JP7403905B1 - 液体散布装置 - Google Patents

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Abstract

液体散布装置1は、散布対象物が存在している筋状領域に沿って移動するものであって、筋状領域の両側に位置する第1移動手段21及び第2移動手段22を有する装置本体10と、液体を収容する第1タンク41及び第2タンク42と、液体を散布対象物に対して放出する散布部53を有する散布機構50と、を備え、第1タンク41は、装置本体10の第1移動手段21の側に設けられており、第2タンク42は、装置本体10の第2移動手段22の側に設けられている。

Description

特許法第30条第2項適用 ▲1▼https://legmin.co.jp/(掲載日:令和3年8月3日) ▲2▼http://www.city.fukaya.saitama.jp/ikkrwebBrowse/material/files/group/79/chirashi.pdf(掲載日:令和3年11月15日) https://deep-valley.jp/news/news1073/(掲載日:令和3年12月17日) ▲3▼農園の圃場にて、液体散布装置の実証試験を行った。(試験日:令和3年12月1日、令和3年12月2日) ▲4▼新聞社が液体散布装置の実証試験の見学会について、記事にした新聞を発行した。(発行日:埼玉新聞 令和3年12月21日、毎日新聞 令和4年1月10日)
本発明は、液体散布装置に関する。
従来、作業者が例えばリモートコントローラで遠隔操作することができる農薬散布車が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2021-171039号公報
特許文献1の構成では、農薬を収容する薬液タンクが車体の上部に配置される。そのため、農薬散布車の重心が高くなり農薬散布車の走行が不安定になるという問題がある。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、安定した走行を実現できる液体散布装置を提供することを目的とする。
本発明の液体散布装置は、散布対象物が存在している筋状領域に沿って移動する液体散布装置であって、前記筋状領域の両側に位置する第1移動手段及び第2移動手段を有する装置本体と、液体を収容する第1タンク及び第2タンクと、前記液体を前記散布対象物に対して放出する散布部を有する散布機構と、を備え、前記第1タンクは、前記装置本体の前記第1移動手段の側に設けられており、前記第2タンクは、前記装置本体の前記第2移動手段の側に設けられている。
前記装置本体は、前記第1移動手段を支持する第1脚部、前記第2移動手段を支持する第2脚部、及び前記第1脚部と前記第2脚部とを連結する連結部を有し、前記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の下限が前記連結部よりも下方となるように設けられていてもよい。
前記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の上限が前記連結部よりも下方となるように設けられていてもよい。
前記第1タンクが、前記第1脚部に設けられており、前記第2タンクが、前記第2脚部に設けられていてもよい。
前記散布部は、前記第1移動手段と前記第2移動手段との間に配置され、前記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の下限が前記散布部よりも下方となるように設けられていてもよい。
前記散布部は昇降可能に構成され、前記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の下限が、可動範囲内における上限に位置する前記散布部よりも下方となるように設けられていてもよい。
前記第1タンク又は前記第2タンクが前記第1移動手段又は前記第2移動手段の上方の領域であって、かつ、前記第1移動手段又は前記第2移動手段が走行する幅の領域に設けられていてもよい。
前記第1移動手段と前記第2移動手段の間の距離が変更可能であってもよい。
前記散布機構は、前記第1タンクと前記第2タンクとを相互に接続する接続流路と、前記接続流路を通じて、前記第1タンク内の前記液体を前記第2タンクに移送すること、又は、前記第2タンク内の前記液体を前記第1タンクに移送することの少なくともいずれかを行う循環ポンプと、をさらに有してもよい。
前記散布機構は、前記第1タンク及び前記第2タンクの前記液体の残量を検出するための残量検出手段と、前記残量検出手段の検出結果に基づき前記循環ポンプを動作させる制御部と、をさらに有してもよい。
前記制御部は、前記第1タンクの前記液体の残量と前記第2タンクの前記液体の残量との差が所定の閾値を超える場合、前記循環ポンプを動作させ、前記第1タンク及び前記第2タンクのうち前記残量の多い一方のタンクから他方のタンクに前記液体を移送させてもよい。
前記散布機構は、前記第1タンクと前記散布部とを接続するとともに前記第2タンクと前記散布部とを接続する流路と、前記流路を、前記第1タンクの前記液体のみが前記散布部から放出される接続状態と、前記第2タンクの前記液体のみが前記散布部から放出される接続状態と、前記第1タンクと前記第2タンクとの両方の前記液体が同時に前記散布部から放出される接続状態とのいずれかの状態に切り替える切替機構と、をさらに有してもよい。
前記制御部は、液体の入った前記第1タンクの重さと液体の入った前記第2タンクの重さの差に基づき、前記第1タンクの前記液体の残量と前記第2タンクの前記液体の残量との差が所定の閾値を超えるか否かを判定してもよい。
本発明によれば、安定した走行を実現できる液体散布装置を提供できるという効果を奏する。
液体散布装置の構成を示す正面図である。 図1の液体散布装置が畑を走行している状態を示す図である。 液体散布装置の装置本体を模式的に示す斜視図である。 液体散布装置の構成を示す右側面図である。 散布機構の構成要素を模式的に示す図である。 残量検出センサの検出結果に基づく散布用ポンプの動作の一例のフローチャートである。 残量検出センサの検出結果に基づく循環用ポンプの動作の一例のフローチャートである 変形例である散布機構の構成要素を模式的に示す図である。 装置本体の変形例を示す図である。 第1タンクの具体的な構成の一例を示す模式図ある。 液体散布装置の他の構成例を説明するための模式図である。
本発明の一実施形態の液体散布装置1について、以下、図面を参照して説明する。以下では、図面に描かれた対象物の向きに合わせて「上」及び「下」のような方向を示す用語が使用されるが、これらの用語は本発明を限定する意図で使用されるものではない。「上」及び「下」の方向は、液体散布装置1の高さ方向に対応する。「左」及び「右」の方向は、液体散布装置1の幅方向に対応する。
図1は、液体散布装置1の構成を示す正面図である。図2は、図1の液体散布装置1が畑を走行している状態を示す図である。図3は、液体散布装置1の装置本体10を模式的に示す斜視図である。図4は、液体散布装置1の構成を示す側面図である。
液体散布装置1は、散布対象物が存在している筋状領域に沿って移動しながら散布対象物に対して液体を散布する装置である。散布対象物及び液体は特定のものに限定されないが、以下では、畑の農作物に対して農薬などの液体が散布されることを例示する。農作物はどのようなものであってもよいが、一例としてネギ等の野菜である。
液体散布装置1は、装置本体10と、第1移動手段21と、第2移動手段22と、制御装置30と、第1タンク41と、第2タンク42と散布機構50とを備えている。図示は省略するが、液体散布装置1は、第1移動手段21及び第2移動手段22である移動手段20を動作させるための駆動機構も備えている。
第1タンク41及び第2タンク42は、互いに異なる構造であってもよいが、本実施形態では、第1タンク41及び第2タンク42が同一の構造であることを例示する。同様に、第1移動手段21及び第2移動手段22も、互いに異なる構造であってもよいが本実施形態では、第1移動手段21及び第2移動手段22が同一の構造であることを例示する。
図2に示すように、畑には複数の畝Aが設けられており、隣接する畝Aどうしの間には作業通路が形成されている。畝Aは、散布対象物である農作物が植えられた筋状領域である。
(装置本体10)
装置本体10は、液体散布装置1を構成する種々の機器が搭載される構造体である。装置本体10の材質はどのようなものであってもよく、装置本体10は例えば金属製であってもよいし、樹脂製であってもよい。装置本体10は、第1脚部11、第2脚部12、及び連結部13を有している。本実施形態では、一例として、第1脚部11及び第2脚部12が互いに対称な形状に形成されている。
第1脚部11及び第2脚部12は、例えば、鉛直方向に延在するように設けられている。図2の状態では、第1脚部11が畝Aの一方の側の作業通路に位置し、第2脚部12が反対の側の作業通路に位置している。第1脚部11は、図1に示すように、第1タンク41を保持するタンク保持部11aと、散布用ポンプP1(詳細後述)を保持するポンプ保持部11bとを有している。同様に、第2脚部12は、第2タンク42を保持するタンク保持部12aと、循環用ポンプP2(詳細後述)を保持するポンプ保持部12bとを有している。
連結部13は、第1脚部11と第2脚部12とを接続する構造体である。連結部13は、一例として、第1脚部11の上部と第2脚部12の上部とを接続する。連結部13の上面は、液体散布装置1の構成要素が載置される載置部として設けられていてもよい。載置部に載置される構成部品としては、どのようなものであってもよいが、例えば、散布される液体を収容する予備タンク(不図示)等であってもよい。
第1脚部11、第2脚部12、及び連結部13が上記のように構成されていることで、装置本体10の内側には、液体散布装置1が農作物に対して所定の作業を行う作業空間Sが形成されている。作業空間Sは、本実施形態では、一例として液体散布装置1が農作物に対して液体を散布する空間である。作業空間Sは、例えば農作物を刈り取るための作業空間であってもよい。
(第1移動手段21及び第2移動手段22)
第1移動手段21及び第2移動手段22は、例えば車輪又はクローラである。図1、図2及び図4では、クローラが例示されている。第1移動手段21は第1脚部11に支持され、第2移動手段22が第2脚部12に支持されている。第1移動手段21と第2移動手段22の間の距離は、例えば、畝Aの幅として想定される長さ(畝Aである筋状領域の両側の長さ)よりも長くなるように設定されている。
なお、図2では、液体散布装置1が1つの畝Aをまたぐ状態が示されているが、液体散布装置1は複数の畝Aをまたぐように設けられていてもよい。
液体散布装置1は、様々な幅の畝Aに対応できるように、第1移動手段21と第2移動手段22との間の距離が変更可能に設けられていてもよい。具体的には、液体散布装置1は、例えば、第1脚部11と第2脚部12との間の距離が可変に設けられることにより、第1移動手段21と第2移動手段22の間の距離を変更できるように構成されていてもよい。第1脚部11と第2脚部12との間の距離は、一例として、作業者によって手動で変更される。液体散布装置1が第1脚部11と第2脚部12との間の距離を変更するための不図示の距離変更機構を有しており、その距離変更機構が、第1脚部11と第2脚部12との間の距離を変更してもよい。
第1移動手段21及び第2移動手段22のそれぞれは、駆動機構(不図示)からの駆動力によって動作する。駆動機構は、例えばモータ等の駆動源を有し、駆動源からの動力を第1移動手段21及び第2移動手段22に伝達することによって第1移動手段21及び第2移動手段22を動作させる。駆動機構は単一であってもよいし、第1移動手段21と第2移動手段22とのそれぞれに1つずつ設けられていてもよい。
(制御装置30)
制御装置30は駆動機構の動作を制御する。例えば液体散布装置1が、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)及びカメラを備えている場合、制御装置30は、一例として、GPSによって測位された液体散布装置1の位置、及び、カメラが畑を撮影した撮像画像等に基づいて駆動機構の動作を制御してもよい。制御装置30は、駆動機構の動作を制御し、第1移動手段21及び第2移動手段22を動作させ、液体散布装置1を自律的に走行させる。なお、制御装置30は、装置本体10のどの位置に設けられていてもよいが、図1では一例として連結部13に設けられている。
(第1タンク41及び第2タンク42)
第1タンク41及び第2タンク42は、いずれも農薬などの薬液を収容するタンクである。第1タンク41及び第2タンク42は、例えば樹脂製のタンクであり、互いに独立している。第1タンク41及び第2タンク42の形状は任意であるが、例えば直方体形状である。具体的には、第1タンク41及び第2タンク42の形状は、一例として、高さ(図1の上下方向)、幅(図1の左右方向)、奥行き(図4の左右方向)のうち、奥行きが最も長い直方体形状であってもよい。第1タンク41と第2タンク42とを接続する流路については図5を参照して後述する。
なお、第1タンク41及び第2タンク42は、完全に互いに独立しているものに限らない。例えば、第1タンク41の上部と第2タンク42の上部とが互いに接続されていてもよい。すなわち、部品としては単一であるが、互いに独立した複数の液体収容部を有するタンクが用いられてもよい。
農作物に液体を散布する液体散布装置においては、液体を収容するタンクを装置本体に設ける必要がある。タンクが装置本体10の上部に配置された構成の場合、液体散布装置1の重心が高くなり、液体散布装置1の走行が不安定となる。
そこで、本実施形態では液体散布装置1の低重心化のために、第1タンク41は、装置本体10の第1移動手段21の側に設けられており、第2タンク42は、装置本体10の第2移動手段22の側に設けられている。「第1移動手段21の側」とは、作業空間Sから見て第1移動手段21が存在している側のことをいう。「第2移動手段22の側」とは、作業空間Sから見て第1移動手段21とは反対側の第2移動手段22が存在している側のことをいう。
第1タンク41及び第2タンク42は、それぞれ、第1脚部11のタンク保持部11a及び第2脚部12のタンク保持部12aに設けられている。第1タンク41及び第2タンク42は、タンク保持部11a及びタンク保持部12aに例えば着脱自在に取り付けられる。第1タンク41及び第2タンク42は、それぞれ、第1移動手段21及び第2移動手段22の上方であって、連結部13よりも下方に位置している。
なお、第1タンク41及び第2タンク42は、タンクの一部が連結部13よりも上方に突出するような態様で配置されていてもよい。具体的には、第1タンク41及び第2タンク42は、収容される液体の液面位置の下限が連結部13よりも下方となるように設けられ、第1タンク41及び第2タンク42の上部が連結部13よりも上方に突出していてもよい。又は、第1タンク41及び第2タンク42は、収容される液体の液面位置の上限が連結部13よりも下方となるように設けられ、第1タンク41及び第2タンク42の上部が連結部13よりも上方に突出していてもよい。
「連結部より下方」とは、具体的には連結部13の最下部より下方のことをいう。「収容される液体の液面位置の下限が連結部より下方」とは、タンク内の液体収容部(液体を収容可能な領域)の下端が連結部13の最下部よりも下方であることを意味する。「収容される液体の液面位置の上限が連結部より下方」とは、所定の上限量の液体がタンクに収容された状態での液面の高さが連結部13の最下部よりも下方であることを意味する。このような構成によれば、タンク全体が装置本体10の上部に配置される構成と比較して液体散布装置1の低重心化を図ることができる。
装置本体10に対する第1タンク41及び第2タンク42の高さ方向の位置は上記の通りであるが、装置本体10に対する第1タンク41及び第2タンク42の左右方向(液体散布装置1の幅方向)の位置は例えば次のような位置であってもよい。
具体的には、第1タンク41又は第2タンク42は、図1に示すように、第1移動手段21又は第2移動手段22が走行する幅の領域に設けられていてもよい。すなわち、第1タンク41は、上方から第1タンク41及び第1移動手段21を投影して見たときに、第1タンク41の一部又は全部が第1移動手段21に重なるような態様で配置されていることが好ましい。同様に、第2タンク42も、上方から第2タンク42及び第2移動手段22を投影して見たときに、第2タンク42の一部又は全部が第2移動手段22に重なるような態様で配置されていることが好ましい。タンクの幅寸法は、移動手段の幅寸法よりも短くてもよいし、移動手段の幅寸法と同程度であってもよいし、移動手段の幅寸法よりも長くてもよい。
(散布機構50)
以下、図1及び図5を参照して散布機構50について説明する。図5は、散布機構50の構成要素を模式的に示す図である。散布機構50は、流路51と、散布用ポンプP1と、循環用ポンプP2とブーム52と、散布部53と、残量検出センサ54と、制御部55とを有している。
流路51は、液体が流れる流路であり、第1タンク41と散布部53とを接続する第1流路51aと、第2タンク42と第1タンク41とを相互に接続する接続流路である第2流路51bとを有している。
散布用ポンプP1は、第1流路51aに配置されている。散布用ポンプP1は、第1流路51aを通じて、第1タンク41内の液体を散布部53に移送する。循環用ポンプP2は、本発明における循環ポンプに相当するポンプであり、第2流路51bに配置されている。循環用ポンプP2は、第2流路51bを通じて、第2タンク42内の液体を第1タンク41へ移送する。循環用ポンプP2は、第2流路51bを通じて、第1タンク41内の液体を第2タンク42へ移送してもよい。
ブーム52は、図1に示すように、装置本体10から装置本体10の両側に延び出した棒状の部材である。図1では二本のブーム52が示されているが、ブーム52は一本であってもよいし、ブーム52自体が設けられていなくてもよい。ブーム52は、例えば、装置本体10とブーム52との連結部(不図示)を中心に回動可能に構成され、ブーム52が装置本体10から上方に延びる状態と、ブーム52が水平方向に延びる状態とに変更可能に構成されていてもよい。ブーム52は、また、例えば水平のまま高さ方向の位置が変更できるように昇降可能に設けられていてもよい。
散布部53は、液体を農作物に対して放出する部分である。本実施形態では、散布部53は、各ブーム52に設けられるとともに、装置本体10にも設けられている。装置本体10に設けられた散布部53は、具体的には、第1移動手段21と第2移動手段22との間に配置され、装置本体10が形成する作業空間Sの上部に位置している。第1移動手段21と第2移動手段22との間に配置された散布部53は、その位置が固定されて昇降しない構成であってもよいし、昇降する構成であってもよい。ブーム52に設けられた散布部53に関しては、ブーム52の昇降に応じて散布部53も昇降する。
散布部53が昇降可能に設けられている場合、農作物に対する散布部53の高さを調整でき、農作物に対して液体を好適な高さから放出できる。
なお、本実施形態では3つの散布部53が設けられているが、全ての散布部53が必須の構成要素ではなく、いずれか1つのみが設けられた構成であってもよい。
残量検出センサ54は、第1タンク41及び第2タンク42の液体の残量を検出するための残量検出手段である。本実施形態では、第1タンク41と第2タンク42とのそれぞれに残量検出センサ54が設けられている。残量検出センサ54は、タンク内の液体の残量を検出できるものであればどのような方式のセンサであってもよい。残量検出センサ54は、一例としてタンク内の液体の重さを検出するためのロードセルである。残量検出センサ54は、タンク内の液体の位置を検出するためのセンサであってもよい。残量検出センサ54は、液体の入ったタンクの重さを検出するものであってもよい。
制御部55は、残量検出センサ54の検出結果に基づき散布用ポンプP1及び循環用ポンプP2の動作を制御する。以下、図6及び図7を参照しながら具体的な制御の例について説明する。
(液体の自動補充)
第1タンク41内の液体は、液体が散布されることにより徐々に減少する。そこで、制御部55は、第1タンク41内の液体が減少した場合に、循環用ポンプP2を動作させて第2タンク42内の液体を第1タンク41に移送させる。
図6は、残量検出センサ54の検出結果に基づく散布用ポンプP1の動作の一例のフローチャートである。制御部55は、まず、第1タンク41の残量検出センサ54の検出結果に基づき、第1タンク41内の液体の残量を特定する(ステップS1)。
制御部55は、次いで、第1タンク41内の液体の残量が所定の基準値を下回っているか否かを判定する(ステップS2)。第1タンク41内の液体の残量が所定の基準値を下回っていない場合(ステップS2においてNo)、ステップS1に戻る。
第1タンク41内の液体の残量が所定の基準値を下回っている場合(ステップS2においてYes)、制御部55は、循環用ポンプP2を動作させ、第2タンク42内の液体を第1タンク41に移送させる(ステップS3)。これにより、第2タンク42内の液体が第1タンク41内に補充される。制御部55は、例えば、循環用ポンプP2が予め設定された一定量の液体を第1タンク41に移送した場合に、循環用ポンプP2の動作を停止させる。
制御部55が循環用ポンプP2を上記のように動作させることで、散布によって液体の量が減少した第1タンク41に対して、第2タンク42の液体を自動的に補充することができる。
(タンク内の液体の均一化)
第1タンク41の液体の残量と第2タンク42の液体の残量との差が大きい場合、液体散布装置1の左右の重量差が大きくなり、走行が不安定となる可能性がある。そこで、制御部55は、第1タンク41の液体の残量と第2タンク42の液体の残量との差が大きい場合、循環用ポンプP2を動作させて液体の均一化を図る。
図7は、残量検出センサ54の検出結果に基づく循環用ポンプP2の動作の一例のフローチャートである。制御部55は、まず、第1タンク41及び第2タンク42の残量検出センサ54の検出結果に基づき、第1タンク41内の液体の残量及び第2タンク42内の液体の残量を特定する(ステップS11)。
制御部55は、次いで、第1タンク41内の液体の残量と第2タンク42内の液体の残量との差が所定の閾値である第1閾値を超えるか否かを判定する(ステップS12)。残量の差が第1閾値を超えていない場合(ステップS12においてNo)、ステップS11に戻る。
残量の差が第1閾値を超えている場合(ステップS12においてYes)、制御部55は、循環用ポンプP2を動作させ、残量の多い一方のタンクから他方のタンクに液体を移送させる(ステップS13)。これにより、タンク内の液体の残量の差が小さくなる。なお、制御部55は、液体の入った第1タンク41の重さと液体の入った第2タンク42の重さの差に基づき、第1タンク41の液体の残量と第2タンク42の液体の残量との差が所定の閾値を超えるか否かを判定してもよい。具体的には、制御部55は、液体の入った第1タンク41の重さと液体の入った第2タンク42の重さの差が上記所定の閾値を超えるか否かを判定してもよい。
制御部55は、第1タンク41及び第2タンク42の残量検出センサ54の検出結果に基づき、第1タンク41内の液体の残量と第2タンク42内の液体の残量との差が第1閾値よりも小さい第2閾値を下回ったか否かを判定する(ステップS14)。「第2閾値」は、一例として、第1タンク41内の液体の残量と第2タンク42内の液体の残量との差が、例えば残量の多い方のタンクの液体の残量の10%未満となるような値である。
残量の差が第2閾値を下回っていない場合(ステップS14においてNo)、制御部55は循環用ポンプP2の動作を継続させる。残量の差が第2閾値を下回った場合(ステップS14においてYes)、制御部55は循環用ポンプP2の動作を停止させる。
制御部55が循環用ポンプP2を上記のように動作させることで、第1タンク41及び第2タンク42の液体の残量を均一化することができ、液体散布装置1を安定して走行させることが可能となる。
なお、上記では2つのタンクの液体の量を均一化することを例示したが、制御部55は、循環用ポンプP2を動作させ、第1タンク41の液体の量と第2タンク42の液体の量とが所定の比率となるように、液体の量を調整してもよい。また、上記のように各タンクの残量の差に基づく判定を行う場合、例えば、液体の入った第1タンク41の重さと液体の入った第2タンク42の重さの差を、第1タンク41の液体の残量と第2タンク42の液体の残量との差として、この差が所定の閾値を超えるか否かを判定するようにしてもよい。
具体例として、制御部55は、ユーザが入力した第1指示(例えば両タンクの残量を均一にするための指示)を受け付け、第1指示に関連付けて記憶部に記憶された所定の閾値(例えば上記の「第2閾値」)を参照し、両タンクの残量の差が第2閾値未満となるようにポンプP2を動作させる。また、制御部55は、ユーザが入力した第2指示(例えば両タンクの残量を均一ではない所定の比率となるようにするための指示)を受け付け、第2指示に関連付けて記憶部に記憶された所定の閾値を参照し、両タンクの残量の差がその所定の閾値以上となるようにポンプP2を動作させてもよい。このような構成によれば、ユーザからの入力に応じて、両タンクの残量を均一にすることもできるし、均一ではない所定の比率にすることもできる。
両タンクの残量が均一ではない場合、一方の移動手段の相対的に大きい荷重が加わることとなる。このような状態は、平地で液体散布装置1を動作させる場合には好ましくないが、例えば傾斜地で液体散布装置1を動作させる場合には好ましいことがある。したがって、上記のように両タンクの残量を適宜調整できる構成であることは、液体散布装置1が種々の作業現場で好適に作業できる点で好ましい。
(作用効果)
以上説明したような本実施形態の液体散布装置1によれば、第1タンク41と第2タンク42とが分散して設けられている。そして、第1タンク41と第2タンク42とは、装置本体10の連結部13上のような高い位置ではなく、第1移動手段21の側と第2移動手段22の側とのそれぞれに配置されている。したがって、タンク全体が装置本体10の上部に配置される構成と比較して液体散布装置1の低重心化を図ることができ、液体散布装置1を安定して走行させることが可能となる。
<変形例1>
図8は、変形例である散布機構50Aの構成要素を模式的に示す図である。散布機構50Aは、第1タンク41の液体と第2タンク42の液体とを選択的に又は同時に散布できる構成である。
散布機構50Aは、一例として、流路56と、電磁弁V1及び電磁弁V2と、散布用ポンプP1と、ブーム52と、散布部53と、残量検出センサ54と、制御部55とを有している。図5の散布機構50と同一の機能の構造部については重複する説明を省略する。電磁弁V1、電磁弁V2、及び制御部55は、本発明における切替機構を構成する。
流路56は、第1タンク41と散布部53とを接続するとともに第2タンク42と散布部53とを接続する流路である。流路56は、第1タンク41から延びる第1流路56aと、第2タンク42から延びる第2流路56bと、第1流路56a及び第2流路56bの合流点と散布部53とを接続する第3流路56cとを有している。
電磁弁V1及び電磁弁V2は、制御部55によって開閉が切り替えられる弁であり、一例として電磁弁V1が第1流路56aに配置され、電磁弁V2が第2流路56bに配置されている。
制御部55は、電磁弁V1、電磁弁V2、及び散布用ポンプP1の動作を制御する。制御部55は、電磁弁V1及び電磁弁V2を制御し、流路56を、第1タンク41の液体のみが散布部53から放出される接続状態と、第2タンク42の液体のみが散布部53から放出される接続状態と、第1タンク41と第2タンク42との両方の液体が同時に散布部53から放出される接続状態とのいずれかの状態に切り替える。
制御部55は、具体的には、電磁弁V1が開き電磁弁V2が閉じた状態で散布用ポンプP1を動作させることで、第1タンク41の液体のみを散布部53から放出させる。制御部55は、また、電磁弁V1が閉じ電磁弁V2が開いた状態で散布用ポンプP1を動作させることで、第2タンク42の液体のみを散布部53から放出させる。制御部55は、また、電磁弁V1及び電磁弁V2がいずれも開いた状態で散布用ポンプP1を動作させることで、第1タンク41及び第2タンク42の液体を散布部53から同時に放出させる。
図8のような構成によれば、液体散布装置1は、第1タンク41内の液体と第2タンク42内の液体とを選択的に又は同時に散布することができる。なお、図8の散布機構50Aに循環用ポンプP2(図5参照)等が設けられており、第1タンク41と第2タンク42との間で液体が双方向に移送されてもよい。
(2つのタンク内の液体を混合可能な構成における動作例)
例えば図8のように、第1タンク41の液体と第2タンク42の液体とを混合可能な構成の場合、制御部55は、次のような動作を実行してもよい。第1タンク41及び第2タンク42のうち一方には例えば希釈されるべき薬液が収容され、他方には例えば水が収容されているものとする。
このような構成において、制御部55は、電磁弁V1及び電磁弁V2が開くように各弁を制御し、電磁弁V1及び電磁弁V2が開いた状態で散布用ポンプP1を動作させる。これにより、薬液と水とが混合され、希釈された薬液が散布部53から散布される。電磁弁V1及び電磁弁V2が、開度の調整が可能なものである場合、制御部55が各弁を所定の開度に設定し、薬液と水とが所望の割合で希釈されるようにすることで、濃度を調整することができる。
なお、このような噴霧前の薬液と水との混合は、図8のような構成に限らず、図5のような構成において実施されてもよい。図5の構成において、例えば、所定の薬液が第1タンク41に収容され、第2タンク42に水が収容されているとする。制御部55は、第1タンク41の薬液の濃度と、薬液の量と、希釈後の濃度とに基づいて、第2タンク42から第1タンク41に供給するべき水の量を決定する。そして、制御部55は、循環用ポンプP2を動作させ、第1タンク41に対して上記で決定した量の水を供給する。これにより、第1タンク41内の薬液が所望の濃度に希釈される。
制御部55は、ユーザが入力した薬液の濃度に基づき、上記の処理を実施してもよい。具体的には、制御部55は、例えばタッチパネルや物理的スイッチなどのユーザインターフェースを介してユーザが入力した薬液の濃度を利用してもよい。
(3つ以上のタンクの構成例)
本発明の一形態においては、液体散布装置は、第1タンク及び第2タンクに加え、さらに1つ以上のタンクを備えていてもよい。例えば、散布機構50(図5)が、第1タンク41と、第2タンク42と、第3タンクとを備えていてもよい。各タンクには任意の液体を収容可能であるが、一例として、第1タンク41と第2タンク42とが水を収容し、第3タンクが薬液を収容してもよい。
第3タンクは、第1タンク41及び第2タンク42と同じサイズであってもよいし、これらのタンクよりも小さくてもよい。第3タンクが第1タンク41及び第2タンク42よりも小さい場合、例えば、第3タンクが装置本体10の連結部13の上に載置されたとしても液体散布装置の重心が高くなりにくい点で有利である。
このように3つ以上のタンクが設けられた構成において、散布機構は、制御部55がポンプを駆動させることにより、第3タンク内の薬液を、第1タンク41に供給したり、第2タンク42に供給したり、又は両タンクに同時に供給したりするように構成されていてもよい。
以上、3つのタンクの構成例について説明したが、上記のような構成が図8の構成に組み込まれてもよい。
<変形例2>
図9は、装置本体の変形例を示す図である。図9(a)の装置本体10-1は、第1脚部11-1及び第2脚部12-1が図1の装置本体10のものよりも高く形成されており、連結部13がより高い位置に位置している。散布部53は、連結部13には設けられておらず、連結部13よりも下方の位置で、第1脚部11-1と第2脚部12-1との間に掛け渡された部材に配置されている。このような構成の場合、散布部53よりも下方が作業空間Sとなる。第1タンク41及び第2タンク42の位置は、散布部53よりも下方であることが低重心化の観点から好ましい。散布部53が昇降する場合(散布部53を支持する部材が昇降可能に設けられている場合)、第1タンク41及び第2タンク42の位置は、収容される液体の液面位置の下限が、可動範囲内における上限に位置する散布部53よりも下方であってもよい。
図9(b)の装置本体10-2は、第1脚部11-1と第2脚部12-1とを接続する連結部13-1がアーチ状に形成されている。その他の構成については装置本体10-1と同様である。このように、連結部13は第1脚部11-1と第2脚部12-1とを互いに離れた状態で接続するものであればよく、連結部13の形状はどのようなものであってもよい。第1脚部11-1及び第2脚部12-1の例で説明したが、図1の装置本体10の連結部13が図9(b)のように形成されていてもよい。
図10は、第1タンク41の具体的な構成の一例を示す模式図である。第1タンク41と第2タンク42との両方が図10のような構成を有していてもよいが、ここでは第1タンク41を例示する。
第1タンク41は、第1タンク41内に液体を流入させるための流入パイプ45と、第1タンク41から空気を排出するためエア抜きパイプ46と、撹拌装置47とを有している。流入パイプ45は、端部が第1タンク41の底付近に位置するように、第1タンク41の内部まで引き込まれている。このように配置された流入パイプ45を通じて液体が流入することで、液体を補充する際に、第1タンク41内において液体の泡立ちを防止できる。
液体を補充する際に、第1タンク41内の空気がエア抜きパイプ46を通じて外部に放出されるので、液体をスムーズに流入させることができる。エア抜きパイプ46が設けられておらず、第1タンク41がエア抜きのための開口部(不図示)のみを有するような構成であってもよい。
撹拌装置47は、モータ等(不図示)の動力によって第1タンク41の液体を攪拌する。例えば、制御部55が定期的に撹拌装置47を動作させることで、第1タンク41内の液体の濃度を均一に保つことができる。上述したように、図10と同様の構成が第2タンク42にも設けられていてもよく、制御部55は、第1タンク41の撹拌装置47と第2タンク42の撹拌装置(不図示)とを同時に動作させてもよいし、異なるタイミングで動作させてもよい。
タンク内の液体が例えば沈殿が生じやすいものである場合、散布を行う前に液体が攪拌されることが望ましい。そこで、制御部55は、次のような動作により液体を攪拌させてもよい。例えば、制御部55は、液体散布装置1が前回散布を行ってから所定時間以上経過している場合に、撹拌装置47を動作させる。具体的には、制御部55は、前回の散布でポンプP1が動作しその動作が停止してからの経過時間が所定時間以上の場合に、撹拌装置47を動作させる。制御部55は、この場合に、第2タンク42から第1タンク41へと所定量の液体が供給されるように、両タンク間のポンプを動作させてもよい。このような動作によっても、第1タンク41内の液体を攪拌でき、薬液の濃度を均一化することができる。
以上、図面を参照して具体的な構成について説明したが、本発明は上述した具体的な構成に限定されない。図5及び図8では、ポンプが制御部によって制御されることを例示したが、作業者がポンプを操作してもよい。また、流路に手動で切り替えられるバルブが設けられている場合、作業者が適宜バルブの開閉を切り替えてもよい。
図11は、液体散布装置の他の構成例を説明するための模式図である。図11に示すように、第1タンク41及び第2タンク42は、昇降機構15を介して装置本体10に取り付けられていてもよい。昇降機構15は、タンクの高さを調整できるようにタンクを昇降可能に保持する。昇降機構15は、タンクを昇降させるための駆動源(例えばモータ等)を有していてもよいし、そのような駆動源を有していなくてもよい。昇降機構15は、第1タンク41及び第2タンク42を、タンクの上部が連結部13よりも上方に突出するような位置と、タンクの上部が連結部13よりも下方となるような位置とに移動できるように構成されていてもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の全部又は一部は、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を併せ持つ。
1 液体散布装置
10 装置本体
10-1 装置本体
10-2 装置本体
11 第1脚部
11-1 第1脚部
11a タンク保持部
11b ポンプ保持部
12 第2脚部
12-1 第2脚部
12a タンク保持部
12b ポンプ保持部
13 連結部
13-1 連結部
15 昇降機構
20 移動手段
21 第1移動手段
22 第2移動手段
30 制御装置
41 第1タンク
42 第2タンク
45 流入パイプ
46 パイプ
47 撹拌装置
50 散布機構
50A 散布機構
51 流路
51a 第1流路
51b 第2流路
52 ブーム
53 散布部
54 残量検出センサ
55 制御部
56 流路
56a 第1流路
56b 第2流路
56c 第3流路
A 畝
P1 散布用ポンプ
P2 循環用ポンプ
S 作業空間
V1 電磁弁
V2 電磁弁

Claims (13)

  1. 散布対象物が存在している筋状領域に沿って移動する液体散布装置であって、
    前記筋状領域の両側に位置する第1移動手段及び第2移動手段をそれぞれ支持する第1脚部及び第2脚部、並びに、前記第1脚部と前記第2脚部とを連結する連結部を有する装置本体と、
    液体を収容する第1タンク及び第2タンクと、
    前記液体を前記散布対象物に対して放出する散布部を有する散布機構と、
    を備え、
    前記第1タンクは、前記装置本体の前記第1移動手段の側に設けられており、
    前記第2タンクは、前記装置本体の前記第2移動手段の側に設けられており、
    前記散布部は、前記第1脚部、前記第2脚部及び前記連結部により形成される作業空間の上部に位置しており、
    前記散布機構は、
    前記第1タンクと前記第2タンクとを相互に接続する接続流路と、
    前記接続流路上に配置され、前記接続流路を通じて、前記第1タンク内の前記液体を前記第2タンクに移送すること、又は、前記第2タンク内の前記液体を前記第1タンクに移送することの少なくともいずれかを行う循環ポンプと、
    前記第1タンク及び前記第2タンクの前記液体の残量を検出するための残量検出手段と、
    前記残量検出手段の検出結果に基づき前記循環ポンプを動作させる制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記第1タンクの前記残量と前記第2タンクの前記残量とが均一ではない所定の比率となるように前記循環ポンプを動作させることができ、前記第1タンク及び前記第2タンクのうちの一方の前記液体を前記第1タンク及び前記第2タンクのうちの他方に移送させるように前記循環ポンプを動作させるように設けられている、
    液体散布装置。
  2. 記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の下限が前記連結部よりも下方となるように設けられている、
    請求項1に記載の液体散布装置。
  3. 前記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の上限が前記連結部よりも下方となるように設けられている、
    請求項2に記載の液体散布装置。
  4. 前記第1タンクが、前記第1脚部に設けられており、
    前記第2タンクが、前記第2脚部に設けられている、
    請求項2又は3に記載の液体散布装置。
  5. 前記散布部は、前記第1移動手段と前記第2移動手段との間に配置され、
    前記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の下限が前記散布部よりも下方となるように設けられている、
    請求項1又は2に記載の液体散布装置。
  6. 前記散布部は昇降可能に構成され、
    前記第1タンク及び第2タンクは、収容される前記液体の液面位置の下限が、可動範囲内における上限に位置する前記散布部よりも下方となるように設けられている、
    請求項1又は2に記載の液体散布装置。
  7. 前記第1タンク又は前記第2タンクが前記第1移動手段又は前記第2移動手段の上方の領域であって、かつ、前記第1移動手段又は前記第2移動手段が走行する幅の領域に設けられている、
    請求項1又は2に記載の液体散布装置。
  8. 前記第1移動手段と前記第2移動手段の間の距離が変更可能である、
    請求項1又は2に記載の液体散布装置。
  9. 前記制御部は、
    前記第1タンクの前記液体の残量と前記第2タンクの前記液体の残量との差が所定の閾値を超える場合、前記循環ポンプを動作させ、前記第1タンク及び前記第2タンクのうち前記残量の多い一方のタンクから他方のタンクに前記液体を移送させる、
    請求項1又は2に記載の液体散布装置。
  10. 前記散布機構は、
    前記第1タンクと前記散布部とを接続するとともに前記第2タンクと前記散布部とを接続する流路と、
    前記流路を、前記第1タンクの前記液体のみが前記散布部から放出される接続状態と、前記第2タンクの前記液体のみが前記散布部から放出される接続状態と、前記第1タンクと前記第2タンクとの両方の前記液体が同時に前記散布部から放出される接続状態とのいずれかの状態に切り替える切替機構と、
    をさらに有する、
    請求項1又は2に記載の液体散布装置。
  11. 前記制御部は、
    液体の入った前記第1タンクの重さと液体の入った前記第2タンクの重さの差に基づき、前記第1タンクの前記液体の残量と前記第2タンクの前記液体の残量との差が所定の閾値を超えるか否かを判定する、
    請求項に記載の液体散布装置。
  12. 散布部は、前記連結部に設けられているか又は前記連結部よりも下方に設けられている、
    請求項1又は2に記載の液体散布装置。
  13. 前記制御部は、
    前記第1タンクの前記残量と前記第2タンクの前記残量とを均一にするための第1指示を受け付けた場合、第1タンクの前記残量と前記第2タンクの前記残量とが均一になるように前記循環ポンプを動作させ、
    前記第1タンクの前記残量と前記第2タンクの前記残量とを前記所定の比率にするための第2指示を受け付けた場合、第1タンクの前記残量と前記第2タンクの前記残量とが前記所定の比率になるように前記循環ポンプを動作させる、
    請求項1に記載の液体散布装置
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