JP2004298141A - 寒冷紗巻取り機 - Google Patents

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Yoshio Nagano
芳男 永野
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NAGANO KK
Nagano Co Ltd
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Nagano Co Ltd
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Abstract

【課題】構造が簡単であって軽量且つ安価な寒冷紗巻取り機を提供する。
【解決手段】下端に車輪(3)を備えた台車(1)の後部には寒冷紗押さえバー(17)を高さ調節自在に台車の左右方向に配設すると共に該寒冷紗押えバーの上方には巻取りロール(27)を回転自在且つ着脱自在に台車の左右方向に配設し、該台車の後部には該巻取りロールを回転させるための手回しハンドル(35)と該台車の舵取りハンドル(37)とを備えさせたことを特徴とする寒冷紗巻取り機。寒冷紗押えバー(17)は後方に膨出したアーチ状となし又は該寒冷紗押えバーの後縁には後方に膨出したアーチ状バー(25)を付設する。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は茶園における茶樹上に張設された寒冷紗を巻き取るための寒冷紗巻取り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
このような寒冷紗巻取り機としては、駆動手段により自動走行する台車の前部に駆動手段により回転する巻取りパイプを備えさせ、茶園上に張設された寒冷紗の端縁を該巻取りパイプに係止させた状態で該巻取りパイプを駆動手段により回転させつつ該台車を茶園上にて駆動手段により走行させることにより、寒冷紗を該巻取りパイプに巻き取るようにしてなるものが既に使用されている。
【0003】
なお、本出願人はこのような寒冷紗巻取り機に関する先行技術文献情報を有しない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
茶園上に張設される寒冷紗は、一般に長さ50メートル、幅2〜2.3メートルの大型のシート状体である。従って、駆動手段により自動走行する台車の前部に駆動手段により回転する巻取りパイプを備えさせてなる上記従来の寒冷紗巻取り機は、大型であって重量も大きいため取り扱いや運搬が困難であると共に、構造が複雑であって高価なものにならざるを得ない。また、このような従来の寒冷紗巻取り機においては、巻取りパイプの両端に細い丸棒を突設し、該丸棒に寒冷紗の先端を係止した状態で該寒冷紗を巻取りパイプに巻き取るようにしているため、寒冷紗を巻取りパイプに巻き取った後、該巻取りパイプを寒冷紗から抜き取ることができない。換言すれば、巻き取られた各寒冷紗は次に茶園に張設されるまでの間、該寒冷紗の中央孔に巻取りパイプを挿入した状態のまま保管しなければならない。その結果、寒冷紗毎に1本の巻取りパイプが必要となり、極めて不経済である。
【0005】
本発明は、上記従来の寒冷紗巻取り機における上述の如き問題を解決し、構造が簡単であって軽量且つ安価な寒冷紗巻取り機を提供しようとしてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は下記の寒冷紗巻取り機を提供するものである。
【0007】
(1)下端に車輪を備えた台車の後部には寒冷紗押さえバーを高さ調節自在に台車の左右方向に配設すると共に該寒冷紗押えバーの上方には巻取りロールを回転自在且つ着脱自在に台車の左右方向に配設し、該台車の後部には該巻取りロールを回転させるための手回しハンドルと該台車の舵取りハンドルとを備えさせたことを特徴とする寒冷紗巻取り機(請求項1)。
【0008】
(2)前記寒冷紗押えバーは後方に膨出したアーチ状となす(請求項2)。
【0009】
(3)前記(1)の寒冷紗押えバーの後縁には後方に膨出したアーチ状バーを付設する(請求項3)
【0010】
(4)前記手回しハンドルの軸は台車の前後方向に配設されている(請求項4)。
【0011】
(5)台車の上部を積載部とする(請求項5)。
【0012】
(6)台車の車輪に茶園での移動を容易ならしめるためのカバーを取り付ける(請求項6)。
【0013】
(7)台車の左右方向の幅は調節自在である(請求項7)。
【0014】
(8)台車は高さ調節自在である(請求項8)。
【0015】
特許請求の範囲を含む本明細書において「後」とは寒冷紗巻取り機が寒冷紗を巻き取る際に該寒冷紗巻取り機が進行する方向とは逆の方向、即ち、図1における左方をいう。特許請求の範囲を含む本明細書において[前]とは寒冷紗巻取り機が寒冷紗を巻き取る際に該寒冷紗巻取り機が進行する方向、即ち、図1における右方をいう。特許請求の範囲を含む本明細書において「左右方向」とは寒冷紗巻取り機が寒冷紗を巻き取る際に該寒冷紗巻取り機が進行する方向と直角の水平方向をいう。
【0016】
【作用】
[請求項1の発明]
茶園上に張設された寒冷紗を寒冷紗巻取り機により巻き取る際には、茶園上に張設された寒冷紗の地上からの高さに応じて寒冷紗押えバーの高さを調節した後、寒冷紗の端部を台車の前方より寒冷紗押えバーの下方に引き寄せ、更に該端部を該寒冷紗押えバーの後側より該寒冷紗押えバー上方の巻取りロールに至らしめ、該寒冷紗の端縁を該巻取りロールに係止させる。この状態で手回しハンドルにより巻取りロールを所定の方向に回転させて該寒冷紗を巻取りロールに巻取りつつ舵取りハンドルを押して寒冷紗巻取り機を前進させるのである。このとき、舵取りハンドルを押す作業者は寒冷紗を茶樹等に固定している止め具を取り外しつつ寒冷紗巻取り機を前進させる。寒冷紗巻取り機の進行方向は舵取りハンドルにより制御される。なお、茶園上に張設される寒冷紗の地上からの高さは、茶樹の高さに応じて種々に異なる。
【0017】
以上の如く寒冷紗を巻取りロールに巻き終えたら寒冷紗巻取り機の前進を停止させる。続いて、手回しハンドルを前記と逆の方向に若干回転させることにより寒冷紗を巻取りロールから緩めた状態で巻取りロールを寒冷紗と共に台車から取り外し、該巻取りロールを寒冷紗から抜き取る。以上により、寒冷紗はロール状に巻かれた状態となる。この寒冷紗を適宜紐等により縛って保管する。
【0018】
続いて、巻取りロールを再び寒冷紗巻取り機における元に位置に戻し、次の寒冷紗を同様に巻き取るのである。
【0019】
なお、ロール状に巻かれた寒冷紗の中央孔に巻取りロールよりも小径の張設用パイプを挿入した状態で該張設用パイプを寒冷紗と共に寒冷紗巻取り機における所定の位置に配設し、寒冷紗の先端を引き出し、該寒冷紗を寒冷紗押さえバーにより押えさせ、該寒冷紗の先端を寒冷紗巻取り機の後方における茶園に固定した状態で舵取りハンドルを押して寒冷紗巻取り機を前進させることにより、寒冷紗を巻取りロールから繰り出して寒冷紗を茶園上に張設することができる。このとき、作業員は舵取りハンドルを押して寒冷紗巻取り機を前進させつつ、寒冷紗を止め具により茶樹等に固定するのである。因みに、ロール状に巻かれた状態で保管されていた寒冷紗の中央孔は該寒冷紗から巻取りロールを抜き取ったときよりも小さくなっているため、該中央孔に巻取りロールを挿入することは困難である。従って、該巻取りロールよりも小径の張設用パイプを巻取りロールとは別に用意し、該張設用パイプを該寒冷紗の中央孔に挿入するのである。
【0020】
[請求項2の発明]
寒冷紗押えバーは後方に膨出したアーチ状をなすため、茶園上に張設された寒冷紗を前述の如く寒冷紗巻取り機により巻き取る際にアーチ状の寒冷紗押えバーが寒冷紗の両側縁を外方に伸ばす働きをなす。図3の矢印参照。従って、巻取りロールに巻き取られる寒冷紗にシワが生ずることが防止される。
【0021】
[請求項3の発明]
アーチ状バーは茶園上に張設された寒冷紗を前述の如く寒冷紗巻取り機により巻き取る際に使用され、請求項2のアーチ状の寒冷紗押えバーと同様の作用をなす。該アーチ状バー前方の寒冷紗押えバーは、寒冷紗巻取り機により寒冷紗を繰り出す際に該寒冷紗を押えるものである。
【0022】
[請求項4の発明]
手回しハンドルの軸が台車の前後方向に配設されているため、手回しハンドルは該軸を回転中心として台車の前後方向と直角の方向に回転させることができる。従って、舵取りハンドルを操作しつつ手回しハンドルを容易に回転させることができる。
【0023】
[請求項5の発明]
台車上部の積載部にはロール状に巻かれた寒冷紗等を載置する。この積載部にはワラ、カヤ、茶袋、肥料等を載置することもできる。換言すれば、寒冷紗巻取り機はワラ、カヤ、茶袋、肥料等の運搬車として使用することも可能である。
【0024】
[請求項6の発明]
茶樹には多数の小枝が突出しているが、台車の車輪にカバーを取り付けているため、茶樹の小枝が車輪に絡みつくことが防止され、台車は茶園内を円滑に移動することができる。
【0025】
[請求項7の発明]
台車の左右方向の幅は、茶園における茶樹の植幅等の状況に応じて、調節自在である。
【0026】
[請求項8の発明]
台車は、茶園における茶樹の高さ等の状況に応じて、高さ調節自在である。
【0027】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を添付図面に従って説明する。
【0028】
符号1に示すものは寒冷紗巻取り機の台車である。台車1は下端に車輪3、3・・・を備えている。台車1はアルミニウムパイプ等の軽量部材によりフレーム状に形成されている。
【0029】
台車1の車輪3、3・・・には茶園での移動を容易ならしめるためのカバー5、5を取り付ける。
【0030】
台車1の上部を積載部7とする。積載部7は、一例として図3に示す如く複数本のアルミニウムパイプ9、9・・・により棚状に形成されている。図1における符号11に示すものは積載物の落下を防止するために積載部7に付設されたアルミニウムパイプ等による落下防止手段である。図1においては、積載部7上にロール状に巻かれた寒冷紗ロール13が載置されている。なお、符号15に示すものは茶園上に張設された寒冷紗である。
【0031】
台車1の後部には寒冷紗押さえバー17を高さ調節自在に台車1の左右方向に配設する。
【0032】
寒冷紗押さえバー17を台車1の後部に高さ調節自在に配設する際には、一例として、寒冷紗押さえバー17を一対の垂直杆19、19の下端に取り付け、台車1の後部には各垂直杆19に対応する中空杆21を上下方向に取り付け、各中空杆21にはねじ等の固定手段23を備えさせ、各垂直杆19を各中空杆21に挿入し、各垂直杆19を所望の高さにて固定手段23により固定するようになす。図1、図2、図5参照。
【0033】
寒冷紗押えバー17は後方に膨出したアーチ状となしてもよいが、寒冷紗押えバー17の後縁には後方に膨出した別のアーチ状バー25を付設してもよい。
【0034】
換言すれば、寒冷紗押さえバー17自体を後方に膨出したアーチ状となしてもよいが、図示の事例に示す如く寒冷紗押えバー17の後縁に別のアーチ状バー25を付設してもよい。
【0035】
寒冷紗押えバー17の上方には巻取りロール27を回転自在且つ着脱自在に台車1の左右方向に配設する。
【0036】
巻取りロール27を回転自在且つ着脱自在に台車1に配設する際には、一例として図7に示すように、略U字状の切欠部29を有する左右一対の支持体31を台車1に備えさせ、各支持体31の切欠部29に巻取りロール27の各端を載置する。
【0037】
図7、図6に示す事例においては、略U字状の切欠部29を有するポリエチレン等の合成樹脂製の切欠部構成体32を各支持体31内に嵌着している。
【0038】
巻取りロール27の側縁には一対の補助ロール33、33を取り付ける。図8参照。巻取りロール27の側縁に一対の補助ロール33、33を取り付けたときには、寒冷紗15を巻取りロール27に巻き取る際に寒冷紗15を絡めるようにして巻き取ることができ、寒冷紗15の滑りが防止される。
【0039】
更に、台車1の後部には巻取りロール27を回転させるための手回しハンドル35と該台車1の舵取りハンドル37とを備えさせる。
【0040】
手回しハンドル35の軸39は台車1の前後方向に配設されている。
【0041】
図6に示す事例においては、手回しハンドル35の回転は伝動手段38を介して巻取りロール27に伝えられる。即ち、台車1の前後方向に配設された手回しハンドル35の軸39に第一プーリー41を固定し、台車1には巻取りロール27と平行な支軸43を備えさせ、該支軸43には第一プーリー41に対応する第二プーリー45を固定し、第一プーリー41と第二プーリー45との間にはVベルト等のベルト47を巻き掛け、支軸43には第一歯車49を固定し、巻取りロール27の端部27aには第二歯車51を固定し、該第一歯車49と第二歯車51とを相互に噛合させる。因みに、この事例においては、ベルト47は90度ねじった状態で第一プーリー41と第二プーリー45とに巻き掛けられている。なお、この事例においては、手回しハンドル35は台車1の後部における一方の側に設けられている。
【0042】
上記図6に示す事例においては、手回しハンドル35を回転させると、第一プーリー41が回転し、第一プーリー41の回転はベルト47を介して第二プーリー45に伝えられる。第二プーリー45が回転すると第一歯車49が回転し、該第一歯車49に噛合している第二歯車51が回転する。従って、巻取りロール27が回転する。なお、この事例において、巻取りロール27を略U字状の切欠部29を有する左右一対の支持体31から取り外す際には、第二歯車51が第一歯車49から外れる。
【0043】
台車1の舵取りハンドル37は台車1の後部に左右一対設けられている。
【0044】
図示の事例においては、台車1の一方の側において支持体31と中空杆21とを支持する支持部材53は巻取りロール27を含む台車1に対し左右方向に位置調節自在であり、垂直杆19は寒冷紗押さえバー17に対し左右方向に位置調節自在である。また、台車1の他方の側において手回しハンドル35と伝動手段38と支持体31と中空杆21とを支持する支持部材55は巻取りロール27を含む台車1に対し左右方向に位置調節自在であり、垂直杆19は寒冷紗押さえバー17に対し左右方向に位置調節自在である。換言すれば、台車1の左右方向の幅は、茶園における茶樹52の植幅等の状況に応じて、調節自在である。
【0045】
即ち、一例として図9に示すように、支持部材53、55には水平杆59を設け、該水平杆59を台車1の対応中空杆61内に挿入し、該対応中空杆61に備えさせたねじ等の固定手段62により該水平杆59を対応中空杆61内における所望の位置にて固定するようになす。略U字状の切欠部29を有する一方の支持体31に対し巻取りロール27が左右方向に位置調節自在であることはいうまでもない。
【0046】
また、車輪3、3・・・の支持杆63は台車1の対応杆65に対して高さ調節自在である。換言すれば、台車1は、茶園における茶樹52の高さ等の状況に応じて、高さ調節自在である。
【0047】
即ち、一例として図10に示すように、車輪3、3・・・の支持杆63を台車1の対応中空杆65内に挿入し、該対応中空杆65に備えさせたねじ等の固定手段67により該支持杆63を対応中空杆65内における所望の位置にて固定するようになす。
【0048】
台車1は運搬を容易ならしめるために、組立・分割自在ないし折り畳み自在に構成することが望ましい。
【0049】
【発明の効果】
[請求項1の発明]
請求項1の発明による寒冷紗巻取り機は、作業員が手回しハンドルにより巻取りロールを所定の方向に回転させて寒冷紗を巻取りロールに巻取りつつ舵取りハンドルを押して寒冷紗巻取り機を前進させるようにしている。従って、この寒冷紗巻取り機は軽量であって取り扱いや運搬が容易であり、また、構造も簡単であるため安価に提供することができる。更に、作業員は台車の後側にて台車を押しながら寒冷紗を茶樹等に固定している止め具を取り外すことができる。即ち、台車の前方に作業員を配置する必要はない。茶園上に張設される寒冷紗の地上からの高さは茶樹の高さに応じて種々に異なるのであるが、寒冷紗の地上からの高さに応じて寒冷紗押えバーの高さを調節することができる。
【0050】
巻取りロールは台車から取り外すことができるため、寒冷紗を巻取りロールに巻き取った後、巻取りロールを寒冷紗と共に台車から取り外し、該巻取りロールを寒冷紗から抜き取り、巻取りロールを再び寒冷紗巻取り機における元に位置に戻して次の寒冷紗を巻き取ることができる。換言すれば、多数本の寒冷紗を巻き取る際にも巻取りロールは1本で済むため、コスト面でも有利である。
【0051】
なお、寒冷紗巻取り機を用いることにより、寒冷紗を巻取りロールから繰り出して寒冷紗を茶園上に張設することができる。
【0052】
[請求項2の発明]
寒冷紗押えバーは後方に膨出したアーチ状をなすため、茶園上に張設された寒冷紗を前述の如く寒冷紗巻取り機により巻き取る際にアーチ状の寒冷紗押えバーが寒冷紗の両側縁を外方に伸ばす働きをなす。従って、巻取りロールに巻き取られる寒冷紗にシワが生ずることが防止される。
【0053】
[請求項3の発明]
アーチ状バーは茶園上に張設された寒冷紗を前述の如く寒冷紗巻取り機により巻き取る際に使用され、請求項2のアーチ状の寒冷紗押えバーと同様の効果を発揮する。該アーチ状バー前方の寒冷紗押えバーは、寒冷紗巻取り機により寒冷紗を繰り出す際に使用することができる。
【0054】
[請求項4の発明]
手回しハンドルの軸が台車の前後方向に配設されているため、手回しハンドルは該軸を回転中心として台車の前後方向と直角の方向に回転させることができる。従って、舵取りハンドルを操作しつつ手回しハンドルを容易に回転させることができる。
【0055】
[請求項5の発明]
台車上部の積載部にはロール状に巻かれた寒冷紗の他、ワラ、カヤ、茶袋、肥料等を載置することもできる。換言すれば、寒冷紗巻取り機はワラ、カヤ、茶袋、肥料等の運搬車として使用することも可能である。
【0056】
[請求項6の発明]
茶樹には多数の小枝が突出しているが、台車の車輪にカバーを取り付けているため、茶樹の小枝が車輪に絡みつくことが防止され、台車は茶園内を円滑に移動することができる。
【0057】
[請求項7の発明]
台車の左右方向の幅は、茶園における茶樹の植幅等の状況に応じて、調節することができる。
【0058】
[請求項8の発明]
台車は、茶園における茶樹の高さ等の状況に応じて、高さを調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による寒冷紗巻取り機の一例を示す側面図である。
【図2】同上寒冷紗巻取り機の背面図である。
【図3】同上寒冷紗巻取り機の平面図である。
【図4】車輪のカバーを示す断面図である。
【図5】寒冷紗押さえバーの高さを調節する手段の一例を示す断面図である。
【図6】手回しハンドルの回転を巻取りロールに伝える伝動手段の一例を示す背面図である。
【図7】巻取りロールと支持体とを示す側面図である。
【図8】巻取りロールと補助ロールとを示す断面図である。
【図9】台車の左右方向の幅を調節自在ならしめる手段の一例を示す断面図である。
【図10】台車の高さを調節自在ならしめる手段の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 台車
3 車輪
5 カバー
7 積載部
9 アルミニウムパイプ
11 落下防止手段
13 寒冷紗ロール
15 寒冷紗
17 寒冷紗押さえバー
19 垂直杆
21 中空杆
23 固定手段
25 アーチ状バー
27 巻取りロール
27a 端部
29 切欠部
31 支持体
32 切欠部構成体
33 補助ロール
35 手回しハンドル
37 舵取りハンドル
38 伝動手段
39 軸
41 第一プーリー
43 支軸
45 第二プーリー
47 ベルト
49 第一歯車
51 第二歯車
52 茶樹
53 支持部材
55 支持部材
59 水平杆
61 対応中空杆
62 固定手段
63 支持杆
65 対応杆
67 固定手段

Claims (8)

  1. 下端に車輪を備えた台車の後部には寒冷紗押さえバーを高さ調節自在に台車の左右方向に配設すると共に該寒冷紗押えバーの上方には巻取りロールを回転自在且つ着脱自在に台車の左右方向に配設し、該台車の後部には該巻取りロールを回転させるための手回しハンドルと該台車の舵取りハンドルとを備えさせたことを特徴とする寒冷紗巻取り機。
  2. 前記寒冷紗押えバーは後方に膨出したアーチ状となしたことを特徴とする請求項1に記載の寒冷紗巻取り機。
  3. 前記寒冷紗押えバーの後縁には後方に膨出したアーチ状バーを付設したことを特徴とする請求項1に記載の寒冷紗巻取り機。
  4. 前記手回しハンドルの軸は台車の前後方向に配設されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の寒冷紗巻取り機。
  5. 前記台車の上部を積載部としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の寒冷紗巻取り機。
  6. 台車の車輪に茶園での移動を容易ならしめるためのカバーを取り付けたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の寒冷紗巻取り機。
  7. 台車の左右方向の幅は調節自在であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の寒冷紗巻取り機。
  8. 台車は高さ調節自在であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の寒冷紗巻取り機。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014223021A (ja) * 2013-05-15 2014-12-04 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 被覆資材の巻取展開装置
JP2016032454A (ja) * 2014-07-31 2016-03-10 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 圃園管理装置における作業支障回避構造
JP2019000012A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 カワサキ機工株式会社 被覆資材の巻取装置 並びにこれを用いた茶園管理方法
CN110962904A (zh) * 2019-12-23 2020-04-07 宣城久悠谷电子科技有限公司 一种污水排放用pvc管道输送夹具

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