JP7420973B2 - 乗りかご及びエレベーター - Google Patents

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Description

本発明は、かご枠を備えた乗りかご、及びその乗りかごを備えたエレベーターに関する。
従来、エレベーターの乗りかごは、かご室と、かご室を支持するかご枠を備えている。かご室は、床と、天井と、側板とを有している。かご枠は、かご室の外側に配置され、床、天井、側板を囲む四角形の枠状に形成されている。
特許文献1には、乗りかごの組立方法に関する技術が記載されている。特許文献1に記載された乗りかごの組立方法では、まず、中間側板を除く他の側板を天井板、床枠および隣接側板に固定する。この時、中間側板を除く他の側板と床材との固定部には、予め所定寸法のライナが取付ける。その後、中間側板を嵌め込み、中間側板と床枠間に生じた間隙にライナを挿入する。中間側板は、その長さ寸法が天井板から床枠までの長さ寸法より所定寸法短く設定されている。これにより、中間側板の嵌め込み時に天井板に干渉することがない。
特開2004-196488号公報
ところで、特許文献1に記載されているような乗りかごは、側板を天井板に固定する際に、天井と側板が干渉して天井の意匠を傷つける恐れがある。そこで、側板を天井板に固定する際は、天井を上方に移動させることがある。しかし、天井を上方に移動させるには、天井の上方に位置するかご枠の上枠を、天井と干渉しない位置まで上昇させる必要がある。したがって、かご枠の上枠を上昇させる(嵩上げする)作業を容易にすることが望まれている。
本目的は、上記の問題点を考慮し、かご枠の上枠を上昇させる(嵩上げする)作業を容易にすることができる乗りかご、及びその乗りかごを備えたエレベーターを提供することにある。
上記課題を解決し、本目的を達成するため、本発明の乗りかごは、側板及び天井板を有するかご室と、前記かご室を支持するかご枠と、嵩上げ部材とを備える。かご枠は、かご室の側板に対向するたて枠と、天井板に対向する上枠とを有する。嵩上げ部材は、たて枠と上枠にねじを用いて接続される。また、嵩上げ部材は、たて枠に接続するために用いるたて枠用ねじが貫通するたて枠用ねじ貫通孔と、上枠に接続するために用いる上枠用ねじが貫通する上枠用ねじ貫通孔を有する。そして、たて枠用ねじ貫通孔は、上下方向に延びる縦長に形成されている。
また、本発明のエレベーターは、昇降路内を昇降動作する上記乗りかごを備えている。
上記構成の乗りかご及びエレベーターによれば、かご枠の上枠を上昇させる(嵩上げする)作業を容易にすることができる。
一実施形態にかかるエレベーターを示す概略構成図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごの外観斜視図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごにおける上枠とたて枠の一部を示す斜視図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごにおける嵩上げ部材を外面側から見た斜視図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごにおける嵩上げ部材を内面側から見た斜視図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごにおける嵩上げ部材をかご枠に接続した状態を示す斜視図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごにおける上枠を嵩上げする前の状態を示す斜視図である。 一実施形態にかかるエレベーターの乗りかごにおける上枠を嵩上げした状態を示す斜視図である。 一実施形態にかかるエレベーターにおける上枠とたて枠を接続部材によって接続した状態を示す斜視図である。
以下、実施の形態例にかかるエレベーターにいて、図1~図9を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
1.エレベーターの構成
まず、本発明の一実施形態(以下、「本例」という。)に係るエレベーターの構成について、図1を参照して説明する。
図1は、本例のエレベーターの構成例を示す概略構成図である。
図1に示すように、本例のエレベーター1は、建物構造物内に形成された昇降路110内を昇降動作する。エレベーター1は、人や荷物を載せる乗りかご120と、ロープ130と、釣合錘140と、巻上機100とを備える。昇降路110は、建築構造物内に形成され、その頂部には機械室160が設けられている。
巻上機100は、機械室160に配置され、ロープ130を巻き掛けることにより乗りかご120を昇降させる。また、巻上機100の近傍には、ロープ130が装架される反らせ車150が設けられている。
釣合錘140は、乗りかご120における無積載時の質量とほぼ同じ質量に設定されている。そのため、乗りかご120内に物や人が積載されていない無積載時では、乗りかご120側と釣合錘140側のロープ130の張力比は、1となる。これにより、無積載時における巻上機100の出力を低く抑えることが可能である。
乗りかご120は、ロープ130を介して、釣合錘140と連結され、昇降路110内を昇降する。
[乗りかご]
次に、図2及び図3を参照して乗りかご120の構成について説明する。
図2は、乗りかご120の外観斜視図である。図3は、乗りかご120の上枠とたて枠の一部を示す斜視図である。
図2に示すように、乗りかご120は、かご室121と、かご枠122と、不図示のドアユニットとを有している。かご室121は、中空の略直方体状に形成されている。かご室121の一面には、開口部である出入り口が設けられている。かご室121の内部空間には、出入り口から人や荷物が出入りする。かご室121の出入り口には、ドアユニットが設置されている。ドアユニットは、かご室121の出入り口を開閉可能に構成されている。
かご室121は、かご床125と、4つの側板126A~126Dと、天井板127とを備えている。かご床125は、略矩形状に形成されている。かご床125の周囲には、4つの側板126A~126Dが配置されている。天井板127は、かご床125に対して上下方向に対向している。天井板127の周囲には、4つの側板126A~126Dが配置されている。
側板126Aには、上述した出入り口が形成されている。側板126Aは、側板126Bと対向している。また、側板126Cは、側板126Dと対向している。以下、側板126Aと側板126Bが対向する方向を前後方向とし、側板126Cと側板126Dが対向する方向を左右方向とする。
かご枠122は、かご床125、側板126C,126D、天井板127を囲む矩形の枠状に形成されている。かご枠122は、かご床125を支持する下枠21と、側板126C,126Dにそれぞれ対向するたて枠22A,22Bと、天井板127に対向する上枠23とを有する。
たて枠22A,22Bは、上下方向に延びている。たて枠22A,22Bの上下方向に直交する断面形状は、略C型である。たて枠22A,22Bは、昇降路110(図1参照)に設置された2つのガイドレール170(図2では1つを省略している)にそれぞれ対向している。2つのガイドレール170は、上下方向に延びている。2つのガイドレール170は、乗りかご2を上下方向(昇降方向)に案内する。
たて枠22A,22Bの上部は、上枠23に後述する接続部材37を用いて接続されている。また、たて枠22A,22Bと上枠23には、4つの嵩上げ部材31がねじを用いて接続されている。
上枠23は、左右方向に延びている。上枠23の左右方向に直交する断面形状は、略C型である。上枠23には、2つのスライダ25(図2では1つを省略している)が固定されている。2つのスライダ25は、上枠23の長手方向における両端部に配置されている。2つのスライダ25は、2つのガイドレール170にそれぞれ摺動可能に係合する。これにより、乗りかご120は、2つのガイドレール170に案内されて昇降路110(図1参照)内を上下方向に移動する。
図3に示すように、たて枠22A,22Bは、ベース片221と、ベース片221に連続する側片222,223を有している。ベース片221は、上下方向に長い長方形に形成されている。ベース片221の平面は、左右方向に直交する。ベース片221の一方の平面は、かご室121の側板126C(126D)に対向する。ベース片221の上部には、2つの接続部材用貫通孔221aが設けられている。2つの接続部材用貫通孔221aには、接続部材用ねじ(ボルト)55がそれぞれ貫通する(図9参照)。
側片222,223は、ベース片221の長辺から略垂直に立ち上がっている。側片222,223は、上下方向に長い長方形に形成されている。側片222,223の平面は、前後方向に直交する。側片222,223は、前後方向で対向している。側片222,223の上部には、それぞれ2つの嵩上げ部材用貫通孔224が設けられている。2つの嵩上げ部材用貫通孔224には、たて枠用ねじ(ボルト)51が貫通する(図6参照)。
上枠23は、ベース片231と、ベース片231に連続する側片232,233を有している。ベース片231は、左右方向に長い長方形に形成されている。ベース片231の平面は、上下方向に直交する。ベース片231の一方の平面(下面)は、かご室121の天井板127に対向する。ベース片231の左右方向の両端部には、2つの接続部材用貫通孔231aが設けられている。2つの接続部材用貫通孔231aには、接続部材用ねじ(ボルト)55が貫通する(図9参照)。
側片232,233は、ベース片231の長辺から略垂直に立ち上がっている。側片232,233は、左右方向に長い長方形に形成されている。側片232,233の平面は、前後方向に直交する。側片232,233は、前後方向で対向している。側片232,233の左右方向の両端部には、それぞれ2つの嵩上げ部材用貫通孔234が設けられている。2つの嵩上げ部材用貫通孔234には、上枠用ねじ(ボルト)53が貫通する(図6参照)。
[嵩上げ部材]
次に、図4及び図5を参照して嵩上げ部材31の構成について説明する。
図4は、嵩上げ部材31を外面側から見た斜視図である。図5は、嵩上げ部材31を内面側から見た斜視図である。
図4及び図5に示すように、嵩上げ部材31は、平面形状が略L字状の板体からなる。嵩上げ部材31は、たて枠22A(22B)に接続されるたて枠接続部32と、上枠23に接続される上枠接続部33とを有する。たて枠接続部32は、上下方向に延びる長方形に形成されている。たて枠接続部32には、たて枠用ねじ51が貫通するたて枠用ねじ貫通孔32aが設けられている。たて枠用ねじ貫通孔32aは、上下方向に延びる縦長に形成されている。これにより、嵩上げ部材31の上下方向の接続位置を容易に変更することができる。
上枠接続部33は、たて枠接続部32の上辺に連続している。上枠接続部33は、左右方向に延びる長方形に形成されたねじ貫通片34と、ねじ貫通片に連続する支持片35を有する。ねじ貫通片34は、上枠23の側片232(233)に当接する。ねじ貫通片34には、2つの上枠用ねじ貫通孔34aと、吊り下げ用孔34bが設けられている。
2つの上枠用ねじ貫通孔34aは、左右方向に適当な間隔を空けて配置されている。2つの上枠用ねじ貫通孔34aには、上枠用ねじ53が貫通する。吊り下げ用孔34bは、ねじ貫通片34の上部におけるたて枠接続部32側の角部に配置されている。この吊り下げ用孔34bは、嵩上げ部材31を吊り下げる際に用いられる。
支持片35は、折り曲げ加工により形成されている。支持片35は、ねじ貫通片34の下辺から略垂直に突出している。支持片35は、上枠23のベース片231の一方の平面(下面)に当接する。これにより、支持片35は、上枠23の下部を支える。その結果、上枠用ねじ53に上枠23の荷重が集中しないようにすることができる。
[上枠の嵩上げ作業]
次に、上枠23の嵩上げ作業について、図6~図9を参照して説明する。
図6は、嵩上げ部材31をかご枠122に接続した状態を示す斜視図である。図7は、上枠23を嵩上げする前の状態を示す斜視図である。図8は、上枠23を嵩上げした状態を示す斜視図である。図9は、上枠23とたて枠22Aを接続部材37によって接続した状態を示す斜視図である。
エレベーター1の乗りかご120を建物構造物内に据え付ける場合は、まず、ガイドレール170に対してかご枠122のたて枠22A,22Bの位置決めを行う。次に、上枠23及び下枠21をたて枠22A,22Bに接続する。上枠23をたて枠22A(22B)に接続する場合は、4つの嵩上げ部材31を用いる。
図6に示すように、上枠23とたて枠22A(22B)の接続作業では、嵩上げ部材31のたて枠用ねじ貫通孔32a及びたて枠22A(22B)の2つの嵩上げ部材用貫通孔224に、2つのたて枠用ねじ(ボルト)51を貫通させてナット52を螺合させる。これにより、嵩上げ部材31とたて枠22A(22B)が接続される。このとき、上方に位置するたて枠用ねじ51は、たて枠用ねじ貫通孔32aの上端に接触する。下方に位置するたて枠用ねじ51は、たて枠用ねじ貫通孔32aの中間部に位置する。
また、上枠23の2つの嵩上げ部材用貫通孔234及び嵩上げ部材31の2つの上枠用ねじ貫通孔34aに、2つの上枠用ねじ(ボルト)53を貫通させてナット54を螺合させる。これにより、嵩上げ部材31と上枠23が接続される。そして、上枠23は、たて枠22A,22Bに対する接続位置に位置決めされる。
上枠23とたて枠22A(22B)を、嵩上げ部材31を用いて接続すると、天井板127の側面に設けられた振れ止め部材41が、防振ゴム42を介して嵩上げ部材31のたて枠接続部32に接触する。これにより、かご室121の振れを抑制することができる。たて枠接続部32の上下方向の長さは、少なくとも振れ止め部材41(防振ゴム42)に対向する長さに設定されている。
次に、図7に示すように、上枠23にスライダ25を固定し、スライダ25をガイドレール170に摺動可能に係合させる。このとき、スライダ25を固定するためのねじは、接続部材用ねじ(ボルト)55を用いる。すなわち、スライダ25、接続部材37の貫通孔及び上枠23の2つの接続部材用貫通孔231aに、2つの接続部材用ねじ(ボルト)55を貫通させてナット56を螺合させる。
上枠23にスライダ25を固定後、かご室121の天井板127をかご枠122内に配置して吊り下げる。次に、かご枠122内に下枠21及び側板126C,126Dを配置し、4つの側板126A~126Dとかご床125を接続する。このとき、かご床125は、かご枠122の下枠21に支持される。
4つの側板126A~126Dを接続する(組み立てる)際に、側板126A~126Dと天井板127が干渉して天井板127の意匠を傷つける恐れがある。そのため、吊り下げている天井板127を側板126A~126Dと干渉しない位置まで上昇させる。その際、かご枠122の上枠23が天井板127に干渉するため、上枠23の嵩上げ作業を行う。
嵩上げ作業では、天井板127を上昇させた場合に、その天井板127と干渉しない嵩上げ位置まで上枠23を上昇させる。嵩上げ作業では、まず、2つのたて枠用ねじ(ボルト)51とナット52の締結を緩める。これにより、嵩上げ部材31、及び嵩上げ部材31に接続された上枠23は、上方に移動可能になる。
その後、図8に示すように、下方に位置するたて枠用ねじ51がたて枠用ねじ貫通孔32aの下端に接触するまで、嵩上げ部材31及び上枠23を上昇させる。これにより、上枠23は、嵩上げ位置に配置される。次に、2つのたて枠用ねじ(ボルト)51とナット52により、嵩上げ部材31のたて枠接続部32とたて枠22A(22B)を締結する。これにより、上枠23の嵩上げ作業が終了する。
かご枠122内において、4つの側板126A~126Dを組み立てた後、4つの側板126A~126Dと天井板127を接続する。このとき、天井板127を下降させる。次に、2つのたて枠用ねじ(ボルト)51とナット52の締結を緩める。そして、上方に位置するたて枠用ねじ51がたて枠用ねじ貫通孔32aの上端に接触するまで、嵩上げ部材31及び上枠23を下降させる。これにより、上枠23は、接続位置に配置される。
次に、2つのたて枠用ねじ(ボルト)51とナット52により、嵩上げ部材31のたて枠接続部32とたて枠22A(22B)を締結する。これにより、上枠23は、接続位置において固定される。
次に、図9に示すように、接続部材37を用いて上枠23とたて枠22Aを接続する。この接続部材37は、上枠23とたて枠22Aの接続強度を高める。嵩上げ部材31による接続強度で十分である場合は、接続部材37を省いてもよい。接続部材37は、側面形状が略L字状に形成されている。
上述したように、接続部材37は、既に上枠23に固定されている。したがって、たて枠22A(22B)に接続部材37を固定する。すなわち、接続部材37及びたて枠22A(22B)の2つの接続部材用貫通孔221aに、2つの接続部材用ねじ(ボルト)55を貫通させてナット(不図示)を螺合させる。これにより、接続部材37がたて枠22A(22B)に固定される。
このように、本実施形態に係る乗りかご120は、たて枠22A,22Bと上枠23にたて枠用ねじ51及び上枠用ねじ53を用いて接続される嵩上げ部材31を備える。嵩上げ部材31は、たて枠用ねじ51が貫通するたて枠用ねじ貫通孔32aと、上枠用ねじ53が貫通する上枠用ねじ貫通孔34aを有する。そして、たて枠用ねじ貫通孔32aは、上下方向に延びる縦長に形成されている。これにより、たて枠用ねじ51の締結を緩めることで、上枠23に接続した状態の嵩上げ部材31を簡単に上方へ移動させることができる。その結果、上枠23の嵩上げ作業を容易にすることができる。さらに、嵩上げ部材31は、上枠23を嵩上げ位置に保持することができる。これにより、
また、嵩上げ部材31は、たて枠22A(22B)にたて枠用ねじ51を用いて接続されるたて枠接続部32と、上枠23に上枠用ねじ53を用いて接続される上枠接続部33とを有する。そして、上枠接続部33は、上枠用ねじ貫通孔34aが形成されたねじ貫通片34と、ねじ貫通片34に連続し、上枠23の下部を支える支持片35を有する。これにより、上枠用ねじ53に上枠23の荷重が集中しないようにすることができる。
また、上枠接続部33のねじ貫通片34は、かご室121の前後方向において上枠23に当接する。なお、かご室121の前後方向は、たて枠22A,22Bが延びる上下方向と上枠23が延びる左右方向に直交する方向である。したがって、嵩上げ部材31を用いて上枠23とたて枠22A,22Bを接続することにより、たて枠22A,22Bに対する上枠23の前後方向の位置決めを行うことができる。
また、嵩上げ部材31において、たて枠用ねじ貫通孔32aと上枠用ねじ貫通孔34aは、貫通方向が同じである。これにより、作業者が姿勢を変えずに、たて枠用ねじ51とナット52を螺合させる作業と、上枠用ねじ53とナット54を螺合させる作業を行うことができる。その結果、嵩上げ部材31のたて枠22A,22B及び上枠23に接続する際の作業性が向上する。
また、嵩上げ部材31とかご室121の振れ止め部材41との間には、防振ゴム42(防振材)が介在されている。これにより、かご室121の振れを抑制することができる。また、嵩上げ部材31は、エレベーター1の据え付け後も、たて枠22A,22B及び上枠23に接続されている。そのため、エレベーター1の据え付け後に不要となる部品を削減することができる。
さらに、嵩上げ部材31は吊り下げ用孔34bを有している。これにより、嵩上げ部材31を任意の高さまで容易に運ぶことができる。また、上枠23及びたて枠22A,22Bに接続した場合は、かご枠122全体を吊り下げることができる。その結果、かご枠122の位置調整を容易に行うことができる。
本発明は上述しかつ図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形実施が可能である。
上述した実施形態では、嵩上げ部材31とたて枠22A,22Bとの接続に、2つのたて枠用ねじ51を用いた。しかし、本発明に係る嵩上げ部材とたて枠との接続は、少なくとも1つのたて枠用ねじ51を用いればよい。また、上述した実施形態では、嵩上げ部材31と上枠23との接続に、2つの上枠用ねじ53を用いた。しかし、本発明に係る嵩上げ部材と上枠との接続は、少なくとも1つの上枠用ねじ53を用いればよい。
なお、本明細書において、「平行」及び「直交」等の単語を使用したが、これらは厳密な「平行」及び「直交」のみを意味するものではなく、「平行」及び「直交」を含み、さらにその機能を発揮し得る範囲にある、「略平行」や「略直交」の状態であってもよい。
1…エレベーター、 21…下枠、 22A,22B、…たて枠、 23…上枠、 25…スライダ、 31…嵩上げ部材、 32…枠接続部、 32a…たて枠用ねじ貫通孔、 33…上枠接続部、 34…貫通片、 34a…上枠用ねじ貫通孔、 34b…吊り下げ用孔、 35…支持片、 37…接続部材、 41…振れ止め部材、 42…防振ゴム(防振材)、 51…たて枠用ねじ、 53…上枠用ねじ、 55…接続部材用ねじ、 52,54,56…ナット、 100…巻上機、 110…昇降路、 120…乗りかご、 121…かご室、 122…かご枠、 125…床、 126A~126D…側板、 127…天井板、 130…ロープ、 140…釣合錘、 150…反らせ車、 160…機械室、 170…ガイドレール、 221…ベース片、 221a…接続部材用貫通孔、 222,223…側片、 224…嵩上げ部材用貫通孔、 231…ベース片、 231a…接続部材用貫通孔、 232,233…側片、 234…嵩上げ部材用貫通孔

Claims (7)

  1. 側板及び天井板を有するかご室と、
    前記かご室の前記側板に対向するたて枠と、前記天井板に対向する上枠とを有し、前記かご室を支持するかご枠と、
    前記たて枠と前記上枠にねじを用いて接続される嵩上げ部材と、を備え、
    前記嵩上げ部材は、前記たて枠に接続するために用いるたて枠用ねじが貫通するたて枠用ねじ貫通孔と、前記上枠に接続するために用いる上枠用ねじが貫通する上枠用ねじ貫通孔を有し、
    前記たて枠用ねじ貫通孔は、上下方向に延びる縦長に形成されている
    乗りかご。
  2. 前記嵩上げ部材は、前記たて枠に前記たて枠用ねじを用いて接続されるたて枠接続部と、前記上枠に上枠用ねじを用いて接続される上枠接続部と、を有し、
    前記上枠接続部は、上枠用ねじ貫通孔が形成されたねじ貫通片と、前記ねじ貫通片に連続し、前記上枠の下部を支える支持片を有する
    請求項1に記載の乗りかご。
  3. 前記上枠接続部の前記ねじ貫通片は、前記たて枠が延びる方向と前記上枠が延びる方向に直交する前記かご室の前後方向において前記上枠に当接する
    請求項2に記載の乗りかご。
  4. 前記たて枠用ねじ貫通孔と前記上枠用ねじ貫通孔は、貫通方向が同じである
    請求項1に記載の乗りかご。
  5. 前記嵩上げ部材と前記かご室との間に介在される防振材を備える
    請求項1に記載の乗りかご。
  6. 前記嵩上げ部材は、吊り下げ用孔を有する
    請求項1に記載の乗りかご。
  7. 昇降路内を昇降動作する乗りかごを備えたエレベーターにおいて、
    前記乗りかごは、
    側板及び天井板を有するかご室と、
    前記かご室の前記側板に対向するたて枠と、前記天井板に対向する上枠とを有し、前記かご室を支持するかご枠と、
    前記たて枠と前記上枠にねじを用いて接続される嵩上げ部材と、を備え、
    前記嵩上げ部材は、前記たて枠に接続するために用いるたて枠用ねじが貫通するたて枠用ねじ貫通孔と、前記上枠に接続するために用いる上枠用ねじが貫通する上枠用ねじ貫通孔を有し、
    前記たて枠用ねじ貫通孔は、上下方向に延びる縦長に形成されている
    エレベーター。
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