JP7397580B2 - 切断シミュレーション装置、切断シミュレーション方法、及び切断シミュレーションプログラム - Google Patents

切断シミュレーション装置、切断シミュレーション方法、及び切断シミュレーションプログラム Download PDF

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Description

本発明は、切断シミュレーション装置、切断シミュレーション方法、及び切断シミュレーションプログラムに関する。
従来、例えば、鉄鋼業において、鋼材を切断して商品を生成するシステムとして特許文献1がある。かかる特許文献1のシステムでは、サーバのCPUが、生産管理情報内の注文情報と生産情報とから不足品種を抽出し、品質実績情報に記録された部位ごとの品質実績と品種マスタ情報に記録された製品の品種ごとの規格値と比較し、不合格となった製品の部位ごとの品質実績情報と前記抽出された不足品種ごとの規格値とを比較し、前記不合格となった製品の部位が合格となる品種を引当可能品種として抽出する。
特開2009-163457号公報
しかしながら、特許文献1では、長さの異なる複数の母材を切断して商品を生成する場合に、端材がでないような効率的に切断方法を自動で算出して初期表示することに関して何等記載されていない。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、長さの異なる複数の母材を切断して商品を生成する場合に、端材がでないような効率的な切断方法を自動で算出して初期表示することが可能な切断シミュレーション装置、切断シミュレーション方法、及び切断シミュレーションプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、記憶部及び制御部を備えた切断シミュレーション装置であって、前記記憶部には、母材について、商品の種類、長さ、及び員数を含む在庫データが格納されており、前記制御部は、商品の種類、受注長さ、切りしろ、受注員数を含む受注データを入力する受注データ入力手段と、表示部に表示される画面において、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、前記複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行うシミュレーション手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記シミュレーション手段は、切断数を、対象の母材1本から受注長さを切断可能な数、全数切断時残材長さを、受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余り、受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)とした場合に、対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え、全量切断時残材長さの昇順に、引当員数残が0となるまで切断数を上限として引当員数を順次割り当てることにしてもよい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記引当員数は、オペレータの操作に応じて変更可能であることにしてもよい。
また、本発明の好ましい態様によれば、前記商品は、鋼材であることにしてもよい。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための切断シミュレーション方法であって、前記記憶部には、母材について、商品の種類、長さ、及び員数を含む在庫データが格納されており、前記制御部で実行される、商品の種類、受注長さ、切りしろ、受注員数を含む受注データを入力する受注データ入力ステップと、表示部に表示される画面において、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、前記複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行うシミュレーションステップと、を含むことを特徴とする。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための切断シミュレーションプログラムであって、前記記憶部には、母材について、商品の種類、長さ、及び員数を含む在庫データが格納されており、前記制御部において、商品の種類、受注長さ、切りしろ、受注員数を含む受注データを入力する受注データ入力ステップと、表示部に表示される画面において、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、前記複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行うシミュレーションステップと、を実行させるための切断シミュレーションプログラムであることを特徴とする。
本発明によれば、長さの異なる複数の母材を切断して商品を生成する場合に、端材がでないような効率的に切断方法を自動で算出して初期表示することが可能となるという効果を奏する。
図1は、本実施の形態のデータフローの概略を説明するための図である。 図2は、本実施の形態に係る切断シミュレーション装置の構成の一例を示すブロック図である。 図3は、受注データ及び在庫データの一例を示す図である。 図4は、在庫引当シミュレーション処理による引当員数の自動算出を説明するためのフローチャートである。 図5は、引当員数の自動算出のサンプルデータを示す図である。 図6は、モニタに表示される在庫引当シミュレーション画面の表示例を示す図である。 図7は、残材長さ1及び残材長さ2を説明するための図である。 図8は、受入データ、払出データ、残材データの一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
例えば、鉄鋼業界では、棒材・板材等の鋼材を切断加工する場合、定尺の母材だけでなく、複数の長さの母材から得意先から指定された長さで切断するケースが多々発生する。毎回、様々な長さの母材から切断する際に、如何に母材の端材がでないかを効率よく計算するのは、現場の職人の経験や感に頼っており、システム化するのが困難であった。
そこで、本実施の形態では、長さの異なる複数の母材を切断して商品を生成する場合に、複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を自動で算出して初期表示を行うものである。これにより、熟練者でなくても効率的な母材の切断を行うことが可能となる。なお、本実施の形態では、鋼材の切断について説明するが、本発明はこれに限られるものではなく他の材料についても適用可能である。
図1は、本実施の形態のデータフローの概略を説明するための図である。在庫データ(P3)は、受入データ(P1)と払出データ(P2)に基づいて更新される。受注データ(P4)は、欲しい商品の長さ・切りしろ・員数・重量の情報を保持している。在庫引当シミュレーション処理(P5)では、受注データと在庫データに基づいて、複数の母材を効率的に切断するロジックである在庫引当シミュレーションロジックを使用して、効率的な母材の切断方法(母材の引当員数)を自動計算した結果を初期表示(P6)する。引当員数は、手入力での変更も可能である。
[2.構成]
本実施形態に係る切断シミュレーション装置100の構成の一例について、図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態に係る切断シミュレーション装置100の構成の一例を示すブロック図である。
切断シミュレーション装置100は、例えば、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、切断シミュレーション装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
切断シミュレーション装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。切断シミュレーション装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線または無線の通信回線を介して、切断シミュレーション装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、切断シミュレーション装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(タッチパネルを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114またはプリンタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。また、「出力」とは、出力装置114で出力すること等をいい、例えば、モニタ114への表示出力やプリンタ114での印刷出力することの他、外部にデータを送信することを含む。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。
記憶部106は、在庫データファイル106aと、受注データファイル106bと、受入データファイル106cと、払出データファイル106dと、残材データファイル106eとを備えている。
在庫データファイル106aは、在庫データを格納するためのファイルである。在庫データは、例えば、母材についての、商品を識別するための商品コード、長さ、ロット番号、員数(本数)、重量(kg)、及び原価単価のデータを含んでいてもよい(図3(C)参照)。
受注データファイル106bは、受注データを格納するためのファイルである。受注データは、例えば、商品コード、長さ(受注長さ)、切りしろ、員数(受注員数:本数)、及び重量(kg)を含んでいてもよい(図3(A)参照)。
受入データファイル106cは、受入データを格納するためのデータである。受入データは、例えば、ロット番号、長さ、員数(本数)、重量(kg)、単価数量、及び母材と紐付けるための母材ロット番号を含んでいてもよい(図8(A)参照)。
払出データファイル106dは、払出データを格納するためのデータである。払出データは、例えば、ロット番号、長さ、員数(本)、及び重量(kg)を含んでいてもよい(図8(B)参照)。
残材データファイル106eは、残材データを格納するためのファイルである。残材データは、例えば、ロット番号、長さ、員数(本)、重量(kg)及び母材と紐付けるための母材ロット番号を含んでいてもよい(図8(C)参照)。
制御部102は、切断シミュレーション装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。制御部102は、機能概念的に、在庫データ処理部102aと、受注データ処理部102bと、シミュレーション処理部102cと、受入データ作成部102dと、払出データ作成部102eと、残材データ作成部102fと、画面表示制御部102gを備えている。
在庫データ処理部102aは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作等に応じて、在庫データの入力・更新を行って在庫データファイル106aに格納する。
受注データ処理部102bは、例えば、モニタ114に表示される不図示の入力画面上でのオペレータの操作等に応じて、受注データの入力を行って受注データファイル106bに格納する。
シミュレーション処理部102cは、例えば、モニタ114に表示される在庫引当シミュレーション画面において、在庫引当シミュレーションを実行するものであり、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、在庫引当シミュレーション処理を実行して、前記複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行う。また、引当員数に基づいて、各種のデータを算出して表示してもよい。
シミュレーション処理部102cは、切断数を、対象の母材1本から受注長さを切断可能な数、全数切断時残材長さを、受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余り、受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)とした場合に、対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え、全量切断時残材長さの昇順に、引当員数残が0となるまで切断数を上限として引当員数を順次割り当てることにしてもよい。
また、引当員数は、オペレータの操作に応じて変更可能であることにしてもよい。
受入データ作成部102dは、在庫引当シミュレーションの結果に基づいて、生成される商品について、ロット番号、長さ、員数、重量、単価数量、及び母材と紐付けるための母材ロット番号を含む受入データを作成して、受入データファイル106cに格納する。
払出データ作成部102eは、在庫引当シミュレーションの結果に基づいて、在庫を引き当てた母材について、ロット番号、長さ、員数、及び重量を含む払出データを作成して、払出データファイル106dに格納する。
残材データ作成部102fは、在庫引当シミュレーションの結果に基づいて、母材の残材について、ロット番号、長さ、員数、重量、及び母材と紐付けるための母材ロット番号を含む残材データを作成して、残材データファイル106eに格納する。
画面表示制御部102gは、モニタ114に表示する入力画面(例えば、在庫入力画面、受注入力画面、在庫引当シミュレーション画面)等の各種画面の表示及び画面上での入力の受付を制御する。
[3.具体例]
図2~図8を参照して、本実施の形態における切断シミュレーション装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。
図2~図8を参照して、本実施の形態における切断シミュレーション装置100の処理の具体例を説明する。図3~図8は、本実施の形態における切断シミュレーション装置100の処理の具体例を説明するための図である。図3は、受注データ及び在庫データの一例を示す図である。図4は、在庫引当シミュレーション処理による引当員数の自動算出を説明するためのフローチャートである。図5は、引当員数の自動算出のサンプルデータを示す図である。図6は、モニタ114に表示される在庫引当シミュレーション画面の表示例を示す図である。図7は、残材長さ1及び残材長さ2を説明するための図である。図8は、受入データ、払出データ、残材データの一例を示す図である。
(在庫データ及び受注データ)
図3(A)は、受注データの一例を示している。受注データには、欲しい商品の欲しいさ長さ、切りしろの長さ、重量が設定される。図3(A)に示す受注データの例では、商品コード「SC45C/0/50」、長さ「300」、切りしろ「3」、員数(本)「11」、重量(kg)「3,300」となっている。
図3(B)は、在庫データの元となる受入と払出のデータを示しており、図3(C)は、受注が発生した結果の在庫データを示している。図3(C)に示す在庫データの例では、1行目が、商品コード「SC45C/0/50」、長さ「6,000」、ロット番号「0001」、員数(本)「1」、重量(kg)「6,000」、2行目が、商品コード「SC45C/0/50」、長さ「1,200」、ロット番号「0002」、員数「3」、重量(kg)「3,600」、3行目が、商品コード「SC45C/0/50」、長さ「1,300」、ロット番号「0003」、員数「8」、重量(kg)「10,400」、4行目が、商品コード「SC45C/0/50」、長さ「1,400」、ロット番号「0004」、員数「2」、重量(kg)「2,800」となっている。
(在庫引当シミュレーション処理)
つぎに、在庫引当シミュレーション処理による引当員数の算出方法の手順について説明する。シミュレーション処理部102cは、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行う。
具体的には、シミュレーション処理部102cは、切断数を、対象の母材1本から受注長さを切断可能な数、全数切断時残材長さを、受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余り、受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)とした場合に、対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え、全量切断時残材長さの昇順に、引当員数残が0となるまで切断数を上限として引当員数を順次割り当てる。
図4は、引当員数の自動算出のフローを示す図である。図4において、まず、対象の在庫データの全数切断時残材長さを算出する(ステップS1)。具体的には、(1)受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さを、全数切断時残材長さ=(在庫長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余りで算出する。(2)受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さを、全数切断時残材長さ=(在庫長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)で算出する。
対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え(ステップS2)、引当員数残i=受入員数Nを初期設定する(ステップS3)。
つづいて、在庫データの全量切断時残材長さが小さい順に引当対象(対象の行)を設定する(ステップS4)。
対象の在庫データの切断数-引当員数残i≧0であるか否かを判断する(ステップS5)。切断数-引当員数残i≧0の場合は(ステップS5の「Yes」)、引当員数S=引当員数残iとする(ステップS6)。切断数-引当員数残i≧0でない場合(ステップS5の「No」)、すなわち、切断数-引当員数残i<0の場合は、引当員数S=切断数とする(ステップS7)。
つぎに、引当員数残i=引当員数残i-引当員数Sとする(ステップS8)。この後、引当員数残i=0であるか否かを判断する(ステップS9)。引当員数残i=0である場合には(ステップS9の「Yes」)、当該フローを終了する。他方、引当員数残i=0でない場合には(ステップS9の「No」)、次の行に移行して(ステップS10)、引当対象を設定し(ステップS4)、引当員数残i=0となるまで、S4~S10の処理を繰り返し実行する。
図5のサンプルデータを参照して、図3(A)の受注データと図3(B)の在庫データを使用した場合の引当員数の計算例を説明する。図5(A)は、全数切断時残材長さの算出(図4のステップS1)の計算結果の例を示している。在庫データのロット番号「0001」は、長さ「6,000」、切断数「19」、全量切断時残材長さ「2,667」、ロット番号「0002」は、長さ「1,200」、切断数「3」、全量切断時残材長さ「291」、ロット番号「0003」は、長さ「1,300」、切断数「4」、全量切断時残材長さ「88」、ロット番号「0004」は、長さ「1,300」、切断数「4」、全量切断時残材長さ「188」となる。
図5(B)は、全数切断時残材長さが小さい順に並べ替えたもの(図4のステップS2)を示している。図5(C)は、引当員数の算出結果(図4のステップS3~S10)を示している。まず、引当員数残i=受入員数11に設定する(図4のステップ3)。図5(B)の1行目から順に引当員数の算出を行う。まず、1行目のロット番号「0003」を引当対象とする(図4のステップS4)。切断数4-引当員数残11<0であるので(図5のステップS5の「No」)、引当員数=切断数4(ステップS7)とし、引当員数残i=引当員数残11-引当員数4=7(ステップS8)とする。
引当員数残i=7≠0であるので(ステップS9の「No」)、次の2行目のロット番号「0004」を引当対象とする(ステップS10,S4)。切断数4-引当員数残7<0であるので(ステップS5の「No」)、引当員数=切断数4(ステップS7)とし、引当員数残i=引当員数残7-引当員数4=3とする(ステップS8)。
引当員数残i=3≠0であるので(ステップS9の「No」)、次の3行目のロット番号「0002」を引当対象とする(ステップS10,S4)。切断数3-引当員数残3≧0であるので(ステップS5の「Yes」)、引当員数=切断数3(ステップS6)とし、引当員数残i=引当員数残3-引当員数3=0とする(ステップS8)。引当員数残i=0であるので(ステップS9の「Yes」)、当該処理を終了する。
以上により、図5(C)に示すように、ロット番号「0003」の引当員数「4」、ロット番号「0004」の引当員数「4」、ロット番号「0002」の引当員数「3」、ロット番号「0001」の引当員数「0」となる。
(在庫引当シミュレーション画面)
図6に示す在庫引当シミュレーション画面400の例では、受注データが表示されるエリア401と、在庫引当を行うためのエリア402とを備えている。シミュレーション処理部102Cは、エリア401,402の項目について、オペレータの操作に応じてデータを表示し、例えば、在庫データファイル106aや受注データファイル106bから読み出してデータを表示したり、以下のような計算を行って計算結果(データ)を表示する。
エリア401では、受注データの「商品コード」、「長さ」、「切りしろ」、「員数(本)、重量(kg)」の項目が表示される。エリア402では、在庫データと、在庫引当に関係するデータや計算結果が表示される。エリア402では、在庫データの「ロット番号」、「長さ」、「員数(本)」、「現在重量(kg)」の項目に加えて、「切断数」、「引当員数」、「重量(kg)」、「払出員数」、「払出重量」、「単価数量」、「残材長さ1」、「残材長さ2」,「単価重量」の項目が表示される。
「切断数」は、上述したように、母材(在庫)1本から商品を何本とれるかを示しており、切断数=商品変動特性数値÷(受入長さ+切りしろ)となる。「切断数」は、在庫データ及び受注データに基づいて計算されて自動表示される。「引当員数」は、各母材に受注商品を引き当てる員数(本数)を示しており、上述した計算方法で計算されて自動表示される。オペレータが「引当員数」を変更することも可能である。
「重量」は、取った重量の合計を示すものであり、重量=単重×((受入長さ)÷在庫長さ)×員数である。「払出員数」は在庫から何本払出されるかを示すものであり、払出員数=(員数÷(在庫長さ÷(受入長さ+切りしろ))である。小数点第一位で切り上げる。
「払出重量」は、在庫から何kg払出されるかを示すもので、「払出重量」=単重×払出員数である。「単価数量」は、切りしろを考慮した場合に原価として払出される重量であり、「単価数量」=単重×((受入長さ+切りしろ)÷在庫長さ)×員数である。「単価重量」は母材の1本当たりの重量である。
残材長さ1は、母材(在庫)の長さから受入の長さ×員数分を引いた長さの短い方、残材長さ2は、母材(在庫)の長さから受入の長さ×員数分を引いた長さの長い方である。
例えば、図7に示すように、母材の1本目から2本切断し、母材の2本目から1本切断した場合は、母材の1本目の方が残材の長さが短くなるので、「残材長さ1」とし、母材の2本目の方が残材の長さが長くなるので、「残材長さ2」とする。
オペレータにより、受注データの商品が指定されると、シミュレーション処理部102cが、対象の在庫データについて、「切断数」、「引当員数」を算出して表示すると共に、さらに、「重量(kg)」、「払出員数」、「払出重量」、「単価数量」、「残材長さ1」、「残材長さ2」,「単価重量」を計算して表示する。オペレータが「引当員数」を変更すると、シミュレーション処理部102cが、「重量(kg)」、「払出員数」、「払出重量」、「単価数量」、「残材長さ1」、「残材長さ2」,「単価重量」を再計算して表示する。
具体的には、エリア401では、「商品コード」が入力されると、「商品コード」をキーとして、受注データファイル106bの受注データが読み出されて表示される。また、エリア402では、「商品コード」をキーとして、在庫データファイル106aの在庫データが読み出されて表示される。
図6に示す例では、エリア401において、オペレータにより、商品コード「SC45C/0/50」が入力されると、長さ「300」、切りしろ「3」、員数(本)「11」、重量(kg)「3,300」の受注データが読み出されて表示される。すなわち、受注商品は、商品コード「SC45C/0/50」の長さ「300」を、11本、3,300gである。また、エリア402では、ロット番号「0001」~「0004」の在庫データが表示される。ロット番号「0001」~「0004」の母材から11本の受注商品を生成する。
エリア402において、上述した方法で引当員数が自動計算されて表示されると共に、払出員数、払出重量、単価数量、残材長さ1、残材長さ2,単価重量が自動計算されて表示される。
図6に示すエリア402の例では、1行目は、ロット番号「0001」、長さ「6,000」、員数(本)「1」、重量(kg)「6,000」、切断数「19」、引当員数「0」、重量(kg)「0」、払出員数「0」、払出重量「0」、単価数量「303」、残材長さ1「0」、残材長さ2「0」,単価重量「0」となっている。
2行目は、ロット番号「0002」、長さ「1,200」、員数「3」、重量(kg)「3,600」、切断数「3」、払出員数「3」、重量(kg)「900」、払出員数「1」、払出重量「1,200」、単価数量「909」、残材長さ1「291」、残材長さ2「0」,単価重量「1,200」となっている。
3行目は、ロット番号「0003」、長さ「1,300」、員数「8」、重量(kg)「10,400」、切断数「4」、払出員数「4」、重量(kg)「1,200」、払出員数「1」払出重量「1,300」、単価数量「1212」、残材長さ1「88」、残材長さ2「0」,単価重量「1,300」となっている。
4行目は、ロット番号「0004」、長さ「1,400」、員数「2」、重量(kg)「2,800」、切断数「4」、払出員数「4」、重量(kg)「1,200」、払出員数「1」、払出重量「1,400」、単価数量「1212」、残材長さ1「188」、残材長さ2「0」,単価重量「1,00」となっている。
図8は、払出データ、受入データ、及び残材データの一例を示している。図8に示す払出データ、受入データ、及び残材データは、例えば、図6の画面で不図示のボタンが押下された場合に表示してもよい。
払出データ作成部102eは、在庫引当シミュレーションの結果に基づいて、在庫を引き当てた母材について、払出データを作成して、払出データファイル106dに格納する。図8(B)は、払出データ(内訳)の一例を示す図である。図8(B)に示す払出データ(内訳)の例では、1行目は、ロット番号「0002」、長さ「1,200」、員数(本)「1」、重量(kg)「1,200」、2行目は、ロット番号「0003」、長さ「1,300」、員数(本)「1」、重量(kg)「1,300」、3行目は、ロット番号「0004」、長さ「1,400」、員数(本)「1」、重量(kg)「1400」となっている。
残材データ作成部102fは、在庫引当のシミュレーション結果に基づいて、在庫を引き当てた母材について、残材データを作成して、残材データファイル106eに格納する。残材データは、母材ロッド番号を保持することで、どの母材(払出データ)から生成されたかを判別可能とする。図8(C)は、残材データ(内訳)の一例を示す図である。
図8(C)示す残材データ(内訳)の例では、1行目は、ロット番号「0008」、長さ「291」、員数(本)「1」、重量(kg)「291」、母材ロット番号「0002」、2行目は、ロット番号「0009」、長さ「88」、員数(本)「1」、重量(kg)「88」、母材ロット番号「0003」、3行目は、ロット番号「0010」、員数(本)「1」、重量(kg)88」、母材ロット番号「0003」となっている。
受入データ作成部102dは、在庫引当シミュレーションの結果に基づいて、生成される商品について受入データを作成して、受入データファイル106cに格納する。受入データは、母材ロッド番号を保持することで、どの母材(払出データ)から生成されたかを判別可能とする。
図8(A)は、受入データ(内訳)の一例を示す図である。図8(A)に示す受入データ(内訳)の例では、1行目は、ロット番号「0005」、長さ「300」、員数(本数)「3」、重量(kg)「900」、単価数量「909」、母材ロット番号「0002」、2行目は、ロット番号「0006」、長さ「300」、員数(本数)「4」、重量(kg)「1,200」、単価数量「1212」、母材ロット番号「0003」、3行目は、ロット番号「0007」、長さ「300」、員数(本数)「4」、重量(kg)「1,200」、単価数量「1212」、母材ロット番号「0004」となっている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、商品の種類、受注長さ、切りしろ、受注員数を含む受注データを入力する受注データ処理部102bと、モニタ114に表示される在庫引当シミュレーション画面において、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行うシミュレーション処理部102cと、を備えているので、長さの異なる複数の母材を切断して商品を生成する場合に、端材がでないような効率的に切断方法を自動で算出して初期表示することが可能となる。
また、本実施の形態によれば、シミュレーション処理部102cは、切断数を、対象の母材1本から受注長さを切断可能な数、全数切断時残材長さを、受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余り、受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)とした場合に、対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え、全量切断時残材長さの昇順に、引当員数残が0となるまで切断数を上限として引当員数を順次割り当てることとしたので、簡単なアルゴリズムで効率的な引当員数を算出することが可能となる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、切断シミュレーション装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、切断シミュレーション装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて切断シミュレーション装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、切断シミュレーション装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、本実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、切断シミュレーション装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、切断シミュレーション装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能負荷に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
100 切断シミュレーション装置
102 制御部
102a 在庫データ処理部
102b 受注データ処理部
102c シミュレーション処理部
102d 受入データ作成部
102e 払出データ作成部
102f 残材データ作成部
102g 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 在庫データファイル
106b 受注データファイル
106c 受入データファイル
106d 払出データファイル
106e 残材データファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (5)

  1. 記憶部及び制御部を備えた切断シミュレーション装置であって、
    前記記憶部には、
    母材について、商品の種類、長さ、及び員数を含む在庫データが格納されており、
    前記制御部は、
    商品の種類、受注長さ、切りしろ、受注員数を含む受注データを入力する受注データ入力手段と、
    表示部に表示される画面において、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、前記複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行うシミュレーション手段と、
    を備え、
    前記シミュレーション手段は、
    切断数を、対象の母材1本から受注長さを切断可能な数、全数切断時残材長さを、受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余り、受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)とした場合に、
    対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え、全量切断時残材長さの昇順に、引当員数残が0となるまで切断数を上限として引当員数を順次割り当てることを特徴とする切断シミュレーション装置。
  2. 前記引当員数は、オペレータの操作に応じて変更可能であることを特徴とする請求項1に記載の切断シミュレーション装置。
  3. 前記商品は、鋼材であることを特徴とする請求項1又は2に記載の切断シミュレーション装置。
  4. 制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための切断シミュレーション方法であって、
    前記記憶部には、
    母材について、商品の種類、長さ、及び員数を含む在庫データが格納されており、
    前記制御部で実行される、
    商品の種類、受注長さ、切りしろ、受注員数を含む受注データを入力する受注データ入力ステップと、
    表示部に表示される画面において、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、前記複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行うシミュレーションステップと、
    を含み、
    前記シミュレーション工程では、
    切断数を、対象の母材1本から受注長さを切断可能な数、全数切断時残材長さを、受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余り、受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)とした場合に、
    対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え、全量切断時残材長さの昇順に、引当員数残が0となるまで切断数を上限として引当員数を順次割り当てることを特徴とする切断シミュレーション方法。
  5. 制御部及び記憶部を備えた情報処理装置に実行させるための切断シミュレーションプログラムであって、
    前記記憶部には、
    母材について、商品の種類、長さ、及び員数を含む在庫データが格納されており、
    前記制御部において、
    商品の種類、受注長さ、切りしろ、受注員数を含む受注データを入力する受注データ入力ステップと、
    表示部に表示される画面において、受注データの対象の商品について、在庫データの対象となる商品の長さの異なる複数の母材から受注長さのものを受注員数分切断して商品を生成する場合に、前記複数の母材の端材が少なくなるような効率的な母材毎の引当員数を算出して初期表示を行うシミュレーションステップと、
    を実行させるための切断シミュレーションプログラムであり、
    前記シミュレーション工程では、
    切断数を、対象の母材1本から受注長さを切断可能な数、全数切断時残材長さを、受入員数>切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ÷(受入長さ+切りしろ))の余り、受入員数<切断数の場合は、全数切断時残材長さ=(母材の長さ-(受入長さ+切りしろ)×切断数)とした場合に、
    対象の在庫データを全量切断時残材長さが小さい順に並び替え、全量切断時残材長さの昇順に、引当員数残が0となるまで切断数を上限として引当員数を順次割り当てることを特徴とする切断シミュレーションプログラム。
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