JP6030500B2 - 被覆資材の巻取展開装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば茶畝に直に被せた寒冷紗等の被覆資材を巻き取るための装置に関するものであって、特に能率的に且つ綺麗に巻き取ることができるようにした新規な巻取展開装置に係るものである。
例えば茶栽培にあっては、遮光や霜除け、品質向上等を目的として、ある一定の期間、茶畝に寒冷紗等の被覆資材を直に被せるいわゆる直掛けが行われることがある。これは被覆栽培した茶は、味、色、香りともに向上し、消費者の嗜好要求に添うことができ、収益性も向上させることができるためである。
この種の被覆栽培に用いられる被覆資材は、通常、畝の形成状況、即ち仕立状態にならって細長状に形成されるものであり、具体的なサイズとしては、展開状態で幅約2m、長さ約50mほどの一定幅を有した長尺シート状である。また、茶畝に被せる前の被覆資材の荷姿としてはロール状に巻回された状態となっている。なおこの状態の被覆資材を特に「巻取ロール」と以下称する。
そして、このような被覆資材を畝上で繰出し展開状態で被せたり、畝に被せた状態の被覆資材をロール状に巻き取ったりするにあたっては、種々の手法や装置が案出されている(例えば特許文献1〜4参照)。これら従来の手法では、被覆資材の巻き取りを監視し、巻取作業を連続且つ円滑に行わせるための専用のアシスト要員を配置するのが一般的となっていた。このような補助員を、装置を操縦する作業者に加えて、別途、配置しなければならないことは、特に就農人口が減少しつつある茶農家等にとっては、相当の人的負担・労力負担となり、またその分、経費も嵩むため、大きな問題となっていた。
このため、被覆資材をスムーズに巻き取るための専用の補助員を要することなく、被覆資材の巻き取りが綺麗に且つ連続して行えるようにした新規な被覆資材の巻取展開装置の開発を本出願人の一方が関与して既に行い、特許出願に及んでいる(特許文献5)。
この先行発明は、茶畝等の被覆対象に添って移動しながら、被覆対象を展開状態で覆っていた被覆資材を巻き取る一方、被覆資材の巻取状態からこれを被覆対象上に繰り出して展開する作業を行う装置であって、被覆資材を巻き取るための巻取軸と、被覆対象上から被覆資材を剥がすとともに、剥がした被覆資材を巻取軸に向けて案内する複数のガイド体とを支持する巻取繰出機枠を具えて成る。また前記ガイド体のうち巻取進行方向の先端側に設けられる先端ガイド体は、進行方向に向って平面視凸湾曲状に形成され、少なくとも巻取作業時においては、被覆対象上に展開している被覆資材をすくい上げ状態に受けるように設けられているものである。
この先行発明は、被覆資材を好条件下で円滑に巻き取ることができる点で充分評価できる一方、強風下で被覆資材が煽られてしまうような悪条件下では、巻き取りが片寄る状態を呈する等の更に解決すべき点が見出されていた。即ち前述の強風や何らかの要因で被覆資材が左右のどちらかにひとたび片寄ると、凸湾曲状のガイド体に案内されるように被覆資材の片寄り傾向が更に助長され、結果的に巻取軸には被覆資材が平均的に拡がった状態とならずに片寄って巻き取られてしまう。
特許第3702421号公報 特開2004−166649号公報 特開2004−298141号公報 特開平9−154419号公報 特願2012−108177号
本発明は、このような先行発明が抱えていた技術的課題を解決するためになされたものであって、あらゆる条件下でも常に均整状態の得られる巻き取りを可能とした、新規な被覆資材の巻取展開装置を提案するものである。
請求項1記載の被覆資材の巻取展開装置は、走行機体と、巻取展開機体とを具え、茶畝を跨いで移動しながら、茶畝を展開状態で覆っていた被覆資材を巻き取る作業を行う装置において、
前記巻取展開機体は、フレーム部材に対し被覆資材の巻取軸を設けるとともに、その前段に資材ガイド部材を設けるものであり、この資材ガイド部材は畝上面に臨む位置に設けられる受入ガイド体と巻取軸に寄った位置に設けられる巻取ガイド体とを具えるものであり、前記受入ガイド体は、畝上に展開されている被覆資材を下面側からすくい受けるように配置されるとともに、被覆資材を幅方向中心寄りに寄せるようにする向芯案内構造を有し、一方前記巻取ガイド体は、巻取軸に巻き取られる被覆資材を巻き取り直前の位置において幅方向両外側に展開させるように展開案内構造を有するものであり、且つ
前記受入ガイド体における向芯案内構造は、巻取作業進行方向に向って平面視凹湾曲状とした杆状部材により構成され、一方
前記巻取ガイド体における展開案内構造は、進行方向に向って平面視凸湾曲状とした杆状部材により構成されていることを特徴として成るものである。
請求項2記載の被覆資材の巻取展開装置は、前記請求項記載の要件に加え、前記資材ガイド部材における受入ガイド体と巻取ガイド体との間には直杆状の中間ガイド体が設けられていることを特徴として成るものである。
請求項記載の被覆資材の巻取展開装置は、前記請求項1または2記載の要件に加え、前記フレーム部材については、基部フレームと中間横行フレームと案内作用フレームとを具えてなり、前記案内作用フレーム上に被覆資材の巻取軸と資材ガイド部材を設けるとともに、基部フレームに対して中間横行フレームが横行自在に設けられ、また中間横行フレームに対し、案内作用フレームは平面視角度調節自在に設けられることを特徴として成るものである。
請求項記載の被覆資材の巻取展開装置は、前記請求項1、2または3記載の要件に加え、前記走行機体については、乗用式の茶畝跨走型茶園管理機であり、このものに対し巻取展開機体がアタッチメントとして設けられていることを特徴として成るものである。
請求項記載の被覆資材の巻取展開装置は、前記請求項記載の要件に加え、前記巻取展開機体における基部フレームを走行機体に対し取り付けるにあたり、基部フレームの左右を走行機体に支持させ、且つ支持する高さ位置を左右で異ならせることにより巻取展開機体を傾斜自在に構成したことを特徴として成るものである。
まず請求項1記載の発明によれば、受入ガイド体が畝上に展開されている被覆資材を下面側からすくい受けるようにして持ち上げ、且つこの受入ガイド体が被覆資材を幅方向中心寄りに寄せるようにする向芯案内構造を有しており、これによって例え、強風等に煽られたり、被覆資材が茶樹等に絡み、巻取抵抗が片側に偏在するような状態の場合であっても、被覆資材を受入ガイド体のほぼ中心寄りに集中させることができる。その後更にこの状態から巻き取りが進められて、巻取軸直前に至ると、巻取ガイド体によって被覆資材は幅方向両外側に展開させるように案内され、結果的に巻取軸には、幅方向に充分均整に拡がった状態で被覆資材の供給がされ、巻き取りがなされる。
加えて、受入ガイド体における向芯案内構造は、巻取作業進行方向に向って、平面視で凹湾曲状とした杆状部材により構成されており、極めて簡単な構成のもとに向芯案内構造が得られる。
更に加えて、巻取ガイド体における展開案内構造は、巻取作業進行方向に向って、平面視で凸湾曲状とした杆状部材により構成されており、極めて簡単な構成のもとに展開案内構造が得られる。
また請求項記載の発明によれば、受入ガイド体と巻取ガイド体との間には、直杆状の中間ガイド体が設けられており、このものが一旦中央寄りに収束した被覆資材を円滑に案内し、次の展開に巻取ガイド体における展開作業が円滑に行われるよう支援している。
また請求項記載の発明によれば、フレーム部材としては、基部フレームと中間横行フレームと案内作用フレームとを具えており、被覆資材を巻き取るにあたって、畝面に対し被覆資材の巻取展開装置を最適な姿勢に設定することができる。
また請求項記載の発明によれば、走行機体として乗用式の茶畝跨走型茶園管理機を用いるものであり、このものに対して被覆資材の巻取展開装置をアタッチメントして用いられることから、作業効率の良い茶畝跨走型茶園管理機に対し更にその機能の拡大をもたらし、作業能率の向上、作業者にとっての作業負担の軽減が図ることができる。
また請求項記載の発明によれば、巻取展開機体における基部フレームを支持する位置を左右で異ならせることにより、巻取展開機体を茶畝にあった傾斜姿勢とすることができ、あらゆる状況下での茶畝の被覆資材の巻取作業に対応できる。
本発明の被覆資材の巻取展開装置を茶園において適用した場合の実施例を示す斜視図である。 同上装置の側面図である。 同上装置における巻取展開機体の分解斜視図である。 同上装置における巻取展開機体を示す側面図及び平面図である。 同上装置による茶畝上の被覆資材に対する作用状況を示す正面図である。 同上装置の正面図であり、併せ傾斜地における使用状態を示す。 同上装置の他の実施例を示す平面図である。 同上装置の更に他の実施例を示す平面図である。 同上装置の更に他の実施例を示す側面図である。 同上装置の更に他の実施例を示す骨格的側面図である。
本発明を実施するための形態は、以下の実施例に述べるものをその一つとするとともに、更にその技術思想内において改良し得る種々の手法を含むものである。
本発明の被覆資材の巻取展開装置1(以下巻取展開装置1と略記する)は、一例として図1・2に示すように、茶畝などの被覆対象Tを跨ぐように走行する走行機体2と、この走行機体2によって被覆対象T上面に位置するように支持される巻取展開機体3とを具えて成るものである。すなわち本実施例で示す巻取展開装置1は、茶園で用いられることが多い乗用式の茶畝跨走型茶園管理機を一例として用いた走行機体2に、巻取展開機体3を装着する構造を基本構造とする。これは作業者一人で走行機体2を走行させながら、同時に被覆資材Sの巻き取りも行えるように企図したためである。もちろん、このような形態であれば、被覆資材Sの円滑な巻き取りをアシストする補助員は必要ないし、作業者の労力軽減及び省力化が達成できるものであり、補助員を要しない分、経費も削減できるものである。更にまた、既存の走行機体2を用いるため、巻取展開装置1を低コストで導入できるものである。
ここで上記「茶畝跨走型茶園管理機」における「茶園管理機」について説明する。「茶園管理機」とは、作業内容に応じて適宜の茶園管理機体を、走行機体2に取り付けて、目的の作業を行う装置である。なお、この種の茶園管理機体としては、樹形を整え樹勢の回復を図るために枝幹を剪除する剪枝機体や、茶葉の摘採を行う摘採機体、或いは茶畝に肥料や薬剤等を散布する施肥・防除機体などがよく知られているが、本実施例では茶園管理機体として巻取展開機体3を適用するものである。
また被覆対象Tは、茶畝であり、茶畝に同じ符号「T」を付す。もちろん本装置のユーザが自身の要請として被覆対象Tとして他の例えばレタス、キャベツ、タマネギ等、茶以外の作物の畝やマルチング対象の土壌面に使用することは可能であり、その意味で本明細書中で被覆対象Tの語を用いた。
更にまた、被覆資材Sとしても茶園で一般的に用いられる寒冷紗に限定されるものではなく、化学繊維シートや不織布シートなどでもよい。
以下、巻取展開装置1を構成する走行機体2と巻取展開機体3とについて説明する。
まず走行機体2について説明する。走行機体2は、茶畝Tを跨いで畝間を接地走行するものであり、走行方向、即ち茶畝Tの長手方向から見て概ね門型状に形成されたフレーム21を骨格部材とする。このフレーム21は、畝間に立ち上げ状態に設けられる左右の脚部フレーム21Aと、左右の脚部フレーム21Aを繋ぐ連結フレーム21Bと、脚部フレーム21Aに対し昇降自在に取り付けられる昇降ブラケット21Cとを具えて成る。因みに、この昇降ブラケット21Cには、例えば上記摘採機体を取り付けることができ、この場合、摘採機体は走行機体2のほぼ中間(前後方向における中間)位置に設けられる。
また、脚部フレーム21Aの下端には一例としてクローラを適用した走行体22を設ける。もちろん、この走行体22は、このようなクローラに限らず、畝地を過剰に押し付けないような空気タイヤ、或いは双方を適用した形態(例えば前側に空気タイヤ、後側にクローラを適用した形態)等が適宜採り得る。
更に連結フレーム21Bの上部には、巻取展開装置1に乗車した作業者が座る操縦席(操縦者用シート)23、操縦桿24、巻取展開装置1の制御や操作等を行うためのコントロールボックス25を設けるものである。そして操縦席23の側傍には、例えばディーゼルエンジン等を適用した原動機26を搭載するものであり、一例として、この原動機26により図示を省略する油圧ポンプを駆動し、この油圧ポンプにより供給される作動油によって前記走行体22の駆動や、後述する巻取展開機体3の巻取軸5の駆動、更には前記昇降ブラケット21Cの昇降動を担うシリンダ(図示略)等の駆動を行う。
このような走行機体2に対して、巻取展開機体3を茶畝Tの上方に位置するように取り付けるためのアダプタ部材を設ける。
具体的には、フレーム21の前端部に左右一対の昇降ガイドブラケット27Aと昇降受けローラ27Bとから成る昇降案内部材27を設け、これに左右一対の昇降アダプタ28を支持させる。なお左右それぞれの昇降アダプタ28は、各別に昇降位置を変えることができる。昇降アダプタ28の具体的構成は、上下に長杆状に延び、前記昇降案内部材27に直接支持される昇降ポスト28Aとその下方において前方に伸びるアダプタロッド28Bとにより構成される。なお昇降シフトのための機構は、従来公知の機構を採用するものであり、一例として昇降ポスト28Aの下端に接続したシフトケーブルをシリンダ等により、引き上げる等の手法を採る。
次に巻取展開機体3について説明する。巻取展開機体3は、上述したように被覆対象Tたる畝に直接被せた寒冷紗等の被覆資材Sをロール状に巻き取るものであるが、本機体は展開作業つまり巻回状の被覆資材Sを繰り出して茶畝Tに被せる作業を行う場合においても適用できるものである。因みに、このようなことから本発明の名称等においても「巻取展開装置」、「巻取展開機体」などと「展開」という用語を併せて使用したものである。なお展開機構が備わっていない巻取機のみの装置、すなわち展開作業を手動もしくは別の機械や展開専用のユニットで行う場合であっても、巻取作業を本発明と同様の手法によって行うものは、本発明の巻取展開装置1(巻取展開機体3)に包含されるものである。また被覆資材Sについては、特に巻き取った状態のものについて必要に応じ巻取ロールSRとする。
また、本実施例では、上述したように走行機体2に巻取展開機体3を取り付ける形態であることから、巻取展開機体3の詳細な説明に先立ち、まずこの取り付け構造から説明する。
巻取展開機体3は、走行機体2に対し昇降動自在に設けられるものであり、図2、図3等に示すように前記アダプタロッド28Bに巻取展開機体3を挿し込むようにして取り付ける。この際、前述のように左右のアダプタロッド28Bを独立的に高さ設定できることにより、図6に示すように巻取展開機体3を左右方向に傾けて走行機体2に搭載することもできる。このように傾けた搭載手法は、傾斜地の茶畝Tにおいて作業する場合等に有効である。
また巻取展開機体3は、上記摘採機体等とは異なり、走行機体2の前方部分に取り付けられるが、これは走行機体2を前進させながら、言い換えれば操縦者が普通に前を向いた姿勢で、既に茶畝T上に展開された状態の被覆資材Sの巻取作業が行えるようにしたためである。このため、被覆資材Sを茶畝T上に展開して行く作業(繰り出してゆく作業)では、操縦者が後方を振り返りつつ、走行機体2を後退させながら行うことになる。
以下、巻取展開機体3について更に詳細に説明する。
まず巻取展開機体3は、一例として茶園管理機としての走行機体2に対して、いわゆるアタッチメントの一つとして用意されるものであり、図3に示すようにフレーム部材として基部フレーム3A、中間横行フレーム3B、案内作用フレーム3Cを具え、これらを上下に重ね合わせて組み合わせるような構成を採る。なおこのようなフレーム部材が分断構成されているのは、茶畝Tの状況等に応じて巻取展開機体3を適切な位置に設定できるようにするためである。従って茶畝Tの状況から巻取展開機体3を一定姿勢のまま作業できる環境にある場合、このようなフレーム部材の構成を採る必要はない。
まず基部フレーム3Aについて説明する。この主要部材は、平面視横長の矩形状とした基部枠30であり、この基部枠30の下面側左右両側に寄った位置にロッド受けスリーブ31を具える。このロッド受けスリーブ31は、前述の走行機体2におけるアダプタロッド28Bを受け入れて、走行機体2に取り付けるための部材である。
そしてこのロッド受けスリーブ31は、アダプタロッド28Bの高さを左右変更した場合であってもそれに対応できるように左右ロッド受けスリーブ31は、両者の幅間隔を可変としている。即ち、一方のロッド受けスリーブ31を固定側ロッド受けスリーブ31Aとするとともに、他方は可動側ロッド受けスリーブ31Bとし、このものが左右方向にスライド可能に設けられている。
即ち具体的には、基部枠30に対し茶畝Tの幅方向に沿って一例として2本の支持ロッド311を設け、このものに対し、スライドブロック312を取り付け、そのスライドブロック312の下面に前記可動側ロッド受けスリーブ31Bを設けているものである。更に基部フレーム3Aに対しては、これに支持される中間横行フレーム3Bを左右に横行させるための駆動部材である横行シフトモータ32を搭載する。このものは、前記固定側ロッド受けスリーブ31A近くに横行シフトモータ32を搭載し、その出力軸に捲回させた中継チェーン322を介してネジシャフト33の回転駆動を行う。
一方基部枠30の中央寄りには、前後方向左右の四カ所に横行支持レール34を設けるとともに、その上方に上押え板341を具えている。
次に中間横行フレーム3Bについて説明する。前述の基部フレーム3Aに対し、中間横行フレーム3Bが横行自在に支持される。まず中間横行フレーム3Bは、中間横行枠35を主要なフレーム部材として具えるものであり、全体として矩形状の構成を採る。この中間横行枠35のほぼ四隅部付近には車輪351を具えるものであり、この車輪351は前記基部枠30における横行支持レール34上を転動するように構成されている。更に中間横行枠35の下面には、メネジブロック352が固定され、このものが前記基部フレーム3A側のネジシャフト33を受け入れ、いわゆるボールネジ機構を構成している。またメネジブロック352の至近位置には、ブラケット状に構成された案内作用フレーム取付板353が水平に設けられている。
次に案内作用フレームについて説明する。
この案内作用フレーム3Cは、平面視で横方向に細長い案内枠36を主要なフレーム部材として構成されている。この案内枠36から立ち上がるように左右一対のロール支持ポスト37、ガイド支持ポスト38が設けられ、更に案内枠36の前端縁から前方に張り出すようにガイド支持アーム39がほぼ水平方向に伸びている。
また案内枠36の幅方向中心には、中心取付枠361が設けられている。またこの中心取付枠361を挟んで等間隔の位置に左右一対の偏向取付枠362が設けられ、この偏向取付枠362には、やや湾曲した細長状のボルト孔363を具える。そして前記案内枠36は、その中央上方を上面ガードパネル364により覆っている。この案内枠36と中間横行フレーム3Bとの取り付け形態は、まず中心取付枠361において、中間横行枠35の中心部に設けた中央支承部354に対し、固定ボルトを貫通させ、両者を遊持状態に位置決めするように接続させる。更に偏向取付枠362のボルト孔363からボルトを貫通させ、中間横行フレーム3Bにおける案内作用フレーム取付板353に対し、これを固定するようにする。なおボルト孔363が円弧状の長孔であることにより、中間横行フレーム3Bに対し、案内作用フレーム3Cは平面視で取り付け角度を幾分か偏向できるような取り付け態様が可能となっている。
次にこの案内作用フレーム3Cに主として取り付けられている資材ガイド部材4と被覆資材Sの巻取軸5とについて説明する。
まず資材ガイド部材4を構成する受入ガイド体41は、前記ガイド支持アーム39の先端に設けられるものであり、受入ガイド体41は進行方向に向って平面視で一例として凹湾曲した杆状の部材により構成されている。この平面視で凹湾曲した構造は、特許請求の範囲にいう「向芯案内構造(411)」である。即ちここに案内する被覆資材Sを中心寄りに寄せる作用を奏するものである。
更に前記受入ガイド体の後方には、中間ガイド体42が設けられるものであって、一例として一本の直杆状の部材である。もちろんこの部材は、固定されたパイプ等を適用した杆状部材であっても良いし、表面が回転し得るようなローラ状の構成をとっても差し支えない。この中間ガイド体42は、前記ガイド支持ポスト38の下方に取り付けられている。
更にガイド支持ポスト38の上端には、巻取ガイド体43が取り付けられるものであり、このものは、進行方向に向って平面視で凸湾曲状の杆状部材により構成されている。この平面視凸湾曲状の構造は、特許請求の範囲にいう「展開案内構造(431)」である。なお前記向芯案内構造411及び展開案内構造431については、更に他の形態が採り得るものであり、これについては後述する。
次に巻取軸5は、ロール支持ポスト37の上端に巻取軸受51を設けて、軸本体52を回転自在に支持させた構成を採る。この軸本体52は、その左右両端にフランジ53を有するものであり、この間に巻き取った被覆資材Sが収まるように構成されている。そして軸本体52に対しては、その一方の端部に油圧モータを適用した駆動モータ54を接続させて、これを回転駆動する。
本発明の被覆資材の巻取展開装置1の構成部材については、以上述べたような形態を採るものであり、その作動態様について説明する。
〔A〕巻取作業
(1)被覆資材Sの状況
茶畝T等の被覆対象T上に被せられている被覆資材Sの状況は、図5(a)に示すように茶畝T上面を覆うとともに幾分か幅方向の寸法に余裕を有するものであって、その左右幅方向両縁部は、畝の端部から垂れ下がる状態となっている。この垂れ下がり部分を茶樹茎等にクリップ等で固定したり、紐等で結んだりして留め、茶葉にとって必要な管理期間、茶畝Tの被覆乃至は日射の遮蔽状態を維持する。巻き取りにあたっては、この垂れ下がり部分が存在することにより、円滑な巻き取りが難しくなっている。
(2)装置の準備
このような被覆資材Sを巻き取るための準備として、被覆資材の巻取展開装置1については、次のような準備がなされる。まず被覆資材Sを巻き取るための巻取軸5をロール支持ポスト37に対して取り付ける。このとき巻取軸5の軸本体52に対してフランジ53は、多くの場合、取り外し自在となっているから、巻取軸5を取り付けるに先立ちこのフランジ53を軸本体52に対して取り付けておく。
なお軸本体52の一方の端部は、適宜のカプラにより駆動モータ54側に接続される。一方、この巻取軸5の直近位置におけるガイド支持ポスト38の上端に巻取ガイド体43を固定する。この固定にあたっては幾分か取り付け角度の調整余裕があり、経験的に最適な角度を設定する。いずれにしても平面視で巻取ガイド体43は、前方に向って凸湾曲状として展開案内構造431が形成されるようにする。またその下方には、直杆状の中間ガイド体42を設けるとともにガイド支持アーム39の先端に受入ガイド体41を取り付ける。このものも、作業現場或いは茶樹、茶畝の仕立て状態等に応じて、経験的に適切な角度、向き等を調整し得るものである。この受入ガイド体41も平面視で前方に向って凹湾曲状とした向芯案内構造411が形成されるように取り付ける。
(3)巻き取り準備
巻取展開機体3をこのような状態とし、茶畝Tの端部近くの被覆資材Sを持ち上げるようにしながら、例えば乗用式走行機体である場合には、これを茶畝T内に僅かに進行させ、被覆資材Sの受入ガイド体41の上方に案内するようにする。即ち、受入ガイド体41から見れば、このものが、茶畝T上に展開されている被覆資材Sを下面側からすくい受けるように配置する。なお受入ガイド体41が被覆資材Sを最初にすくい受ける位置は、図5(b)に示すように幅方向の両端部である。
更に被覆資材Sの端部は、これを中間ガイド体42の下方に案内し、そこからほぼ方向を直角方向上方に向けて変向させ、更に巻取ガイド体43の前面から上面に向って通過するようした後、その端部を巻取軸5に固定する。
(4)巻取作業
このような準備段階を経た後、走行機体2を茶畝T内に進行させるとともに、駆動モータ54を駆動させて被覆資材Sの巻き取りを行う。このとき巻取軸5に対して巻き取られていく被覆資材Sは、作業が進むにつれ、巻き径が大きくなる。従って仮に巻取軸5の回転数が一定の場合、周速度が増加するため、必ずしも円滑な作業が行えない。このため適正な巻取状態が得られるように巻径の増加とともに回転数を減少させるような調整がされることが好ましい。
(5)向芯案内
このような作業において、それぞれ受入ガイド体41と中間ガイド体42と巻取ガイド体43と巻取軸5との作用について説明する。
例えば作業中に風等の影響を受けて、一部すくい上げられている被覆資材Sの下面に風が入り込み、このものが茶畝Tからずれるような動きをするような場合が見られる。このような場合、従来は巻取軸5の巻取幅の全体に被覆資材Sが平均して拡がった状態が一挙に崩れ、その都度、手作業での修正が必要となっていた。これに対し、本発明の受入ガイド体41は、巻取作業進行方向に向って凹湾曲形状とした向芯案内構造411を有するため、すくい上げられた際に被覆資材Sは、図5(c)に示すように装置の幅方向中心に一旦集められるような挙動を示す。このような挙動自体は、このまま巻き取られる場合には、決して好ましい状態ではなく、巻取軸5の中心に被覆資材Sが集中して巻き取られるような紡錘形状となってしまうようなことが予想される。しかしながら、このような受入ガイド体41の中心に被覆資材Sが案内されることは、被覆資材Sのそのもの巻取中心を最終的な巻き取りに先立ち巻取展開機体3のほぼ中心に強制的に導き、以後の円滑な巻き取りに寄与することを意味する。
(6)中間ガイド体による予備的横展開案内
このような状態で巻き取られた被覆資材Sは、図5(d)に示すように中間ガイド体42の存在により、これが幾分か中心から横に展開して広がるように案内される。更にその後被覆資材Sの移送方向が切り替えられて、一例として、上方の巻取ガイド体43に向けて案内される。
(7)巻取ガイド体による横展開案内
このような幾分か拡げられた被覆資材Sを巻取ガイド体43が受け入れ、更にこれを巻取軸5の全幅に亘るように横方向に展開案内する。この作用は、巻取ガイド体43が、巻取作業進行方向に向って平面視で凸湾曲状とした展開案内構造431を具えることにより奏される。即ち巻取ガイド体43に至った被覆資材Sは、展開案内構造431により、その両側に拡がるような案内を受け、最終的に巻取軸5に対し充分に横に拡がった状態で巻き取りがなされる。
(8)巻取作業の終了
このような状態で巻取作業がなされたときには、巻取軸5を取り外し、別途保管し、新たな巻取軸5をロール支持ポスト37に支持させ、次の被覆資材Sの巻き取りを行う。
〔B〕展開作業
本発明は、主に被覆資材Sの巻取作業において極めて有効な作用を奏するものであるが、当然ながら展開作業にも使用することができる。この際、本発明の重要な構成部材の一つである受入ガイド体41については、取り外して用いることも可能である。展開にあたっては、既に巻取軸5に対しては被覆資材Sが展開のために巻き付けられた状態であり、受入ガイド体41及び中間ガイド体42を少なくとも通過させ、その端部を茶畝Tの展開開始端に固定するようにする。
この状態で、走行機体2については、茶畝T間を後退させながら移動し、適宜被覆資材Sを巻取軸5から繰り出しながら展開させていく。この展開に伴い、被覆資材Sの幅方向両端部を茶畝Tの両端部に固定する場合には、別途補助作業員が展開されてゆく被覆資材Sを追いながら行ってもよいし、すべての展開作業を行った作業者自身がその後に行うことも差し支えない。
〔他の作業形態〕
〔傾斜設定〕
更に先の巻取展開作業等においては、傾斜地について言及していないが、巻取展開機体3を支持する昇降アダプタ28を左右異ならせて高さ設定を行うことにより、巻取展開機体3が走行機体2に対して相対的に傾斜した状態が得られ、傾斜地においても作業条件にあった良好な設定ができる。
即ち昇降アダプタ28のアダプタロッド28Bに対して基部フレーム3Aのロッド受けスリーブ31が嵌りこんで巻取展開機体3が走行機体2にアタッチメント状に取り付けられている。このロッド受けスリーブ31のうち、一方は可動側ロッド受けスリーブ31Bであるから、アダプタロッド28Bの高さが左右で異なることにより、両者の実質幅が変更された場合であっても、可動側ロッド受けスリーブ31Bが少なくともその長さの変化に対応して移動し、全体として巻取展開機体3の傾斜状態を維持することができる。
〔幅方向の移動〕
更に巻取展開機体3における実質的な作用部材が搭載されている案内作用フレーム3Cについては、例えば傾斜設定した場合に、茶畝Tの幅方向の適切な位置からずれることがある。この場合、前記基部枠30における横行シフトモータ32を操作することによりネジシャフト33を回転させ、巻取展開機体3を茶畝T等に対して好ましい位置に設定することができる。即ち中間横行フレーム3Bにおけるメネジブロック352とネジシャフト33との相互螺合により、中間横行フレーム3Bを全体に左右に移動させ、結果的に実質案内作用をする資材ガイド部材4と巻取軸5を搭載した、前記案内作用フレーム3Cを左右にずらすことにより適切な巻取状態に装置を設定する。
なお以上述べた実施例は、走行機体2として最も現実的な乗用型茶園管理機を適用しているが、被覆資材の巻取展開装置1を図9に示すような適宜簡易な手押式フレームを走行機体2として、これに搭載する構成としたり、或いはこれに簡易な駆動機関を搭載した構成とすることも可能である。
〔巻き取り、展開を個別専用ユニットとする形態〕
以上述べた実施例でも一部言及したが、被覆資材Sを扱う場合、巻き取り時には本発明の装置を用いながらも、展開時には別途専用の展開装置を用いることもできる。
因みに展開時は、被覆資材Sの巻取ロールSRを走行機体2に取り付け、適宜のガイドロール、ガイドバーを組み合わせて展開専用のユニットを構成し、本発明の前記被覆資材の巻取展開装置1と併設し、あるいはこれと付け替えて用いる。これを図10に骨格的に示すものであり、展開専用機体6は、巻芯軸60に被覆資材Sを巻取状態とするとともに展開方向側に適宜のロールや、バーを用いたガイド部材61を設ける。
図10(a)(b)に示すものは、走行機体2の前方に本発明の巻取展開機体3に替えて展開専用機体6を設置したものである。このうち図10(a)は、走行機体2の前方に被覆資材Sを繰り出して展開するものであり、その作業としては、走行機体2を後退させながら行う。
一方図10(b)に示すものは、被覆資材Sの展開方向を走行機体2の後方に繰り出すようにしたものであり、作業にあたっては走行機体2を前進させながら行うことができる。
更にまた図10(c)に示すものは、展開専用機体6を走行機体2の後方に配置し、前方に配置された本発明の巻取展開機体3と併設するように構成したものである。もちろん被覆資材Sの展開作業のみを対象としているときには、展開専用機体6のみを走行機体2の後方に配置しておくことができる。展開専用機体6を走行機体2の後方に配置した場合、当然ながら被覆資材Sの繰り出し方向は、走行機体2後方とすることが好ましく、このようにすれば作業者は、走行機体2を前進させながら自然な作業姿勢で展開作業を行うことができる。
〔他の参考形態
本発明は以上述べた実施の形態を一つの基本的な技術思想とするものであるが、この技術思想の関連として、次のような参考形態が挙げられる
まず受入ガイド体41における向芯案内構造411及び巻取ガイド体43における展開案内構造431について、それぞれ適宜の形態が可能である。
すなわち受入ガイド体41については、被覆資材Sを幅方向中心寄りに集中させることが重要であり、そのための向芯案内構造411は、図8(b)、図8(c)に示すように受入ガイド体41を分断された回転自在のロール体としておき、その周囲に案内作用に方向性を持つような螺旋状に配したスパイク状の向芯案内体410を多数設けて向芯案内構造411を構成することができる。もちろんこの場合、スパイク状の向芯案内体410の配列仕様に因り、被覆資材Sを充分に中央寄りに案内できるのであれば、受入ガイド体41を直棒状の回転ロールとしてもよい。
また代わりに図7に示すように鼓状に中心部が細径となったローラ状の受入ガイド体41とすることも可能である。
また巻取ガイド体43については、前述の図8(b)、図8(c)と同様にスパイク状の螺旋配置のピンにより展開案内構造431を構成したり、或いは図8(a)に示すような紡錘型のローラによりこれに案内される被覆資材Sが幅方向全幅に拡がるような作用がされる構造としてもよい。
1 被覆資材の巻取展開装置
2 走行機体
3 巻取展開機体
4 資材ガイド部材
5 巻取軸
6 展開専用機体
S 被覆資材
SR 巻取ロール
T 茶畝

2 走行機体
21 フレーム
21A 脚部フレーム
21B 連結フレーム
21C 昇降ブラケット

22 走行体
23 操縦者用シート
24 操縦桿
25 コントロールボックス
26 原動機
27 昇降案内部材
27A 昇降ガイドブラケット
27B 昇降受けローラ
28 昇降アダプタ
28A 昇降ポスト
28B アダプタロッド

3 巻取展開機体
3A 基部フレーム
3B 中間横行フレーム
3C 案内作用フレーム

30 基部枠
31 ロッド受けスリーブ
31A 固定側ロッド受けスリーブ
31B 可動側ロッド受けスリーブ
311 支持ロッド
312 スライドブロック
32 横行シフトモータ
322 中継チェーン
33 ネジシャフト
34 横行支持レール
341 上押え板

35 中間横行枠
351 車輪
352 メネジブロック
353 案内作用フレーム取付板
354 中央支承部
36 案内枠
37 ロール支持ポスト
38 ガイド支持ポスト
39 ガイド支持アーム
361 中心取付枠
362 偏向取付枠
363 ボルト孔
364 上面ガードパネル

4 資材ガイド部材
41 受入ガイド体
410 向芯案内体
411 向芯案内構造
42 中間ガイド体
43 巻取ガイド体
431 展開案内構造

5 巻取軸
51 巻取軸受
52 軸本体
53 フランジ
54 駆動モータ

6 展開専用機体
60 巻取軸
61 ガイド部材

Claims (5)

  1. 走行機体と、巻取展開機体とを具え、茶畝を跨いで移動しながら、茶畝を展開状態で覆っていた被覆資材を巻き取る作業を行う装置において、
    前記巻取展開機体は、フレーム部材に対し被覆資材の巻取軸を設けるとともに、その前段に資材ガイド部材を設けるものであり、この資材ガイド部材は畝上面に臨む位置に設けられる受入ガイド体と巻取軸に寄った位置に設けられる巻取ガイド体とを具えるものであり、前記受入ガイド体は、畝上に展開されている被覆資材を下面側からすくい受けるように配置されるとともに、被覆資材を幅方向中心寄りに寄せるようにする向芯案内構造を有し、一方前記巻取ガイド体は、巻取軸に巻き取られる被覆資材を巻き取り直前の位置において幅方向両外側に展開させるように展開案内構造を有するものであり、且つ
    前記受入ガイド体における向芯案内構造は、巻取作業進行方向に向って平面視凹湾曲状とした杆状部材により構成され、一方
    前記巻取ガイド体における展開案内構造は、進行方向に向って平面視凸湾曲状とした杆状部材により構成されていることを特徴とする被覆資材の巻取展開装置。
  2. 前記資材ガイド部材における受入ガイド体と巻取ガイド体との間には直杆状の中間ガイド体が設けられていることを特徴とする前記請求項記載の被覆資材の巻取展開装置。
  3. 前記フレーム部材は、基部フレームと中間横行フレームと案内作用フレームとを具えてなり、前記案内作用フレーム上に被覆資材の巻取軸と資材ガイド部材を設けるとともに、基部フレームに対して中間横行フレームが横行自在に設けられ、また中間横行フレームに対し、案内作用フレームは平面視角度調節自在に設けられることを特徴とする前記請求項1または2記載の被覆資材の巻取展開装置。
  4. 前記走行機体は、乗用式の茶畝跨走型茶園管理機であり、このものに対し巻取展開機体がアタッチメントとして設けられていることを特徴とする前記請求項1、2または3記載の被覆資材の巻取展開装置。
  5. 前記巻取展開機体における基部フレームを走行機体に対し取り付けるにあたり、基部フレームの左右を走行機体に支持させ、且つ支持する高さ位置を左右で異ならせることにより巻取展開機体を傾斜自在に構成したことを特徴とする前記請求項記載の被覆資材の巻取展開装置。
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