JP7406803B2 - 供試体型枠、及び、供試体製造方法 - Google Patents

供試体型枠、及び、供試体製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7406803B2
JP7406803B2 JP2020086392A JP2020086392A JP7406803B2 JP 7406803 B2 JP7406803 B2 JP 7406803B2 JP 2020086392 A JP2020086392 A JP 2020086392A JP 2020086392 A JP2020086392 A JP 2020086392A JP 7406803 B2 JP7406803 B2 JP 7406803B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
specimen
bottom plate
groove
cylindrical body
protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020086392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021181159A (ja
Inventor
智規 辰野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2020086392A priority Critical patent/JP7406803B2/ja
Publication of JP2021181159A publication Critical patent/JP2021181159A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7406803B2 publication Critical patent/JP7406803B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、供試体型枠、及び、供試体製造方法に関するものである。
例えば、特許文献1には、引き裂き用の摘み15が設けられた、合成樹脂製のコンクリート供試体用型枠が開示されている
また、特許文献2には、上部筒口縁に舌片13aが設けられた、プラスチック製のコンクリート強度試験用供試体成形型枠が開示されている。
また、特許文献3には、縦方向に2分割されている円筒部が含まれたコンクリート供試体成形用型枠が開示されている。
特開2009-190225号公報 特許第3198038号公報 特開2004-144486号公報
本発明は、良好な供試体を提供することを目的とする。
本発明に係る供試体型枠は、筒状体と、前記筒状体の一方の開口端を塞ぐ底板と、前記底板に設けられた突起部とを有する。
好適には、前記筒状体、前記底板及び前記突起部は、透明又は半透明な樹脂によって一体的に形成されている。
好適には、前記筒状体及び前記底板の外側面には、前記突起部に対する作用によって開裂する程度の深さの溝が連続的に形成されている。
好適には、前記溝は、前記筒状体の外側面において、一方の開口端から他方の開口端まで連続する側面溝と、前記底板の外側面において、前記側面溝から連続し、前記突起部が設けられている位置を囲むように形成された底面溝とを含む。
好適には、前記底板の外側面において、前記側面溝に囲まれた領域の端部から、この領域から離れる方向に連続する一条溝をさらに有する。
好適には、前記底板の外縁に沿って設けられた高台と、前記側面溝が前記底面溝と連続する領域において、前記高台に形成された切欠き部とをさらに有する。
また、本発明に係る供試体製造方法は、筒状体と、前記筒状体の一方の開口端を塞ぐ底板と、前記底板に設けられた突起部とを有する供試体型枠に対して、供試体の原材料を充填する工程と、充填された原材料が硬化した後で、前記突起部に力を加えて、前記底板から前記供試体型枠を開裂させる工程と、開裂した前記供試体型枠から、供試体を取り出す工程とを含む。
本発明によれば、良好な供試体を提供することができる。
供試体型枠10を底板側から見た斜視図である。 供試体型枠10を開口側から見た斜視図である。 供試体型枠10の正面図、背面図、右側面図及び左側面図である。 供試体型枠10の平面図、底面図、及び断面図である。 分解した状態の供試体型枠10を例示する図である。 供試体の製造方法を説明する図である。 供試体型枠10の変形例を説明する図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を参照して説明する。ただし、本発明の範囲は、図示例に限定されるものではない。
図1は、供試体型枠10を底板側から見た斜視図である。
図2は、供試体型枠10を開口側から見た斜視図である。
図3は、供試体型枠10の正面図、背面図、右側面図及び左側面図である。
図4は、供試体型枠10の平面図、底面図、及び断面図である。
図1~図4に例示するように、供試体型枠10は、筒状体11と、筒状体11の一方の開口端を塞ぐ底板12と、底板12に設けられた突起部13と、筒状体11の外側面に形成された側面溝14と、底板12の外側面に形成された底面溝15と、底板12の外側面に形成された一条溝18と、筒状体11の開口端に形成された補助突起16及びフランジ17と、底板12の外縁に沿って設けられた高台19とを有する。
例えば、供試体型枠10は、透明又は半透明な合成樹脂によって射出成形され、上記各構成が一体的に形成されている。
筒状体11は、筒状の形状を有する。本例の筒状体11は、直径5cm、高さ12cmの円筒形状である。
底板12は、筒状体11の一方の開口端を塞いでいる。本例の底板12は薄い円盤形状である。
突起部13は、底板12の外側面から突出した突起である。例えば、突起部13は、高さ1.0mm~3.0mmの円柱であるが、これに限定されるものではなく、ペンチ等でつまむことができる大きさ及び形状であればよい。本例の突起部13は、円形の底板12の中心から外側に突出した円柱である。
高台19は、突起部13よりも高く突出し、切欠き部を有する。
側面溝14は、筒状体11の外側面に形成され、一方の開口端から他方の開口端まで連続している。側面溝14の深さは、例えば、補助突起16を人力で引っ張った場合に開裂する程度のものである。本例の側面溝14は、筒状体11の両端を直線で結ぶように、上下方向に二条形成されており、これら側面溝14に挟まれた領域が、補助突起16に連続しており、補助突起16を引っ張ることにより、供試体型枠10から外れる。
底面溝15は、図1等に例示するように、底板12の外側面において、側面溝14から連続し、突起部13が設けられている位置を囲むように形成されている。底面溝15の深さは、側面溝14と同様である。本例の底面溝15は、底板12の外縁で、二条の側面溝14に連続しており、ここから、底板12の中心方向に同じ間隔で二条延び、突起部13の両脇から、突起部13を中心とした円弧を描いている。突起部13を引っ張ることにより、底面溝15が開裂して、底面溝15に囲まれた領域が供試体型枠10から外れる。
一条溝18は、底板12の外側面において、底面溝15に囲まれた領域の端部から、この領域から離れる方向に連続して形成されている。本例の一条溝18は、側面溝14の円弧を描いている領域の先端から、側面溝14が延びる方向とは反対方向に、底板12の外縁まで延びている。一条溝18に連続して、筒状体11の外側面に、廃棄時の切断位置となる切断溝20が形成されてもよい。
高台19は、側面溝14が底面溝15と連続する領域に、切欠き部を有する。
図5は、分解した状態の供試体型枠10を例示する図である。
図5に例示するように、本例の供試体型枠10は、突起部13又は補助突起16を引っ張ることにより、側面溝14(図1)及び底面溝15(図1)に囲まれた領域が、供試体型枠10から外れ、その後、一条溝18を開裂させて、供試体型枠10を大きく開くことができる。さらには、図5に例示するように、供試体型枠10を半円筒形状に割ることもできる。
図6は、供試体の製造方法を説明する図である。
図6(A)に例示するように、まず、供試体型枠10の円筒内に、供試体の原材料(例えば、コンクリートやモルタルなど)を充填する。供試体型枠10は半透明な樹脂で形成されているため、供試体型枠10内の原材料の状態を視認することができる。なお、本例では、便宜上、原材料を満充填しているが、これに限定されるものではない。
次に、充填された供試体の原材料が硬化した後で、突起部13を引っ張って、図6(B)に例示するように、底面溝15、側面溝14の順に開裂させ、側面側から溝に囲まれた領域を外していく。
図6(C)に例示するように、溝(側面溝14及び底面溝15)に囲まれた領域を、供試体型枠10から外した後で、一条溝18を開裂させて、図6(D)に例示するように、残った供試体型枠10を2つに分断し、供試体Cを離型する。
以上説明したように、供試体型枠10を底面側から開裂させることにより、損傷の少ない供試体を得ることができる。特に、比較的硬度の低い供試体を製造する場合に好適である。
また、本例の供試体型枠10は、外側面のみに溝が形成されており、内側面は平滑であるため、表面のきれいな供試体を製造できる。さらに、本例の供試体型枠10は透明又は半透明な樹脂で一体成形されているため、原材料の状態を視認しながら、供試体型枠10に原材料を充填できる。
また、本例の供試体型枠10は、樹脂で一体成形されているため、廃棄の際の分別が不要である。さらに、廃棄する供試体型枠10を複数まとめて、廃棄物の容積を抑えることができる。
次に、上記実施形態の変形例を説明する。
図7は、供試体型枠10の変形例を説明する図である。
比較的大きな供試体型枠10である場合には、図7に例示するように、筒状体11の外側面にリブ21を設けてもよい。例えば、リブ21は、他の構成と同様に樹脂で一体成形されている。本例のリブ21は、供試体型枠10の上端から下端まで(フリンジ17の位置から高台19の先端まで)延びた細長い四角柱形状である。なお、リブ21の形状は、三角柱や円柱でもよく、半円柱等であってもよい。
このようなリブ21は、供試体型枠10の変形を抑制することができるため、例えば、筒状体11が直径10cm、高さ22cmである場合などに好適である。
10 供試体型枠
11 筒状体
12 底板
13 突起部
14 側面溝
15 底面溝
16 補助突起
17 フランジ
18 一条溝
19 高台

Claims (5)

  1. 筒状体と、
    前記筒状体の一方の開口端を塞ぐ底板と、
    前記底板に設けられた突起部と
    を有し、
    前記筒状体、前記底板及び前記突起部は、透明又は半透明な樹脂によって一体的に形成されており、
    前記筒状体及び前記底板の外側面には、前記突起部に対する作用によって開裂する程度の深さの溝が連続的に形成されている
    供試体型枠。
  2. 前記溝は、
    前記筒状体の外側面において、一方の開口端から他方の開口端まで連続する側面溝と、
    前記底板の外側面において、前記側面溝から連続し、前記突起部が設けられている位置を囲むように形成された底面溝と
    を含む
    請求項に記載の供試体型枠。
  3. 前記底板の外側面において、前記側面溝に囲まれた領域の端部から、この領域から離れる方向に連続する一条溝
    をさらに有する請求項に記載の供試体型枠。
  4. 前記底板の外縁に沿って設けられた高台と、
    前記側面溝が前記底面溝と連続する領域において、前記高台に形成された切欠き部と
    をさらに有する請求項に記載の供試体型枠。
  5. 筒状体と、前記筒状体の一方の開口端を塞ぐ底板と、前記底板に設けられた突起部とを有し、前記筒状体、前記底板及び前記突起部は、透明又は半透明な樹脂によって一体的に形成されており、前記筒状体及び前記底板の外側面には、前記突起部に対する作用によって開裂する程度の深さの溝が連続的に形成されている供試体型枠に対して、供試体の原材料を充填する工程と、
    充填された原材料が硬化した後で、前記突起部に力を加えて、前記底板から前記供試体型枠を開裂させる工程と、
    開裂した前記供試体型枠から、供試体を取り出す工程と
    を含む供試体製造方法。
JP2020086392A 2020-05-18 2020-05-18 供試体型枠、及び、供試体製造方法 Active JP7406803B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020086392A JP7406803B2 (ja) 2020-05-18 2020-05-18 供試体型枠、及び、供試体製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020086392A JP7406803B2 (ja) 2020-05-18 2020-05-18 供試体型枠、及び、供試体製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021181159A JP2021181159A (ja) 2021-11-25
JP7406803B2 true JP7406803B2 (ja) 2023-12-28

Family

ID=78605885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020086392A Active JP7406803B2 (ja) 2020-05-18 2020-05-18 供試体型枠、及び、供試体製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7406803B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001205612A (ja) 2000-01-28 2001-07-31 Masami Sakamoto コンクリート供試体成型型枠
JP2009190225A (ja) 2008-02-13 2009-08-27 Seiki Kogyo Kk コンクリート供試体用型枠
JP2013031997A (ja) 2011-07-06 2013-02-14 Mitani Sekisan Co Ltd テストピース成形型枠、テストピース成形型枠の開封方法
JP2015072211A (ja) 2013-10-03 2015-04-16 ダイヤリフォーム株式会社 コンクリート強度試験用型枠

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001205612A (ja) 2000-01-28 2001-07-31 Masami Sakamoto コンクリート供試体成型型枠
JP2009190225A (ja) 2008-02-13 2009-08-27 Seiki Kogyo Kk コンクリート供試体用型枠
JP2013031997A (ja) 2011-07-06 2013-02-14 Mitani Sekisan Co Ltd テストピース成形型枠、テストピース成形型枠の開封方法
JP2015072211A (ja) 2013-10-03 2015-04-16 ダイヤリフォーム株式会社 コンクリート強度試験用型枠

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021181159A (ja) 2021-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5817248A (en) Mold for structural blocks
JP7406803B2 (ja) 供試体型枠、及び、供試体製造方法
JP4909354B2 (ja) 樹脂成形体および受け治具、並びにこれらを用いた押釦スイッチ用部材の製造方法
US2087470A (en) Method of making buttons from plastic material
JP5947096B2 (ja) テストピース成形型枠、テストピース成形型枠の開封方法
JP2010000602A (ja) 合成樹脂製キャップ及びその製造方法並びにそれに用いるキャップ製造用成形型
JP3027690B2 (ja) 繊維強化プラスチック成形品の製造方法
JP4990812B2 (ja) 土木建築用強度試験供試体の成形用型枠
US20050233278A1 (en) Pin for fixing dental model
JP4920171B2 (ja) スローアウェイチップの製造方法および該製造方法に用いられる圧粉体のプレス成形金型
JP2022093272A (ja) 供試体型枠、及び供試体製造方法
US4383671A (en) Moulding tool
JPH077748Y2 (ja) 握りずし成形型
KR20220026450A (ko) 종이재질의 일회용 식사도구와 그 제조장치 및 방법
JP2009190225A5 (ja)
JP5162927B2 (ja) 段付き樹脂容器及びその製造方法
JP2960347B2 (ja) 中空樹脂製品の成形方法
JP7182326B1 (ja) 成形容器の金型、及びこの金型を用いた成形容器の製造方法
JPS586666Y2 (ja) 破断面コンクリ−トブロック製造用型枠
JP3404559B2 (ja) 孔を有する固形ブロック成形用中子
JPS5849155Y2 (ja) 四角形フランジ成形金型
JPS58217331A (ja) プラスチツク成型におけるひけ防止方法および装置
US7111816B1 (en) Mold for integrated mold and casting structures
JP4771273B2 (ja) シーリング材用カートリッジ
JP4201551B2 (ja) 手工具

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230829

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230831

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231018

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231211

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7406803

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150