JP7405404B2 - 枕 - Google Patents

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Description

本発明は被験者の後頭部及び首部を安定的に支持するための枕に関する。
一般に、枕においては、後頭支持部及び首支持部の高さを保持するために、後頭支持部及び首支持部の各充填部材が左右に逃げないように、後頭支持部及び首支持部を含めて枕を壁状に仕切布を縫合して各部屋に仕切っている。
図9は従来の枕を示す上面斜視図である。尚、以後の図における前(頭下)、後(頭上)、左、右は仰臥位の被験者から見た方向である。
図9においては、枕は、前後左右対称をなしており、中央に位置する後頭支持室101、後頭支持室101の前後側に対称的に位置する首支持室102、103、及び後頭支持室101、首支持室102、103の左右側に対称的に位置する横寝支持室104、105よりなる。この場合、各室101、102、103、104、105間は壁状の格子構造の仕切布106によって仕切られており、従って、各室101、102、103、104、105に開閉自在のファスナ101a、102a、103a、104a、105a(104a、105aのみ図示)を設けて充填部材を挿入する。つまり、5個のファスナを設ける。従って、各室101、102、103、104、105の充填部材たとえばパイプの量を調整することにより各室101、102、103、104、105の高さを調整できる。特に、横寝支持室104、105の高さを調整して後頭支持室101と横寝支持室104、105との段差を適正に保持し、この結果、被験者の後頭部が仰臥位から横臥位へ移動し易くなりつまり寝返りし易くなる。
しかしながら、図9の従来の枕においては、各室101、102、103、104、105を仕切る仕切布106は格子構造をなしているので、仕切布106の複雑な縫合作業及び各室101、102、103、104、105毎の充填部材の挿入作業のために製造コストが高いという課題がある。
また、一度充填部材が後頭支持室101に挿入されると、後頭支持室101の高さはほぼ不変であり、この高さが不適切な場合、その都度、ファスナを開閉して充填部材の挿入量を調整しなければならないという課題もある。
さらに、充填部材の挿入量によって後頭支持室101と横寝支持室104、105との段差が大きくなって寝返りしにくくなった場合、その都度、ファスナを開閉して充填部材の挿入量を調整しなければならないという課題もある。
上述の課題を解決するために、本発明に係る枕は、上面視で右回りに第1、第2、第3、第4の角部を有する四角形状の枕であって、上面視で第1、第2、第3、第4の角部を結ぶ対角線状に形成された対角線状後頭支持室と、対角線状後頭支持室の前後側に設けられた前側首支持室及び後側首支持室と、対角線状後頭支持室の左右側に設けられた左側横寝支持室及び右側横寝支持室、第1、第2の角部の間を内部へ凸状に設けられ、対角線状後頭支持室と後側首支持室とを区分するための第1の仕切布と、第2、第3の角部の間を内部へ凸状に設けられ、対角線状後頭支持室と左側横寝支持室とを区分するための第2の仕切布と、第3、第4の角部の間を内部へ凸状に設けられ、対角線状後頭支持室と前側首支持室とを区分するための第3の仕切布と、第4、第1の角部の間を内部へ凸状に設けられ、対角線状後頭支持室と右側横寝支持室とを区分するための第4の仕切布とを具備し、各仕切布は角部の少なくとも1つにおいて開放されており、充填部材は対角線状後頭支持室、前側首支持室、後側首支持室、左側横寝支持室及び右側横寝支持室間で各仕切布の開放部分を介して移動可能となっているものである。
また、本発明に係る枕は、四角形状の枕であって、上面視で「人」字状後頭支持室と、「人」字状後頭支持室の前側に設けられた首支持室と、「人」字状後頭支持室の左右側に設けられた左側横寝支持室及び右側横寝支持室と、上面視で枕の中央上方から右下へ内部へ凸状に設けられ、「人」字状後頭支持室と右側横寝支持室とを区分するための第1の仕切布と、上面視で枕の中央上方から左下へ内部へ凸状に設けられ、「人」字状後頭支持室と左側横寝支持室とを区分するための第2の仕切布と、上面視で枕の右下から左下へ内部へ凸状に設けられ、「人」字状後頭支持室と首支持室とを区分するための第3の仕切布とを具備し、各仕切布はその両端又は一端において開放されており、充填部材は「人」字状後頭支持室、首支持室、左側横寝支持室及び右側横寝支持室間で各仕切布の開放部分を介して移動可能となっているものである。

本発明によれば、複数の仕切布は個別的に分離されているので仕切布の縫合作業が容易となると共に充填部材の挿入容易によって製造コストを低減でき、また、後頭支持室及び首支持室の高さを被験者の後頭部及び首部の重みに応じた値に安定化できると共に寝返りし易くできる。
本発明に係る枕の第1の実施の形態を示し、(A)は上面図、(B)は下面図である。 図1の枕の動作を説明するための下面図であり、(A)は被験者の仰臥時の充填部材の流れを示し、(B)は被験者の横寝時の充填部材の流れを示す。 図1の首支持室及び横寝支持室の形状を決定する仕切布の変更例を示す下面図である。 図1の後頭支持室の形状を決定する仕切布の変更例を示す下面図である。 本発明に係る枕の第2の実施の形態を示し、(A)は上面図、(B)は下面図である。 図5の枕の動作を説明するための下面図であり、(A)は被験者の仰臥時の充填部材の流れを示し、(B)は被験者の横寝時の充填部材の流れを示す。 図5の首支持室及び横寝支持室の形状を決定する仕切布の変更例を示す下面図である。 図5の後頭支持室の形状を決定する仕切布の変更例を示す下面図である。 従来の枕を示す上面斜視図である。
図1は本発明に係る枕の第1の実施の形態を示し、(A)は上面図、(B)は下面図である。
図1において、前後左右対称をなしている枕は、中央部から4つの角部E1、E2、E3、E4に亘って直線状に延在した4つの仕切布6-1、6-2、6-3、6-4によって区分された十字状(対角線状)の後頭支持室1と、後頭支持室1の前後に対称的に設けられた首支持室2、3と、後頭支持室1の左右に対称的に設けられた横寝支持室4、5とよって構成されている。枕の表面側において、斜線部分で示すニット領域Nは弾力性があるたとえばニット(編物)によって形成され、白地部分は堅ろうなたとえば布はく(織物)によって形成されている。これに対し、枕の下面側はすべて堅ろうなたとえば布はく(織物)によって形成されている。
仕切布6-1、6-2、6-3、6-4は枕内に垂直に壁状に縫合されており、たとえば布はく(織物)によって形成されている。仕切布6-1、6-2、6-3、6-4は分離されており、結合されていない。従って、仕切布6-1、6-2、6-3、6-4の縫合作業は図9の仕切布106の縫合作業より容易である。
仕切布6-1、6-2、6-3、6-4は角部E1、E2、E3、E4において開放されており、これにより、後頭支持室1、首支持室2、3、及び横寝支持室4、5の間で充填部材は移動可能である。この場合、仕切布6-1、6-2、6-3、6-4の開放端を6-1a、6-1b、6-2a、6-2b、6-3a、6-3b、6-4a、6-4bとする。従って、枕に充填部材たとえばパイプを充填するための開閉自在のファスナは1つのみであり、たとえば横寝支持室4の外縁にファスナ4aを設ける。これにより、充填部材の挿入も容易となる。
後頭支持室1の仕切布6-1、6-2、6-3、6-4によって形成される角部E1、E2、E3、E4に対向する通路P1、P2、P3、P4の開放端の幅W1は比較的大きく、他方、首支持室2、3の角部E1、E2、E3、E4に対向する開放端の幅W2は比較的小さい(参照:図2の(A))。また、横寝支持室4、5の角部E1、E2、E3、E4に対向する開放端の幅W3も比較的小さい(参照:図2の(B))。
後頭支持室1の通路P1、P2、P3、P4の開放端の幅W1は首支持室2、3の角部E1、E2、E3、E4に対向する開放端の幅W2より大きくする。すなわち、W1>W2。従って、後頭支持室1から首支持室2、3への充填部材流動を確保しつつ開放端の幅W2をできる限り小さくして首支持室2、3内の充填部材の流動性を強く抑制するようにできる。これにより、首支持室2、3の膨らみも維持する。
後頭支持室1の通路P1、P2、P3、P4の開放端の幅W1は横寝支持室4、5の角部E1、E2、E3、E4に対向する開放端の幅W3より大きくする。すなわち、W1>W3。従って、後頭支持室1から横寝支持室4、5への充填部材流動を確保しつつ開放端の幅W3をできる限り小さくして横寝支持室4、5内の充填部材の流動性を強く抑制するようにできる。これにより、横寝支持室4、5の膨らみも維持する。
図1の枕の充填部材(たとえばパイプ)の流動について説明する。
被験者が仰臥時の充填部材の流動は、図2の(A)に示される。後頭支持室1においては、被験者の頭部の重みにより充填部材は、矢印X1、X2、X3、X4に示すごとく、後頭支持室1の中央から仕切布6-1、6-2、6-3、6-4によって囲まれた通路P1、P2、P3、P4を介して角部E1、E2、E3、E4へ向かって動く。この結果、充填部材は角部E1、E2、E3、E4に集中的に溜まり、溜まった充填部材自身が充填部材の流動性を抑制する。この場合、仕切布6-1、6-2、6-3、6-4によって形成される通路P1、P2、P3、P4の開放端の幅W1を適度な大きさにすることにより充填部材の流動性をさらに抑制し、後頭支持室1の中央部は被験者の頭部の重みに依存し安定した高さを有することになる。他方、首支持室2、3においても、充填部材は、矢印Y1、Y2、Y3、Y4に示すごとく、主に左右方向へ動く。この場合、首支持室2、3の角部E1、E2、E3、E4に対向する仕切布6-1、6-2、6-3、6-4の開放端の幅W2は比較的小さく、これに応じて充填部材の流動性を強く抑制し、首支持室2、3の中央部は被験者の頭部の重みによっても高さの低下は小さく、安定した高さを維持することになる。
被験者が横寝時の充填部材の流動は図2の(B)に示される。横寝支持室4、5においては、充填部材は、矢印Z1、Z2、Z3、Z4に示すごとく、主に前後方向に向かって動く。この結果、充填部材は角部E1、E2、E3、E4に集中的に溜まり、溜まった充填部材自身が充填部材の流動性を抑制する。この場合、角部E1、E2、E3、E4に対向する仕切布6-1、6-2、6-3、6-4の開放端の幅W3に応じて充填部材の流動性をさらに抑制し、横寝支持室4、5の中央部は被験者の頭部の重みによっても高さの低下は小さく安定した高さを有することになる。従って、後頭支持室1と横寝支持室4、5との段差は安定した値となり、寝返りし易くなる。
図3の(A)に示すごとく、首支持室2、3の開放端のいずれか一方の開放端を仕切布6-1、6-3によって閉鎖して首支持室2、3内の充填部材の流動性をさらに強く抑制してもよい。但し、首支持室2、3の左右側の開放端の両方を仕切布6-1、6-3によって閉鎖することはできない。なぜなら、ファスナが存在しない首支持室2、3内への充填部材の挿入が不可能となるからである。
図3の(B)に示すごとく、横寝支持室4、5の開放端のいずれか一方の開放端を仕切布仕切布6-2、6-4によって閉鎖して横寝支持室4、5内の充填部材の流動性をさらに強く抑制してもよい。但し、横寝支持室4、5の前後側の開放端の両方を仕切布6-2、6-4によって閉鎖することはできない。なぜなら、ファスナが存在しない横寝支持室4内への充填部材の挿入が不可能となるからである。
図3の(C)に示すごとく、首支持室2、3及び横寝支持室4、5のすべてについて開放端のいずれか一方を仕切布6によって閉鎖してもよい。
図4は図1の後頭支持室1の形状を決定する仕切布の変更例を示す下面図である。図4の(A)に示すごとく、仕切布6-1A、6-2A、6-3A、6-4Aは中央部から角部E1、E2、E3、E4へ円弧状に延在してもよく、また、図4の(B)に示すごとく、仕切布6-1B、6-2B、6-3B、6-4Bは中央部から角部E1、E2、E3、E4へ段差状に延在してもよい。つまり、仕切布は中央部から角部E1、E2、E3、E4へ向かえばよく、種々な形状が可能である。従って、後頭支持室1も、中央部から角部E1、E2、E3、E4へ向かえばよく、種々の形状が可能である。
このように、上述の第1の実施の形態においては、4つの分離された仕切布の各々は、両端又は一端が開放されている。
図5は本発明に係る枕の第2の実施の形態を示し、(A)は上面図、(B)は下面図である。
図5において、左右対称をなしている枕は、中央部から上方、左下、右下に亘って直線状に延在した3つの仕切布6-1、6-2、6-3によって区分された「人」字状の後頭支持室1と、後頭支持室1の前方に設けられた首支持室2と、後頭支持室1の左右に対称的に設けられた横寝支持室4、5とよって構成されている。枕の表面側において、斜線部分で示すニット領域Nは弾力性があるたとえばニット(編物)によって形成され、白地部分は堅ろうなたとえば布はく(織物)によって形成されている。これに対し、枕の下面側はすべて堅ろうなたとえば布はくによって形成されている。
仕切布6-1、6-2、6-3は枕内に垂直に壁状に縫合されており、たとえば布はく(織物)によって形成されている。仕切布6-1、6-2、6-3は分離されており、結合されていない。従って、仕切布6-1、6-2、6-3の縫合作業は図9の仕切布106の縫合作業より容易である。
仕切布6-1、6-2、6-3は両端において開放されており、これにより、後頭支持室1、首支持室2、横寝支持室4、5間で充填部材は移動可能となる。この場合、仕切布6-1、6-2、6-3の開放端を6-1a、6-1b、6-2a、6-2b、6-3a、6-3bとする。従って、枕に充填部材たとえばパイプを充填するための開閉自在のファスナは1つのみであり、たとえば横寝支持室4の外縁にファスナ4aを設ける。これにより、充填部材の挿入も容易となる。
後頭支持室1の仕切布6-1、6-2、6-3によって形成される通路P1、P2、P3の開放端の幅W1は比較的大きく、他方、首支持室2の左右両端の開放端の幅W2は比較的小さい(参照:図6の(A))。また、横寝支持室4、5の両端の開放端の幅W3も比較的小さい(参照:図6の(B))。
後頭支持室1の通路P1、P2、P3の開放端の幅W1は首支持室2の開放端の幅W2より大きくする。すなわち、W1>W2。従って、後頭支持室1から首支持室2への充填部材流動を確保しつつ開放端の幅W2をできる限り小さくして首支持室2、3内の充填部材の流動性を強く抑制するようにできる。これにより、首支持室2、3の膨らみも維持する。
後頭支持室1の通路P1、P2、P3の開放端の幅W1は横寝支持室4、5の開放端の幅W3より大きくする。すなわち、W1>W3。従って、後頭支持室1から横寝支持室4、5への充填部材流動を確保しつつ開放端の幅W3をできる限り小さくして横寝支持室4、5内の充填部材の流動性を強く抑制するようにできる。これにより、横寝支持室4、5の膨らみも維持する。
図5の枕の充填部材(たとえばパイプ)の流動について説明する。
被験者が仰臥時の充填部材の流動は、図6の(A)に示される。後頭支持室1においては、被験者の頭部の重みにより充填部材は、矢印X1、X2、X3に示すごとく、後頭支持室1の中央から仕切布6-1、6-2、6-3によって囲まれた通路P1、P2、P3を介して上方、左下、右下へ向かって動く。この結果、充填部材は通路P1、P2、P3の出口場所F1、F2、F3に集中的に溜まり、溜まった充填部材自身が充填部材の流動性を抑制する。この場合、仕切布6-1、6-2、6-3によって形成される通路P1、P2、P3の開放端の幅W1を適度な大きさにすることにより充填部材の流動性をさらに抑制し、後頭支持室1の中央部は被験者の頭部の重みに依存し安定した高さを有することになる。他方、首支持室2においても、充填部材は、矢印Y1、Y2に示すごとく、主に左右方向へ動く。この場合、首支持室2の仕切布6-3の開放端の幅W2は比較的小さく、これに応じて充填部材の流動性を強く抑制し、首支持室2の中央部は被験者の首部の重みによっても高さの低下は小さく、安定した高さを維持することになる。
被験者が横寝時の充填部材の流動は図6の(B)に示される。横寝支持室4、5においては、充填部材は、矢印Z1、Z2、Z3、Z4に示すごとく、左右前後方向に向かって動く。この結果、充填部材は通路P1、P2、P3の出口場所F1、F2、F3に集中的に溜まり、溜まった充填部材自身が充填部材の流動性を抑制する。この場合、仕切布6-1、6-2、6-3の開放端の幅W3に応じて充填部材の流動性をさらに抑制し、横寝支持室4、5の中央部は被験者の頭部の重みによっても高さの低下は小さく安定した高さを有することになる。従って、後頭支持室1と横寝支持室4、5との段差は安定した値となり、横寝し易くなる。
図7の(A)に示すごとく、首支持室2の開放端のいずれか一方の開放端を仕切布6-3によって閉鎖して首支持室2内の充填部材の流動性をさらに強く抑制してもよい。但し、首支持室2の左右側の開放端の両方を仕切布6-3によって閉鎖することはできない。なぜなら、ファスナが存在しない首支持室2内への充填部材の挿入が不可能となるからである。
図7の(B)に示すごとく、横寝支持室4、5の開放端のいずれか一方の開放端を仕切布仕切布6-1、6-2によって閉鎖して横寝支持室4、5内の充填部材の流動性をさらに強く抑制してもよい。但し、横寝支持室4、5の前後側の開放端の両方を仕切布6-1、6-2によって閉鎖することはできない。なぜなら、ファスナが存在しない横寝支持室4内への充填部材の挿入が不可能となるからである。
図7の(C)に示すごとく、首支持室2及び横寝支持室4、5のすべてについて開放端のいずれか一方を仕切布6-1、6-2、6-3によって閉鎖してもよい。
図8は図5の後頭支持室1の形状を決定する仕切布の変更例を示す下面図である。図8の(A)に示すごとく、仕切布6-1A、6-2A、6-3Aは中央部から上方、左下、右下へ円弧状に延在してもよく、また、図8の(B)に示すごとく、仕切布6-1B、6-2B、6-3Bは中央部から上方、左下、右下へ段差状に延在してもよい。つまり、仕切布は種々な形状が可能である。従って、後頭支持室1も、種々の形状が可能である。
このように、上述の第2の実施の形態においては、3つの分離された仕切布の各々は、両端又は一端が開放されている。
尚、本発明は上述の実施の形態の自明の範囲のいかなる変更にも適用し得る。
1:後頭支持室
2、3:首支持室
4、5:横寝支持室
6-1、6-2、6-3、6-4、6-1A、6-2A、6-3A、6-4A、6-1B、6-2B、6-3B、6-4B:仕切布
E1、E2、E3、E4:角部
101:後頭支持室
102、103:首支持室
104、105:横寝支持室
106:仕切布
N:ニット領域

Claims (15)

  1. 上面視で右回りに第1、第2、第3、第4の角部を有する四角形状の枕であって、
    上面視で前記第1、前記第2、前記第3、前記第4の角部を結ぶ対角線状に形成された対角線状後頭支持室と、
    前記対角線状後頭支持室の前後側に設けられた前側首支持室及び後側首支持室と、
    前記対角線状後頭支持室の左右側に設けられた左側横寝支持室及び右側横寝支持室
    前記第1、前記第2の角部の間を内部へ凸状に設けられ、前記対角線状後頭支持室と前記後側首支持室とを区分するための第1の仕切布と、
    前記第2、前記第3の角部の間を内部へ凸状に設けられ、前記対角線状後頭支持室と前記左側横寝支持室とを区分するための第2の仕切布と、
    前記第3、前記第4の角部の間を内部へ凸状に設けられ、前記対角線状後頭支持室と前記前側首支持室とを区分するための第3の仕切布と、
    前記第4、前記第1の角部の間を内部へ凸状に設けられ、前記対角線状後頭支持室と前記右側横寝支持室とを区分するための第4の仕切布と
    を具備し、
    前記各仕切布は前記角部の少なくとも1つにおいて開放されており、充填部材は前記対角線状後頭支持室、前記前側首支持室、前記後側首支持室、前記左側横寝支持室及び前記右側横寝支持室間で前記各仕切布の開放部分を介して移動可能となっている枕。
  2. 前記各首支持室の左右端の少なくとも一方を開放することにより前記各首支持室に開放端を設けた請求項1に記載の枕。
  3. 前記各横寝支持室の前後端の少なくとも一方を開放することにより前記各横寝支持室に開放端を設けた請求項1に記載の枕。
  4. 前記仕切布によって形成される前記対角線状後頭支持室の開放端の幅は前記首支持室の前記開放端の幅より大きい請求項2に記載の枕。
  5. 前記仕切布によって形成される前記対角線状後頭支持室の開放端の幅は前記横寝支持室の前記開放端の幅より大きい請求項3に記載の枕。
  6. 前記対角線状後頭支持室は上面視で前記枕の中央部から前記各角部へ直線状、円弧状又は段差状に延在する請求項1に記載の枕。
  7. 四角形状の枕であって、
    上面視で「人」字状後頭支持室と、
    前記「人」字状後頭支持室の前側に設けられた首支持室と、
    前記「人」字状後頭支持室の左右側に設けられた左側横寝支持室及び右側横寝支持室と、
    上面視で前記枕の中央上方から右下へ内部へ凸状に設けられ、前記「人」字状後頭支持室と前記右側横寝支持室とを区分するための第1の仕切布と、
    上面視で前記枕の前記中央上方から左下へ内部へ凸状に設けられ、前記「人」字状後頭支持室と前記左側横寝支持室とを区分するための第2の仕切布と、
    上面視で前記枕の前記右下から前記左下へ内部へ凸状に設けられ、前記「人」字状後頭支持室と前記首支持室とを区分するための第3の仕切布と
    を具備し、
    前記各仕切布はその両端又は一端において開放されており、充填部材は前記「人」字状後頭支持室、前記首支持室、前記左側横寝支持室及び前記右側横寝支持室間で前記各仕切布の開放部分を介して移動可能となっている枕。
  8. 前記支持室の左右端の少なくとも一方を開放することにより前記支持室に開放端を設けた請求項に記載の枕。
  9. 前記各横寝支持室の前後端の少なくとも一方を開放することにより前記各横寝支持室に開放端を設けた請求項に記載の枕。
  10. 前記仕切布によって形成される前記「人」字状後頭支持室の開放端の幅は前記首支持室の前記開放端の幅より大きい請求項に記載の枕。
  11. 前記仕切布によって形成される前記「人」字状後頭支持室の開放端の幅は前記横寝支持室の前記開放端の幅より大きい請求項に記載の枕。
  12. 前記「人」字状後頭支持室は上面視で前記枕の中央部から前記中央上方前記左下、前記右下方向へ直線状、円弧状又は段差状に延在する請求項に記載の枕。
  13. 前記首支持室及び前記横寝支持室のうち1室のみに充填部材を挿入するための開閉自在のファスナを設けた請求項1又はに記載の枕。
  14. 前記後頭支持室の表側枕材料を編物によって形成した請求項1又はに記載の枕。
  15. 前記後頭支持室の前記表側枕材料以外の枕材料を織物によって形成した請求項14に記載の枕。
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