JP7420515B2 - 保護膜の除去方法、及び、保護膜の除去装置 - Google Patents

保護膜の除去方法、及び、保護膜の除去装置 Download PDF

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本発明は、両面にそれぞれ保護膜が積層されたウェーハから保護膜を除去する除去方法及び除去装置に関する。
従来、半導体ウェーハの形成プロセスにおいては、インゴットをスライスしてウェーハを形成することが通常行われる。
しかし、ウェーハの所定の領域の質が不良であった場合や、設備上の都合等により、大きいウェーハの一部分をくり抜いて小さいウェーハを形成することが行われる。
例えば、特許文献1では、コアドリルの代わりに切削ブレードを用い、大口径のウェーハを円形にカットして小口径のウェーハを形成することについて開示がされている。
特開平11-54461号公報
従来の切削ブレードやコアドリルを用いて小さいウェーハを形成する場合には、加工の際に加工屑が生じることになる。この加工屑がウェーハに固着してしまうと、その後に除去するのは非常に困難なものとなる。特にウェーハにデバイスを形成する場合には、僅かな加工屑であっても、その異物としての存在が問題となる。
そこで、加工前の大きいウェーハの状態において、その表裏面を保護するための保護膜を表裏面に予め積層しておき、小さいウェーハを形成した後に保護膜とともに付着した加工屑を除去する方法が考えられる。
しかしながら、保護膜を除去するためには多くの時間を要するため、改善が切望されていた。
以上の問題に鑑み、本発明は、ウェーハに形成された保護膜を短時間で除去しうる除去方法を提案するものである。
本発明の一態様によれば、
第一面と、該第一面の背面の第二面と、を有し、該第一面と該第二面とにそれぞれ保護膜が積層されたウェーハから該保護膜を除去する保護膜の除去方法であって、
該ウェーハの外周縁を局所的に支持する支持部を複数有し、複数の該支持部で支持された該ウェーハの下面との間に間隙を区画するベース部を備え、該ベース部の中心を通る回転軸周りに回転可能なウェーハ支持台を準備する準備ステップと、
該支持部でウェーハの該第二面の外周縁を支持して該ウェーハの該第一面を露出させる支持ステップと、
該支持ステップを実施した後、該ウェーハを支持した該ウェーハ支持台を該回転軸周りに回転させつつ該ウェーハの該第一面に保護膜剥離液を吐出して、該保護膜剥離液を該ウェーハの該第一面の全面に広げるとともに、該ウェーハの外周縁に到達した該保護膜剥離液を遠心力に抗して表面張力で該間隙を通じてウェーハの該第二面側に周り込ませ該第二面の全面に該保護膜剥離液を広げることで該保護膜を剥離する剥離ステップと、
該剥離ステップを実施した後、該ウェーハの該第一面に洗浄水を供給しつつウェーハを支持した該ウェーハ支持台を該回転軸周りに回転させて該洗浄水をウェーハの該第一面の全面に供給するとともに、ウェーハの外周縁に到達した該洗浄水を遠心力に抗して表面張力で該間隙を通じてウェーハの該第二面側に周り込ませ該第二面の全面に該洗浄水を供給して該ウェーハを洗浄する洗浄ステップと、
該洗浄ステップを実施した後、該回転軸周りに該ウェーハを回転させて該ウェーハを乾燥させる乾燥ステップと、を含む、保護膜の除去方法とするものである。
また、本発明の一態様によれば、
第一面と、該第一面の背面の第二面と、を有し、該第一面と該第二面とにそれぞれ保護膜が積層されたウェーハから該保護膜を除去する除去装置であって、
該ウェーハの外周縁を局所的に支持する支持部を複数有し、複数の該支持部で支持された該ウェーハの下面との間に間隙を区画するベース部を備え、該ベース部の中心を通る回転軸周りに回転可能なウェーハ支持台と、
該ウェーハ支持部で支持された該ウェーハの第一面に剥離液を供給するための剥離液供給手段と、
該ウェーハ支持部で支持された該ウェーハの第二面に洗浄水を供給するための洗浄水供給手段と、を備える保護膜の除去装置とするものである。
また、本発明の一態様によれば、
該剥離液供給手段と該洗浄水供給手段は、
該ウェーハ支持部で支持された該ウェーハの該表面に対向するノズル手段と、
該ノズル手段と、剥離液供給源と、洗浄水供給源と、に接続され、該剥離液供給源から該ノズル手段へ該剥離液の供給と、該洗浄水供給源から該ノズル手段への該洗浄水の供給と、を切り替えるための切替手段と、にて構成される、ことを特徴とする請求項2に記載の保護膜の除去装置とするものである。
また、本発明の一態様によれば、
該ベース部には、中央部に排気穴が形成される、こととするものである。
本発明の構成によれば、ウェーハの両面の保護膜を個別に剥離させる操作が必要なく、短時間で除去することが可能となる。
本発明の一実施例に係る保護膜除去装置の全体構成について示す図である。 (A)はウェーハ支持台の構成について示す斜視図である。(B)は(A)のA-A部分、B-B部分の断面について説明する図である。 支持ステップについて説明する図である。 剥離ステップについて説明する図である。 剥離液がウェーハとウェーハ支持台の間の空間に行き渡る様子について説明する図である。 洗浄ステップについて説明する図である。 乾燥ステップについて説明する図である。 排気穴を放射状に形成される複数本の貫通溝にて構成する例について説明する図である。 一つのノズル手段から剥離液と洗浄水を供給する装置構成の例について示す図である。
図1は、本発明の一実施例に係る保護膜除去装置2の全体構成について示す図であり、保護膜除去装置2は、ウェーハ40の第一面となる表面40a、第二面となる裏面40bにそれぞれ積層された保護膜42を除去する装置である。
保護膜除去装置2は、装置として単体で構成されるほか、例えば、ウェーハを切削加工する切削装置の一部に組み込まれるなど、ユニットとして他の装置と一体的に設けられるものであってもよい。
図1に示すように、保護膜除去装置2は、ウェーハ40を保持するウェーハ支持台30と、ウェーハ支持台30に保持されたウェーハ40に剥離液を供給する剥離液供給ノズル20と、洗浄水を供給する洗浄水供給ノズル21と、洗浄水を除去するためのエアーを噴出するエアーノズル22とを備えている。
図1に示すように、ウェーハ支持台30は、軸部23を介してモータ24に連結されており、モータ24に駆動されて回転可能となっている。また、モータ24はエアピストン25によって昇降可能となっており、モータ24の昇降に伴いウェーハ支持台30も昇降する構成となっている。
図1に示すように、ウェーハ支持台30において保持される対象は、例えば、円盤状の半導体のウェーハ40であって、第一面となる表面40a、第二面となる裏面40bにそれぞれ保護膜42が積層されたものである。
保護膜42は、例えば、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol:PVA)又はポリビニルピロリドン(polyvinyl pyrrolidone:PVP)等の水溶性のものや、レジスト膜等である。
図1に示すように、軸部23の上端にウェーハ支持台30が固定され、ウェーハ支持台30の下方となる位置において、その垂直断面が開口部を下にした略コ字状のカバー部材29aが軸部23に固定される。
図1に示すように、カバー部材29aの周囲を下側から囲むように、有底の排液受29bが設けられ、ウェーハ支持台30やカバー部材29aから落ちる剥離液などの排液を捕捉する。
排液受29bの底面には排出部29cが開口されており、排出部29cから排液ホース29dへと剥離液などの排液を排出できるようにしている。
図2(A)(B)は、ウェーハ支持台30の構成について示す斜視図であり、ウェーハ支持台30は、円盤状に構成されるベース部32と、ベース部32の複数箇所に設けられる支持部34と、を有して構成される。
図2(B)に示すように、ウェーハ支持台30のベース部32の下面32bは、モータ24(図1)の軸部23と連結されており、軸部23の回転により回転されるものである。図2(A)(B)に示すように、ベース部32の中央部には、ベース部32の上面32aと下面32bの間を貫通する排気穴32cが複数箇所に形成されている。本実施例では、排気穴32cは断面円形の貫通穴にて構成され、ベース部32と同心円上に合計4箇所に設けられている。
図2(A)(B)に示すように、ベース部32の上面32aには、ウェーハ40をベース部32と間隔を開けて支持するための支持部34が設けられている。本実施例では、支持部34は、ベース部32の外周縁の位置に、120度ずつずらした均等な間隔で、合計3箇所に設けられている。
図2(A)(B)に示すように、支持部34は、ベース部32の上面32aから立ち上がる縦壁部34aと、縦壁部34aからベース部32の中心C側に突出する係止部34bと、を有する。ベース部32の中心Cから支持部34の縦壁部34aまでの距離D/2は、ウェーハ40の直径Dの約1/2であり、ウェーハ40を上からベース部32に近づけると、図3に示すように、支持部34の係止部34bにウェーハ40の裏面40bが係止され、支持部34によってウェーハ40が下側から支持された状態となる。
図3に示すように、支持部34によって支持されたウェーハ40の裏面40b(保護膜42)と、ベース部32の上面32aの間には、高さHの空間Kが形成される。この空間Kを通じて、後述するように、剥離液をウェーハ40の表面40aから裏面40bへと回り込ませることが可能となる。高さHは、例えば、1mm~3mm程度とされる。
図3に示すように、ウェーハ40の表面40aと裏面40bには、保護膜42が積層されている。ウェーハ40の外周縁40cは、縦壁部34aの内側面34cに対向しており、後述するように、ウェーハ支持台30を回転する際には、ウェーハ40の外周縁40cが縦壁部34aの内側面34cに突き当たり、ウェーハ40が内側で突っ張るようにして縦壁部34aによって支持される。
次に、以上の装置構成を用いた保護膜の除去方法について説明する。
<支持ステップ>
まず、図3に示すように、ウェーハ40の外周縁40cの近傍において、第二面となる裏面40bを複数の支持部34で支持し、第一面となる表面40aを上方に露出させた状態とする。
<剥離ステップ>
図4に示すように、ウェーハ40を支持したウェーハ支持台30を例えば、100rpmで回転させつつ、ウェーハ40の第一面となる表面40aの中央に剥離液供給ノズル20の吐出口20aを位置付け、剥離液50を表面40aに向けて吐出する。なお、ウェーハ支持台30が回転する際には、図3に示すように、外周縁40cが縦壁部34aの内側面34cに突き当たり、ウェーハ40が内側で突っ張るようにして支持部43に支持されるため、ウェーハ40がウェーハ支持台30から外れてしまうことがない。
剥離液供給ノズル20は、バルブ61を介して剥離液供給源62と接続されており、図示せぬ制御装置によるバルブ61の開閉により、剥離液50の吐出、停止が制御される。剥離液50は、例えば、保護膜42がレジスト膜である場合に、硫酸と過酸化水素水を3:1で混合した混合溶液とする。
図5に示すように、ウェーハ支持台30の回転を続け、剥離液50をウェーハ40の表面40aにおいて中心Cから全面に広げる。ウェーハ40の外周縁に到達した剥離液50は、表面張力によりウェーハ40の第二面である裏面40bに周り込み、空間Kの中を進んで裏面40b全体に剥離液50が行き渡る。
ここで、剥離液50がウェーハ40の裏面40bとベース部32の間の空間Kに入り込んだ際に、空間Kが剥離液50によって密閉されてしまうと空間K内での剥離液50の移動が妨げられてしまうことになるが、ベース部32の排気穴32cから空気を逃がすことが可能となり、空気の逃げ場が無いことによって剥離液50の移動が妨げられることを防ぐことができる。
この剥離ステップは、所定時間行われるものであり、例えば、所定時間を1分と設定することで、ウェーハ40の全面に広がった剥離液50と保護膜42を反応させ、ウェーハ40の表面から保護膜42を剥離させる。
また、以上の過程においては、遠心力により剥離液50が飛び散らないようにするため、大きな表面張力を確保する必要がある。このため、遠心力よりも表面張力を大きくするため、ウェーハ(ウェーハ支持台30)の回転速度、剥離液の年度、剥離液の供給量と供給速度が適宜設計される。
<洗浄ステップ>
図6に示すように、ウェーハ支持台30を回転させるとともに、ウェーハ40の第一面となる表面40aの中央に洗浄水供給ノズル21の吐出口21aを位置付け、洗浄水52を表面40aに向けて吐出する。洗浄水52もウェーハ40の第二面となる裏面40bに回り込む。
洗浄水供給ノズル21は、バルブ63を介して洗浄水供給源64と接続されており、図示せぬ制御装置によるバルブ63の開閉により、洗浄水52の吐出、停止が制御される。
ウェーハ支持台30の回転と洗浄水52の供給を所定時間行うことで、ウェーハ40の周囲に残存していた剥離液50(図5)や、剥離した保護膜42(図5)が洗浄水52によって洗い流される。
<乾燥ステップ>
図7に示すように、ウェーハ支持台30を高速回転(100rpm~3000rpm)させることで、ウェーハ40に付着した洗浄水を跳ね飛ばし、ウェーハ40の表面を乾燥させる。なお、この際、エアーノズル22の吐出口22aから乾燥エアーや窒素エアーを吹き付けることとしてもよい。
エアーノズル22は、バルブ65を介してエアー供給源66と接続されており、図示せぬ制御装置によるバルブ65の開閉により、乾燥エアーの吐出、停止が制御される。
なお、以上に説明した装置構成において、図8に示すように、ウェーハ支持台30Aのベース部32の下面32bに設ける排気穴32eを、ベース部32の中心から放射状に形成される複数本(図8の例では8本)の貫通溝にて構成することとしてもよい。
また、図1に示すウェーハ40に剥離液を供給する剥離液供給ノズル20と、洗浄水を供給する洗浄水供給ノズル21について、図9に示すように一本のノズル手段91から切替手段92(電磁バルブ等)の切替により、剥離液と洗浄水が選択的に供給されることとしてもよい。この場合、切替手段92(電磁バルブ等)は、剥離液供給源62と洗浄水供給源64に接続されるものとする。
以上のようにして本発明を実現することができる。
即ち、図1乃至図7に示すように、
第一面である表面40aと、表面40aの背面の第二面である裏面40bと、を有し、表面40aと裏面40bとにそれぞれ保護膜42が積層されたウェーハ40から保護膜42を除去する除去方法であって、
ウェーハ40の外周縁40cを局所的に支持する支持部34を複数有し、複数の支持部34で支持されたウェーハ40の下面との間に間隙Kを区画するベース部32を備え、ベース部32の中心を通る回転軸周りに回転可能なウェーハ支持台30を準備する準備ステップと、
支持部34でウェーハ40の裏面40bの外周縁40cを支持してウェーハ40の表面40aを露出させる支持ステップと、
支持ステップを実施した後、ウェーハ40を支持したウェーハ支持台30を回転軸周りに回転させつつウェーハ40の表面40aに剥離液50を吐出して、剥離液50をウェーハ40の表面40aの全面に広げるとともに、ウェーハ40の外周縁40cに到達した剥離液50を遠心力に抗して表面張力で間隙Kを通じてウェーハ40の裏面40b側に周り込ませ裏面40bの全面に剥離液50を広げることで保護膜42を剥離する剥離ステップと、
剥離ステップを実施した後、ウェーハ40の表面40aに洗浄水52を供給しつつウェーハ40を支持したウェーハ支持台30を回転軸周りに回転させて洗浄水52をウェーハ40の表面40aの全面に供給するとともに、ウェーハ40の外周縁40cに到達した洗浄水52を遠心力に抗して表面張力で間隙Kを通じてウェーハ40の裏面40b側に周り込ませ裏面40bの全面に洗浄水52を供給してウェーハ40を洗浄する洗浄ステップと、
洗浄ステップを実施した後、回転軸周りにウェーハ40を回転させてウェーハ40を乾燥させる乾燥ステップと、を含む、保護膜42の除去方法とするものである。
この方法によれば、ウェーハの両面の保護膜を個別に剥離させる操作が必要なく、短時間で除去することが可能となる。
また、図1乃至図7に示すように、
第一面である表面40aと、表面40aの背面の第二面である裏面40bと、を有し、表面40aと裏面40bとにそれぞれ保護膜42が積層されたウェーハ40から保護膜42を除去する保護膜除去装置であって、
ウェーハ40の外周縁40cを局所的に支持する支持部34を複数有し、複数の支持部34で支持されたウェーハ40の下面との間に間隙Kを区画するベース部32を備え、ベース部32の中心を通る回転軸周りに回転可能なウェーハ支持台30と、
ウェーハ支持部34で支持されたウェーハ40の表面40aに剥離液50を供給するための剥離液供給手段としての剥離液供給ノズル20と、
ウェーハ支持部34で支持されたウェーハ40の裏面40bに洗浄水52を供給するための洗浄水供給手段としての洗浄水供給ノズル21と、を備える保護膜除去装置2とするものである。
これにより、ウェーハの両面の保護膜を個別に剥離させる操作が必要なく、短時間で除去することが可能な除去装置が実現される。
また、図9に示すように、
剥離液供給手段と洗浄水供給手段は、
ウェーハ支持部で支持されたウェーハの表面に対向するノズル手段91と、
ノズル手段91と、剥離液供給源62と、洗浄水供給源64と、に接続され、剥離液供給源62からノズル手段91へ剥離液50の供給と、洗浄水供給源64からノズル手段91への洗浄水52の供給と、を切り替えるための切替手段92と、にて構成される、こととするものである。
これにより、一つのノズル手段91により、剥離液と洗浄水の供給を行うことができる。
また、図5に示すように、
ベース部32には、中央部に排気穴32cが形成される、こととするものである。
これにより、ベース部32の排気穴32cから空気を逃がすことが可能となり、空気の逃げ場が無いことによって剥離液50の移動が妨げられることを防ぐことができる。
2 保護膜除去装置
20 剥離液供給ノズル
21 洗浄水供給ノズル
22 エアーノズル
23 軸部
24 モータ
26 ノズル
26a バルブ
29a カバー部材
29b 排液受
29c 排出部
29d 排液ホース
30 ウェーハ支持台
32 ベース部
32a 上面
32b 下面
32c 排気穴
34 支持部
34a 縦壁部
34b 係止部
34c 内側面
40 ウェーハ
40a 表面
40b 裏面
40c 外周縁
42 保護膜
43 支持部
50 剥離液
52 洗浄水
61 バルブ
62 剥離液供給源
64 洗浄水供給源
66 エアー供給源
C 中心
D 直径
K 空間

Claims (4)

  1. 第一面と、該第一面の背面の第二面と、を有し、該第一面と該第二面とにそれぞれ保護膜が積層されたウェーハから該保護膜を除去する保護膜の除去方法であって、
    該ウェーハの外周縁を局所的に支持する支持部を複数有し、複数の該支持部で支持された該ウェーハの下面との間に間隙を区画するベース部を備え、該ベース部の中心を通る回転軸周りに回転可能なウェーハ支持台を準備する準備ステップと、
    該支持部でウェーハの該第二面の外周縁を支持して該ウェーハの該第一面を露出させる支持ステップと、
    該支持ステップを実施した後、該ウェーハを支持した該ウェーハ支持台を該回転軸周りに回転させつつ該ウェーハの該第一面に保護膜剥離液を吐出して、該保護膜剥離液を該ウェーハの該第一面の全面に広げるとともに、該ウェーハの外周縁に到達した該保護膜剥離液を遠心力に抗して表面張力で該間隙を通じてウェーハの該第二面側に周り込ませ該第二面の全面に該保護膜剥離液を広げることで該保護膜を剥離する剥離ステップと、
    該剥離ステップを実施した後、該ウェーハの該第一面に洗浄水を供給しつつウェーハを支持した該ウェーハ支持台を該回転軸周りに回転させて該洗浄水をウェーハの該第一面の全面に供給するとともに、ウェーハの外周縁に到達した該洗浄水を遠心力に抗して表面張力で該間隙を通じてウェーハの該第二面側に周り込ませ該第二面の全面に該洗浄水を供給して該ウェーハを洗浄する洗浄ステップと、
    該洗浄ステップを実施した後、該回転軸周りに該ウェーハを回転させて該ウェーハを乾燥させる乾燥ステップと、を含む、保護膜の除去方法。
  2. 第一面と、該第一面の背面の第二面と、を有し、該第一面と該第二面とにそれぞれ保護膜が積層されたウェーハから該保護膜を除去する除去装置であって、
    該ウェーハの外周縁を局所的に支持する支持部を複数有し、複数の該支持部で支持された該ウェーハの下面との間に間隙を区画するベース部を備え、該ベース部の中心を通る回転軸周りに回転可能なウェーハ支持台と、
    該支持部で支持された該ウェーハの第一面に剥離液を供給するためのノズルを有する剥離液供給手段と、
    該支持部で支持された該ウェーハの第一面に洗浄水を供給するためのノズルを有する洗浄水供給手段と、
    を備える保護膜の除去装置であって、
    該間隙を通じ、該第一面の外周縁に到達した該剥離液を該第二面側に周り込ませ該第二面の全面に該剥離液を広げることで該保護膜を剥離し、
    該間隙を通じ、該第一面の外周縁に到達した該洗浄を該第二面側に周り込ませ該第二面の全面に該洗浄水を供給して洗浄する、構成とする保護膜の除去装置。
  3. 該剥離液供給手段のノズルと、該洗浄水供給手段のノズルは、該支持部で支持された該ウェーハの該第一面に対向し、該剥離液供給手段と該洗浄水供給手段で兼用される共用のノズルであり、
    該除去装置は、
    共用のノズルと、剥離液供給源と、洗浄水供給源と、に接続され、該剥離液供給源から該共用のノズルへ該剥離液の供給と、該洗浄水供給源から該共用のノズルへの該洗浄水の供給と、を切り替えるための切替手段を更に備える、ことを特徴とする請求項2に記載の保護膜の除去装置。
  4. 該ベース部には、中央部に排気穴が形成される、ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の保護膜の除去装置。
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