JP7421358B2 - 物入れおよび車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、物入れ、および、物入れを備える車両用シートに関する。
自動車等の車両には、仕切り板を有する物入れが設けられる場合がある。仕切り板を有する物入れの提案として、特開平6-320997号公報(特許文献1)、特開2006-312340号公報(特許文献2)、特開2008-285018号公報(特許文献3)等がある。
特開平6-320997号公報 特開2006-312340号公報 特開2008-285018号公報
本発明者らは、本発明に先立って、側面衝突時の荷重伝達経路を構成するロードパスパイプがシートクッションの後端部から露出する構成の車両用シートの検討を行った。この場合、左右のシートとの間にロードパスパイプが露出してしまう構成となるので、見た目の外観の向上等の為、露出したロードパスパイプに、小物入れを取り付けることを検討した。
また、本発明者らは、取り付けられる小物入れを、上下2つの部品を組み合わせて構成することも検討している。上下2つの部品を組み合わせた構成の小物入れでは、上側の部品を、ボルト等の固定部材によって、露出したロードパスパイプに固定するのが良いことが分かった。つまり、この構成によれば、上側の部品に垂直荷重が加わった場合でも、上側の部品が破壊されずに垂直荷重に耐えうることが可能である。
しかし、上側の部品の底面に固定部材を設けるので、小物入れを上側から見た場合、上側の部品の底面に設けた固定部材が見えることになる。そのため、見た目の外観が低下してしまう。
本発明の目的は、露出したロードパスパイプに取り付けられる部品を含む小物入れにおいて、見た目の外観を向上することが可能な技術を提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
すなわち、パイプに取り付けられる物入れは、底部を含む物入れ部と、前記物入れに取り付けられる仕切り部材と、を含む。前記底部は、前記物入れを前記パイプへ固定するための固定部材がはめ込まれる第1開口部を有する。前記仕切り部材は、仕切り部と、前記仕切り部の下端から前記物入れの前記底部に沿う様に延びる底面部と、を含む。前記仕切り部材を前記物入れ部に取り付けた場合、前記底部の上に前記仕切り部材が設けられる。
上記物入れによれば、見た目の外観を向上することが可能である。
図1は、実施例にかかる車両用シートを示す斜視図である。 図2は、図1の車両用シートのシートフレームを後ろから見た状態を示す斜視図である。 図3は、図1の物入れの分解斜視図である。 図4は、実施例に係る車両用シートの配置例を説明する上面図である。 図5は、物入れの第1部品の構成例を説明する図である。 図6は、仕切り部材がはめ込まれた物入れを示す斜視図である。 図7は、仕切り部材の構成例を説明する正面図および側面図である。 図8は、図7の側面図のB-B線に沿う仕切り部材の断面図である。 図9は、図7の正面図のA-A線に沿う仕切り部材の断面図である。 図10は、弾性部材の構成例を説明する図である。 図11は、変形例1に係る仕切り部材の斜視図である。 図12は、変形例1に係る仕切り部材が取り付けられた物入れを示す斜視図である。 図13は、変形例1に係る仕切り部材の上面図および側面図である。 図14は、変形例2に係る仕切り部材の斜視図である。 図15は、変形例2に係る仕切り部材が取り付けられた物入れを示す斜視図である。 図16は、変形例2に係る仕切り部材の上面図および側面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。また、図面において、矢印前は車両の前方を示し、矢印後は車両の後方を示し、矢印左は車両の左側方を示し、矢印右は車両の右側方を示し、矢印上は車両の上方を示し、矢印下は車両の下方を示している。また、以下の説明においては、特別に断らない限り、前、後や上、下、左、右については、車両に対しての前、後や上、下、左、右を意味するものとする。
図1は、実施例にかかる車両用シートを示す斜視図である。図1に示す車両用シート1は、車両のフロアーに、車幅方向(左右方向)に並んで配置される右側シートと左側シートとの内の右側シート2を示している。右側シート2は、シートクッション4と、シートバック5と、シートバック5に取り付けられたヘッドレスト6と、シートクッション4の下側に取り付けられた一対のシートレール7と、を含む。シートクッション4は座面を構成し、シートバック5は背もたれを構成する。右側シート2は、シートクッション4とシートバック5との角度調整を可能にするリクライニング機構を有し、リクライニング機構によりシートクッション4とシートバック5とが傾倒可能に連結されている。
右側シート2において、一対のシートレール7は、左側シートレールと、右側シートレールと、を含む。シートレール7のおのおのは、車両のフロアーに固定されるロアシートレール7Lと、シートクッション4の下に取り付けられたアッパシートレール7Uと、を含む。右側シート2は、シートレール7のロアシートレール7L上におけるシートクッション4の前後方向の位置調整を可能にするスライド機構を有している。
図1に示す様に、右側シート2のシートクッション4の左側の後方には、シートベルトを固定するためのバックル32と、物入れ40が設けられている。物入れ40は、上部品または物入れ本体とされる第1部品41と、下部品または下カバー部品とされる第2部品42と、横蓋とされる第3部品43と、を含む。第1部品41の内部には、仕切り部材44が設けられている。第1部品41、第2部品42および第3部品43は、樹脂材料により形成された樹脂部品で構成することができる。仕切り部材44は、軟質性のゴムなどの柔軟性のある材料により構成することができる。仕切り部材44は、第1部品41に着脱可能に取り付けられている。仕切り部材44が第1部品41に取り付けられると、第1部品41に複数の携帯電話機などを入れることができる。仕切り部材44が第1部品41から取り除かれると、第1部品41に缶コーヒーやペットボトルなどの飲み物容器を入れることができる。
物入れ40は、図3において説明するように、第1部品41と第2部品42と第3部品43とが組み合わせられて、ロードパスパイプ(30)の第1部分(30A)を覆う様に、ロードパスパイプ(30)の第1部分(30A)に取り付けられる。
図1に示す様に、シートクッション4は、シートクッションフレーム(15:図2参照)と、シートクッションフレーム(15)に取り付けられた緩衝部材としてのパッド(不図示)と、パッドを覆う様に設けられた表皮10と、を含む。シートバック5も、同様に、シートバックフレーム(16:図2参照)と、シートバックフレーム(16)に取り付けられた緩衝部材としてのパッド(不図示)と、パッドを覆う様に設けられた表皮11と、を含む。ヘッドレスト6も、ヘッドレストステイ(不図示)に取り付けられた緩衝部材としてのパッド(不図示)と、パッドを覆う様に設けられた表皮12と、を含む。表皮10、11,12は、たとえば、皮、革、合成皮革、布、それらとの同等物、又はそれらを組み合わせた部材によって構成することができる。パッドは、着座者にクッション性を付与する部材、たとえば、発泡性の樹脂であるウレタンによって構成することができる。
(シートフレームの構成例)
図2は、図1の車両用シートのシートフレームを後ろから見た状態を示す斜視図である。図2に示す様に、右側シート2のシートフレーム20は、シートクッションフレーム15とシートバックフレーム16とを有する。シートバックフレーム16は、リクライニング機構により、シートクッションフレーム15に、角度調整可能に取り付けられている。
シートクッションフレーム15は、左右のクッションサイドフレーム(左側クッションサイドフレームと右側クッションサイドフレーム)151と、後方パイプフレーム152と、前方パネルフレーム153と、前方パイプフレーム(不図示)と、を有する。前方パネルフレーム153は、左右のクッションサイドフレーム151の前方の上側において、左右のクッションサイドフレーム151の間に固定されて設けられている。前方パイプフレームは、前方パネルフレーム153の下側に設けられている。後方パイプフレーム152は、左右のクッションサイドフレーム151の後方側において、左右のクッションサイドフレーム151の間に固定されて設けられている。
シートバックフレーム16は、メインパイプフレーム161と、左右のバックサイドフレーム162と、を含む。左右のバックサイドフレーム162は、メインパイプフレーム161の左右の下側に取り付けられている。
ロードパスパイプ30は、後方パイプフレーム152の後方側において、シートクッションフレーム15の左右のクッションサイドフレーム151の間に固定されるともに、左側のクッションサイドフレーム151の後方の下側から左側のクッションサイドフレーム151の外側(左側)に延出されて、左側のクッションサイドフレーム151から突出している。ロードパスパイプ30は、第1部分30Aと、第2部分30Bと、を含む。ロードパスパイプ30の第1部分30Aは、シートクッション4から露出している部分(露出したロードパスパイプに対応する。)であり、物入れ40が第1部分30Aに取り付けられている。ロードパスパイプ30の第2部分30Bは、シートクッション4から露出せず、シートクッション4の内部に設けられる。
シートクッションフレーム15やシートバックフレーム16において、前方パネルフレーム153、クッションサイドフレーム151、バックサイドフレーム162は、剛性の高い金属材料、例えば鋼材などによって構成されている。ロードパスパイプ30、前方パイプフレーム、後方パイプフレーム152、メインパイプフレーム161は、金属製の丸いパイプなどによって構成されている。
(物入れの組み立て例)
図3は、図1の物入れの分解斜視図である。図3に示す様に、物入れ40は、第1部品41と第2部品42と第3部品43とが組み合わせられて、ロードパスパイプ30の第1部分30Aを覆う様に、ロードパスパイプ30の第1部分30Aに取り付けられる。ロードパスパイプ30の第1部分30Aには、物入れ40を固定するための取付け部品50が、たとえば、溶接などを用いて取り付けられる。
第1部品41は、上面が開口するとともに、底面を有し、4つの角部が丸みを帯びた矩形箱型の物入れ部411と、物入れ部411の上端部の周囲に設けられ、下側方向に向かって傾斜する側面を有する上枠部412と、を含む。上枠部412の右側面には、右側方向に延出したカバー部413が設けられている。物入れ部411の上面の開口から、物入れ部411内に、携帯電話機や飲み物容器などを入れることができる。つまり、物入れ部411の容量は、携帯電話機や飲み物容器などを入れることができる様な容量を有する。物入れ部411と上枠部412とは、樹脂材料により、一体に形成されている。上枠部412が設けられることにより、外観上の美観を向上することができる。
第2部品42は、第1部分30Aや取付け部品50が車両の乗員から見ないように、また、安全性の観点から、第1部分30Aや取付け部品50を覆う役割を有する。第2部品42は、上面が開口するとともに、底面を有し、4つの角部が丸みを帯びた矩形箱型とされている。第2部品42の右側面には、ロードパスパイプ30の第1部分30Aが挿入される開口部(第1開口部)42ROが設けられている。開口部42ROは、側面視において、上側に開いたほぼU字形状の側壁部42RWに囲まれている。側壁部42RWは、第2部品42の右側面から右側方向に延出するように設けられている。側壁部42RWの上端部42RW1は、第1部品41のカバー部413によって部分的に覆われるよう構成されている。第2部品42は、樹脂材料により、一体に形成されている。
第1部品41の物入れ部411が、第2部品42の上面の開口に挿入されて、第1部品41と第2部品42とが組み立てられる。第2部品42の上端部421は、第1部品41の物入れ部411と上枠部412との間に挿入され、上枠部412の裏面を支持するような構成とされる。また、側壁部42RWの上端部42RW1は、第1部品41のカバー部413の下端部を支持するような構成とされる。
第3部品43は、第2部品42に設けられた開口部(第2開口部)42Oを塞ぐ蓋のように、第2部品42に取り付けられる。第3部品43は、ロードパスパイプ30の第1部分30Aの端部(先端部)30Eに対向するように設けられている。開口部42Oは、開口部42ROと対向する位置に設けられている。第3部品43は、樹脂材料により、一体に形成されている。
取付け部品50は、金属製の第1取付け部品51と、金属製の第2取付け部品52と、を有する。第1取付け部品51と第2取付け部品52とは、溶接などにより、ロードパスパイプ30の第1部分30Aに固定される。
第1取付け部品51は、ロードパスパイプ30の第1部分30Aの上側に設けられ、上方向に向けられた第1取付け面51Fを有する。第1取付け面51Fには、丸い開口部の様な2つの固定部51A、51Bが設けられる。2つの固定部51A、51Bは、ネジまたはボルトの様な2本の固定部材(第1固定部材)60、61がはめ込まれるナット(不図示)を有する。第1部品41の底面には、固定部材60、61を貫通させるための2つの開口部(不図示)が設けられている。第1部品41は、固定部材60、61を第1取付け面51Fの固定部51A、51Bに取付けることによって、第1取付け面51Fに取り付けられる。
第2取付け部品52は、ロードパスパイプ30の第1部分30Aの下側に設けられ、下方向に向けられた第2取付け面52Fを有する。第2取付け面52Fには、点線の丸枠内に示す様に、細長い開口部のような2つの固定部52A、52Bが設けられる。第2部品42の底面には、クリップの様な2本の固定部材(第2固定部材)63、64を取り付けるための2つの設置部が設けられている。第2部品42は、固定部材63、64と2つの設置部とを取付け面52Fの固定部52A、52Bにはめ込むことにより、第2取付け面52Fに取り付けられる。
図3に示されるように、第2部品42の形状は、ロードパスパイプ30の第1部分30Aの形状(長さ、太さ)と比較して、大きくされている。したがって、たとえば、第3部品43が第2部品42に装着されていない場合でも、第2部品42は十分にロードパスパイプ30の第1部分30Aの周囲を覆うことができる。また、ロードパスパイプ30の第1部分30Aの形状より大きな第2部品42は、乗員に対して危害感を与えることが無い。
図3に示される第2リブ91および第2リブ91の上側の先端部に設けられた第2突起部93については、後述する図5を用いて説明する。
(車両用シートの配置例)
図4は、実施例に係る車両用シートの配置例を説明する上面図である。図4に示す様に、車両用シート1は、右側シート2と左側シート3とを有する。右側シート2と左側シート3は、車両CのフロアーFLに、車幅方向(左右方向)に並んで配置されている。左側シート3は、右側シート2と同様に、シートクッション4と、シートバック5と、シートバック5に取り付けられたヘッドレスト6と、シートクッション4の下側に取り付けられた一対のシートレール7と、を含む。
物入れ40は、右側シート2と左側シート3との間の後方において、右側シート2のシートクッション4から露出するロードパスパイプ30の第1部分30Aに設けられている。右側シート2から露出するロードパスパイプ30の第1部分30Aは、物入れ40に覆われている。したがって、右側シート2と左側シート3の後ろに配置される後部座席に着座する乗員から見た場合、物入れ40が設置されない場合と比較して、右側シート2と左側シート3との間の外観を向上することができる。また、右側シート2または左側シート3に着座する乗員、あるいは、右側シート2と左側シート3の後ろに配置される後部座席に着座する乗員が、物入れ40に小物を入れることが可能となる。
なお、右側シート2と左側シート3との間のフロアーFLに、コンソールボックスCONが設けられても良い。ただし、コンソールボックスCONは、右側シート2のシートクッション4が前方向にスライドされた場合に、物入れ40にぶつからない様なフロアーFの位置に設置する必要がある。
物入れ40の左側面には、第3部品43が設けられている。そして、左側シート3のシートクッション4において、ロードパスパイプ30の第1部分30A(または、第3部品43)が当接する当接面には、表皮10の裏側に、鉄製の板(以下、鉄板と言う)が設けられている。左側シート3のシートクッション4において、ロードパスパイプ30が当接する当接面が樹脂部材で構成される場合、当接面に対応する樹脂部材の裏側に、鉄板を設けても良い。これにより、たとえば、右ドア側からの側面衝突時の荷重を、荷重伝達経路を構成するロードパスパイプ30および左側シート3のシートクッション4を介して、左ドア側へ伝達できる。
(第1部品41の構成例)
図5は、物入れの第1部品の構成例を説明する図である。図5には、物入れ40の第1部品41を、上方側から見た場合の上面図US、後方側から見た場合の後側面図RS、および、左方側から見た場合の左側面図LSが描かれている。
上面図USに示されるように、第1部品41の物入れ部411の底部411Bには、固定部材60、61がはめ込まれる2つの開口部(第1開口部)70、71が設けられる。また、物入れ部411の底部411Bには、さらに、2つの開口部(第2開口部、第3開口部)80、81が設けられる。2つの開口部80、81は、後述される仕切り部材44の2つ突起部443(図7を参照)がはめ込まれるように設けられている。2つの開口部80、81の周辺部には、開口部80、81に近づくにしたがって底部411Bの厚さが薄くなるように構成された傾斜部(第1傾斜部、第2傾斜部)82、83が設けられている。
物入れ部411は、底部411Bと、底部411Bから起立した側面と、を含む。物入れ部411の内側の側面(内壁)は、第1側面X1と、第1側面X1に対向する第2側面X2と、第1側面X1と第2側面X2との間に設けられた第3側面X3と、第3側面X3に対向する第4側面X4と、を含む。
第1リブ90が第3側面X3に設けられている。左側面図LSに示す様に、第1リブ90は、第3側面X3に沿う様に、かつ、第3側面X3から突出する様に、底部411Bから上側に向かって延在するように設けられている。第1リブ90は、上方から見た場合(上面視)において、第3側面X3の中央部分に設けられている。第1リブ90の上側の先端部の第4側面X4側には、第1突起部92が設けられている。
第2リブ91が第4側面X4に設けられている。左側面図LSおよび後側面図RSに示す様に、第2リブ91は、第4側面X4に沿う様に、かつ、第4側面X4から突出する様に、底部411Bから上側に向かって延在するように設けられている。第2リブ91は、上方から見た場合において、第4側面X4の中央部分に設けられている。第2リブ91の上側の先端部の第3側面X3側には、第2突起部93が設けられている。
開口部80は、第1側面X1の側の物入れ部411の底部411Bに設けられている。より具体的には、開口部80は、上方から見た場合において、第1側面X1の中央部分に対応する様に、物入れ部411の底部411Bに設けられている。同様に、開口部81は、第2側面X2の側の物入れ部411の底部411Bに設けられている。より具体的には、開口部81は、上方から見た場合において、第2側面X2の中央部分に対応する様に、物入れ部411の底部411Bに設けられている。
開口部81は、左側面図LSに示す様に、第2側面X2の下側にも開口している。図示されないが、開口部80も、開口部81と同様に、第1側面X1の下側にも開口している。
(仕切り部材の構成例)
図6は、仕切り部材がはめ込まれた物入れを示す斜視図である。図7は、仕切り部材の構成例を説明する正面図および側面図である。
図6に示す様に、仕切り部材44は、物入れ40の第1部品41の物入れ部411の内部の空間にはめ込まれる様に設けられている。仕切り部材44は、軟質性のゴムなどの柔軟性のある材料により構成することができる。仕切り部材44は、仕切り部441と、仕切り部441の下端から物入れ部411の底部411Bに沿う様に延びる底面部442を含む。この例では、仕切り部441の下部に1対の底面部442が設けられている。仕切り部441の下部に設けられた1対の底面部442と、を含む。仕切り部441と1対の底面部442は、一体的に形成されている。1対の底面部442のおのおのは、上方から見た場合において、角部が丸みを帯びた矩形形状(または台形形状)とされている。つまり、1対の底面部442のおのおのは、仕切り部441に連結された第1辺と、第1辺に対向する第2辺と、第1辺と第2辺との間に設けられた第3辺と、第3辺に対向する第4辺と、を含む。第2辺と第3辺との角部、および、第2辺と第4辺との角部は、丸みを帯びている。
底面部442の先端部の上側、すなわち、第2辺、第3辺および第4辺の端部の上側には、突起部442aが設けられる。突起部442aは、底面部442の周縁部に亘って設けられていることになる。
仕切り部441の両端は、図5で説明された第1リブ90および第2リブ91にはめ込まれている。これにより、第1部品41の物入れ部411の内部が、仕切り部441によって2つの空間に分割され、また、物入れ部411の底部411Bの上に、仕切り部441および1対の底面部442が設けられる。したがって、物入れ部411の底部411Bが仕切り部441および1対の底面部442によって覆われる。つまり、仕切り部材44を上から見た場合において、仕切り部材44の仕切り部441および一対の底部411Bの面積は、物入れ部411の底部411Bの面積とほぼ同じ大きさの面積とされている。したがって、物入れ部411の底部411Bに設けられる固定部材60、61は、物入れ40を上側から見た場合、仕切り部材44によって覆われているため、固定部材60,61が見えることが無い。これにより、物入れ40の見た目の外観を向上することができる。また、仕切り部材44を上から見た場合において、仕切り部材44の仕切り部441および一対の底部411Bの面積(切り部材44の底面の面積)は、物入れ部411の底部411Bの面積とほぼ同じ大きさなので、仕切り部材44の取付けの安定性を向上させることができる。なお、仕切り部材44の仕切り部441および一対の底部411Bの面積は、物入れ部411の底部411Bの面積とほぼ同じ大きさの面積とされていると説明したが、これに限定されない。前記仕切り部材44を上方から見た場合の仕切り部材44の仕切り部441および一対の底部411Bの面積は、物入れ部411の底部411Bの面積より若干小さくされても良い。言い換えると、底部441Bの面積は、前記仕切り部材44を上方から見た場合の面積より若干大きくされても良い。
図7の正面図FVに示す様に、仕切り部441は、正面視において、上側に広い略扇形の形状とされている。仕切り部441の上端部441aにおいて、上端部441aの左右の端部a、bは、下方に少し下がった円弧状の形状にされている。つまり、上端部441aの端部a、bの間に位置する中央部cの高さは、上端部441aの端部a、bの高さより高くされている。これにより、携帯電話機、たばこの箱やカード等を入れた場合でも、携帯電話機、たばこの箱やカード等が不所望に倒れることを防止することができる。なお、上記では、上端部441aの端部a、bおよび中央部cと定義して説明したが、端部a、bおよび中央部cは、仕切り部441の端部a、bおよび中央部cと定義しても良い。
仕切り部441の下端部には、底面部442が設けられる。底面部442の第2辺の中央部分の下側には、突起部443が設けられる。突起部443は爪部と言うこともできる。突起部443は、図5の開口部80、81にはめ込まれることになる。上端部441aの長さ(幅)LWは、一例では、87mm程度である。上端部441aの最も高い部分(最上部)と突起部443の下面との間の長さ(高さ)LHは、一例では、61.5mm程度である。
図7の側面図SVに示す様に、仕切り部441は、側面視において、逆U字状の形状とされている。仕切り部441は、上端部441aと、上端部441aの左右に連結された右側壁部(第1仕切り側面)441bと左側壁部(第2仕切り側面)441cと、を含む。右側壁部441bと左側壁部441cのそれぞれの下部には、1対の底面部442が設けられている。つまり、1対の底面部442のおのおのの第1辺が右側壁部441bと左側壁部441cのそれぞれの下部に接続されている。また、1対の底面部442の第2辺の下側には、各底面部442の第2辺の先端部および底面から突出する様に設けられた一対の突起部(第1突起部、第2突起部)443が設けられている。
また、仕切り部441の右側壁部441bの下側と仕切り部441の左側壁部441cの下側との間には、弾性部材444が設けられる。弾性部材444は、弾性のあるウレタンなどの材料から構成されたスポンジを用いることができる。弾性部材444の下端部は底面部442の下端部と一致するような位置に設けられ、弾性部材444の上端部は仕切り部441の上端部441aと底面部442との間に位置する様に設けられる。弾性部材444の一側面(この例では、右側面)には、両面テープなどの接着部材445の一方の側面(この例では、左側面)が貼り付けられている。接着部材445の他方の側面(この例では、右側面)は、仕切り部441の右側壁部441bの内壁(内側の側面)に貼り付けられている。
仕切り部材44は、軟質性のゴムなどの柔軟性のある材料で構成されるため、仕切り部441の右側壁部441bの下側と仕切り部441の左側壁部441cの下側との間に弾性部材444が設けられていない場合、仕切り部441の右側壁部441bの下側と仕切り部441の左側壁部441cの下側とが接触する場合が発生する。このような場合、一対の突起部443を開口部80、81にはめ込んでも、一対の突起部443が開口部80、81から抜けてしまう場合が想定できる。
図7に示す様に、弾性部材444が仕切り部441に設けられた場合、力FSが加えられても、仕切り部材411の下側の右側壁部441bと左側壁部441cの間隔は、弾性部材444の反発力によって、所定の間隔を維持できる。
一対の突起部443を開口部80、81にはめ込んだ場合、仕切り部材411の下側の右側壁部441bと左側壁部441cの間隔は、弾性部材444の反発力によって、一対の突起部443が開口部80、81にはめ込まれた状態を維持できるように構成されている。
一方、仕切り部材44を物入れ部411から取り外す場合、力FSを加えることで、仕切り部材411の下側の右側壁部441bと左側壁部441cの間隔を所定の間隔まで狭めることができるので、一対の突起部443を開口部80、81から容易に外すことができる。
図7に示す様に、上端部441aの前面側には、フランジ441f1が設けられる。また、上端部441aの下側かつ内側であって、フランジ441f1の奥側には、下方向に突出したリブ部447aと、リブ部447aに設けられた一対の縦リブ部448が設けられている。リブ部447aは、仕切り部441の上側において、右側壁部441bと左側壁部441cの間を繋ぐように設けられている。フランジ441f1、リブ部447a等の構成については、図8で詳細に説明する。
図8は、図7の側面図のB-B線に沿う仕切り部材の断面図である。図9は、図7の正面図のA-A線に沿う仕切り部材の断面図である。なお、図8および図9には、仕切り部材441の断面図とともに、第1部品41の断面図も描かれている。
図8に示す様に、仕切り部441の上端部441aは、上端部441aの両端に設けられたフランジ(第1フランジ、第2フランジ)441f1、441f2と、フランジ441f1とフランジ441f2との間に設けられた複数のリブ部447a、447b、447c、447dを有する。フランジ441f1(第1フランジ)に近接して設けられたリブ部(第1リブ部)447aには、先に述べたように、フランジ441f1の方向に突出した一対の縦リブ部(一対の第1縦リブ部)448が設けられている。また、フランジ441f2(第2フランジ)に近接して設けられたリブ部(第2リブ部)447dにも、フランジ441f2の方向に突出した一対の縦リブ部(一対の第2縦リブ部)(448)が設けられている。
仕切り部材44は、第1部品41の物入れ部411の内部の空間にはめ込まれた状態では、第1リブ90および第2リブ91が、仕切り部441の両端の右側壁部441bと左側壁部441cとの間にはめ込まれる。そして、フランジ441f1とリブ部447aとの間に、第1リブ90の先端部に設けた第1突起部92がはめ込まれる。この時、第1突起部92は、フランジ441f1とリブ部447aに設けた一対の縦リブ部448との間に挟まれるように構成されている。同様に、フランジ441f2とリブ部447dとの間に、第2リブ91の先端部に設けた第2突起部93がはめ込まれる。この時、第2突起部93は、フランジ441f2とリブ部447dに設けた一対の縦リブ部(448)との間に挟まれるように構成されている。
弾性部材444の長手方向の長さLXは、第1リブ90および第2リブ91に接しない程度の長さとされている。そして、弾性部材444は、仕切り部441の両端の間に、接着部材445によって貼り付けられている。
図9に示す様に、仕切り部441の底面部442に設けた一対の突起部443は、物入れ部411の開口部80、81にはめ込まれる様に構成されている。底面部442の先端部の上側には、突起部442aが設けられる。突起部442aは、底面部442の周縁部に亘って設けられている。
ここで、開口部80の設けられた物入れ部411の下端部の先端411tと物入れ部411の底部411Bの傾斜部82の終端部との間の高さを、開口部80の縦方向の高さLAとし、突起部443の横方向の長さをLBとすると、開口部80の縦方向の高さLAは突起部443の横方向の長さLBより短くされている(LA<LB)。また、傾斜部82の横方向の幅LCは、仕切り部材44を物入れ部411に取り付ける場合に指で押し込まれる力FFを考慮して決められている。傾斜部83の横方向の幅も、同様な考え方によって決められている。
仕切り部材44を物入れ部411に取り付ける場合、仕切り部441の両端の右側壁部441bと左側壁部441cとの間に第1リブ90および第2リブ91をはめ込むようにして、仕切り部材44を上側から物入れ部411の内部に挿入する。そして、仕切り部441の底面部442に設けた一対の突起部443を物入れ部411の開口部80、81にはめ込む時に、指の力FFを突起部442aの近傍の領域に加える。この領域の下側には、突起部443および傾斜部82、83が設けられている。
力FFを加える初期の段階では、突起部443の先端部が物入れ部411の下端部の先端411tに接触して、上側に折れ曲がった状態となっている。そして、力FFを十分に加えると、傾斜部82、83の傾斜に沿って、底面部442の先端が下側に曲がり、突起部443の先端部が物入れ部411の下端部の先端411tの下側に押し下げられて、突起部443が開口部80、81にはめ込まれる。そして、底面部442の先端部に設けた突起部442aの外側の側面が物入れ部411の下端部の先端411tに接触する様に位置する。この動作は、開口部80の縦方向の高さLAは突起部443の横方向の長さLBより短くされている(LA<LB)ことが重要である。
(弾性部材の構成例)
図10は、弾性部材444の構成例を説明する図である。図10には、仕切り部材44を裏側から見た斜視図と、弾性部材444の構成を示す拡大図とが描かれている。
図10の斜視図に示す様に、弾性部材444は、一対の底面部442の間に設けられている。仕切り部441の右側壁部441bの内壁(内側の側面)には、弾性部材444の取り付け位置を示すための一対のケガキ線300が設けられている。図10には、右側に設けられたケガキ線300が描かれている。右側壁部441bの内壁の左側にも、同様なケガキ線300(不図示)が設けられている。
弾性部材444は、拡大して示す様に、四角柱の様な形状とされている。弾性部材444の右側の側面には、両面テープなどの接着部材445の一方の側面(この例では、左側面)が貼り付けられている。接着部材445の他方の側面(この例では、右側面)は、左右のケガキ線300の間に位置する様に、右側壁部441bの内壁(内側の側面)に貼り付けられことになる。
弾性部材444は、弾性のあるウレタンなどから構成されている。弾性部材444の長さLXは、一例では、70mm程度である。弾性部材444の長さ(幅)LYは、一例では、18mm程度である。弾性部材444の長さLZ(高さ)は、一例では、20mm程度である。なお、図7から図10の説明では、弾性部材444を仕切り部441に設け構成例を示したが、これに限定されない。弾性部材444は設けられなくても良い場合もある。つまり、仕切り部材44の材質を比較的硬い材質のゴムなどを利用することで、弾性部材444は削除することができる。この場合、一対の突起部443を開口部80、81にはめ込んだ場合、仕切り部材411の下側の右側壁部441bと左側壁部441cの間隔が一対の突起部443が開口部80、81にはめ込まれた状態を維持できるように、仕切り部材44の材質を選択するのが良い。
実施例によれば、以下の1または複数の効果を得ることができる。
1)物入れ部411の底部411Bに設けられる固定部材60,61は、小物入れを上側から見た場合、仕切り部材44によって覆われているため、固定部材が見えることが無い。これにより、物入れ40の見た目の外観を向上することができる。
2)仕切り部材44は軟質性のゴム等で構成されているので、車両の乗員に対する安全性を向上させることができる。また、携帯電話や飲み物容器等を物入れ40を入れた際に、軟質性のゴム等で構成された仕切り部材44により、衝撃を吸収することができる。
3)仕切り部材44の底面の面積は物入れ部411の底部411Bの面積とほぼ同じ大きさなので、仕切り部材44の取付けの安定性を向上させることができる。
4)物入れ部411の底部411Bに開口部80、81を設け、仕切り部材44の底面部442に設けた一対の突起部443を開口部80、81にはめ込むことにより、仕切り部材44の取付けの安定性をさらに向上させることができる。
5)仕切り部441の上端部441aの両端に設けたフランジ441f1、441f2とリブ部447a、447fとの間に、物入れ部411の第1リブ90および第2リブ91の上側に設けた第1突起部92と第2突起部93を挟み込むことにより、仕切り部材44の取付けを安定させることができる。つまり、軟質性のゴム等の柔らかさを活用した干渉設定による摩擦により、仕切り部材44の取付けの安定性が向上する。
6)上記5において、第1突起部92は、フランジ441f1とリブ部447aに設けた一対の縦リブ部448との間に挟まれるように構成する。また、第2突起部93は、フランジ441f2とリブ部447dに設けた一対の縦リブ部(448)との間に挟まれるように構成する。これにより、さらに、仕切り部材44の取付けの安定性を向上させることができる。
(変形例1)
図11は、変形例1に係る仕切り部材の斜視図である。図12は、変形例1に係る仕切り部材が取り付けられた物入れを示す斜視図である。図13は、変形例1に係る仕切り部材の上面図および側面図である。なお、図11~図13に示す仕切り部材44aにおいて、一対の突起部443の図示が省略されているが、実施例と同様に、仕切り部材44aの底面部442に、一対の突起部443を設けても良い。また、実施例と同様に、接着部材445および弾性部材444を設けても良い。
図11の仕切り部材44aが図7の仕切り部材44と異なる点は、仕切り部441_1の上端部441_1aにおいて、両端a、bの間の中央部cの高さが、両端a、bの高さよりも、低くされている点である。また、中央部cの幅が、両端a、bの幅と比較して、細くされている。仕切り部441_1の他の構成は、図7の仕切り部材44の構成と同じであるので、重複する説明は省略する。
図13の上面図TVおよび側面図SVに示す様に、上端部441_1aの両端a、bの間の中央部cの高さが、上端部441_1aの両端a、bの高さと比較して、高さLEだけ低くされている。
これにより、図12に示す仕切り部材44aが取り付けられた物入れ40aにおいて、乗員の手や足の裏などが物入れ40aの上部を覆う様に置かれた場合でも、乗員の手や足の裏などが上端部441_1aの中央部cに当たることを防止することができる。
(変形例2)
図14は、変形例2に係る仕切り部材の斜視図である。図15は、変形例2に係る仕切り部材が取り付けられた物入れを示す斜視図である。図16は、変形例2に係る仕切り部材の上面図および側面図である。なお、図14~図16に示す仕切り部材44bにおいて、一対の突起部443の図示が省略されているが、実施例と同様に、仕切り部材44bの底面部442に、一対の突起部443を設けても良い。また、実施例と同様に、接着部材445および弾性部材444を設けても良い。
図14の仕切り部材44bが図11の仕切り部材44aと異なる点は、仕切り部441_2の上端部441_2aにおいて、端部aと中央部cの間および中央部cと端部bとの間に、切欠き部(ヒューズともいう)350が設けられている点である。仕切り部441_2の他の構成は、図11の仕切り部材44aの構成と同じであるので、重複する説明は省略する。
図16の上面図TVおよび側面図SVに示す様に、切欠き部350のおのおのの深さは、底面部442に達しない程度に、深く形成されている。変形例1の仕切り部材44aと同様に、上端部441_2aの中央部cが、上端部441_2aの両端a、bの高さよりも、高さLAだけ低くされている。これにより、乗員の手や足の裏などが物入れ40bの上部を覆う様に置かれた場合でも、乗員の手や足の裏などが上端部441_1aの中央部cに当たることを防止することができる。
図15に示す様に、たとえば、中央部cに上側から下方に向かう様な縦方向の荷重HFが加えられた場合、中央部cが下側にへこむ様に変形すると考えられる。しかしながら、上端部441_2aの両端a、bは、切欠き部350が設けられていることにより、中央部cに加えられた縦方向の荷重HFが伝達されにくい。したがって、仕切り部材44bが物入れ部411からはずれ難いという効果を得ることができる。つまり、仕切り部材44bの取付けの安定性が向上できる。
また、図15に示す様に、たとえば、中央部cに横方向の荷重BFが加えられた場合、中央部cが横方向に倒れるように変形すると考えられる。しかしながら、上端部441_2aの両端a、bは、切欠き部350が設けられていることにより、中央部cに加えられた横方向の荷重BFが伝達されにくい。したがって、仕切り部材44bが物入れ部411からはずれ難いという効果を得ることができる。つまり、仕切り部材44bの取付けの安定性が向上できる。
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は、上記実施形態および実施例に限定されるものではなく、種々変更可能であることはいうまでもない。
1:車両用シート
2:右側シート
4:シートクッション
5:シートバック
6:ヘッドレスト
7:シートレール
15:シートクッションフレーム
16:シートバックフレーム
20:シートフレーム
30:ロードパスパイプ
30A:ロードパスパイプの第1部分(露出したロードパスパイプ)
40、40a、40b:物入れ
41:第1部品
411:物入れ部
411B:物入れ部の底部
X1:物入れ部の内壁の第1側面
X2:物入れ部の内壁の第2側面
X3:物入れ部の内壁の第3側面
X4:物入れ部の内壁の第4側面
42:第2部品
43:第3部品
44、44a、44b:仕切り部材
80、81:開口部
82、83:傾斜部
90:第1リブ
91:第2リブ
92:第1リブの先端の突起部
93:第2リブの先端の突起部
300:ケガキ線
350:切欠き部
441、441_1、441_2:仕切り部
441a、441_1a、441_2a:仕切り部の上端部
441b:仕切り部の右側壁部(第1側面)
441c:仕切り部の左側壁部(第2側面)
441f、441f1、441f2:フランジ
442:底面部
443:突起部
444:弾性部材
445:接着部材
447、447a、447b、447c、447d:リブ部
448:一対の縦リブ部
a、b:仕切り部の上端部の端部
c:仕切り部の上端部の中央部

Claims (13)

  1. パイプに取り付けられる物入れであって、
    前記物入れは、
    底部と、前記底部から起立した側面と、を含む物入れ部と、
    前記物入れに取り付けられる仕切り部材と、を含み、
    前記底部は、前記物入れを前記パイプへ固定するための固定部材がはめ込まれる第1開口部を有し、
    前記仕切り部材は、
    仕切り部と、
    前記仕切り部の下端から前記底部に沿う様に延びる底面部と、を含み、
    前記仕切り部材を前記物入れ部に取り付けた場合、前記底部の上に前記仕切り部材が設けられ
    前記物入れ部の前記側面は、第1側面と、前記第1側面に対向する第2側面と、前記第1側面と前記第2側面との間に設けられた第3側面と、前記第3側面に対向する第4側面と、を含み、
    前記第3側面は、前記第3側面から突出する様に、前記底部から上側に向かって延在するように設けられた第1リブを有し、
    前記仕切り部は、
    断面視において、逆U字状の形状にされ、
    上端部と、第1仕切り側面と、第2仕切り側面と、を含み、
    前記仕切り部材が前記物入れ部に取り付けられた場合、
    前記第1リブは前記第1仕切り側面の一方の端部と前記第2仕切り側面の一方の端部との間に挟まれる、
    物入れ。
  2. 請求項1に記載の物入れにおいて、
    前記底部の面積は、前記仕切り部材を上方から見た場合の面積と同じにされている、物入れ。
  3. 請求項1に記載の物入れにおいて、
    前記仕切り部材の前記底面部は、一対設けられ、
    前記物入れ部の前記底部は、前記第1側面の側に形成された第2開口部と、前記第2側面の側に形成された第3開口部と、を含み、
    前記仕切り部材の前記一対の底面部は、
    前記第2開口部にはめ込まれるように、前記一対の底面部の一方の先端部の下方において前記仕切り部から離れる方向に突出する様に設けられた第1突起部と、
    前記第3開口部にはめ込まれるように、前記一対の底面部の他方の先端部の下方において前記仕切り部から離れる方向に突出する様に設けられた第2突起部と、を含む、物入れ。
  4. 請求項1に記載の物入れにおいて、
    前記上端部は、前記上端部の両方の端部に設けられた第1フランジと第2フランジと、前記第1フランジに近接して設けられた第1リブ部と、前記第2フランジに近接して設けられた第2リブ部と、を含み、
    前記第1リブ部は、前記第1フランジの方向に突出した第1縦リブ部を含み、
    前記第2リブ部は、前記第2フランジの方向に突出した第2縦リブ部を含む、物入れ。
  5. 請求項3に記載の物入れにおいて、
    前記物入れ部の前記底部の前記第2開口部および前記第3開口部の周辺部には、前記第2開口部および前記第3開口部に近づくにしたがって、前記底部の厚さが薄くなるように構成された第1傾斜部および第2傾斜部を有する、物入れ。
  6. 請求項1に記載の物入れにおいて、
    前記第1仕切り側面と前記第2仕切り側面と間に設けられた弾性部材と、
    前記弾性部材と前記第1仕切り側面と前記第2仕切り側面の一方の裏面とを接着する接着部材と、を含む、物入れ。
  7. 請求項4に記載の物入れにおいて、
    前記仕切り部の前記上端部は、前記上端部の前記両方の端部と、前記両方の端部の間の中央部と、を含み、
    前記中央部の高さは、前記両方の端部の高さより、高い、物入れ。
  8. 請求項4に記載の物入れにおいて、
    前記仕切り部の前記上端部は、前記上端部の前記両方の端部と、前記両方の端部の間の中央部と、を含み、
    前記中央部の高さは、前記両方の端部の高さより、低い、物入れ。
  9. 請求項8に記載の物入れにおいて、
    前記上端部の前記両方の端部と前記中央部と間に、切欠き部を有する、物入れ。
  10. 請求項1に記載の物入れにおいて、
    前記第4側面は、前記第4側面から突出する様に、前記底部から上側に向かって延在するように設けられた第2リブを有し、
    前記上端部は、前記上端部の両方の端部に設けられた第1フランジと第2フランジと、前記第1フランジに近接して設けられた第1リブ部と、前記第2フランジに近接して設けられた第2リブ部と、を含み、
    前記第1リブは、前記第1リブの上側の先端部に第3突起部を有し、
    前記第2リブは、前記第2リブの上側の先端部に第4突起部を有し、
    前記仕切り部材が前記物入れに取り付けられた場合、
    前記第3突起部は前記第1フランジと前記第1リブ部との間にはめ込まれ、
    前記第2リブは前記第1仕切り側面の他方の端部と前記第2仕切り側面の他方の端部との間に挟まれ、
    前記第4突起部は前記第2フランジと前記第2リブ部との間にはめ込まれる、物入れ。
  11. 請求項1に記載の物入れにおいて、
    前記底部の面積は、前記仕切り部材を上方から見た場合の面積より大きい、物入れ。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の物入れにおいて、
    前記物入れ部は、樹脂材料により構成され、
    前記仕切り部材は、柔軟性のある材料により構成される、物入れ。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか1項に記載の物入れと、
    シートクッションと、
    前記シートクッションに傾倒可能に取り付けられたシートバックと、を含み、
    前記シートクッションは、後端部から露出したロードパスパイプを有し、
    前記物入れは、前記ロードパスパイプに取り付けられる、車両用シート。
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