JP7425972B2 - 電線カバー - Google Patents

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Description

本開示は、電線カバーに関する。
特許文献1には、コネクタハウジングの後面から引き出された電線を屈曲させつつ所定方向に導出するカバーが開示されている。このカバーは、下カバーに上カバーを合体させて形成される。下カバーには、縦リブが形成されており、コネクタハウジングの後面から引き出された電線は、縦リブに当てられつつ屈曲される。縦リブは、上カバーに向けて突出しており、下カバーに配置された電線が浮き上がって下カバーから外れることを抑制している。
特開2015-210967号公報
しかし、この種のカバーは、一方のカバーにしか縦リブがないので、先に他方のカバーに電線を配置する組立手順をとることが難しい。
そこで、本開示は、電線カバーの組立の利便性を向上させることを目的とする。
本開示の電線カバーは、合体状態で電線を覆う第1カバー部材および第2カバー部材を備え、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々は、電線経路、規制部および逃げ空間を有し、前記電線経路は、前記電線が配置される経路であって、屈曲した屈曲部位を有し、前記規制部および前記逃げ空間は、前記電線経路の前記屈曲部位の内角側に設けられ、前記合体状態において、前記第1カバー部材の前記規制部は、前記第2カバー部材側に突出し、前記第2カバー部材の前記規制部は、前記第1カバー部材側に突出し、前記第1カバー部材の前記逃げ空間には、前記第2カバー部材の前記規制部が配置され、前記第2カバー部材の前記逃げ空間には、前記第1カバー部材の前記規制部が配置される電線カバーである。
本開示によれば、電線カバーの組立の利便性を向上させることが可能となる。
図1は、実施形態1に係る電線カバーの分解斜視図である。 図2は、第1カバー部材の平面図である。 図3は、第1カバー部材の背面図である。 図4は、第1規制部、第2規制部、第1逃げ空間、および第2逃げ空間の位置関係を概念的に示す説明図である。 図5は、第1カバー部材に電線を配置した状態を示す平面図である。 図6は、第1カバー部材および第2カバー部材が互いに合体する過程において、第規制部の傾斜面が電線に接触した状態を示す断面図である。 図7は、図6に示す状態から合体状態となったときの断面図である。 図8は、電線カバーを後方側からみたときの斜視図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示の電線カバーは、
(1)合体状態で電線を覆う第1カバー部材および第2カバー部材を備え、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々は、電線経路、規制部および逃げ空間を有し、前記電線経路は、屈曲した屈曲部位を有し、前記規制部および前記逃げ空間は、前記電線経路の前記屈曲部位の内角側に設けられ、前記合体状態において、前記第1カバー部材の前記規制部は、前記第2カバー部材側に突出し、前記第2カバー部材の前記規制部は、前記第1カバー部材側に突出し、前記第1カバー部材の前記逃げ空間には、前記第2カバー部材の前記規制部が配置され、前記第2カバー部材の前記逃げ空間には、前記第1カバー部材の前記規制部が配置される。
この電線カバーでは、電線経路および規制部が、第1カバー部材および第2カバー部材の各々に設けられている。このため、いずれのカバー部材においても、電線経路に電線を配置することができ、屈曲して配置された電線が浮き上がって電線経路から外れることを抑制できる。さらに、第1カバー部材および第2カバー部材の各々は、逃げ空間を有しており、この逃げ空間に互いの規制部が配置される。このため、この電線カバーは、第1カバー部材および第2カバー部材を合体させるときに互いの規制部同士が干渉しない。つまり、この電線カバーによれば、いずれのカバー部材に対しても電線を配置することができ、電線が配置されたカバー部材に対して相手側のカバー部材を被せることで組み立てることができる。したがって、この電線カバーによれば、電線カバーの組立の利便性が向上する。
(2)前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々は、電線導入口、第1電線導出口および第2電線導出口を有し、前記第1電線導出口および前記第2電線導出口は、互いに異なる方向に開口し、前記電線経路は、前記電線導入口から前記第1電線導出口にかけて配置される第1電線経路と、前記電線導入口から前記第2電線導出口にかけて配置される第2電線経路と、を有し、前記屈曲部位は、前記電線導入口と前記第1電線導出口との間に設けられる第1屈曲部位と、前記電線導入口と前記第2電線導出口との間に設けられる第2屈曲部位と、を有し、前記規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記第1屈曲部位の内角側に設けられる第1規制部と、前記第2屈曲部位の内角側に設けられる第2規制部と、を有し、前記逃げ空間は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記第1屈曲部位の内角側に設けられる第1逃げ空間と、前記第2屈曲部位の内角側に設けられる第2逃げ空間と、を有し、前記合体状態において、前記第1カバー部材の前記第1逃げ空間には、前記第2カバー部材の前記第2規制部が配置され、前記第2カバー部材の前記第2逃げ空間には、前記第1カバー部材の前記第1規制部が配置され、前記合体状態において、前記第1カバー部材の前記第2逃げ空間には、前記第2カバー部材の前記第1規制部が配置され、前記第2カバー部材の前記第1逃げ空間には、前記第1カバー部材の前記第2規制部が配置されることが好ましい。
この電線カバーは、互いに異なる方向に開口する第1電線導出口および第2電線導出口を有するため、電線を2方向に導出させることができる。さらに、この電線カバーは、第1電線導出口および第2電線導出口のどちらから電線を導出させる場合であっても、カバー部材に配置された電線が浮き上がって電線経路から外れることを規制部によって抑制することができる。
(3)前記第1逃げ空間および前記第2規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記電線導入口の中心を通る対称線に対して線対称となる位置に配置され、前記第2逃げ空間および前記第1規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記対称線に対して線対称となる位置に配置され、前記第1規制部および前記第2規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記対称線に対して非線対称となる位置に配置されることが好ましい。
この電線カバーは、第1カバー部材の第1規制部と第2カバー部材の第2規制部とが互いに干渉することを避けつつ、第1カバー部材および第2カバー部材を同一形状または同一形状に近い形状とすることができる。
(4)前記第1カバー部材および前記第2カバー部材は、同一形状に近い形状とする場合と比較して、互いに同一形状とされていることが好ましい。
第1カバー部材および第2カバー部材が互いに同一形状である場合、成形用金型を1種類にすることができ、その結果、成形用金型の製造コスト等を減らすことができる。
(5)前記第1カバー部材の前記逃げ空間は、前記電線経路と連通する連通空間を有し、前記第2カバー部材の前記規制部は、前記第1カバー部材の前記連通空間に配置される経路側規制部を有し、前記経路側規制部の先端部は、前記電線経路を拡張する方向に傾斜した傾斜面を有していることが好ましい。
第2カバー部材の規制部は、第1カバー部材の連通空間に配置される場合、第1カバー部材の電線経路に配置された電線を噛み込むおそれがある。しかし、この電線カバーでは、連通空間に配置される経路側規制部が、電線経路を拡張する方向に傾斜した傾斜面を有している。このため、第2カバー部材の規制部が第1カバー部材の逃げ空間に入り込む際に電線経路に配置される電線に当たっても、傾斜面が電線を電線経路側に押し出す。したがって、この電線カバーは、第2カバー部材の規制部が第1カバー部材の連通空間に配置される場合であっても、第1カバー部材に配置された電線を噛み込むことを抑制することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
実施形態1は、所定数(本実施形態では2本)の電線Wを屈曲させて導出させる電線カバー1を例示する。電線カバー1は、合成樹脂製であり、互いに合体した合体状態で電線Wを覆う第1カバー部材2および第2カバー部材3(以下、カバー部材2,3ともいう)を備える。
なお、以下の説明において、上下方向は、図1、図3、図6~図8にあらわれる向きをそのまま上下方向とする。前後方向は、図2、図5にあらわれる下方を前方、上方を後方とする。左右方向は、図2、図5にあらわれる向きをそのまま左右方向とし、図3にあらわれる左方を右方、右方を左方とする。つまり、第1カバー部材2及び第2カバー部材3が互いに合体する合体方向が上下方向となる。また、合体方向に対して交差(例えば直交)する方向が前後左右方向となる。
カバー部材2,3は互いに同一形状である。このため、以下では、主に下側に配置される第1カバー部材2の形状を説明し、上側に配置される第2カバー部材3の形状の説明を省略する。なお、上下左右の概念は、第1カバー部材2および第2カバー部材3の各々で逆になる。
第1カバー部材2は、図1および図2に示すように、底壁部10と、側壁部11と、第1電線経路12と、第2電線経路13と、電線導入口14と、第1電線導出口15と、第2電線導出口16と、を有する。底壁部10は、板状をなし、平面視において、T字形状をなしている。底壁部10の上面は、第1電線経路12および第2電線経路13(以下、電線経路12,13ともいう)の底面を構成する。各電線Wは、電線経路12,13の底面に沿って配置される。側壁部11は、底壁部10の端縁から上方に立ち上がる形態をなし、電線経路12,13の両側に配置される。
電線経路12,13は、電線Wが配置される経路であり、電線導入口14が形成される部位から前方に延び、左右両側に分岐する。左側に分岐した第1電線経路12は、第1電線導出口15において左方に開口する。右側に分岐した第2電線経路13は、第2電線導出口16において右方に開口する。つまり、電線経路12,13は、平面視においてT字形状をなしている。電線経路12,13は、第1カバー部材2の上方側に露出している。
第1電線経路12は、電線導入口14から第1電線導出口15にかけて配置される経路である。第1電線経路12は、図2に示すように、第1屈曲前部位12Aと、第1屈曲部位12Bと、第1屈曲後部位12Cと、を有する。第1屈曲部位12Bは、第1電線経路12の屈曲した部位であり、電線導入口14と第1電線導出口15との間に設けられる。第1屈曲部位12Bは、第1屈曲前部位12Aから左側に屈曲している。第1電線経路12に配置される電線Wは、第1屈曲部位12Bにて左方に屈曲させられる。第1屈曲部位12Bの屈曲角度は、π/2ラジアン(90°)である。第1屈曲前部位12Aは、第1屈曲部位12Bよりも電線導入口14側の部位であり、前後方向に沿って延びる。第1屈曲後部位12Cは、第1屈曲部位12Bよりも第1電線導出口15側の部位であり、左右方向に沿って延びる。つまり、第1屈曲前部位12Aおよび第1屈曲後部位12Cは、第1屈曲部位12Bを介して交差(直交)して配置される。
第2電線経路13は、図2に示すように、電線導入口14から第2電線導出口16にかけて配置される経路である。第2電線経路13は、第2屈曲前部位13Aと、第2屈曲部位13Bと、第2屈曲後部位13Cと、を有する。第2屈曲部位13Bは、第2電線経路13の屈曲した部位であり、電線導入口14と第2電線導出口16との間に設けられる。第2屈曲部位13Bは、第2屈曲前部位13Aから右側に屈曲している。第2電線経路13に配置される電線Wは、第2屈曲部位13Bにて右方に屈曲させられる。第2屈曲部位13Bの屈曲角度は、π/2ラジアン(90°)である。第2屈曲前部位13Aは、第2屈曲部位13Bよりも電線導入口14側の部位である。第2屈曲前部位13Aは、第1屈曲前部位12Aと同じ部位である。第2屈曲後部位13Cは、第2屈曲部位13Bよりも第2電線導出口16側の部位である。つまり、第2屈曲前部位13Aおよび第2屈曲後部位13Cは、第2屈曲部位13Bを介して交差(直交)して配置される。
上述した側壁部11は、図2に示すように、第1側壁部11Aと、第2側壁部11Bと、第3側壁部11Cと、第4側壁部11Dと、を有する。第1側壁部11Aは、前後方向に沿って延び、第1屈曲前部位12Aおよび第2屈曲前部位13Aの左右両側に配置される。第2側壁部11Bは、左右方向に沿って延び、電線導入口14と対向して配置される。第3側壁部11Cは、左右方向に沿って延び、第1屈曲後部位12Cの前後両側に配置される。第4側壁部11Dは、左右方向に沿って延び、第2屈曲後部位13Cの前後両側に配置される。前側の第3側壁部11C、第2側壁部11B、前側の第4側壁部11Dは、左右方向に連続している。
第1カバー部材2は、図2に示すように、第1規制部20と、第2規制部21と、第1逃げ空間22と、第2逃げ空間23と、を有する。
第1規制部20および第1逃げ空間22は、第1屈曲部位12Bの内角側(詳細には、第1屈曲前部位12A、第1屈曲部位12Bおよび第1屈曲後部位12Cにより平面視でL字をなす部分の内角側)に設けられる。端的には、第1規制部20および第1逃げ空間22は、電線Wの屈曲内側に設けられる。第1規制部20は、第1屈曲部位12Bに配置された電線Wの屈曲内側への移動を規制する。第1規制部20は、第1逃げ空間22の後側に配置された連結部25を介して左側の第1側壁部11Aと一体に形成されている。第1規制部20の後端は、後側の第3側壁部11Cの前面よりも後方に配置される。第1規制部20の前端は、後側の第3側壁部11Cの前面よりも前方に配置される。第1規制部20と左側の第1側壁部11Aとの間には、第1逃げ空間22が配置される。第1逃げ空間22と第1屈曲部位12Bとの間には、第1規制部20が配置される。第1逃げ空間22は、図4に示すように、第2規制部21の形状に対応した空間領域である。
第2規制部21および第2逃げ空間23は、第2屈曲部位13Bの内角側(詳細には、第2屈曲前部位13A、第2屈曲部位13Bおよび第2屈曲後部位13Cにより平面視でL字をなす部分の内角側)に設けられる。端的には、第2規制部21および第2逃げ空間23は、電線Wの屈曲内側に設けられる。第2規制部21は、第2屈曲部位13Bに配置された電線Wの屈曲内側への移動を規制する。第2規制部21は、右側の第1側壁部11Aと一体に形成されている。第2規制部21の後端は、後側の第4側壁部11Dの前面よりも後方に配置される。第2規制部21の前端は、後側の第4側壁部11Dの前面よりも前方に配置される。第2逃げ空間23は、第2規制部21の左側で第2屈曲部位13Bに連通する(後述する連通空間50)。第2逃げ空間23は、図4に示すように、第1規制部20の形状に対応した空間領域である。
図4に示すように、第1逃げ空間22および第2規制部21は、平面視において、電線導入口14の中心(幅方向中央)を通って前後に延びる対称線Lに対して線対称となる位置に配置される。対称線Lは、第1カバー部材2全体を左右に分割する線でもある。第2逃げ空間23および第1規制部20は、平面視において、対称線Lに対して線対称となる位置に配置される。言い換えると、第1規制部20および第2規制部21は、平面視において、対称線Lに対して非線対称となる位置に配置される。
第1規制部20および第2規制部21(以下、規制部20,21ともいう)の各々は、図1に示すように、底壁部10の上面から立ち上がり、上方に向けて突出した形態をなしている。規制部20,21の内側面は、電線経路12,13の側面を構成する。規制部20,21の各々の高さは、電線経路12,13に配置された電線Wが浮き上がっても越えないようにして設定されている。規制部20,21の底壁部10からの突出寸法は、側壁部11の底壁部10からの突出寸法よりも大きい。第1カバー部材2の規制部20,21の各々は、図3に示すように、上記合体状態において両カバー部材2,3の側壁部11同士が接触する接触面26よりも上方に突出している。これにより、電線カバー1の上下方向の寸法を小さく抑えつつ、電線経路12,13に配置された電線Wが浮き上がって電線経路12,13から外れることを抑制することができる。規制部20,21の各々は、板片状をなし、前後方向に沿って長い形状をなしている。
第1カバー部材2は、図5に示すように、コネクタ取付部30と、第1チューブ取付部31と、第2チューブ取付部32と、を有する。コネクタ取付部30は、コネクタCが取り付けられる部位であり、側壁部11(より具体的には、第1側壁部11A)の後端部に設けられる。
第1チューブ取付部31および第2チューブ取付部32(以下、チューブ取付部31,32ともいう)は、電線Wを覆うコルゲートチューブTが取り付けられる部位である。コルゲートチューブTは、筒状(より具体的には円筒状)をなしており、内径が電線Wの外形よりも大きく形成されている。このため、コルゲートチューブTの内部に配置された電線Wは、コルゲートチューブTに対して径方向に変位しやすい。チューブ取付部31,32には、コルゲートチューブTの複数の凸部が嵌まる複数の溝が形成されている。コルゲートチューブTは、各凸部を各溝に嵌めた状態でチューブ取付部31,32に取り付けられる。
第1チューブ取付部31は、図5に示すように、第1屈曲後部位12Cに配置されている。第1チューブ取付部31は、第1位置決め部33を有する。第1位置決め部33は、第1チューブ取付部31における第1屈曲部位12B側(右側)の端部に構成されており、第1電線経路12の底面から立ち上がった形状をなしている。第1位置決め部33は、第1チューブ取付部31に取り付けられたコルゲートチューブTにおける第1屈曲部位12B側(右側)の端部が、第1屈曲部位12B側(右側)へ移動することを規制する。上述した第1規制部20は、第1位置決め部33から右側にずれた位置に配置されている。
第2チューブ取付部32は、図5に示すように、第2屈曲後部位13Cに配置されている。第2チューブ取付部32は、第2位置決め部34を有する。第2位置決め部34は、第2チューブ取付部32における第2屈曲部位13B側(左側)の端部に構成されており、第2電線経路13の底面から立ち上がった形状をなしている。第2位置決め部34は、第2チューブ取付部32に取り付けられたコルゲートチューブTにおける第2屈曲部位13B側(左側)の端部が、第2屈曲部位13B側(左側)へ移動することを規制する。上述した第2規制部21は、第2位置決め部34と左右方向の位置が揃っており、第2位置決め部34に連続して一体に形成されている。
第1カバー部材2は、図1に示すように、電線カバー1の内部に入り込んだ水を排出する排水部36を有する。排水部36は、排水口37を有する。電線経路12,13の底面は、屈曲前部位12A,13Aから屈曲部位12B,13Bにかけて一段下がった段差状に形成されており、低い方の底面に排水部36が設けられている。排水部36は、電線経路12,13の底面から上方に張り出した形状をなしており、前面に排水口37が開口している。排水部36の上面は、電線経路12,13の高い方の底面と同じ高さ位置となっている。
第1カバー部材2は、図1、図2および図8に示すように、第1ロック部40、第2ロック部41および第3ロック部42(以下、ロック部40,41,42ともいう)を有する。ロック部40,41,42の各々は、側壁部11の外側面から立ち上がり、上方に向けて突出した形態をなしており、先端部が外側面に対して直交する方向に弾性変形する。第1カバー部材2は、第1ロック受部43、第2ロック受部44および第3ロック受部45(以下、ロック受部43,44,45ともいう)を有する。ロック受部43,44,45の各々は、側壁部11の外側面に設けられている。
ロック部40,41,42は第1カバー部材2の右側に配置され、ロック受部43,44,45は第1カバー部材2の左側に配置されている。屈曲前部位12A,13Aの右方には第1ロック部40が設けられ、左方には第1ロック受部43が設けられる。第1屈曲後部位12Cの後方には第2ロック受部44が設けられ、前方には第3ロック受部45が設けられる。第2屈曲後部位13Cの後方には第2ロック部41が設けられ、前方には第3ロック部42が設けられる。
第1カバー部材2は、図1および図2に示すように、補強リブ46を有する。補強リブ46は、底壁部10の上面から立ち上がり、上方に突出した形態をなす。補強リブ46は、接触面26よりも上方に突出している。補強リブ46の先端の高さ位置は、第2規制部21の先端の高さ位置と同じである。補強リブ46は、左右方向において第1ロック部40と対向する。補強リブ46は、左右方向において第2規制部21よりも第1ロック部40側の位置に配置されている。補強リブ46は、第2規制部21との間に屈曲部分を介して、第2規制部21と一体に形成されている。
以下では、電線カバー1の組立方法について説明する。
図5に示すように、まず、コネクタCが、第1カバー部材2のコネクタ取付部30に対して、上方から引っ掛けるようにして取り付けられる。コネクタ取付部30に取り付けられたコネクタCから引き出される電線Wの中心の高さ位置は、接触面26と同じ高さ位置である。つまり、電線Wは、接触面26よりも上方に突出する部分を有している。コネクタCから引き出される2本の電線Wのうち、一方の電線Wは第1電線経路12に配置され、他方の電線Wは第2電線経路13に配置される。一方の電線Wは、第1規制部20を介して第1屈曲後部位12C側に屈曲させられる。一方の電線Wは、第1規制部20の上に乗り上げないように配置される。一方の電線Wを覆うコルゲートチューブTは、第1チューブ取付部31に取り付けられる。他方の電線Wは、第2規制部21を介して第2屈曲後部位13C側に屈曲させられる。他方の電線Wは、第2規制部21の上に乗り上げないように配置される。他方の電線Wを覆うコルゲートチューブTは、第2チューブ取付部32に取り付けられる。
電線Wが配置された第1カバー部材2に対して、上方から第2カバー部材3が合体される。第2カバー部材3は、第1カバー部材2と形状が同じの別部材であり、対称線Lを回転軸としてπラジアン(180°)回転したときの姿勢と同じ姿勢で第1カバー部材2に合体される。
上述したように、第1逃げ空間22および第2規制部21は、平面視において、電線導入口14の中心を通る対称線Lに対して線対称となる位置に配置されている。このため、カバー部材2,3が互いに合体する過程で、第1カバー部材2の第1逃げ空間22に、第2カバー部材3の第2規制部21が入り込み、第2カバー部材3の第1逃げ空間22に、第1カバー部材2の第2規制部21が入り込む。
また、上述したように、第2逃げ空間23および第1規制部20は、平面視において、対称線Lに対して線対称となる位置に配置されている。このため、カバー部材2,3が互いに合体する過程で、第1カバー部材2の第2逃げ空間23に、第2カバー部材3の第1規制部20が入り込み、第2カバー部材3の第2逃げ空間23に、第1カバー部材2の第1規制部20が入り込む。
言い換えると、第1規制部20および第2規制部21は、平面視において、対称線Lに対して非線対称となる位置に配置されている。このため、カバー部材2,3が互いに合体する過程で、第1カバー部材2の第1規制部20と第2カバー部材3の第2規制部21とが、互いに干渉せず、第1カバー部材2の第2規制部21と第2カバー部材3の第1規制部20とが、互いに干渉しない。
但し、第2逃げ空間23は、図4に示すように、電線経路12,13と連通する連通空間50を有する。そして、この第2逃げ空間23に配置される第1規制部20は、連通空間50に配置される経路側規制部51を有する。この経路側規制部51は、電線経路12,13に配置された電線Wを噛み込むおそれがある。しかし、経路側規制部51の先端部は、図1、図6および図7に示すように、先端に向かうにつれて電線経路12,13側とは反対側に傾斜した傾斜面52を有する。このため、図6に示すように、カバー部材2,3が互いに合体する過程で、第2カバー部材3の傾斜面52が電線経路12,13に配置された電線Wに接触しても、図7に示すように、第2カバー部材3の傾斜面52が電線Wを電線経路12,13側に押し出す。したがって、第1規制部20が電線Wを噛み込むことが抑制される。
さらに、経路側規制部51は、先端部に湾曲部55を有する。湾曲部55は、左右方向において、経路側規制部51の先端側に向けて凸状に湾曲している。湾曲部55は、傾斜面52に対して電線経路12,13(屈曲前部位12A,13A)側とは反対側に配置されている。傾斜面52は、湾曲部55から電線経路12,13(屈曲前部位12A,13A)側に向けて、底壁部10側に近づくように傾斜している。このため、電線Wが、経路側規制部51のうち、傾斜面52に対して電線経路12,13(屈曲前部位12A,13A)側とは反対側の部位に接触したとしても、湾曲部55によって傾斜面52側に押し出されやすい。したがって、第1規制部20が電線Wを噛み込むことがより一層抑制される。
カバー部材2,3が合体する過程では、第1カバー部材2のロック部40,41,42の各々は、第2カバー部材3のロック受部43,44,45に押されて外側に撓む。更に合体が進行して弾性復帰すると、第1カバー部材2のロック部40,41,42の各々は、図8に示すように、第2カバー部材3のロック受部43,44,45にロックされる。第2カバー部材3のロック部40,41,42についても、同様にして、第1カバー部材2のロック受部43,44,45にロックされる。これにより、カバー部材2,3が合体状態となり、電線カバー1が完成する。
電線カバー1は、合体状態において、以下の状態となる。図7に示すように、第1カバー部材2の規制部20,21の各々は、第2カバー部材3の底壁部10側に突出する。第2カバー部材3の規制部20,21の各々は、第1カバー部材2の底壁部10側に突出する。図6および図7に示すように、第1カバー部材2の第1逃げ空間22には、第2カバー部材3の第2規制部21が配置される。第1カバー部材2の第2逃げ空間23には、第2カバー部材3の第1規制部20が配置される。第2カバー部材3の第1逃げ空間22には、第1カバー部材2の第2規制部21が配置される。第2カバー部材3の第2逃げ空間23には、第1カバー部材2の第1規制部20が配置される。
図示は省略するが、カバー部材2,3の合体状態において、第1カバー部材2の補強リブ46は、第1ロック部40とともに第2カバー部材3の第1側壁部11Aを挟んだ状態となる。このため、第1カバー部材2の補強リブ46は、第2カバー部材の第1側壁部11Aが第1カバー部材2のロック部40から離れる方向に移動することを規制する。したがって、第1カバー部材2の第1ロック部40が第2カバー部材3の第1ロック受部43にロックされたときの保持力が向上する。さらに、補強リブ46は、第2規制部21に連続して一体に形成されている。このため、補強リブ46と第2規制部21は、互いに補強しあっている。なお、第2カバー部材3の補強リブ46も、第1カバー部材2の補強リブ46と同様の作用効果を奏する。
以上説明したように、本実施形態1の電線カバー1では、電線経路12,13および規制部20,21が、カバー部材2,3の各々に設けられている。このため、いずれのカバー部材2,3においても、電線経路12,13に電線Wを配置することができ、屈曲して配置された電線Wが浮き上がって電線経路12,13から外れることを抑制できる。さらに、カバー部材2,3の各々は、逃げ空間22,23を有しており、この逃げ空間22,23に互いの規制部21,20が配置される。このため、この電線カバー1は、カバー部材2,3を合体させるときに互いの規制部20,21同士が干渉しない。つまり、この電線カバー1は、いずれのカバー部材2,3に対しても電線Wを配置することができ、電線Wが配置されたカバー部材2,3に対して相手側のカバー部材を被せることで組み立てることができる。したがって、この電線カバー1によれば、電線カバー1の組立の利便性が向上する。
さらに、この電線カバー1は、互いに異なる方向に開口した電線導出口15,16を有する。このため、この電線カバー1は、電線Wを2方向に導出させることができる。しかも、この電線カバー1は、電線導出口15,16のどちらから電線Wを導出させる場合であっても、カバー部材2,3に配置された電線Wが浮き上がって電線経路12,13から外れることを規制部20,21によって抑制することができる。
さらに、第1逃げ空間22および第2規制部21は、カバー部材2,3の各々において、電線導入口14の中心を通る対称線Lに対して線対称となる位置に配置されている。そして、第2逃げ空間23および第1規制部20は、カバー部材2,3の各々において、対称線Lに対して線対称となる位置に配置されている。第1規制部20および第2規制部21は、カバー部材2,3の各々において、対称線Lに対して非線対称となる位置に配置されている。このため、第1カバー部材2の第1規制部20と第2カバー部材3の第2規制部21との干渉、および第1カバー部材2の第2規制部21と第2カバー部材3の第1規制部20との干渉を避けつつ、カバー部材2,3を同一形状または同一形状に近い形状とすることができる。
さらに、カバー部材2,3は互いに同一形状とされている。このため、この電線カバー1によれば、成形用金型の種類を減らすことができ、その結果、成型用金型の製造コスト等を減らすことができる。
また、第2カバー部材3の第1規制部20は、第1カバー部材2の連通空間50に配置されるため、第1カバー部材2の第2電線経路13に配置された電線Wを噛み込むおそれがある。しかし、この電線カバー1では、第1カバー部材2の連通空間50に配置される第2カバー部材3の経路側規制部51が、電線経路12,13を拡張する方向に傾斜した傾斜面52を有している。このため、第2カバー部材3の第1規制部20が第1カバー部材2の第2逃げ空間23に入り込む際に電線経路12,13に配置される電線Wに当たっても、傾斜面52が電線Wを電線経路12,13側に押し出す。したがって、この電線カバー1は、第2カバー部材3の第1規制部20が第1カバー部材2の連通空間50に配置される場合であっても、第1カバー部材2に配置された電線Wを噛み込むことを抑制することができる。また、第1カバー部材2の第1規制部20も同じく傾斜面52を有している。このため、この電線カバー1は、第1カバー部材2の第1規制部20が第2カバー部材3の連通空間50に配置される場合であっても、第2カバー部材3に配置された電線Wを噛み込むことを抑制することができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
(1)上記実施形態1では、第1カバー部材および第2カバー部材を互いに同一形状としたが、互いに異なる形状としてもよい。
(2)上記実施形態1では、電線導出口を2つ設ける構成としたが、電線導出口を1つだけ設ける構成としてもよい。
(3)上記実施形態1では、第1屈曲部位および第2屈曲部位の各々の内角側に規制部および逃げ空間を配置する構成としたが、一方の電線経路の内角側にのみ規制部および逃げ空間を配置する構成としてもよい。また、一方の電線経路の内角側にのみ規制部を配置し、且つ他方の電線経路の内角側にのみ逃げ空間を配置する構成としてもよい。
(4)上記実施形態1では、屈曲部位の屈曲角度をπ/2ラジアン(90°)としたが、π/2ラジアン(90°)以外の角度としてもよい。
(5)上記実施形態1では、第1屈曲部位の屈曲角度と第2屈曲部位の屈曲角度とを同一としたが、異なるようにしてもよい。
(6)上記実施形態1において、第1カバー部材のロック部の一部又は全部をロック受部とし、このロック部に対応する第2カバー部材のロック受部をロック部にしてもよい。また、第1カバー部材のロック受部の一部又は全部をロック部とし、このロック受部に対応する第2カバー部材のロック部をロック受部にしてもよい。
(7)上記実施形態1では、複数の電線のうち、一部を第1電線導出口から導出させ、残りを第2電線導出口から導出させる構成としたが、全部を第1電線導出口または第2電線導出口から導出させる構成としてもよい。
1…電線カバー
2…第1カバー部材
3…第2カバー部材
10…底壁部
11…側壁部
11A…第1側壁部
11B…第2側壁部
11C…第3側壁部
11D…第4側壁部
12…第1電線経路(電線経路)
12A…第1屈曲前部位
12B…第1屈曲部位(屈曲部位)
12C…第1屈曲後部位
13…第2電線経路(電線経路)
13A…第2屈曲前部位
13B…第2屈曲部位(屈曲部位)
13C…第2屈曲後部位
14…電線導入口
15…第1電線導出口
16…第2電線導出口
20…第1規制部(規制部)
21…第2規制部
22…第1逃げ空間(逃げ空間)
23…第2逃げ空間(逃げ空間)
25…連結部
26…接触面
30…コネクタ取付部
31…第1チューブ取付部
32…第2チューブ取付部
33…第1位置決め部
34…第2位置決め部
36…排水部
37…排水口
40…第1ロック部
41…第2ロック部
42…第3ロック部
43…第1ロック受部
44…第2ロック受部
45…第3ロック受部
46…補強リブ
50…連通空間
51…経路側規制部
52…傾斜面
55…湾曲部
C…コネクタ
L…対称線
T…コルゲートチューブ
W…電線

Claims (4)

  1. 合体状態で電線を覆う第1カバー部材および第2カバー部材を備え、
    前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々は、電線経路、規制部および逃げ空間を有し、
    前記電線経路は、前記電線が配置される経路であって、屈曲した屈曲部位を有し、
    前記規制部および前記逃げ空間は、前記電線経路の前記屈曲部位の内角側に設けられ、
    前記合体状態において、
    前記第1カバー部材の前記規制部は、前記第2カバー部材側に突出し、
    前記第2カバー部材の前記規制部は、前記第1カバー部材側に突出し、
    前記第1カバー部材の前記逃げ空間には、前記第2カバー部材の前記規制部が配置され、
    前記第2カバー部材の前記逃げ空間には、前記第1カバー部材の前記規制部が配置され
    前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々は、電線導入口、第1電線導出口および第2電線導出口を有し、
    前記第1電線導出口および前記第2電線導出口は、互いに異なる方向に開口し、
    前記電線経路は、前記電線導入口から前記第1電線導出口にかけて配置される第1電線経路と、前記電線導入口から前記第2電線導出口にかけて配置される第2電線経路と、を有し、
    前記屈曲部位は、前記電線導入口と前記第1電線導出口との間に設けられる第1屈曲部位と、前記電線導入口と前記第2電線導出口との間に設けられる第2屈曲部位と、を有し、
    前記規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記第1屈曲部位の内角側に設けられる第1規制部と、前記第2屈曲部位の内角側に設けられる第2規制部と、を有し、
    前記逃げ空間は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記第1屈曲部位の内角側に設けられる第1逃げ空間と、前記第2屈曲部位の内角側に設けられる第2逃げ空間と、を有し、
    前記合体状態において、前記第1カバー部材の前記第1逃げ空間には、前記第2カバー部材の前記第2規制部が配置され、前記第2カバー部材の前記第2逃げ空間には、前記第1カバー部材の前記第1規制部が配置され、
    前記合体状態において、前記第1カバー部材の前記第2逃げ空間には、前記第2カバー部材の前記第1規制部が配置され、前記第2カバー部材の前記第1逃げ空間には、前記第1カバー部材の前記第2規制部が配置される、電線カバー。
  2. 前記第1逃げ空間および前記第2規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記電線導入口の中心を通る対称線に対して線対称となる位置に配置され、
    前記第2逃げ空間および前記第1規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記対称線に対して線対称となる位置に配置され、
    前記第1規制部および前記第2規制部は、前記第1カバー部材および前記第2カバー部材の各々において、前記対称線に対して非線対称となる位置に配置される、請求項1に記載の電線カバー。
  3. 前記第1カバー部材および前記第2カバー部材は、互いに同一形状とされている、請求項2に記載の電線カバー。
  4. 前記第1カバー部材の前記逃げ空間は、前記電線経路と連通する連通空間を有し、
    前記第2カバー部材の前記規制部は、前記第1カバー部材の前記連通空間に配置される経路側規制部を有し、
    前記経路側規制部の先端部は、前記電線経路を拡張する方向に傾斜した傾斜面を有している、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電線カバー。
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