JP7406197B1

JP7406197B1 - ゴルフマーカーホルダー

Info

Publication number: JP7406197B1
Application number: JP2022205311A
Authority: JP
Inventors: 相大平松; 明久岩本; 雅彦安松
Original assignee: 株式会社キーマンズ; 株式会社岩本モデル製作所
Priority date: 2022-12-22
Filing date: 2022-12-22
Publication date: 2023-12-27
Anticipated expiration: 2042-12-22

Abstract

【課題】ダイヤル式ゴルフシューズに装着可能なゴルフマーカーホルダーを提供すること。【解決手段】ゴルフマーカーホルダーは、ワイヤを用いて少なくとも足の甲部を締め付け可能な緊締機構を有するダイヤル式ゴルフシューズのダイヤルに装着可能なゴルフマーカーホルダーであってホルダー本体とマーカー固定部とを有する。上記ホルダー本体は、前記ダイヤルの上面及び側面を覆うように当該ダイヤルに装着可能である。上記マーカー固定部は、前記ホルダー本体の上面に設けられ、ゴルフマーカーを着脱自在に固定可能である。【選択図】図１

Description

本発明は、ゴルフのプレー中にグリーン上で使用するボールマーカーをゴルフシューズに取り付けるためのゴルフマーカーホルダーに関する。

従来から、ゴルフシューズにボールマーカーを取り付け可能なホルダーが提案されている。

例えば下記特許文献１には、４隅に取付け孔を有する薄板状の取付けベースと、取付けベースの表面に固定したシート状のマグネットによってマーカーホルダーを構成し、取付け孔にシューレースを通すことで、マーカーホルダーをゴルフシューズ１に取り付けることが記載されている。

また下記特許文献２には、ゴルフシューズの組み紐箇所上方から差し込んで止着させるためのコ字状の挟着部を作成し、この挟着部の前面側に対し、ボールマーカーを保持させるための中央に小穴を穿設した円柱状のマーカー保持部を取り付け、上記小穴にボールマーカーの突起ピンを挿入止着させるものが記載されている。

特開２００９－２２５９５９号公報実用新案登録第３０９９１４２号公報

ところで、昨今、靴紐を有さず靴の中に通したワイヤを、ダイヤルを回して締めることで足（少なくとも甲部）にフィットさせるダイヤル式ゴルフシューズが普及している。

しかしながら、上記特許文献１及び２に記載のような従来のマーカーホルダーは、ゴルフシューズの靴紐に取り付ける構造であるため、上記のようなダイヤル式ゴルフシューズには取り付けることができない。

以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、ダイヤル式ゴルフシューズに装着可能なゴルフマーカーホルダーを提供することにある。

上記目的を達成するため、本発明の一形態に係るゴルフマーカーホルダーは、ワイヤを用いて少なくとも足の甲部を締め付け可能な緊締機構を有するダイヤル式ゴルフシューズのダイヤルに装着可能なゴルフマーカーホルダーであってホルダー本体とマーカー固定部とを有する。上記ホルダー本体は、前記ダイヤルの上面及び側面を覆うように当該ダイヤルに装着可能である。上記マーカー固定部は、前記ホルダー本体の上面に設けられ、ゴルフマーカーを着脱自在に固定可能である。

この構成により、ダイヤル式ゴルフシューズに装着可能なゴルフマーカーホルダーを提供することができる。

前記ホルダー本体は、その側面の下端部に、前記ダイヤルの下端部に係合可能な係合部を有してもよい。

これにより、ホルダー本体をダイヤルに強固に固定してゴルフのプレー中等にゴルフマーカーホルダーがダイヤルから外れてしまうのを防ぐことができる。ことができる。係合部は、典型的には係合爪であるが、これに限られない。

前記ホルダー本体は、少なくともその側面に、前記ダイヤルを露出させる複数の開口部を有してもよい。

これにより、複数の開口部から露出したダイヤルをユーザが挟持することで、ゴルフマーカーホルダーを装着した状態でもダイヤルを容易に回転させることができる。

前記複数の開口部は、前記ダイヤルの側面及び上面を連続的に露出させるように、前記ホルダー本体の側面から上面に亘って連続的に設けられてもよい。

これにより、ダイヤルの上面から側面に亘って大きく開口部が設けられることで、ゴルフマーカーホルダーを装着した状態でより容易にダイヤルを回転させることができる。

前記マーカー固定部は、前記ホルダー本体の上面から突出し前記ゴルフマーカーと吸着するマグネットまたは強磁性体を内蔵した凸部を有してもよい。この場合当該ゴルフマーカーホルダーは、前記凸部に嵌合可能な凹部を有する前記ゴルフマーカーをさらに有してもよい。

これにより、マーカー固定部の凸部にゴルフマーカーの凹部を嵌合させて強固に固定することで、ゴルフのプレー中等にゴルフマーカーがマーカー固定部から外れてしまうのを防ぐことができる。

前記ホルダー本体は、可撓性を有し、前記ダイヤルの径以下の内径を有してもよい。

これにより、可撓性を有するホルダー本体の径を広げるようにしてダイヤルに装着することで、ホルダー本体をダイヤルにより強固に固定してゴルフのプレー中等にゴルフマーカーホルダーがダイヤルから外れてしまうのを防ぐことができる。

以上説明したように、本発明によれば、ダイヤル式ゴルフシューズに装着可能なゴルフマーカーホルダーを提供することができる。しかし、当該効果は本発明を限定するものではない。

本発明の一実施形態に係るゴルフマーカーホルダーが装着されたダイヤル式ゴルフシューズの外観を示した斜視図である。図１のゴルフマーカーホルダーの斜視図である。図１のゴルフマーカーホルダーの平面図である。図１のゴルフマーカーホルダーの底面図である。図１のゴルフマーカーホルダーの左側面図である。図１のゴルフマーカーホルダーの正面図である。図３におけるＡ－Ａ断面図である。本発明の変形例に係るゴルフマーカーホルダーの断面図である。本発明の他の変形例に係るゴルフマーカーホルダーの斜視図である。

以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。

図１は、本発明の一実施形態に係るゴルフマーカーホルダーが装着されたダイヤル式ゴルフシューズの外観を示した斜視図である。図２、図３、図４、図５、図６は、それぞれ、当該ゴルフマーカーホルダーの斜視図、正面図、背面図、左側面図、及び平面図である。また図７は、図３におけるＡ－Ａ断面図である。

図１に示すように、ゴルフマーカーホルダー１００は、ダイヤル式ゴルフシューズＳのダイヤルＤに装着可能なものである。ダイヤル式ゴルフシューズSは、ワイヤＷを用いて少なくとも足の甲部を締め付け可能な緊締機構を有する。ユーザがダイヤルＤを回すことでワイヤＷがダイヤルＤに巻き取られ、甲部が締め付けられてユーザの足にフィットするようになっている。

図２乃至図７に示すように、ゴルフマーカーホルダー１００は、ホルダー本体１とマーカー固定部２とを有する。

ホルダー本体１は、ゴルフシューズＳのダイヤルＤの形状に沿った扁平円筒状を有し、ダイヤルＤの上面及び側面を覆うように当該ダイヤルＤに装着可能である。ホルダー本体１の側面の高さ（各図Ｚ方向の長さ）は、例えばダイヤルＤの側面の高さよりもわずかに大きくなるように設計されている。

ホルダー本体１は、例えば比較的硬質かつ板バネ力を有する合成樹脂等の素材で形成され、ダイヤルＤの外径とほぼ同一の（わずかに大きい）内径を有し、ダイヤルＤの上面及び側面に嵌合する形状を有する。

マーカー固定部２は、ホルダー本体１の上面から各図Ｚ方向に例えば断面台形状に突出した凸部として設けられ、ゴルフマーカーＭを着脱自在に固定可能である。ゴルフマーカーＭは例えば円盤状であるがこの形状に限られない。

ホルダー本体１は、複数（例えば３つ）の開口部３を有する。当該各開口部３は、ダイヤルＤの側面及び上面を連続的に露出させるように、ホルダー本体１の側面下部から上面のマーカー固定部２の近傍に亘って連続的に設けられている。

これにより、ユーザは、複数の開口部３から露出したダイヤルＤをユーザが挟持することで、ゴルフマーカーホルダー１００を装着した状態でもダイヤルＤを容易に回転させることができる。

本実施形態では、３つの開口部が設けられることで、ホルダー本体１は３つのホルダー部１ａを有する。各ホルダー部１ａの下端には、ホルダー本体１の内側に向かって屈曲した係合爪５が設けられている。当該係合爪５は、図１に示すように、ダイヤルＤの底面の縁部に係合可能である。すなわち本実施形態では、ホルダー本体１は３点でダイヤルＤに固定される。これにより上記開口部３の面積を大きくすることができ、ゴルフマーカーホルダー１００を装着した状態でのダイヤルＤの操作性を向上させることができる。

ゴルフマーカーホルダー１００をダイヤルＤに装着する際、ユーザは、３つのホルダー部１ａをその板バネ力を利用してダイヤルＤの外径よりもやや広げるようにしてホルダー本体１をダイヤルＤに被せ、さらに３つの係合爪５をダイヤルＤの下端の縁部に係合させる。これにより、ホルダー本体１をダイヤルＤにより強固に固定してゴルフのプレー中等にゴルフマーカーホルダー１００がダイヤルＤから外れてしまうのを防ぐことができる。

図７に示すように、マーカー固定部２には、例えば円盤状または四角盤状のマグネット４が内蔵されている。換言すると、マーカー固定部２は、当該マグネット４を内蔵可能な厚みを有する。これにより、ゴルフマーカーＭの少なくとも裏面に設けられた鉄板等の強磁性体とマグネット４とが吸着し合うため、ゴルフマーカーＭをマーカー固定部２に固定可能となる。

なおマーカー固定部２は、マグネット４を内蔵しながらその上面がホルダー本体１の上面とほぼ面一に形成されているが、ホルダー本体１及びマグネット４の厚み及び／又はホルダー本体１の材質によっては、ホルダー本体１の上面から突出した凸部として形成され、当該凸部にマグネット４が内蔵されてもよい。

また、マーカー固定部２にはマグネット４の代わりに鉄板等の強磁性体が内蔵され、ゴルフマーカーＭの裏面にマグネットが設けられていてもよい。

ゴルフマーカーホルダー１００をダイヤルＤから取り外す際は、ユーザはホルダー本体１のいずれかのホルダー部１ａの係合爪５に指を掛けてそのダイヤルＤとの係合を解除し、残り２つのホルダー部１ａの係合爪５についても同様に係合を解除した上で、ホルダー本体１を上方に引っ張ればよい。

以上説明したように、本実施形態によれば、ダイヤル式のゴルフシューズＳのダイヤルＤに装着可能なゴルフマーカーホルダー１００を提供することができる。またゴルフマーカーホルダー１００はダイヤルＤに嵌合する形状を有しかつ係合爪５を有するためダイヤルＤに密着して強固に固定され、かつ、開口部３を有するためユーザは当該開口部３から露出したダイヤルＤを直接挟持して回すこともでき。したがってユーザは当該ゴルフマーカーホルダー１００をダイヤルＤに装着した状態でダイヤルＤを違和感なく回すことができる。

またゴルフマーカーＭはグリーン上に載置して用いるものであることから、グリーン上に極めて近い位置に存在するゴルフシューズＳにゴルフマーカーＭが固定されるのは極めて効率的である。

［変形例］
本発明は上述の実施形態にのみ限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更され得る。

上述の実施形態においては、ゴルフマーカーＭは円盤状に形成されており、その裏面中央部が平面状のマーカー固定部２に吸着され、その縁部が浮いた状態で固定されていた。しかし、マーカー固定部２を凸部として形成し、当該ゴルフマーカーＭをマーカー固定部２の凸形状に沿った形状とし、マーカー固定部２に係合可能に形成してもよい。

すなわち、図８に示すように、上述のようにマーカー固定部２がホルダー本体１の上面から突出しゴルフマーカーＭと吸着するマグネット４（または強磁性体）を内蔵した凸部を有する場合、ゴルフマーカーホルダー１００は、マーカー固定部２の凸部に嵌合可能な凹部７を底面に有するゴルフマーカー６をその構成の一部として同図矢印方向に着脱可能に有してもよい。

また、図８に示すように、ホルダー本体１は、その内面の天面（マーカー固定部２の裏面）に着脱可能に設置可能なゴムシート８を有していてもよい。当該ゴムシート８により、メーカー等によりダイヤルＤの高さに多少のばらつきがある場合でも、適宜ゴムシート８を着脱して調整することで、そのばらつきを吸収してゴルフマーカーホルダー１００をダイヤルＤに強固に固定することができる。

マーカー固定部２の凸部にゴルフマーカー６の凹部７を嵌合させて強固に固定することで、ゴルフのプレー中等にゴルフマーカー６がマーカー固定部２から外れてしまうのを防ぐことができる。この場合、凹部７の形状がマーカー固定部２の凸部に嵌合可能な形状でありさえすれば、ゴルフマーカー６自体の形状はどのようなものであっても構わない（円盤状でも、多角形板状でも、立体形状（例えばキャラクター形状等）でもよい）。

上述の実施形態では、ホルダー本体１が比較的硬質かつ板バネ力を有する樹脂で形成され、ダイヤルＤの径と同等及びわずかに大きい径を有している例を示したが、ホルダー本体１は可撓性を有しダイヤルＤの径以下の内径を有していてもよい。この場合ユーザは、可撓性を有するホルダー本体１をダイヤルＤの径以上に広げて被せることでゴルフマーカーホルダー１００をダイヤルＤに装着する。

上述の実施形態では、ホルダー本体１は３つのホルダー部１ａ及び３つの開口部３を有するように形成されたが、このホルダー部１ａ及び開口部３の数はこれに限られず、適宜変更可能であり、またそれによってホルダー本体１の形状も変更される。例えば、図９に示すように、ホルダー本体１が６つのホルダー部１ａ及び６つの開口部６を有し、上述の実施形態より円等形状に近い形状に形成されてもよい。

上述の実施形態では、ゴルフシューズＳの前面中央（甲の上部）に設けられたダイヤルＤにゴルフマーカーホルダー１００が取り付けられる例を示したが、ダイヤルＤの位置はこれに限られず、シューズの甲の下部、側面、背面等、様々な位置に設けられたダイヤルに取り付け可能である。

１…ホルダー本体
１ａ…ホルダー部
２…マーカー固定部
３…開口部
４…マグネット
５…係合爪
６…一体型ゴルフマーカー
７…凹部
８…ゴムシート
１００…ゴルフマーカーホルダー
Ｍ…ゴルフマーカー
Ｄ…ダイヤル
Ｓ…ゴルフシューズ
Ｗ…ワイヤ

Claims

ワイヤを用いて少なくとも足の甲部を締め付け可能な緊締機構を有するダイヤル式ゴルフシューズのダイヤルに装着可能なゴルフマーカーホルダーであって、
前記ダイヤルの上面及び側面の少なくとも一部を覆うように当該ダイヤルに装着可能なホルダー本体と、
前記ホルダー本体の上面に設けられ、ゴルフマーカーを着脱自在に固定可能なマーカー固定部と
を具備するゴルフマーカーホルダー。
請求項１に記載のゴルフマーカーホルダーであって、
前記ホルダー本体は、その側面の下端部に、前記ダイヤルの下端部に係合可能な係合部を有する
ゴルフマーカーホルダー。
請求項１または２に記載のゴルフマーカーホルダーであって、
前記ホルダー本体は、少なくともその側面に、前記ダイヤルを露出させる複数の開口部を有する
ゴルフマーカーホルダー。
請求項３に記載のゴルフマーカーホルダーであって、
前記複数の開口部は、前記ダイヤルの側面及び上面を連続的に露出させるように、前記ホルダー本体の側面から上面に亘って連続的に設けられる
ゴルフマーカーホルダー。
請求項１に記載のゴルフマーカーホルダーであって、
前記マーカー固定部は、前記ホルダー本体の上面から突出し前記ゴルフマーカーと吸着するマグネットまたは強磁性体を内蔵した凸部を有し、
当該ゴルフマーカーホルダーは、前記凸部に嵌合可能な凹部を有する前記ゴルフマーカーをさらに具備する
ゴルフマーカーホルダー。
請求項１または２に記載のゴルフマーカーホルダーであって、
前記ホルダー本体は、可撓性を有し、前記ダイヤルの径以下の内径を有する
ゴルフマーカーホルダー。