JP7413936B2 - 情報処理装置、見守りシステム、および制御プログラム - Google Patents
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Description
前記通知先判定部が判定した通知先に、通知する通知部と、
を備える、情報処理装置。
前記特定のイベント以外の場合には、通知先として、前記スタッフ端末を選択する、上記(1)に記載の情報処理装置。
前記判定精度が前記所定値以上でない場合に、通知先として前記情報管理者端末を選択する、上記(1)に記載の情報処理装置。
前記状態情報には、前記ケア対象者に対応付けられた観察領域における該ケア対象者の動きを検出する検出部からの出力が含まれ、
前記通知先判定部は、前記イベントの判定精度として、前記ケア対象者自身の過去の行動データと、今回の行動データとの類似度を用いる、上記(3)、または上記(4)に記載の情報処理装置。
前記通知先判定部は、前記イベント判定部が判定したイベント毎に、前記スタッフ端末および前記情報管理者端末のうちのどちらに通知するかの判定を行う、上記(1)から上記(6)のいずれかに記載の情報処理装置。
前記通知部は、
前記通知先として前記スタッフ端末が選択された場合、複数の前記スタッフの前記スタッフ端末に対して前記イベントを通知し、
前記通知先として前記情報管理者端末が選択された場合、前記情報管理者端末に対して前記イベントを通知し、その後、
該情報管理者端末からの前記複数の前記スタッフの中から、前記ケア対象者への対応を行う前記スタッフの選択する振り分け指示を受け付け、受け付けた前記指示で選択された前記スタッフに向けて、前記イベントを通知する、上記(1)から上記(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
上記(1)から上記(8)のいずれかに記載の情報処理装置と、
1つ以上のスタッフ端末と、
情報管理者端末と、を備える、見守りシステム。
前記ステップ(a)で選択した通知先に、通知するステップ(b)と、を含む処理を、
情報処理装置を制御するコンピューターに実行させるための制御プログラム。
図1は第1の実施形態に係る本実施形態に係るシステム(以下、見守りシステムという1)の全体構成を示す図であり、図2はケア対象者70の部屋のベッド周辺に設置された検出部10の例を示す図である。
まれる。
本実施形態においては、サーバー20単独で、または、サーバー20が検出部10と協働することで「情報処理装置」として機能する。また、本実施形態においては、情報処理装置は、取得部により、検出部10、または情報管理者端末30等の他の端末(PC:(Personal Computer))からケア対象者に関する状態情報を取得する。取得した状態情報は、情報処理装置の記憶部、例えば、サーバー20の記憶部(後述のデータベース23)に記憶される。
図3は検出部10の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、ケアコール部14、および音声入出力部15を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。検出部10は、ケア対象者70の状態情報を検出する。状態情報としては、上述のように例えば、カメラ13からの撮影画像や、体動センサーによる検出信号である。
本実施形態においては、ケア対象者70に関する検出部10が検知した状態の変化であって、起床、離床、転倒、微体動異常、などのスタッフ80に発報(報知)を行うべき事象をイベントと称する。またこのイベントには、ケアコール部14によるケアコールを含む。検出部10は、生じたイベントの情報をサーバー20に送信する。
図4は、サーバー20の概略構成を示すブロック図である。制御部21、通信部22、およびデータベース23を備える。このサーバー20は、ケア対象者70用の居室と同じ建物内に設けられてもよく、遠隔地に設けられてネットワークを介して接続可能であってもよい。例えば、サーバー20は、インターネット等のネットワーク上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されるクラウドサーバーであってもよい。各構成は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。
制御部21は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。制御部21は上述の「イベント判定部211」に加えて、さらに「通知先判定部212」として機能する。
通信部22は、スタッフ80、または情報管理者90にイベントの通知を行う通知部として機能する。また、通信部22は、検出部10等から状態情報を取得する。この通信部22は、イーサネット(登録商標)等の規格による有線通信のネットワークインターフェースや、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11等の規格による無線通信のインターフェース等の各種ローカル接続向けのインターフェースであり、ネットワーク50に接続した各端末との通信を行う。
データベース23は、ケア対象者リスト、スタッフリスト、イベントリスト、およびケア記録が記録される。ケア対象者リスト、およびスタッフリストは、ケア対象者70、およびスタッフ80に関する、個人ID(氏名、番号)、部屋番号、スタッフ名、所属ユニット等が含まれる。また、イベントリスト(後述の図9参照)には、イベント情報、対応状況、FB結果(フィードバック結果)が含まれる。なお、データベース23は、サーバー20とは、別体で構成されてもよい。例えば、データベース23のみが、クラウト上に配置されたファイルサーバーであってもよい。
図5は、情報管理者端末30の概略構成を示すブロック図である。情報管理者端末30は、いわゆるPCであり、制御部31、通信部32、表示部33、入力部34、および音声入出力部35を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部31は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。
図6は、スタッフ端末40の概略構成を示すブロック図である。スタッフ端末40は、制御部41、無線通信部42、表示部43、入力部44、および音声入出力部45を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部41は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。無線通信部42により、Wi-Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部43、および入力部44は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部43の表示面に、入力部44としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部43、入力部44によって、スタッフ80に対して、イベントリストに含まれる複数のイベントを一覧表示した各種の操作画面を表示したり、情報管理者90からの指示を表示したり、操作画面を通じて各種の操作を受け付けたりする。音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して他のスタッフ端末40との間でスタッフ80による音声通話を可能にする。スタッフ端末40は、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。
図7は、見守りシステムのイベントへの対応処理を示すフローチャートである。上述のように状態情報には、検出部10からの「検出信号」(第1の種類)そのもの、検出部10で判定したイベント(第2の種類)、およびケア対象者に関する「ケア記録」(第3の種類)が含まれるが、以下においては、状態情報として、検出部10が判定したイベント(第2の種類)を用いる場合を例として説明する。ここでのイベントは、上述のように検出部10のカメラ13からの撮影画像、または、ケアコール部14からのコール信号により検知した、起床、離床、転倒、ケアコール、等のイベントである。
検出部10は、観察領域におけるケア対象者70の動きからイベントを検知する。サーバー20の通信部22は検出部10からイベントの情報を取得する。これにより、イベント判定部211としての制御部21は、通知が必要なイベントが発生したと判定し(S20:YES)処理をステップS130に進める。
ここでは、サーバー20の制御部21は、イベント毎に通知先判定処理を実行する。図8は、通知先判定処理(ステップS130)を示すサブルーチンフローチャートである。
図8のステップS310では、通知先判定部212は、ステップS20で更新されたデータベース23のイベントリストから、通知先判定処理を行う対象のイベントに関するイベント情報を取得する。このイベント情報には、上述のようにケア対象者70を撮影した画像iが含まれる。
イベント判定部211は、イベントの判定精度を算出する。判定精度は、サーバー20のイベント判定部211が学習済みモデルを用いた判定処理を行う場合に、判定出力とともに出力される判定精度(確度)を用いてもよい。また、別な算出手法として、以下に説明するように、今回のケア対象者70の行動データと、過去の行動データとの比較により算出するようにしてもよい。
図10Aは、図2に示すカメラ13による画像iの例を説明するための説明図である。画像iには、ケア対象者70、ならびに、ベッド60および扉65を含む複数の物体(人以外の物体)が含まれている。イベント判定部211は、画像iから、人矩形710と物体領域610を検出する。人矩形710は、画像iにおけるケア対象者70を含む矩形(太線の枠で表示)内の領域であり、物体領域610は、人物以外の特定の物体(例えば、椅子)を含む矩形(破線で表示)内の領域である。
通知先判定部212は、通知先としてスタッフ80を選択する。この場合のスタッフ80は、イベントを発生させたケア対象者70を担当する複数のスタッフ80である。例えば、同一のスタッフユニットに所属するログイン中(業務中)のスタッフ80全員である。
ここでは、通知先判定部212は、通知先として、情報管理者90を選択する。以上で、図8の処理を終了し、図7の処理に戻りステップS140に処理を進める(エンド(リターン))。
制御部21は、ステップS130で選択された通知先が、スタッフ80であれば処理をステップS150に進め、情報管理者90であれば処理をステップS170に進める。
サーバー20は、通信部22により、通知先のスタッフ80にイベントを通知する。ここでは施設で勤務中の複数のスタッフ80にイベントリストを配信する。
ステップS150の処理により、判定の対象となったイベントが含まれるイベントリストが、各スタッフ80のスタッフ端末40に送信される。図11は、スタッフ端末40の表示部43に表示されるイベントの確認を行うための操作画面431の例である。このスタッフ端末40は、スタッフDが利用中である。同図に示す操作画面431は、イベントリストが一覧表示される画面である。表示するイベントは、フリック操作することで上下にスクロールさせることが可能である。
サーバー20は、スタッフ端末40から対応する旨の通知を受けることで、イベントリスト231の該当イベントID012、13の担当をこの送信元のスタッフDにするとともに、ステイタスを「対応済み」に変更する。ここでは、スタッフ80による操作画面上の「対応する」ボタンの操作により対応が行われたと見做して対応日時を、イベントリストに記録する。これにより、図11のイベントリスト232のように対応状況が更新される(破線枠内)。
サーバー20は、通信部22により、通知先の情報管理者90にイベントを通知する。この通知は、1の施設を担当する複数の情報管理者90がいる場合には、イベントを発生させたケア対象者70へのケアを管理する担当の情報管理者90に向けて通知する。
ステップS150の処理により、判定の対象となったイベントが含まれるイベントリストが、情報管理者端末30に送信される。
サーバー20は、情報管理者端末30から受けた指示の内容を確認し、対応不要(「指示しない」)であれば処理をステップS190に進め、対応要(「指示する」)であれば、処理をステップS200に進める。
サーバー20は、指示内容(対応不要)をイベントリストに記録する。図9のイベントリスト233のイベントID014のように、指示情報に対応不要の旨が記載され、対応状況には、対応済みのステイタスが記録される(破線枠内)。
サーバー20は、指示内容(対応要)スタッフをイベントリストに記録する。また、イベントの対応を振り分けられた指名されたスタッフ80のID(氏名等)をイベントリストに記録する。図9のイベントリスト233のイベントID015のように、指示情報には、対応要の旨、および振り分けたスタッフ名(スタッフA)が記載される。なお、この時点では、対応状況のステイタスは、未対応である(図9では不図示)。
サーバー20の通信部22は、通信部22により、指示内容に記載された指名された1人のスタッフ80に向けてイベントを通知する。
対応状況のステイタスは、ステップS160と同様の処理により、その後のスタッフAによる「対応する」ボタン(図11参照)の操作を受けて、図9のイベントリスト233のイベントID015の対応状況に示すように、対応済みのステイタスに更新する。
図13は、第2の実施形態における通知先判定処理(ステップS130)を示すサブルーチンフローチャートである。上述の第1の実施形態では判定精度により、通知先の選択処理を行っていたが、第2の実施形態では、さらに、イベントが特定のイベントであるか否かにより、選択処理するものである。なお、第2の実施形態では、図13に説明する構成以外は、図7の処理を含めて、第1の実施形態と同様であり、図13以外の説明は省略する。
ここでは、通知先判定部212は、図8のステップS310と同様の処理により、ステップS20で更新されたデータベース23のイベントリストから、通知先判定処理を行う対象のイベントに関するイベント情報を取得する。
通知先判定部212は、イベント情報に基づいて、イベントが特定のイベントであるか否かを判定する。特定のイベントとは、身体の危険度が高く、緊急対応が必要なイベントである。例えば、心臓停止等による微体動異常のイベントである。この緊急対応が必要なイベントは、ケア対象者70毎、またはケア対象者70の身体能力毎、もしくは要介護度認定レベル毎に応じて設定するようにしてもよい。例えば、常時車椅子を利用する等、歩行困難なケア対象者70に対しては、転倒のイベントを緊急対応が必要なイベントな特定のイベントとして設定する。通知先判定部212は、特定のイベントであれば(YES)、処理をステップS325に進め、そうでなければ(NO)、処理をステップS322に進める。
これらのステップS322~S325の処理は、図8のステップS311~S314にそれぞれ対応する。これらの処理により、通知先判定部212は、通知先として、スタッフ80、または情報管理者90を選択する。
情報管理者90が複数いる場合には、イベント情報に応じて、振り分けるようにしてもよい。例えば、被介護者ユニット毎、またはスタッフユニット毎に情報管理者90を設定し、イベント情報に含まれるケア対象者の個人IDに基づいて、スタッフリスト、対象者リストを参照することで、通知先判定部212は、振り分ける情報管理者90を決定する。このようにすることで、大規模な施設において過度に1人の情報管理者90に集中することを防止できる。
10 検出部
11 制御部
12 通信部
13 カメラ
14 ケアコール部
20 サーバー(情報処理装置)
21 制御部
211 イベント判定部
212 通知先判定部
22 通信部
23 データベース
30 情報管理者端末
31 制御部
32 通信部
33 表示部
34 入力部
35 音声入出力部
40 スタッフ端末
41 制御部
42 無線通信部
43 表示部
44 入力部
45 音声入出力部
50 ネットワーク
51 アクセスポイント
60 ベッド
70 ケア対象者
80 スタッフ
90 情報管理者
Claims (10)
- ケア対象者に関するイベント毎に、所定条件に基づいて、前記ケア対象者に対応するスタッフが使用するスタッフ端末、および前記スタッフへの指示を行う情報管理者が使用する情報管理者端末のうちのどちらに通知するかを判定する通知先判定部と、
前記通知先判定部が判定した通知先に、通知する通知部と、
を備える、情報処理装置。 - 前記通知先判定部は、前記所定条件として、前記イベントの種類が、予め設定された特定のイベントである場合には、通知先として、前記情報管理者端末を選択し、
前記特定のイベント以外の場合には、通知先として、前記スタッフ端末を選択する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記通知先判定部は、前記所定条件として、イベントの判定精度が所定値以上の場合に、通知先として前記スタッフ端末を選択し、
前記判定精度が前記所定値以上でない場合に、通知先として前記情報管理者端末を選択する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記通知先判定部は、イベントの前記判定精度にかかわらず、前記イベントの種類が、予め設定された特定のイベントである場合には、通知先として、前記情報管理者端末を選択する、請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記ケア対象者の状態情報、判定した前記イベントの種類、および前記ケア対象者を特定する個人IDを含むイベント情報の履歴を記憶する記憶部を備え、
前記状態情報には、前記ケア対象者に対応付けられた観察領域における該ケア対象者の動きを検出する検出部からの出力が含まれ、
前記通知先判定部は、前記イベントの判定精度として、前記ケア対象者自身の過去の行動データと、今回の行動データとの類似度を用いる、請求項3、または請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記特定のイベントは、緊急な対応が必要なイベントである、請求項2、または請求項4に記載の情報処理装置。
- 取得したケア対象者に関する状態情報に基づいて、前記ケア対象者に関するイベントの発生有無を判定するイベント判定部を、さらに、備え、
前記通知先判定部は、前記イベント判定部が判定したイベント毎に、前記スタッフ端末および前記情報管理者端末のうちのどちらに通知するかの判定を行う、請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報処理装置。 - 前記スタッフは複数であり、
前記通知部は、
前記通知先として前記スタッフ端末が選択された場合、複数の前記スタッフの前記スタッフ端末に対して前記イベントを通知し、
前記通知先として前記情報管理者端末が選択された場合、前記情報管理者端末に対して前記イベントを通知し、その後、
該情報管理者端末からの前記複数の前記スタッフの中から、前記ケア対象者への対応を行う前記スタッフの選択する振り分け指示を受け付け、受け付けた前記指示で選択された前記スタッフに向けて、前記イベントを通知する、請求項1から請求項7のいずれかに記載の情報処理装置。 - ケア対象者に対応付けられた観察領域における該ケア対象者の動きを検出する検出部と、
請求項1から請求項8のいずれかに記載の情報処理装置と、
1つ以上のスタッフ端末と、
情報管理者端末と、を備える、見守りシステム。 - ケア対象者に関するイベント毎の通知先として、所定条件に基づき、前記ケア対象者に対応するスタッフが使用するスタッフ端末、および前記スタッフへの指示を行う情報管理者が使用する情報管理者端末のうちのどちらかに通知するかを判定するステップ(a)と、
前記ステップ(a)で選択した通知先に、通知するステップ(b)と、を含む処理を、
情報処理装置を制御するコンピューターに実行させるための制御プログラム。
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