JP7405600B2 - 電子部品ハンドリング装置、電子部品試験装置、及び、ソケット - Google Patents

電子部品ハンドリング装置、電子部品試験装置、及び、ソケット Download PDF

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Description

本発明は、アンテナを有する被試験電子部品(DUT:Device Under Test)の試験に用いられる電子部品ハンドリング装置、電子部品試験装置、及び、ソケットに関するものである。
無線デバイスの放射性能特性を決定する方法として、ファーフィールド無反響室内の取り付け機構に無線デバイスを取り付けて無線デバイスからの信号を測定する方法(OTA(Over the Air)試験)が知られている(例えば特許文献1参照)。
特表2008-518567号公報
無線デバイスのOTA試験として、上記のようなFar Field(遠方界)での試験に代えて、Near Field(近傍界)での試験を実施する場合がある。
本発明が解決しようとする課題は、Near FieldでのOTA試験を実施することができる電子部品ハンドリング装置、電子部品試験装置、及び、ソケットを提供することである。
[1]本発明における電子部品ハンドリング装置は、第1のアンテナを有するDUTを移動させ、前記DUTをソケットに押圧することが可能な移動手段を備える電子部品ハンドリング装置であって、前記移動手段は、前記DUTを保持する保持部を備え、前記保持部は、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する第2のアンテナを有する電子部品ハンドリング装置である。
[2]上記発明において、前記保持部は、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に介在し、前記第1又は第2のアンテナから放射される電波を減衰する減衰部材を有していてもよい。
[3]上記発明において、前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する通信部を備え、前記保持部は、前記DUTと対向する開口を有すると共に、前記通信部を囲む筒状部を有し、前記減衰部材は、前記通信部と対向するように、前記筒状部の内部に設けられていてもよい。
[4]上記発明において、前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する通信部を備え、前記保持部は、本体部と、前記本体部に取り付けられ、前記DUTと対向する開口を有する筒状部と、を備え、前記通信部は、前記本体部に形成された凹部に設けられており、前記減衰部材は、前記通信部と対向するように、前記本体部の前記凹部に設けられており、前記筒状部は、前記凹部を囲むように前記本体部に取り付けられてもよい。
[5]上記発明において、前記筒状部は、前記第1のアンテナを囲むように前記DUTと当接してもよい。
[6]上記発明において、前記保持部は、電波又は電気信号を伝送可能に前記第2のアンテナに接続された第1のコネクタを備え、前記第1のコネクタは、前記移動手段による前記ソケットへの前記DUTの押圧に伴って、テスタが有する第2のコネクタに接続可能であってもよい。
[7]上記発明において、前記保持部は、前記第2のアンテナと前記第1のコネクタとの間に介在し、RF信号をDC信号に変換可能である検波器を備えていてもよい。
[8]上記発明において、前記第2のアンテナは、基板と、前記基板上に設けられた放射素子と、前記基板上に設けられ、前記放射素子に接続された配線パターンと、を備えたパッチアンテナであってもよい。
[9]上記発明において、前記第2のアンテナは、前記基板上にマトリクス状に設けられた複数の前記放射素子と、前記複数の放射素子に接続された一の前記配線パターンと、を備えていてもよい。
[10]上記発明において、前記第2のアンテナは、前記基板上にマトリクス状に設けられた複数の前記放射素子と、前記複数の放射素子にそれぞれ接続された複数の配線パターンと、を備えていてもよい。
[11]本発明における電子部品試験装置は、上記の電子部品ハンドリング装置と、前記ソケットが装着されたテストヘッドを備えるテスタと、を備え、前記保持部は、電波又は電気信号を伝送可能に前記第2のアンテナに接続された第1のコネクタを備え、前記テスタは、前記第1のコネクタに接続可能な第2のコネクタを備え、前記テスタは、前記DUTが前記ソケットと電気的に接続されていると共に前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続された状態で、前記第1及び第2のアンテナの間で電波を送受信することで前記DUTを試験する電子部品試験装置である。
[12]本発明における電子部品試験装置は、テスタ本体と、前記テスタ本体と電気的に接続されたテストヘッドと、前記テストヘッドに装着されたソケットと、を備えるテスタを備え、前記ソケットは、前記テストヘッドに取り付けられていると共に、前記DUTと電気的に接続される接触子を有するソケット本体と、前記ソケット本体を覆い、前記DUTを前記ソケット本体に押圧するソケットカバーと、を備え、前記ソケットカバーは、前記ソケット本体と対向する側に設けられ、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する第2のアンテナを有しており、前記テスタは、前記DUTが前記ソケットと電気的に接続されていると共に前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続された状態で、前記第1及び第2のアンテナの間で電波を送受信することで前記DUTを試験する電子部品試験装置である。
[13]本発明におけるソケットは、第1のアンテナを有するDUTと電気的に接続されるソケットであって、前記DUTと電気的に接続される接触子を有するソケット本体と、前記ソケット本体を覆い、前記DUTを前記ソケット本体に押圧するソケットカバーと、を備え、前記ソケットカバーは、前記ソケット本体と対向する側に設けられ、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する第2のアンテナを有するソケットである。
[14]上記発明において、前記ソケットカバーは、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に介在し、前記第1又は第2のアンテナから放射される電波を減衰する減衰部材を有していてもよい。
[15]上記発明において、前記ソケットカバーは、前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する通信部を備え、前記DUTと対向する開口を有すると共に、前記通信部を囲む筒状部を有し、前記筒状部は、前記第1のアンテナを囲むように前記DUTと当接し、前記減衰部材は、前記通信部と対向するように、前記筒状部の内部に設けられていてもよい。
[16]上記発明において、前記ソケットカバーは、電波又は電気信号を伝送可能に前記第2のアンテナに接続された第1のコネクタを備え、前記第1のコネクタは、前記ソケットカバーによる前記ソケットへの前記DUTの押圧に伴って、テスタが有する第2のコネクタに接続可能であってもよい。
[17]上記発明において、前記ソケットカバーは、前記第2のアンテナと前記第1のコネクタとの間に介在し、RF信号をDC信号に変換可能である検波器を備えていてもよい。
[16]上記発明において、前記第2のアンテナは、基板と、前記基板上に設けられた放射素子と、前記基板上に設けられ、前記放射素子に接続された配線パターンと、を備えたパッチアンテナであってもよい。
[17]上記発明において、前記第2のアンテナは、前記基板上にマトリクス状に設けられた複数の前記放射素子と、前記複数の放射素子に接続された一の前記配線パターンと、を備えていてもよい。
[18]上記発明において、前記第2のアンテナは、前記基板上にマトリクス状に設けられた複数の前記放射素子と、前記複数の放射素子にそれぞれ接続された複数の配線パターンと、を備えていてもよい。
本発明では、電子部品ハンドリング装置の保持部に、電子部品から放射される電波を受信する第2のアンテナが設けられているため、Near FieldでのOTA試験を実施することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略断面図である。 図2は、図1のII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧する前の状態を示す図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った断面図である。 図4は、図1のII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧している状態を示す図である。 図5は、本発明の第1実施形態におけるコンタクトチャックの第1変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図である。 図6は、本発明の第1実施形態におけるコンタクトチャックの第2変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図である。 図7は、図2のVII-VII線に沿った断面図である。 図8は、本発明の第1実施形態におけるコンタクトチャックの第3変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図である。 図9は、本発明の第1実施形態におけるコンタクトチャックの第4変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図である。 図10は、本発明の第1実施形態におけるコンタクトチャックの第5変形例を示す断面図であり、図3に対応する断面図である。 図11は、本発明の第2実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略断面図である。 図12は、図11のXII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧する前の状態を示す図である。 図13は、図12のXIII-XIII線に沿った断面図である。 図14は、図12のXIV-XIV線に沿った断面図である。 図15は、図11のXII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧している状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
≪第1実施形態≫
図1は第1実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略断面図、図2は図1のII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧する前の状態を示す図、図3は図2のIII-III線に沿った断面図、図4は図1のII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧している状態を示す図、図5は第1実施形態におけるコンタクトチャックの第1変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図、図6は第1実施形態におけるコンタクトチャックの第2変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図、図7は図2のVII-VII線に沿った断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態における電子部品試験装置1Aは、デバイスアンテナ12aを有するDUT10AのOTA試験を実施する装置である。具体的には、この電子部品試験装置1Aは、デバイスアンテナ12aを備えたDUT10Aから放射される周波数24.250~52.600GHzの電波(いわゆるミリ波)をNear Field(近傍界)で試験アンテナ30A(後述)に受信させて、当該DUT10Aの電波放射特性を試験すると共に、試験アンテナ30Aから放射したミリ波をNear FieldでDUT10Aに受信させて、当該DUT10Aの電波受信特性を試験するための装置である。
図2に示すように、試験対象であるDUT10Aは、所謂、AiP(Antenna in Package)デバイスであり、基板11A上に形成されたデバイスアンテナ12aと、当該基板11Aの上面に実装された半導体チップ13と、当該基板11Aの下面に形成された入出力端子14と、を備えている。半導体チップ13は、デバイスアンテナ12aの送受信を制御するデバイスである。DUT10Aが備えるデバイスアンテナ12aの具体例としては、パッチアンテナ、ダイポールアンテナ、及び、八木アンテナ等を例示することができる。なお、特に図示しないが、半導体チップ13が基板11Aの下面に実装されていてもよい。
実施形態におけるDUT10Aが本発明における「DUT」の一例に相当し、本実施形態におけるデバイスアンテナ12aが本発明における「第1のアンテナ」の一例に相当する。
本実施形態における電子部品試験装置1Aは、図1に示すように、DUT10Aを移動させるハンドラ2と、DUT10Aの試験を実行するテスタ5と、を備えている。ハンドラ2は、テスタ5が備えるテストヘッド52に装着されたソケット60AにDUT10Aを押圧し、DUT10Aをテスタ5と電気的に接続する。その後、テスタ5は、以下のような試験をDUT10Aに対して実行する。先ず、テスタ5は、ソケット60Aを介してDUT10Aへ試験信号を送出して、DUT10Aのデバイスアンテナ12aから電波を放射させる。この電波をコンタクトチャック22A(後述)に設けられた試験アンテナ30A(後述)で受信することで、DUT10Aの電波放射特性の試験を行う。次いで、試験アンテナ30Aから電波を放射させ、DUT10Aで受信することで、DUT10Aの電波受信特性の試験を行う。
本実施形態における電子部品試験装置1Aが本発明における「電子部品試験装置」の一例に相当し、本発明におけるハンドラ2が本発明における「電子部品ハンドリング装置」の一例に相当し、本実施形態におけるテスタ5が本発明における「テスタ」の一例に相当し、本実施形態におけるソケット60Aが本発明における「ソケット」の一例に相当する。
ハンドラ2は、図1に示すように、恒温槽20と、コンタクトアーム21と、を備えている。本実施形態におけるコンタクトアーム21が本発明における「移動手段」の一例に相当する。
ハンドラ2は側方に突出する部分を有しており、当該突出部部分に恒温槽20が収容されていると共に、当該突出部分の下方の空間に、テストヘッド52が配置されている。すなわち、テストヘッド52の上方に恒温槽20が配置されている。この恒温槽20は、当該恒温槽20の底部に形成された開口を介して内部にソケット60Aが配置されており、ソケット60Aに配置されたDUT10Aに高温又は低温の温度を印加する装置である。特に限定されないが、恒温槽20は、-55℃~+155℃の範囲で温度を調整可能であることが好ましい。
コンタクトアーム21は、DUT10Aを移動させる移動手段であり、ハンドラ2が備えるレール(不図示)に支持されている。このコンタクトアーム21は、水平移動用のアクチュエータ(不図示)を備えており、レールに従って前後左右に動くことが可能となっている。また、このコンタクトアーム21は、上下駆動用のアクチュエータ(不図示)を備えており、上下方向に移動することができる。このコンタクトアーム21は、当該コンタクトアーム21の先端に取り付けられたコンタクトチャック22Aを備えており、DUT10Aを保持して移動させることが可能となっている。本実施形態におけるコンタクトチャック22Aが本発明における「保持部」の一例に相当する。
図2に示すように、コンタクトチャック22Aは、チャック本体23と、DUT10Aに当接するプッシャ24と、試験アンテナ30Aと、減衰部材40と、を備えている。本実施形態におけるプッシャ24が本発明における「筒状部」の一例に相当し、本実施形態における試験アンテナ30Aが本発明における「第2のアンテナ」の一例に相当し、本実施形態における減衰部材40が本発明における「減衰部材」の一例に相当する。
チャック本体23は、真空ポンプ27と繋がっている吸引配管231を備えている。この吸引配管231は、チャック本体23の内部に形成されており、チャック本体23の下面232で開口している。
図2及び図3に示すように、プッシャ24は、例えば、金属材料等の導電性を有する材料から構成されている。このプッシャ24は、角筒状の形状を有しており、チャック本体23に着脱可能に取り付けられている。プッシャ24は、DUT10Aの品種交換等に応じて交換される。このプッシャ24の上端241は、チャック本体23の下面232取り付けられている一方で、プッシャ24の下端242はDUT10Aの基板11Aに当接する。プッシャ24は、この下端242に開口243を有しており、この開口243は、DUT10Aのデバイスアンテナ12aを囲むことができる程度の大きさを有している。そのため、プッシャ24は、DUT10Aのデバイスアンテナ12aを囲むことが可能となっている。本実施形態における開口243が、本発明における「開口」の一例に相当する。
さらに、プッシャ24は、複数の吸引配管244を有している。この吸引配管244は、プッシャ24の壁面の内部に形成されており、チャック本体23の吸引配管231に連通していると共に、プッシャ24の下端242で開口している。本実施形態では、プッシャ24の下端242がDUT10Aの基板11Aに当接した際に、真空ポンプ27により吸引配管244から空気を吸引することによりDUT10Aを吸着保持することができる。
また、プッシャ24は、図4に示すように、上述のコンタクトアーム21の下方向への移動に伴って下降することで、DUT10Aをソケット60Aに押圧する。これにより、DUT10Aのデバイスアンテナ12aの試験の際に、DUT10Aが、ソケット60Aを介してテスタ5と電気的に接続される。
なお、本実施形態では、プッシャ24の壁面の内部に吸引配管244を設け、吸引配管244から空気を吸引することによりDUT10Aを吸着保持しているが、コンタクトチャック22AによるDUT10Aの保持方法はこれに限定されない。例えば、図5に示すように、チャック本体23、プッシャ24、及びDUT10Aによって区画された密閉空間245を、チャック本体23の吸引配管231により減圧することで、DUT10Aを吸着保持してもよい。
図5に示すコンタクトチャック22Aでは、プッシャ24が吸引配管を有しておらず、チャック本体23の吸引配管231が、プッシャ24の内部に直接開口している。
プッシャ24が、DUT10Aと当接している時には、プッシャ24の内部に、チャック本体23、プッシャ24、及びDUT10Aによって区画された密閉空間245が形成される。この密閉空間245は、減衰部材40(後述)によって、上部空間246と下部空間247とに分割されている。この上部空間246は、減衰部材40の上方に位置しており、チャック本体23の吸引配管231と連通している。一方で、下部空間247は、減衰部材40の下方に位置しており、減衰部材40を貫通する貫通孔42を介して上部空間246と連通している。
よって、真空ポンプ27により上部空間246の空気が吸引されると、上部空間246及び下部空間247はいずれも減圧されるため、プッシャ24にDUT10Aを吸着保持することができる。
なお、減衰部材40を、多孔質材料から構成することで、上部空間246及び下部空間247を連通してもよい。すなわち、多孔質材料の複数の細孔が減衰部材の上面から下面まで連通することにより、上部空間246及び下部空間247が連通されていてもよい。
また、図6に示すように、本実施形態において、プッシャ24は、プッシャ24の内壁に沿って配置されたシート状の電波吸収材26を有していてもよい。この電波吸収材26は、プッシャ24の形状に沿った角筒形状を有しており、DUT10Aのデバイスアンテナ12aを囲むことが可能となっている。プッシャ24の内壁に電波吸収材26を設けることで、OTA試験時に、プッシャ24の内部における電波の反射を抑制することができる。よって、より精度よくNear FieldでのOTA試験を実施することができる。この電波吸収材26を構成する材料としては、後述の減衰部材40を構成する材料と同様のものを用いることができる。
図2及び図3に示すように、コンタクトチャック22Aは、チャック本体23の下面232に試験アンテナ30Aを備えている。この試験アンテナ30Aの一部は、プッシャ24の開口243の内部に配置されており、一方で、プッシャ24の残りの部分はプッシャ24の外部に配置されている。試験アンテナ30Aは、DUT10Aのデバイスアンテナ12aから送信された電波を受信することが可能であると共に、デバイスアンテナ12aに対して電波を送信することも可能である。
試験アンテナ30Aは、基板31と、複数の放射素子32aと、第1の配線パターン33と、検波器34と、第2の配線パターン35と、ポゴピン36と、第3の配線パターン38を備えている。
本実施形態における基板31が本発明における「基板」の一例に相当し、本実施形態における放射素子32aが本発明における「通信部」及び「放射素子」の一例に相当し、本実施形態における検波器34が本発明における「検波器」の一例に相当し、本実施形態における第1の配線パターン33が本発明における「配線パターン」の一例に相当し、本実施形態におけるポゴピン36が本発明における「第1のコネクタ」の一例に相当する。
基板31は平板状の形状を有しており、基板31の上面311がチャック本体23の下面232に固定されている。この基板31の一部はプッシャ24の開口243の内部に配置されており、一方で、基板31の残りの部分は当該開口243の外部に配置されている。
図3に示すように、複数(本実施形態では16個)の放射素子32aは、矩形の金属箔であり、基板31の下面312においてマトリクス状(本実施形態では4行×4列)に並べられている。また、特に図示しないが、基板31の上面311の全面にグランド層が設けられている。つまり、本実施形態の放射素子32aはパッチアンテナ(マイクロストリップアンテナ)を構成しており、試験アンテナ30Aはパッチアレイアンテナを有している。放射素子32a、第1の配線パターン33、第2の配線パターン35、及び、第3の配線パターン38は、基板31の下面312において、金属層をパターニングすることで形成されている。
放射素子32aは、本実施形態において、プッシャ24の内部に設けられている。即ち、放射素子32aは、プッシャ24によって囲まれている。図2及び図4に示すように、この放射素子32aは、プッシャ24がDUT10Aに当接した際に、DUT10Aのデバイスアンテナ12aと対向するように、プッシャ24の開口243の内部に配置されている。また、放射素子32aとデバイスアンテナ12aの間の距離は、デバイスアンテナ12aから放射された電波が近傍界で放射素子32aに到達することができるように調整されている。
このように、プッシャ24が、試験アンテナ30Aの放射素子32a及びDUT10Aのデバイスアンテナ12aを囲うように設けられていることで、外部からのノイズを遮蔽しながら放射素子32a及びデバイスアンテナ12aの試験を実施することができる。そのため、試験の精度の向上をより一層図ることができる。また、交換部品であるプッシャ24をシールドとして用いることで、コンタクトチャック22の大幅な設計変更が不要となり、コストの増大の抑制を図ることができる。
なお、本実施形態では、複数の放射素子32aを基板31に設けているがこれに限定されず、放射素子32aの数は1個であってもよい。また、複数の放射素子32aを4行×4列のマトリクス状に配置しているが、行数及び列数はこれに限定されない。例えば、放射素子32aを8行×8列等で配置してもよい。また、複数の放射素子32aをマトリクス状に配置することなく、1列に並べて配置してもよい。また、本実施形態では、放射素子32aとしてパッチアンテナを例示したが、これに限定されず、放射素子32aとして、例えば、ホーンアンテナ、八木アンテナ、又は、ダイポールアンテナ等を使用してもよい。
図3に示すように、放射素子32aには、一の第1の配線パターン33が接続されている。この第1の配線パターン33は、マイクロストリップ線路であり、放射素子32aに給電するための給電配線として機能すると共に、放射素子32aからの電気的な信号を検波器34まで伝達する伝達経路としても機能する。
第1の配線パターン33は、一方側(放射素子32a側)において枝分かれし、複数の放射素子32aと接続している。また、第1の配線パターン33は、他方側(検波器34側)において1本に合流し検波器34と接続している。よって、上記の放射素子32aから送り出されたRF信号は、第1の配線パターン33の他方側において合流してから、検波器34に送り出される。
図2及び図3に示すように、検波器34及びポゴピン36は、プッシャ24の外部に設けられている。検波器34及びポゴピン36は、試験アンテナ30Aの基板31の下面312において、減衰部材40から露出する位置に設けられている。すなわち、検波器34及びポゴピン36は、平面視において、減衰部材40と重複しない位置に設けられている。
検波器34は、本実施形態では、ダイオード等を含む検波回路を備えており、一方が第1の配線パターン33を介して放射素子32aに電気的に接続していると共に、他方が第2の配線パターン35を介してポゴピン36に電気的に接続している。この検波器34は、検波回路により、高周波信号(RF信号)を直流信号(DC信号)に変換する機能を有している。
このような検波器34により、放射素子32aからのRF信号をDC信号に変換することができるため、ミリ波帯用のコネクタやケーブルを用いることなく、より安価なコネクタやケーブルを用いることができる。また、テスタ5にミリ波帯測定用のハードウェアを設ける必要もなく、より安価な直流電圧計等により電圧値等の測定ができる。これにより、コストの増大の抑制を図ることができる。
ポゴピン36は、第2の配線パターン35を介して検波器34に電気的に接続されている。図4に示すように、このポゴピン36は、コンタクトアーム21によるソケット60AへのDUT10Aの押圧に伴って、ロードボード(パフォーマンスボード)70に設けられたパッド71に接触させることができる。よって、DUT10Aがプッシャ24によってソケット60Aに押圧されている際には、試験アンテナ30Aはポゴピン36とパッド71を介してテスタ5と電気的に接続されており、試験アンテナ30Aとテスタ5は相互に電気的な信号を送受信することができる。
すなわち、本実施形態では、試験アンテナ30Aの放射素子32aから送信されたRF信号は、検波器34によってDC信号に変換され、その後、当該DC信号がポゴピン36を介してテスタ5に送信される。一方で、テスタ5からのDC信号は、検波器34によってRF信号に変換され、その後、当該RF信号が放射素子32aに送信されることで放射素子32aが電波を放射する。
このように、本実施形態では、コンタクトチャック22Aに設けられたポゴピン36を介して、試験アンテナ30Aとテスタ5が直接的に信号を送受信することができるので、試験アンテナ30とテスタ5との間の伝送距離が短くなり、伝送損失を低減することができる。このため、DUT10Aのデバイスアンテナ12aの試験の精度の向上を一層図ることができる。
なお、ポゴピン36と接続されるパッドは、ソケット60Aに設けられていてもよい。或いは、ポゴピンをロードボード70に設け、試験アンテナ30Aに当該ポゴピンが接触可能なパッドを設け、コンタクトアーム21によるソケット60AへのDUT10Aの押圧に伴って、ポゴピンとパッドを接触させることで試験アンテナ30Aとテスタ5とを電気的に接続してもよい。
また、試験アンテナ30Aは検波器34を有しているが、これに限定されず、検波器34を省略してもよい。この場合、試験アンテナ30AからのRF信号をDC信号に変換することなくテスタ5に送り出す。そのため、試験アンテナ30Aとロードボード70とを電気的に接続するために、上記のポゴピン36ではなく、ミリ波帯用の同軸コネクタや導波管等を用いることが好ましい。
ポゴピンに代えて同軸コネクタを用いる場合には、例えば、上側同軸コネクタを、第1の配線パターン33を介して放射素子32aを接続すると共にグランド層にも接続し、コンタクトアーム21によるソケット60AへのDUT10Aの押圧に伴って、当該上側同軸コネクタを、ロードボード70に設けられた下側同軸コネクタに接続することで、試験アンテナ30をテスタ5に接続する。
一方、ポゴピンに代えて導波管を用いる場合には、例えば、上記の上側同軸コネクタに同軸導波管変換アダプタを介して上側導波管を接続し、コンタクトアーム21によるソケット60AへのDUT10Aの押圧に伴って、当該上側導波管を、ロードボード70に設けられた下側導波管に接続することで、試験アンテナ30をテスタ5に接続する。
第3の配線パターン38は、一端が第1の配線パターン33に接続され、他端が第2の配線パターン35に接続されている。テスタ5は、RF信号を、ポゴピン36、第2の配線パターン35、第3の配線パターン38、第1の配線パターン33を介して、放射素子32aに送信する。テスタ5からのRF信号を受信した放射素子32aは、デバイスアンテナ12aに対して電波を放射する。
図2及び図7に示すように、減衰部材40は、電波(特にミリ波)を減衰可能な材料から構成された板状の部材である。この減衰部材40を構成する材料としては、電波を減衰可能な材料であれば特に限定されないが、例えば、電波暗室の内壁に用いられている電波吸収材を構成する材料と同様のものを用いることができ、具体的には、フェライト、及び、樹脂材料等を例示することができる。なお、減衰部材40の厚さを調整することで、当該減衰部材40による電波の減衰量を調整してもよい。或いは、減衰部材40が有する電波吸収材料の含有率や誘電率を変えることで、当該電波吸収材40による電波の減衰量を調整してもよい。
この減衰部材40は、放射素子32aと対向するようにプッシャ24の開口243の内部に配置されている。本実施形態では、減衰部材40は、平面視において(鉛直方向に沿って視た場合に)、プッシャ24の開口243を閉塞しており、放射素子32aの全面を覆っている。また、減衰部材40は、プッシャ24がDUT10Aを保持している状態において、DUT10Aのデバイスアンテナ12aと対向するように配置されていると共に、放射素子32aとデバイスアンテナ12aの間に介在するように配置されている。
図2に示すように、この減衰部材40は、例えば、プッシャ24の3方の内面に形成された溝248に嵌め込まれていると共に、残りの一つの内面に形成された開口249を介して固定部材41に接続されている。そして、この固定部材41が、プッシャ24の外面にネジ止め等で固定されることで、減衰部材40がプッシャ24に固定されている。なお、減衰部材を接着剤によりプッシャ24に固定してもよい。
このように、放射素子32aとデバイスアンテナ12aの間に減衰部材40を介在させることで、アンテナ30A,12a同士の間の電波通信上の距離を維持しつつ、アンテナ30A,12a同士の間の現実の距離を相対的に短くすることができる。このため、コンタクトチャック22Aの小型化を図ることができる。
また、放射素子32aとデバイスアンテナ12aの間に減衰部材40を介在させることで、アンテナ30A,12a同士の間の現実の距離は維持しつつ、アンテナ30A,12a同士の間の電波通信上の距離を大きくすることもできる。このため、試験アンテナ30Aとデバイスアンテナ12aが互いに干渉して試験の精度が悪化することを抑制することができる。
テスタ5は、図1に示すように、メインフレーム(テスタ本体)51と、テストヘッド52と、ソケット60Aと、ロードボード70と、を備えている。メインフレーム51は、ケーブル511を介してテストヘッド52に接続されている。メインフレーム51は、テストヘッド52を介して試験信号をDUT10Aに送出してDUT10Aを試験し、当該試験結果に応じてDUT10Aを評価する。
テストヘッド52は、ケーブル511を介してメインフレーム51に接続されており、DUT10Aの試験の際に、DUT10Aへ試験信号を送出する。特に図示しないが、このテストヘッド52には、ロードボード70及びソケット60Aと電気的に接続されたピンエレクトロニクスカードが収納されている。
テストヘッド52には、ロードボード(パフォーマンスボード)70が電気的に接続されており、このロードボード70にはソケット60Aが装着されている。プッシャ24によってDUT10Aがソケット60Aに押し付けられることで、ソケット60A及びロードボード70を介して、当該DUT10Aとテストヘッド52が電気的に接続される。
図2に示すように、ソケット60Aは、ロードボード70の上に装着されており、ソケット本体61Aと、接触子62と、を備えている。接触子62は、ソケット本体61Aに保持されており、DUT10Aの入出力端子14に対応するように配置されている。この接触子62としては、特に限定されないが、ポゴピン又は異方導電性ゴムシート等を例示することができる。図4に示すように、コンタクトアーム21によってDUT10Aの入出力端子14がソケット60Aの接触子62と接触することで、当該DUT10Aとソケット60Aが電気的に接続される。このソケット60Aと上記のロードボード70を介してメインフレーム51からDUT10Aへ試験信号が送出される。
以下に、本実施形態における電子部品試験装置1AによるDUT10AのOTA試験について、図2~図4を参照しながら説明する。
先ず、恒温槽20を起動し、恒温槽20内を所定の温度に調整する。
次いで、ハンドラ2のコンタクトアーム21が試験対象のDUT10Aの直上に移動した後、DUT10Aに向けて下降し、プッシャ24の下端242がデバイスアンテナ12aを囲むようにDUT10Aに当接する。
次いで、チャック本体23の吸引配管231から空気を吸引することで、コンタクトチャック22AがDUT10Aを吸着保持する。そして、図2に示すように、DUT10Aを吸着保持したコンタクトチャック22Aが、コンタクトアーム21によりソケット60Aの直上に移動する。
次いで、図4に示すように、コンタクトチャック22Aがコンタクトアーム21によって下降し、コンタクトチャック22Aに保持されたDUT10Aがソケット60Aに押圧され、DUT10Aの入出力端子14がソケット60Aの接触子62と接触する。DUT10Aがソケット60Aに押圧された状態で、試験アンテナ30Aの放射素子32aが、デバイスアンテナ12aと対向する。これにより、デバイスアンテナ12a、減衰部材40、及び、複数の放射素子32aが、鉛直方向に沿って同一直線上に並んだ配置となる。また、このとき、試験アンテナ30Aの放射素子32aはDUT10Aのデバイスアンテナ12aの近傍界に位置しているとともに、デバイスアンテナ12aは放射素子32aの近傍界に位置している。
そして、DUT10Aがソケット60Aに押圧された状態で、以下のDUT10Aの電波放射特性の試験と電波受信特性の試験が実施される。
具体的には、先ず、メインフレーム51から出力された試験信号が、ソケット60Aの接触子62を介して、DUT10Aに送出される。そして、この試験信号を受けたDUT10Aは、デバイスアンテナ12aから上方に向かって電波を放射する。この電波は、減衰部材40によって減衰された後に、試験アンテナ30Aの放射素子32aに受信される。そして、図3に示すように、放射素子32aで受信された電波は、RF信号に変換されて、第1の配線パターン33を介して検波器34に送り出された後、DC信号に変換される。その後、図4に示すように、DC信号は、第2の配線パターン35を介してポゴピン36に送り出され、当該ポゴピン36に電気的に接続されているパッド71を介してロードボード70に送り出される。そして、DC信号は、ロードボード70からテストヘッド52を介してメインフレーム51に送り出され、当該DC信号に基づいてDUT10Aの電波放射特性が評価される。
次いで、DUT10Aをソケット60Aに押圧したままの状態で、メインフレーム51から出力された試験信号(RF信号)が、テストヘッド52、ロードボード70、ポゴピン36、第3の配線パターン38、第1の配線パターン33を介して放射素子32aに送り出される。この試験信号を受けた放射素子32aは、下方向に向かって電波を放射する。この電波は、減衰部材40によって減衰された後、DUT10Aのデバイスアンテナ12aに受信される。そして、デバイスアンテナ12aで受信された電波は、電気信号に変換され、ソケット60Aの接触子62、ロードボード70、及び、テストヘッド52を介して、メインフレーム51に送出され、当該信号に基づいてDUT10Aの電波受信特性が評価される。
DUT10Aの評価後、コンタクトアーム21が上方に移動し、DUT10Aがソケット60Aから離れる。以上のようにして、DUT10Aの試験が終了する。
以上のように、本実施形態では、コンタクトチャック22Aが備える試験アンテナ30Aにより、デバイスアンテナ12aを有するDUT10AのNear FieldでのOTA試験を実施することが可能となる。
また、本実施形態では、コンタクトチャック22Aのチャック本体23の下面232に試験アンテナ30Aが設けられているため、デバイスアンテナ12aから放射される電波にコンタクトチャック22Aが影響を及ぼすことがないため、Near FieldでのOTA試験を精度良く実施することができる。
また、本実施形態では、コンタクトアーム21が試験アンテナ30Aを有しているので、Near Fieldでの試験をハンドラ2を用いて自動的に行うことができ、OTA試験の試験効率の一層の向上を図ることができる。
さらに、本実施形態では、放射素子32aとデバイスアンテナ12aの間に減衰部材40が介在しているので、アンテナ30A,12a同士の間の電波通信上の距離を維持しつつ、アンテナ30A,12a同士の間の現実の距離を相対的に短くすることができ、コンタクトチャック22Aの小型化を図ることができる。
図8は、第1実施形態におけるコンタクトチャックの第3変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図である。
図8に示す変形例のように、コンタクトチャック22Bの試験アンテナ30Bが、プッシャ24の内部に位置する複数の放射素子32aに加えて、プッシャ24の外部に位置する複数の放射素子32bを備えていてもよい。この変形例において、放射素子32bは、放射素子32aと同様に基板31B上に設けられていると共に、放射素子32bと同様の構成を有している。
コンタクトチャック22Bは、上述のプッシャ24に加えて、筒状の形状を有し、放射素子32bを囲うシールド材25を備えている。このシールド材25は、チャック本体23の下面232において、プッシャ24とは異なる領域に設けられていると共に、チャック本体23に着脱可能に取り付けられている。また、シールド材25は、DUT10Bには当接していない。シールド材25は、シールド材25の外部からのノイズを遮蔽することで、当該ノイズが放射素子32b及びデバイスアンテナ12bから放射される電波に影響を及ぼすことを防止する。シールド材25を構成する材料としては、特に限定されないが、例えば、金属材料等を用いることができる。なお、シールド材25がDUT10Bに当接していてもよい。また、シールド材25の内壁に、図6に示したプッシャ24と同様に、電波吸収材が設けられていてもよい。本実施形態におけるシールド材25も、本発明における「筒状部」の一例に相当する。
シールド材25の内部には、放射素子32bと対向するように減衰部材40bが設けられている。この減衰部材40bは、上記の減衰部材40と同様に、電波を減衰可能な材料から構成された板状の部材である。また、減衰部材40は、プッシャ24がDUT10Bを保持している状態において、DUT10Bのデバイスアンテナ12bと対向するように配置されていると共に、放射素子32bとデバイスアンテナ12bの間に介在するように配置されている。
この減衰部材40は、例えば、プッシャ24の内部に設けられている減衰部材40と同様に、シールド材25の内部に固定されている。すなわち、シールド材25の3方の内面に形成された溝251に嵌め込まれていると共に、残りの一つの内面に形成された開口252を介して固定部材41に接続されている。そして、この固定部材41が、シールド材25の外面にネジ止め等で固定されることで、減衰部材40がシールド材25に固定されている。
この変形例では、上記のようなプッシャ24の内部に位置するデバイスアンテナ12aのNear FieldでのOTA試験が実施可能であることに加えて、プッシャ24の外部に位置するデバイスアンテナ12bのNear FieldでのOTA試験も実施可能となっている。
なお、この変形例において、DUT10Aが、プッシャ24に囲まれる位置にデバイスアンテナ12aを備えていない場合には、プッシャ24の内部に位置する放射素子32aを省略してもよい。
図9は、第1実施形態におけるコンタクトチャックの第4変形例を示す拡大断面図であり、図2に対応する拡大断面図である。
図9に示す第4変形例のように、放射素子32a及び減衰部材40が、チャック本体23Cに設けられた凹部(ザグリ)233の内部に設けられていてもよい。本実施形態における凹部233は、本発明における「凹部」の一例に相当する。
本変形例におけるコンタクトチャック22Cでは、試験アンテナ30Aの一部はチャック本体23の凹部233の内部に設けられており、試験アンテナ30Aの残りの部分はチャック本体23Cの内部に収容されている。試験アンテナ30Aの放射素子32aは、凹部233の内部に設けられており、チャック本体23Cから露出しているとともに、チャック本体23Cに囲まれている。
一方で、検波器34はチャック本体23Cの内部に収容されている。また、ポゴピン36の根元部分はチャック本体23Cの内部に収容されている一方で、ポゴピン36の先端部分はチャック本体23Cの外部に延在している。ポゴピン36の先端部分はチャック本体23Cから下方向に向かって延在しており、上記実施形態と同様に、ロードボード70のパッド71と接触可能となっている。
減衰部材40は、チャック本体23Cに設けられた凹部(ザグリ)233の内部に設けられており、放射素子32a及びデバイスアンテナ12aと対向している。減衰部材40は、放射素子32aとデバイスアンテナ12aとの間に介在している。
また、本変形例において、プッシャ24は、凹部233を囲うように設けられており、減衰部材40はプッシャ24に取り付けられていない。
図10は、本実施形態におけるコンタクトチャックの第5変形例を示す拡大断面図であり、図3に対応する拡大断面図である。
本変形例のように、試験アンテナ30Dは、複数の放射素子32aにそれぞれ接続された複数の配線パターンを備えていてもよい。図10に示すように、試験アンテナ30Dは、複数(本変形例では16個)の放射素子32aと、複数(本変形例では16本)の第1の配線パターン33Dと、検波器34と、複数(本変形例では16本)の第2の配線パターン35Dと、複数(本変形例では16本)のポゴピン36Dと、を備えている。
それぞれの第1の配線パターン33Dは、1本のマイクロストリップ線路から構成されており、この第1の配線パターン33Dの一端は、放射素子32aに接続されている。一方で、第1の配線パターン33Dの他端は検波器34に接続されている。この第1の配線パターン33Dは、他の第1の配線パターン33Dと相互に独立しており電気的に接続されていない。放射素子32aから送り出されたRF信号は、それぞれ、第1の配線パターン33Dを介して検波器34に送り出される。
検波器34は、複数(本変形例では16個)のRF信号を、それぞれ、DC信号に変換する。この検波器34において、RF信号が他のRF信号と合流することはなく、DC信号も他のDC信号と合流することはない。
それぞれの第2の配線パターン35Dは、1本のマイクロストリップ線路から構成されており、この第2の配線パターン35Dの一端は検波器34に接続されている。一方で、第2の配線パターン35D他端は、ポゴピン36Dの一端に接続されている。この第2の配線パターン35Dは、他の第2の配線パターン35Dと相互に独立しており電気的に接続されていない。また、第2の配線パターン35Dは、検波器34を介して1本の第1の配線パターン33Dと電気的に接続されている。検波器34から出力された複数(本変形例では16個)のDC信号は、それぞれ、第2の配線パターン35Dを介してポゴピン36Dに送り出される。
ポゴピン36Dは、第2の配線パターン35Dから送り出される一のDC信号を上述のロードボード70(図2参照)のパッド71を介してテストヘッド52に送り出す。
以上のように、本変形例では、第1の配線パターン33D、検波器34、第2の配線パターン35D、及びポゴピン36Dにおいて、放射素子32aから送り出された信号が合流することがないため、当該信号が相互に独立してテストヘッド52(図1参照)に送り出される。これにより、放射素子32a毎に検出された電波の強度を測定することができるため、本変形例のOTA試験では、当該強度の分布に基づいて指向性を評価することが可能となる。
なお、本変形例では、便宜上、上述の第3の配線パターン38の図示を省略している。
また、本変形例では、ポゴピン36Dを第2の配線パターン35Dと同じ本数設けているが、これに限定されない。例えば、試験アンテナ30Dが1本のポゴピン36Dと、当該ポゴピン36Dと16本の第2の配線パターン35Dとの間に介在するスイッチとを備え、当該スイッチにより、適宜、ポゴピン36Dの接続対象とする第2の配線パターン35Dを切り替えながらOTA試験を実施してもよい。これによりポゴピンの本数を減らすことができる。
≪第2実施形態≫
図11は第2実施形態における電子部品試験装置の全体構成を示す概略断面図、図12は図11のXII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧する前の状態を示す図、図13は図12のXIII-XIII線に沿った断面図、図14は図12のXIV-XIV線に沿った断面図、図15は図11のXII部に対応する拡大断面図であり、DUTをソケットに押圧している状態を示す図である。
本実施形態における電子部品試験装置1Bは、DUT10Aをソケット60Bに手動でセットしてDUT10Aを試験するための装置であり、いわゆるマニュアルタイプの試験装置である。本実施形態では、電子部品試験装置1Bがハンドラ2(コンタクトアーム21及びコンタクトチャック22A)を備えておらず、かつ、ソケット60Bの構成が第1実施形態のソケット60Aの構成と相違しているが、それ以外の構成は同様である。以下に、第2実施形態における電子部品試験装置1Bについて第1実施形態との相違点についてのみ説明し、第1実施形態と同様の構成である部分については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態における電子部品試験装置1Bは、図11に示すように、恒温槽20が扉201を有している。この扉201を開くことで、恒温槽20の内部のソケット本体61BにDUT10A及びソケットカバー65を手作業でセットすることが可能となっている。
ソケット60Bは、図12に示すように、接触子62を有するソケット本体61Bと、ソケット本体61Bを覆うソケットカバー65と、を備えている。本実施形態におけるソケット本体61Bが本発明における「ソケット本体」の一例に相当し、本実施形態における接触子62が本発明における「接触子」の一例に相当し、本実施形態におけるソケットカバー65が本発明における「ソケットカバー」の一例に相当する。
ソケットカバー65は、ソケット本体61Bに載置されたDUT10Aを覆う部材であり、DUT10Aの試験の際、DUT10Aをソケット本体61Bに押圧する機能を有している。
このソケットカバー65は、カバー本体66と、プッシャ67と、試験アンテナ30Aと、減衰部材40と、を備えている。
カバー本体66は、天板部661と、側壁部662と、を有している。天板部661は、平面視において、矩形状の外形を有している。この天板部661は、側壁部662の外側まで延在するフランジ部661aを有している。
側壁部662は、上記の天板部661と一体的に形成されており、天板部661の下面から延在する角筒状の形状を有している。図13に示すように、側壁部662は、第1の側壁662a、第2の側壁662b、第3の側壁662c、第4の側壁662dを有しており、第1~第3の側壁662a~662cは、天板部661の外周端に沿って設けられている。一方で、第4の側壁662dは、天板部661の外周端に沿って設けられておらず、当該外周端よりも内側に設けられている。これにより、天板部661に上記のフランジ部661aが形成されている。
図12に示すように、側壁部662の外側表面663には、凹部664が設けられている。この凹部664は、ソケット本体61Bのラッチ64(後述)と係合するように形成されている。
プッシャ67は、角筒状の形状を有しており、側壁部662の内側に設けられていると共に、プッシャ67の上端がカバー本体66の下面に接するように取り付けられている。一方で、このプッシャ67の下端67aは、DUT10Aの基板11Aと当接する。また、プッシャ67の下端67aは開口しており、下端67aの開口はDUT10Aのデバイスアンテナ12aを囲むことができる程度の大きさを有している。
試験アンテナ30Aは、天板部661の下面において、プッシャ67の内側からフランジ部661aに亘って設けられている。この試験アンテナ30Aは、第1実施形態の試験アンテナ30Aと基本的に同様の構成を有している。試験アンテナ30Aの放射素子32aは、第1実施形態と同様にプッシャ67の内部に設けられている。一方で、検波器34は、プッシャ67の外部に設けられ、かつ、側壁部662の内部に設けられている。
また、ポゴピン36は、天板部661のフランジ部661aに対応する位置に配置されており、側壁部662の外側に配置されている。図15に示すように、本実施形態では、ポゴピン36は、ソケット本体61Bの外側に位置するパッド71と接続されるため、ポゴピン36は、ソケット本体61Bのラッチ64と係合する側壁部662の外側に配置されている。なお、ソケット本体61Bにポゴピン36と接続するパッドが設けられていてもよく、この場合、ポゴピン36は、側壁部662の内部に配置されていてもよい。
なお、ポゴピンをロードボード70に設け、試験アンテナ30Aに当該ポゴピンが接触可能なパッドを設け、ソケットカバー65のプッシャ67によるソケット本体61BへのDUT10Aの押圧に伴って、試験アンテナ30Aとテスタ5とを電気的に接続してもよい。
また、試験アンテナ30Aは検波器34を有しているが、これに限定されず、検波器34を省略してもよい。この場合、第1実施形態と同様に、試験アンテナ30Aとロードボード70とを電気的に接続するために、上記のポゴピン36ではなく、ミリ波帯用の同軸コネクタや導波管等を用いることが好ましい。
図12及び図14に示すように、減衰部材40は、第1実施形態と同様に、プッシャ67の開口の内部に配置されている。この減衰部材40は、図15に示すように、プッシャ67がDUT10Aに当接している時に、放射素子32aとデバイスアンテナ12aとの間に介在するように配置されている。
図12に示すように、この減衰部材40は、例えば、プッシャ67の3方の内面に形成された溝671に嵌め込まれていると共に、残りの一つの内面に形成された開口672を介して固定部材41に接続されている。そして、この固定部材41が、プッシャ67の外面にネジ止め等で固定されることで、減衰部材40がプッシャ67に固定されている。
図12に示すように、ソケット本体61Bは、ラッチ64を有している点が、第1実施形態におけるソケット本体61Aと相違する。このラッチ64は、ソケット本体61Bの上部に取り付けられており、上方に向かって突出している。ラッチ64は、図15に示すように、ソケットカバー65の凹部664と係合する形状を有しており、ラッチ64がソケットカバー65の凹部664に係合することで、ソケットカバー65がソケット本体61Bに固定されると共にプッシャ67によりDUT10Aがソケット本体61Bに押圧される。
以下に、本実施形態における電子部品試験装置1BによるDUT10AのOTA試験について、図12及び図15を参照しながら説明する。
先ず、図12に示すように、DUT10をソケット本体61Bの載置面63に載置し、DUT10Aの入出力端子14をソケット本体61Bの接触子62と接触させる。
次いで、図15に示すように、ソケットカバー65をDUT10Aの直上に移動させた後、DUT10Aに向けて下降させる。そして、ソケットカバー65の凹部664にソケット本体61Bのラッチ64を係合させ、ソケットカバー65をソケット本体61Bに固定する。これにより、プッシャ67の下端67aがDUT10Aのデバイスアンテナ12aを囲むように当接し、DUT10Aがソケット本体61Bに押圧される。
ソケットカバー65がソケット本体61Bに固定されることで、デバイスアンテナ12a、減衰部材40、及び、複数の放射素子32aが、同一直線上に並んだ配置となる。
そして、DUT10Aがソケット本体61Bに押圧された状態で、恒温槽20を起動して恒温槽20内を所定の温度に調整すると共に、以下のDUT10Aの電波放射特性と電波受信特性の試験が実施される。
具体的には、先ず、メインフレーム51から出力された試験信号が、ソケット60Bの接触子62を介して、DUT10Aに送出される。そして、この試験信号を受けたDUT10Aは、デバイスアンテナ12aから上方に向かって電波を放射する。この電波は、減衰部材40によって減衰された後に、試験アンテナ30Aの放射素子32aに受信される。そして、図13に示すように、放射素子32aで受信された電波は、RF信号に変換されて、第1の配線パターン33を介して検波器34に送り出された後、DC信号に変換される。その後、図15に示すように、DC信号は、第2の配線パターン35を介してポゴピン36に送り出され、当該ポゴピン36に電気的に接続されているパッド71を介してロードボード70に送り出される。そして、DC信号は、ロードボード70からテストヘッド52を介してメインフレーム51に送り出され、当該DC信号に基づいてDUT10Aの電波放射特性が評価される。
次いで、DUT10Aをソケット60Aに押圧したままの状態で、メインフレーム51から出力された試験信号(RF信号)が、テストヘッド52、ロードボード70、ポゴピン36、第2の配線パターン35、第3の配線パターン38、及び、第1の配線パターン33を介して放射素子32aに送り出される。この試験信号を受けた放射素子32aは、下方向に向かって電波を放射する。この電波は、減衰部材40によって減衰された後、DUT10Aのデバイスアンテナ12aに受信される。そして、デバイスアンテナ12aで受信された電波は、電気信号に変換され、ソケット60Bの接触子62、ロードボード70、及び、テストヘッド52を介して、メインフレーム51に送出され、当該信号に基づいてDUT10Aの電波受信特性が評価される。
DUT10Aの評価後、ソケットカバー65をソケット本体61Bから取り外し、DUT10Aをソケット本体61Bから取り外す。以上でDUT10Aの試験が終了する。
以上のように、本実施形態では、上述の第1実施形態と同様に、ソケットカバー65が備える試験アンテナ30Aにより、デバイスアンテナ12aを有するDUT10AのNear FieldでのOTA試験を精度良く実施することが可能となる。
また、本実施形態では、放射素子32aとデバイスアンテナ12aの間に減衰部材40を介在させることで、アンテナ30A,12a同士の間の電波通信上の距離を維持しつつ、アンテナ30A,12a同士の間の現実の距離を相対的に短くすることができる。このため、ソケット60Bの小型化を図ることができる。
なお、以上に説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、上述の実施形態では、電子部品試験装置が、DUTの試験として、当該DUTの電波放射特性と電波受信特性の両方を試験したが、特にこれに限定されない。例えば、電子部品試験装置が、DUTの試験として、当該DUTの電波放射特性又は電波受信特性のいずれか一方のみを試験してもよい。
1A,1B…電子部品試験装置
2…ハンドラ
20…恒温槽
201…扉
21…コンタクトアーム
22A,22B,22C…コンタクトチャック
23,23C…チャック本体
231…吸引配管
232…下面
233…凹部
24…プッシャ
241…上端
242…下端
243…開口
244…吸引配管
245…密閉空間
246…上部空間
247…下部空間
248…溝
249…開口
25…シールド材
251…溝
252…開口
26…電波吸収材
27…真空ポンプ
30A,30B,30D…試験アンテナ
31,31B…基板
311…上面
312…下面
32a,32b…放射素子
33,33D…第1の配線パターン
34…検波器(ディテクタ)
35,35D…第2の配線パターン
36…ポゴピン
37…シールド材
38…第3の配線パターン
40,40b…減衰部材
41…固定部材
42…貫通孔
5…テスタ
51…メインフレーム
511…ケーブル
52…テストヘッド
60A,60B…ソケット
61A,61B…ソケット本体
62…接触子
63…載置面
64…ラッチ
65…ソケットカバー
66…カバー本体
661…天板部
661a…フランジ部
662…側壁部
663…外側表面
664…凹部
67…プッシャ
67a…下端
671…溝
672…開口
70…ロードボード
71…パッド
10A,10B…電子部品(DUT)
11A,11B…基板
12a,12b…デバイスアンテナ
13…半導体チップ
14…入出力端子

Claims (12)

  1. 第1のアンテナを有するDUTを移動させ、前記DUTをソケットに押圧することが可能な移動手段を備える電子部品ハンドリング装置であって、
    前記移動手段は、前記DUTを保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する第2のアンテナを有し、
    前記保持部は、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に介在し、前記第1又は第2のアンテナから放射される電波を減衰する減衰部材を有し、
    前記減衰部材は、ミリ波を吸収することが可能な電波吸収材を含有し、
    前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する通信部を備え、
    前記保持部は、前記DUTと対向する開口を有すると共に、前記通信部を囲む筒状部を有し、
    前記減衰部材は、前記通信部と対向するように、前記筒状部の内部に設けられている電子部品ハンドリング装置。
  2. 第1のアンテナを有するDUTを移動させ、前記DUTをソケットに押圧することが可能な移動手段を備える電子部品ハンドリング装置であって、
    前記移動手段は、前記DUTを保持する保持部を備え、
    前記保持部は、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する第2のアンテナを有し、
    前記保持部は、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に介在し、前記第1又は第2のアンテナから放射される電波を減衰する減衰部材を有し、
    前記減衰部材は、ミリ波を吸収することが可能な電波吸収材を含有し、
    前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する通信部を備え、
    前記保持部は、
    本体部と、
    前記本体部に取り付けられ、前記DUTと対向する開口を有する筒状部と、を備え、
    前記通信部は、前記本体部に形成された凹部に設けられており、
    前記減衰部材は、前記通信部と対向するように、前記本体部の前記凹部に設けられており、
    前記筒状部は、前記凹部を囲むように前記本体部に取り付けられている電子部品ハンドリング装置。
  3. 請求項1又は2に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記筒状部は、前記第1のアンテナを囲むように前記DUTと当接する電子部品ハンドリング装置。
  4. 請求項1~のいずれか一項に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記保持部は、電波又は電気信号を伝送可能に前記第2のアンテナに接続された第1のコネクタを備え、
    前記第1のコネクタは、前記移動手段による前記ソケットへの前記DUTの押圧に伴って、テスタが有する第2のコネクタに接続可能である電子部品ハンドリング装置。
  5. 請求項に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記保持部は、前記第2のアンテナと前記第1のコネクタとの間に介在し、RF信号をDC信号に変換可能である検波器を備えた電子部品ハンドリング装置。
  6. 請求項1~のいずれか一項に記載の電子部品ハンドリング装置であって、
    前記第2のアンテナは、
    基板と、
    前記基板上に設けられた放射素子と、
    前記基板上に設けられ、前記放射素子に接続された配線パターンと、を備えたパッチアンテナである電子部品ハンドリング装置。
  7. 請求項1~のいずれか一項に記載の電子部品ハンドリング装置と、
    前記ソケットが装着されたテストヘッドを備えるテスタと、を備え、
    前記保持部は、電波又は電気信号を伝送可能に前記第2のアンテナに接続された第1のコネクタを備え、
    前記テスタは、前記第1のコネクタに接続可能な第2のコネクタを備え、
    前記テスタは、前記DUTが前記ソケットと電気的に接続されていると共に前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続された状態で、前記第1及び第2のアンテナの間で電波を送受信することで前記DUTを試験する電子部品試験装置。
  8. テスタ本体と、前記テスタ本体と電気的に接続されたテストヘッドと、前記テストヘッドに装着されたソケットと、を備えるテスタを備え、
    前記ソケットは、
    前記テストヘッドに取り付けられていると共に、第1のアンテナを有するDUTと電気的に接続される接触子を有するソケット本体と、
    前記ソケット本体を覆い、前記DUTを前記ソケット本体に押圧するソケットカバーと、を備え、
    前記ソケットカバーは、
    前記ソケット本体と対向する側に設けられ、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する第2のアンテナと、
    前記ソケットカバーは、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に介在し、前記第1又は第2のアンテナから放射される電波を減衰する減衰部材と、を有しており、
    前記減衰部材は、ミリ波を吸収することが可能な電波吸収材を含有し、
    前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する通信部を備え、
    前記ソケットカバーは、前記DUTと対向する開口を有すると共に、前記通信部を囲む筒状部を有し、
    前記筒状部は、前記第1のアンテナを囲むように前記DUTと当接し、
    前記減衰部材は、前記通信部と対向するように、前記筒状部の内部に設けられており、
    前記ソケットカバーは、電波又は電気信号を伝送可能に前記第2のアンテナに接続された第1のコネクタを備え、
    前記第1のコネクタは、前記ソケットカバーによる前記ソケットへの前記DUTの押圧に伴って、テスタが有する第2のコネクタに接続可能であり、
    前記テスタは、前記DUTが前記ソケットと電気的に接続されていると共に前記第1のコネクタと前記第2のコネクタとが接続された状態で、前記第1及び第2のアンテナの間で電波を送受信することで前記DUTを試験する電子部品試験装置。
  9. 第1のアンテナを有するDUTと電気的に接続されるソケットであって、
    前記DUTと電気的に接続される接触子を有するソケット本体と、
    前記ソケット本体を覆い、前記DUTを前記ソケット本体に押圧するソケットカバーと、を備え、
    前記ソケットカバーは、
    前記ソケット本体と対向する側に設けられ、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する第2のアンテナと、
    前記ソケットカバーは、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとの間に介在し、前記第1又は第2のアンテナから放射される電波を減衰する減衰部材と、を有し、
    前記減衰部材は、ミリ波を吸収することが可能な電波吸収材を含有し、
    前記第2のアンテナは、前記第1のアンテナから放射される電波を受信し、又は、前記第1のアンテナに電波を放射する通信部を備え、
    前記ソケットカバーは、前記DUTと対向する開口を有すると共に、前記通信部を囲む筒状部を有し、
    前記筒状部は、前記第1のアンテナを囲むように前記DUTと当接し、
    前記減衰部材は、前記通信部と対向するように、前記筒状部の内部に設けられているソケット。
  10. 請求項に記載のソケットであって、
    前記ソケットカバーは、電波又は電気信号を伝送可能に前記第2のアンテナに接続された第1のコネクタを備え、
    前記第1のコネクタは、前記ソケットカバーによる前記ソケットへの前記DUTの押圧に伴って、テスタが有する第2のコネクタに接続可能であるソケット。
  11. 請求項10に記載のソケットであって、
    前記ソケットカバーは、前記第2のアンテナと前記第1のコネクタとの間に介在し、RF信号をDC信号に変換可能である検波器を備えたソケット。
  12. 請求項9~11のいずれか一項に記載のソケットであって、
    前記第2のアンテナは、
    基板と、
    前記基板上に設けられた放射素子と、
    前記基板上に設けられ、前記放射素子に接続された配線パターンと、を備えたパッチアンテナであるソケット。
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