JP7423780B2 - 精製サラシア属植物抽出物の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、精製サラシア属植物抽出物の製造方法に関する。
サラシア属植物の根及び幹は、インド及びスリランカの伝統医学アーユルヴェーダにおいて天然薬物として利用されてきた。スリランカでは、サラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)の根皮が、リュウマチ、淋病及び皮膚病の治療に有効であること、そして上記の根皮を初期糖尿病の治療に用いることが伝承されている。
近年、サラシア属植物抽出物が、種々のポリフェノール(及びキサントン配糖体であるマンジフェリン)を含有することが報告されている。ポリフェノールは、苦味、渋味、収斂味、エグ味、雑味として感じられ、食品として摂取する際、摂取者に不快感を与えることがある。
サラシア属植物抽出物を精製した場合、風味、特にサラシア属植物特有の臭い及び苦みの低減の改善が求められている。その改善として、サラシア属植物抽出物に関して活性炭を用いて苦味物質を減少させることが報告されている(特許文献1)。
国際公開第2019/065396号パンフレット
しかしながら、製剤又は食品等への加工を要しない、経口摂取用途に適したサラシア属植物抽出物とするために、サラシア属植物抽出物を精製する場合、サラシア属植物抽出物の有効成分であるサラシノールの回収率の他、その濃度を低減させないことに留意する必要がある。
精製による有効成分サラシノールの回収率の低下は、製造コストの観点から好ましくない。また、サラシノール濃度の低下は、サラシア属植物抽出物の活性が低減されることとなるため、摂取量が増えて摂取者の負担が増加することがある。また、製剤又は食品等への加工を行わずに、そのまま経口摂取可能な精製されたサラシア属植物抽出物とするためには、苦味を低減し、摂取しやすい抽出物とすることは重要である。
本発明は、上述した観点を鑑みて、精製に伴うサラシノールの回収率を大きく低減させず、かつ色味と風味(臭い及び苦み)を改善した精製サラシア属植物抽出物の製造方法を提供することを課題とする。
一般的に、精製サラシア属植物抽出物を得るための原料は、精製によって回収率が低下しやすいため、サラシア属植物を含有する原料抽出物(以下、サラシア属植物含有原料抽出物とも称する)に対して精製処理は行わない。しかしながら、本発明者らの鋭意検討により、サラシア属植物、サラシア属植物抽出物、及びサラシア属植物粉砕物の少なくとも一種を含むサラシア属植物含有原料抽出物の100質量%に対して40~90質量%のタンパク質又はタンパク質分解物を抽出工程中に添加することが、上記課題を解決する有効な手段であることを明らかにした。
この点について、本発明者らは以下のように推測している。
サラシア属植物特有の風味(臭い及び苦み)は、サラシア属植物が含有するポリフェノール類、脂質類などの成分(以下、特定成分とも称する)が原因と考えられる。タンパク質又はタンパク質分解物は、これら特定成分との親和性が高いため、接触させるタンパク質又はタンパク質分解物の処理を特定量とすることで、上記特定成分が選択的に除去され、得られる精製サラシア属植物抽出物中に含まれる特定成分の含有量が相対的に減少する結果、サラシア属植物抽出物の風味が改善するものと考えられる。
なお、上記の推測は、本発明の一実施形態の効果を限定的に解釈するものではなく、一例として説明するものである。
上記課題を解決するための具体的な手段には、以下の実施態様が含まれる。
[1] サラシア属植物、サラシア属植物抽出物、及びサラシア属植物粉砕物の少なくとも一種を含むサラシア属植物含有原料抽出物を、抽出溶媒の存在下において、上記サラシア属植物含有原料抽出物の100質量%に対して40~90質量%のタンパク質又はタンパク質分解物で処理することを含む、精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
[2] タンパク質又はタンパク質分解物が、ゼラチン、コラーゲンペプチド、大豆タンパク、カゼイン、アルブミンから選ばれる少なくとも一種を含む、[1]に記載の精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
[3] タンパク質又はタンパク質分解物が、分子量1万以下のコラーゲンペプチド又は大豆タンパクである、[1]又は[2]に記載の精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
[4] タンパク質又はタンパク質分解物で処理する温度が0~25℃である、[1]~[3]のいずれか一に記載の精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
[5] [1]~[4]のいずれか一に記載の製造方法により製造される、精製サラシア属植物抽出物。
本発明の一実施形態によれば、精製に伴うサラシノールの回収率を大きく低減させず、かつ色味及び風味(臭い及び苦み)を改善した精製サラシア属植物抽出物の製造方法および精製サラシア属植物抽出物を提供することができる。
また、本発明の一実施形態によれば、製剤又は食品等への加工を行わずにそのまま経口摂取可能な精製サラシア属植物抽出物の製造方法及び精製サラシア属植物抽出物を提供することができる。
以下、本発明の実施形態の一例について説明する。但し、本発明は、以下の実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の目的の範囲内において、適宜、変更を加えて実施することができる。
本明細書において「~」を用いて示された数値範囲は、「~」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を意味する。
本明細書中に段階的に記載されている数値範囲において、一つの数値範囲で記載された上限値又は下限値は、他の段階的な記載の数値範囲の上限値又は下限値に置き換えてもよい。また、本明細書中に記載されている数値範囲において、その数値範囲の上限値又は下限値は、実施例に示されている値に置き換えてもよい。
本明細書において、「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の目的が達成されれば、本用語に含まれる。
[サラシア属植物含有原料抽出物]
サラシア属植物は、主としてスリランカ、インド及び東南アジア地域に自生するデチンムル科の植物である。サラシア属植物の具体例としては、サラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)、サラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、サラシア・プリノイデス(Salacia prinoides)、サラシア・キネンシス(Salacia chinensis)、サラシア・ラティフォリア(Salacia latifolia)、サラシア・ブルノニアーナ(Salacia burunoniana)、サラシア・グランディフローラ(Salacia grandiflora)、サラシア・マクロスペルマ(Salacia macrosperma)から選ばれる一種類以上の植物が挙げられる。サラシア属植物としては、サラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)、サラシア・オブロンガ(Salacia oblonga)、及びサラシア・キネンシス(Salacia chinensis)から選ばれる少なくとも一種の植物であることが好ましい。
本開示においては、「サラシア属植物含有原料抽出物」とは、抽出工程において精製サラシア属植物抽出物を得るための原料のうち、サラシア属植物由来の成分を意味し、抽出物中に含まれるその他の成分(例えば、原料を調製するために用いる抽出溶媒など)は除く。
本開示においては、サラシア属植物含有原料抽出物に用いるサラシア属植物として、サラシア属植物、サラシア属植物抽出物、及びサラシア属植物粉砕物の少なくとも一種を使用すればよい。サラシア属植物としては、サラシア属植物の根、幹、葉、花、果実等の可食部をそのまま使用することができる。
本明細書において、サラシア属植物の抽出物、及びサラシア属植物の粉砕物とは、サラシア属植物の根、幹、葉、花、果実等の可食部の抽出物及び/又は粉砕物、並びに上記抽出物及び/又は粉砕物の乾燥物を包含する意味で用いられる。本明細書において、乾燥物とは、乾燥粉末(エキス末)でもよい。上記したサラシア属植物の抽出物及び/又は粉砕物を調製する際には、サラシア属植物の一種類以上の部位を混合して使用してもよい。効率よく精製サラシア属植物抽出物を製造する観点から、サラシア属植物含有原料抽出物としては、好ましくは、根、及び幹から選ばれる部位から抽出したサラシア属植物抽出物(エキス)又はエキスを乾燥して得られるエキス末が用いられる。
乾燥粉末(エキス末)は、好ましくは、サラシア属植物の可食部等を溶媒によって抽出し、上記で得られた抽出物を乾燥させることによって得ることができる。
抽出に用いる溶媒としては、水、アルコール、又はケトン等が挙げられ、これらを二種以上混合した混合溶媒を用いてもよい。
アルコールとしては、メタノール、又はエタノール等が挙げられ、エタノールが好ましい。
ケトンとしては、アセトン、メチルエチルケトン、又はシクロヘキサン等が好ましい。
上記の中でも、水、アルコール、水とアルコールとの混合溶媒、又は水とケトンとの混合溶媒が好ましく、水、アルコール、又は水とアルコールとの混合溶媒がより好ましく、50℃~98℃の熱水、エタノール、又は水とエタノールとの混合溶媒がさらに好ましい。
水とアルコールとの混合溶媒におけるアルコール含有量は、30質量%~90質量%が好ましく、40質量%~70質量%がより好ましい。
抽出物を乾燥して、乾燥粉末(エキス末)を得る際の乾燥方法は、特に制限はなく、公知の乾燥方法、例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥等の方法が挙げられる。
[抽出工程]
本開示の精製サラシア属植物抽出物の製造方法は、サラシア属植物、サラシア属植物抽出物、及びサラシア属植物粉砕物の少なくとも一種を含むサラシア属植物含有原料抽出物を、抽出溶媒の存在下において、上記サラシア属植物含有原料抽出物の100質量%に対して40~90質量%のタンパク質又はタンパク質分解物で処理することを含む製造方法である。40~90質量%のタンパク質又はタンパク質分解物による処理によって、サラシア属植物含有原料抽出物から苦味、えぐみ、渋みなどの成分、及び/又は着色成分を除くことができる。
(タンパク質又はタンパク質分解物)
本開示で用いるタンパク質又はタンパク質分解物は、その種類及び特性等は特に限定されることなく用いることができる。タンパク質又はタンパク質分解物としては、ゼラチン、コラーゲンペプチド、大豆タンパク、カゼイン、アルブミンの少なくとも一種を含むことが好ましく、コラーゲンペプチド及び/又は大豆タンパクがより好ましく、平均分子量2万以下であるコラーゲンペプチド及び/又は大豆タンパクがさらに好ましい。平均分子量1万以下であるコラーゲンペプチド及び/又は大豆タンパクが特に好ましい。
タンパク質又はタンパク質分解物の平均分子量は、特定成分を凝集させる観点から、下限値として好ましくは500、より好ましくは1000、さらに好ましくは2000であり、上限値として好ましくは100000、より好ましくは70000、さらに好ましくは50000であり、特に好ましくは20000である。タンパク質又はタンパク質分解物の平均分子量の範囲は、上述した下限値及び上限値を任意に組み合わせることができる。
タンパク質又はタンパク質分解物の平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC:ポリエチレングリコール(PEG)標準)にて測定した値を意味するが、市販品の場合には、供給元から提供される製品情報に従えばよい。GPCで平均分子量を求めるには、あらかじめ分子量が既知で異なるポリエチレングリコール(PEG)数種を同条件で測定して得られたリテンションタイムと分子量の関係の検量線を元に算出する。本開示における平均分子量とは、この手法に従ってPEG換算で算出した重量平均分子量を指す。
ゼラチンは、天然ゼラチン又はリコンビナントゼラチンの何れでもよい。天然ゼラチンとは天然由来のコラーゲンより作られたゼラチンである。ゼラチンの由来は、ウシ、ブタ、魚などが挙げられるが、特に限定されない。リコンビナントゼラチンとは、遺伝子組み換え技術により作られたゼラチン類似のアミノ酸配列を有するポリペプチドもしくは蛋白様物質を意味する。リコンビナントゼラチンは、コラーゲンに特徴的なGly-X-Yで示される配列(X及びYはそれぞれ独立にアミノ酸の何れかを示す)の繰り返しを有するものが好ましい。
コラーゲンペプチドは、ゼラチンを酵素や酸などによって加水分解して得ることができる。コラーゲンペプチドはグリシンやヒドロキシプロリンを多く含むタンパク質であり、市販品として入手可能である。コラーゲンは、哺乳類のコラーゲン組織から抽出したコラーゲンであっても、魚類のコラーゲン組織から抽出したコラーゲンであっても、特に限定されるものではない。魚類由来のコラーゲンの原料としては、マグロ(キハダ)、サメ、タラ、ヒラメ、カレイ、タイ、テラピア、サケ、ナマズ等の皮が挙げられる。哺乳類由来のコラーゲンの原料としては、ブタ、牛などが挙げられる。コラーゲンペプチドの平均分子量は、特定成分を凝集させることができれば限定されないが、1000~30000が好ましく、1500~20000がより好ましく、2000~8000がさらに好ましく、2000~5000が特に好ましい。コラーゲンペプチドの平均分子量は、特定成分を凝集させる観点及び経済的な観点から、10000以下であることが好ましい。
大豆タンパクは、大豆タンパクを含有する原料に、無機塩溶液を加えて大豆タンパクを抽出することで得られる。大豆タンパクを含有する原料は、特に限定されず、脱脂大豆粉、濃縮大豆タンパク、分離大豆タンパク、豆乳などが使用できる。これらの原料は、各種市販のものを用いても、原料となる大豆から調製してもよい。大豆タンパクは大豆ペプチドなどの加水分解物を含むことができる。大豆タンパクの平均分子量は、特定成分を凝集させることができれば限定されないが、500~100000が好ましく、5000~35000がより好ましい。
カゼインは乳タンパクであり、例えば、牛乳中に存在する。カゼインの分子種は、電気泳動による易動度から主に4種類のカゼインに分類される。カゼインは分子内に親水性部分と疎水性部分とを有し、両親媒性を有する。カゼインは白色の沈殿であり、平均分子量は20000~25000である。
アルブミンは、卵白を構成する主成分のタンパク質に似た生化学的性質をもつタンパクとして知られている。例えば、由来によって、卵白を構成する卵アルブミン、血液の血漿に含まれる血清アルブミン、乳汁に含まれる乳アルブミンが挙げられる。例えば、アルブミンの平均分子量は約66000(血清アルブミン)である。
詳細な機構は定かではないが、タンパク質又はタンパク質分解物がサラシア属植物抽出物中に含まれる特定成分を選択的に除去することにより、臭い及び苦味を低減することができる。
サラシア属植物、サラシア属植物抽出物、及びサラシア属植物粉砕物の少なくとも一種からなるサラシア属植物含有原料抽出物を、抽出溶媒の存在下で処理するために使用されるタンパク質又はタンパク質分解物の量は、サラシア属植物含有原料抽出物100質量%に対して40質量%以上が好ましく、50質量%以上がより好ましく、60質量%以上がさらに好ましく、70質量%以上が特に好ましい。また、回収率を高める観点から、タンパク質又はタンパク質分解物の量は、サラシア属植物含有原料抽出物100質量%に対して90質量%以下が好ましく、85質量%以下がより好ましい。
サラシア属植物含有原料抽出物と、タンパク質又はタンパク質分解物との接触時間は、精製サラシア属植物抽出物を効率よく得る観点から、5分以上であることが好ましく、30分以上がより好ましい。また、α-グルコシダーゼ活性阻害をより高めた精製サラシア属植物抽出物を得る観点から、24時間以下が好ましく、12時間以下がより好ましく、6時間以下がさらに好ましく、3時間以下が特に好ましく、1時間以下が最も好ましい。
(抽出温度)
抽出工程の温度は、得られる精製サラシア植物属抽出物のサラシノール濃度を高める観点から0℃~100℃が好ましく、0℃~70℃がより好ましい。また、0℃~25℃の低温ではより苦味成分や色味成分の溶出を抑えることができる。抽出時間は、抽出温度が25℃以上の場合は1時間~8時間、抽出温度が25℃以下の場合は2時間~18時間が好ましい。
(抽出溶媒)
抽出溶媒としては、その種類及び特性などは特に限定されることなく用いることができ、水及び/又は有機溶媒を用いることができるが、製造コストの観点から水であることが好ましい。水の種類は特に限定されず、水道水、蒸留水、イオン交換水、天然水等から適宜選択して使用することができる。
また、有機溶媒を使用する場合、例えば、エタノール、メタノール等のアルコール、アセトン等のケトン、酢酸エチル等のエステルが例示される。アルコール、ケトン等の親水性有機溶媒が好ましく、製剤又は食品への使用を考慮すると、アルコールがより好ましく、エタノールがより更に好ましい。
なお、抽出溶媒は、上述したサラシア属含有原料が含む抽出溶媒であってもよい。すなわち、原料となるサラシア属植物抽出物(エキス)を調整するために使用した溶媒をそのまま抽出溶媒として用いてもよい。
上記の中でも、水、アルコール、水とアルコールとの混合溶媒、又は水とケトンとの混合溶媒が好ましく、水、アルコール、又は水とアルコールとの混合溶媒がより好ましく、50℃~98℃の熱水、エタノール、又は水とエタノールとの混合溶媒がさらに好ましい。
水とアルコールとの混合溶媒におけるアルコール含有量は、30質量%~90質量%が好ましく、40質量%~70質量%がより好ましい。
[分離工程]
本開示の精製サラシア属植物抽出物の製造方法では、タンパク質又はタンパク質分解物による処理によって生じる不溶解物を除去することが好ましい。不溶解物の除去の手段は、限定されないが、遠心分離、ろ過、沈降残渣などの分離手段を用いることができる。必要に応じて、上記抽出工程の前又は後に活性炭やスチレン系合成樹脂を接触させることもできる。
抽出工程を経て得られた抽出物を、ろ過、遠心分離、沈殿処理、膜処理等から選択される固液分離処理のうち一種又は二種以上を組合せて行うことにより、サラシア属植物の固形分、不溶解物等を除去し、精製サラシア属植物抽出物を得ることができる。
ろ過の方法は特に限定されず、例えば、ろ紙、金属製フィルタ、ガフフィルタ等によるフィルタ分離を採用することができる。フィルタのメッシュサイズは、サラシア属植物の固形分及び不溶解物を確実に除去することが可能であれば特に制限はない。
遠心分離は、特に限定されず、例えば、分離板型、円筒型、デカンター型等の公知の機器を使用して行うことができる。遠心分離の使用条件(回転数及び時間)は、サラシア属植物の固形分及び不溶解物を確実に除去することが可能であれば特に制限はない。
膜処理は、例えば、細孔径が10μm以下の高分子材料からなる膜を通過させる処理であり、膜の形態としては、平膜、中空糸膜等を挙げることができる。
分離工程において、精製効率を高める観点から、抽出工程で得られた抽出物を濃縮又は乾燥により高濃度化する濃縮工程を加えてもよく、分離工程の途中において濃縮工程を利用してもよい。抽出工程で得られた抽出物を乾燥して、乾燥粉末(エキス末)を得る方法は、制限はなく、公知の乾燥方法、例えば、噴霧乾燥、凍結乾燥等の方法が挙げられる。
上述のような本開示の製造方法により、サラシノール回収率を維持しつつも、サラシア属植物特有の臭い及び苦みが低減され、抽出物中におけるサラシア属植物の含有量が高められる。この結果、製剤又は食品等への加工を行わずに経口摂取可能な精製サラシア属植物抽出物とすることができる。
なお、精製サラシア属植物抽出物(精製エキス)は、上記の抽出工程を経て得られた後、エキスを濃縮(濃縮精製エキス)又は乾燥(精製エキス末)としてもよい。濃縮又は乾燥方法は、特に制限はなく、公知の方法が挙げられる。
なお、本明細書において、「サラシア属植物抽出物の回収率」又は「回収率」とは、上述した抽出処理をせずに得られるサラシア属植物抽出物の固形分量に対する、精製サラシア属植物抽出物の固形分量を百分率で示したものをいう。なお、回収率の上限は、特に限定されるものではなく、100質量%であってもよい。
本開示の製造方法により得られた精製サラシア属植物抽出物は、経時保存安定性にも優れる。具体的には、室温保存による着色及び臭いの発生を低減することができる。この点について詳細な機構は定かではないが、上述した特定成分が選択的に除去されることにより、経時に伴う空気中の水分の影響による特定成分の変質、又は特定成分とサラシア属植物抽出物中の有効成分との反応を抑制することができるため、精製サラシア属植物抽出物の保存安定性が良好になるものと考えられる。
[精製サラシア属植物抽出物]
本開示の精製サラシア属植物抽出物は、風味が改善されているため、製剤又は食品等への加工を行わずに経口摂取可能な抽出物である。具体的には、サラシア特有の臭い及び苦みが低減されており、下記に示す特性を有する。
精製サラシア属植物抽出物は、ポリフェノール類及び脂質類の含有量が、精製サラシア属抽出物全量に対して合計で10質量%未満となっている。
なお、本明細書において、ポリフェノール類とは、ISO14502-1(2005)に準じてFOLIN-CIOCALTEU法により測定できる化合物を意味し、たとえばカテキン等が挙げられる。また、脂質類とは、食品中の脂質類の分析に用いられる、酸分解法により測定可能な化合物を意味し、たとえばコレステロール、グリセリン等が挙げられる。
本開示の精製サラシア属植物抽出物は、上述したようにポリフェノール類及び脂質類が低減されているため、サラシア属植物特有の臭い及び苦みが低減される他、経時保存に伴う着色及び臭いの発生を低減できる。
精製サラシア属植物抽出物は乾燥(精製エキス末)としてもよく、賦形剤等を加えた粉末としてもよく、さらに造粒処理を施して粒径を大きくした造粒物としてもよい。賦形剤としては、その種類及び特性等は特に限定されることなく用いることができる。
精製サラシア属植物抽出物の苦みは、ポリフェノール類の中でもエピカテキンの含有量を指標として判断することができる。苦みをより低減する観点から、精製サラシア属抽出物全量に対してエピカテキンの含有量は0.004質量%未満が好ましく、0.003質量%未満がより好ましい。
(サラシノールの含有量)
精製サラシア属植物抽出物におけるサラシノールの含有量は、サラシノールの標準物質を用いて測定することで求めることができる。例えば、高速液体クロマトグラフィーを用いる場合、以下の条件で検出することにより確認することができる。
カラム:Shodex Asahipak NH2P-50 4E
流速:1mL/min
溶離液: 80%アセトニトリル+20%水
オーブン温度:30℃
インジェクション量:25μL
検出器: 荷電化粒子検出器(Charged Aerosol Detector:CAD)
[用途]
本開示の精製サラシア属植物抽出物の用途は、本発明の効果を奏するものである限り特特に限定されず、例えば、食品(飲料、及びサプリメントを含む)、食品材料、医薬部外品、医薬品、医薬品材料、及び医薬部外品材料等が挙げられ、具体的には、特開2017-132763号公報の段落0031~0060に記載されているものが挙げられるが、食品、食品材料、経口摂取用途である医薬部外品、医薬品、医薬品材料、及び医薬部外品に適用すると、本開示の効果がより効果的に作用する。
以下、本発明を実施例により更に具体的に説明するが、本発明はその主旨を超えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
比較例1:サラシア属植物含有原料抽出物の調製
サラシア・レティキュラータ(Salacia reticulata)の根の部分を粉砕後、70℃の熱水にて抽出して得られた溶液を遠心分離(回転数:1000rpm、時間:10分)し、混合溶液の上清液を回収し、ろ過して室温まで冷却し、サラシア属植物含有原料抽出物(抽出液)を得た(比較例1)。
比較例2:サラシア属植物含有原料抽出物の調製
比較例1の手順にて調製したサラシア属植物含有原料抽出物に活性炭1.0質量%を攪拌しながら添加して混合溶液を得た。得られた混合溶液を60分間攪拌しながら活性炭と反応させ、遠心分離(回転数:1000rpm、時間:10分)し、混合溶液の上清液を回収し、ろ過して室温まで冷却し、サラシア属植物含有原料抽出物(抽出液)を得た(比較例2)。
実施例1~6:精製サラシア属植物含有抽出物の調製
比較例1の手順にて調製したサラシア属植物含有原料抽出物(抽出液)の100質量%に対して、表1に記載のタンパク質又はタンパク質分解物を添加することにより、サラシア属植物含有原料抽出物をタンパク質又はタンパク質分解物により処理した。処理温度及び処理時間は表1に示す。得られた溶液を遠心分離(回転数:1000rpm、時間:10分)し、混合溶液の上清液を回収し、ろ過して室温まで冷却し、精製サラシア属植物含有抽出物(抽出液)を得た。
実施例1で用いたコラーゲンペプチド(ヴァイスハルト社製NATICOL1000)の平均分子量は3000(表中MW3000として表記)である。
実施例2で用いたコラーゲンペプチド(新田ゼラチン社製860gel)の平均分子量は20000(表中MW20000として表記)である。
実施例3~6において用いた、ゼラチン(新田ゼラチン社製)、大豆タンパク(富士フイルム和光純薬社製)、カゼイン(富士フイルム和光純薬社製)、アルブミン(富士フイルム和光純薬社製)の平均分子量はそれぞれ、10万、3万、2万、8万である。
[評価]
比較例のサラシア属植物抽出物及び実施例の精製サラシア属植物抽出物について、以下の各評価を行った。結果を表1に示す。
<サラシノール濃度>
上述した実験法により、実施例1~6及び比較例1~2のサラシノール濃度を測定した。続いて、比較例1のサラシノール濃度を100として、実施例および比較例のサラシノール濃度の相対値を算出した。
<サラシノール回収率>
下記の式にもとづき、実施例および比較例のサラシノール回収率を算出した。
サラシノール回収率(%)=サラシア属植物抽出物の回収率(%)×サラシノール濃度
<着色の評価>
試料を濃度0.7%となるように純水に溶かし、光路長1cmのセルを用いた紫外可視分光法により、波長550nmにおける吸光度を測定した。
なお、測定装置は紫外可視分光光度計(機種名:U-3310、(株)日立製作所)、ブランク試験は純水を使用した。
比較例1の吸光度を100として、実施例および比較例の吸光度の相対値を算出した。
<臭いの評価>
被験者5名により以下の手順にて評価を行った。
(1)比較例1を基準5とし、各被験者にて以下の基準に沿って評価した。
1:サラシア属植物特有の臭いが感じられず、経口摂取しやすい
2:サラシア属植物特有の臭いが僅かに感じられるが、経口摂取には全く問題がない
3:サラシア属植物特有の臭いが感じられるが、経口摂取は可能
4:サラシア属植物特有の臭いがやや強く感じられ、経口摂取が難しい
5:サラシア属植物特有の臭いが強く、経口摂取が困難
(2)上記(1)の値を、各実施例及び比較例について算術平均し、以下の基準に沿って評価した。
A:1.0以上2.0未満
B:2.0以上3.0未満
C:3.0以上4.0未満
D:4.0以上5.0以下
なお、A、B又はCが製品として許容範囲である。
<苦みの評価>
被験者5名により、以下の手順にて評価を行った。
(1)比較例1を基準5とし、各被験者にて以下の基準に沿って評価した。
1:苦みが感じられず、経口摂取しやすい
2:苦みが僅かに感じられるが、経口摂取には全く問題がない
3:苦みが感じられるが、経口摂取は可能
4:苦みがやや強く感じられ、経口摂取が難しい
5:苦みが強く、経口摂取が困難
(2)上記(1)の値を、算術平均し、以下の基準に沿って評価した。
A:1.0以上2.0未満
B:2.0以上3.0未満
C:3.0以上4.0未満
D:4.0以上5.0以下
なお、A、B又はCが製品として許容範囲である。
以上の結果より、本開示の抽出工程を経た実施例1~6は、有効成分であるサラシノールの回収率を低減させることなく、溶出される色素を顕著に下げ、臭いや苦味の発生を抑制した。特に実施例1の分子量1万以下のコラーゲンペプチドが着色低下や苦味、臭いの低減効果が大きかった。

Claims (5)

  1. サラシア属植物、サラシア属植物抽出物、及びサラシア属植物粉砕物の少なくとも一種を含むサラシア属植物含有原料抽出物を、抽出溶媒の存在下において、
    前記サラシア属植物含有原料抽出物の100質量%に対して40~90質量%のタンパク質又はタンパク質分解物で処理すること、および
    タンパク質又はタンパク質分解物による処理によって生じる不溶解物を除去すること
    を含む、精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
  2. タンパク質又はタンパク質分解物が、ゼラチン、コラーゲンペプチド、大豆タンパク、カゼイン、アルブミンから選ばれる少なくとも一種を含む、請求項1に記載の精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
  3. タンパク質又はタンパク質分解物が、ゼラチン、コラーゲンペプチド、大豆タンパクから選ばれる少なくとも一種を含む、請求項2に記載の精製サラシア属植物抽出物の製造方法
  4. タンパク質又はタンパク質分解物が、分子量2万以下のコラーゲンペプチド又は大豆タンパクである、請求項1~3のいずれか一項に記載の精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
  5. タンパク質又はタンパク質分解物で処理する温度が0~25℃である、請求項1~のいずれか一項に記載の精製サラシア属植物抽出物の製造方法。
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