JP7343130B1 - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報処理システムであって、事業主体による温室効果ガスの排出量を記憶する排出量記憶部と、事業主体による排出量の削減目標割合、基準時点及び目標時点の入力を受け付ける入力部と、基準時点に対応する排出量を排出量記憶部から取得し、取得した排出量に削減目標割合を乗じて削減量を計算し、計算した削減量を基準時点から目標時点までの単位時間の数で割った単位削減量を計算する単位削減量計算部と、単位時間ごとに、基準時点に対応する排出量から累積の単位削減量を減じた目標排出量を計算する目標排出量計算部と、単位時間ごとに目標排出量を出力する出力部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
図2は、管理サーバ2のハードウェア構成例を示す図である。なお、図示された構成は一例であり、これ以外の構成を有していてもよい。管理サーバ2は、CPU201、メモリ202、記憶装置203、通信インタフェース204、入力装置205、出力装置206を備える。記憶装置203は、各種のデータやプログラムを記憶する、例えばハードディスクドライブやソリッドステートドライブ、フラッシュメモリなどである。通信インタフェース204は、通信ネットワーク3に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)に接続するためのアダプタ、公衆電話回線網に接続するためのモデム、無線通信を行うための無線通信機、シリアル通信のためのUSB(Universal Serial Bus)コネクタやRS232Cコネクタなどである。入力装置205は、データを入力する、例えばキーボードやマウス、タッチパネル、ボタン、マイクロフォンなどである。出力装置206は、データを出力する、例えばディスプレイやプリンタ、スピーカなどである。なお、後述する管理サーバ2の各機能部はCPU201が記憶装置203に記憶されているプログラムをメモリ202に読み出して実行することにより実現され、管理サーバ2の各記憶部はメモリ202及び記憶装置203が提供する記憶領域の一部として実現される。
図4は、目標排出量を出力する処理を説明する図である。
なお、本開示には、以下のような構成も含まれる。
[項目1]
事業主体による温室効果ガスの排出量を記憶する排出量記憶部と、
前記事業主体による前記排出量の削減目標割合、基準時点及び目標時点の入力を受け付ける入力部と、
前記基準時点に対応する前記排出量を前記排出量記憶部から取得し、取得した前記排出量に前記削減目標割合を乗じて削減量を計算し、計算した前記削減量を前記基準時点から前記目標時点までの単位時間の数で割った単位削減量を計算する単位削減量計算部と、
前記単位時間ごとに、前記基準時点に対応する前記排出量から累積の前記単位削減量を減じた目標排出量を計算する目標排出量計算部と、
前記単位時間ごとに前記目標排出量を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。
[項目2]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記排出量記憶部は、前記事業主体による直接的な第1の排出量、前記事業主体による間接的な第2の排出量、及び前記事業主体のサプライチェーンの上流又は下流に位置する他の事業者による第3の排出量を記憶し、
前記入力部は、前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、第1ないし第3の前記削減目標割合を受け付け、
前記単位削減量計算部は、前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、第1ないし第3の前記単位削減量を計算し、
前記目標排出量計算部は、前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記単位時間ごとの前記目標排出量を計算し、
前記出力部は、前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記目標排出量を出力すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目3]
項目2に記載の情報処理システムであって、
前記排出量記憶部は、前記他の事業者に係る前記第3の排出量に関し、カテゴリ別の第4の排出量を記憶し、
前記入力部は、前記第3の排出量について、前記カテゴリ別の第4の前記削減目標割合を受け付け、
前記単位削減量計算部は、前記第3の排出量について、前記カテゴリ別の第4の前記単位削減量を計算し、
前記目標排出量計算部は、前記第3の排出量について、前記単位時間ごとの前記カテゴリ別の第4の前記目標排出量を計算し、
前記出力部は、前記第3の排出量について、前記カテゴリ別に前記第4の目標排出量を出力すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目4]
項目2に記載の情報処理システムであって、
前記入力部は、前記他の事業者から前記第3の削減目標割合を受け付けること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目5]
項目4に記載の情報処理システムであって、
前記入力部は、前記他の事業者に対して、前記第3の削減目標割合の入力を指示するメッセージを送信し、前記メッセージに応じて前記他の事業者から入力される前記第3の削減目標割合を受け付けること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目6]
項目1に記載の情報処理システムであって、
前記排出量の削減を実現するソリューションを特定する情報及び前記ソリューションにより削減されうる前記排出力の削減量を計算するための削減情報を記憶するソリューション記憶部を備え、
前記出力部は、前記ソリューションの指定を受け付け、指定された前記ソリューションに対応する前記削減情報を前記ソリューション記憶部から読み出し、読み出した前記削減情報に基づいて前記排出量の前記削減量を計算し、前記排出量から前記削減量を減じた値を出力すること、
を特徴とする情報処理システム。
[項目7]
事業主体による温室効果ガスの排出量を排出量記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体による前記排出量の削減目標割合、基準時点及び目標時点の入力を受け付けるステップと、
前記基準時点に対応する前記排出量を前記排出量記憶部から取得し、取得した前記排出量に前記削減目標割合を乗じて削減量を計算し、計算した前記削減量を前記基準時点から前記目標時点までの単位時間の数で割った単位削減量を計算するステップと、
前記単位時間ごとに、前記基準時点に対応する前記排出量から累積の前記単位削減量を減じた目標排出量を計算するステップと、
前記単位時間ごとに前記目標排出量を出力するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
[項目8]
事業主体による温室効果ガスの排出量を排出量記憶部に記憶するステップと、
前記事業主体による前記排出量の削減目標割合、基準時点及び目標時点の入力を受け付けるステップと、
前記基準時点に対応する前記排出量を前記排出量記憶部から取得し、取得した前記排出量に前記削減目標割合を乗じて削減量を計算し、計算した前記削減量を前記基準時点から前記目標時点までの単位時間の数で割った単位削減量を計算するステップと、
前記単位時間ごとに、前記基準時点に対応する前記排出量から累積の前記単位削減量を減じた目標排出量を計算するステップと、
前記単位時間ごとに前記目標排出量を出力するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
2 管理サーバ
Claims (7)
- 事業主体による直接的な温室効果ガスの第1の排出量、前記事業主体による間接的な第2の排出量、及び前記事業主体のサプライチェーンの上流又は下流に位置する他の事業者による第3の排出量を記憶する排出量記憶部と、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記事業主体による前記排出量の第1ないし第3の削減目標割合、基準時点及び目標時点の入力を受け付ける入力部と、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記基準時点に対応する前記排出量を前記排出量記憶部から取得し、取得した前記排出量に前記削減目標割合を乗じて削減量を計算し、計算した前記削減量を前記基準時点から前記目標時点までの単位時間の数で割った第1ないし第3の単位削減量を計算する単位削減量計算部と、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記単位時間ごとに、前記基準時点に対応する前記排出量から累積の前記第1ないし第3の単位削減量を減じた目標排出量を計算する目標排出量計算部と、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記単位時間ごとに前記目標排出量を出力する出力部と、
を備えることを特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記排出量記憶部は、前記他の事業者に係る前記第3の排出量に関し、カテゴリ別の第4の排出量を記憶し、
前記入力部は、前記第3の排出量について、前記カテゴリ別の第4の前記削減目標割合を受け付け、
前記単位削減量計算部は、前記第3の排出量について、前記カテゴリ別の第4の前記単位削減量を計算し、
前記目標排出量計算部は、前記第3の排出量について、前記単位時間ごとの前記カテゴリ別の第4の前記目標排出量を計算し、
前記出力部は、前記第3の排出量について、前記カテゴリ別に前記第4の目標排出量を出力すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記入力部は、前記他の事業者から前記第3の削減目標割合を受け付けること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項3に記載の情報処理システムであって、
前記入力部は、前記他の事業者に対して、前記第3の削減目標割合の入力を指示するメッセージを送信し、前記メッセージに応じて前記他の事業者から入力される前記第3の削減目標割合を受け付けること、
を特徴とする情報処理システム。 - 請求項1に記載の情報処理システムであって、
前記排出量の削減を実現するソリューションを特定する情報及び前記ソリューションにより削減されうる前記排出力の削減量を計算するための削減情報を記憶するソリューション記憶部を備え、
前記出力部は、前記ソリューションの指定を受け付け、指定された前記ソリューションに対応する前記削減情報を前記ソリューション記憶部から読み出し、読み出した前記削減情報に基づいて前記排出量の前記削減量を計算し、前記排出量から前記削減量を減じた値を出力すること、
を特徴とする情報処理システム。 - 事業主体による直接的な温室効果ガスの第1の排出量、前記事業主体による間接的な第2の排出量、及び前記事業主体のサプライチェーンの上流又は下流に位置する他の事業者による第3の排出量を排出量記憶部に記憶するステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記事業主体による前記排出量の第1ないし第3の削減目標割合、基準時点及び目標時点の入力を受け付けるステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記基準時点に対応する前記排出量を前記排出量記憶部から取得し、取得した前記排出量に前記削減目標割合を乗じて削減量を計算し、計算した前記削減量を前記基準時点から前記目標時点までの単位時間の数で割った第1ないし第3の単位削減量を計算するステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記単位時間ごとに、前記基準時点に対応する前記排出量から累積の前記第1ないし第3の単位削減量を減じた目標排出量を計算するステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記単位時間ごとに前記目標排出量を出力するステップと、
をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。 - 事業主体による直接的な温室効果ガスの第1の排出量、前記事業主体による間接的な第2の排出量、及び前記事業主体のサプライチェーンの上流又は下流に位置する他の事業者による第3の排出量を排出量記憶部に記憶するステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記事業主体による前記排出量の第1ないし第3の削減目標割合、基準時点及び目標時点の入力を受け付けるステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記基準時点に対応する前記排出量を前記排出量記憶部から取得し、取得した前記排出量に前記削減目標割合を乗じて削減量を計算し、計算した前記削減量を前記基準時点から前記目標時点までの単位時間の数で割った第1ないし第3の単位削減量を計算するステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記単位時間ごとに、前記基準時点に対応する前記排出量から累積の前記第1ないし第3の単位削減量を減じた目標排出量を計算するステップと、
前記第1ないし第3の排出量のそれぞれについて、前記単位時間ごとに前記目標排出量を出力するステップと、
をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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山下毅,"サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量の算定",紙パ技協誌,第69巻, 第4号,紙パルプ技術協会,2015年04月01日,pp.20~25 |
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