JP7409603B2 - 光造形装置、及び該装置を用いた光造形方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の実施例1の形態における光造形装置100の詳細について説明する。
(1)保持板202の保持面2021或いは保持された造形物WBの先端位置を、樹脂の液中に挿入し、造形層WAの厚さ位置まで引き下げる。
(2)その状態で投影ユニット250から変調光を一括投影し、樹脂を硬化させる。
(3)硬化後、造形物WBを液面から引き上げ、次の造形層WAを形成するための樹脂の補充を行う。
上述の実施例1では、造形開始前に、造形に使用する全ての画像データに対し、剥がれの発生の有無の予測を一括処理したが、本実施例2では、造形層WAの形成毎に予測を行う点(ステップ3401)で実施例1と相違する。その他の動作は実施例1と同様であるため同じ符号を付し詳しい説明は省略する。
次に、本発明の実施例3について図6及び図7を用いて説明する。本実施例は、実施例1で説明した光造形装置100の変形例である。相違点は、剥がれの発生が「有」と予測された場合、造形物WBの引き上げ動作時に保持板202をX軸回り、或いはY軸回りにチルトさせる動作、及び構成を実装した点である。その他の構成及び動作は、実施例1で説明した光造形装置100及び動作と同様であるため同じ符号を付し詳しい説明は省略する。
201 容器
202 保持板
203、2301 移動機構
212 透光板(透光部)
251 光源
253 画像形成素子(光変調素子)
255 投影光学系
300 制御部
RA 光硬化性樹脂
WA 造形層
WB 造形物
WC1、WC2、WC3、WC4、WC5 平坦部位
Claims (21)
- 三次元形状の造形物を光造形する光造形装置において、
透光部を有し、液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、
前記透光部を介して前記光硬化性樹脂に光を照射する投影光学系と、
前記三次元形状の複数の断面に対応する複数の画像データの夫々に基づいて前記光の照射を制御する制御部と、
前記光硬化性樹脂のうち前記光を受けて硬化した造形物を、前記透光部から離れる方向に移動させる、前記造形物を保持する保持板を備える移動機構と、を備え、
前記制御部は、前記造形物の第1の造形層の造形開始前に、前記複数の画像データのうち少なくともいずれかに基づき、前記第1の造形層の後に造形される前記造形物の第2の造形層と前記保持板との間の剥がれの発生の有無を予測することを特徴とする光造形装置。 - 前記第1の造形層と前記保持板との間に、前記造形物の第3の造形層が配されていることを特徴とする請求項1に記載の光造形装置。
- 前記第1の造形層が前記保持板に接していることを特徴とする請求項1に記載の光造形装置。
- 三次元形状の造形物を光造形する光造形装置において、
透光部を有し、液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、
前記透光部を介して前記光硬化性樹脂に光を照射する投影光学系と、
前記三次元形状の複数の断面に対応する複数の画像データの夫々に基づいて前記光の照射を制御する制御部と、
前記光硬化性樹脂のうち前記光を受けて硬化した造形物を、前記透光部から離れる方向に移動させる、前記造形物を保持する保持板を備える移動機構と、を備え、
前記制御部は、前記造形物の造形開始前に複数の画像データの全てに対して前記造形物と前記保持板との間の剥がれの発生の有無を予測することを特徴とする光造形装置。 - 三次元形状の造形物を光造形する光造形装置において、
透光部を有し、液状の光硬化性樹脂を保持する容器と、
前記透光部を介して前記光硬化性樹脂に光を照射する投影光学系と、
前記三次元形状の複数の断面に対応する複数の画像データの夫々に基づいて前記光の照射を制御する制御部と、
前記光硬化性樹脂のうち前記光を受けて硬化した造形物を、前記透光部から離れる方向に移動させる、前記造形物を保持する保持板を備える移動機構と、を備え、
前記制御部は、前記複数の画像データの夫々に基づき形成される造形層の形成毎に前記造形物と前記保持板との間の剥がれの発生の有無を予測することを特徴とする光造形装置。 - 前記制御部は、前記剥がれの発生を予測する学習済モデルを含み、前記学習済モデルを用いて前記予測を行うことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光造形装置。
- 前記学習済モデルは、前記剥がれが発生した際の画像データを学習データとした機械学習により生成されたものであることを特徴とする請求項6に記載の光造形装置。
- 前記制御部は、前記剥がれの発生が有ると予測された場合、ユーザーに報知することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の光造形装置。
- 前記制御部は、前記剥がれの発生が無いと予測された場合、前記画像データに基づいた造形動作を開始、或いは繰り返すことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の光造形装置。
- 前記制御部は、前記剥がれの発生が有ると予測した場合、造形動作を中止することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の光造形装置。
- 前記制御部は、前記剥がれの発生が有ると予測した場合、前記移動機構を駆動し、前記造形物を保持する前記保持板をチルトさせた状態で前記造形物を引き上げることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光造形装置。
- 前記制御部は、前記剥がれの発生が有ると予測した場合、前記移動機構を駆動し、前記造形物を保持する前記保持板を振動させながら前記造形物を引き上げることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光造形装置。
- 前記制御部は、前記剥がれの発生が有ると予測した場合、前記移動機構を駆動し、前記造形物を保持する前記保持板を面内方向に回転させた状態で前記造形物を引き上げることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか一項に記載の光造形装置。
- 三次元形状の造形物を光造形する光造形方法において、
前記三次元形状の造形物の複数の断面に対応する複数の画像データを格納する工程と、
液状の光硬化性樹脂に、透光部を介して前記複数の画像データに基づいて変調された光を照射する工程と、
前記光硬化性樹脂のうち前記光を受けて硬化した造形物を、前記透光部から離れる方向に保持板に保持させた状態で移動させる移動工程と、
前記光硬化性樹脂を補充する工程と、
前記造形物の第1の造形層の造形開始前に、前記複数の画像データのうち少なくともいずれかに基づき、前記第1の造形層の後に造形される前記造形物の第2の造形層と前記保持板との間の剥がれの発生の有無を予測する予測工程と、を備えることを特徴とする光造形方法。 - 前記第1の造形層と前記保持板との間に、前記造形物の第3の造形層が配されていることを特徴とする請求項14に記載の光造形方法。
- 前記第1の造形層が前記保持板に接していることを特徴とする請求項14に記載の光造形方法。
- 三次元形状の造形物を光造形する光造形方法において、
前記三次元形状の造形物の複数の断面に対応する複数の画像データを格納する工程と、
液状の光硬化性樹脂に、透光部を介して前記複数の画像データに基づいて変調された光を照射する工程と、
前記光硬化性樹脂のうち前記光を受けて硬化した造形物を、前記透光部から離れる方向に保持板に保持させた状態で移動させる移動工程と、
前記光硬化性樹脂を補充する工程と、
前記造形物の造形開始前に、前記複数の画像データの全てに対して、前記保持板と前記造形物との間で剥がれの発生の有無を予測する予測工程と、を備えることを特徴とする光造形方法。 - 三次元形状の造形物を光造形する光造形方法において、
前記三次元形状の造形物の複数の断面に対応する複数の画像データを格納する工程と、
液状の光硬化性樹脂に、透光部を介して前記複数の画像データに基づいて変調された光を照射する工程と、
前記光硬化性樹脂のうち前記光を受けて硬化した造形物を、前記透光部から離れる方向に保持板に保持させた状態で移動させる移動工程と、
前記光硬化性樹脂を補充する工程と、
前記造形物の造形開始前に、前記複数の画像データの夫々に基づき形成される造形層の形成毎に、前記保持板と前記造形物との間で剥がれの発生の有無を予測する予測工程と、を備えることを特徴とする光造形方法。 - 更に、前記予測工程において、前記剥がれの発生が有ると予測された場合、ユーザーに報知する工程を有することを特徴とする請求項14乃至18のいずれか一項に記載の光造形方法。
- 更に、前記予測工程において、前記剥がれの発生が有ると予測された場合、前記移動工程では、前記保持板をチルトさせた状態で前記造形物を前記透光部から離れる方向に移動させることを特徴とする請求項14乃至19のいずれか一項に記載の光造形方法。
- 前記予測工程において、前記剥がれの発生が無いと予測された場合、前記画像データに基づいた造形動作を開始、或いは繰り返すことを特徴とする請求項14乃至20のいずれか一項に記載の光造形方法。
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