JP7404761B2 - 化粧部材の補修方法 - Google Patents

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本発明は、各種基材に化粧シートを貼り合わせて製造された化粧部材の補修方法に関するものである。本発明は特に、建築物の外装用として用いられる化粧部材において、施工時に生じた傷や施工後の経時によって劣化した化粧部材表面を補修する方法に関するものである。
印刷技術を応用して製造された化粧紙や化粧シートは、様々な基材に貼り合わされて化粧板や化粧部材として用いられている。現代の住宅あるいは店舗などの床、壁、天井、家具などに用いられる建築材料においては、天然の材料を表面に用いたものに比べ、印刷技術を応用して意匠性を施した化粧板や化粧部材が大半を占めているといっても過言ではない。
このような用途に用いられる化粧シートにはその最表面に表面保護層を設けることが一般的に行なわれている。その目的としては、耐候性、耐傷性、耐汚染性の向上、表面光沢の調節などが挙げられるが、なかでも耐久消費財としての観点からは、耐候性や耐汚染性の向上は表面保護層の最も大きな役割であるともいえる。
特許文献1に記載された化粧シートは、最外層に耐候性に優れた透明アクリル系樹脂シートを用いて耐候性を向上させた化粧シートである。また、特許文献2に記載された不燃性化粧シートは、最外層にアクリル樹脂層に加えて、ふっ素樹脂層を用いた化粧シートである。
近年住宅の長期保証が常識となっているなかで、特に外装用部材に用いられる化粧シートの耐候性、耐汚染性向上は重要な課題となっている。このため外装用化粧シートの耐候性、耐汚染性向上のために、表面保護層の材料としてふっ素系樹脂材料が用いられることが多くなってきた。
しかしながら、耐候性に優れたふっ素系樹脂材料といえども全く劣化しない訳ではなく、施工後の長期の使用によって表面に欠陥が生じることがあるが、従来ふっ素系樹脂に密着する適当な補修塗料がなく、有効な補修方法が存在しなかった。また施工後の経時を待つまでもなく施工時において作業ミス等によって化粧部材の表面に擦傷等をつけてしまうこともあり、部材の交換に多大な費用が掛かるような場合にも簡便な補修方法が求められていた。
特開2008-110532号公報 特許第5630161号公報
本発明の解決しようとする課題は、施工時の傷や、施工してから年月が経ち、あるいは環境条件によって劣化した外装用化粧部材の表面にコート層を形成することで、化粧部材表面の欠陥を補修し、化粧部材を再生または延命する方法を提供することである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、任意の基材に化粧シートを貼り合わせた化粧部材の表面の補修方法であって、対象とする化粧シートは、着色熱可塑性樹脂シート基材上に、絵柄層と透明熱可塑性樹脂層を有し、透明熱可塑性樹脂層の表面には、表面保護層を設けて最外層とした積層体であって、表面保護層はふっ素樹脂系の樹脂組成物を含み、補修は、化粧シート表面を研磨材によって研磨した後、補修下塗り層、および補修上塗り層をこの順で設けるものであり、補修下塗り層には、アクリル変性ポリオレフィン樹脂を含むことを特徴とする化粧部材表面の補修方法である。
本発明に係る化粧部材表面の補修方法においては、アクリル変性ポリオレフィン樹脂を含む下塗り層を用いたことにより、ふっ素樹脂系透明保護層の上にも補修塗装が可能となった。
また、請求項2に記載の発明は、前記補修上塗り層がフィラーを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の化粧部材表面の補修方法である。
また、請求項3に記載の発明は、前記研磨が、240番手~1000番手の研磨紙またはこれに相当する研磨材を用いて行なわれることを特徴とする請求項1または2に記載の化粧部材表面の補修方法である。
本発明に係る補修方法によれば、化粧部材に貼り合せて用いられる化粧シートにおいて、施工してから年月が経ち、あるいは環境条件によって劣化した、化粧シートの表面にコート層を形成することで、劣化した化粧シート表面を補修し、化粧部材を再生または化粧部材の延命をする方法を提供することが可能である。
特に表面にふっ素樹脂系の樹脂組成物を含む表面保護層を設けた化粧部材の補修においても、補修下塗り層としてアクリル変性ポリオレフィン樹脂を含む樹脂組成物を用いたことにより、補修下塗り層と補修上塗り層の高い密着性が得られることを最大の特徴とするものである。
また請求項2に記載の発明のように、補修上塗り層がフィラーを含んでいる場合、耐摩耗性の向上に加えて、自然な表面光沢を得ることができる補修方法とすることができる。
請求項3に記載の発明のように、事前研磨を、240番手~1000番手の研磨紙またはこれに相当する研磨材を用いて行なうことにより、補修下塗り層の確実な密着性が得られると共に、作業の簡便さや作業効率も良好である。
図1は、本発明に係る化粧部材の補修方法について説明するための、部分拡大断面模式図である。
以下、本発明に係る化粧部材の補修方法について、図面を参照しながら、更に詳細に説明する。図1は本発明に係る化粧部材表面の補修方法について説明するための、化粧部材の部分拡大断面模式図である。ただし本発明は、ここに示す例にのみ限定されるものではない。
本発明は、任意の基材12に化粧シート10を貼り合わせた化粧部材20の表面の補修方法に関するものであって、対象とする化粧シート10は、着色熱可塑性樹脂シート基材
1上に、少なくとも絵柄層2と透明熱可塑性樹脂層4を有し、透明熱可塑性樹脂層4の表面には、表面保護層5を設けて最外層とした積層体である。また図1に示した例では、透明熱可塑性樹脂層4に凹凸部9が設けられているが、凹凸が無い場合もある。
着色熱可塑性樹脂層1としては、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等のポリオレフィン系樹脂や、塩化ビニル樹脂、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂)、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂等の熱可塑性樹脂に顔料や充填剤を添加した着色樹脂フィルムを用いることができる。
透明熱可塑性樹脂層4としては、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、アクリル樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ふっ素系樹脂等を用いることができる。
この例では、絵柄層2と透明熱可塑性樹脂層4との接着性を担保するためにヒートシール層3が設けられており、絵柄層2と透明熱可塑性樹脂層4との接着は、熱ラミネート法によっている。絵柄層2と透明熱可塑性樹脂層4との接着には、接着剤を用いたドライラミネート法が用いられる場合もある。この場合、ヒートシール層3は、接着剤層と読み替えれば良い。
表面保護層5はふっ素樹脂系の樹脂組成物を含んでいる。また着色熱可塑性樹脂層1の裏面には、化粧シート10を接着層11を介して基材層12に接着する際の接着性を担保するためのプライマー層6が設けられている。この化粧シート10を接着剤層11を介して基材層12に貼り合せたものが化粧部材20である。
化粧部材20に用いる基材層12としては、木材、合板、集成材、木質繊維板、パーティクルボード等の木質材料の他、アルミニウム型材、アルミニウム板、鋼板等の金属材料や、木粉を添加した合成樹脂材料、木質セメント板等、用途に応じて任意の材料を用いることができるが、風雨に晒される外装用の化粧部材の場合には、アルミニウム型材やアルミニウム板、ステンレス板等のように腐らず錆が生じ難い材料が適している。また不燃性が必要とされる場合にも金属系の基材層が好ましい。
本発明に係る補修方法としては、まず化粧シート表面を研磨材によって研磨した後、補修下塗り層7、および補修上塗り層8をこの順で設けるものであり、補修下塗り層7には、アクリル変性ポリオレフィン樹脂が含まれていることを特徴とする。
アクリル変性ポリオレフィン樹脂としては、各種アクリルモノマーと低分子量ポリプロピレンの共重合樹脂や、酸変性ポリオレフィンに、酸変性部分と反応する官能基を有する不飽和結合含有化合物を反応させた後に、(メタ)アクリル酸系モノマーをグラフト共重合することにより得られる樹脂組成物や、塩素化ポリプロピレンをアクリル変性したポリプロピレン樹脂等が含まれる。
研磨材としては、240番手~1000番手の研磨紙またはこれに相当する研磨材を用いることが望ましい。240番より粗いと補修塗装後も研磨筋が残る場合がある。1000番より細かい場合には、研磨効率が悪いばかりでなく、補修塗装の密着性が十分に確保できない場合がある。
研磨材としては、一般的な研磨紙や耐水研磨紙の他、研磨布や、不織布に研磨粒子を付着させた研磨用不織布や、布に液状の研磨剤を付着させたもの等も使用できる。研磨紙は、裏側にサンディングブロックを当てて研磨しても良いし、電動のオービタルサンダー等に取り付けて研磨しても良い。バフ研磨機を用いて、バフ表面に研磨剤を供給しながら研磨する方法もある。
化粧シートの表面に凹凸部が設けられている場合、研磨紙のように平坦な研磨材による研磨では、凹部にまで研磨が及ばない場合があるが、研磨用不織布やバフであれば、凹部にも研磨が及び易い。
研磨の深さについては、化粧部材表面の劣化の程度に応じて、表面保護層5の中間でとどめる場合もあるし、表面保護層5を完全に除去する場合もある。さらに劣化の程度によっては、透明熱可塑性樹脂層4を多少削り取る場合もある。実際上、研磨後の化粧部材表面には、特に意識しなくても上記の3つの場合が混在して存在するものと考えるべきである。
本発明の補修方法において用いる補修下塗り層7には、アクリル変性ポリオレフィン樹脂を用いているので、研磨後の表面が上記の3つの場合のいずれの場合であっても強固な付着性が確保される。
アクリル変性ポリオレフィン樹脂塗料を補修下塗り層として用いた場合、本発明の場合のように表面保護層がふっ素樹脂系の樹脂組成物を含む場合に限らず、従来から用いられているアクリル樹脂系やアクリルウレタン樹脂系の表面保護層に対しても強固な密着性が得られる。この事は、例えば施工後、長い年月が経過して表面保護層の材質が明確でない場合等であっても、本発明の補修方法は、適用が可能である事を意味している。
補修上塗り層8に用いる材料としては、ふっ素樹脂系、アクリル樹脂系、シリコーン樹脂系、ウレタン樹脂系等の樹脂を主成分とする透明樹脂塗料を用いることができる。具体的な塗料の商品の例として、ピュアライドUVプロテクトクリヤー、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー、パーフェクトトップ、ファインSi、ファインウレタンU100(日本ペイント株式会社)、アレスアクアグロス、アレスアクアレタン、アレスアクアシリコンAC2、シリコンテックス、ビニデラックス、アクアヤネフッソ、アクアヤネシリコン、セラMレタン、セラMシリコン、セラMシリコン2、ムキフッソ、コスモマイルドシリコン2、ヤネMシリコン、スーパーシリコンルーフペイント(関西ペイント株式会社)、ボンフロン水性UVカットクリヤー、ボンフロン弱溶剤エナメルGT、ボンフロン・マットGT-SR防藻、ボンフロンDEつち主剤(ベース)、ボンフロンパレ主剤(AGCコーテック株式会社)などが使用可能である。
補修下塗り層7および補修上塗り層8に用いる塗料には、フィラー添加することができる。フィラーとしては、シリカが一般的であるが、特にこれに限定されない。フィラーを添加することにより、表面の艶を調整することができる他、耐摩耗性や耐久性を向上させる効果もある。
また、補修下塗り層7及び補修上塗り層8には、耐光性を向上させるために紫外線吸収剤や光安定剤等の各種添加剤を添加することができる。
補修下塗り層7や、補修上塗り層8の塗装方法としては、刷毛塗り、ローラー塗り、スプレー塗装等、任意の塗装方法を用いることができる。このように、本発明による補修方法によれば、化粧部材の表面に貼り合せて用いられる化粧シートにおいて、施工時の傷や、施工してから年月が経ち、あるいは環境条件によって劣化した化粧シートの表面にコート層を形成することで、化粧シート表面の欠点を補修し、化粧部材を再生または化粧部材の延命をする方法を提供することが可能である。以下実施例と比較例に基づいて、本発明に係る化粧部材の補修方法について具体的に説明する。
<実施例1>
化粧シートの基材となる着色熱可塑性樹脂層として、厚さ70μmの着色ポリプロピレン樹脂フィルムを用いた。基材の一方の面にコロナ放電処理を施した後、ウレタン樹脂系印刷インキを用いて絵柄層を印刷した。絵柄層の上に、ヒートシール層を介して透明熱可塑性樹脂層として透明接着性樹脂層、厚さ50μmのアクリル-ふっ素系樹脂シートをこの順序で積層し、さらにふっ素系樹脂を主成分とする表面保護層を形成した。着色熱可塑性樹脂層の裏面にコロナ放電処理を施した後、プライマー層(厚さ1~2μm)を形成し、化粧シートを得た。化粧シートの総厚は、130μmであった。
化粧シートを接着層を介してアルミニウム基材に貼り合わせ、化粧部材を得た。接着層としては、ノーテープ工業社製No.5211を用いた。
このようにして得られた化粧部材の表面に補修塗装を施した。研磨材として240番手のサンドペーパーを用い、化粧部材表面を研磨した後、補修下塗り層としてアクリル変性ポリオレフィン系塗料を刷毛塗りで5μmの厚さになるように塗布し、さらにこの上に、補修上塗り層としてふっ素樹脂系塗料をスプレー塗装にて厚さ10μmとなるように形成した。
<実施例2>
実施例1と同様の化粧部材を用い、研磨材として1000番手のサンドペーパーを使用した以外は、実施例1と同様に補修塗装を実施した。
<比較例1>
実施例1と同様の化粧部材を用い、補修塗装に先立つ研磨処理を行わなかった以外は、実施例1と同様に補修下塗り層としてアクリル変性ポリオレフィン系塗料を刷毛塗りで5μmの厚さになるように塗布し、さらにこの上に、補修上塗り層としてふっ素樹脂系塗料をスプレー塗装にて厚さ10μmとなるように形成した。
<比較例2>
実施例1と同様の化粧部材を用い、実施例1と同様に240番手のサンドペーパーを用いて化粧部材表面を研磨した後、補修下塗り層を設けずに、実施例1と同様に補修上塗り層としてふっ素樹脂系塗料をスプレー塗装にて厚さ10μmとなるように形成した。
<比較例3>
実施例1と同様の化粧部材を用い、実施例1と同様に240番手のサンドペーパーを用いて化粧部材表面を研磨した後、補修下塗り層としてウレタン樹脂系塗料を実施例1と同様の条件で塗装し、実施例1と同様に補修上塗り層としてふっ素樹脂系塗料をスプレー塗装にて厚さ10μmとなるように形成した。
以上によって得られた5つのサンプルについて、補修塗装の密着性を評価した。評価方法としては、塗膜に2mm間隔で10×10の碁盤目カットを形成し、セロファン粘着テープを密着させて剥離する碁盤目剥離試験を採用した。評価基準として、100個の升目のうち何個が剥離せずに残ったかを数え、一つも剥離しない(100/100)を合格(〇)とした。
結果を表1に示す。
Figure 0007404761000001
表1の結果から分かるように、本発明の方法に基づく実施例1および2では、補修塗装の密着性が確保されているのに対して、比較例1のように研磨処理を行わなかった場合や
、比較例2のように補修下塗り層を設けなかった場合、さらに比較例3のように補修下塗り層としてアクリル変性ポリオレフィン系塗料を用いず、ウレタン樹脂系塗料を用いた場合では、補修塗装の密着性が十分に確保されていないことが分かる。
このように、本発明に係る補修方法によれば、表面保護層としてふっ素系樹脂層を用いた化粧部材においても、施工時の傷や経年劣化による化粧部材表面の欠陥を、補修することができることが分かった。
1・・・着色熱可塑性樹脂層
2・・・絵柄層
3・・・ヒートシール層
4・・・透明熱可塑性樹脂層
5・・・表面保護層
6・・・プライマー層
7・・・補修下塗り層
8・・・補修上塗り層
9・・・凹凸部
10・・・化粧シート
11・・・接着層
12・・・基材層
20・・・化粧部材

Claims (8)

  1. 任意の基材に化粧シートを貼り合わせた化粧部材の表面の補修方法であって、
    対象とする化粧シートは、着色熱可塑性樹脂シート基材上に、絵柄層と透明熱可塑性樹脂層を有し、透明熱可塑性樹脂層の表面には、表面保護層を設けて最外層とした積層体であって、
    表面保護層はふっ素樹脂系の樹脂組成物を含み、
    補修は、化粧シート表面を研磨材によって研磨した後、
    補修下塗り層、および補修上塗り層をこの順で設けるものであり、
    補修下塗り層には、アクリル変性ポリオレフィン樹脂を含み、
    補修上塗り層には、ふっ素樹脂、アクリル樹脂、またはシリコーン樹脂を含むことを特徴とする化粧部材表面の補修方法。
  2. 前記補修上塗り層がフィラーを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の化粧部材表面の補修方法。
  3. 前記研磨は、240番手~1000番手の研磨紙またはこれに相当する研磨材を用いて行なうことを特徴とする請求項1または2に記載の化粧部材表面の補修方法。
  4. 前記補修上塗り層には、ふっ素樹脂を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の化粧部材表面の補修方法。
  5. 前記補修下塗り層及び前記補修上塗り層のそれぞれがフィラーを含んでいることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の化粧部材表面の補修方法。
  6. 前記補修下塗り層及び前記補修上塗り層のそれぞれが紫外線吸収剤及び光安定剤を含んでいることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の化粧部材表面の補修方法。
  7. 前記補修下塗り層に含まれる前記アクリル変性ポリオレフィン樹脂が、アクリルモノマーとポリプロピレンとの共重合樹脂であって塩素化されていない共重合樹脂、または、酸変性ポリオレフィンに、酸変性部分と反応する官能基を有する不飽和結合含有化合物を反応させた後に、(メタ)アクリル酸系モノマーをグラフト共重合することにより得られる樹脂組成物であって塩素化されていない樹脂組成物であることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の化粧部材表面の補修方法。
  8. 前記透明熱可塑性樹脂層は、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、スチレン樹脂、ポリエステル系樹脂、またはポリカーボネート樹脂を含むことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の化粧部材表面の補修方法。
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