JP7397537B1 - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の実施形態の内容を列記して説明する。本発明は、たとえば、以下のような構成を備える。
[項目1]
温室効果ガスを排出する排出主体のユーザから前記排出主体による前記温室効果ガスの排出量に関する排出量情報を取得する排出量情報取得部と、
前記温室効果ガスの削減手段に関するソリューション情報を記憶するソリューション記憶部と、
前記排出量情報にマッチする前記ソリューション情報を抽出する抽出部と、
抽出した前記ソリューション情報を前記ユーザに提供する提供部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記ソリューション情報には、前記排出主体に対する条件が設定され、
前記抽出部は、前記排出主体が前記ソリューション情報に含まれる前記条件を充足するものを抽出すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目3]
項目2に記載の情報処理システムであって、
前記排出量情報には、前記排出量に関する活動に関係する付加情報が付帯され、
前記抽出部は、前記排出量及び前記付加情報と、前記ソリューション情報とをマッチさせること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目4]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記排出量情報には、GHGプロトコルに係るスコープ及びカテゴリごとに集計した前記温室効果ガスの排出量が含まれ、
前記抽出部は、前記排出量の多い前記スコープ及び前記カテゴリに対応する前記ソリューション情報を優先して抽出すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目5]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記ソリューション情報には、前記削減手段のコストを決定するためのコスト情報と、前記削減手段を採用した場合に期待される前記温室効果ガスの削減量を決定するための削減情報とが含まれ、
前記抽出部は、前記削減情報に基づいて決定される前記削減量と前記コスト情報により決定される前記コストとに基づいて決定される単位削減量あたりの単位コストを計算し、前記排出量情報にマッチする前記ソリューション情報のうち、前記単位コストの順に所定数の前記ソリューション情報を抽出すること、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目6]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記ソリューション情報には、期待される削減量が含まれ、
前記削減量に応じて所定数の前記ソリューション情報を抽出すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目7]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記排出主体により採用された前記ソリューションを示す情報及び当該ソリューションにより実現された削減量を取得する実績取得部と、
前記削減量に応じて前記プロバイダに課金を行う課金処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目8]
温室効果ガスを排出する排出主体のユーザから前記排出主体による前記温室効果ガスの排出量に関する排出量情報を取得するステップと、
前記温室効果ガスの削減手段に関するソリューション情報を記憶するステップと、
前記排出量情報にマッチする前記ソリューション情報を抽出するステップと、
抽出した前記ソリューション情報を前記ユーザに提供するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目9]
温室効果ガスを排出する排出主体のユーザから前記排出主体による前記温室効果ガスの排出量に関する排出量情報を取得するステップと、
前記温室効果ガスの削減手段に関するソリューション情報を記憶するステップと、
前記排出量情報にマッチする前記ソリューション情報を抽出するステップと、
抽出した前記ソリューション情報を前記ユーザに提供するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
以下、本発明の一実施形態に係る情報処理システムについて説明する。本実施形態の情報処理システムは、温室効果ガス(二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなど)を排出する排出主体のユーザに対して、排出量の削減手段(ソリューションとも呼ばれる。)に関する情報(以下、ソリューション情報という。)を提供する。ソリューションの提供者(プロバイダ)はソリューション情報を登録しておき、ユーザはそのソリューション情報を閲覧することができる。ユーザは、ソリューションに関してプロバイダに連絡することもできる。
図2は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク3に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ装置2の各機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ2の各記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
ソリューション記憶部231は、ソリューション情報を記憶する。ソリューション記憶部231は、削減手段を提供するプロバイダを特定するプロバイダ特定情報(プロバイダID)に対応付けてソリューション情報を記憶することができる。ソリューション情報には、削減手段のコストを決定するためのコスト情報と、削減手段を採用した場合に期待される温室効果ガスの削減量を決定するための削減情報とを含めることができる。本実施形態では、ソリューション情報に、ソリューションを特定するための情報(ソリューションID)、プロバイダID、ソリューション名、ソリューション説明、価格、削減量、導入条件が含まれうる。ソリューション名は、削減手段(ソリューション)の名称である。ソリューション説明は、ソリューションについての説明であり、例えば、テキストデータや画像データ、音声データなどを含めることができる。価格は、ユーザがソリューションを採用する際に係る金額を決定するための情報でよい。価格として、ソリューションの提供単位に係る単価を設定するようにしてもよいし、標準的な導入コストの概算値を設定するようにしてもよい。価格は、価格帯など範囲により特定するようにしてもよい。削減量は、ソリューションの導入により期待される温室効果ガスの削減量を示す情報であり得る。削減量として、ソリューションを導入した場合に削減される温室効果ガスの1社あたりの標準的な量を設定してもよいし、装置を導入した場合の1台当たりの削減量の標準値としてもよいし、各種の活動量に応じて削減量を計算する関数であってもよい。導入条件には、ソリューションを導入する排出主体に対する条件を設定することができる。導入条件には、例えば、ソリューションの対象となる事業や活動の内容や活動量などを指定することができる。また、導入条件には、削減対象となるスコープ及び/又はカテゴリの指定をすることができる。
排出量情報取得部211は、排出量情報を取得する。排出量情報取得部211は、ユーザ端末1から排出量情報を受信することができる。排出量情報取得部211は、他のシステムにアクセスして排出量情報を取得するようにしてもよい。また、管理サーバ2は、例えば、排出主体に係る活動量と排出係数とを取得し、取得した活動量と排出係数とを乗じて排出量を計算する排出量算出部を備えることができ、排出量算出部が計算した排出量及び活動量など排出量の算出に用いた各種の情報を排出量情報として取得することもできる。
図4は、管理サーバ2の動作を説明する図である。
2 管理サーバ
Claims (8)
- 温室効果ガスを排出する排出主体から前記温室効果ガスの排出量に関する排出量情報を取得する排出量情報取得部と、
前記温室効果ガスの削減手段のコストを決定するためのコスト情報及び前記削減手段を採用した場合に期待される前記温室効果ガスの削減量を決定するための削減情報を含むソリューション情報を記憶するソリューション記憶部と、
前記排出量情報にマッチする前記ソリューション情報のうち、前記削減量と前記コストとに基づいて決定される単位削減量あたりの単位コストの順に所定数の前記ソリューション情報を抽出する抽出部と、
抽出した前記ソリューション情報を前記排出主体に提供する提供部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記ソリューション情報には、前記排出主体に対する条件が設定され、
前記抽出部は、前記排出主体が前記ソリューション情報に含まれる前記条件を充足するものを抽出すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項2に記載の情報処理システムであって、
前記排出量情報には、前記排出量に関する活動に関係する付加情報が付帯され、
前記抽出部は、前記排出量及び前記付加情報と、前記ソリューション情報とをマッチさせること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記排出量情報には、GHGプロトコルに係るスコープ及びカテゴリごとに集計した前記温室効果ガスの排出量が含まれ、
前記抽出部は、前記排出量の多い前記スコープ及び前記カテゴリに対応する前記ソリューション情報を優先して抽出すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記ソリューション情報には、期待される削減量が含まれ、
前記削減量に応じて所定数の前記ソリューション情報を抽出すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記排出主体により採用された前記ソリューションを示す情報及び当該ソリューションにより実現された削減量を取得する実績取得部と、
前記削減量に応じて前記プロバイダに課金を行う課金処理部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 温室効果ガスを排出する排出主体から前記温室効果ガスの排出量に関する排出量情報を取得するステップと、
前記温室効果ガスの削減手段に関する、前記削減手段のコストを決定するためのコスト情報及び前記削減手段を採用した場合に期待される前記温室効果ガスの削減量を決定するための削減情報を含むソリューション情報を記憶するステップと、
前記排出量情報にマッチする前記ソリューション情報のうち、前記削減量と前記コストとに基づいて決定される単位削減量あたりの単位コストの順に所定数の前記ソリューション情報を抽出するステップと、
抽出した前記ソリューション情報を前記排出主体に提供するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。 - 温室効果ガスを排出する排出主体から前記温室効果ガスの排出量に関する排出量情報を取得するステップと、
前記温室効果ガスの削減手段に関する、前記削減手段のコストを決定するためのコスト情報及び前記削減手段を採用した場合に期待される前記温室効果ガスの削減量を決定するための削減情報を含むソリューション情報を記憶するステップと、
前記排出量情報にマッチする前記ソリューション情報のうち、前記削減量と前記コストとに基づいて決定される単位削減量あたりの単位コストの順に所定数の前記ソリューション情報を抽出するステップと、
抽出した前記ソリューション情報を前記排出主体に提供するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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鈴木 佑 ほか,テクニカルレポート「サプライチェーン企業の想いをつなぐ」,クリーンエネルギー ,日本,日本工業出版株式会社,2022年11月10日,第31巻,第11号,第40-45ページ |
鈴木 佑 ほか: "テクニカルレポート「サプライチェーン企業の想いをつなぐ」", クリーンエネルギー, vol. 第31巻,第11号, JPN6023020918, 10 November 2022 (2022-11-10), JP, pages 40 - 45, ISSN: 0005066649 * |
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