JP7415983B2 - 電磁継電器及び電磁継電器の製造方法 - Google Patents

電磁継電器及び電磁継電器の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電磁継電器及び電磁継電器の製造方法に関する。
特許文献1には、接点装置と、電磁力によって接点装置を駆動させる駆動装置とを備えた電磁継電器が開示されている。接点装置は、可動接触片を含む。駆動装置は、コイルと、コイルが巻き付けられるスプールと、接点装置とスプールの間に配置された第1ヨークと、第1ヨークに接続されるU字形状の第2ヨークとを含む。第1ヨーク及び第2ヨークは、コイルの周囲に配置されている。
第2ヨークは、第1ヨークに当接する1対の側部を含む。1対の側部は、コイル端子を引き出すための開口を含み、可動接触片の長手方向に互いに対向する。開口は、第1ヨークと第2ヨークとが当接する部分に形成されている。
特開2015-176728号公報
従来の電磁継電器では、第1ヨークと第2ヨークとが当接する部分にコイル端子を引き出すための開口が形成されているので、第1ヨークと第2ヨークとが当接する面積が小さくなり、電磁石の磁気効率が低下する。
本発明の課題は、電磁継電器において、電磁石の磁気効率の低下を抑制することにある。
本発明の一態様に係る電磁継電器は、接点装置と、駆動装置と、コイル端子とを備える。接点装置は、可動接触片を含む。駆動装置は、コイルと、スプールと、第1ヨークと、第2ヨークとを含む。コイルは、接点装置に対して第1方向に配置される。スプールは、第1方向に沿う軸線方向に延びコイルが巻き付けられる。第1ヨークは、コイルに対して第1方向に配置される。第2ヨークは、コイルの周囲に配置され、第1ヨークに接続される。第2ヨークは、第1側部と、第2側部と、中央部と、コイル端子を引き出すための切り欠きと、を含む。第1側部は、軸線方向に延び第1ヨークに当接する。第2側部は、第1側部に対向して配置され第1ヨークに当接する。中央部は、接点装置とスプールの間に配置され第1側部と第2側部とを接続する。切り欠きは、第1側部において第1ヨークに当接する部分よりも接点装置に近い位置に形成されている。
この電磁継電器では、コイル端子を引き出すための切り欠きが、第1側部において第1ヨークに当接する部分よりも接点装置に近い位置に形成されている。これにより、従来よりも第1ヨークと第2ヨークとが当接する面積を大きく確保できるので、電磁石の磁気効率の低下を抑制できる。また、コイル端子は、第1ヨークよりも接点装置に近い位置から引き出されるので、コイル端子とコイル端子に接続される外部端子との接続が容易になる。
第1側部は、第1ヨークに当接する幅広部と、可動接触片の短手方向における寸法が可動接触片の短手方向における幅広部の寸法よりも小さい幅狭部とを含んでもよい。切り欠きは、幅狭部に形成されてもよい。この場合は、幅狭部によって第1ヨークを第2ヨークにかしめ固定する治具のスペースを確保できる。また、切り欠きが幅狭部に形成されているので、切り欠きの大きさを小さくすることができる。すなわち、治具のスペースを確保しつつ、電磁石の磁気効率の低下を効果的に抑制することができる。
スプールは、第2ヨークの中央部とコイルとの間に配置される第1フランジ部と、コイルと第1ヨークとの間に配置される第2フランジ部と、第1フランジ部と第2フランジ部との間に配置される胴部と、第1フランジ部に形成され、コイル端子を保持する端子保持部とを含んでもよい。この場合は、スプールによってコイル端子を保持することができる。また、コイル端子が接点装置に近い位置に配置されることになるので、コイル端子とコイル端子に接続される外部端子との接続がさらに容易になる。
第1フランジ部は、周縁部と、周縁部に形成され、中央部と第1側部の境界、並びに中央部と第2側部の境界との干渉を避けるための逃げ部とを含でもよい。第1フランジ部は、第2フランジ部よりも軸線方向における厚みを有していてもよい。この場合は、端子保持部の形成が容易になるとともに、可動接触片の長手方向における第2ヨークの寸法、或いは、軸線方向における第2ヨークの寸法を小さくすることができる。
第1側部は、第2側部と可動接触片の長手方向に対向してもよい。この場合は、可動接触片の短手方向において電磁継電器を薄型化できる。
電磁継電器は、コネクタハウジングをさらに備えてもよい。コネクタハウジングは、コイル端子に接続されるコネクタが挿入される開口を含んでもよい。開口は、第2ヨークの第2側部から第2ヨークの第1側部に向かう方向に開口してもよい。この場合は、例えば、軸線方向からコネクタハウジングに雨水などが入り込むことを抑制できる。
駆動装置は、第2ヨークの中央部に固定される固定鉄心をさらに含んでもよい。スプールは、軸線方向に延び固定鉄心を収容する円筒状の収容部をさらに含んでもよい。切り欠きは、可動接触片の短手方向における第1側部の一端まで延びていてもよい。この場合は、スプールを第2ヨークに組み込んだ後で、スプールを第2ヨークに対して回転させることで、コイル端子を切り欠きに配置することができる。
スプールは、第2ヨークに組み込まれるときに、第1側部と第2側部の間の位置で第2ヨークに対して回転させることによって第1ヨークに対して位置決めされてもよい。簡単な構成でスプールをヨークに対して位置決めできる。
第2の態様に係る電磁継電器の製造方法は、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程とを備える。第1の工程は、スプール組立体と第2ヨークとを準備する工程である。スプール組立体は、コイルと、コイルが巻き付けられたスプールと、スプールに保持されたコイル端子と、を含む。第2ヨークは、第1側部と、第1側部と対向する第2側部と、第1側部と第2側部との間に配置される中央部と、第1側部において中央部との境界付近に形成された切り欠きと、を含む。第2の工程は、中央部と直交する方向に延びるスプールの軸線方向においてコイル端子が第1側部及び第2側部と重ならない位置で軸線方向から第1側部と第2側部との間にスプール組立体を配置する工程である。第3の工程は、第2の工程の後に、スプール組立体をスプールの軸線回りに回転させて、コイル端子を切り欠きに配置する工程である。
第2の態様に係る電磁継電器の製造方法では、コイル端子を引き出すための切り欠きが、第1側部において中央部との境界付近に形成されている。これにより、例えば、電磁継電器が第2ヨークに当接して配置される第1ヨークを備える場合において、第1ヨークと第1ヨークとが当接する面積を大きく確保することが可能になるので、電磁石の磁気効率の低下を抑制できる。また、コイル端子とコイル端子に接続される外部端子との接続が容易になる。
本発明によれば、電磁継電器において、電磁石の磁気効率の低下を抑制することができる。
電磁継電器の斜視図である。 電磁継電器の断面図である。 駆動装置周辺の斜視図である。 駆動装置の側面図である。 第1フランジ部の外周縁付近の拡大図である。 電磁継電器の製造工程を説明するための図である。 電磁継電器の製造工程を説明するための図である。 電磁継電器の製造工程を説明するための図である。 電磁継電器の製造工程を説明するための図である。
以下、本発明の一態様に係る電磁継電器100の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面を参照するときにおいて、X1方向を左方向、X2方向を右方向、Y1方向を前方向、Y2方向を後方向、Z1方向を上方向、Z2方向を下方向として説明する。これらの方向は、説明の便宜上、定義されるものであって、電磁継電器100の配置方向を限定するものではない。なお、本実施形態において、Z2方向は、第1方向の一例である。
図1から図4に示すように、電磁継電器100は、ケース2と、接点装置3と、駆動装置4と、コイル端子5とを備えている。
ケース2は、略四角形の箱型であり、樹脂などの絶縁材で形成されている。本実施形態では、ケース2は、樹脂製である。ケース2は、図1に示すように、前後方向の寸法が左右方向の寸法よりも小さい。
ケース2は、左壁21aと、右壁21bと、上壁21cと、下壁21dと、前壁21eと、図示しない後壁とを含む。左壁21a、右壁21b、上壁21c、下壁21d、前壁21e及び後壁は、ケース2における外壁である。左壁21a及び右壁21bは、前後方向及び上下方向に延びている。左壁21aは、右壁21bと左右方向に対向する。上壁21c及び下壁21dは、前後方向及び左右方向に延びている。上壁21cは、下壁21dと上下方向に対向する。前壁21e及び後壁は、左右方向及び上下方向に延びている。前壁21eは、後壁と前後方向に対向する。
ケース2は、ケース本体部21と、蓋部22と、内側支持部23,24と、外側支持部25,26とを含む。
ケース本体部21は、前方が開口している。ケース本体部21は、左壁21aと、右壁21bと、上壁21cと、下壁21dと、後壁とを含む。蓋部22は、前壁21eを含む。蓋部22は、ケース本体部21の開口を塞ぐようにケース本体部21に取り付けられる。
内側支持部23は、左壁21aの内面から右方向に突出して形成されている。内側支持部24は、右壁21bの内面から左方向に突出して形成されている。内側支持部23,24の上面は、平坦に形成されている。
外側支持部25は、ケース本体部21の外側に配置されている。外側支持部25は、左壁21aの外面から左方向に突出して形成されている。外側支持部25は、内側支持部23よりも下方に配置されている。外側支持部26は、右壁21bの外面から右方向に突出して形成されている。外側支持部26は、内側支持部24よりも下方に配置されている。外側支持部25,26の上面は、平坦に形成されている。
接点装置3は、第1固定端子6と、第2固定端子7と、可動接触片8とを含む。第1固定端子6及び第2固定端子7は、板状の端子であり、導電性を有する材料で形成されている。第1固定端子6及び第2固定端子7は、左右方向に延びるとともに、屈曲した形状を有している。第1固定端子6及び第2固定端子7は、ケース2の内部と外部とに亘って延びている。
第1固定端子6は、第1固定接点6aと、接点支持部6bと、延伸部6cと、外部接続部6dとを含む。第1固定接点6aは、ケース2の内部に配置されている。接点支持部6bは、第1固定接点6aを支持する。延伸部6cは、接点支持部6bから左方向に延びている。延伸部6cは、内側支持部23の上面に支持されている。外部接続部6dは、ケース本体部21の左側で外部に露出して配置されている。外部接続部6dは、左右方向に延びており、外側支持部25の上面に支持されている。外部接続部6dは、バスバーなどの図示しない外部端子に接続される。
第2固定端子7は、第1固定端子6と左右方向に離れて配置されている。第2固定端子7は、第2固定接点7aと、接点支持部7bと、延伸部7cと、外部接続部7dとを含む。第2固定端子7は、第1固定端子6と左右対称形状であるため詳細な説明は省略する。
可動接触片8は、一方向に長い板状の端子であり、導電性を有する材料で形成されている。可動接触片8は、ケース2の内部に配置されている。可動接触片8は、ケース2の内部で左右方向に延びている。可動接触片8は、第1固定接点6aと第2固定接点7aに対して上下方向に対向して配置されている。可動接触片8は、上下方向に移動可能である。可動接触片8は、左右方向の寸法が前後方向の寸法よりも大きい。可動接触片8の長手方向は、左右方向と一致する。可動接触片8の短手方向は、前後方向と一致する。
可動接触片8は、第1可動接点8aと、第2可動接点8bとを含む。第1可動接点8aは、第1固定接点6aに対向して配置されている。第2可動接点8bは、第2固定接点7aに対向して配置されている。
駆動装置4は、ケース2に収容されている。駆動装置4は、可動接触片8を上下方向に移動させる。駆動装置4は、可動機構11と、コイル12と、スプール13と、可動鉄心14と、固定鉄心15と、第1ヨーク16と、第2ヨーク17と、復帰バネ18とを含む。
可動機構11は、可動接触片8に連結されている。図2に示すように、可動機構11は、ホルダ11aと、駆動軸11bと、接点バネ11cとを含む。ホルダ11aは、可動接触片8を保持している。ホルダ11aは、可動接触片8と一体移動する。駆動軸11bは、上下方向に延びている。駆動軸11bは、可動接触片8の下方に配置されている。駆動軸11bは、ホルダ11aに対して上下方向に相対移動可能にホルダ11aに接続されている。接点バネ11cは、ホルダ11aと駆動軸11bとの間に配置されている。接点バネ11cは、ホルダ11aを介して可動接触片8を上方向に付勢する。
コイル12は、電圧が印加されて励磁されると、可動鉄心14を上方向に移動させる電磁力を発生させる。コイル12は、接点装置3に対して下方向に配置されている。
スプール13は、コイル12が巻き付けられる。スプール13は、上下方向に延びている。スプール13の軸線方向は、上下方向と一致する。スプール13は、第1フランジ部13aと、第2フランジ部13bと、胴部13cと、収容部13dと、端子保持部13eとを含む。
第1フランジ部13aの外径及び第2フランジ部13bの外径は、胴部13cの外径よりも大きい。第1フランジ部13a及び第2フランジ部13bは、端子保持部13eを除いた部分が上下方向から見て円形である。第1フランジ部13aは、胴部13cの上端に接続されている。第2フランジ部13bは、胴部13cの下端に接続されている。第2フランジ部13bは、第1フランジ部13aと上下方向に対向する。
胴部13cは、円筒形状を有しており、外周にコイル12が巻き付けられる。胴部13cは、上下方向に延びている。胴部13cは、第1フランジ部13aと第2フランジ部13bとの間に配置されている。
収容部13dは、胴部13cに形成されている。収容部13dは、上下方向に延びている。収容部13dは、上下方向から見て、円形の孔である。収容部13dは、胴部13cの中央部を上下方向に貫通して形成されている。
図3及び図4に示すように、端子保持部13eは、第1フランジ部13aに形成されている。端子保持部13eは、第1フランジ部13aから左方向に延びている。端子保持部13eは、左壁21aを左右方向に貫通しており、左壁21aから外部に露出している。
第1ヨーク16は、上下方向から見て矩形状であり、左右方向及び前後方向に延びている。第1ヨーク16は、コイル12に対して下方向に配置されている。第1ヨーク16は、第2フランジ部13bの下部に配置されており、コイル12を下方から覆う。
第2ヨーク17は、コイル12の周囲に配置され、第1ヨーク16に接続されている。第2ヨーク17は、U字形状を有している。第2ヨーク17は、前後方向から見てU字形状になるように配置されている。第2ヨーク17は、左右方向及び上方向からコイル12を囲むように配置されている。
第2ヨーク17は、第1側部31と、第2側部32と、中央部33と、切り欠き34とを含む。第1側部31及び第2側部32は、略矩形状であり、左右方向及び上下方向に延びている。第1側部31は、コイル12の左方に配置されている。第1側部31は、下端が第1ヨーク16に当接する。
第1側部31は、図3及び図4に示すように、幅広部31aと、幅狭部31bとを含む。幅広部31aは、第1側部31において下端に位置している。幅広部31aは、下端が第1ヨーク16に当接する。幅広部31aの前後方向の寸法は、コイル12の前後方向の寸法よりも大きい。幅狭部31bは、幅広部31aよりも前後方向の寸法が小さい。本実施形態では、幅狭部31bの前後方向の寸法は、コイル12の前後方向の寸法よりも小さい。幅狭部31bは、幅広部31aから中央部33まで延びている。幅狭部31bは、第1ヨーク16を第2ヨーク17にかしめ固定する治具のスペースを確保するために設けられている。
第2側部32は、コイル12の右方に配置されている。第2側部32は、第1側部31と左右方向に対向する。第2側部32の下端は、第1ヨーク16に当接する。第2側部32は、幅広部32aと、幅狭部32bとを含む。第2側部32は、第1側部31と略左右対称形状であるため、詳細な説明は省略する。
中央部33は、上下方向において、接点装置3とスプール13の間に配置されている。中央部33は、左右方向において、第1側部31と第2側部32の間に配置されており、第1側部31と第2側部32とを接続する。中央部33と第1側部31の境界、並びに中央部33と第2側部32接続部の境界は、R状に形成されている。中央部33は、第1ヨーク16と上下方向に対向する。中央部33は、第1フランジ部13aの上部に配置されており、上方からコイル12を覆う。
切り欠き34は、コイル端子5を引き出すために形成されている。切り欠き34は、第1側部31において第1ヨーク16に当接する部分よりも接点装置3に近い位置に形成されている。本実施形態では、切り欠き34は、第1側部31と中央部33との境界付近に形成されている。切り欠き34は、第1側部31の幅狭部31bの一部を切り欠いて形成されている。切り欠き34は、前後方向における第1側部31の一端まで延びている。切り欠き34は、幅狭部31bの前端から後方に向かって切り欠くように形成されている。したがって、切り欠き34は、前方に向かって開口している。なお、本実施形態では、切り欠き34は、中央部33の一部も切り欠いて形成されている。
可動鉄心14は、駆動軸11bに一体移動可能に固定されている。可動鉄心14及び固定鉄心15は、スプール13の収容部13dに配置されている。可動鉄心14及び固定鉄心15は、収容部13dの形状に対応した形状を有している。したがって、本実施形態では、可動鉄心14及び固定鉄心15は、上下方向から見て円形である。固定鉄心15は、第2ヨーク17の中央部33にかしめ固定されている。固定鉄心15は、可動鉄心14の上方で可動鉄心14と対向して配置されている。復帰バネ18は、可動鉄心14を下方向に付勢する。
コイル端子5は、コイル12に駆動電源を供給するために設けられており、コイル12に電気的に接続されている。コイル端子5は、切り欠き34からケース2の外部に引き出される。コイル端子5は、ケース2の左壁21aからケース2の外部に露出する。コイル端子5は、切り欠き34及びケース2の左壁21aを左右方向に貫通している。コイル端子5は、端子保持部13eに保持されている。端子保持部13eは、切り欠き34を介して第1側部31を左右方向に貫通している。
図3及び図4に示すように、コイル端子5は、1対のタブ端子5aと、コイル12に接続される1対のコイル接続部5bとを含む。1対のタブ端子5aは、左右方向に延びており、先端がケース2の外部に露出する。1対のコイル接続部5bは、コイル12が接続される部分である。1対のコイル接続部5bは、切り欠き34付近において1対のタブ端子5aから上方向に延びている。1対のコイル接続部5bは、中央部33よりも上方に延びている。
電磁継電器100は、図1に示すように、コネクタハウジング38を備えている。コネクタハウジング38は、コイル端子5に接続される図示しないコネクタが挿入される。1対のタブ端子5aは、コネクタハウジング38の内側に配置される。コネクタハウジング38は、ケース2の左壁21aに固定されている。コネクタハウジング38は、ケース2の左壁21aから左方向に延びている。コネクタハウジング38は、コネクタが挿入される開口38aを含む。開口38aは、第2ヨーク17の第2側部32から前記第2ヨーク17の第1側部31に向かう方向(ここでは左方向)に開口しており、開口38aからコネクタが挿入されて、コネクタがコイル端子5と電気的に接続される。なお、図3及び図4では、コネクタハウジング38の図示を省略している。
図5は、スプール13の第1フランジ部13aの外周縁付近の拡大図である。第1フランジ部13aは、周縁部42と、逃げ部43とを含む。周縁部42は、第1フランジ部13aの外周縁である。逃げ部43は、中央部33と第1側部31の境界、並びに中央部33と第2側部32の境界との干渉を避けるために形成されている。逃げ部43は、周縁部42の上端に形成されている。逃げ部43は、周縁部42の周縁に沿って形成されている。逃げ部43は、周縁部42の上部周縁を切り欠いて形成されている。なお、本実施形態では、第1フランジ部13aは、第2フランジ部13bよりも上下方向における厚みを有している。
次に、図6から図9を参照して、電磁継電器100の製造工程、特に駆動装置4の製造工程の一部について説明する。駆動装置4の製造工程は、第1の工程と、第2の工程と、第3の工程と、第4の工程とを含む。第1の工程は、図6に示すように、第2ヨーク17と、スプール組立体60とを準備する工程を含む。スプール組立体60は、コイル12と、スプール13と、コイル端子5とを含む。スプール組立体60は、スプール13にコイル12が巻き付けられており、端子保持部13eによってコイル端子5が保持されている。また、第1の工程は、第2ヨーク17に固定鉄心15を固定する工程を含む。固定鉄心15は、例えばかしめ固定によって第2ヨーク17に固定される。
第2の工程は、図6及び図7に示すように、軸線方向においてコイル端子5が第1側部31及び第2側部32と重ならない位置で軸線方向からスプール組立体60を第1側部31と第2側部32との間に配置する工程を含む。すなわち、スプール組立体60は、軸線方向においてコイル端子5が第2ヨーク17と干渉しない位置で、スプール13の収容部13dが固定鉄心15に収容されるように第2ヨーク17に組み込まれる。
第3の工程は、図8に示すように、第2の工程の後にスプール組立体60をスプール13の軸線回りに回転させて、コイル端子5を切り欠き34に配置する工程を含む。コイル端子5が切り欠き34に配置された状態では、コイル端子5が切り欠き34を介して第1側部31を左右方向に貫通する。また、第3の工程は、スプール13を第2ヨーク17に対して位置決めする工程を含む。スプール13は、スプール13と第2ヨーク17との間に設けられたストッパ64によって第2ヨーク17に対して位置決めされる。本実施形態では、ストッパ64は、スプール13の端子保持部13eに形成されている。
第4の工程は、図9に示すように、第1ヨーク16を準備する工程と、第3の工程の後に第1ヨーク16を第2ヨーク17に固定する工程とを含む。第1ヨーク16は、例えば、図示しない治具によって第2ヨーク17にかしめ固定される。
上記構成の電磁継電器100では、コイル端子5を引き出すための切り欠き34が、第1側部31において第1ヨーク16に当接する部分よりも接点装置3に近い位置に形成されている。これにより、従来よりも第1ヨーク16と第2ヨーク17とが当接する面積を大きく確保できるので、電磁石の磁気効率の低下を抑制できる。また、コイル端子5は、第1ヨーク16よりも接点装置3に近い位置から引き出されるので、コイル端子5とコイル端子5に接続される外部端子との接続が容易になる。また、本実施形態では、切り欠き34が幅狭部31bに形成されているので、幅狭部31bの一部が切り欠き34を兼ねることになるので、切り欠き34の大きさを小さくできる。これにより、幅狭部31bによって治具のスペースを確保しつつ、電磁石の磁気効率の低下を効果的に抑制することができる。
以上、本発明の一態様に係る電磁継電器の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
前記実施形態では、第1側部31と第2側部32とが左右方向に対向していたが、第1側部31と第2側部32とが前後方向に対向するように第2ヨーク17を配置してもよい。
3 接点装置
4 駆動装置
5 コイル端子
8 可動接触片
12 コイル
13 スプール
13a 第1フランジ部
13b 第2フランジ部
13c 胴部
13d 収容部
13e 端子保持部
15 固定鉄心
16 第1ヨーク
17 第2ヨーク
31 第1側部
32 第2側部
33 中央部
31a 幅広部
31b 幅狭部
38 コネクタハウジング
38a 開口
42 周縁部
43 逃げ部
100 電磁継電器

Claims (9)

  1. 可動接触片を含む接点装置と、
    前記接点装置に対して第1方向に配置されるコイルと、前記第1方向に沿う軸線方向に延び前記コイルが巻き付けられるスプールと、前記コイルに対して前記第1方向に配置された第1ヨークと、前記コイルの周囲に配置され前記第1ヨークに接続された第2ヨークとを含む駆動装置と、
    前記コイルに接続されるコイル端子と、
    を備え、
    前記第2ヨークは、前記軸線方向に延び前記第1ヨークに当接する第1側部と、前記第1側部に対向して配置され前記第1ヨークに当接する第2側部と、前記接点装置と前記スプールの間に配置され前記第1側部と前記第2側部とを接続する中央部と、前記第1側部において前記第1ヨークに当接する部分よりも前記接点装置に近い位置に形成され前記コイル端子を引き出すための切り欠きと、を含む、
    電磁継電器。
  2. 前記第1側部は、前記第1ヨークに当接する幅広部と、前記可動接触片の短手方向における寸法が前記可動接触片の短手方向における前記幅広部の寸法よりも小さい幅狭部とを含み、
    前記切り欠きは、前記幅狭部に形成されている、
    請求項1に記載の電磁継電器。
  3. 前記スプールは、
    前記第2ヨークの前記中央部と前記コイルとの間に配置される第1フランジ部と、
    前記コイルと前記第1ヨークとの間に配置される第2フランジ部と、
    前記第1フランジ部と前記第2フランジ部との間に配置される胴部と、
    前記第1フランジ部に形成され、前記コイル端子を保持する端子保持部と
    を含む、
    請求項1又は2に記載の電磁継電器。
  4. 前記第1フランジ部は、周縁部と、前記周縁部に形成され、中央部と第1側部の境界、並びに中央部と第2側部の境界との干渉を避けるための逃げ部とを含み、前記第2フランジ部よりも前記軸線方向における厚みを有している、
    請求項3に記載の電磁継電器。
  5. 前記第1側部は、前記第2側部と前記可動接触片の長手方向に対向する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  6. コネクタハウジングをさらに備え、
    前記コネクタハウジングは、前記コイル端子に接続されるコネクタが挿入される開口を含み、
    前記開口は、前記第2ヨークの前記第2側部から前記第2ヨークの前記第1側部に向かう方向に開口する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  7. 前記駆動装置は、前記第2ヨークの前記中央部に固定される固定鉄心をさらに含み、
    前記スプールは、前記軸線方向に延び前記固定鉄心を収容する円筒状の収容部をさらに含み、
    前記切り欠きは、前記可動接触片の短手方向における前記第1側部の一端まで延びている、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電磁継電器。
  8. 前記スプールは、前記第2ヨークに組み込まれるときに、前記第1側部と前記第2側部の間の位置で前記第2ヨークに対して回転させることによって前記第1ヨークに対して位置決めされる、
    請求項7に記載の電磁継電器。
  9. コイルと、前記コイルが巻き付けられたスプールと、前記スプールに保持されたコイル端子と、を含むスプール組立体を準備するとともに、第1側部と、前記第1側部と対向する第2側部と、前記第1側部と前記第2側部との間に配置される中央部と、前記第1側部において前記中央部との境界付近に形成された切り欠きと、を含む第2ヨークを準備する第1の工程と、
    前記中央部と直交する方向に延びる前記スプールの軸線方向において前記コイル端子が前記第1側部及び前記第2側部と重ならない位置で前記軸線方向から前記第1側部と前記第2側部との間に前記スプール組立体を配置する第2の工程と、
    前記第2の工程の後に、前記スプール組立体を前記スプールの軸線回りに回転させて、前記コイル端子を前記切り欠きに配置する第3の工程と、
    を含む、電磁継電器の製造方法。
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