JP2018015329A - 枕 - Google Patents

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Abstract

【課題】仰臥位から横臥位に寝返りした場合であっても、側頭部が側頭部支持部により確実に支持され、安定した睡眠が妨げられることのない枕を提供する。【解決手段】本発明の枕は、仰臥位で横たわる人の後頭部を支持する後頭部支持部1と、後頭部支持部1の枕の幅方向両側に配設された、左右の側頭部支持部2,3とを含む枕であって、左右の側頭部支持部2,3は、仰臥位から横を向いた横臥位における側頭部の床面からの高さに対応する厚さを有し、後頭部支持部1と左右の側頭部支持部2,3との間に、後頭部支持部の幅方向中心線L0を対称軸とする、一対の境界線4,5が配設され、境界線4,5がそれぞれ、仰臥位における頭頂から首の方向にかけて互いの距離が接近する方向に、傾斜角R2で傾いている。【選択図】図1

Description

本発明は、寝返り等による頭部の移動に対応した枕に関する。
枕は、睡眠時に用いることによって、リラックスした状態で仰向け(仰臥位または背臥位)で寝ることを、補助することができる。しかしながら、枕の高さが、高すぎたり低すぎたりすると、頸椎に負担がかかって、リラックスして寝ることができない。通常、仰臥位における最も好ましい寝姿勢は、直立時の姿勢を布団やマットレス等の上で再現することであると考えられ、この直立時の姿勢を再現した寝姿勢が、最も頸椎に負担がかかりにくいと言われている。
ところで、近年、寝返りによって仰臥位から横向き(横臥位または側臥位)に寝姿勢が変化した場合であっても、頭の高さ、すなわち側頭部の床面からの高さを最適な高さで支えることができる枕が、注目されてきている。
たとえば、特許文献1には、図7に示すように、横臥時において右側頭部または左側頭部を支えるために、仰臥位において後頭部を支える後頭部支持部31の左右両側に、中央部の後頭部支持部31より厚く形成された2つの側頭部支持部32,33を備える、3つの部位(ブロック)に分画された枕30が提案されている。この三分画の枕30は、仰臥位から横臥位に寝返りした場合でも、側頭部を常に最適な高さで支持することができる。
また、前記後頭部支持部31と2つの側頭部支持部32,33とは、直線状の境界(境界線34,35)により分画されており、これら3つのブロックの首側(肩側)の辺36,37,38は、通常、一直線状に形成されている。そして、枕30は、これらの辺36,37,38が、図のように仰臥位の肩幅方向と略平行になるように、ベッド等の床面上に配設(載置)される。
なお、前記の枕30に限らず、一般的に枕を使用して就寝する人は、仰向けの仰臥位から、図7に示すような横向きの横臥位に寝返りをした場合、頭部(首筋の線L11)が背筋の線L10に対して少し前傾する「自然体」の姿勢をとるとされており、この自然体における頭部(首)の前傾角度R4は、通常5〜15°程度になると言われている。
特許第2873019号公報
しかしながら、前述の3つの部位に分画された枕は、中央部の後頭部支持部とその両側の側頭部支持部との間の境界線または分画線が、仰臥位姿勢において頭頂から首−腰−足先に向かって伸びる仮想体心線(図7の直線L20を参照)に対して平行となっている。そのため、仰臥位から横臥位へ寝返りをうって前記自然体の姿勢をとり、頭部(首)が5〜15°程度前傾した際に、枕全体が適正位置からずれていると勘違いしたり、頭(側頭部)が側頭部支持部の端や縁に位置して不安定であると感じたりして、安眠が妨げられる場合があった。
特に、寝返り時の体動が大きい子供においては、横寝姿勢(横臥位)において顎を引いて体を丸めて寝たり、顎を上げて仰け反って寝たりすることもあり、両側の側頭部支持部から頭部が脱落してしまうという事例もあり、改善が望まれている。
本発明の目的は、仰臥位から横臥位に寝返りした場合であっても、側頭部が側頭部支持部により確実に支持され、安定した睡眠が妨げられることのない枕を提供することである。
本発明の枕は、人の頭部が載置される枕であって、後頭部を支持する後頭部支持部と、前記後頭部支持部の両側部に並んで配設される2つの側頭部支持部と、を含み、
前記枕を平面視したとき、前記側頭部支持部のそれぞれと前記後頭部支持部との境界線は、前記後頭部支持部および前記側頭部支持部の配設方向に垂直な向きの、前記後頭部支持部の中心線に関して線対称であり、2本の前記境界線間の距離は、前記中心線の一方端から他方端に向かって小さくなっていることを特徴とする。
また、本発明の枕は、2本の前記境界線は、それぞれ、前記中心線に対して3°以上15°以下傾斜していることを特徴とする。
一方、本発明の枕は、前記平面視において、前記後頭部支持部の一辺に連続する、一方の側頭部支持部の一辺と他方の側頭部支持部の一辺とは、前記中心線に関して線対称であり、前記一方の側頭部支持部の前記一辺と前記他方の側頭部支持部の前記一辺との間の距離は、前記中心線の前記一方端から前記他方端に向かって大きくなっていることを特徴とする枕である。
また、本発明の枕は、前記一方の側頭部支持部の前記一辺および前記他方の側頭部支持部の前記一辺は、それぞれ、前記後頭部支持部および前記側頭部支持部の配設方向に対して、7°以上25°以下傾斜していることを特徴とする。
さらに、本発明の枕は、前記一方の側頭部支持部の前記一辺の中点と前記他方の側頭部支持部の前記一辺の中点との間の距離が、前記枕を使用する人の肩幅の長さに、予め定められた値を乗じた長さであることを特徴とする。
本発明の枕によれば、仰臥位から横臥位に移行する場合等の寝返りを打つ際に、前記のように後頭部支持部の中心線に対して傾斜状に設けられた境界線が、頭の移動方向に対して垂直方向に当たるので、寝返りの際に、障壁(段差)が頭に斜めに当たるような違和感を生じることがない。したがって、本発明の枕は、眠りが浅くなるような要因の発生を抑えることができる。
また、本発明の枕のなかでも、2本の前記境界線は、それぞれ、前記中心線に対して3°以上15°以下傾斜しているものは、前記寝返り時に、前記境界線をより乗り越え易いという効果を奏する。
一方、本発明の枕のなかでも、前記平面視において、前記後頭部支持部の一辺に連続する、一方の側頭部支持部の一辺と他方の側頭部支持部の一辺とは、前記中心線に関して線対称であり、前記一方の側頭部支持部の前記一辺と前記他方の側頭部支持部の前記一辺との間の距離は、前記中心線の前記一方端から前記他方端に向かって大きくなっている枕は、仰向けから横向きに寝返りを打った際も、肩と枕(側頭部支持部)との間の距離が近く、側頭部支持部に乗った側頭部が安定しやすくなる。また、肩と枕との間の距離が近いため、肩を支点にして仰臥位から寝返りを行い、顎を引いた自然体に近い横臥位をとった場合であっても、中央の後頭部支持部の両側に位置する各側頭部支持部の略中央に、寝返り後の側頭部が収まりやすい。したがって、本発明の枕は、寝返り後も、側頭部が側頭部支持部により確実に支持され、安定した睡眠が妨げられることがない。
さらに、本発明の枕は、寝返り時の体動が大きい幼児や子供等が、横寝姿勢(横臥位)において顎を引いて体を丸めて寝たり、顎を上げて仰け反って寝たりする場合であっても、側頭部が側頭部支持部から脱落することを低減することができる。
また、本発明の枕のなかでも、前記一方の側頭部支持部の前記一辺および前記他方の側頭部支持部の前記一辺は、それぞれ、前記後頭部支持部および前記側頭部支持部の配設方向に対して、7°以上25°以下傾斜しているものは、前記寝返り後の横臥位姿勢における首と枕との距離がより近く、側頭部支持部による側頭部の支持を、確実に行なうことができる。
さらに、本発明の枕のなかでも、特に、前記一方の側頭部支持部の前記一辺の中点と前記他方の側頭部支持部の前記一辺の中点との間の距離が、前記枕を使用する人の肩幅の長さに、予め定められた値を乗じた長さであるものは、寝返り後の側頭部が、側頭部支持部の略中央に、より収まりやすい。したがって、本発明の枕は、側頭部が側頭部支持部により確実に支持され、安眠を維持しやすい。
本発明の第1実施形態における枕の構成を示す平面図である。 第1実施形態の枕の構成を示す図1のA−A’線断面図である。 人が寝返りした後の横臥位と第1実施形態の枕との関係を説明する図である。 仰臥時における人と第1実施形態の枕との関係を説明する図である。 本発明の第2実施形態における枕の構成を示す平面図である。 第2実施形態の枕の構成を示す(a)図5のB−B’線断面図と(b)図5のC−C’線断面図である。 従来の三分画の枕における就寝状態を示す図である。
図1は、本発明の第1実施形態における枕の構成を示す平面図であり、図2は、図1のA−A’線断面図である。また、図3は、横臥時における、人と枕との関係を説明する図であり、図4は、仰臥時における、人と枕との関係を説明する図である。なお断面図のハッチングは省略している。また、各図の枕は、布団やベッド等の床面上における頭部側に、この状態で載置して使用されるものと仮定し、図示の左側と右側とがそのまま、ユーザーにおける左方と右方であるとして説明する。そして、図中P1からP6で示す点は、各辺または各線分の中点(長さ方向の中間点)である。
本実施形態の枕10は、図1に示すように、枕の幅方向(図示左右方向)の中心線L0に対して線対称となる、平面視台形状の後頭部支持部1と、略台形状の、左側の第1側頭部支持部2と、同様に略台形状の、右側の第2側頭部支持部3を備え、第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3は、境界線4および境界線5を介して後頭部支持部1に結合されている。なお、後頭部支持部1の幅方向中心線L0は、図3に示すように、布団やベッド上に載置された際に、仰臥位姿勢において頭頂から首−腰−足先方向に向かって伸びる仮想体心線である直線L20に一致するようになっている。
後頭部支持部1は、人が仰向けに寝た仰臥位において、後頭部を支持するものであり、第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3は、それぞれ、図3に例示するような、人が横向きに寝た横臥位において、右側頭部および左側頭部を支持するものである。なお、横臥位における頭の側頭部の位置(床面からの高さ)は、左右の肩の側周面の肩先を支持点とするものであることから、図2に示すように、第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3の厚さ(床面からの高さ)は、側頭部を最適な高さで支持できるように、後頭部支持部1の厚さより厚くなっている。
本実施形態における枕10の最大の特徴は、図1に示すように、枕中央に位置する後頭部支持部1と、その左右両側に結合された第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3と、を分画する一対2本の境界線4および境界線5が、それぞれ、後頭部支持部1および側頭部支持部2,3の配設方向に垂直な向きの、後頭部支持部1の幅方向中心線L0に対して、仰臥位の人の一方端側である頭頂(図示上方)から他方端側である首方向(図示下方)にかけて、境界線4,5どうしが接近する傾斜状(傾斜角度R1)に形成されている点である。なお、図中では、境界線の傾斜角度を見易くするために、傾斜角度R1は、境界線4,5に隣接する位置に引いた補助線(中心線L0の平行線L1)に対して表示している。
また、本実施形態の枕10は、前記境界線4,5が傾斜状に形成されていることに関連して、平面視略台形状の第1側頭部支持部2の首側短辺7と、同様に略台形状の第2側頭部支持部3の首側短辺8とが、それぞれ、後頭部支持部1および側頭部支持部2,3の配設方向に平行な向きの、中央の平面視台形状の後頭部支持部1の首側短辺6の連続方向に対して、仰臥位姿勢の人の首または肩(他方端側)に向かって傾斜角度R2で傾斜するよう配置されている点を、特徴とする。なお、傾斜角度R2も、見易くするために、図中では、首側短辺6の連続方向に平行な、首側短辺7の中点P3と首側短辺8の中点P4とを結んだ直線L2に対して表示している。
枕10の構成を詳しく説明すると、後頭部支持部1と、第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3とは、それぞれ、綿製の袋単位で構成された枕ブロックからなり、この枕ブロックの内部には、枕の本体をなす詰め物が封入されている。なお、本実施形態では、各枕ブロックを縫製することにより枕10を形成しているが、枕10の形状に対応する枕コア材を発砲ウレタンなどの材料で一体成型し、その枕コア材の表面を布製の生地でカバーしたものであってもよい。
枕ブロックの内部の詰め物としては、たとえば、そばがら、ヒノキチップ、パイプ、ポリエチレンビーンズ、羽毛、羽根、綿わた、ポリエステルわた、ファイバーボール等が使用できる。また、カバーの生地としては、たとえば、綿、絹、麻、ウール、ナイロン、レーヨン、アクリル、ポリエステル製の布やダブルラッセルメッシュ生地等が使用できる。
縫製による結合(連結)前の状態では、各枕ブロックは、図1のように、通常は上辺または上底となる平行短辺を下側にした、逆さ台形状であり、仰臥位姿勢における頭頂側に平行長辺が配置されている。幅方向両側の台形斜辺は、隣り合う逆さ台形状の枕ブロックと接続される境界線となっており、中央に位置する後頭部支持部1の場合であれば、左側斜辺である境界線4が、第1側頭部支持部2の右側斜辺と縫製により接合されるとともに、右側斜辺である境界線5は、第2側頭部支持部3の左側斜辺と縫製により接合され、幅方向に一体の枕10が作製される。
ここで、上記縫製により形成された境界線4,5は、それぞれ、中央の後頭部支持部1の幅方向中心線L0に対して、仰臥位の人の頭頂(一方端:図示上方)から首方向(他方端:図示下方)に向かうにつれて、境界線4,5どうしが接近する傾斜状に形成されている。そして、その傾斜角度R1は、大人用汎用品(枕)で通常3°以上15°以下、好ましくは5°以上10°以下に設定される。なお、先にも述べたように、図中では、境界線の傾斜角度を見易くするために、傾斜角度R1は、境界線4,5に隣接する位置に引いた補助線(中心線L0の平行線L1)に対して表示している。
また、上記平行線L1(中心線L0の代替線であり、角の一方の半直線:一辺)に対する境界線4,5(角の他方の半直線:他辺)の傾斜角度R1は、それぞれ、これら2つの辺(半直線)を「角の辺」とし、境界線4,5の中点P1,P2を「角の頂点」として測定したものである。なお、以降の傾斜角度に関する計測(後記の傾斜角度R2,R3を含む)は、断りのないものは全て、R1と同様に、角をなす2つ辺のうちの一方の辺(境界線または首側短辺)の中点P1〜P6を「角の頂点」とし、この角の頂点を挟む角度について測定するものとする。
また、前記幅方向中心線L0(平行線L1)に対する境界線4,5の傾斜角度R1の数値範囲は、汎用(レディメイド)品における仕様の範囲を示したものであり、後記で説明する、ユーザーの体型や好み等に応じてオーダーメイドされる一点物の仕様を限定するものではない。また、体を丸めて寝る場合が多いとされる子供用汎用品では、通常3°以上25°以下、好ましくは4°以上21°以下に設定される。
前記構成によれば、境界線4,5が、寝返り時の頭の移動方向に対して垂直方向に当たるので、寝返りの際に、頭が障壁(段差)に斜めに当たるような違和感を感じることがない。よって、この枕10は、スムーズに寝返りを打つことができる。
なお、いずれの場合においても、傾斜角度R1が、下限値を下回る仕様や上限値を超える仕様の場合、左右の第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3が、横臥時の頭(側頭部)を安定して支持することができず、安眠が阻害されるおそれがある。
また、本実施形態の枕10は、前記境界線4,5が傾斜状に形成されていることに関連して、図1に示すように、第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3における、境界線4および5に対するそれぞれの対辺12および13が、それぞれ、後頭部支持部1および側頭部支持部2,3の配設方向に垂直な向きの、後頭部支持部1の幅方向中心線L0に対して、仰臥位の人の一方端側である頭頂(図示上方)から他方端側である首方向(図示下方)にかけて、互いに接近する傾斜状(傾斜角度R3)に形成されている。その傾斜角度R3は、前記境界線の傾斜角度R1と同じか、R1+20°以下、好ましくは、R1+5°以上R1+15°以下に設定される。
なお、前記境界線の傾斜角度R1と同様、図中では、傾斜角度を見易くするために、傾斜角度R3は、対辺12,13に隣接する位置に引いた補助線(中心線L0の平行線L3)に対して表示している。また、先にも述べたように、傾斜角度R3は、対辺12,13の中点P5,P6において測定している。
前記構成によれば、対辺12,13が所定の角度で傾斜しているので、横臥時において、従来品のように曲げた手が枕と干渉して(図7参照)眠りが妨げられることがなく、睡眠時に手を自由に動かす(図3参照)ことが可能になる。よって、安眠が維持される。
一方、枕10の首側(図示下方)に位置する、幅方向両側の第1側頭部支持部2の平行短辺(首側短辺7)と、第2側頭部支持部3の平行短辺(首側短辺8)とは、それぞれ、中央の後頭部支持部1の幅方向中心線L0に関して線対称であり、図1に示すように、仰臥位姿勢の人の肩に沿って首に近づく方向、すなわち、後頭部支持部1および側頭部支持部2,3の配設方向に平行な向きの、中央の後頭部支持部1の平行短辺(首側短辺6)の連続方向(直線L2)に対して、首側(他方端側:図示下方)に向かう方向に、傾斜角度R2で傾斜するように配置されている。
首側短辺7,8の傾斜角度R2は、大人用汎用品(枕)で通常7°以上25°以下、好ましくは3°以上10°以下に設定される。また、上記好適な角度範囲は、傾斜角度R1と同様、汎用(レディメイド)品における仕様の範囲を示したものであり、ユーザーの体型や好み等に応じてオーダーメイドされる一点物の仕様を限定するものではない。さらに、体を丸めて寝る場合が多いとされる子供用汎用品では、通常3°以上25°以下、好ましくは5°以上20°以下に設定される。
なお、先にも述べたように、直線L2は、首側短辺7の中点P3と首側短辺8の中点P4とを結んだ半直線になっている。また、傾斜角度R2は、首側短辺7の中点P3または首側短辺8の中点P4を「角の頂点」とする角度である。
いずれの場合においても、傾斜角度R2が、下限値を下回る仕様や上限値を超える仕様の枕の場合、寝返り後に、頭(側頭部)が側頭部支持部2,3の端や縁に位置して不安定であると感じたり、頭が側頭部支持部2,3から脱落してしまったりして、安眠が阻害されるおそれがある。
なお、中央の首側短辺6を含む枕10全体の下側(首側短辺6,7,8)形状は、図3に示す仰臥時において、これら左右の側頭部支持部の首側短辺7,8が、人の首の位置(後頭部支持部の首側短辺6)を挟んで肩の傾斜に沿って左右に広がる、羽状もしくはハの字(カタカナ),八の字(漢数字)状等であると言うこともできる。これら首側短辺6,7,8は、必ずしも直線である必要はなく、たとえば曲線や、弧状,波打つ形状等であってもよい。
また、後頭部支持部1と第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3の各平行長辺(頭頂側長辺)を含む枕10全体の形状は、幅を持った円環の一部、すなわち、リングの一部を扇状に切り取った形状、あるいは、3つ以上の多角形(台形)を同一円周上で円弧状につなぎ合わせた形状等とすることができ、両側の側頭部支持部が、五角形以上のさらなる多角形や、半円,半楕円等を含む曲面であってもよい。側頭部支持部に形状の制限はないが、頭部全体が乗る大きさ(広さ)が求められる。
以上の構成の枕10によれば、肩と枕(側頭部支持部)との間の距離が近く、寝返り後の頭部の位置が安定しやすい。すなわち、就寝中に、仰臥位から横臥位への寝返りを行った際、図3に示すように、頭部(首)の前傾角度R4が5〜15°程度になる、顎を引いた自然体に近い横臥位をとる場合がある。そのような場合であっても、前記構成の枕10であれば、寝返り後の側頭部を、側頭部支持部中央の安定した位置に収めることができるとともに、頭部の顎付近まで、この側頭部支持部で支えることができる。したがって、本実施形態の枕10は、寝返り後も、側頭部が側頭部支持部により確実に支持され、安定した睡眠が妨げられることがない。
つぎに、前記の枕10を、汎用の既製品ではなく、ユーザーの体型や好み等に応じて仕様を変更することができる、オーダーメイド品(枕11)とする場合について述べる。
図4に示すオーダーメイドの枕11は、先に述べた、一対の境界線4,5の傾斜角度R1と、両側頭部支持部2,3の首側短辺7,8の傾斜角度R2とを、特定ユーザー(枕オーナー)の体型や好みに合わせて設定することは勿論、これらの仕様に加えて、寝返り時の体の回転(回動)支点が、左右の肩の側周面の先端(肩先)になっていることを考慮した仕様、を付加するものである。
すなわち、オーダーメイドの枕11の特徴は、図1,図2,図3に記載の枕10の特徴的構成を含むとともに、図4に示すように、第1側頭部支持部2の首側短辺7の中点P3と、第2側頭部支持部3の首側短辺8の中点P4との間隔(距離W1)が、ユーザーの肩幅の長さW0に、予め定められた値(以下「係数」。この例では1.1。)を乗じた寝返り対応長さに設定されている点である。
ユーザーの肩幅の長さW0は、以下のような方法を用いて計測することができる。すなわち、まず、カメラ等の撮像手段を用いて体の各部の立体(三次元)画像と寸法とを計測する3D画像撮影記録装置を使用して、ユーザーを撮影し、身体の立体画像データ(身体の座標データ)を取得する。撮影時のユーザーの姿勢としては、立ち姿勢が理想的な寝姿勢に近いことから、この立ち姿勢が好ましい。
つぎに、記録された立体画像データから、演算により左右の肩の側周面の先端から先端までの距離を得ることができる。なお、ユーザーの肩幅の長さW0は、厳密には、寝返り時の体の回転を考慮すると、肩回りの外周長さの背面半周分を、値(W0)とするのが好ましい。また、簡易的なW0の計測方法として、巻尺等を用いてユーザーの両肩間距離(直線距離)を測定し、その測定値に前記の係数(たとえば1.1)を掛けた演算値を、中点P3と中点P4との間隔(距離W1)として用いてもよい。
以上のように、ユーザーの肩幅の長さW0を考慮した仕様とすれば、仰臥位から横臥位へ肩を支点として寝返りを打った場合であっても、自然体となる横寝姿勢(図3参照)をさらに保ちやすく、肩と枕が密着するので、頭部および顎が、枕から、よりはみ出しにくくなる。
以上の第1実施形態では、本発明の枕の特徴的構成による効果を明らかにするために、比較的シンプルな構成の枕を例に説明したが、本発明の構成は、より多分画で、部位ごとにサポート様式が異なる複雑な構成の枕等にも適用することができる。
たとえば、図5,図6に示す第2実施形態の枕20の場合、第1実施形態の枕10では1つのブロックであった後頭部支持部1が、前記後頭部支持部1と同様の機能を有する後頭部支持部21と、後頭部支持部21の首(肩)側に配設される頸椎支持部29と、後頭部支持部21と左側の第1側頭部支持部2との間に配設される第1傾斜面部22と、後頭部支持部21と右側の第2側頭部支持部3との間に配設される第2傾斜面部23とからなる4つのブロックに分画されている。なお、図中の符号24と25とは、平面と斜面の境界(変曲線)である。
第2実施形態の枕20を、断面方向から見た場合、図6(b)に示すように、第1実施形態と同様、後頭部支持部21は仰臥位における後頭部の床面高さを支持する厚さになっているとともに、頸椎支持部29は、仰臥時の首部(頚椎部)を支持する厚さになっている。また、図6(a)に示すように、左右の第1側頭部支持部2と第2側頭部支持部3とは、横臥時の頭(側頭部)の床面高さに対応した厚さになっているとともに、後頭部支持部21と、第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3との間に配設された第1傾斜面部22および第2傾斜面部23は、それぞれ、後頭部支持部21の上面と各側頭部支持部2,3の上面とを繋ぐ斜面になっている。このため、後頭部支持部21と、第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3との間の段差が緩和され、枕20は、仰臥位から横臥位へ寝返りを打つ際に、スムーズに寝返りが打てるようになっている。
なお、第2実施形態においては、略台形状の後頭部支持部21(頸椎支持部29と第1傾斜面部22および第2傾斜面部23とを含む)の首側短辺26と、第1側頭部支持部2の首側短辺27および第2側頭部支持部3の首側短辺28とは、直線状の第1実施形態とは異なる、曲線(円弧状)に形成されているため、これらの各円弧の接線を、首側短辺26の連続方向(直線L2)、および、首側短辺27および首側短辺28の連続方向、を代表するものであると仮定して、これら首側短辺間の角度(傾斜角度R2)を算出している。
前記構成の第2実施形態の枕20においても、枕中央に位置する後頭部支持部21および頸椎支持部29と、その両側左右に結合された第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3と、を分画する一対2つの境界線4および5が、それぞれ、後頭部支持部21の幅方向中心線L0に対して、仰臥位の人の頭頂(一方端:図示上方)から首方向(他方端:図示下方)にかけて境界線4,5どうしが接近する傾斜状に形成されており、後頭部支持部21および側頭部支持部2,3の配設方向に垂直な向きの、その幅方向中心線L0に対する傾斜角度R1は、大人用汎用品(枕)で通常3°以上15°以下、好ましくは3°以上10°以下に設定されている。なお、図中では、境界線の傾斜角度を見易くするために、傾斜角度R1は、境界線4,5に隣接する位置に引いた補助線(中心線L0の平行線L1)に対して表示している。
また、第1実施形態と同様に、第1側頭部支持部2の首側短辺27(の接線)と第2側頭部支持部3の首側短辺28(の接線)とが、それぞれ、後頭部支持部21および側頭部支持部2,3の配設方向に平行な向きの、中央の頚椎支持部29の首側短辺26の連続方向(前記接線による直線L2)に対して、仰臥位姿勢の人の首または肩(他方端側)に向かって傾斜角度R2で傾斜するよう配置されており、この傾斜角度R2が、大人用汎用品(枕)で通常7°以上25°以下、好ましくは5°以上20°以下に設定されている。
さらに、本実施形態の枕20も、第1実施形態と同様、境界線4,5の対辺12,13が、それぞれ、後頭部支持部21および側頭部支持部2,3の配設方向に垂直な向きの、後頭部支持部21の幅方向中心線L0に対して、仰臥位の人の一方端側である頭頂(図示上方)から他方端側である首方向(図示下方)にかけて、互いに接近する傾斜状(傾斜角度R3)に形成されている。その傾斜角度R3は、前記境界線の傾斜角度R1と同じか、R1+20°以下、好ましくは、R1+5°以上R1+15°以下に設定される。図中では、傾斜角度を見易くするために、傾斜角度R3は、対辺12,13に隣接する位置に引いた補助線(中心線L0の平行線L3)に対して表示しており、また、傾斜角度R3は、対辺12,13の中点P5,P6において測定している点も同様である。
以上の構成により、枕20は、第1実施形態と同様、寝返りの際に、境界線4,5が、頭の移動方向に対して垂直方向に当たるので、頭が障壁(段差)に斜めに当たるような違和感を感じることがない。よって、スムーズに寝返りを打つことができる。さらに、枕20は、後頭部支持部21と、側頭部支持部2,3との間に、これらの上面どうしを接続する傾斜面部22,23が配設されているため、前記段差がより緩和されており、仰臥位から横臥位へ寝返りが、さらにスムーズにできるようになっている。
また、枕20は、肩と枕(側頭部支持部)との間の距離が近く、寝返り後の頭部が安定しやすいとともに、寝返り後に、人が、頭部(首)の前傾角度R4が5〜15°程度になる、顎を引いた自然体に近い横臥位をとった場合でも、寝返り後の側頭部を、側頭部支持部中央の安定した位置に収めることができる。したがって、本実施形態の枕20も、寝返り後は、側頭部が側頭部支持部により確実に支持され、安定した睡眠が妨げられることがない。
なお、本実施形態においては、頸椎支持部29は、後頭部支持部21の一端にのみ設けられているが、横臥位において側頭部に違和感が生じない程度であれば、第1側頭部支持部2と第2側頭部支持部3の一端(横臥位における肩側)に設けてもよい。頸椎支持部29と側頭部支持部2,3との間に、傾斜面部を設けてもよい。
また、本実施形態において、枕20は、発砲ウレタンなどの材料で一体成型することができるが、第1側頭部支持部2、第2側頭部支持部3、第1傾斜面部22、第2傾斜面部23および頸椎支持部29を、詰め物を封入した袋からなる枕ブロックとして作成した後、各枕ブロックを縫製することにより枕コア材を作成し、その枕コア材の表面を布製の生地でカバーすることによって製造することもできる。
その場合、第1傾斜面部22、第2傾斜面部23に対応する枕ブロックとして、後頭部支持部21と第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3の中間的な高さを有する枕ブロックを用いてもよい。
また、本実施形態においては、後頭部支持部21と第1側頭部支持部2および第2側頭部支持部3、第1傾斜面部22、第2傾斜面部23と、後頭部支持部21の一端(横臥位における肩側)に配設される頸椎支持部29を含み、頸椎支持部29の各枕ブロックの高さが異なる実施形態を例示しているが、各枕ブロックの高さが同じであっても寝姿勢において頭の高さが最適な高さになるように設計されていればよい。
すなわち、各枕ブロックの非圧縮時(枕を使用していない時)の高さが同じであっても、圧縮時(枕を使用している時)の沈み量の差(高さの差)に違いがでるように、枕ブロックの材料として硬さの異なる圧縮変形可能な弾性材料を用いてもよい。弾性材料を枕ブロックに用いることにより、寝返り時に圧縮により蓄えられた反発エネルギーが頭を持ち上げる際に作用するので、段差のある枕であっても頭を持ち上げやすくなり、寝返りしやすくなる。
さらに、本実施形態の枕20も、第1実施形態の枕10のように、オーダーメイド対応とすることができる。たとえば、図6のように、第1側頭部支持部2の首側短辺27の中点P3と、第2側頭部支持部3の首側短辺28の中点P4との間隔(距離W1)を、ユーザーの肩幅の長さW0に所定の係数(この例では1.1)を掛けた寝返り対応長さに設定することにより、特定のユーザーの肩幅の長さW0を考慮した仕様とすることができる。これにより、該特定のユーザーは、仰臥位から横臥位へ肩を支点として寝返りを打った場合であっても、自然体となる横寝姿勢をさらに保ちやすく、肩と枕が密着するので、頭部および顎が、枕からはみ出しにくくなり、好適である。
1 後頭部支持部
2 第1側頭部支持部
3 第2側頭部支持部
4 境界線
5 境界線
6 首側短辺
7 首側短辺
8 首側短辺
10 枕
11 枕
12 対辺
13 対辺
20 枕
21 後頭部支持部
22 第1傾斜面部
23 第2傾斜面部
24 境界
25 境界
26 首側短辺
27 首側短辺
28 首側短辺
29 頸椎支持部
30 枕
31 後頭部支持部
32,33 側頭部支持部
34,35 境界線
36,37,38 辺

Claims (5)

  1. 人の頭部が載置される枕であって、
    後頭部を支持する後頭部支持部と、
    前記後頭部支持部の両側部に並んで配設される2つの側頭部支持部と、を含み、
    前記枕を平面視したとき、前記側頭部支持部のそれぞれと前記後頭部支持部との境界線は、前記後頭部支持部および前記側頭部支持部の配設方向に垂直な向きの、前記後頭部支持部の中心線に関して線対称であり、2本の前記境界線間の距離は、前記中心線の一方端から他方端に向かって小さくなっていることを特徴とする枕。
  2. 2本の前記境界線は、それぞれ、前記中心線に対して3°以上15°以下傾斜していることを特徴とする請求項1に記載の枕。
  3. 前記平面視において、前記後頭部支持部の一辺に連続する、一方の側頭部支持部の一辺と他方の側頭部支持部の一辺とは、前記中心線に関して線対称であり、前記一方の側頭部支持部の前記一辺と前記他方の側頭部支持部の前記一辺との間の距離は、前記中心線の前記一方端から前記他方端に向かって大きくなっていることを特徴とする請求項1または2に記載の枕。
  4. 前記一方の側頭部支持部の前記一辺および前記他方の側頭部支持部の前記一辺は、それぞれ、前記後頭部支持部および前記側頭部支持部の配設方向に対して、7°以上25°以下傾斜していることを特徴とする請求項3に記載の枕。
  5. 前記一方の側頭部支持部の前記一辺の中点と前記他方の側頭部支持部の前記一辺の中点との間の距離が、前記枕を使用する人の肩幅の長さに、予め定められた値を乗じた長さであることを特徴とする請求項4に記載の枕。
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