセットを消去することにより、通知のセットを消去するのに必要とされる入力の回数が減らされる。操作を実行するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、各通知を独立して非表示にするための入力を必要とせずに、複数の通知を消去することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットの展開バージョンが表示されている間に、デバイスは、通知展開基準を満たす通知のセットのそれぞれの通知に向けられた入力を検出する(842)(例えば、通知展開基準は、押圧入力(例えば、接触の特性強度が第1の強度閾値(例えば、軽押圧強度閾値ITL)を上回って増える入力)又はタッチアンドホールド入力によって満たされる)。通知展開基準を満たす入力の検出に応じて、デバイスは、それぞれの通知の展開バージョンを表示する(844)。例えば、図5BS~図5BUに示されるように、通知5196に向けられた接触5230による軽押圧入力に応じて、図5BUに示されるように、通知5196の展開バージョンが表示される。通知に向けられた入力に応じて通知の展開バージョンを表示することにより、通知の展開バージョンを閲覧するために表示される追加コントローラによってユーザインタフェースを乱さずに、通知の展開バージョンを閲覧するオプションが提供される。通知の展開バージョンを閲覧するために表示される追加コントローラによってユーザインタフェースを乱さずに、通知の展開バージョンを閲覧するオプションを提供することにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットの展開バージョンが表示されている間に、デバイスは、通知のセットを再凝集するための入力(例えば、通知のセットを再凝集するためのコントローラに向けられたタップ入力)を検出する(846)。通知のセットを再凝集するための入力に応じて、デバイスは、凝集された表現のそれぞれに対応する通知のセットの凝集バージョンを再表示する(848)。例えば、図5BN~図5BOでは、コントローラ5220に向けられた入力に応じて、図5BNに示される通知のセットの展開バージョンは、図5BOに示されるように再凝集される。いくつかの実施形態では、通知のセットを展開した後に、通知のセットが展開されたときに表示されなくなった他の通知が再表示される。例えば、通知5198は、図5BNに示されるように、展開された通知のセットが表示されたときに表示されなくなる。通知5198は、図5BOでは、通知のセットが再凝集されると再表示される。通知のセットを再凝集するための入力に応じて、通知の凝集された表現に対応する通知のセットの凝集バージョンを再表示することにより、凝集されたセットの個々の通知の表示、あるいはユーザインタフェースを乱さない凝集された状態での通知の表示を行う可能性がユーザにもたらされる。凝集されたセットの個々の通知の表示、あるいはユーザインタフェースを乱さない凝集された状態での通知の表示を行う可能性をユーザにもたらすことにより、デバイスの操作性が向上し、ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、第1のそれぞれのアプリケーション(例えば、通信アプリケーション及び/又はニュースアプリケーション)が、複数の別個のイベントタイプのイベントを生成する(850)(例えば、単一のイベントタイプが、連絡先、連絡先グループ、又はソースからの全ての通信若しくは記事(例えば、メッセージ、電話着信、ボイスメール、及び/又は電子メール)に対応する)。通知履歴内の複数の通知は、複数の別個のイベントタイプのうちの第1のそれぞれのイベントタイプに対応する第5の通知と、第1のそれぞれのイベントタイプに対応する第6の通知と、複数の別個のイベントタイプのうちの第2のそれぞれのイベントタイプに対応する第7の通知と、を含む(852)。例えば、メッセージアプリケーションは、複数の別個のイベントタイプのイベントを生成する(例えば、各会話スレッドが、別個のイベントタイプである)。図5BOでは、通知5206、5196、5180、5068、及び通知5066は、第1のイベントタイプのイベント(Madeline及びEdwinとの会話スレッド内のイベント)の通知であり、通知5198は、第2のイベントタイプのイベント(例えば、Nealとの会話スレッド内のイベント)の通知である。通知履歴を表示する要求の検出に応じて(854)、デバイスは、第5の通知及び第6の通知の凝集された表現を通知履歴に表示し、デバイスは、第5の通知及び第6の通知の凝集された表現とは別個に、第7の通知を通知履歴に表示する。例えば、図5BOに表示される通知履歴5062では、(メッセージアプリケーションによって生成された第1のタイプのイベントの)通知5206、5196、5180、5068、及び5066の凝集された表現が表示され、通知5206、5196、5180、5068、及び5066の凝集された表現とは別個に、(メッセージアプリケーションによって生成された第2のタイプのイベントの)通知5198が表示されている。いくつかの実施形態では、メッセージングアプリケーションが、第1のタイプのイベント(第1の連絡先からのメッセージ)及び第2のタイプのイベント(第2の連絡先からのメッセージ)を生成する。いくつかの実施形態では、ニュースアプリケーションが、第1のタイプのイベント(例えば、第1のニュースソースからの記事)及び第2のタイプのイベント(例えば、第2のニュースソースからの記事)を生成する。単一のアプリケーションに異なるイベントタイプを提供することにより、同一のアプリケーションからの異なるサブカテゴリの通信通知が(凝集されていない状態で)別個に示される。いくつかの実施形態では、第2のそれぞれのアプリケーション(例えば、カレンダアプリケーション、輸送サービスアプリケーション、又は決済アプリケーション)が、単一のイベントタイプのイベントを生成する。アプリケーションによって生成された第2のタイプのイベントの通知の凝集された表現とは別個に、アプリケーションによって生成された第1のタイプのイベントの通知を表示することにより、各通知の別個の表示によって通知履歴ユーザインタフェースを乱さずに、アプリケーションによって生成された異なるタイプのイベントについて受信された通知の別個の表示がもたらされる。通知履歴ユーザインタフェースを乱さずに通知を表示することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、各個々の通知をスクロールするための入力を必要とせずに、アプリケーションによって生成された異なるタイプのイベントの通知にアクセスすることをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
図8A~図8Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、操作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法700及び900)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図8A~図8Eに関して上述した方法800にも、類似の方式で適用できる点に留意されたい。例えば、方法800を参照して上述した接触、入力、コントローラ、イベントタイプ、及び/又は強度閾値は、任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法700及び900)を参照して本明細書で説明される接触、入力、コントローラ、イベントタイプ、及び/又は強度閾値の特性の1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図9A~図9Eは、いくつかの実施形態に係る、通知設定を調節するためのプロンプトを表示する方法900を示すフロー図である。方法900は、表示生成コンポーネントと、1つ以上の入力デバイスと、を有する電子デバイス(例えば、デバイス300(図3)又はポータブル多機能デバイス100(図1A))において行なわれる。いくつかの実施形態では、表示生成コンポーネントは、タッチスクリーンディスプレイ112であり、タッチ感知面が、ディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。方法900の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、かつ/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
デバイスは、表示生成コンポーネントを介して、第1のアプリケーション(例えば、ソーシャルメディアアプリケーション)の通知及び第2のアプリケーション(例えば、ホームシミュレータゲームアプリケーション)の通知を含む、複数の異なるアプリケーションの複数の通知を、通知表示ユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004、ロックスクリーンユーザインタフェース、カバーシートユーザインタフェース5190、又は通知履歴ユーザインタフェース)に表示する(902)。いくつかの実施形態では、通知のうちの少なくともいくつかがそれぞれ、異なる時点で通知表示ユーザインタフェースに表示される。
デバイスは、入力デバイスを介して、通知に関して要求された操作を実行する要求を含む、複数の通知とのユーザ対話を検出する(904)(例えば、対応するアプリケーションを開くこと、(例えば、図5BUに示されるように、通知の展開バージョンに表示される入力領域5242を用いて)対応するアプリケーションを開かずに通知に応答すること、及び/又は通知を非表示にすること)。
デバイスは、通知のうちの1つ以上に関して要求された操作を実行することにより、複数の通知とのユーザ対話に応答する(906)(例えば、通知の到着は、(例えば、複数の異なるユーザインタフェース及びアプリケーションにナビゲートする、デバイスを複数回オン及びオフするなど)ユーザがデバイスを通常に操作している期間に及び、複数の通知とのユーザ対話は、長期間にわたって監視される)。
いくつかの実施形態では、表示、検出、及び応答の動作は、長期間(例えば、数時間、数日間、数週間、数ヶ月間、及び/又は(例えば、第1のアプリケーション及び/若しくは第2のアプリケーションの)複数の通知が表示されていた時間)にわたって実行される。例えば、期間は、それぞれのアプリケーションのインストールからの時間、又はオペレーティングシステムの初期化/リセットからの時間を含む。
デバイスは、表示生成コンポーネントを介して、複数のアプリケーションのうちの1つ以上に関する通知設定をユーザが調節するためのプロンプト(例えば、図6Aに示されるようなプロンプト602、図6Bに示されるようなプロンプト614、図6Cに示されるようなプロンプト628、又は図6Dに示されるようなプロンプト638)を(例えば、長期間の後に)表示する(908)。いくつかの実施形態では、プロンプトは、プロンプトを要請する特定のユーザ要求を必要とせずに、複数の通知との従前のユーザ対話によって満たされる事前設定された対話基準に基づいて、デバイスによって事前対策的に表示される。複数の通知とのユーザ対話に基づいて、第1のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回り、かつ第2のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回るとの判定に従って、デバイスは、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに(例えば、第2のアプリケーションの通知に関する配信モードを、目立つ配信のモードから目立たない配信のモードに、目立たない配信のモードから抑制モードに、又は目立つ配信のモードから抑制モードに変更せずに)、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする(例えば、第1のアプリケーションの通知に関する配信モードを、目立つ配信のモードから目立たない配信のモードに、目立たない配信のモードから抑制モードに、又は目立つ配信のモードから抑制モードに変更する)提案を表示する。例えば、ソーシャルメディアアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回る(かつホームシミュレータゲームアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回る)との判定に従って、デバイスは、通知設定を見直す提案を示すテキストと、ソーシャルメディアアプリケーションの通知設定を変更するためのコントローラ606、608、及び610とを含む、プロンプト602を表示する。複数の通知とのユーザ対話に基づいて、第2のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回り、第1のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回るとの判定に従って、デバイスは、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案を表示する。例えば、ホームシミュレータゲームアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回り(かつソーシャルメディアの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回る)との判定に従って、デバイスは、602と同様であるが、ソーシャルメディアアプリケーションの代わりにホームシミュレータアプリケーションに関連する(例えば、通知604の代わりに通知616を含む)プロンプトを表示する。いくつかの実施形態では、プロンプトは、プロンプトの理由の説明(例えば、説明テキスト612)を含む。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回り、かつ第2のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回るとの判定に従って、プロンプトは、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くせずに(例えば、第1のアプリケーションの通知に関する配信モードを目立たない配信のモードから目立つ配信のモードに変更せずに)、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くする(例えば、第1のアプリケーションの通知に関する配信モードを目立たない配信のモードから目立つ配信のモードに変更する)提案を含む。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回り、かつ第1のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回るとの判定に従って、プロンプトは、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くする提案を含む。通知とのユーザ対話に応じて、1つ以上のアプリケーションの通知設定を調節するためのプロンプトを表示することにより、アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数が減らされる。アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、設定ユーザインタフェースにアクセスするための入力を必要とせずに、アプリケーションの通知設定を変更することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、プロンプトを表示することは、複数の通知とのユーザ対話に基づいて、第1のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回り、かつ第2のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回るとの判定に従って、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案と、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案とを同時に表示することを含む(910)。例えば、プロンプト614、628、及び638は、第1のアプリケーション(ソーシャルメディア)の通知と第2のアプリケーション(ハウスシミュレータ)の通知の両方を調節するためのものである。いくつかの実施形態では、第1及び第2のアプリケーションのそれぞれについて別個の通知設定調節コントローラが表示される(例えば、プロンプト614では、ソーシャルメディアのためのトグル620及び622並びにハウスシミュレータのためのトグル624及び626により、異なるアプリケーションに関する設定を独立して調節することが可能となる)。いくつかの実施形態では、プロンプトに表示された通知設定調節コントローラにより、複数のアプリケーションに関する設定を同時に調節することが可能となる。例えば、プロンプト638に表示されたコントローラ642(「オフにする」ボタン)における入力により、ソーシャルメディアアプリケーションに関する通知配信選好とハウスシミュレータゲームアプリケーションに関する通知配信選好の両方が調節される。いくつかの実施形態では、プロンプトは、関連するアプリケーション(例えば、ソーシャルネットワークアプリケーション、及びソーシャルネットワークアプリケーションに対応するソーシャルネットワークプラットフォーム上で動作するゲームアプリケーション)の通知を調節する提案を集約する。いくつかの実施形態では、プロンプトは、全く無関係な2つのアプリケーションの通知を調節する提案を集約する。通知とのユーザ対話に応じて、1つ以上のアプリケーションの通知設定を調節するためのプロンプトを表示することにより、アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数が減らされる。アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、通知設定を調節するためのコントローラにアクセスするためのユーザ入力を必要とせずに、アプリケーションの通知設定の変更をユーザに自動的に促すことにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、プロンプトは、独立して動作する2つのアプリケーション(例えば、第1のアプリケーションがメールアプリケーションであり、第2のアプリケーションがブラウザアプリケーションであるか、又は第1のアプリケーションがメッセージアプリケーションであり、第2のアプリケーションが地図アプリケーションであるなど)の将来通知の目立ち度を低くするそれぞれの提案(例えば、図6Cの612a、612b)を同時に表示する(912)。いくつかの実施形態では、独立して動作するアプリケーションは、同一の所有権、ブランド系列、又はデータ/コンテンツソースを共有しないアプリケーションを指す。通知とのユーザ対話に応じて、通知設定を調節するためのプロンプトを表示し、プロンプトが、独立して動作する2つのアプリケーションの目立ち度を低くする提案を同時に表示することにより、1つ以上のアプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数が減らされる。アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、アプリケーション毎に別個に通知設定を調節するためのコントローラにアクセスするためのユーザ入力を必要とせずに、別個の複数のアプリケーションの通知設定の変更をユーザに自動的に促すことにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、プロンプトは、プロンプトに含まれるそれぞれの提案(例えば、提案612)を拒否するためのコントローラ(例えば、「維持する」ボタン606、630、634、又は640)を含む(914)(例えば、「維持する」ボタンは、第1のアプリケーションの、第2のアプリケーションの、又は両方のアプリケーションの、将来通知の目立ち度を抑制するか又は低くするプロンプトにおける提案を拒否するためのものである)。プロンプトが表示されている間に、デバイスは、それぞれの提案(例えば、第1のアプリケーション、第2のアプリケーション、又はそれら両方の将来通知の目立ち度を低くする提案)を拒否するためのコントローラに向けられた入力を検出する(916)。それぞれの提案を拒否するためのコントローラに向けられた入力の検出に応じて(例えば、それぞれのアプリケーションの将来通知を抑制又は目立たなくする提案と同時に表示された「維持する」ボタンのユーザ選択に応じて)、デバイスは、第1のアプリケーション又は第2のアプリケーションの少なくとも一方の将来通知の目立ち度を低くするのを控える(918)。通知とのユーザ対話に応じて、プロンプトに含まれる提案を拒否するためのコントローラ(例えば、「維持する」ボタン)を含む、通知設定を調節するためのプロンプトを表示することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、通知設定を見直すためのコントローラにアクセスするためのユーザ入力を必要とせずに、アプリケーションの通知設定を変更又は保持することの選択をユーザに自動的に促すことにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、(例えば、第1のアプリケーション、第2のアプリケーション、又はそれら両方について)それぞれの提案を拒否するためのコントローラに向けられた入力の検出に応じて、デバイスは、第1のアプリケーション又は第2のアプリケーションの少なくとも一方(例えば、第1のアプリケーション、第2のアプリケーション、又はそれら両方)のそれぞれのアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案を含む将来のプロンプトを表示するのを控える(920)。例えば、ユーザが、第1のアプリケーションに対応する通知について「維持する」ボタンを選択する場合、第1のアプリケーションに関する現在のプロンプトは除去され、第1のアプリケーションに関する通知配信モードの変更に関連する将来のプロンプトの自動生成もオフにされる。通知とのユーザ対話に応じて、アプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案を含む将来のプロンプトの表示を控えることにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、「維持する」コントローラが選択された後の将来通知の配信を管理するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、なぜなら、アプリケーションのプロンプトがもはや表示されず、したがって、ユーザが、アプリケーションの追加プロンプトに応答するための入力を提供する必要がないため)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、デバイスは、入力デバイスを介して、複数のアプリケーションのうちの1つ以上に関する通知設定をユーザが調節する複数のプロンプトとのユーザ対話を検出する(922)。複数のプロンプトとのユーザ対話が拒否基準を満たす(例えば、ユーザが、1つ以上のアプリケーションのうちのいくつか又は全ての将来通知の目立ち度を変更する複数の提案を一貫して及び/又は繰り返し拒否し、かつ/又は拒否の回数が、複数のアプリケーションのうちの1つ以上について拒否閾値数(及び/又は時間にわたる割合)を上回る)との判定に従って、デバイスは、ユーザが通知設定を調節する追加プロンプトの将来の表示を控える(924)。例えば、(例えば、関連していない通知、同じアプリケーションのイベントに対応する通知、同じイベントタイプのイベントに対応する通知、異なるイベントタイプのイベントに対応する通知などについて)「維持する」コントローラをユーザが3回選択する場合に、事前対策的なプロンプトは、(例えば、全てのアプリケーション、メッセージスレッドのあるタイプの通知、複数のメッセージスレッドのあるタイプの通知などの)全ての将来通知についてオフにされる。いくつかの実施形態では、(例えば、関連していない通知、同じアプリケーションの通知、同じスレッド内の通知、複数のスレッド内の通知などの)通知をオフにするための入力を発生閾値回数を超えてユーザが提供する場合に、事前対策的なプロンプトは、(例えば、全てのアプリケーション、メッセージスレッドのあるタイプの通知、複数のメッセージスレッドのあるタイプの通知などの)全ての通知についてオフにされる。いくつかの実施形態では、複数のプロンプトとのユーザ対話が拒否基準を満たさないとの判定に従って、デバイスは、通知設定をユーザが調節する追加プロンプトの将来の表示を控えることがない。通知設定を調節するためのプロンプトとのユーザ対話に応じて、通知設定をユーザが調節する将来のプロンプトの表示を控えるかを判定することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、通知設定を調節するためのプロンプトの拒否が拒否基準を満たした後に、将来通知の配信を管理するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、プロンプトは、通知設定ユーザインタフェース(例えば、通知設定ユーザインタフェース5100)を表示するためのコントローラ(例えば、図6Aの「カスタマイズ」ボタン610)を含む(926)。プロンプト(例えば、プロンプト602)が表示されている間に、デバイスは、通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラに向けられた入力(例えば、「カスタマイズ」ボタンをアクティブ化するタップ入力)を検出する(728)。通知設定ユーザインタフェースを表示するためのコントローラに向けられた入力の検出に応じて、デバイスは、プロンプトの表示を停止し、通知設定ユーザインタフェースを表示する(730)。いくつかの実施形態では、デバイスは、通知表示ユーザインタフェースの表示を通知設定ユーザインタフェースの表示と置き換える。いくつかの実施形態では、(任意選択的に、第1のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回り、かつ第2のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回るとの判定に従って)、表示される通知設定ユーザインタフェースは、(例えば、図6Aに示されるように)第1のアプリケーションにのみ対応し、第2のアプリケーションには対応しない通知設定ユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、(任意選択的に、第2のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを下回り、かつ第1のアプリケーションの通知とのユーザの関与が関与閾値レベルを上回るとの判定に従って)、表示される通知設定ユーザインタフェースは、第2のアプリケーションにのみ対応し、第1のアプリケーションには対応しない通知設定ユーザインタフェースである。1つ以上のアプリケーションの通知設定をユーザが調節するためのプロンプトに、通知設定インタフェースを表示するためのコントローラを含むことにより、通知設定ユーザインタフェースにアクセスするのに必要とされる入力の回数が減らされる。通知設定ユーザインタフェースにアクセスするのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、通知表示ユーザインタフェースを非表示にするとともに通知設定ユーザインタフェースにナビゲートするための入力を必要とせずに、自動的に表示されるプロンプトから通知設定を直接管理することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、プロンプトは、プロンプトに含まれるそれぞれの提案(例えば、提案612)を受諾するためのコントローラ(例えば、「オフにする」ボタン608、632、636、又は642)を含む(932)。プロンプトが表示されている間に、デバイスは、それぞれの提案を受諾するためのコントローラに向けられた入力(例えば、第1のアプリケーション、第2のアプリケーション、又はそれら両方の将来通知の目立ち度を低くする提案)を検出する(934)。それぞれの提案を受諾するためのコントローラに向けられた入力を検出した後に、デバイスは、第1のアプリケーションに対応する第1のイベント(例えば、対応する通知の生成を通常トリガするイベント)の発生を検出する(936)。第1のアプリケーションに対応するイベントの発生の検出に応じて(938)、イベントが低目立ち度通知設定に関連付けられている(例えば、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第1のイベントに対応する第1の通知を、通知表示ユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーン又はロックスクリーン)に第1の通知を最初に表示せずに通知履歴(例えば、(例えば、図5N~図5Oに関して説明されるような)ウェイクスクリーンユーザインタフェース5004上での上方若しくは下方へのスワイプ、又は(例えば、図5AW~図5AXに関して説明されるような)ホームスクリーンユーザインタフェース5182若しくはアプリケーションユーザインタフェース上でのディスプレイの上縁若しくは下縁から下方若しくは上方へのスワイプによって表示される通知履歴ユーザインタフェース5062)に追加する。イベントが低目立ち度通知設定に関連付けられていない(例えば、承諾されたそれぞれの提案が、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第1のイベントに対応する第1の通知を通知表示ユーザインタフェースに表示する。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第2のアプリケーションに対応する第2のイベントの発生を検出し、第2のアプリケーションに対応する第2のイベントの発生の検出に応じて、イベントが低目立ち度通知設定に関連付けられている(例えば、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第2のイベントに対応する第2の通知を通知表示ユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーン又はロックスクリーン)に表示し、イベントが低目立ち度通知設定に関連付けられていない(例えば、受諾されたそれぞれの提案が、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第2のイベントに対応する第2の通知を、通知表示ユーザインタフェース(例えば、ウェイクスクリーン又はロックスクリーン)に第2の通知を最初に表示せずに通知履歴(例えば、ウェイクスクリーン上での上方若しくは下方へのスワイプ、又はホームスクリーン若しくはアプリケーションユーザインタフェース上でのディスプレイの上縁若しくは下縁から下方若しくは上方へのスワイプによって表示される通知履歴ユーザインタフェース)に追加する。いくつかの実施形態では、方法は、(例えば、通知目立ち度が提案に従って高くされる場合に、)第1のアプリケーションに対応する第3のイベント(例えば、対応する通知の生成を通常トリガするイベント)の発生を検出することと、第1のアプリケーションに対応する第3のイベントの発生の検出に応じて、イベントが目立つ通知設定に関連付けられている(例えば、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、通知表示ユーザインタフェースとは異なるウェイクスクリーン又はロックスクリーン(例えば、ウェイクスクリーン上での上方若しくは下方へのスワイプ、又はホームスクリーン若しくはアプリケーションユーザインタフェース上でのディスプレイの上縁若しくは下縁から下方若しくは上方へのスワイプによって表示される通知履歴ユーザインタフェース)に第3のイベントに対応する第3の通知を表示し、イベントが、目立つ通知設定に関連付けられていない(例えば、承諾されたそれぞれの提案が、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を高くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第3のイベントに対応する第3の通知を通知表示ユーザインタフェース(例えば、通知履歴ユーザインタフェース)に表示する。プロンプトに含まれる提案を承諾するためのコントローラに向けられた入力に応じて通知履歴に通知を追加することにより、アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数が減らされる。アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、設定ユーザインタフェースにアクセスするための入力を必要とせずにアプリケーションの通知設定を変更することをユーザに可能にすることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、プロンプトは、プロンプトに含まれるそれぞれの提案を受諾するためのコントローラ(例えば、「オフにする」ボタン608、632、636、又は642)を含む(940)。プロンプトが表示されている間に、デバイスは、それぞれの提案(例えば、第1のアプリケーション、第2のアプリケーション、又はそれら両方の将来通知の目立ち度を低くする提案)を受諾するためのコントローラに向けられた入力を検出する(942)。それぞれの提案を受諾するためのコントローラに向けられた入力を検出した後に、デバイスは、第1のアプリケーションに対応する第1のイベント(例えば、対応する通知の生成を通常トリガするイベント)の発生を検出する(944)。第1のアプリケーションに対応する第1のイベントの発生の検出に応じて(946)、第1のイベントが低目立ち度通知設定に関連付けられている(例えば、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第1のイベントに対応する第1の通知を通知表示ユーザインタフェースに表示し、デバイスは、第1のアラートプロファイル(例えば、第1の振幅及び/又は周波数)を有する第1の非視覚アラート(例えば、音声アラート及び/又は触知出力を含む触覚アラート)を生成し、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であったとの判定に従って、デバイスは、それぞれの通知のための非視覚アラートの生成を控えるが、それぞれの通知を依然として表示する。第1のイベントが低目立ち度通知設定に関連付けられていない(例えば、承諾されたそれぞれの提案が、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第1のイベントに対応する第1の通知を通知表示ユーザインタフェースに表示し、第1のアラートプロファイルとは異なる第2のアラートプロファイル(例えば、第1の振幅とは異なる第2の振幅及び/又は第1の周波数とは異なる第2の周波数)(例えば、第2のアラートプロファイルは、第1のアラートプロファイルよりも注意を喚起する特性を有するように設計される)を有する第2の非視覚アラート(例えば、音声出力を含む音声アラート及び/又は触知出力を含む触覚アラート)を生成する。いくつかの実施形態では、方法は、第2のアプリケーションに対応する第2のイベントの発生を検出することを含み、第2のアプリケーションに対応する第2のイベントの発生の検出に応じて、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であったとの判定に従って、デバイスは、第2のイベントに対応する第2の通知を通知表示ユーザインタフェースに表示し、第3のアラートプロファイル(例えば、第2のアラートプロファイルと同じアラートプロファイル)を有する第3のアラートを生成し、受諾されたそれぞれの提案が、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であったとの判定に従って、デバイスは、第2の通知を通知表示ユーザインタフェースに表示し、第4のアラートプロファイル(例えば、第1のアラートプロファイルと同じアラートプロファイル)を有する第4のアラートを生成するか、又は第4のアラートの生成を控える。イベントが低目立ち度通知設定に関連付けられているかに応じて、第1のアラートプロファイル又は第2のアラートプロファイルを有する非視覚アラートを生成するかを判定することにより、受信された通知が低目立ち度通知設定に関連付けられているイベントに対応するかをユーザに示す改善されたフィードバックが提供される。改善されたフィードバックを提供することにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、デバイスのディスプレイをアクティブ化せずに、受信された通知の目立ち度をユーザが決定するのに役立てることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
いくつかの実施形態では、プロンプトは、プロンプトに含まれるそれぞれの提案(例えば、提案612)を受諾するためのコントローラ(例えば、「オフにする」ボタン608、632、636、又は642)を含む(948)。プロンプトが表示されている間に、デバイスは、それぞれの提案(例えば、第1のアプリケーション、第2のアプリケーション、又はそれら両方の将来通知の目立ち度を低くする提案)を受諾するためのコントローラに向けられた入力を検出する(950)。それぞれの提案を受諾するためのコントローラに向けられた入力を検出した後に、デバイスは、第1のアプリケーションに対応する第1のイベントの発生を検出する(952)。第1のアプリケーションに対応する第1のイベントの発生の検出に応じて(954)、第1のイベントが低目立ち度設定に関連付けられている(例えば、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第1のイベントに対応する通知の表示を控え、第1のイベントが低目立ち度通知設定に関連付けられていない(例えば、承諾されたそれぞれの提案が、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であった)との判定に従って、デバイスは、第1のイベントに対応する通知を表示する。
いくつかの実施形態では、デバイスは、第2のアプリケーションに対応する第2のイベントの発生を検出し、第2のアプリケーションに対応する第2のイベントの発生の検出に応じて、受諾されたそれぞれの提案が、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であったとの判定に従って、デバイスは、第2のイベントに対応する第2の通知を通知表示ユーザインタフェースに表示し、受諾されたそれぞれの提案が、第1のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くせずに、第2のアプリケーションの将来通知の目立ち度を低くする提案であったとの判定に従って、デバイスは、第2のイベントに対応する第2の通知の表示を控える。
プロンプトに含まれる提案を承諾するためのコントローラに向けられた入力に応じて通知履歴に通知を追加することにより、アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数が減らされる。アプリケーションの通知設定を調節するのに必要とされる入力の回数を減らすことにより、デバイスの操作性が向上し、(例えば、設定ユーザインタフェースにアクセスするための入力を必要とせずに、アプリケーションの通知設定を変更することをユーザに可能にさせることにより、)ユーザ-デバイスインタフェースがより効率的となり、加えて、ユーザがデバイスをより素早くかつ効率的に使用できるようにすることにより、電力使用量が減り、デバイスのバッテリ寿命が改善される。
図9A~図9Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。加えて、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法700及び800)に関して本明細書で説明される他の処理の詳細はまた、図9A~図9Eに関して上述した方法900にも、類似の方式で適用できる点に留意されたい。例えば、方法900を参照して上述した接触、入力、コントローラ、及び/又はイベントタイプは、任意選択で、本明細書で説明される他の方法(例えば、方法700及び800)を参照して本明細書で説明される接触、入力、コントローラ、及び/又はイベントタイプの特性の1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図7A~図7G、図8A~図8E、及び図9A~図9Eを参照して上述した動作は、任意選択的に図1A~図1Bに示されるコンポーネントによって実施される。例えば、検出動作702、706、710、714、802、及び904、表示動作704、708、808、812、902、及び908、変更動作712、追加動作716、作成動作804、受信動作806及び810、並びに応答動作906は任意選択的に、イベントソート部170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の位置における第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの向きから別の向きへのデバイスの回転などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。対応する既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A~図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実施されるかは明らかであろう。
上記は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して記述されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に適した様々な変更で本発明及び様々な記載された実施形態を最良の形で使用することを有効化するために、これらの実施形態を選択し記載した。