JP7415767B2 - 容器 - Google Patents

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本発明は、断熱性能を発揮し得る容器に関するものである。
従来の容器としては、上端部に設けられた開口部が蓋によって開閉可能であり、外周部が周方向にわたって被覆材によって覆われているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
前記容器は、被覆材によって覆われる外周部に、複数の凹凸を形成することにより、外周部の外周面と被覆材の内周面との間に空気層を形成している。これにより、前記容器では、容器の内側と外側との間の熱伝導を低下させ、容器の外側の空気の温度の影響による、容器内に収容された飲料等の内容物の温度変化の程度を小さくしている。
特開2003-40357号公報
外周部の外側に空気層を形成した前記容器では、冷却または加熱した内容物の温度変化の程度を小さくすることができる。一方、前記容器は、常温下で保存されていた容器内の内容物を目標の温度まで冷却または加熱する際に、容器の内側と外側との間の熱伝導による熱の移動量が少ないため、内容物を目標の温度まで冷却または加熱するために長時間を要することになる。
本発明の目的とするところは、内容物を目標の温度まで冷却または加熱する冷却加熱効率の低下を抑制するとともに、開栓後に内容物の温度変化の程度を小さくすることのできる容器を提供することにある。
本発明の容器は、前記目的を達成するために、開口部が蓋によって開閉可能であり、外周部が周方向にわたって被覆材によって覆われる容器であって、前記外周部には、前記容器の内側の圧力と外側の圧力とが同一の状態において、外面が前記外周部の他の部分の外面よりも前記容器の内側の所定位置に位置する姿勢と、前記容器の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態において、外面が前記所定位置よりも前記容器の外側に位置する姿勢と、の間で姿勢が変化する姿勢変化部が設けられ、前記姿勢変化部は、前記容器の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で前記開口部を閉鎖することにより、外面が前記被覆材に接触し、前記開口部を開放して前記容器の内側の圧力を外側の圧力と同一とすることにより、外面が前記所定位置に位置し、外面と前記被覆材との間に隙間が形成される。
また、本発明の容器は、前記姿勢変化部が、前記容器の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で前記開口部を閉鎖することにより、外面が前記他の部分の外面と略面一となる姿勢となって、外面が前記被覆材に接触した状態となり、前記開口部を開放して前記容器の内側の圧力を外側の圧力と同一とすることにより、外面が前記他の部分の外面よりも前記容器の内側に位置する姿勢となって、外面と前記被覆材との間に隙間が形成された状態となる。
また、本発明の容器は、前記姿勢変化部が、前記外周部における前記被覆材によって覆われる部分の上端部及び下端部からそれぞれ間隔をおいた位置に配置されている。
また、本発明の容器は、前記外周部に、複数の前記姿勢変化部が設けられ、複数の前記姿勢変化部は、それぞれ上下方向に延びるように形成され、前記外周部の周方向に間隔をおいて配置されている。
また、本発明の容器は、前記外周部に、複数の前記姿勢変化部が設けられ、複数の前記姿勢変化部は、前記外周部の上下方向及び周方向に配置されている。
また、本発明の容器は、前記姿勢変化部の外面と前記被覆材の内面との間の隙間が、前記容器の内側の圧力と外側の圧力とが同一の状態において、1mm以上である。
本発明の容器によれば、飲料が収容された密封状態において容器の内側と外側との間で熱が移動し易くなって収容された飲料を加熱または冷却する時間を短縮することができ、収容された飲料を飲むために開口部を開放した状態にすることにより容器の内側と外側との間で熱が移動し難くなって収容された飲料の温度変化を抑制することが可能となる。
本発明の一実施形態を示す蓋及び被覆材が取り付けられた容器の全体斜視図である。 容器の全体斜視図である。 容器の側面断面図である。 容器の平面断面図である。 容器内の圧力を陽圧とした容器の側面断面図である。 容器内の圧力を陽圧とした容器の平面断面図である。 姿勢変化部のその他の例を示す容器の全体斜視図である。
図1乃至図6は、本発明の一実施形態を示すものである。
本発明の容器10は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の部材からなり、内部に内容物としての飲料が収容されるボトル形状を有している。容器10は、図1に示すように、上端に設けられた後述する開口部が蓋20によって開閉可能であり、外周部が周方向にわたって被覆材30によって覆われるようになっている。
容器10は、図2及び図3に示すように、上部側から下部側に向かって順に、口部11、肩部12、外周部としての胴部13及び底部14を有している。
口部11の上端部には、容器10の内側と外側とを連通する開口部11aが設けられている。また、口部11の外周部には、蓋20が螺合する雄ねじ部11bが設けられている。
肩部12は、口部11の下端と胴部13の上端とを接続する部分であり、上端部から下端部に向かって径方向の大きさが徐々に大きくなる。
胴部13は、上下方向に延びる筒状に形成されている部分である。胴部13には、外面が胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側に位置する姿勢と、外面が胴部13の他の部分の外面と略面一となる姿勢と、との間で姿勢が変化する複数の姿勢変化部13aが形成されている。
複数の姿勢変化部13aは、それぞれ、胴部13の上端部及び下端部のそれぞれから間隔をおいて、上下方向に延びる矩形状に形成され、胴部13の周方向に間隔をおいて配置されている。姿勢変化部13aは、容器10内の圧力を変化させることにより、図3乃至図6に示すように、外面が胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側の所定位置に位置する姿勢と、外面が所定位置よりも容器10の外側に位置して胴部13の他の部分の外面と略面一となる姿勢と、の間で姿勢が切り替えられる。姿勢変化部13aは、外面が胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側の所定位置に位置する姿勢において、外面と被覆材30の内面との間に1mm以上の隙間が形成される。
また、胴部13には、被覆材30を胴部13に取り付ける際における熱処理を行った後においても、姿勢変化部13aの安定的な姿勢の変化が可能なように、ヒートセット加工が施されている。
底部14は、胴部13の下端部を閉塞する部分であり、容器10を直立させる際に、載置面上に当接する。
蓋20は、例えば、ポリプロピレン(PP)製またはポリエチレン(PE)製であり、図5に示すように、口部11の外周部に設けられた雄ねじ部11bに螺合する雌ねじ部が内周面に形成されている。
被覆材30は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)製またはポリスチレン(PS)製のシート状の部材である。被覆材30は、容器10の胴部13の回りを囲むように筒状に形成した状態で加熱することにより、収縮して胴部13の回りに隙間なく巻き付けられた状態となる。
以上のように構成された容器10は、内部に飲料を充填する際に、内部の圧力を容器10外の圧力である大気圧よりも高い陽圧とした状態で開口部11aを蓋20によって閉鎖する。これにより、姿勢変化部13aは、図5及び図6に示すように、外面が胴部13のその他の部分の外面と略面一となる姿勢で保持される。
また、被覆材30は、内部に飲料が収容された容器10に対して、胴部13の外周部を囲む筒状に形成した後に加熱して収縮させることにより、図5及び図6に示すように、胴部13の回りに隙間なく巻き付けられた状態となる。
このとき、容器10は、胴部13の外面が、周方向にわたって被覆材30の内面と接触しており、容器10内の飲料と容器10外の空気との間で熱が移動しやすくなっている。このため、例えば、冷蔵庫内に貯蔵された容器10内の飲料は、冷却された空気によって短時間で冷却される。
また、飲料が収容された容器10は、蓋20を取り外して開口部11aを開放すると、内部の圧力が大気圧となる。これにより、姿勢変化部13aは、姿勢が変化して、図3及び図4に示すように、外面が胴部13のその他の部分の外面よりも容器10の内側に位置する姿勢となる。
このとき、容器10の胴部13の外周側には、図3及び図4に示すように、姿勢変化部13aの外面と被覆材30の内面との間に隙間が形成されることにより、空気の層が形成される。このとき、姿勢変化部13aの外面と被覆材30の内面との間隔は、1mm以上となる。このため、容器10は、容器10内の飲料と容器10外の空気との間で熱が移動し難くなり、容器10内の飲料の温度が変化し難くなる。
また、姿勢変化部13aは、図3に示すように、容器10の胴部13を覆う被覆材30の上下両端部のそれぞれから間隔をおいて配置されているので、姿勢変化部13aの外面と被覆材30の内面との間の空気の層が容器10外の空間と連通しない構造となっている。このため、姿勢変化部13aの外面と被覆材30の内面との間の空間には、容器10外の空気が流入せず、容器10内の飲料の温度の変化がより抑制される。
このように、本実施形態の容器によれば、胴部13には、外面が胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側の所定位置に位置する姿勢と、外面が所定位置よりも容器10の外側に位置する姿勢と、との間で姿勢が変化する姿勢変化部13aが設けられ、姿勢変化部13aは、容器10の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で開口部11aを閉鎖することにより、外面が被覆材30に接触し、開口部11aを開放して容器10の内側の圧力を外側の圧力と同一とすることにより、外面が所定位置に位置し、外面と被覆材30との間に隙間が形成される。
これにより、飲料が収容された密封状態において姿勢変化部13aの外面を被覆材30に接触させ、収容された飲料を飲むために開口部11aを開放した状態において姿勢変化部13aの外面と被覆材30との間に隙間を形成することが可能となる。したがって、密封状態において容器10の内側と外側との間で熱が移動し易くなって収容された飲料を冷却または加熱する冷却加熱効率の低下を抑制することができ、開口部11aを開放した状態にすることにより容器10の内側と外側との間で熱が移動し難くなって収容された飲料の温度変化を抑制することが可能となる。
また、姿勢変化部13aは、容器10の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で開口部11aを閉鎖することにより、外面が胴部13の他の部分の外面と略面一となって、外面が被覆材30に接触した状態となり、開口部11aを開放して容器10内の圧力を容器10外の圧力と同一とすることにより、外面が胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側に位置する姿勢となって、外面と被覆材30との間に隙間が形成された状態となる。
これにより、密封状態において胴部13の外面を周方向にわたって被覆材30に接触させることが可能となるので、容器10の内側と外側との間で熱がより移動し易くなり、収容された飲料を冷却または加熱する冷却加熱効率の低下をより抑制することが可能となる。
また、姿勢変化部13aは、胴部13における被覆材30によって覆われる部分の上端部及び下端部からそれぞれ間隔をおいた位置に配置されている。
これにより、姿勢変化部13aの外面が胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側に位置する姿勢において、姿勢変化部13aの外面と被覆材30の内面との間の空気の層が容器10外の空間と連通しないため、姿勢変化部13aの外面と被覆材30の内面との間の空間への容器10外の空気の流入を規制することができ、容器10内の飲料の温度の変化をより抑制することが可能となる。
また、複数の姿勢変化部13aは、それぞれ上下方向に延びるように形成され、周方向に間隔をおいて配置されている。
これにより、複数の姿勢変化部13aのそれぞれの外面が胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側に位置する状態で、被覆材30を胴部13の他の部分によって保持することができるので、被覆材30の取り付け状態の安定化を図ることが可能となる。
また、姿勢変化部13aの外面と被覆材30の内面との間の隙間は、容器10の内側の圧力と外側の圧力とが同一の状態において、1mm以上である。
これにより、胴部13の外周側に確実に空気の層が形成されることになり、開口部11aを開放した状態において容器10の内側と外側との間で熱の移動をより抑制することが可能となる。
図7は、本発明の他の実施形態を示すものである。
図7(a)に示す容器40は、開口部41aを開放した状態で、上下方向の両側が円筒状に形成され、上下方向の中央部に向かって徐々に四角筒状となる胴部43を有している。この容器40は、胴部43の上下方向の両端部を除いて、周方向にわたって姿勢変化部43aが形成されている。この容器40は、容器40の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で開口部41aを閉鎖することにより、姿勢変化部43aの外面が胴部43の他の部分の外面と略面一の姿勢となって、姿勢変化部43aの外面が被覆材に接触した状態となる。また、この容器40は、開口部41aを開放して容器40内の圧力を容器40外の圧力と同一とすることにより、外面が胴部43の他の部分の外面よりも容器40の内側に位置する姿勢となって、姿勢変化部43aの外面と被覆材との内面との間に隙間が形成された状態となる。これにより、容器40は、容器40内の圧力を容器40外の圧力と同一とすることによって、胴部43の上下方向の両端部を除いて、胴部43の周方向にわたって空気の層を形成することが可能となる。この容器40は、容器40内の圧力を容器40外の圧力と同一とすることによって、容器40の内側と外側との間でより熱が移動し難くなって容器40内の飲料の温度変化を抑制することが可能となる。
図7(b)に示す容器50は、胴部53に複数の姿勢変化部53aが形成されている。複数の姿勢変化部53aは、それぞれ、円形状に形成され、胴部53の上下方向及び周方向に間隔をおいて配置されている。この容器50は、容器50の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で開口部51aを閉鎖することにより、姿勢変化部53aの外面が胴部53の他の部分の外面と略面一の姿勢となって、姿勢変化部53aの外面が被覆材に接触した状態となる。また、この容器50は、開口部51aを開放して容器50内の圧力を容器50外の圧力と同一とすることにより、外面が胴部53の他の部分の外面よりも容器50の内側に位置する姿勢となって、姿勢変化部53aの外面と被覆材との内面との間に隙間が形成された状態となる。これにより、複数の姿勢変化部53aのそれぞれの外面が胴部53の他の部分の外面よりも容器50の内側に位置する状態で、胴部53の全面にわたって設けられた胴部53の他の部分によって被覆材を保持することができるので、被覆材の取り付け状態の安定化を図ることが可能となる。
図7(c)に示す容器60は、胴部63に複数の姿勢変化部63aが形成されている。複数の姿勢変化部63aは、それぞれ、矩形状に形成され、胴部63の上下方向及び周方向に間隔をおいて配置されている。これにより、前記図7(b)と同様に、複数の姿勢変化部63aのそれぞれの外面が胴部63の他の部分の外面よりも容器60の内側に位置する状態で、胴部63の全面にわたって設けられた胴部63の他の部分によって被覆材を保持することができるので、被覆材の取り付け状態の安定化を図ることが可能となる。
図7(d)に示す容器70は、胴部73に複数の姿勢変化部73aが形成されている。複数の姿勢変化部73aは、それぞれ複数の三角形状の面を組み合わせることによって形成され、胴部73の上下方向及び周方向に連続するように配置されている。この容器70は、容器70の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で開口部71aを閉鎖することにより、姿勢変化部73aの外面が胴部73の他の部分の外面と略面一の姿勢となって、姿勢変化部73aの外面が被覆材に接触した状態となる。また、この容器70は、開口部71aを開放して容器70内の圧力を容器70外の圧力と同一とすることにより、外面が胴部73の他の部分の外面よりも容器70の内側に位置する姿勢となって、姿勢変化部73aの外面と被覆材との内面との間に隙間が形成された状態となる。これにより、胴部73の全面にわたって姿勢変化部73aが形成されることになるため、容器70の内側と外側との間でより熱が移動し難くなって容器70内の飲料の温度変化を抑制することが可能となる。
尚、前記実施形態では、ポリエチレンテレフタレート(PET)製の容器10に、姿勢変化部13aを形成したものを示したが、これに限られるものではない。外面が胴部の他の部分の外面よりも容器の内側の所定位置に位置する姿勢と、外面が所定位置よりも容器の外側に位置して胴部の他の部分の外面と略面一となる姿勢と、の間で姿勢が変化する姿勢変化部を形成することが可能であれば、例えば、アルミニウム等の金属製の容器に対して本発明を適用可能である。
また、前記実施形態では、姿勢変化部13aの外面が、胴部13の他の部分の外面よりも容器10の内側の所定位置に位置する姿勢と、胴部13の他の部分の外面と略面一となる姿勢と、との間で姿勢が変化するようにしたものを示したが、これに限られるものではない。姿勢変化部は、外面が胴部の他の部分の外面よりも容器の内側の所定位置に位置する姿勢と、外面が胴部のその他の部分の外面よりも張り出さない範囲内で所定位置よりも容器の外側に位置する姿勢と、の間で姿勢が変化するものであってもよい。この場合には、被覆材として、容器の胴部の回りを囲むように筒状に形成した状態で加熱して収縮させることにより、胴部の回りに巻き付けられる、所謂シュリンクラベルを用いればよい。シュリンクラベルは、容器の内側の圧力を外側の圧力よりも高くし、姿勢変化部の外面を所定位置よりも容器の外側に位置させた状態において、容器に取り付けて収縮させることにより、姿勢変化部の外面に接触させることができる。これにより、密封状態の容器10は、内側と外側との間で熱が移動し易くなるため、内容物を目標の温度まで冷却または加熱する冷却加熱効率の低下を抑制することが可能となる。
また、前記実施形態では、姿勢変化部13a,43a,53a,63a,73aを、容器10,40,50,60,70の胴部13,43,53,63,73に形成したものを示したが、これに限られるものではない。例えば、姿勢変化部を、容器の口部と胴部との間に位置する肩部に形成しても、前記実施形態と同様に、飲料が収容された密封状態において飲料を冷却または加熱する冷却加熱効率の低下を抑制するとともに、収容された飲料を飲むために開口部を開放することにより収容された飲料の温度変化を抑制することが可能となる。
また、前記実施形態では、被覆材30として、容器10の胴部13の回りを囲むように筒状に形成した状態で加熱して収縮させることにより、胴部13の回りに隙間なく巻き付けられる、所謂シュリンクラベルを示したが、これに限られるものではない。容器の外周部を周方向にわたって覆う被覆材であれば、例えば、伸縮性を有するフィルムを容器の外周部に巻き付ける所謂ストレッチラベルであっても、接着剤を用いて容器の外周部に巻き付ける所謂ロールラベルであってもよく、前記実施形態と同様の効果を奏する。
10 容器
11a 開口部
13 胴部
13a 姿勢変化部
20 蓋
30 被覆材
40 容器
41a 開口部
43 胴部
43a 姿勢変化部
50 容器
51a 開口部
53 胴部
53a 姿勢変化部
60 容器
61a 開口部
63 胴部
63a 姿勢変化部
70 容器
71a 開口部
73 胴部
73a 姿勢変化部

Claims (6)

  1. 開口部が蓋によって開閉可能であり、外周部が周方向にわたって被覆材によって覆われる容器であって、
    前記外周部には、前記容器の内側の圧力と外側の圧力とが同一の状態において、外面が前記外周部の他の部分の外面よりも前記容器の内側の所定位置に位置する姿勢と、前記容器の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態において、外面が前記所定位置よりも前記容器の外側に位置する姿勢と、の間で姿勢が変化する姿勢変化部が設けられ、
    前記姿勢変化部は、前記容器の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で前記開口部を閉鎖することにより、外面が前記被覆材に接触し、前記開口部を開放して前記容器の内側の圧力を外側の圧力と同一とすることにより、外面が前記所定位置に位置し、外面と前記被覆材との間に隙間が形成される
    容器。
  2. 前記姿勢変化部は、前記容器の内側の圧力を外側の圧力よりも高くした状態で前記開口部を閉鎖することにより、外面が前記他の部分の外面と略面一となる姿勢となって、外面が前記被覆材に接触した状態となり、前記開口部を開放して前記容器の内側の圧力を外側の圧力と同一とすることにより、外面が前記他の部分の外面よりも前記容器の内側に位置する姿勢となって、外面と前記被覆材との間に隙間が形成された状態となる
    請求項1に記載の容器。
  3. 前記姿勢変化部は、前記外周部における前記被覆材によって覆われる部分の上端部及び下端部からそれぞれ間隔をおいた位置に配置されている
    請求項1または2に記載の容器。
  4. 前記外周部には、複数の前記姿勢変化部が設けられ、
    複数の前記姿勢変化部は、それぞれ上下方向に延びるように形成され、前記外周部の周方向に間隔をおいて配置されている
    請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
  5. 前記外周部には、複数の前記姿勢変化部が設けられ、
    複数の前記姿勢変化部は、前記外周部の上下方向及び周方向に配置されている
    請求項1乃至3のいずれかに記載の容器。
  6. 前記姿勢変化部の外面と前記被覆材の内面との間の隙間は、前記容器の内側の圧力と外側の圧力とが同一の状態において、1mm以上である
    請求項1乃至5のいずれかに記載の容器。
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