JP7180260B2 - 化粧シート表面の補修方法 - Google Patents
化粧シート表面の補修方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7180260B2 JP7180260B2 JP2018189086A JP2018189086A JP7180260B2 JP 7180260 B2 JP7180260 B2 JP 7180260B2 JP 2018189086 A JP2018189086 A JP 2018189086A JP 2018189086 A JP2018189086 A JP 2018189086A JP 7180260 B2 JP7180260 B2 JP 7180260B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- repair
- decorative sheet
- repairing
- thermoplastic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
化粧シートの表面にコート層を形成することで、劣化した化粧シート表面を補修し、化粧部材を再生または化粧部材の延命をする方法を提供することを課題とする。
化粧シート表面の補修方法であって、
対象とする化粧シートは、プラスチックフィルムを基材として熱可塑性樹脂層を有し、
熱可塑性樹脂層の表面には、表面保護層を設けて最外層とした積層体であって、
表面保護層はフッ素樹脂系、もしくはアクリル樹脂系の樹脂組成物を主成分としてなり、
補修は、化粧シート表面の補修をしようとする部分に対し、表面を研磨して表面保護層を一定量除去し、表面保護層の下に位置する熱可塑性樹脂層を露出させた後、
補修用ベースコート層、および補修用トップコート層をこの順で設けるものであり、
補修用ベースコート層には、補修用ベースコート層を、5~100μmの厚さで形成し、
補修用トップコート層には、フッ素系、アクリル系、シリコン系、ウレタン系のいずれかの樹脂を主成分とする補修用トップコート層を、5~100μmの厚さで形成することを特徴とする、化粧シート表面の補修方法である。
前記補修用ベースコート層、および補修用トップコート層は、どちらか一方もしくは両方にフィラーを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の化粧シート表面の補修方法である。
前記熱可塑性樹脂層の露出は、熱可塑性樹脂層に対して1~20μmの深さにまで研磨することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の化粧シート表面の補修方法である。
前記研磨は、240番手~400番手の研磨紙を用いて行なうことを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の化粧シート表面の補修方法である。
強固にすることが可能である。
Vプロテクトクリヤー、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー、パーフェクトトップ、ファインSi、ファインウレタンU100(日本ペイント株式会社)、アレスアクアグロス、アレスアクアレタン、アレスアクアシリコンAC2、シリコンテックス、ビニデラックス、アクアヤネフッソ、アクアヤネシリコン、セラMレタン、セラMシリコン、セラMシリコン2、ムキフッソ、コスモマイルドシリコン2、ヤネMシリコン、スーパーシリコンルーフペイント(関西ペイント株式会社)、ボンフロン水性UVカットクリヤー、ボンフロン弱溶剤エナメルGT、ボンフロン・マットGT-SR防藻、ボンフロンDEつち主剤(ベース)、ボンフロンパレ主剤(AGCコーテック株式会社)などが使用可能である。
本発明による補修を実施して出来栄え等を評価した。
評価項目は下記のとおりである。
・外観
・密着性
・耐候性。
化粧シート、および化粧部材の構成は下記のとおりである。
なお、図1は本発明に係る、化粧シート表面の補修方法、および実施例を説明するための、化粧部材の部分断面模式図である。ここでも、図1を参照しながら説明する。
着色ポリエチレン樹脂からなり、一方の面にコロナ放電処理を施した。
・絵柄層(2)
コロナ放電処理をした面に、ウレタン系印刷インキを用いて印刷手法によって絵柄を形成した。
・接着性樹脂層(3)
ウレタン系透明接着性樹脂層とした。
・熱可塑性樹脂層(4)
透明熱可塑性樹脂層とした。
・表面保護層(5)
アクリル系樹脂組成物を主成分とした層とした。
・補修部分(12)に対し、表面保護層(5)を、400番手の研磨紙でこすり、熱可塑性樹脂層(4)に対して、表面から10μmの深さまで研磨し熱可塑性樹脂層(4)を露出させた。
・次に補修用ベースコート層(6)として、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(つや有り)(日本ペイント社製)を用いて層形成した。
・続いて、補修用トップコート層(7)として、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(3分つや有り)(日本ペイント社製)を重ねて層形成した。
・厚さは補修用ベースコート層(6)、補修用トップコート層(7)のいずれも30μmとした。
化粧シート、および化粧部材の構成は、実施例1のとおりである。
・補修部分(12)に対し、表面保護層(5)を、400番手の研磨紙でこすり、熱可塑性樹脂層(4)に対して、表面から10μmの深さまで研磨し熱可塑性樹脂層(4)を露出させた。
・次に補修用ベースコート層(6)として、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(つや有り)(日本ペイント社製)を用いて層形成した。
・続いて、補修用トップコート層(7)として、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(3分つや有り)(日本ペイント社製)を重ねて層形成した。
・厚さは補修用ベースコート層(6)、補修用トップコート層(7)のいずれも5μm未満とした。
・この部分が実施例1とは異なる。
化粧シート、および化粧部材の構成は、実施例1のとおりである。
・補修部分(12)に対し、表面保護層(5)を、400番手の研磨紙でこすり、熱可塑性樹脂層(4)に対して、表面から10μmの深さまで研磨し熱可塑性樹脂層(4)を露出させた。
・次に補修用ベースコート層(6)として、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(つや有り)(日本ペイント社製)を用いて層形成した。
・続いて、補修用トップコート層(7)として、ピュアライドUVプロテクト4Fクリヤー(3分つや有り)(日本ペイント社製)を重ねて層形成した。
・厚さは補修用ベースコート層(6)、補修用トップコート層(7)のいずれも100μmより厚いものとした。
・この部分が実施例1とは異なる。
2・・・絵柄層
3・・・接着性樹脂層
4・・・熱可塑性樹脂層
5・・・表面保護層
6・・・補修用ベースコート層
7・・・補修用トップコート層
8・・・プライマー層
9・・・接着剤層
10・・・化粧シート
11・・・研磨部分
12・・・補修部分
20・・・基材
30・・・化粧部材
Claims (4)
- 化粧シート表面の補修方法であって、
対象とする化粧シートは、プラスチックフィルムを基材として熱可塑性樹脂層を有し、熱可塑性樹脂層の表面には、表面保護層を設けて最外層とした積層体であって、
表面保護層はフッ素樹脂系、もしくはアクリル樹脂系の樹脂組成物を主成分としてなり、
補修は、化粧シート表面の補修をしようとする部分に対し、表面を研磨して表面保護層を一定量除去し、表面保護層の下に位置する熱可塑性樹脂層を露出させた後、
補修用ベースコート層、および補修用トップコート層をこの順で設けるものであり、
補修用ベースコート層には、補修用ベースコート層を、5~100μmの厚さで形成し、
補修用トップコート層には、フッ素系、アクリル系、シリコン系、ウレタン系のいずれかの樹脂を主成分とする補修用トップコート層を、5~100μmの厚さで形成することを特徴とする、化粧シート表面の補修方法。 - 前記補修用ベースコート層、および補修用トップコート層は、どちらか一方もしくは両方にフィラーを含んでいることを特徴とする、請求項1に記載の化粧シート表面の補修方法。
- 前記熱可塑性樹脂層の露出は、熱可塑性樹脂層に対して1~20μmの深さにまで研磨することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の化粧シート表面の補修方法。
- 前記研磨は、240番手~400番手の研磨紙を用いて行なうことを特徴とする、請求項1~請求項3のいずれかに記載の化粧シート表面の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018189086A JP7180260B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | 化粧シート表面の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018189086A JP7180260B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | 化粧シート表面の補修方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020055264A JP2020055264A (ja) | 2020-04-09 |
JP7180260B2 true JP7180260B2 (ja) | 2022-11-30 |
Family
ID=70106069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018189086A Active JP7180260B2 (ja) | 2018-10-04 | 2018-10-04 | 化粧シート表面の補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7180260B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7535724B2 (ja) | 2020-11-27 | 2024-08-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ボード孔開け方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7404761B2 (ja) * | 2019-10-18 | 2023-12-26 | Toppanホールディングス株式会社 | 化粧部材の補修方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002001831A (ja) | 2000-06-27 | 2002-01-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧板の補修方法 |
JP2002355609A (ja) | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Toagosei Co Ltd | 構造物の補修方法 |
JP2016168786A (ja) | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2017177375A (ja) | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2017177376A (ja) | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2018051910A (ja) | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
-
2018
- 2018-10-04 JP JP2018189086A patent/JP7180260B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002001831A (ja) | 2000-06-27 | 2002-01-08 | Matsushita Electric Works Ltd | 化粧板の補修方法 |
JP2002355609A (ja) | 2001-05-31 | 2002-12-10 | Toagosei Co Ltd | 構造物の補修方法 |
JP2016168786A (ja) | 2015-03-13 | 2016-09-23 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2017177375A (ja) | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2017177376A (ja) | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
JP2018051910A (ja) | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 凸版印刷株式会社 | 化粧シート及び化粧材 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7535724B2 (ja) | 2020-11-27 | 2024-08-19 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | ボード孔開け方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020055264A (ja) | 2020-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5528350B2 (ja) | 積層体を製造するための方法 | |
AU2011347578B2 (en) | High-gloss surface by means of hot-coating | |
CN106013676B (zh) | 建材 | |
JP7180260B2 (ja) | 化粧シート表面の補修方法 | |
KR102038573B1 (ko) | 화장 시트 및 화장판 | |
US10953435B2 (en) | Method for producing building material | |
US12077916B2 (en) | Stainable surface | |
US8236384B2 (en) | Methods for enhancing visual aspect stability | |
CN106626930A (zh) | 金属面与木皮的复合工艺 | |
JP5119773B2 (ja) | 床用化粧材 | |
JP4746845B2 (ja) | 重合体溶液、艶消し塗料及び化粧シート | |
US7476436B2 (en) | Artist's cradle | |
CA2594376A1 (en) | Web-like coating film | |
JP4688989B2 (ja) | 塗装用粘着テープおよび塗装用粘着テープを用いた塗装方法 | |
JP4467679B2 (ja) | 化粧材 | |
JP7404761B2 (ja) | 化粧部材の補修方法 | |
JP2016089379A (ja) | 床用化粧シート | |
JP6736841B2 (ja) | 化粧シート及び化粧板 | |
KR101401068B1 (ko) | 무광 분체도료 조성물 | |
JP2019059098A (ja) | 化粧シート及び化粧部材 | |
JP2017039222A (ja) | 化粧シート及び化粧板 | |
JP2021055387A (ja) | 外装用化粧部材の補修材および補修方法 | |
US9809726B2 (en) | High-gloss surface by means of hot-coating | |
JP2017024202A (ja) | 化粧シート及び化粧板 | |
JP2017024201A (ja) | 化粧シート及び化粧板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210922 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220621 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20221018 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20221031 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7180260 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |