JP7426741B2 - 畑用被覆シートの剥ぎ取り装置 - Google Patents
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Description
[課題を解決する手段]
前記した課題を解決するために、トラクタに連結され、該トラクタの出力によって回転駆動される被覆シート巻き取りリールと、前記巻き取りリールへ誘導するガイドローラを平行状に畝と同幅に配置した枠体とを備え、枠体の前方に畝の両端部に対応した被覆シートの裾上げ部材を配設するとともに前記巻き取りリールの回転を油圧制御によって無段変速を可能にしたニンニクの茎葉部を残したまま被覆シートを剥ぎ取る畑用剥ぎ取り装置において、被覆シートの剥ぎ取り開始直後に被覆シートの下面にしゃくり上げ装置を設けたことを特徴とした畑用被覆シート剥ぎ取り装置である、また、しゃくり上げ装置の羽は進行方向に向けて時計回り(F-1)に回転してニンニクの茎葉を被覆シートの穴から抜き上げる方向に作用する畑用被覆シートの剥ぎ取り装置。
図2は被覆シート剥ぎ取り装置の要部斜視図を示し、被覆シート撒き取りの説明図で、本実施例はニンニクの栽培例で、幅広の4条植え畝の被覆シート28の両端が盛土25に覆われている。幅広の畝の両肩の盛り土の下端に本実施例の一対の裾上げ部材6の屈曲面が挿入される。この時裾上げ部材6の屈曲面27下端の傾斜面が盛り土をほぐしながら推進するので巻き上げ時の引っ張り力が緩和される。次いで畝の同幅上のガイドローラ8が被覆シートをそのままの幅で均一な引っ張り力で後方へ案内して巻き取りリールに9よって、ガイドロール8を経由して巻き取り回収する。この時、ガイドロール8の高さは巻き取りリールより一段の高いのでシートの誘導角度Bは鋭角となり、上面の夾雑物が下方に流れ落ちる。31はしゃくりあげ装置で、被覆シートの下面で下方からしゃくり羽29を正転してしゃくって、生育した26のニンニク茎葉も、シートの植え付け穴から速やかに抜け出て円滑な剥ぎ取り作業ができる。枠体7の前方に装着フレーム5を設けるとともに、左右一対の対称に形成した裾上げ部材6を設ける。裾上げ部材6は枠体に7対して幅方向に調整自在に設け、栽培畝の幅に合わせて固定する。枠体7に対して前後に移動可能に構成されて被覆シート25の巻き上げリールを設定する。9の巻き取りリールは円筒状に横バー16を配置して、他端部には横バー16の押さえ板20を設けてなる。
図3は動力伝達平面図を示し、トラクタ1に連結された剥ぎ取り装置4は、トラクタの油圧取り出し口10によりホースを介して11の油圧制御器を経由し油圧モータ12を駆動する。油圧制御器11は油量を無段階に可変して速度を調整する。12の油圧モータは伝導体13を介して9の巻き取りリールの主軸14を回転する。13は第一伝導体を示し主軸14は巻き取りリール9を貫通し他方端は回動支持具21に支承される。32は第2伝導体を示し35の第1カウンタ軸と第2カウンタ軸を回動する。33の第3伝導体はプーリを介して31のしゃくり上げ装置を駆動する。8はガイドローラを示し枠体7の後端上位に位置する。トラクタに連結された油圧制御器11はトラクタの速度と、巻き取りリール9の巻き取り速度とに同一に対応させて設定する。従って被覆シートは巻き取り時に巻き取りリールの引っ張り速度が一致するので無理な引っ張り力によって無理な引っ張り作用は発生しない。
図4は巻き取りリールの説明した斜視図を示す。巻き取りリール9は主軸14を貫通し一側部には支持デスク15を設けて同心上に横バー16を適宜数配置する。本実施例では4本の横バー16はリンク板17によって傾斜自在に支持される。一方巻き取りリール9の他方端には着脱自在の押さえ板20が設けられる。19は主軸14の他方端に突設した支軸で前記の押さえ板20を貫通して回動支持具21に支承される。押さえ板20は止めネジ18によって支軸19に固着される。回動支持具21は被覆シートの巻き上げが終わった後に除去する際に横ピン22を支点として外方に向けて回動させて支軸19を抜いて、さらに押さえ板20も取り外して回収して巻きつけた被覆シートを引き出す。回収被覆シートを除去した時に、縮小傾斜した横バー16は元の位置に復帰する。巻き取りシートを引き出した後に、押さえ板20と回動支持具21を組み込み支軸19の止め穴穴24に固着される。
図5は裾上げ部材の説明図である。(イ)は裾上げ部材の左側正面図で、(ロ)は裾上げ部材の左側側面図を示し、6は平板状の裾上げ部材で、下端部を畝中心に向けて対称に屈曲させて、かつ屈曲面27は進行方向に向けて傾斜角Aを有する。従って畝の推進時に盛土25を解して且つ柔らかくするので千切れ作用が小さくなる。
図6は被覆シートのしゃくり上げ説明図である。6の裾上げ部材により被覆シートは裾上げされて8のガイドローラに案内されて図示していない巻き取りリールに巻き取られる。被覆シートの剥ぎ取り開始直後ニンニクの茎葉をしゃくり上げるしゃくり羽29を設けた。この、前記しゃくり上げ装置31の羽は被覆シートの下面に位置し、進行方向に向けて時計回り(F-1)に回転してニンニクの茎葉を被覆シートの穴から抜き上げる方向に作用する。図示した被覆シートの仮想線に対してX―Yの距離で上下運動する。
図7は動力伝達説明の斜視図を示す。12は油圧モータで、9は巻き取りリールで、31はしゃくり上げ装置を示す。13は第1伝導体で巻き取りリールの主軸を駆動する。32は第2伝導体で35と36のカウンタ軸を回動する。33は第3伝導体で31のしゃくり上げ装置の伝動プーリ34を回転する
2はトップリンク
3はロアリンク
4は剥ぎ取り装置
5は装着フレーム
6は裾上げ部材
7は枠体
8はガイドロール
9は巻き取りリール
10は油圧取り出し口
11は油圧制御機器
12は油圧モータ
13は第1伝導体
14は主軸
15は支持デスク
16は横バー
17はリンク板
18は止めネジ
19は支軸
20は押さえ板
21は回動支持具
22は横ピン
24は止め穴
25は盛土
26は茎葉
27は屈曲面
28は被覆シート
29はしゃくり羽
30は回転軸
31はしゃくりあげ装置
32は第2伝導体
33は第3伝導体
34は伝導プーリ
35は第1カウンタ軸
36は第2カウンタ軸
Aは傾斜角
Bは誘導角度
Claims (2)
- トラクタに連結され、該トラクタの出力によって回転駆動される被覆シート巻き取りリールと、前記被覆シートを前記巻き取りリールへ誘導するガイドローラを平行状に畝と同幅に配置した枠体とを備え、前記枠体の前方に畝の両端部に対応した前記被覆シートの裾上げ部材を配設するとともに、前記巻き取りリールの回転を油圧制御によって無段変速を可能にした、畑用被覆シートの剥ぎ取り装置において、
前記枠体の前記裾上げ部材の後方であって、前記ガイドローラの前方には、しゃくりあげ装置が設けられ、
前記しゃくりあげ装置は、前記巻き取りリール及び前記ガイドローラと平行に配置されて前記巻き取りリールと連動して回転駆動される回転軸と、前記回転軸と平行に離間して設けられ前記回転軸の回転と連動して前記回転軸廻りを回転するしゃくり羽とを備え、
前記しゃくり羽は、前記裾上げ部材と前記ガイドローラとの間で、前記被覆シートを下方から前記被覆シートの巻き取り方向に対して垂直な上方方向に周期的に押し上げる、
こと特徴とした畑用被覆シートの剥ぎ取り装置。 - 前記しゃくりあげ装置の前記しゃくり羽の回転方向は、前記被覆シートを押し上げる部分で、前記被覆シートが巻き取られる方向と同様となるように設けられ、前記畑用被覆シートはニンニク畑に用いられるものである、請求項1に記載した畑用被覆シートの剥ぎ取り装置。
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JP2022124386A JP7426741B2 (ja) | 2022-07-15 | 2022-07-15 | 畑用被覆シートの剥ぎ取り装置 |
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Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP3262422B2 (ja) | 1993-09-14 | 2002-03-04 | 株式会社小松製作所 | クレーン |
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2022
- 2022-07-15 JP JP2022124386A patent/JP7426741B2/ja active Active
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