JP2017039222A - 化粧シート及び化粧板 - Google Patents

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Abstract

【課題】清掃時の拭き取り性の軽さ、拭きムラの見えにくさを有し、化粧材としての優れた清掃性を有する化粧シート及び化粧板を提供する。【解決手段】化粧シート10は、樹脂製の基材シート1上に絵柄模様層2、透明接着層3、透明熱可塑性樹脂層4、表面保護層7がこの順で形成される。上記表面保護層7の少なくとも最外面に位置する最外層は、フッ素樹脂と、60質量部以上の電離放射線硬化型樹脂とを含有し、且つJIS Z 8741に準拠した60度鏡面光沢が20以上35以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、樹脂製の化粧シート及び化粧板に関する。特に木質系など基材に貼り合わせて床材や、その周辺に用いることのできる、清掃性に優れる化粧シート及びその化粧板に関する技術である。
化粧シートは住宅建築が産業として発展する過程で開発され、発展をしてきた。特に集合住宅であるアパートやマンション、個人住宅ではプレハブ建築がその牽引役を果たしてきたといえる。
古来、住宅は木材や石材など地域の特性による材料を用い、また固有の文化に根ざした様式が人々の住まいであったが、住宅産業の発展とともに工業化が進み天然素材から人工素材への転換が行われてきた。あるいは近年では、高級な木材や石材を多用することが、森林破壊や環境問題に繋がる恐れがあることも、化粧シートの需要を拡大させる一要因となっている。
例えば近年では合板やMDF(中質繊維版)あるいはパーティクルボード等の木質基材の表面に化粧シートを貼り合わせた、所謂シートフローリング材が床材として広く用いられるようになっている(特許文献1参照)。
またアパートやマンション、個人住宅の室内内装工事完了後には、管理会社や美装業者による室内清掃がある。床面に散り積もった石膏ボードやパテ等接着剤の屑、埃等を水や洗剤を用いて拭き取り清掃を行う。
シートフローリング床材の拭き取り清掃を行う際、水拭き後の乾拭き性が重かったり、拭き取り時にムラになり易い場合は、清掃に手間が掛かるといった問題が発生する場合がある。
特許第5045180号公報
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、清掃時の拭き取り性の軽さ、拭きムラの見えにくさを有し、化粧材としての優れた清掃性を有する化粧シート及び化粧板を提供することを目的としている。
課題を解決するために、本発明の一態様である化粧シートは、樹脂製の基材シート上に絵柄模様層、透明接着層、透明熱可塑性樹脂層、表面保護層がこの順で形成され、上記表面保護層の少なくとも最外面に位置する最外層は、フッ素樹脂と、60質量部以上の電離放射線硬化型樹脂とを含有し、且つJIS Z 8741に準拠した60度鏡面光沢が20以上35以下であることを特徴とする。
本発明の態様によれば、室内施工時に堆積する石膏ボードや接着剤、パテ等の屑、埃を、拭き取り易く、化粧材としての清掃性を有する化粧シートを提供することが可能となる。
本発明に基づく実施形態に係る化粧シートの断面模式図を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明を行う。
本実施形態では、床用の化粧シート及び化粧板を例に挙げて説明するが、他の部位に使用する化粧シート及び化粧板であっても良い。
ここで、図面は模式的なものであり、厚さと平面寸法との関係、各層の厚さの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、及び構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
本実施形態の化粧シート10は、図1に示すように、樹脂製の基材シート1の上に、絵柄模様層2、透明接着層3、透明熱可塑性樹脂層4、表面保護層7をこの順に積層して形成されている。本実施形態は、表面保護層7が、第1表面保護層5及び第2表面保護層6の2層からなる場合の例である。
また基材シート1における、絵柄模様層2とは反対側の面(裏面)には、樹脂層からなる裏面樹脂コート層8が設けられている。
[化粧板]
また化粧板20は、図1に示すように、上記化粧シート10を基材11に貼り合わせることで構成される。
[基材11]
基材11としては、南洋材合板、パーティクルボード、中密度繊維板(以後MDF)、日本農林規格に規定される普通合板が使用可能である。また、木紛添加オレフィン系樹脂からなる基材も使用可能である。基材11の厚さは3〜25mm程度が好適である。基材11は、アルミなどの金属板、金属製の複合版であっても良い。
[基材シート1]
樹脂製の基材シート1は、例えば着色した熱可塑性樹脂からなる。熱可塑性樹脂としては、例えば塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、またポリオレフィン系のポリプロピレン樹脂あるいはポリエチレン樹脂、などを用いることができる。なかでも環境適合性や加工性、価格の点でポリオレフィン系樹脂を好ましく用いることができる。樹脂のグレードや組成は、そのほかにシーティングの容易さや印刷適性、曲げ加工に対する適性を考慮して選択することができる。
基材シート1を着色する場合には、化粧シート10を貼り合せる基材を隠蔽し、また絵柄模様層2の下地色として色相を適宜、選択することができる。例えば熱可塑性樹脂のシーティングに際して、顔料などの着色剤を混合、練りこむなどしておくことで着色ができる。あるいは絵柄模様層2を設ける前にベタインキ層として、コーティングあるいは印刷の手法を用いて絵柄模様層2の下に着色層を設けることもできる。
[絵柄模様層2]
絵柄模様層2は、既知の印刷手法を用いて設けることが出来る。基材シート1が巻取りの状態で用意できる場合には、ロールツーロールの印刷装置で絵柄模様層2の形成のための印刷を行うことができる。印刷手法は特に限定するものではないが、生産性や絵柄の品位を考慮すれば、例えばグラビア印刷法を用いることができる。
絵柄模様は、床材としての意匠性を考慮して任意の絵柄模様を採用すればよく、木質系の絵柄であれば各種木目が好んで用いられることが多く、木目以外にもコルクを絵柄模様とすることもできる。例えば大理石などの石材の床をイメージしたものであれば大理石の石目などの絵柄模様として用いられることもある。また天然材料の絵柄模様以外にそれらをモチーフとした人工的絵柄模様や幾何学模様などの人工的絵柄模様も用いることができる。
印刷インキについては、特に限定するものではないが、印刷方式に対応したインキを適宜選ぶことができる。とくに樹脂製の基材シート1に対する密着性や印刷適性また床材としての耐候性を考慮して選択することが好ましい。
また必要な場合には、絵柄模様層2と透明接着層3と、および透明接着層3と透明熱可塑性樹脂層4との接着性向上を目的として、絵柄模様層2の上に接着層(不図示)を設けても良い。この接着層(不図示)に用いる樹脂は特に限定するものではないが、例えば2液硬化型ウレタン樹脂などを用いることができ、例えばコーティング装置やグラビア印刷装置などを用いて設けることができる。
[透明接着層3]
透明接着層3は、基材シート1および絵柄模様層2と透明熱可塑性樹脂層4の接着を強固にする目的で設けられる。この接着が強固であることによって、化粧シート10に対し、曲面や直角面に追随する曲げ加工性を付与することができる。
[透明熱可塑性樹脂層4]
透明熱可塑性樹脂層4は、例えば塩化ビニル樹脂、アクリル樹脂、またポリオレフィン系のポリプロピレン樹脂あるいはポリエチレン樹脂、などを用いることができる。なかでも環境適合性や加工性、価格の点でポリオレフィン系樹脂を好ましく用いることができる。
樹脂のグレードや組成は、そのほかにシーティングの容易さや印刷適性、曲げ加工に対する適性を考慮して選択することができる。特に曲げ加工性においては曲げ部の白化や割れが発生しないことを考慮して選択することが重要である。
透明接着層3と透明熱可塑性樹脂層4の形成は、例えば共押し出しで両者を同時に押し出して形成することができる。
透明熱可塑性樹脂層4によって、化粧シート10は意匠的に厚みや深みが出る効果を有するほか、化粧シート10の耐候性、耐磨耗性能を向上させることができる。
[表面保護層7]
透明熱可塑性樹脂層4の上には表面保護層7を設ける。表面保護層7は単層でも良く、また複数の層を重ねて表面保護層7としても良い。本実施形態の化粧シート10では、図1で示すように、表面保護層7として、第1表面保護層5、および第2表面保護層6の2層が設けられている。表面保護層7が一層から構成されていても良い。この場合には、第2表面保護層6が表面保護層7となる。
第1表面保護層5および第2表面保護層6からなる表面保護層7を設けるには、それぞれの層を、硬化型樹脂の種類に応じて、既知のコーティング装置および熱乾燥装置および紫外線照射装置を用いて塗布および塗膜の硬化を行うことができる。
表面保護層7は、曲げ加工性、耐傷付性や清掃性に関してその優劣を左右する重要な役割をもつ。表面保護層7は、硬化型樹脂を主成分とする。すなわち樹脂成分が実質的に硬化型樹脂から構成されることが好ましい。実質的とは、例えば樹脂全体を100質量部とした場合に80質量部以上を指す。表面保護層7には、必要に応じて、耐侯剤、可塑剤、安定剤、充填剤、分散剤、染料、顔料等の着色剤、溶剤等を含んでもよい。
表面保護層7の表面に、所与の意匠性を付与するために凹凸が形成されていてもよい。通常はエンボス加工によって凹凸模様を形成する。エンボス加工方法は特に限定されない。エンボス加工には、公知の枚葉式又は輪転式のエンボス機が用いられる。凹凸形状としては、例えば、木目板導管溝、石板表面凹凸(花崗岩劈開面等)、布表面テクスチャア、梨地、砂目、ヘアライン、万線条溝等がある。
[第2表面保護層6]
第2表面保護層6は、表面保護層7の最外面に位置する最外層である。この第2表面保護層6は、フッ素樹脂及び電離放射線硬化型樹脂を含有する。また、第2表面保護層6には、60度鏡面光沢を所望の光沢度に調整するために、シリカその他のマット剤が添加されている。
第2表面保護層6は、更に熱硬化型樹脂を含んでいても良い。但しこの場合であっても、硬化型樹脂の含有割合として、電離放射線硬化型樹脂が樹脂全体の60質量部以上とする。
ここで特に清掃性を考慮して選択することが重要である。われわれはこの点に関して鋭意検討を重ねてきた結果、次の知見を見出すことができた。
すなわち、表面保護層7のうちの最外層に当たる第2表面保護層6の主成分が、紫外線硬化型樹脂および熱硬化型樹脂の混合物とすることで、床に用いた場合の耐傷つき性を満足させると同時に曲げ加工においては表面保護層7の白化や割れが発生し難くなるとの知見を得た。
この知見からは、表面保護層7のうち、少なくとも最外層に当たる第2表面保護層6は、紫外線硬化型樹脂および熱硬化型樹脂の混合物から構成すると良い。勿論その混合物に適宜他の添加物を付与しても良い。特に紫外線硬化型樹脂と熱硬化型樹脂との混合比が、質量比で、7:3〜9:1の範囲となるように設定、すなわち、混合物のうち、紫外線硬化型樹脂が80〜90%質量となっており、熱硬化型樹脂が10〜20%質量となっていると良い。上記の主成分とは、例えば紫外線硬化型樹脂および熱硬化型樹脂の混合物の量が全量の70%以上を指す。
このように、表面保護層7のうちの最外層に当たる第2表面保護層6の主成分が、紫外線硬化型樹脂および熱硬化型樹脂の混合物とすることで、床に用いた場合の耐傷つき性を満足させると同時に曲げ加工においては表面保護層7の白化や割れが発生し難くなる。
[電離放射線硬化型樹脂]
ここで電離放射線硬化型樹脂としては特に限定されず、紫外線、電子線等の電離放射線の照射により重合架橋反応可能なラジカル重合性二重結合を分子中に含むプレポリマー(オリゴマーを含む)及び/又はモノマーを主成分とする透明性樹脂が使用できる。これらのプレポリマー又はモノマーは、単体又は複数を混合して使用できる。硬化反応は、通常、架橋硬化反応である。
具体的には、前記プレポリマー又はモノマーとしては、分子中に(メタ)アクリロイル基、(メタ)アクリロイルオキシ基等のラジカル重合性不飽和基、エポキシ基等のカチオン重合性官能基等を有する化合物が挙げられる。また、ポリエンとポリチオールとの組み合わせによるポリエン/チオール系のプレポリマーも好ましい。ここで、(メタ)アクリロイル基とは、アクリロイル基又はメタクリロイル基の意味である。
ラジカル重合性不飽和基を有するプレポリマーとしては、例えば、ポリエステル(メタ)アクリレート、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、トリアジン(メタ)アクリレート、シリコーン(メタ)アクリレート等が挙げられる。これらの分子量としては、通常250〜100000程度が好ましい。
ラジカル重合性不飽和基を有するモノマーとしては、例えば、単官能モノマーとして、メチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート等が挙げられる。また、多官能モノマーとしては、例えば、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンエチレンオキサイドトリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
カチオン重合性官能基を有するプレポリマーとしては、例えば、ビスフェノール型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ化合物等のエポキシ系樹脂、脂肪酸系ビニルエーテル、芳香族系ビニルエーテル等のビニルエーテル系樹脂のプレポリマーが挙げられる。また、チオールとしては、例えば、トリメチロールプロパントリチオグリコレート、ペンタエリスリトールテトラチオグリコレート等のポリチオールが挙げられる。ポリエンとしては、例えば、ジオール及びジイソシアネートによるポリウレタンの両端にアリルアルコールを付加したものが挙げられる。
電離放射線硬化型樹脂を硬化させるために用いる電離放射線としては、電離放射線硬化型樹脂(組成物)中の分子を硬化反応させ得るエネルギーを有する電磁波又は荷電粒子が用いられる。通常は紫外線又は電子線を用いればよいが、可視光線、X線、イオン線等を用いてもよい。
紫外線源としては、例えば、超高圧水銀灯、高圧水銀灯、低圧水銀灯、カーボンアーク灯、ブラックライト、メタルハライドランプ等の光源が使用できる。紫外線の波長としては、通常190〜380nmが好ましい。
電子線源としては、例えば、コッククロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、又は直線型、ダイナミトロン型、高周波型等の各種電子線加速器が使用できる。その中でも、特に100〜1000keV、好ましくは100〜300keVのエネルギーをもつ電子を照射できるものが好ましい。
2液硬化型ウレタン系樹脂としては特に限定されないが、中でも主剤としてOH基を有するポリオール成分(アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、エポキシポリオール等)と、硬化剤成分であるイソシアネート成分(トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メタキシレンジイソシアネート等)とを含むものが使用できる。
[フッ素樹脂]
ここで汚染性向上策としてシリコーン樹脂やフッ素樹脂を最表面に設定することが出来る。特にフッ素樹脂は最小レベルの表面張力を示すことが広く知られており、耐汚染材料として好適である。
第2表面保護層6が含有するフッ素樹脂としては、例えば、四フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレン―エチレン共重合体、ポリビニリデンフルオライドなどが挙げられ、これら以外にも多くの誘導体を用いることができる。
またこれらのフッ素樹脂の製造メーカーとしてはダイキン工業(株)、三井・デュポンフロロケミカル(株)などが挙げられる。
第2表面保護層6が含有するフッ素樹脂の量は、10質量部以上100質量部以下が好ましい。より好ましくは20質量部以上である。
ここで、フッ素樹脂自体が硬化型樹脂であっても良い。すなわち、フッ素樹脂の一部が、表面保護層7の主成分である硬化型樹脂の一部を兼ねていても良い。このように、第2表面保護層6の樹脂成分全部がフッ素樹脂であっても良い。
[60度鏡面光沢]
また第2表面保護層6には、シリカその他のマット剤を添加し、その添加するマット剤及びその量の配合を調整することで、第2表面保護層6のJIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢の値が、化粧シート10の目的に応じた所望の光沢度となるように調整する。本実施形態では、所望の60度鏡面光沢として、5以上20未満の範囲、若しくは20以上35以下の範囲とする。
このように、第2表面保護層6のJIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢の値を、5以上35以下にすることにより、後述のように、清掃時における拭き取り後のムラが目立たくなる。
ここで、光沢度が高くなるほど、拭き取り性は向上するものの、意匠性がその分損なわれる。拭き取り性の向上と所要以上の意匠性の付与との兼ね合いから60度鏡面光沢の値を、5以上35以下としている。このとき、相対的に意匠性を重視する場合には、5〜20に調整し、相対的に拭き取り性の向上を重視する場合には、20〜35に調整すると良い。
[第1表面保護層5]
第1表面保護層5については、最外層である第2表面保護層6と同様の組成の樹脂を用いてもよく、別個に樹脂の種類や組成、比率を変えたものを用いても構わない。
化粧シート10の絵柄模様層2の側に関しては以上のとおりであるが、化粧シート10を木質基材に貼り合わせて化粧板20として使用あるいはさらに部材に加工するに当たっては、樹脂製の基材シート1の表裏両面のうち絵柄模様層2の反対側の面に、シリカ粉末を含む樹脂層である裏面樹脂コート層8を設けて、木質基材11との接着強度を向上させても良い。この貼り合わせに用いる接着剤は、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体のエマルジョン型接着剤などを用いることができる。
以上のような材料構成の本実施形態の化粧シート10は、清掃性を有し、床材としての耐傷つき性、曲げ加工性を有し、特に床材用の化粧シート10として好適なものである。なお、本実施形態の化粧シート10は、床材への適用に限定されず、階段の踏み板などの床面周囲に使用される化粧材用の化粧シートとしても適用可能である。
本実施形態は、次のよう効果を奏する。
(1)表面保護層7のうち、少なくとも最外面に位置する最外層である第2表面保護層6が、フッ素樹脂及び電離放射線硬化型樹脂を含有し、且つJIS Z 8741に準拠した60度鏡面光沢が20以上35以下である。
この構成によれば、耐傷つき性を付与しつつ、室内施工時に床に堆積する石膏ボードや接着剤、パテ等の屑、埃を、拭き取り易く、化粧材としての清掃性を有する化粧シート10を提供することが可能となる。特に、第2表面保護層6にフッ素樹脂を含有させつつ、60度鏡面光沢を20以上35以下の光沢度に特定することで、清掃性をより向上させた化粧シート10及び化粧板を提供することが出来る。
(2)表面保護層7のうち、少なくとも最外面に位置する最外層である第2表面保護層6が、フッ素樹脂及び電離放射線硬化型樹脂を含有し、且つJIS Z 8741に準拠した60度鏡面光沢が5以上20未満である。
この構成によれば、耐傷つき性を付与しつつ、室内施工時に床に堆積する石膏ボードや接着剤、パテ等の屑、埃を、拭き取り易く、化粧材としての清掃性を有する化粧シート10を提供することが可能となる。特に、第2表面保護層6に変性シリコーンを含有させつつ、60度鏡面光沢を5以上20未満の光沢度に特定することで、清掃性を向上させつつ、低光沢で意匠性の高い化粧シート10を提供することができる。
以下本発明を実施例によってさらに具体的かつ詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではない。
<実施例1>
以下の材料構成および手順によって、図1と同じ層構成の化粧シート10を作成した。
(1)基材シート1として、着色ポリエチレンフィルム(リケンテクノス社製FZ)を用いた。
(2)基材シート1の表面に、絵柄模様層2として、グラビアインキ(東洋インキ社製ラミスター(登録商標))を用いて木目柄をグラビア印刷機で印刷して設けた。
(3)また基材シート1の裏面に、裏面樹脂コート層8として、シリカ粉末を含有する2液ウレタン系プライマー樹脂を乾燥後の厚みが1μmとなるようにグラビア印刷によって層形成した。
(4)接着層(図1では不図示)として、絵柄模様層2の上にポリエステルポリオールを主剤としてイソホロンジイソシアネートを硬化剤とする2液ウレタン樹脂接着剤を乾燥後の塗布量が2g/mになるよう塗工した。
(5)透明接着層3(厚さ10μm)として、マレイン酸変性ポリプロピレン樹脂を使用し、透明熱可塑性樹脂層4(厚さ115μm)として、主成分アイソタクチックペンタッド分率95%のポリプロピレン(プライムポリマー社製)を用いた。
このとき、透明接着層3と透明熱可塑性樹脂層4の積層は、透明接着層3が絵柄模様層2側になるように、両者を押出し機を用いて共押し出しして積層した。
(6)第1表面保護層として、透明熱可塑性樹脂層4の上に、シリカが内添された熱硬化型アクリルウレタン樹脂(DICグラフィックス社製)およびイソシアネート系硬化剤(DICグラフィックス社製)を混合した塗液を乾燥後の厚さ9μmで塗工した。
更に、第2表面保護層として、紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂、フッ素樹脂Aおよびイソシアネート系硬化剤(DICグラフィックス社製)を混合した塗液を乾燥後の厚さ6μmで塗工した。ここで、紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂を60質量部、フッ素樹脂Aを30質量部となるように設定した。
その際、JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が20になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層にシリカからなるマット剤を内添した熱硬化型アクリルウレタン樹脂を添加した。
ここで、フッ素樹脂A、B、Cは次の通りである。
フッ素樹脂A:商品名「ディフェンサFH−700」、メーカー「DIC(株)」
フッ素樹脂B:商品名「ディフェンサFH−710」、メーカー「DIC(株)」
フッ素樹脂C:商品名「リオデュラスF−1014」、メーカー「東洋インキ(株)」
(7)続いて紫外線照射(高圧水銀灯、200mJ/cm)により、紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂を硬化させ実施例1の化粧シートを得た。
<実施例2>
実施例1に記載のフッ素樹脂Aに替えてフッ素樹脂Bを使用した以外は同様の手順で実施例2の化粧シートを作製した。
<実施例3>
実施例1に記載のフッ素樹脂Aに替えてフッ素樹脂Cを使用した以外は同様の手順で実施例3の化粧シートを作製した。
<実施例4>
実施例1に記載のフッ素樹脂Aを30質量部に替えてフッ素樹脂Aを10質量部を使用した以外は同様の手順で実施例4の化粧シートを作製した。
<実施例5>
実施例1に記載のフッ素樹脂Aを30質量部に替えてフッ素樹脂Bを10質量部を使用した以外は同様の手順で実施例5の化粧シートを作製した。
<実施例6>
実施例1に記載のフッ素樹脂Aを30質量部に替えてフッ素樹脂Cを10質量部を使用した以外は同様の手順で実施例6の化粧シートを作製した。
<実施例7>
実施例1に記載の(6)以降の手順において下記のように変更して実施例7の化粧シートを作製した。
すなわち、(6)第1表面保護層の形成として、シリカが内添された熱硬化型アクリルウレタン樹脂(DICグラフィックス社製)およびイソシアネート系硬化剤(DICグラフィックス社製)を混合した塗液を乾燥後の厚さ9μmで塗工した。
更に、第2表面保護層の形成として、紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂(DICグラフィックス社製)およびシリカが内添された熱硬化型アクリルウレタン樹脂(DICグラフィックス社製)を7:3の混合比率になるように調製し、フッ素樹脂Aを30質量部およびイソシアネート系硬化剤(DICグラフィックス社製)を混合した塗液を乾燥後の厚さ6μmで塗工した。
その際、JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が20になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層にシリカからなるマット剤を内添した熱硬化型アクリルウレタン樹脂を添加した。
(7)続いて紫外線照射(高圧水銀灯、200mJ/cm)により、紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂を硬化させ実施例7の化粧シートを得た。
<実施例8>
JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が5になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層の配合を変更した以外は、実施例1と同様の方法で実施例8の化粧シートを作成した。
<実施例9>
JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が8になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層の配合を変更した以外は、実施例1と同様の方法で実施例9の化粧シートを作成した。
<実施例10>
JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が27になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層の配合を変更した以外は、実施例1と同様の方法で実施例10の化粧シートを作成した。
<実施例11>
JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が35になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層の配合を変更した以外は、実施例1と同様の方法で実施例11の化粧シートを作成した。
<比較例1>
実施例1に記載のフッ素樹脂Aを30質量部に替えてフッ素樹脂Aを1質量部を使用した以外は同様の手順で比較例1の化粧シートを作製した。
<比較例2>
実施例1に記載の(6)以降の手順において下記のように変更して比較例2の化粧シートを作製した。
すなわち、(6)第1表面保護層の形成として、シリカが内添された熱硬化型アクリルウレタン樹脂(DICグラフィックス社製)およびイソシアネート系硬化剤(DICグラフィックス社製)を混合した塗液を乾燥後の厚さ9μmで塗工した。
更に、第2表面保護層の形成として、紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂(DICグラフィックス社製)およびシリカが内添された熱硬化型アクリルウレタン樹脂(DICグラフィックス社製)を5:5の混合比率になるように調製し、フッ素樹脂Aを30質量部およびイソシアネート系硬化剤(DICグラフィックス社製)を混合した塗液を乾燥後の厚さ6μmで塗工した。
その際、JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が20になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層にシリカからなるマット剤を内添した熱硬化型アクリルウレタン樹脂を添加した。
(7)続いて紫外線照射(高圧水銀灯、200mJ/cm)により、紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂を硬化させ比較例2の化粧シートを得た。
<比較例3>
JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が3になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層の配合を変更した以外は、実施例1と同様の方法で比較例3の化粧シートを作成した。
<比較例4>
JIS Z 8741に準拠する60度鏡面光沢値が40になるように、第1表面保護層及び第2表面保護層の配合を変更した以外は、実施例1と同様の方法で比較例4の化粧シートを作成した。
<評価用床用化粧板の作成>
実施例1〜実施例11、比較例1〜比較例4で作成した化粧シートを厚み3mmのMDF(広葉樹)の表面に貼り合わせて評価用の化粧材とした。
貼り合わせのための接着剤として、2液水性エマルジョン接着剤(中央理化工業社製リカボンド(登録商標)BA−10L/BA−11B=100:2.5)を用いて、ウエット状態で100g/mの塗工量で貼り合わせた。次いで24時間養生して化粧材(評価用の化粧材)とした。
<評価項目および評価方法>
実施例1〜実施例11、比較例1〜比較例4の材料構成、手順によって作成した化粧シートをもちいた化粧板を下記の評価項目および評価方法によって試験、評価した。
(1)60度鏡面光沢値測定
試験方法はJIS Z 8741に準拠して行った。
(2)拭き取り性試験
吉野石膏製「タイガーパテ120」(下地、仕上げ兼用)を各化粧材に手塗りし、1時間養生後、水を硬く絞ったモップで拭き取り、更に乾拭きにて拭き取った。
そして、拭きムラ確認 10人の試験員に対し官能試験を実施した。
評価の指標は次の通りである。
○:良いとした人 7人〜10人
△:良いとした人 1人〜6人
×:良いとした人 0人
(3)意匠性試験
化粧材としての光沢意匠性を、10人の試験員に対し官能試験を実施した。
評価の指標は次の通りである。
○:良いとした人 7人〜10人
△:良いとした人 1人〜6人
×:良いとした人 0人
(4)スリッパ摺動試験
塩化ビニル素材のスリッパに45g/cmの荷重を加えた状態で200000往復摺動運動させた。その後、黒マジックで汚染し、乾拭きで拭き取った。評価の指標は次の通りである。
○:全面拭き取れる
△:一部拭き取れる
×:拭き取れない
(5)総合評価
(2)〜(4)の評価を総合した。指標は次の通りである。
◎:○評価が3つのもの
○:○評価が2つで△評価が1つのもの
△:○評価が1つで△評価が2つのもの
×:1つ以上×評価があるもの
<評価結果>
評価結果を表1に示す。
Figure 2017039222
実施例1〜実施例11においては、(5)総合評価において「△」以上の評価であり、60度鏡面光沢値が5〜35の範囲において良好な結果を示していた。
フッ素樹脂Aの添加量が1質量%の比較例1においては、スリッパ試験での評価が低い。フッ素樹脂をある程度以上添加しないと清掃性について効果が発現しないことがわかる。
紫外線硬化型ウレタンアクリレート樹脂と熱硬化型アクリルウレタン樹脂の割合が5:5の比較例2においては、スリッパ試験での評価が低い。電離放射線硬化型樹脂をある程度以上添加しないと清掃性について効果が発現しないことがわかる。
相対的に60度鏡面光沢値が3の比較例3においては、拭き取り後のムラが目立ち易いことが確認された。これは光沢値が、拭きムラの目立ちやすさに効果があることを示している。
第2表面保護層の60度鏡面光沢値が40の比較例4においては、耐拭き取り性に優れる反面、光の反射によって柄が見えにくくなる傾向があり、意匠性が不合格となっており、意匠性を満足させるためには60度光沢値35以下で効果があることがわかる。
これらの結果を総合すると、最外面の60度光沢値が、5以上35以下であることによって、化粧材としての清掃性と意匠性を有する化粧シートを提供することが可能になることがわかる。
ここで、60度鏡面光沢が5以上20未満の実施例7,8においては、他の実施例に比べて拭き取り性が相対的にやや落ちるものの、他の実施例に比べて意匠性がやや良好になっていたことを確認している。
なお最外面の60度光沢値が8以上35未満である実施例1〜7、9〜11においては他の実施例に比べて拭き取り性試験での評価が良好であった。これは光沢値によって汚れの目立ち易さの違いがあることを示している。
さらに添加するフッ素樹脂の量を30質量部以上であり、かつ熱硬化型アクリルウレタン樹脂を含まず、かつ光沢値が20〜35である実施例1〜2、10、11においては、他の実施例に比べて拭き取り性もしくはスリッパ摺動性での評価が良好であった。これは主成分の電離放射線硬化型樹脂の割合、フッ素樹脂の量、および光沢値が清掃性に対して効果の度合いを決めていることを示している。
以上の結果から、本発明によれば、清掃性を有し、化粧材としての意匠性を有する化粧シートを提供することが可能であることを検証することができた。
1 基材シート
2 絵柄模様層
3 透明接着層
4 透明熱可塑性樹脂層
5 第1表面保護層
6 第2表面保護層
7 表面保護層
8 裏面樹脂コート層
10 化粧シート
11 基材
20 化粧板

Claims (4)

  1. 樹脂製の基材シート上に絵柄模様層、透明接着層、透明熱可塑性樹脂層、表面保護層がこの順で形成され、
    上記表面保護層の少なくとも最外面に位置する最外層は、フッ素樹脂と、60質量部以上の電離放射線硬化型樹脂とを含有し、且つJIS Z 8741に準拠した60度鏡面光沢が20以上35以下であることを特徴とする化粧シート。
  2. 樹脂製の基材シート上に絵柄模様層、透明接着層、透明熱可塑性樹脂層、表面保護層がこの順で形成され、
    上記表面保護層の少なくとも最外面に位置する最外層は、フッ素樹脂と、60質量部以上の電離放射線硬化型樹脂とを含有し、且つJIS Z 8741に準拠した60度鏡面光沢が5以上20未満であることを特徴とする化粧シート。
  3. 上記フッ素樹脂を、上記最外層を構成する樹脂成分を100質量部とした場合、10質量部以上100質量部以下含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した化粧シート。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の化粧シートを用いて作製した化粧板。
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