JP2020052619A - 在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラム - Google Patents

在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラム Download PDF

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信明 川又
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Abstract

【課題】引当対象在庫を物理的な現在庫のみとするか、出庫日前に入荷予定あるいは製造完了する商品も予定在庫とするかを選び、営業形態に合った在庫引当を行うようにする。【解決手段】記憶部106は、現在庫数を記憶する現在庫データ106b、受注に対する引当済数を記憶する引当在庫データ106c、現在庫数に含まれない発注や製造により出庫日までに調達可能な在庫数を記憶する予定在庫データ106d、引当対象在庫を現在庫数のみか予定在庫数を含むかの設定値を記憶する基本情報マスタ106aを有し、制御部102は、引当対象在庫の設定値を入力する設定値入力部102a、受注商品、受注数量、出庫日を入力する受注入力処理部102b、現在庫数から引当済数を引いた引当可能数を算出する引当可能数算出部102c、設定値から引当対象在庫を判断する引当対象在庫区分判断部102d、引当可能数を計算し在庫引当する在庫引当部102fを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラムに関する。
特許文献1では、引当可能在庫が存在しないと判定された場合に、商品名をキーとして生産予定DBを参照して、引当対象商品の生産予定日時欄の内容から、
生産予定日時<(納期−配送LT)
で示した式を満たす予定在庫が存在するか否かをチェックして、そのような予定在庫が存在すれば、その生産予定を抽出して生産予定日時の昇順にソートし、ソートされた順に商品の引当を行って、引当可能量欄の内容を更新する物流システムにおける在庫引当方法が開示されている。
特開平10−087036号公報
上記特許文献1では、引当可能在庫が存在しないと判定された場合に、引当対象商品の生産予定日時が(納期−配送LT)よりも前であれば、予定在庫が存在するとして商品の引当を行い、引当可能量欄の内容を更新する。しかしながら、自社で在庫を多めに保有するような営業形態では、自社の在庫から優先的に引当てたいという受注会社の事情により、仮に予定在庫が存在していても、それを加味せずに現在庫のみで引当処理を行いたい場合がある。一方、海外取引のように、発注から入荷までの期間が長く、自社で在庫をあまりかかえないような営業形態では、手元にない在庫を発注し、入荷予定を計上した段階で受注に引当したい場合もある。このように、特許文献1では、営業形態に応じて引当対象となる在庫区分を選択することができないという課題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、受注後に引当処理を行う引当対象在庫を物理的な現在庫のみとするか、出庫日前に入荷予定あるいは製造完了する商品も予定在庫として含めるかを選択可能として、会社の営業形態に応じた在庫引当が行える在庫引当装置、在庫引当方法および在庫引当プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る在庫引当装置は、記憶部と制御部とを備え、商品の受注に対して在庫の引当を行う在庫引当装置であって、前記記憶部には、物理的な現在庫数を記憶する現在庫記憶手段と、前記受注に対する引当済数を記憶する引当在庫記憶手段と、前記現在庫数に含まれないが、発注や製造により受注品の出庫日までに調達可能な在庫数を記憶する予定在庫記憶手段と、前記引当を行う引当対象在庫を前記現在庫数に限るか、前記予定在庫数を含むのかのいずれかの設定値を記憶する在庫設定値記憶手段と、が格納されており、前記制御部は、前記引当対象在庫の範囲を決める設定値を入力する設定値入力手段と、前記受注に関して、受注商品と、受注数量と、商品の出庫日とを少なくとも入力する受注入力処理手段と、前記現在庫記憶手段の現在庫数から前記引当在庫記憶手段の引当済数を引いた引当可能数を算出する引当可能数算出手段と、前記在庫設定値記憶手段に記憶された設定値に基づいて引当対象在庫の範囲を判断する引当対象在庫区分判断手段と、前記引当対象在庫の範囲に応じた引当可能数を計算して在庫引当を行う在庫引当手段と、を備えたこと、を特徴とする。
また、本発明に係る在庫引当装置は、前記制御部は、前記引当対象在庫区分判断手段が前記在庫設定値記憶手段に記憶されている設定値により、引当対象在庫の範囲が出庫日までに調達可能な予定在庫を含むと判断すると、発注した前記商品の入荷予定明細から商品の入荷予定日および入荷予定数を取得するか、前記商品の製造を指示した製造指示明細から商品の製造完了日および完成予定数を取得する予定在庫データ取得手段をさらに備え、前記引当可能数算出手段は、前記入荷予定日あるいは前記製造完了日が前記出庫日よりも前であれば、前記入荷予定数あるいは前記完成予定数を集計して引当可能数に合算すること、を特徴とする。
また、本発明に係る在庫引当方法は、記憶部と制御部とを備え、商品の受注に対して在庫の引当を行う在庫引当装置で実行される在庫引当方法であって、前記記憶部には、物理的な現在庫数を記憶する現在庫記憶手段と、前記受注に対する引当済数を記憶する引当在庫記憶手段と、前記現在庫数に含まれないが、発注や製造により受注品の出庫日までに調達可能な在庫数を記憶する予定在庫記憶手段と、前記引当を行う引当対象在庫を前記現在庫数に限るか、前記予定在庫数を含むのかのいずれかの設定値を記憶する在庫設定値記憶手段と、が格納されており、前記制御部で実行される、前記引当対象在庫の範囲を決める設定値を入力する設定値入力ステップと、前記受注に関して、受注商品と、受注数量と、商品の出庫日とを少なくとも入力する受注入力処理ステップと、前記現在庫記憶手段の現在庫数から前記引当在庫記憶手段の引当済数を引いた引当可能数を算出する引当可能数算出ステップと、前記在庫設定値記憶手段に記憶された設定値に基づいて引当対象在庫の範囲を判断する引当対象在庫区分判断ステップと、前記引当対象在庫の範囲に応じた引当可能数を計算して在庫引当を行う在庫引当ステップと、を含むこと、を特徴とする。
また、本発明に係る在庫引当プログラムは、記憶部と制御部とを備え、商品の受注に対して在庫の引当を行う在庫引当装置で実行させるための在庫引当プログラムであって、前記記憶部には、物理的な現在庫数を記憶する現在庫記憶手段と、前記受注に対する引当済数を記憶する引当在庫記憶手段と、前記現在庫数に含まれないが、発注や製造により受注品の出庫日までに調達可能な在庫数を記憶する予定在庫記憶手段と、前記引当を行う引当対象在庫を前記現在庫数に限るか、前記予定在庫数を含むのかのいずれかの設定値を記憶する在庫設定値記憶手段と、が格納されており、前記制御部で実行させるための、前記引当対象在庫の範囲を決める設定値を入力する設定値入力ステップと、前記受注に関して、受注商品と、受注数量と、商品の出庫日とを少なくとも入力する受注入力処理ステップと、前記現在庫記憶手段の現在庫数から前記引当在庫記憶手段の引当済数を引いた引当可能数を算出する引当可能数算出ステップと、前記在庫設定値記憶手段に記憶された設定値に基づいて引当対象在庫の範囲を判断する引当対象在庫区分判断ステップと、前記引当対象在庫の範囲に応じた引当可能数を計算して在庫引当を行う在庫引当ステップと、を含むこと、を特徴とする。
本発明によれば、受注後に引当処理を行う引当対象在庫を物理的な現在庫のみとするか、出庫日前に入荷予定あるいは製造完了する商品も予定在庫として含めるかを選択可能として、会社の営業形態に応じた在庫引当を行うことができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態に係る在庫引当装置の構成の一例を示すブロック図である。 図2は、現在庫データと引当在庫データの一例を示す図である。 図3は、発注入力画面の一例を示す図である。 図4は、入荷予定入力画面とその入荷予定明細の一例を示す図である。 図5は、製造指示入力画面とその製造指示明細の一例を示す図である。 図6は、基本情報マスタの一例を示す図である。 図7は、商品マスタの一例を示す図である。 図8は、倉庫マスタの一例を示す図である。 図9は、本実施形態に係る在庫引当装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。 図10は、現在庫のみに設定した場合の受注入力画面の一例を示す図である。 図11は、入荷入力画面とその入荷明細と入荷予定明細の一例を示す図である。 図12は、在庫データが変動した現在庫データと引当在庫データの一例を示す図である。 図13は、在庫データの変動により引当済数と未引当数が変動した受注入力画面の一例を示す図である。 図14は、入荷予定と製造指示のそれぞれの予定在庫データの一例を示す図である。 図15は、予定在庫データを含むに設定した場合の受注入力画面の一例を示す図である。 図16は、本受注伝票の計上により引当在庫データを更新した現在庫データと引当在庫データの一例を示す図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
[1.概要]
従来は、在庫管理を行っている企業において、受注に対して引当可能な在庫は、現物が存在する現在庫のみであった。このため、現物は存在しないが入荷が予定されている商品を引当てるには、システム外で管理する必要があった。また、他の企業では、生産予定があって納期に間に合うように生産される商品が存在する場合は、予定在庫として引当対象とし、引当てが行われていた。しかしながら、企業の営業形態は様々あるため、営業形態に合せて引当対象となる在庫区分を自由に選択することはできなかった。
そこで、本実施形態に係る在庫引当装置では、受注に対して引当可能在庫として、(ア)発注を行って入荷が予定されている商品の入荷予定日が出庫日よりも前の場合、あるいは、製造指示を行って完成が予定されている商品の製造完了日が出庫日よりも前の場合は、予定在庫として現在庫に在庫引当を行うパターンと、(イ)現物が存在する現在庫のみを引当可能在庫として在庫引当を行うパターンと、を選択可能にすることで、企業の営業形態に応じた在庫引当処理を行うことが可能になる。
[2.構成]
本実施形態に係る在庫引当装置の構成の一例について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る在庫引当装置の構成の一例を示すブロック図である。
在庫引当装置100は、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、在庫引当装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
在庫引当装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。在庫引当装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置および専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、在庫引当装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、在庫引当装置100とサーバ200とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、およびファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および光ディスク等を用いることができる。ここで、記憶部106は在庫設定値記憶手段としての基本情報マスタ106a、現在庫記憶手段としての現在庫データ106b、引当在庫記憶手段としての引当在庫データ106c、予定在庫記憶手段としての予定在庫データ106d、商品マスタ106e、倉庫マスタ106f等を備えている。
基本情報マスタ106aは、引当を行う引当対象在庫の範囲として、物理的な現在庫に限るのか、出庫日までに調達可能な予定在庫をも含むかのいずれかの設定値を登録するマスタである。基本情報マスタ106aには、図6に示すように、取引先の会社に対する“引当対象在庫区分”として、「0:在庫のみ」と「1:予定在庫含む」の2通りの設定値(パラメータ)のいずれかを持たせ、各会社の営業形態に応じてシステム稼働前に登録しておく。この基本情報マスタ106aのレコード数は、1会社につき、1つの設定を保持している。例えば、自社で在庫を多めに保有する営業形態の場合は、自社の在庫から優先的に引当てたいという受注会社側の事情があり、また仮に予定在庫が存在していても、それを加味せずとも現在庫で十分に引当が可能なため、引当対象在庫区分として「0:在庫のみ」を登録する。また、海外取引のように発注から入荷までの期間が長く、自社で在庫をあまり抱えない営業形態の場合は、手元にない在庫を発注しておき、入荷予定を計上した段階で受注に引当てたいこともあるため、引当対象在庫区分として「1:予定在庫含む」を登録することになる。本実施形態では、システム稼働前に何れかの設定値を登録する設定としたが、取引先の営業形態が途中で変更されたような場合は、その変更に応じて基本情報マスタ106aをマスタメンテすることにより設定値を途中で変更してもよい。
現在庫データ106bは、物理的な現在庫数を記憶している。例えば、現在庫データ106bは、図2に示すように、“倉庫コード”として「S100:東京倉庫」、“商品コード”として「H010001:商品H010001」、“現在庫数”として「0」を記憶している。図2では、現在庫データ106bは、1つの商品に対する“現在庫数”しか表示されていないが、実際には倉庫に保管されている全ての商品のデータが“商品コード”ごとに記憶されている。そして、現在庫データ106bは、商品の入荷や出庫に応じて“現在庫数”が変動し、表示されている“現在庫数”が物理的な現在の在庫数を表している。
引当在庫データ106cは、受注に対する引当済数を記憶している。例えば、引当在庫データ106cは、図2に示すように、“倉庫コード”として「S100:東京倉庫」、“商品コード”として「H010001:商品H010001」、“引当済数”として「0」を記憶している。図2では、引当在庫データ106cは、1つの商品に対する“引当済数”しか表示されていないが、実際には現在庫データ106bに記憶されている全ての“商品コード”に対応しており、引当が行われる度に“引当済数”がカウントされる。このため、“現在庫数”から“引当済数”を引くことにより、当該商品の引当可能数を算出することができる。
予定在庫データ106dは、現在庫数に含まれないが、発注や製造により受注品の出庫日までに調達可能な在庫数を記憶している。例えば、予定在庫データ106dには、図14に示すように、発注による入荷予定の予定在庫データと、製造による製造指示の予定在庫データとがある。入荷予定の予定在庫データは、“入荷予定番号”として「NKY00001」、“行NO”として「1」、“倉庫コード”として「S100:東京倉庫」、“商品コード”として「H010001:商品H010001」、“入荷予定日”として「2018/4/20」、“入荷予定数”として「30」、“入荷済数”として「0」を記憶している。これは、発注した2018/4/20に入荷予定の商品H010001が30個ある場合に、出庫日が4/21以降の受注であれば予定在庫として引当可能になることを意味している。また、製造指示の予定在庫データは、“製造指示番号”として「NKY00001」、“行NO”として「1」、“倉庫コード”として「S100:東京倉庫」、“商品コード”として「H010001:商品H010001」、“完成予定日”として「2018/4/30」、“製造指示数”として「20」、“完成数”として「0」を記憶している。これは、製造指示して2018/4/30に完成予定の商品H010001が20個ある場合に、出庫日が5/1以降の受注であれば予定在庫として引当可能になることを意味している。なお、上記した“入荷予定数”あるいは“製造指示数”を予定在庫として引当対象在庫とするか否かは、基本情報マスタ106aに設定した設定値による。
商品マスタ106eは、商品コードと商品名とを紐付けるマスタである。例えば、商品マスタ106eには、図7に示すように、“商品コード”として「H010001」が登録され、これと紐付く“商品名”「商品H010001」が登録されている。
倉庫マスタ106fは、倉庫コードと倉庫名とを紐付けるマスタである。例えば、倉庫マスタ106fには、図8に示すように、“倉庫コード”として「S100」が登録され、これと紐付く“倉庫名”「東京倉庫」が登録されている。
入出力インターフェース部108には、入力装置112および出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、およびマイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112またはマウス112として記載する場合がある。
制御部102は、在庫引当装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。ここで、制御部102は、機能概念的に、設定値入力手段としての設定値入力部102a、受注入力処理手段としての受注入力処理部102b、引当可能数算出手段としての引当可能数算出部102c、引当対象在庫区分判断手段としての引当対象在庫区分判断部102d、予定在庫データ取得手段としての予定在庫データ取得部102e、在庫引当手段としての在庫引当部102f等を備えている。
設定値入力部102aは、引当対象在庫の範囲を決める設定値を入力する。例えば、設定値入力部102aは、図6に示すように、対象となる取引先の会社に対する“引当対象在庫区分”として、「0:在庫のみ」あるいは「1:予定在庫含む」の何れかの設定値(パラメータ)を各会社の営業形態に合せて登録する。ここでは、オペレータは、システム稼働前に何れかの設定値を事前に登録しておき、システム稼働後はその設定で処理される。ただ、本実施形態に係る在庫引当装置100は、システム稼働後に設定した会社の営業形態が変更された場合、設定値入力部102aを用いて設定を再度変更し直してもよい。
受注入力処理部102bは、受注があると、受注に関する受注商品、受注数量、商品の出庫日などの情報を入力する。例えば、受注入力処理部102bは、図10に示すように、商品の受注があると、“受注番号”、“倉庫”、“受注日”、“出庫日”、“商品”、“受注数量”、“引当済数”、“未引当数”などを入力する。特に、“商品”、“受注数量”、“出庫日”については、在庫引当を行う際に必要な受注情報となる。
引当可能数算出部102cは、現在庫データ106bの現在庫数から引当在庫データ106cの引当済数を引いた引当可能数を算出する。例えば、引当可能数算出部102cは、物理的な現在庫数から既に引当の終わった引当済数を引いた残りの引当可能数を算出することで、引当可能な商品数が分かる。また、引当可能数算出部102cは、設定値入力部102aにより「1:予定在庫含む」という設定値が入力されている場合は、物理的な現在庫数から算出した引当可能数に、予定在庫データ106dに記憶された(発注による)入荷予定数あるいは(製造による)完成予定数を加えることで引当可能数を算出する。
引当対象在庫区分判断部102dは、基本情報マスタ106aに登録された設定値に基づいて引当対象在庫の範囲を判断する。例えば、引当対象在庫区分判断部102dは、図6に示すように、基本情報マスタ106aの“引当対象在庫区分”が「1:予定在庫含む」となっていれば、現在庫は無くても発注あるいは製造指示を行って、その入荷予定日あるいは製造完了日が受注の出庫日までに調達可能であれば予定在庫データ106dの在庫数とし、引当対象在庫の範囲を(現在庫+予定在庫)とする。また、引当対象在庫区分判断部102dは、図6の基本情報マスタ106aの“引当対象在庫区分”が「0:在庫のみ」となっていれば、引当対象在庫の範囲を現在庫データ106bの現在庫数とする。
予定在庫データ取得部102eは、引当対象在庫区分判断部102dが基本情報マスタ106aに登録されている設定値に基づいて、引当対象在庫の範囲が出庫日までに調達可能な予定在庫を含むと判断すると、発注した商品の入荷予定明細から商品の入荷予定日および入荷予定数を取得するか、商品の製造を指示した製造指示明細から商品の完成予定日および完成数を取得する。例えば、予定在庫データ取得部102eは、図4に示す入荷予定明細から商品の“入荷予定日”「2018/4/20」と“入荷予定数”「30」とを取得する。また、予定在庫データ取得部102eは、図5に示す製造指示明細から商品の“完成予定日”「2018/4/30」と“完成数”「0」とを取得する。
在庫引当部102fは、引当対象在庫の範囲に応じた引当可能数を計算して在庫引当を行う。例えば、在庫引当部102fは、引当対象在庫区分判断部102dが引当対象在庫の範囲を「0:在庫のみ」と判断し、現在庫データが図2のように“現在庫数”が「0」の場合、図10のように“受注数量”が「30」あっても商品の引当ができず、“引当済数”が「0」で、未引当数が「30」となる。また、在庫引当部102fは、現在庫データが図12のように商品の入庫により“現在庫数”が「0→30」に変動すると、図13のように“受注数量”「30」に対して、“引当済数”が「0→30」に変動し、未引当数は逆に「30→0」に変動する。さらに、在庫引当部102fは、引当対象在庫区分判断部102dが引当対象在庫の範囲を「1:予定在庫含む」と判断した場合、図2のように現在庫データの“現在庫数”が「0」でも、図14の予定在庫データ(入荷予定明細)106dの“入荷予定日”が「2018/4/20」で“入荷予定数”が「30」あれば、「2018/4/25」の“出庫日”までに調達が可能となる。従って、在庫引当部102fは、図15の受注入力画面に示すように、まだ未入荷の予定在庫であっても引当可能となるため、“受注数量”「30」に対して“引当済数”が「30」となり、未引当数が「0」となる。また、在庫引当部102fは、引当対象在庫の範囲を「1:予定在庫含む」と判断した場合で、図14の予定在庫データ(製造指示明細)106dの“完成予定日”が「2018/4/30」で“製造指示数”が「20」とすると、「2018/4/25」の“出庫日”までに調達することができない。従って、在庫引当部102fは、図10の受注入力画面に示すように、製造指示した予定在庫であっても、出庫日までに製造が完了できないため、“受注数量”「30」に対して“引当済数”が「0」となり、未引当数が「30」となる。
[3.具体例]
本実施形態の具体例について、図2〜図12を参照して、本実施形態に係る在庫引当装置100の処理の一例について具体的に説明する。図2は、現在庫データと引当在庫データの一例を示す図である。図3は、発注入力画面の一例を示す図である。図4は、入荷予定入力画面とその入荷予定明細の一例を示す図である。図5は、製造指示入力画面とその製造指示明細の一例を示す図である。図6は、基本情報マスタの一例を示す図である。図7は、商品マスタの一例を示す図である。図8は、倉庫マスタの一例を示す図である。図9は、本実施形態に係る在庫引当装置の処理動作の一例を示すフローチャートである。図10は、現在庫のみに設定した場合の受注入力画面の一例を示す図である。図11は、入荷入力画面とその入荷明細と入荷予定明細の一例を示す図である。図12は、在庫データが変動した現在庫データと引当在庫データの一例を示す図である。図13は、在庫データの変動により引当済数と未引当数が変動した受注入力画面の一例を示す図である。図14は、入荷予定と製造指示のそれぞれの予定在庫データの一例を示す図である。図15は、予定在庫データを含むに設定した場合の受注入力画面の一例を示す図である。図16は、本受注伝票の計上により引当在庫データを更新した現在庫データと引当在庫データの一例を示す図である。
[在庫引当に関する定義]
本実施形態に係る在庫引当装置100は、受注を計上すると自社の在庫のうち受注した数量分は在庫の払出予定が立つため、物理的な在庫数から受注した数量分を引いた数が受注可能な数量となる。この受注可能な数量を管理する必要があるのは、営業担当者は在庫があると思って受注計上しても、実際には別の受注に在庫の払出予定が立っている場合に、在庫が足りないということが起こる。そこで、本明細書中では、受注に対して在庫を割り当てることを「引当」とし、物理的な在庫数を「現在庫数」とし、受注に対して引当を行った数を「引当済数」と定義する。
[在庫引当前の在庫状況]
まず、現在庫データ106bとしては、図2に示すように、“倉庫コード”「S100:東京倉庫」の中の“商品コード”「H010001:商品H010001」の商品の“現在庫数”は「0」である。また、引当在庫データ106cとしては、図2に示すように、“倉庫コード”「S100:東京倉庫」の中の“商品コード”「H010001:商品H010001」において、引当を行っていないため、“引当済数”は「0」である。
そこで、在庫引当装置100は、商品H010001を発注するため、図3の発注入力画面に対してオペレータが“発注番号”「HAC00001」、“倉庫コード”「S100:東京倉庫」、“発注日”「2018/4/1」、“商品コード”「H010001:商品H010001」、“入荷予定日” 「2018/4/20」、“発注数量”「30」を入力して、下段のような発注明細を作成する。この発注入力処理によって、商品H010001を30個計上する。
続いて、オペレータは、入荷予定入力画面を使って入荷予定入力を行って入荷予定データを計上する。具体的には、オペレータは、図4に示すような入荷予定入力画面に対して“入荷予定番号”「NYK00001」、“入庫倉庫”「S100:東京倉庫」、“商品コード”「H010001:商品H010001」、“入荷予定日” 「2018/4/20」、“入荷予定数”「30」を入力して、下段のような入荷予定明細を作成する。そして、仕入先より納期回答を得た後に、入荷予定日を確定し、入荷予定データを計上する。
また、在庫引当装置100は、上記の発注入力の他、製造指示入力によっても在庫を確保することができる。具体的には、在庫引当装置100は、商品H010001を発注するため、図5の製造指示入力画面に対してオペレータが“製造指示番号”「SEI00001」、“倉庫コード”「S100:東京倉庫」、“製造指示日”「2018/4/1」、“商品コード”「H010001:商品H010001」、“完成予定日” 「2018/4/30」、“製造指示数”「20」を入力して、下段のような製造指示明細を作成する。この製造指示入力処理によって、商品H010001を20個計上する。
[在庫引当処理]
本実施形態に係る在庫引当装置100の設定値入力部102aは、図9に示すように、各会社の営業形態に応じて引当対象在庫の設定値を基本情報マスタ106aに入力する(ステップS1)。基本情報マスタ106aの設定値は、図6に示すように、「1:予定在庫含む」が設定されている場合、引当対象在庫の範囲が出庫日までに調達可能な予定在庫を含むとする。つまり、「1:予定在庫含む」という設定は、物理的な現在庫数から算出した引当可能数に、発注による入荷予定数、あるいは、製造による完成予定数を加えたものを引当対象在庫とする。また、基本情報マスタ106aの設定値は、「0:在庫のみ」が設定されている場合、引当対象在庫の範囲が物理的な現在庫に限るとする。つまり、倉庫に物理的に存在している在庫数を引当対象在庫とする。このように、本実施形態に係る在庫引当装置100は、取引先の各会社の営業形態に応じて引当対象在庫の範囲を事前に設定できるため、各会社に適した在庫引当を自動処理することができる。
受注入力処理部102bは、商品の受注があると受注入力画面から受注情報を入力する。例えば、受注入力処理部102bは、図10に示すように、“受注番号”「JUC00001」、“倉庫”「S100:東京倉庫」、“受注日”「2018/4/10」、“出庫日”「2018/4/25」、“商品”「H010001:商品H010001」、“受注数量”「30」を入力し、まだ引当を行っていないため“引当済数”は「0」となり、“未引当数”が「30」となる(ステップS2)。
さらに、受注入力処理部102bは、対象商品の現在庫データ106bの現在庫数と、引当在庫データ106cの引当済数とを取得する(ステップS3)。現在の在庫状況は、図2に示すような現在庫データと引当在庫データとする。
引当可能数算出部102cは、図2の現在庫データの現在庫数と引当在庫データの引当済数のようになっており、引当可能数は下記(1)式で算出する(ステップS4)。
引当可能数=現在庫数−引当済数 …(1)
=0−0=0
このように、本受注では現在庫による引当可能数が「0」のため、商品の引当ができず、図10の受注入力画面の“引当済数”「0」と、“未引当数”「30」は変わらない。
続いて、引当対象在庫区分判断部102dは、基本情報マスタ106aに設定されている“引当対象在庫区分”の設定値を見に行き(ステップS5)、「0:在庫のみ」と設定されている場合は(ステップS6)、上記ステップS4で算出した引当可能数の「0」に基づいて、在庫引当を行う(ステップS7)。つまり、“引当対象在庫区分”が「0:在庫のみ」の場合は、現時点で“現在庫数”が「0」のため、商品の引当ができない。
ただ、図4の入荷予定明細の“入荷予定日”通り「2018/4/20」に“商品”「H010001:商品H010001」が入荷された場合は、図11の入荷入力画面の入荷入力にて“入荷番号”「NYK00001」の入荷明細を参照して、入荷実績を計上し、“入荷予定明細番号”「NKY00001」の入荷予定明細の“入荷済数”を「0→30」とする。この入荷伝票により商品が30個入庫されたため、現在庫データの“現在庫数”が図12のように「0→30」に変動する。
この在庫状況になった場合は、“引当対象在庫区分”の設定値が「0:在庫のみ」の場合であっても(ステップS5)、上記(1)式より
引当可能数=現在庫数−引当済数
=30−0=30
となり、図11の入荷伝票計上後であれば、図13の受注入力による“受注番号”「JUC00001」を修正呼び出しして、引当可能数の「30」から在庫を引当することができる。これにより、図13の受注入力画面の“引当済数”が「0→30」となり、“未引当数”が「30→0」に変更される。
また、図9のステップS5において、引当対象在庫区分判断部102dが基本情報マスタ106aの“引当対象在庫区分”の設定値が「1:予定在庫含む」と判断すると(ステップS8)、予定在庫データ取得部102eは、図14に示す予定在庫データの入荷予定明細の“入荷予定日”「2018/4/20」を取得し、図10に示す受注入力画面の“出庫日”「2018/4/25」と比較して、下記(2)式を満たす場合のみ入荷予定明細の“入荷予定数”「30」を取得して集計を行い、合算する(ステップS9)。
入荷予定日<出庫日 …(2)
つまり、ステップS8において予定在庫を含むとした場合は、ステップS4で算出した引当可能数(ここでは、「0」)に“入荷予定数”「30」を合算した値を実際の引当可能数とし、在庫引当部102fより在庫引当を行う(ステップS10)。
その結果、物理的な現在庫となる“入荷予定日”の「2018/4/20」以前であっても、予定在庫として引当可能数に含まれるため、図15の受注入力画面に示すように、“受注数量”「30」に対して、“引当済数”が「30」となり、“未引当数”は「0」となる。これにより、現在の在庫状況は、図16に示すように、現在庫データの“現在庫数”が「0」であって、引当在庫データの“引当済数”が「0→30」となる。
また、図9のステップS5において、引当対象在庫区分判断部102dが基本情報マスタ106aの“引当対象在庫区分”の設定値が「1:予定在庫含む」と判断し(ステップS8)、予定在庫データ取得部102eが図14に示す予定在庫データの製造指示明細の“完成予定日”「2018/4/30」を取得することもある。この場合、予定在庫データ取得部102eは、図10に示す受注入力画面の“出庫日”「2018/4/25」と比較して、下記(3)式を満たす場合のみ製造指示明細の“製造指示数”「20」を取得して集計を行い、合算する(ステップS9)。
完成予定日<出庫日 …(3)
しかしながら、予定在庫データ取得部102eは、上記“完成予定日”「2018/4/30」が“出庫日”「2018/4/25」よりも後であり、上記(3)式を満たさないため、製造指示明細を取得せず、また、在庫引当も行わずに処理を終了する。
以上述べたように、本実施形態に係る在庫引当装置100は、受注後に引当処理を行う引当対象在庫を物理的な現在庫のみとするか、出庫日前に入荷予定あるいは製造完了する商品も予定在庫として含めるかを取引先の会社ごとに事前に設定できるため、会社の営業形態に応じた在庫引当処理を自動で行うことができる。
また、本実施形態に係る在庫引当装置100は、引当対象在庫を物理的な現在庫のみとするか、予定在庫として含めるかを会社ごとに基本情報マスタ106aに設定しておくため、会社の営業形態が変更した場合は、マスタの設定を変えるだけで対応が可能となる。
また、本実施形態に係る在庫引当装置100は、在庫管理を行う場合に、受注可能な数量を管理する必要があるが、物理的な在庫数から受注した数量を引いた数を受注可能数とするだけでなく、発注済みで入荷予定の立っている商品、あるいは、製造指示済みで完成予定の立っている商品であっても、受注商品の出庫日までに調達が可能であれば、受注可能数に含めて在庫引当を行えるようにしたことで、在庫品の引当を効率良く行うことができる。
[4.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、在庫引当装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
例えば、在庫引当装置100が備える処理機能、特に制御部102にて行われる各処理機能については、その全部または任意の一部を、CPUおよび当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて在庫引当装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROMまたはHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部102を構成する。
また、このコンピュータプログラムは、在庫引当装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部または一部をダウンロードすることも可能である。
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム製品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto−Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、および、Blu−ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
また、「プログラム」とは、任意の言語または記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコードまたはバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成および読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
記憶部106に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、および、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、および、ウェブページ用ファイル等を格納する。
また、在庫引当装置100は、既知のパーソナルコンピュータまたはワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、在庫引当装置100は、当該情報処理装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラムまたはデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
さらに、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部または一部を、各種の付加等に応じてまたは機能付加に応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
本発明は、在庫管理を行う企業一般に適用可能であり、特に、企業の営業形態に合せて引当対象在庫の範囲が切り替えられる仕組みとして有用である。
100 在庫引当装置
102 制御部
102a 設定値入力部
102b 受注入力処理部
102c 引当可能数算出部
102d 引当対象在庫区分判断部
102e 予定在庫データ取得部
102f 在庫引当部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 基本情報マスタ
106b 現在庫データ
106c 引当在庫データ
106d 予定在庫データ
106e 商品マスタ
106f 倉庫マスタ
108 入出力インターフェース部
112 入力装置(キーボード)
114 出力装置(モニタ)
200 サーバ
300 ネットワーク

Claims (4)

  1. 記憶部と制御部とを備え、商品の受注に対して在庫の引当を行う在庫引当装置であって、
    前記記憶部には、
    物理的な現在庫数を記憶する現在庫記憶手段と、
    前記受注に対する引当済数を記憶する引当在庫記憶手段と、
    前記現在庫数に含まれないが、発注や製造により受注品の出庫日までに調達可能な在庫数を記憶する予定在庫記憶手段と、
    前記引当を行う引当対象在庫を前記現在庫数に限るか、前記予定在庫数を含むのかのいずれかの設定値を記憶する在庫設定値記憶手段と、
    が格納されており、
    前記制御部は、
    前記引当対象在庫の範囲を決める設定値を入力する設定値入力手段と、
    前記受注に関して、受注商品と、受注数量と、商品の出庫日とを少なくとも入力する受注入力処理手段と、
    前記現在庫記憶手段の現在庫数から前記引当在庫記憶手段の引当済数を引いた引当可能数を算出する引当可能数算出手段と、
    前記在庫設定値記憶手段に記憶された設定値に基づいて引当対象在庫の範囲を判断する引当対象在庫区分判断手段と、
    前記引当対象在庫の範囲に応じた引当可能数を計算して在庫引当を行う在庫引当手段と、
    を備えたこと、
    を特徴とする在庫引当装置。
  2. 前記制御部は、
    前記引当対象在庫区分判断手段が前記在庫設定値記憶手段に記憶されている設定値により、引当対象在庫の範囲が出庫日までに調達可能な予定在庫を含むと判断すると、発注した前記商品の入荷予定明細から商品の入荷予定日および入荷予定数を取得するか、前記商品の製造を指示した製造指示明細から商品の製造完了日および完成予定数を取得する予定在庫データ取得手段
    をさらに備え、
    前記引当可能数算出手段は、前記入荷予定日あるいは前記製造完了日が前記出庫日よりも前であれば、前記入荷予定数あるいは前記完成予定数を集計して引当可能数に合算すること、
    を特徴とする請求項1に記載の在庫引当装置。
  3. 記憶部と制御部とを備え、商品の受注に対して在庫の引当を行う在庫引当装置で実行される在庫引当方法であって、
    前記記憶部には、
    物理的な現在庫数を記憶する現在庫記憶手段と、
    前記受注に対する引当済数を記憶する引当在庫記憶手段と、
    前記現在庫数に含まれないが、発注や製造により受注品の出庫日までに調達可能な在庫数を記憶する予定在庫記憶手段と、
    前記引当を行う引当対象在庫を前記現在庫数に限るか、前記予定在庫数を含むのかのいずれかの設定値を記憶する在庫設定値記憶手段と、
    が格納されており、
    前記制御部で実行される、
    前記引当対象在庫の範囲を決める設定値を入力する設定値入力ステップと、
    前記受注に関して、受注商品と、受注数量と、商品の出庫日とを少なくとも入力する受注入力処理ステップと、
    前記現在庫記憶手段の現在庫数から前記引当在庫記憶手段の引当済数を引いた引当可能数を算出する引当可能数算出ステップと、
    前記在庫設定値記憶手段に記憶された設定値に基づいて引当対象在庫の範囲を判断する引当対象在庫区分判断ステップと、
    前記引当対象在庫の範囲に応じた引当可能数を計算して在庫引当を行う在庫引当ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする在庫引当方法。
  4. 記憶部と制御部とを備え、商品の受注に対して在庫の引当を行う在庫引当装置で実行させるための在庫引当プログラムであって、
    前記記憶部には、
    物理的な現在庫数を記憶する現在庫記憶手段と、
    前記受注に対する引当済数を記憶する引当在庫記憶手段と、
    前記現在庫数に含まれないが、発注や製造により受注品の出庫日までに調達可能な在庫数を記憶する予定在庫記憶手段と、
    前記引当を行う引当対象在庫を前記現在庫数に限るか、前記予定在庫数を含むのかのいずれかの設定値を記憶する在庫設定値記憶手段と、
    が格納されており、
    前記制御部で実行させるための、
    前記引当対象在庫の範囲を決める設定値を入力する設定値入力ステップと、
    前記受注に関して、受注商品と、受注数量と、商品の出庫日とを少なくとも入力する受注入力処理ステップと、
    前記現在庫記憶手段の現在庫数から前記引当在庫記憶手段の引当済数を引いた引当可能数を算出する引当可能数算出ステップと、
    前記在庫設定値記憶手段に記憶された設定値に基づいて引当対象在庫の範囲を判断する引当対象在庫区分判断ステップと、
    前記引当対象在庫の範囲に応じた引当可能数を計算して在庫引当を行う在庫引当ステップと、
    を含むこと、
    を特徴とする在庫引当プログラム。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
"有効在庫管理", [ONLINE], JPN6022026710, 26 November 2010 (2010-11-26), ISSN: 0004811656 *

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