JP7416141B2 - 集塵装置および電気掃除機 - Google Patents

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本開示は、集塵装置および電気掃除機に関するものである。
従来、コロナ放電または紫外線照射を行うことで塵埃を帯電させて補修する集塵装置があった。しかしながら、コロナ放電式の場合には電極の耐久性等の課題が、紫外線照射式の場合にオゾンの発生等の課題があった。上記の課題に対し、特許文献1には、コロナ放電および紫外線照射を用いずに粒子を帯電させる技術が開示されている。特許文献1に開示されている技術は、風路の壁面を形成する材料と当該風路を流れる粒子との摩擦によって、当該粒子を帯電させるものである。
特開2005-74245号公報
特許文献1においては、風路の壁面と粒子との摩擦が一定以上生じないと、粒子は帯電しない。このため、風路に流れが発生した初期に粒子は帯電しない。また、壁面を形成する材料と粒子との組み合わせによっては、壁面と粒子とが接触しても粒子は十分に帯電しない。特許文献1に開示された技術では、粒子等の塵埃を帯電させる効率がよくない。
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものである。本開示の目的は、コロナ放電および紫外線照射を必要とすることなく塵埃を帯電させる場合において、より効率よく塵埃を帯電させることである。
本開示に係る集塵装置は、内部に風路が形成され、当該風路を流れる空気に含まれる塵埃を帯電させる帯電部と、帯電部の下流側に設けられ、帯電部を通過した塵埃を電気的に捕集する集塵部と、帯電部に電を蓄積させる手段と、を備えたものである。帯電部は、風路に乱流を形成する乱流形成部を有している。
また、本開示に係る電気掃除機は、内部に風路が形成された本体と、塵埃を含む空気を吸引するための吸込口が形成された吸込具と、本体に設けられ、空気を吸引するための気流を発生させる送風機と、風路を流れる空気に含まれる塵埃を帯電させる帯電部と、帯電部に電荷を蓄積させる手段と、前記帯電部の下流側に設けられ、帯電部を通過した塵埃を電気的に捕集する集塵部と、を備えたものである。帯電部は、風路に乱流を形成する乱流形成部を有している。
本開示に係る集塵装置および電気掃除機であれば、より効率よく塵埃を帯電させることができる。
実施の形態1の集塵装置を模式的に示す断面図である。 実施の形態1の変形例を模式的に示す断面図である。 実施の形態1の集塵装置が備えられた電気掃除機を例示する図である。 実施の形態2の集塵装置を模式的に示す断面図である。 実施の形態2の集塵装置の動作例を示すフローチャートである。
以下、添付の図面を参照して、実施の形態について説明する。各図における同一の符号は、同一の部分または相当する部分を示す。本開示では、重複する説明については、適宜に簡略化または省略する。なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で、以下の各実施の形態によって開示される構成のあらゆる組み合わせを含み得るものである。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1の集塵装置100を模式的に示す断面図である。集塵装置100は、空気中の塵埃を電気的に捕集する装置である。なお、本開示では、ごみ、塵、埃、微粒子等、集塵装置100によって捕集される対象物を総称して、「塵埃」と称している。
集塵装置100は、例えば、住宅およびビル等の建物の換気口と繋がるダクト1に設置される。ダクト1は、換気設備を構成するものである。ダクト1に設置された集塵装置100は、当該ダクト1内を流れる空気中の塵埃を捕集する。ダクト1内には、図1に示すように、給気側から排気側へ向かって空気が流れる。給気側とは、換言すると、上流側を意味する。排気側とは、換言すると、下流側を意味する。集塵装置100の上流側または下流側には、給排気のための図示しない送風機が設置されている。
集塵装置100は、図1に示すように、例えば、帯電部101、摩擦部102、絶縁部103および集塵部104を有する。帯電部101は、塵埃を帯電させるためのものである。摩擦部102は、帯電部101を摩擦するものである。摩擦部102は、帯電部101に電荷を蓄積させるためのものである。絶縁部103は、帯電部101に蓄積された電荷が当該帯電部101から逃げないようにするためのものである。集塵部104は、塵埃を電気的に捕集するものである。
本実施の集塵装置100を構成する帯電部101、摩擦部102、絶縁部103および集塵部104について、より詳細に説明する。帯電部101内には、風路が形成されている。帯電部101内の風路は、ダクト1内の風路と連通する。すなわち、ダクト1内を流れる空気は、この帯電部101内を流れる。帯電部101は、当該帯電部101内を流れる空気に含まれる塵埃を帯電させる。
上述したように摩擦部102は、帯電部101を摩擦する。摩擦部102は、当該摩擦部102を稼働させるための動力源を有する図示しない機構と接続されている。摩擦部102が帯電部101を摩擦すると、静電気が生じる。すなわち、摩擦部102が帯電部101を摩擦すると、帯電部101には正または負の電荷が蓄積される。電荷が蓄積された状態とは、すなわち、帯電している状態である。
帯電部101は、当該帯電部101内を流れる空気に含まれる塵埃に接触する。摩擦部102によって電荷が蓄積された帯電部101に接触した塵埃には、当該帯電部101から電荷が与えられる。このように、帯電部101は、塵埃に接触することで当該塵埃を帯電させる。本実施の形態においては、摩擦部102によって帯電部101に電荷が蓄積されるため、塵埃は効率よく帯電する。
塵埃を電気的に捕集する集塵部104は、帯電部101の下流側に設けられる。上記したように、集塵装置100の上流側または下流側には、給排気のための図示しない送風機が設置されている。この送風機は、帯電部101および集塵部104を経由する気流を発生させる。すなわち、集塵部104には、帯電部101を通過した空気および塵埃が流入する。集塵部104は、帯電部101によって帯電した塵埃を電気的に捕集する。
集塵部104は、例えば、電界を生成することによって塵埃を捕集する電界捕集式の装置である。電界捕集式の集塵部104は、装置全体の交換を必要としない装置である。電界捕集式の集塵部104は、平板電極を有する。平板電極は、空気が流れる方向に沿って配置される。空気が流れる方向に沿って配置された平板電極は、整流効果を有する。これにより、集塵部104における圧力損失が少なくなる。
電界捕集式の集塵部104は、上記の平板電極を複数有する。これらの平板電極には、高い電圧が印加される。複数の平板電極は、正に印加されたものと負に印加されたものとが交互に並ぶように設けられる。複数の平板電極の電圧が印加されることによって、電界が生成される。帯電部101によって帯電した塵埃は、電圧が印加された平板電極によって電気的に捕集される。
なお、集塵部104は、電界捕集式の装置でなくてもよい。集塵部104は、例えば、エレクトレットフィルターによって塵埃を捕集するものであってもよい。また、集塵部104は、帯電部101と同様、摩擦によって帯電する部材によって構成されてもよい。集塵部104は、帯電部101で帯電した塵埃を電気的に捕集するものであれば、任意に構成されうる。帯電部101で帯電した塵埃は、集塵部104によって電気的に捕集されることで、再飛散をすることがない。
電荷が帯電部101から逃げないようにするための絶縁部103は、帯電部101の上流側端部と下流側端部とに設けられる。本実施の形態においては、帯電部101と集塵部104とは、図1に示すように、絶縁部103を介して繋がっている。絶縁部103は、絶縁性を有する材料で形成された部材である。絶縁部103を形成する材料は、例えば、ゴム、ガラスまたは磁器等である。本実施の形態においては、この絶縁部103によって、帯電部101は、摩擦部102によって電荷が蓄積された状態で維持される。このため、塵埃は、より効率よく帯電する。
また、本実施の形態において、帯電部101は、正または負に帯電しやすい材料で形成されている。例えば、紙およびアルミニウムを基準とした場合、毛皮およびナイロン等は、摩擦帯電列において正に位置する第1郡の材料である。この第1郡の材料とは、すなわち、正に帯電しやすい材料である。また、例えば、紙およびアルミニウムを基準とした場合、ポリエチレン、テフロン(登録商標)および塩化ビニル等は、摩擦帯電列において負に位置する第2郡の材料である。第2郡の材料とは、すなわち、負に帯電しやすい材料である。
一例として、摩擦部102のうち帯電部101と接触する部分を形成する第1の材料と帯電部101のうち摩擦部102と接触する部分を形成する第2の材料とは、摩擦帯電列において逆側の極性に位置する。換言すると、第1の材料および第2の材料の一方は、摩擦帯電列において正に位置する第1郡の材料である。また、第1の材料および第2の材料の他方は、摩擦帯電列において負に位置する第2群の材料である。すなわち、上記の第1の材料と第2の材料とは、摩擦帯電列において離れている。これにより、帯電部101には、より効率よく電荷が蓄積される。
例えば、摩擦部102のうち帯電部101と接触する部分を形成する第1の材料は、毛皮またはナイロン等の第1群の材料である。また、帯電部101のうち摩擦部102と接触する部分を形成する第2材料は、例えば、ポリエチレン、テフロン(登録商標)または塩化ビニル等の第2郡の材料である。第1群の材料で形成された摩擦部102で第2群の材料で形成された帯電部101を摩擦する事で、当該帯電部101には負の電荷が効率的に蓄積される。
例えば、帯電部101が負に帯電している場合、塵埃のうち正の電荷を帯びたものは、クーロン力によって当該帯電部101に引き寄せられて接触する。負に帯電した帯電部101に接触した塵埃は、負に帯電する。負に帯電した塵埃は、クーロン力による斥力で、負に帯電した状態に保たれたまま帯電部101を通過する。これにより、塵埃全体が負に帯電する。帯電部101を通過して負に帯電した塵埃は、集塵部104の正の電極に捕集される。このように、本実施の形態の集塵装置100であれば、塵埃の種類によらず、塵埃全体を帯電させて捕集することが可能である。
なお、帯電部101を摩擦する摩擦部102は、軟毛が植毛されたブラシ状の部材として構成されると、よりよい。一例として、摩擦部102は、ナイロンの毛が植毛されたブラシ状の部材として構成される。摩擦部102がブラシ状の部材として構成されることで、摩擦部102と帯電部101との接触面積がより大きくなる。
また、摩擦部102は、一例として、図1に示すように、帯電部101内の風路の外部に設置されている。これにより、例えば、摩擦部102を稼働させるための機構を風路内に設置する必要がなくなる。また、摩擦部102によって帯電部101内の風路における圧力損失が大きくなることもなくなる。また、帯電部101内を通過する塵埃が摩擦部102に付着することもなくなる。
また、本実施の形態の帯電部101は、図1に示すように、壁部101a、絞り部101bおよび衝突部101cを有している。壁部101aは、帯電部101内の風路を囲う壁面を有する部材である。帯電部101内の風路を流れる塵埃の少なくとも一部は、壁部101aと接触することで帯電する。
絞り部101bは、帯電部101内の風路を絞るように形成された部材である。絞り部101bは、例えば、壁部101aから帯電部101の内部へ向けて突出するフランジ状に形成される。帯電部101へ流入した空気の流速は、絞り部101bを通過することで調節される。また、帯電部101内の風路を流れる塵埃の少なくとも一部は、絞り部101bと接触することで帯電する。
また、衝突部101cは、絞り部101bを通過した空気中の塵埃が当該衝突部101cに衝突するように構成される。絞り部101bを通過した空気中の塵埃の少なくとも一部は、衝突部101cと接触することで帯電する。
壁部101aによって囲われた風路には、絞り部101bおよび衝突部101cによって、乱流が形成される。本実施の形態における絞り部101bおよび衝突部101cは、帯電部101内の風路に乱流を形成する乱流形成部の一例である。帯電部101内の風路に乱流が形成されることで、当該風路を流れる塵埃には遠心力が作用する。これにより、塵埃は、より効率よく壁部101aに接触する。
上流側から集塵装置100に流入した空気は、帯電部101を通過する際に、絞り部101bによって急激に中央に収束され、加速される。この空気に含まれる塵埃の一部は、慣性力およびクーロン力等によって、空気の流れにのらずに壁部101aに向かう。壁部101aに向かった塵埃は、壁部101aに衝突する。
また、絞り部101bによって急激に中央に収束された空気の流れにのった塵埃と、壁部101aに向かった塵埃との衝突も発生する。このように、帯電部101内の風路に乱流が形成されることで、塵埃同士の衝突も生じる。さらに、絞り部101bを通過した塵埃の少なくとも一部は、慣性力によって衝突部101cに衝突する。絞り部101bを通過した塵埃の少なくとも一部は、衝突部101cの端部を通過して壁部101aに衝突することもある。このように、本実施の形態の帯電部101は、乱流を生成することで、当該帯電部101を通過する塵埃の殆どに接触する。乱流生成部を有する帯電部101であれば、塵埃をより効率よく帯電させることができる。
なお、壁部101aを形成する材料と乱流形成部の一例である絞り部101bおよび衝突部101cを形成する材料とは、摩擦帯電列において近い位置にあることが好ましい。例えば、壁部101aを形成する材料と絞り部101bおよび衝突部101cを形成する材料とは、摩擦帯電列において同一側の極性に位置する。壁部101a、絞り部101bおよび衝突部101cは、摩擦帯電列において極性が異なる部材を介さずに接続されることが好ましい。例えば、壁部101a、絞り部101bおよび衝突部101cは、同一の材料によって形成されるとよい。また、壁部101a、絞り部101bおよび衝突部101cは、同一の材料によって一体的に成型されているとよりよい。換言すると、帯電部101は、単一の材料によって単一の部材として形成されているとよりよい。これにより、帯電部101全体が、正または負の一方の極性に効率よく帯電することができる。帯電部101全体が正または負の一方の極性に効率よく帯電することで、当該帯電部101を通過する塵埃の帯電効率が、より高くなる。
上記のように構成された集塵部104は、取り外しが可能、換言すると着脱自在に形成されてもよい。これにより、使用者は、集塵部104によって捕集された塵埃を容易に廃棄し、集塵部104を容易に清掃することができる。
また、帯電部101も、集塵部104と同様、着脱自在に形成されてもよい。帯電部101にも、集塵部104と同様、帯電した塵埃が付着する場合がある。例えば、粘性を有する粒子等は、帯電部101と接触した後も当該帯電部101から離れない場合がある。また、壁部101aと絞り部101bの境目に形成される角にも、塵埃が溜まる場合がある。帯電部101が着脱自在に形成されることで、使用者は、帯電部101の内部を容易に清掃することができる。
帯電部101が着脱自在である場合、絶縁部103は、ゴムで形成されるとよりよい。ゴムは、絶縁性および弾性を有する材料である。ゴムで形成された絶縁部103であれば、帯電部101内の風路を流れる空気の外部への漏洩を抑制または防止可能である。すなわち、ゴムで形成された絶縁部103は、パッキン等のシーリング材の機能を有する。ゴムで形成された絶縁部103であれば、シーリング材としての機能と、帯電部101に蓄積された電荷が当該帯電部101から逃げないようにする機能との両方を有することができる。
上記の実施の形態で示した集塵装置100は、内部に風路が形成され、当該風路を流れる空気に含まれる塵埃を帯電させる帯電部101と、帯電部101の下流側に設けられ、帯電部101を通過した塵埃を電気的に捕集する集塵部104と、帯電部101を摩擦する摩擦部102と、を備えている。帯電部101は、摩擦部102によって摩擦されることで帯電する。これにより帯電部101は、例えば、帯電部101に電圧を印加する場合よりも効率よく帯電する。また、コロナ放電等が不要なため、集塵装置100の内部で大きな火花が発生しづらくなる。さらに、帯電部101は必ずしもアースに接続される必要がないため、帯電部101は帯電された状態で長時間維持される。このように、上記の実施の形態で示した集塵装置100であれば、より効率よく塵埃を帯電させる、より効率よく塵埃を捕集することが可能である。
また、図2は、実施の形態1の変形例を模式的に示す断面図である。図2は、実施の形態1の変形例として、集塵装置100aを示す。図2に示す集塵装置100aの帯電部101は、乱流形成部の一例として、旋回部101dを有する。旋回部101dは、螺旋状の部材である。旋回部101dは、帯電部101内の風路に旋回流を形成するものである。これにより、帯電部101内を流れる塵埃には強い遠心力が作用する。これにより、壁部101aと塵埃とがより効率よく接触する。このように、乱流形成部は、帯電部101内の風路に乱流を形成するものであれば、任意の形状でよい。
なお、集塵装置100は、換気設備以外にも設置可能である。集塵装置100は、例えば、掃除機に備えられてもよい。図3は、実施の形態1の集塵装置100が備えられた電気掃除機10を例示する図である。
電気掃除機10は、図3に示すように、例えば、吸込具11、パイプ12、把持部13、吸引ホース14および掃除機本体15を備える。吸込具11は、塵埃を空気とともに吸い込むものである。吸込具11には、塵埃を含む空気を吸引するための吸込口が形成されている。吸込具11には、パイプ12が接続される。パイプ12には、把持部13と介して吸引ホース14が接続される。掃除機本体15は、パイプ12、把持部13および吸引ホース14を介して、吸込具11に接続される。掃除機本体15には、塵埃を含む空気を吸引するための気流を発生させる電動送風機16が内蔵される。
パイプ12、把持部13および吸引ホース14の内部には、風路が形成される。集塵装置100は、例えば、内部に風路が形成された吸引ホース14に搭載される。なお、集塵装置100は、パイプ12または把持部13等に搭載されてもよいし、掃除機本体15に搭載されてもよい。また、集塵装置100の帯電部101をパイプ12、把持部13または吸引ホース14に搭載した上で、集塵部104を掃除機本体15の集塵ユニット17に搭載してもよい。掃除機本体15に内蔵された電動送風機16は、吸込具11、帯電部101および集塵部104を経由する気流を発生させる。なお、集塵装置100を備える掃除機は、図3に示す電気掃除機10のようなキャニスター型のものに限られず、スティック型、ハンディ型または自走式のものであってもよい。
また、集塵装置100は、換気設備および掃除機に限らず、塵埃を含む空気が流れる風路が形成されているものであれば、任意の装置または設備に設置可能である。集塵装置100は、例えば、空気調和機および空気清浄機または空気調和機に繋がる風路等にも、設置可能である。集塵装置100は、空気清浄機にも設置可能である。集塵装置100aも、集塵装置100と同様、換気設備および掃除機等の任意の設備または装置に備えられる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2について説明する。図4は、実施の形態2の集塵装置100cを模式的に示す断面図である。実施の形態1との相違点を中心に、実施の形態2の集塵装置100cについて説明する。実施の形態1と同一または相当する部分については、同じ符号を付し、説明を簡略化または省略する。
本実施の形態の集塵装置100cの基本的な構成は、実施の形態1と同様である。本実施の形態の100cは、図4に示すように、実施の形態1で示した構成に加えて、さらに、電位測定部105およびアース切替部106を備えている。
電位測定部105は、帯電部101の電位を測定するものである。電位測定部105は、帯電部101が帯びている正または負の電荷の量を計測する電荷量計測手段の一例である。本実施の形態において、摩擦部102は、電位測定部105が計測した電位に基づいて、帯電部101が帯びている電荷の量が予め設定された基準以下になると、当該帯電部の摩擦を開始する。本実施の形態であれば、帯電部101には、常に一定以上の電荷が蓄積される。本実施の形態の集塵装置100cであれば、より効率よく塵埃を帯電させることが可能である。また、摩擦部102が動作を開始する時点を、帯電部101が帯びている電荷の量が予め設定された基準以下である時のみとすることで、摩擦部102の必要以上の摩耗も抑制される。
また、汚れによる帯電部101の劣化および摩耗による摩擦部102の劣化も、電位測定部105が計測した電位に基づいて検知可能である。これにより、例えば、帯電部101および摩擦部102の交換時期および洗浄時期を報知することが可能になる。また、湿度等の影響によって、帯電部101の帯電量は変動しうる。帯電部101を順分に帯電させるためには、摩擦部102が帯電部101を摩擦する時間を、帯電部101の状態に応じて調節することが望ましい。本実施の形態であれば、電位測定部105が計測した電位に基づいて、摩擦部102が帯電部101を摩擦する時間を調節することも可能である。
また、アース切替部106は、帯電部101の状態を充電状態と放電状態とに切り替える手段である。アース切替部106は、図4に示すように、帯電部101とアースとの間に設けられる。アース切替部106、スイッチ等によって構成される。充電状態とは、帯電部101に電荷が蓄積されたまま維持される状態である。放電状態とは、帯電部101に蓄積された電荷が放出される状態である。充電状態において、帯電部101はアースから遮断されている。放電状態において、帯電部101は、アース切替部106を介してアースに接続されている。
例えば、使用者は、電荷が蓄積されたままの帯電部101を取り外す場合、手袋等を装着することで、火花の発生等を防止できる。一方、本実施の形態においては、アース切替部106がアースと帯電部101とを接続する事で、帯電部101に蓄積された電荷が放出される。アース切替部106によって帯電部101に蓄積された電荷が放出されることで、使用者は、手袋の装着等をせずに帯電部101を取り外すことができる。
なお、アース切替部106は、例えば、図示しない塵埃検知センサーと連動してもよい。塵埃検知センサーとは、帯電部101内を流れる塵埃の量を検知するものである。例えば、帯電部101内を流れる塵埃の量が予め設定された基準以下である場合には、アース切替部106がアースと帯電部101とを接続させてもよい。これにより、帯電部101に蓄積される電荷の量が少なくなる。帯電部101に蓄積される電荷の量が少なくなることで、帯電部101に付着する塵埃の量も少なくなる。これにより、帯電部101を洗浄する頻度を少なくすることができる。
なお、アース切替部106は、図4に示すようにスイッチによって構成されるものでなくてもよい。アース切替部106は、例えば、可変抵抗を使用する事で、帯電部101からの放電量を連続的に制御すること出来るように構成されてもよい。帯電部101からの放電量が連続的に制御されることで、集塵装置100が塵埃を捕集する性能が、一定の範囲で連続的に調節可能となる。
図5は、上記のように構成された実施の形態2の集塵装置100cの動作例を示すフローチャートである。図5に示すように、まず、摩擦部102が動作を開始する(ステップS101)。これにより、帯電部101は帯電する。摩擦部102は、帯電部101を一定時間摩擦する。摩擦部102が動作を開始してから一定時間経過したか否かの判定(ステップS102)は、例えば、図示しない制御装置等によって行われる。制御装置は、例えば、プロセッサおよびメモリ等によって構成された処理回路を有する装置である。
摩擦部102が一定時間動作すると、電位測定部105が帯電部101の電位を測定する(ステップS103)。そして、制御装置によって、電位測定部105の測定結果に基いて、帯電部101の電圧が基準に到達しているかの判定が行われる(ステップS104)。
ステップS104において、帯電部101の電位が基準に到達すると、集塵部104の電極に電圧が印加される(ステップ105)。集塵部104の電極に電圧が印加されると、集塵装置100の上流側または下流側に設けられた送風機が動作を開始する(ステップS106)。このように、集塵部104および送風機は、帯電部101が十分に帯電してから動作するとよい。集塵部104および送風機が動作することで、塵埃が捕集される。
集塵部104および送風機が動作を開始すると、電位測定部105が帯電部101の電位を再び測定する(ステップS107)。なお、電位測定部105は、ステップS103から連続的に帯電部101の電位を測定し続けていてもよい。ステップS107における電位測定部105の測定結果に基づいて、制御装置によって、帯電部101の電圧が基準以下まで降下したか否かの判定が行われる(ステップS108)。帯電部101の電圧が基準以下まで降下した場合、帯電部101の電圧が基準以下になるまでの時間が基準以下であるかの判定が、制御装置によって行われる(ステップS109)。
帯電部101の電圧が基準以下になるまでの時間が基準以下である場合は、帯電部101および摩擦部102の少なくとも一方が劣化または汚れている可能性がある。そこで、帯電部101の電圧が基準以下になるまでの時間が基準以下である場合、集塵装置100cは、帯電部101および摩擦部102の取り外しを行う旨を使用者へ報知する(ステップS110)。また、上記のステップS104において帯電部101の電位が基準に到達していない場合も、集塵装置100cは、帯電部101および摩擦部102の取り外しを行う旨を、使用者へ報知する。本実施の形態であれば、使用者は、集塵装置100cの性能を維持するため、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが可能である。
また、ステップS108において、帯電部101の電圧が基準以下でない場合、換言すると、帯電部101の電圧が基準を超えている場合には、摩擦部102は動作を停止する(ステップ111)。本実施の形態であれば、摩擦部102が必要以上に動作することがない。これにより、摩擦部102の摩耗が抑制される。
また、ステップS109において、帯電部101の電圧が基準以下になるまでの時間が基準以下でない場合には、摩擦部102は動作を継続または再開する(ステップS112)。これにより、帯電部101は、十分に帯電した状態で維持される。
なお、摩擦部102は、例えば、帯電部101を摩擦する前および帯電部101を摩擦した後の少なくとも一方において帯電部101から離れるように動作してもよい。例えば、図5のフローチャートにおいて、摩擦部102は、ステップS111で動作を停止するとともに帯電部101から離れてもよい。換言すると、摩擦部102は、帯電部101を摩擦するときのみ、当該帯電部101に接触するように構成されてもよい。これにより、帯電部101に蓄積した電荷が、摩擦部102へ放出されることが抑制される。
1 ダクト、 10 電気掃除機、 11 吸込具、 12 パイプ、 13 把持部、 14 吸引ホース、 15 掃除機本体、 16 電動送風機、 17 集塵ユニット、 100 集塵装置、 100a 集塵装置、 100b 集塵装置、 101 帯電部、 101a 壁部、 101b 絞り部、 101c 衝突部、 101d 旋回部、 102 摩擦部、 103 絶縁部、 104 集塵部、 105 電位測定部、 106 アース切替部

Claims (2)

  1. 内部に風路が形成され、当該風路を流れる空気に含まれる塵埃を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部の下流側に設けられ、前記帯電部を通過した塵埃を電気的に捕集する集塵部と、
    前記帯電部に電を蓄積させる手段と、
    を備え、
    前記帯電部は、前記風路に乱流を形成する乱流形成部を有している集塵装置。
  2. 内部に風路が形成された本体と、
    塵埃を含む空気を吸引するための吸込口が形成された吸込具と、
    前記本体に設けられ、前記空気を吸引するための気流を発生させる送風機と、
    前記風路を流れる空気に含まれる塵埃を帯電させる帯電部と、
    前記帯電部に電荷を蓄積させる手段と、
    前記帯電部の下流側に設けられ、前記帯電部を通過した塵埃を電気的に捕集する集塵部と、
    を備え
    前記帯電部は、前記風路に乱流を形成する乱流形成部を有している電気掃除機。
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