JP7424844B2 - キャスタにおける制止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、種々の用途に使用されるキャスタにおいて、車輪の転動を阻止することにより走行しないよう制止させるための制止装置に関する。
従来、キャスタを走行不能に制止するための制止装置が提供されており、例えば、ペダル式のレバーを回動させることにより、制止板を車輪のトレッドに押圧させ、摩擦抵抗により転動を阻止するように構成したものが一般的である。
特開2001-260827号公報 特開2008-290628号公報
キャスタは、種々の用途に使用されているところ、例えば、仮設足場における支柱用のジャッキ付きキャスタや、高所作業台用のキャスタ等、重量構造物を支持するものについては、制止板を車輪のトレッドに単純接触する摩擦抵抗だけでは確実に制止することが困難であり、トレッドが制止版に対してずれ動く可能性がある。そして、車輪が少しでもずれ動くと、重量構造物の支持が不安定となり、重大な事故を招来する危険がある。
また、走行時の旋回を可能にする目的で、車輪を軸支するフォーク部材等の車輪支持体を縦軸廻りに横向き回動自在ないし首振り自在としたキャスタが一般的に提供されているが、仮設足場や高所作業台等の重量構造物を安全に支持するためには、車輪の転動阻止だけでなく、同時に、首振りを阻止することが望ましい。
キャスタの制止装置は、上記のような課題を解決すべき要望があるところ、これを解決したものが提案されていない。
本発明は、上記課題を解決したキャスタにおける制止装置を提供するものであり、その手段として構成したところは、キャスタにおける車輪を軸支した車輪支持体に設けられる制止装置であり、前記車輪支持体から横向きに延設されたアームと、前記アームの長手方向に向けてガイド手段を介して進退自在に設けられ、前進により車輪のトレッドに対して該トレッドの接線に沿うように接触し、後退によりトレッドから離間する板状の走行制止部を備えた制止体と、前記制止体を後退方向に付勢するスプリングと、前記アームに枢軸を介して枢結された操作レバーにより構成されており、前記操作レバーは、前記枢軸の軸廻りで上向きの休止姿勢と下向きの作動姿勢の間を回動自在とされ、前記枢軸を超えて制止体に向けて延びる駆動部を備え、前記駆動部は、操作レバーを休止姿勢としたとき前記制止体の後退を許し、作動姿勢としたとき前記制止体を前進させることにより、走行制止部を車輪のトレッドに押圧させる駆動力を制止体に与えるカム手段を構成し、前記制止体の走行制止部は、車輪のトレッドの横断方向に延びるスリットを設け、該スリットに沿って延びる平行な縁部により、車輪の前進阻止手段と後進阻止手段を形成して成る点にある。
本発明の実施形態において、キャスタは、固定受部材を備えた取付用固定体の下側に、車輪を軸支した車輪支持体を縦軸廻りに横向き回動自在に連結しており、前記制止体は、前進により取付用固定体の固定受部材に接触すると共に後退により該固定受部材から離間する回動制止部を備えており、前記操作レバーを作動姿勢となるように回動して前記カム手段により制止体を前進させたとき、前記回動制止部を前記固定受部材に押圧させるように構成している。
好ましくは、前記アームを構成する一対のアームの間に前記制止体を挿入すると共に、該制止体の両側縁に設けた凹部を前記アームの上下縁部に嵌合することによりガイド手段を構成し、該ガイド手段を介して制止体をアームに沿って進退自在となるように構成している。
好ましい実施形態において、前記制止体は、金属板を折曲することにより、カム手段によりスプリングに抗して前進させられる駆動板部と、該駆動板部の上部と前記回動制止部を連結する上側支持板部と、該駆動板部の下部と前記走行制止部を連結する下側支持板部を備え、前記走行制止部を前記下側支持板部から所定角度を介して下向きに延びるように該走行制止部と下側支持板部の間に折曲部を形成しており、カム手段によりアームに沿って制止体を前進させ、回動制止部が固定受部材に当接し、走行制止部が車輪のトレッドに当接した状態から、更にカム手段による駆動力を制止体に与えることにより、走行制止部がトレッドの接線に沿わされるように前記折曲部の角度を変化させる制御手段を構成している。
本発明によれば、車輪の転動を確実に阻止することにより優れた制止効果を奏する制止装置を提供することができる。
更に、本発明によれば、車輪の転動制止と同時に、車輪支持体の横向き回動ないし首振り回動を制止することができる制止装置の提供が可能になる。
本発明の1実施形態に係る制止装置を装備したキャスタを示す側面図である。 制止装置を分解状態で示す斜視図である。 制止装置の作用を示しており、(A)は制止解除状態を断面で示す側面図、(B)は制止作用状態を断面で示す側面図である。 操作レバーのカム手段を示しており、(A)は操作レバーを休止姿勢としたときのカム手段の説明図、(B)は操作レバーを作動姿勢に向けて回動したときのカム手段の説明図、(C)は操作レバーを作動姿勢としたときのカム手段の説明図である。 制止装置の作用を示しており、(A)は操作レバーを休止姿勢としたときの作用を示す断面図、(B)は操作レバーを作動姿勢に向けて回動したときの作用を示す断面図、(C)は操作レバーを作動姿勢としたときの作用を示す断面図である。 制止装置を作動させたときの状態を示しており、(A)はキャスタ及び制止装置を示す斜視図、(B)は回動制止部と車輪のトレッドの関係を示す拡大断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
図1及び図2に示すように、キャスタは、車輪支持体1のフォーク1a、1aに車軸2を介して車輪3を軸支し、該車輪支持体1は、取付用固定体4の下側にセンター軸(図示省略)を介して、図示矢印Mで示すように、縦軸廻りに横向き回動自在ないし首振り回動自在に連結されている。
図例の場合、車輪3は、トレッド3Aの幅方向に関して中高となるセンター部3aを形成している。トレッド3Aは、弾性材により成形されたタイヤにより構成することが好ましいが、車輪3と同一素材で一体成形したものでも良い。
図示実施形態は、仮設足場における支柱用のジャッキ付きキャスタを例示し、取付用固定体4は、固定座5から立設されたネジ軸部材6に支持ナット7を螺合しており、ハンドル8を介して支持ナット7を回転することによりネジ軸部材6の所定高さ位置に位置決めした状態で、足場用支柱(図示せず)をネジ軸部材6に外挿し、該支柱の下端を支持ナット7に支持させるように構成している。ただし、本発明が図示実施形態に限定されないことは勿論であり、取付用固定体4は、キャスタを必要とする物品に対して、取付け固定されるものであれば良い。
そこで、本発明の実施形態に係る制止装置は、前記取付用固定体4の固定座5に固設されたフランジ板から成る固定受部材9と、前記フォーク1a、1aの基端部に位置して車輪支持体1から横向きに延設された金属板製のアーム10、10と、スプリングユニット11と、制止体12と、操作レバー13により構成されており、前記アーム10、10の上部の内側には板状の係止部14が設けられている。
(スプリングユニット)
前記スプリングユニット11は、金属板を折曲することにより、前記アーム10、10の内側に沿って挿入される横板部15、15と、該横板部15、15の挿入端部を連結する連結板部16を一体に形成している。前記横板部15、15の間に位置して、コイルスプリングから成るスプリング17が配置され、該スプリング17の前記挿入方向の端部を前記連結板部16に設けたボス部16aに嵌挿することにより固定している。
前記横板部15、15は、アーム10、10の内側に沿って挿入した状態で、アーム10、10に開設された枢支孔10aに合致する孔15aを備えており、ボルト及びナットから成る枢軸18がこれらの孔に挿通されて軸着される。図示実施形態の場合、横板部15、15の上縁部に挿入方向に向けてフック形状とされた係止爪15bが形成されており、該係止爪15bを前記係止部14に係止することにより、横板部15を枢軸18の廻りに回動しないように固定する。
(制止体)
前記制止体12、前記スプリングユニット11の横板部15、15の間に装入され、アーム10、10の長手方向に向けて進退自在に構成されており、前進させられたとき車輪3のトレッド3Aに接触すると共に後退させられたとき該トレッド3Aから離間する走行制止部19と、前進させられたとき前記固定受部材9に接触すると共に後退させられたとき該固定受部材から離間する回動制止部20を設けている。
図示実施形態の場合、制止体12は、1枚の金属板を折曲することにより、前記スプリング17に接支させられる駆動板部21と、該駆動板部21の上部と前記回動制止部20を連結する上側支持板部22と、該駆動板部21の下部と前記走行制止部19を連結する下側支持板部23を備えている。
この際、前記回動制止部20及び走行制止部19は、前記金属板の折曲により形成されており、図2に示すように、回動制止部20は、円形のフランジ板から成る固定受部材9の周縁に沿うように円弧状に湾曲形成されている。これに対して、走行制止部19は、センター部3aを含むトレッド3Aに被せられる平板状に形成されており、トレッド3Aの横断方向に延びるスリット24を設けている。
前記走行制止部19は、前記下側支持板部23から所定角度θ1を介して折り返された状態で下向きに延びており、従って、走行制止部19と下側支持板部23の間には折曲部25が形成されている。
制止体12は、一対のアーム10、10の間に位置して前記横板部15、15の内側に装入された状態で、前記駆動板部21の両側に、アーム10、10の上下縁部に嵌合させられる凹部26a、26aを形成しており、これにより、制止体12をアームに沿って進退自在に案内するガイド手段26が構成されている。
(操作レバー)
前記操作レバー13は、並設された一対の帯状金属板により形成され、広い間隔で並設されたレバー部27、27と、狭い間隔で並設された駆動部28、28を構成し、前記レバー部27、27を連結ロッド29により連結固定すると共に、前記駆動部28、28を係止ロッド30により連結固定している。
前記駆動部28、28は、一対のアーム10、10の間に位置して前記横板部15、15の内側に挿入された状態で、前記枢支孔10a及び孔15aに合致する軸支孔28aを設けており、該軸支孔28aを介して枢軸18で軸支することにより、操作レバー13を休止姿勢P1と作動姿勢P2の間で回動自在となるように枢支しており、軸支孔28aを超えて延びる駆動部28の先端側にカム手段31を設けている。
従って、制止体12は、常時、スプリング17により後退方向に弾発付勢され、駆動板部21を操作レバー13のカム手段31に当接しており、操作レバー13を休止姿勢P1から作動姿勢P2に向けて回動したとき、カム手段31が駆動板部21を押動することにより、制止体12を前進させるように構成されている。
(作用)
図3(A)に示すように、操作レバー13を斜め上向きの休止姿勢P1としたとき、前記係止ロッド30がアーム10の端縁と上縁の間に形成された切欠き状の受止め部10bに当接し、操作レバー13が直立姿勢となる方向(図示の反時計回り方向)に回動することを阻止する。このとき、カム手段31は、制止体12がスプリング17により後退することを許しており、これにより、走行制止部19を車輪3のトレッド3Aから離間させ、回動制止部20を固定受部材9から離間させている。つまり、キャスタの制止は行われておらず、車輪3は自由に転動して走行自在とされ、車輪支持体1は取付用固定体4に対して横向き回動自在ないし首振り回動自在とされている。この状態のとき、スプリング17により後退方向に付勢された制止体12の駆動板部21がカム手段31に弾接しており、これにより、操作レバー13を休止姿勢P1に保持している。
図3(B)に示すように、操作レバー13を斜め下向きの作動姿勢P2としたとき、カム手段31がスプリング17に抗して制止体12を前進させ、回動制止部20を固定受部材9に押圧させ、これにより、車輪支持体1の横向き回動ないし首振り回動を阻止し、同時に、走行制止部19を車輪3のトレッド3Aに押圧させ、これにより、車輪3の転動を阻止して走行不能にする。
ユーザは、操作レバー13を休止姿勢P1と作動姿勢P2の間で回動させるときは、手動で行うことができるが、連結ロッド29により離間して並設されたレバー部27、27をペダルとして足動により行うこともできる。
(カム手段)
図4にカム手段31の好ましい実施形態を示している。カム手段31は、軸支孔28aを中心とする外周に位置して、図4(A)に示すように操作レバー13を休止姿勢P1としたとき制止体12の駆動板部21に沿う直線状とされた休止部31Aと、図4(C)に示すように操作レバー13を作動姿勢P2としたとき制止体12の駆動板部21に沿う直線状とされた作動部31Bと、前記休止部31Aと作動部31Bの間の中間部31Cを構成している。
軸支孔28aの中心から半径方向の距離に関して、前記休止部31Aは、最も短い距離R1とされた位置に形成され、前記作動部31Bは、最も長い距離R2とされた位置に形成され、前記中間部31Cは、休止部31Aと作動部31Bを円弧により連続的に連ねるように形成されている。
図4(A)に示すように休止姿勢P1としたとき、スプリング17により後退方向に付勢された制止体12の駆動板部21が休止部31Aに線接触ないし面接触することにより、操作レバー13を容易に回動しないように保持し、休止姿勢P1を維持させる(図3(A)参照)。
図4(B)に示すように休止姿勢P1から作動姿勢P2に向けて回動したとき、中間部31Cの円弧に沿って駆動板部21がスプリングに抗して徐々に前進させられ、回動制止部20を固定受部材9に押圧させると共に、走行制止部19を車輪3のトレッド3Aに押圧させる。
図4(C)に示すように作動姿勢P2としたとき、前述の駆動板部21の前進状態が維持されたままで、作動部31Bが駆動板部21に線接触ないし面接触することにより、操作レバー13を容易に回動しないように保持し、作動姿勢P2を維持させる(図3(B)参照)。このとき、図3(B)に示すように、走行制止部19は、車輪3のトレッド3Aの接線Tに沿わされた状態でトレッド3Aに圧接されている。
(折曲部の構成及び作用)
図5(A)に示すように、操作レバー13を休止姿勢P1として制止体12をスプリング17により後退させたとき、折曲部25は、所定角度θ1を保持している。そこで、図5(B)に示すように、操作レバー13を作動姿勢P2に向けて回動すると、前記カム手段31の中間部31Cにより駆動板部21が前進させられる。好ましくは、中間部31Cの終端(作動部31Bの始端)が駆動板部21に接する前に、回動制止部20が固定受部材9に当接し、走行制止部19がトレッド3Aに当接するように構成されている。従って、この状態から、カム手段31が回動することにより、中間部31Cの終端が駆動板部21に接したとき、該駆動板部21は更に前進方向に押動される。
このため、図示のように、駆動板部21が撓まされると共に、前記折曲部25が角度θ2(θ2<θ1)となるように撓まされる。この撓みは、永久歪みとして残るものではなく、金属板の可撓性ないし弾性によりもたらされるものであり、操作レバー13を休止姿勢P1に戻すことにより制止体12を後退させると直ちに復元するが、その可撓性ないし弾性の反発力により、走行制止部19をトレッド3Aに対して強く圧接させることを可能にする。
このように、折曲部25は、角度θ1から角度θ2へと変化する制御手段32を構成しており、これにより、図5(C)に示すように、操作レバー13を作動姿勢P2に回動して保持させた状態で、車輪3のトレッド3Aに圧接された走行制止部19が該トレッド3Aの接線Tに好適に沿わされるように構成されている。
(スリットの構成及び作用)
図6(B)に示すように、金属板により折曲形成された制止体12の走行制止部19は、トレッド3Aの接線Tに沿って圧接され、該接線Tに直交する求心方向の線Dに向けてスリット24を押圧させるように構成されている。
このため、スリット24に沿う平行な縁部がトレッド3Aの表面に食い込むことにより摩擦抵抗を増すように構成され、平行な一対のエッジにより、車輪3の前進回転Fに対抗する前進阻止手段24aと、後進回転Bに対抗する後進阻止手段24bを形成する。
しかも、トレッド3Aの幅方向に関して中高とされたセンター部3aを備えた車輪3が使用されている場合、前進阻止手段24aと後進阻止手段24bが食い込む結果、センター部3aの肉部がスリット21の内部に進入することにより膨隆肉部3bを生成するので、これにより、摩擦抵抗を更に増強し、少しのずれ動きも生じないように確実に車輪3の転動を阻止する。
図例の場合、スリット24は、走行制止部19に貫設したスロット状の長孔により構成されているが、これに限らず、切削やプレス加工により形成された有底凹状の長溝により構成しても良い。更には、走行制止部19に平行な2本のリブを突設し、リブ間の空間によりスリット24を構成したものでも良い。
1 車輪支持体
1a フォーク
2 車軸
3 車輪
3A トレッド
3a センター部
3b 膨隆肉部
4 取付用固定体
5 固定座
6 ネジ軸部材
7 支持ナット
8 ハンドル
9 固定受部材
10 アーム
10a 枢支孔
10b 受止め部
11 スプリングユニット
12 制止体
13 操作レバー
14 係止部
15 横板部
15a 孔
15b 係止爪
16 連結板部
16a ボス部
17 スプリング
18 枢軸
19 走行制止部
20 回動制止部
21 駆動板部
22 上側支持板部
23 下側支持板部
24 スリット
24a 前進阻止手段
24b 後進阻止手段
25 折曲部
26 ガイド手段
26a 凹部
27 レバー部
28 駆動部
28a 軸支孔
29 連結ロッド
30 係止ロッド
31 カム手段
31A 休止部
31B 中間部
31C 作動部
32 制御手段

Claims (4)

  1. キャスタにおける車輪を軸支した車輪支持体(1)に設けられる制止装置であり、
    前記車輪支持体(1)から横向きに延設されたアーム(10)と、
    前記アーム(10)の長手方向に向けてガイド手段(26)を介して進退自在に設けられ、前進により車輪のトレッド(3A)に対して該トレッドの接線(T)に沿うように接触し、後退によりトレッドから離間する板状の走行制止部(19)を備えた制止体(12)と、
    前記制止体(19)を後退方向に付勢するスプリング(17)と、
    前記アーム(10)に枢軸(18)を介して枢結された操作レバー(13)により構成されており、
    前記操作レバー(13)は、前記枢軸(18)の軸廻りで上向きの休止姿勢(P1)と下向きの作動姿勢(P2)の間を回動自在とされ、前記枢軸(18)を超えて制止体(12)に向けて延びる駆動部(28)を備え
    前記駆動部(28)は、操作レバー(13)を休止姿勢(P1)としたとき前記制止体(12)の後退を許し、作動姿勢(P2)としたとき前記制止体(12)を前進させることにより、走行制止部(19)を車輪のトレッド(3A)に押圧させる駆動力を制止体(12)に与えるカム手段(31)を構成し
    前記制止体(12)の走行制止部(19)は、車輪のトレッドの横断方向に延びるスリット(24)を設け、該スリットに沿って延びる平行な縁部により、車輪の前進阻止手段(24a)と後進阻止手段(24b)を形成して成ることを特徴とするキャスタにおける制止装置。
  2. 固定受部材(9)を備えた取付用固定体(4)の下側に、車輪を軸支した車輪支持体(1)を縦軸廻りに横向き回動自在に連結して成るキャスタにおいて、前記車輪支持体に設けられる制止装置であり、
    前記制止体(12)は、前進により取付用固定体の固定受部材(9)に接触すると共に後退により該固定受部材から離間する回動制止部(20)を備えており、
    前記操作レバー(13)を作動姿勢(P2)となるように回動して前記カム手段(31)により制止体(12)を前進させたとき、前記回動制止部(20)を前記固定受部材(9)に押圧させるように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載のキャスタにおける制止装置。
  3. 前記アームを構成する一対のアーム(10,10)の間に前記制止体(12)を挿入すると共に、該制止体の両側縁に設けた凹部(26a)を前記アームの上下縁部に嵌合することによりガイド手段(26)を構成し、該ガイド手段を介して制止体をアームに沿って進退自在となるように構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のキャスタにおける制止装置。
  4. 前記制止体(12)は、金属板を折曲することにより、前記カム手段(31)によりスプリングに抗して前進させられる駆動板部(21)と、該駆動板部の上部と前記回動制止部(20)を連結する上側支持板部(22)と、該駆動板部の下部と前記走行制止部(19)を連結する下側支持板部(23)を備え、前記走行制止部(19)を前記下側支持板部(23)から所定角度を介して下向きに延びるように該走行制止部と下側支持板部の間に折曲部(25)を形成しており、
    前記カム手段(31)によりアームに沿って制止体(12)を前進させ、回動制止部(20)が固定受部材(9)に当接し、走行制止部(19)が車輪のトレッド(3A)に当接した状態から、更にカム手段(31)による駆動力を制止体(12)に与えることにより、走行制止部(19)がトレッドの接線(T)に沿わされるように前記折曲部(25)の角度を変化させる制御手段(32)を構成して成ることを特徴とする請求項2又は3に記載のキャスタにおける制止装置。
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