JP2011110338A - 多角形状枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】一つの袋体枕において、袋体の平面形状と上下部袋地間に配した襠布の形状とを工夫する事で、就寝者各人の頚椎部,頭部の形状にフィットした形状の頚椎受部,頭部受部を持つ袋体とすることの出来る枕を提供する。
【解決手段】平面視五角形乃至八角形の枕であって、袋体の上布と下布とを所定の間隔に支持する襠布により仕切られてなる袋体中で、頭を乗せたとき枕に加わる圧力により、詰め込まれた粒状体詰物が流動することにより、頚椎部と頭部の高さを調節可能とした。また、平面視多角形状枕の一つの頂点と隣り合う二つの頂点とを結ぶ二つの直線のなす角度(内角)が90度以上の角度である多角形状とした。そして、襠布は、少なくとも枕中央部の頭側及び/又は頚椎側に配され、襠布近辺にある粒状体詰物の一部が、頭を乗せたとき枕に加わる圧力により袋体周縁部方向に流動し、多角形状の頂角部近辺に充填できるように配されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、就寝する際に、使用者それぞれの体型と寝姿勢に合った形状で,頭部をフィットさせる枕に関する。
枕は人が就寝したときに敷き寝具と体との間に生じる隙間を埋め身体を安定させ、身体に不要の緊張を与えずリラックスさせるために用いるものであり、そのためには、仰臥姿勢で横たわったとき頚椎を適切に固定する事が重要とされている。従って、枕の高さは、体格、体型に関係し個人個人で異なり、さらには硬さの好みもあり、さまざまな枕が提案されている。
その一つに、枕内部を複数区画に分け、それぞれの区画毎に適宜詰物を出し入れできるようにし、後頭部の当たる部分の詰物量を使用者の好みに応じて変化させ、該部に窪みを作った枕(特許文献1)のように、一つの袋体枕中央部分の後頭部に当たる部分を他の部分より窪ませ凹部をつくり、該凹部を後頭部に対応させた枕とすれば凹部周辺に高い部分ができ、この部分が頚椎に対応することになる。しかし就寝直後は、仰臥姿勢で寝入っても、就寝中は無意識のうちに寝返りをうち定位置の仰臥姿勢に固定する事は難しい。
又、伸縮性を有する生地よりなる内袋に発泡粒子を封入し、複数の内袋を伸縮性に富む生地で包んだ枕(特許文献2)が提案されているが、非常に流動性のあるビーズと伸縮性の大きいツーウェイトリコット生地との組み合わせで実現できる特殊な材料による枕であり、頭を載せただけで大きく変形し、いろいろな寝姿勢にフィットさせてくれる反面、その状態を継続させ安定した高さを保つことが難しく、好みの型と高さに合わせることが難しい。
本発明者らは、仰臥姿勢で寝たときも側臥姿勢で寝たときも頚椎部の高さは変わらないことに着目し、頚椎支持部、頭部支持部がそれぞれ独立した袋体として連設されており、それぞれに充填物が充填されているが、まくら使用者の各人によりほぼ支持高さが等しい頚椎支持部を固定して支持し、使用者各人によって支持高さの異なる頭部は、袋体の上布と下布を所定の間隔に支持する襠布を設けることにより、充填物を流動させる流動間隙を作り、頭部による圧力を受けた際、袋体中央部から案内襠布に沿って容易に充填物を移動させ高さ調節を行う枕を提案している(特許文献3)。然し頭部の動きによっては必要以上に充填物が移動する場合も生じている。
特開2002−226917号公報 特開2004−344586号公報 特開2009−11699号公報
本発明枕は、一つの袋体枕において、袋体の平面形状と上下部袋地間に配した襠布の形状とを工夫する事で、就寝者各人の頚椎部,頭部の形状にフィットした形状の頚椎受部,頭部受部を持つ袋体とすることの出来る枕を提供することを目的とする。
請求項1記載の枕は平面視五角形乃至八角形の枕であって、袋体の上布と下布とを所定の間隔に支持する襠布により仕切られてなる袋体中で、頭を乗せたとき枕に加わる圧力により、詰め込まれた粒状体詰物が流動することにより、頚椎部と頭部をしっかりとフィットさせることを可能とした。
請求項2記載の枕は、請求項1記載の枕において、平面視多角形状枕の一つの頂点と隣り合う二つの頂点とを結ぶ二つの直線のなす角度(内角)が90度以上の角度である多角形状とした。
請求項3記載の枕は、請求項1,2の枕において、襠布は、少なくとも枕中央部の頭側及び/又は頚椎側に配され、襠布近辺にある粒状体詰物の一部が、頭を乗せたとき枕に加わる圧力により袋体周縁部方向に流動し、多角形状の頂角部近辺に充填できるように配されている。
本発明の枕は、粒状体詰物が頭を載せることにより袋体内部を流動することで、頚椎部、後頭部の形状に対応しつつ、且つ、多角形形状の頂角部に該詰物を流入・充填させるため、粒状体詰物は高密度に存在し、しっかりと頭部・頚椎部を固定することが出来る。
従って、枕袋体内部への詰物の充填量は、該枕袋体容積より少なく、自分の枕高さに詰物量を合わせれば、仰臥姿勢において頚椎部と後頭部をしっかりと固定でき、また、側臥位姿勢においても、その形状に詰物が流動して自分の高さを確保出来る。
正五角形枕を横方位に伸ばしたときの変化を示す説明図。 正多角形の内角角度の変化を示す図。 長五角形枕の上部袋側地の一部を取り去った状態の平面図。 図3におけるIV−IV線断面図で詰物を取り除いた状態を示す。 五角形枕に頭を乗せたときの袋体内部の粒状態の動きをモデル的に示す図。 六角形枕に頭を乗せたときの袋体内部の粒状態の動きをモデル的に示す図。
本発明枕を平面視正五角形とした例につき説明する。
角ABCDEを有する五角形の枕の平面を図1に示す。図1Aは正五角形であるが、その底辺CDを横方向に伸ばしていくと、ACDを頂点とする縦長の二等辺三角形は正三角形になり更に伸ばしていくと、横長の二等辺三角形となる。本発明枕にあっては、平面視正五角形とは限らず上記の如き変形も含むものである。
正n角形の1つの内角部の内角度は、180(n−2)/nで表され、nの値が大きい程1つの内角度は大きくなり、n→∞で円形となる。
本発明枕にあっては、上記内角度部を利用することによって、後述する枕袋内に詰めたビーズ等の詰物の密度を高め、枕の頭部或は頚椎部,支持部のフィット性を制御しようとする。
従って、前記内角部の角度は大きすぎてはビーズ等の詰物の密度を高める作用は少なくなるので、開度は140度程度までが望ましく、それ以上ではビーズ等を密に締め付けることが難しくなり、安定して頭部或は頸部と接する枕の形態を保持出来なくなる。
正多角形の内角度と角数との関係を図2に示す。
角数が少なくなると内角の開きが少なくなり、八角形以上となるとその開きの程度の変化は少なくなる。
本発明枕の実施形態を次に説明する。
図3に示した例は、長五角形の枕1であって上部布地2と下部布地3とを重ね、その周縁部4に適宜襠布を入れ或は入れずに綴じ合わせ袋体5を形成している。上部布地2と下部布地3との間には襠布6,7を配する。
襠布6,7は適宜幅の帯状体よりなり、その上下の両端部をそれぞれ上部布地2と下部布地3とに縫着等適宜手段で固定している。2枚の襠布6,7は、枕の幅方向に延び、それぞれ中間部分が山形に屈曲している。襠布6の屈曲部6aに囲まれた部位が後頭部載置位置8となり、襠布7の屈曲部7aと枕周縁部4との間の部位が頚椎部載置位置9となる。そして、袋体5内には詰物としてビーズ等の粒状詰物10を封入している。
一般の四角形枕の横と縦の比率は、おおよそ1.4〜1.7程度であるが、本発明の枕は五角形の頂点B、Eが両側に飛び出しており、後頭部を固定し肩幅をしっかりと支えるためには、肩のあたる底辺部分CDを少し両サイドに伸ばし拡げるのが好ましく、そうすれば寝返りを打っても肩巾があり安定して寝返りを打つことができる。
すなわち、本発明の多角形枕では内角はすべて90°以上を保つことが必要である。
また、五角形の頂角の内角は最も大きく、正五角形で105°であり、さらに正五角形を横方向に伸ばすことでさらに大きくなるが135〜140°あれば頭頂部をしっかりと支えてくれる。
次に袋体5内部に封入されている粒状体10の動きについて説明する。図5に示す如く、袋体内部に、ある程度ルーズに詰められた詰物の粒状体10は、頭の重みで袋体5内部の襠布6,7で仕切られた間を流動し、袋体5の周縁部4の方向に流れるが、袋体5の周縁部4に突き当たり内角部11に粒状体10が集中すると、内角部11は最密充填状態に近づく。このとき粒状体10は、多角形の内角部11に集中し、しっかり詰め込まれ、流動し難くなり頭部を強固に支えることになる。
従来の四角形(長方形)形状の枕では、枕に頭を載せたとき、頭の形状(ほぼ円形)に沿って袋体内部粒状詰物の変形を開始しても、縦方向より横方向が長く、粒状体は四角形の辺に沿って滑りやすく、四隅に至るまでになかなか粒状体は固定し難い。又、円形(球形、楕円体)形状枕では、円周方向に滑りやすくわずかの頭の動きで粒状体は袋体の周辺部を流動し最密充填状態になりにくく粒状体は固定し難い。
多角形形状枕では、内角部11に粒状詰物が溜まり、流動し難くしっかりと粒状詰物を固定し頭部を支えることになる。多角形の頂角が90°〜135°の間ではしっかりと固定される、頭を載せたときの着用感はしっかりと頭が枕に固定されている。
枕形状が五角形の場合、底辺(図3のCD)を肩のラインに合わせると、頭頂部に他の内角部(A)があり、しっかり後頭部を支え、且つ、襠布6,7で仕切られている部分の粒状詰物が、頚椎部の高さをバランスよく保ち、従来のように頚椎高さを予め設定しておく必要もなく、頚椎部を固定できることになる。
次に平面形状が六角形の枕1´の実施形態を説明する。枕1´の平面形状は正六角形よりも左右幅方向に若干延長され、横方向に延伸された六角形をなし、その袋体5には横方向に延びる襠布6,7が設けられている。襠布6,7は、山折れ線状に設けられており、山折れ線の両端部と袋体5の周縁部4との間の間隙は広く、就寝時首に加わる力で、詰物が両サイドに流動するが、すべて流出しないように内角部11と襠布6,7との間に滞留しやすくすることで、粒状詰物はしっかりと頚椎部と後頭部をフィットすることができる。
頚椎部分の詰物で頚椎をしっかり固定するには、襠布の山折れ線の長さを、枕横方向の全巾の1/3〜2/3程度の長さにする必要がある。首がこの部分に当たって、詰物が枕両サイド方向に流動しても、長さが1/3以上あれば、周辺部にまで流れ出てしまうことはなく、頚椎部が圧縮されても高さに見合う分は残留し、頚椎をしっかり固定できる。しかも、山折れ線であれば、側地袋体と山折れ線の凹部内に粒状詰物が滞留しやすい。
本発明に用いる粒状詰物としては、樹脂粒状品(例えば、樹脂パイプを3〜10mm長程度にカットした粒状体)や繊維粒わたなど袋体内部を流動するようなものが望ましい。
1,1´ 枕
2 上部布地
3 下部布地
4 周縁部
5 袋体
6,7 襠布
6a 襠布6の屈曲部
7a 襠布7の屈曲部
8 後頭部載置位置
9 頚椎部載置位置
10 粒状詰物
11 内角部

Claims (3)

  1. 袋体の上布と下布とを所定の間隔に支持する襠布により仕切られてなる袋体中で、頭を乗せたとき枕に加わる圧力により、詰め込まれた粒状体詰物が流動することにより、頚椎部と頭部の高さを調節できることを特徴とする平面視五角形乃至八角形の多角形状枕。
  2. 平面視多角形状枕の一つの頂点と隣り合う二つの頂点とを結ぶ二つの直線のなす角度(内角)が90度以上の角度である多角形状であることを特徴とする請求項1記載の枕。
  3. 襠布は、少なくとも枕中央部の頭側及び/又は頚椎側に配され、襠布近辺にある粒状体詰物の一部が、頭を乗せたとき枕に加わる圧力により袋体周縁部方向に流動し、多角形状の頂角部近辺に充填できるように配されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか記載の枕。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3039042U (ja) * 1996-12-26 1997-06-30 西川産業株式会社
JP2002191484A (ja) * 2000-12-27 2002-07-09 Herald Houseware:Kk

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